JP2015117852A - ガスコンロ - Google Patents

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Abstract

【課題】ホーロー処理を施した天板の変形(反り)が抑制されて、しかも、うわぐすりの溜まりが生じることが抑制されるガスコンロを提供する。【解決手段】上下面にホーロー処理が施される天板12が、略矩形の平板の周縁が下方に折曲されて形成される外周部13と、外周部13に囲繞される平面部14とを有する。平面部14は、前方寄りの左右2箇所に形成される前側バーナ突出用開口部21、22とこの間の後方に形成される後側バーナ突出用開口部23と、開口部21〜23の周縁が上方に隆起形成される開口周縁部20と、を有する。平面部14において、第1平面領域3、第2平面領域4、第3平面領域5が設けられる。領域3〜5の下面に形成されたガラス皮膜の膜厚が、領域3〜5以外の下面の膜厚より厚膜に構成され、領域3〜5の周縁部の下面の膜厚が、領域3〜5の中心部の下面の膜厚より薄膜に構成される。【選択図】図2

Description

本発明は、ガスコンロに関するものである。
従来技術1として、特許文献1に示されるように、バーナ突出用開口部を有する天板の表面にホーロー処理を施してなるガスコンロが知られている。
また、従来技術2として、非特許文献1の第3頁「(3)七宝花弁と霰文三角金板」に示される「一般の七宝は裏にも釉薬を施してある。片面しか釉を施さない時には、釉薬と胎(金属)の膨張率の違いによって、焼成したのち、冷却時に反りをきたす。反りだけでなく、胎が変形し、釉薬に罅が入り、時により剥落する。両面に釉薬を焼き付ければ、表裏が同じ条件になるので反りを防ぐことが出来る」という技術が知られている。
特開2001−349558号公報
平成14年3月25日発行_正倉院紀要第24号「平成14年3月正倉院宝物黄金瑠璃鈿背十二稜鏡の模造について」
従来技術1においてホーロー処理に用いるうわぐすり(釉薬)は、焼成する際の溶融状態にある時は、液体状態であるため応力は発生せず、天板に歪みがない状態であっても、焼成が終了し冷却の段階で、線膨張係数の大きい側は、より大きく収縮する。
一般的に、ホーロー用のうわぐすりの熱膨張係数は、生地(ホーロー用鋼板)より小さいため、うわぐすりのガラスと生地との界面で応力が発生する。
このため、生地の表面(上面)のみにホーロー処理を施した場合、上に凸となる変形(反り)が生じやすい。この変形(反り)の程度は、うわぐすりの線膨張係数と生地の線膨張係数との差が大きい程大きくなる。
天板に変形(反り)がある場合、ガスコンロの使用時において、天板の温度上昇によって、変形(反り)がさらに大きくなった場合に、外観を損なうことになる。
そこで、生地の裏面にも表面と同様にうわぐすりを塗布して焼成することで、表面においてうわぐすりのガラスと生地との界面で作用する焼成終了時の冷却による熱応力が、裏面にも作用することになり、変形(反り)の発生が抑制されるという従来技術2を、従来技術1に適用することで、天板の変形(反り)を抑制することが考えられる。
しかし、バーナ突出用開口部を有する天板の上面と下面との両面にホーロー処理を施した場合、天板の外周縁及びバーナ突出用開口部周縁にうわぐすりの溜まりが生じやすく、このうわぐすりの溜まりが焼成されてガラス状の溜り片に固化したときに、このガラス状の溜り片が欠けて意匠性を著しく損なうことになるおそれがある。
本発明は上記従来の問題点に鑑みて発明したものであって、その目的とするところは、ホーロー処理を施した天板の変形(反り)が抑制されて、しかも、天板の外周縁及びバーナ突出用開口部周縁にうわぐすりの溜まりが生じることが抑制され意匠性を損なうことが抑制されるガスコンロを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、機器本体と、前記機器本体の上面を覆う天板と、を備え、前記天板は、略矩形の平板の前後左右の外周縁部が下方に折曲されて形成されカウンター上に載置される外周部と、前記平板の前記外周部に囲繞される領域として形成される平面部とを有し、前記平面部は、前方寄りの左右の2箇所に形成される前側バーナ突出用開口部と、この前側バーナ突出用開口部の間の後方に形成される後側バーナ突出用開口部と、前記前側バーナ突出用開口部及び前記後側バーナ突出用開口部夫々の周縁が上方に隆起形成される五徳位置決め部としての開口周縁部と、を有し、前記天板の上面及び下面にホーロー処理が施されてなるガスコンロにおいて、前記平面部における、前縁の後方で、且つ、前記前側バーナ突出用開口部に対応する2箇所の前記開口周縁部の間で、且つ、前記後側バーナ突出用開口部に対応する前記開口周縁部の前方の位置に、第1平面領域が設けられ、前記平面部における、後縁の前方で、且つ、前記後側バーナ突出用開口部に対応する前記開口周縁部の左方で、且つ、左縁の右方で、且つ、左側の前記前側バーナ突出用開口部に対応する前記開口周縁部の後方の位置に、第2平面領域が設けられ、前記平面部における、後縁の前方で、且つ、前記後側バーナ突出用開口部に対応する前記開口周縁部の右方で、且つ、右縁の左方で、且つ、右側の前記前側バーナ突出用開口部に対応する前記開口周縁部の後方に位置する第3平面領域が設けられ、前記第1平面領域及び前記第2平面領域及び前記第3平面領域の下面に形成されたホーロー処理によるガラス皮膜の膜厚が、前記第1平面領域及び前記第2平面領域及び前記第3平面領域以外の前記平面部の下面に形成されたホーロー処理によるガラス皮膜の膜厚より厚膜に構成され、前記第1平面領域及び前記第2平面領域及び前記第3平面領域夫々の周縁部の下面における前記ガラス皮膜の膜厚が、前記第1平面領域及び前記第2平面領域及び前記第3平面領域夫々の中心部の下面における前記ガラス皮膜の膜厚より薄膜に構成されることを特徴とする。
また、前記第1平面領域と前記第2平面領域とが重なる重複領域と、前記第1平面領域と前記第3平面領域とが重なる重複領域とが設けられ、両前記重複領域における前記ガラス皮膜の膜厚が、前記重複領域以外の前記第1平面領域及び前記第2平面領域及び前記第3平面領域夫々の前記周縁部の前記ガラス皮膜の膜厚より厚膜に構成されることが好ましい。
請求項1に係る発明にあっては、ガスコンロの使用に伴う温度上昇が大きくなる、第1平面領域及び第2平面領域及び第3平面領域の下面に、第1平面領域及び第2平面領域及び第3平面領域以外の平面部の下面より厚膜のガラス皮膜が形成されるから、ガスコンロの使用に伴う天板の反りが抑制される。また、第1平面領域及び第2平面領域及び第3平面領域夫々の周縁部の下面におけるガラス皮膜の膜厚が、夫々の中心部の下面におけるガラス皮膜の膜厚より薄く構成されるから、天板の外周縁及びバーナ突出用開口部周縁に厚膜のガラス皮膜形成に伴ううわぐすりの溜まりが生じることが抑制される。さらに、厚膜に構成されるガラス皮膜は、天板の下面に形成されるから、平面部においてホーロー処理によるガラス皮膜が異なることによる斑が使用時に視認されることなく、ガスコンロの意匠性を損なうことが無い。
請求項2に係る発明にあっては、平面部に位置する重複領域においてガラス皮膜の膜厚が厚膜に構成されるので、ガスコンロの使用に伴う天板の反りが一層効果的に抑制される。
本発明の第1実施形態のガスコンロの斜視図である。 第1実施形態における天板の平面図である。 第2実施形態における天板の平面図である。 第3実施形態における天板の平面図である。
本発明の第1実施形態について図1及び図2に基いて説明する。本発明のガスコンロ1は、図1に示すように、キッチン等に設置されるカウンター(不図示)に穿設された開口部に嵌入(挿入)されて設置されるドロップインコンロが主な対象である。
ガスコンロ1は、概ね箱状をし、内部に収容されるコンロバーナ10の上部を上方に露出させるための上開口(不図示)を有する機器本体11と、機器本体11の上面を覆う天板12と、を備える。
特に図示しないが、機器本体11内にはグリルバーナを備えたグリルが収容され、グリルの前開口は、機器本体11の前面に設けられたグリル扉16によって開閉自在に閉塞される。ガスコンロ1の前面部を構成する前面パネルには、各バーナ(コンロバーナ10、グリルバーナ)を操作するための操作部が設けてある。操作部は、対応する各バーナの点火及び消火の切り替えや火力調節を指令するものであり、これを受けてマイクロコンピュータからなる制御部が各バーナの制御を行うと共に、バーナ毎に、調理タイマーモード、湯沸しモード、炊飯モード等の自動調理モードを設定できるようになっている。各バーナには、都市ガス等の燃料ガスを供給するガス供給路を介してガスが供給される。ガス供給路には、元電磁弁、流量制御弁、流量制御弁を駆動する駆動手段が設けられる。操作部を操作して制御部に点火の指令を送ると、指令を受けた制御部は、指令を受けたバーナに対応するガス供給路の元電磁弁を開き、流量制御弁を所定開度で開くと共に点火プラグをスパークさせて点火させる。
天板12は、略矩形の平板の前後左右の外周縁部が下方に折曲されて形成されることで、カウンター上に載置される外周部13と、平板の外周部13に囲繞される領域として形成される平面部14とを有する。平板は、第1実施形態においてはホーロー用鋼板により構成されるが、鋼板以外の金属製でもよい。
平面部14には、図2に示すように、前方寄り(前半部)の左側の半部に前側バーナ突出用開口部21が形成され、前方寄りの右側の半部に前側バーナ突出用開口部22が形成される。また、左右の前側バーナ突出用開口部21、22の間の後方(好ましくは平面部14の後半部)に、後側バーナ突出用開口部23が形成される。
また、第1実施形態においては、平面部14の後縁14bの近傍に、グリルの排気を排出するための排気口17が形成される。
前側バーナ突出用開口部21、22、後側バーナ突出用開口部23の夫々の周縁が上方に隆起するように形成されることで、五徳爪および五徳爪を連結する五徳枠を備える五徳15(特に五徳枠)の位置決めを行う、五徳位置決め部としての開口周縁部20が設けられる。
天板12の上面及び下面にはホーロー処理が施され、ガラス皮膜により覆われる。
平面部14における、前縁14aの後方で、且つ、前側バーナ突出用開口部21、22に対応する2箇所の開口周縁部20の間で、且つ、後側バーナ突出用開口部23に対応する開口周縁部20の前方の位置に、第1平面領域3が設けられる。
また、平面部14における、後縁14bの前方で、且つ、後側バーナ突出用開口部23に対応する開口周縁部20の左方で、且つ、左縁14cの右方で、且つ、左側の前側バーナ突出用開口部21に対応する開口周縁部20の後方の位置に、第2平面領域4が設けられる。
また、平面部14における、後縁14bの前方で、且つ、後側バーナ突出用開口部23に対応する開口周縁部20の右方で、且つ、右縁14dの左方で、且つ、右側の前側バーナ突出用開口部22に対応する開口周縁部20の後方の位置に、第3平面領域5が設けられる。
第1実施形態においては、第1平面領域3と第2平面領域4と第3平面領域5とを夫々略円形の領域として設定されるが、楕円(楕円状)、卵形等でもよい。
外周部13及び開口周縁部20は、平板が下方向に折り曲げて形成されたり、または、平板が上下に沿う方向に凹凸に屈曲して形成されるものであるから、ガスコンロ1の使用に伴い天板12の温度が上昇したときにも、上下に反りが生じて変形することが抑制される。
これに対して、第1平面領域3と第2平面領域4と第3平面領域5は、コンロバーナ10近傍に位置し、上下に屈曲加工されていない比較的広い平面部であるから、ガスコンロ1の使用に伴う温度上昇が大きくなると共に、天板12の温度が上昇したときに、反りが生じ易い。
そこで本発明においては、第1平面領域3と第2平面領域4と第3平面領域5の下面に形成されたホーロー処理によるガラス皮膜の膜厚が、第1平面領域3と第2平面領域4と第3平面領域5以外の領域6の平面部14の下面に形成されたホーロー処理によるガラス皮膜の膜厚より厚膜に構成される。これに加え本発明においては更に、第1平面領域3と第2平面領域4と第3平面領域5夫々の周縁部31、41、51下面におけるガラス皮膜の膜厚が、第1平面領域3と第2平面領域4と第3平面領域5夫々の中心部32、42、52の下面におけるガラス皮膜の膜厚より薄膜に構成されるものである。
第1実施形態においては、天板12の上面(おもて面)、すなわち、平面部14の上面及び外周部13の外側を向く面には、150μmのガラス皮膜が形成されている。また、第1平面領域3と第2平面領域4と第3平面領域5夫々の中心部32、42、52の下面におけるガラス皮膜の膜厚は、250μmとなるように形成される。また、第1平面領域3と第2平面領域4と第3平面領域5夫々の周縁部31、41、51下面におけるガラス皮膜の膜厚は、180μmとなるように形成される。
ここで仮に、天板12が上下方向に凹凸の無い平板状の場合には、上面(おもて面)と同様に、下面(うら面)、すなわち、平面部14の下面及び外周部13の内側を向く面にも150μmのガラス皮膜を形成することで、おもて面において、うわぐすりのガラスと生地(天板を構成する平板)との界面で作用する焼成終了時の冷却による熱応力が、うら面にも作用することになり、変形(反り)の発生が抑制されることになる。
しかし、第1実施形態のように、略矩形の平板の前後左右の外周縁を下方向に折り曲げて外周部13が形成され、この外周部13に囲繞された領域の平面部14に形成されるバーナ突出用開口部21〜23の周縁に開口周縁部20が上方に隆起形成される場合は、ガラスと生地との界面で作用する焼成終了時の冷却による熱応力による天板の反りを抑制しても、外周縁を下方向に折り曲げて形成すること及び開口周縁部20が上方向に隆起形成することの影響により、天板12の温度上昇による熱膨張によって、天板12の中央辺りが上方に隆起変形し易いものとなる。
線膨張係数(線膨張率)が天板12の生地(第1実施形態ではホーロー用鋼板)より小さいガラス皮膜が厚膜に形成されていることにより、ガスコンロ1の使用に伴う温度上昇が大きくなる第1平面領域3と第2平面領域4と第3平面領域5の温度上昇に伴う伸びが抑制されて、ガスコンロ1の使用に伴う天板12の反りが抑制される。
このように、第1平面領域3と第2平面領域4と第3平面領域5夫々の周縁部31、41、51下面におけるガラス皮膜の膜厚が、第1平面領域3と第2平面領域4と第3平面領域5夫々の中心部32、42、52の下面におけるガラス皮膜の膜厚より薄膜に構成されるから、天板12の外周縁及びバーナ突出用開口部21〜23周縁に、厚膜のガラス皮膜形成に伴ううわぐすりの溜まりが生じることが抑制される。
なお、熱膨張抑制のために厚膜に構成されるガラス皮膜は、天板12の下面に形成されるから、平面部14においてホーロー処理によるガラス皮膜が異なることによる斑が使用時に視認されることなく、ガスコンロ1の意匠性を損なうことが無い。
次に、第2実施形態について図3に基いて説明する。なお、第2実施形態は上記第1実施形態と大部分において同じであるため、同じ部分については同符号を付して説明を省略し、主に異なる部分について説明する。
上記第1実施形態では、図2に示すように、第1平面領域3と第2平面領域4と第3平面領域5とを、夫々略円形の領域として設けているのに対し、第2実施形態では、図3に示すように、第1平面領域3と第2平面領域4と第3平面領域5とを夫々略矩形の領域として設けてある。すなわち、これら夫々の周縁部31、41、51の外郭形状と、夫々の中心部32、42、52の形状とが略矩形に形成される。なお、略矩形とは、正方形、長方形は勿論、これらの一部が変形等したり(例えば角にRが形成されたり微小な凹凸が形成される等)、全体が若干変形したものでもよい。
次に、第3実施形態について図4に基いて説明する。なお、第3実施形態は上記第2実施形態と大部分において同じであるため、同じ部分については同符号を付して説明を省略し、主に異なる部分について説明する。
図4に示すように、第3実施形態では、図3に示す上記第2実施形態と同様に、第1平面領域3と第2平面領域4と第3平面領域5とを夫々略矩形の領域として設けてあるが、第2実施形態と比べて、第1平面領域3と第2平面領域4と第3平面領域5が大きく設けられ、第1平面領域3と第2平面領域4とが重なる重複領域7と、第1平面領域3と第3平面領域5とが重なる重複領域7とが設けられる。
そして、重複領域7におけるガラス皮膜の膜厚が、重複領域7以外の第1平面領域3と第2平面領域4と第3平面領域5夫々の周縁部31、41、51のガラス皮膜の膜厚より厚膜に構成されるもので、第3実施形態においては重複領域7の膜厚が200μmとなるように設けられる。
重複領域7は、温度上昇により上方に反りが生じ易い平面部14に位置することになるが、重複領域7においてガラス皮膜の膜厚が厚膜に構成されることで、温度上昇に伴う重複領域7の伸びが抑制される。このため、ガスコンロ1の使用に伴う天板12の反りが一層効果的に抑制される。
また、更に別の実施形態として、図示しないが、第1平面領域3と第2平面領域4と第3平面領域5の夫々の形状を、異なる形状としてもよい。すなわち、第1平面領域3と第2平面領域4と第3平面領域5のいずれか一つを略円形とし他を略矩形としたり、いずれか一つを略矩形とし他を略円形としてもよいし、他の形状を組み合わせてもよい。
なお、上述した実施形態においては、平面部14に形成されるバーナ突出用開口部の数は3であるが、バーナ突出用開口部の数は特に限定されず、平面部14のバーナ突出用開口部以外の部分に、図2〜図4に示す第1平面領域3と第2平面領域4と第3平面領域5と同等の大きさの領域を有する天板12の場合に、本発明を適用することで顕著な効果が得られるものである。
1 ガスコンロ
10 コンロバーナ
11 機器本体
12 天板
13 外周部
14 平面部
14a 前縁
14b 後縁
14c 左縁
14d 右縁
15 五徳
16 グリル
17 排気口
20 開口周縁部
21 左側の前側バーナ突出用開口部
22 右側の前側バーナ突出用開口部
23 後側バーナ突出用開口部
3 第1平面領域
31 周縁部
32 中心部
4 第2平面領域
41 周縁部
42 中心部
5 第3平面領域
51 周縁部
52 中心部
6 第1〜3平面領域以外の領域
7 重複領域

Claims (2)

  1. 機器本体と、前記機器本体の上面を覆う天板と、を備え、
    前記天板は、略矩形の平板の前後左右の外周縁部が下方に折曲されて形成されカウンター上に載置される外周部と、前記平板の前記外周部に囲繞される領域として形成される平面部とを有し、
    前記平面部は、前方寄りの左右の2箇所に形成される前側バーナ突出用開口部と、この前側バーナ突出用開口部の間の後方に形成される後側バーナ突出用開口部と、前記前側バーナ突出用開口部及び前記後側バーナ突出用開口部夫々の周縁が上方に隆起形成される五徳位置決め部としての開口周縁部と、を有し、
    前記平面部の上面及び下面にホーロー処理が施されてなるガスコンロにおいて、
    前記平面部における、前縁の後方で、且つ、前記前側バーナ突出用開口部に対応する2箇所の前記開口周縁部の間で、且つ、前記後側バーナ突出用開口部に対応する前記開口周縁部の前方の位置に、第1平面領域が形成され、
    前記平面部における、後縁の前方で、且つ、前記後側バーナ突出用開口部に対応する前記開口周縁部の左方で、且つ、左縁の右方で、且つ、左側の前記前側バーナ突出用開口部に対応する前記開口周縁部の後方の位置に、第2平面領域が形成され、
    前記平面部における、後縁の前方で、且つ、前記後側バーナ突出用開口部に対応する前記開口周縁部の右方で、且つ、右縁の左方で、且つ、右側の前記前側バーナ突出用開口部に対応する前記開口周縁部の後方に位置する第3平面領域が形成され、
    前記第1平面領域及び前記第2平面領域及び前記第3平面領域の下面に形成されたホーロー処理によるガラス皮膜の膜厚が、前記第1平面領域及び前記第2平面領域及び前記第3平面領域以外の前記平面部の下面に形成されたホーロー処理によるガラス皮膜の膜厚より厚膜に構成され、
    前記第1平面領域及び前記第2平面領域及び前記第3平面領域夫々の周縁部の下面における前記ガラス皮膜の膜厚が、前記第1平面領域及び前記第2平面領域及び前記第3平面領域夫々の中心部の下面における前記ガラス皮膜の膜厚より薄膜に構成されることを特徴とするガスコンロ。
  2. 前記第1平面領域と前記第2平面領域とが重なる重複領域と、前記第1平面領域と前記第3平面領域とが重なる重複領域とが設けられ、
    両前記重複領域における前記ガラス皮膜の膜厚が、前記重複領域以外の前記第1平面領域及び前記第2平面領域及び前記第3平面領域夫々の前記周縁部の前記ガラス皮膜の膜厚より厚膜に構成されることを特徴とする請求項1記載のガスコンロ。
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