JP2015117143A - 単結晶の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】反りやうねりを有する種基板を用いても結晶性の高い炭化珪素単結晶を得ることができる、単結晶の製造方法を提供する。
【解決手段】第1の面(第2の主面10B)を有する種基板10と、第2の面(第3の主面20A)を有する台座20と、台座20と種基板10とを接着するための接着剤とを準備する工程(S10)と、第1の面(第2の主面10B)と第2の面(第3の主面20A)とが対向するように、台座20の第2の面上に接着剤30を用いて種基板10を固定する工程(S20)と、台座20上に固定されている種基板10上に単結晶を成長させる工程(S30)とを備え、準備する工程(S10)では、無負荷状態における第1の面(第2の主面10B)のSORI値と無負荷状態における第2の面(第3の主面20A)のSORI値との和が70μm以下となるように、種基板10と台座20とが準備される。
【選択図】図6

Description

この発明は、単結晶の製造方法に関し、より特定的には、結晶品質を向上可能な単結晶の製造方法に関する。
半導体材料として、近年、炭化珪素(SiC)の利用が活発に検討されている。SiCが有する大きなバンドギャップは半導体装置の性能を高めることに貢献し得る。SiC半導体の製造には、通常、SiC単結晶基板を必要とする。SiC単結晶基板(ウエハ)は、SiC単結晶(インゴット)をスライスすることによって形成され得る。
一般に、SiC単結晶基板の平坦性はロット間(SiC単結晶間)でばらつきを有している。つまり、SiC単結晶基板には反りやうねりが生じる場合があり、かつその程度は同一のSiC単結晶基板の製造方法を用いてもばらつきを含むことが通常である。
しかし、種結晶の反りやうねりが大きい場合には、該種結晶を坩堝蓋(台座)に取り付けることは困難である。
特開2005−314167号公報には、坩堝蓋に接する面のそり・うねりが10μm以下である炭化珪素単結晶成長用種結晶が記載されている。また、該炭化珪素単結晶成長用種結晶の結晶成長面が凹面であることが記載されている。
特開2005−314167号公報
しかしながら、SiC単結晶成長用の種結晶では、SiCエピタキシャル基板の大口径化に伴う種結晶の外径の拡大により、当該種結晶の反りやうねりを常に10μm以下に抑えることは困難である。この場合、従来の単結晶の製造方法では、種結晶に反りやうねりが生じた場合には、台座に固定できないかあるいは固定できても伝熱にムラが生じて、結晶性の高い炭化珪素単結晶を成長させることが困難である。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものである。本発明の主たる目的は、反りやうねりを有する種結晶を用いても結晶性の高い炭化珪素単結晶を得ることができる、単結晶の製造方法を提供することにある。
本発明に係る単結晶の製造方法は、第1の面を有する種基板と、第2の面を有する台座と、台座と種基板とを接着するための接着剤とを準備する工程と、第1の面と第2の面とが対向するように、台座の第2の面上に接着剤を用いて種基板を固定する工程と、台座上に固定されている種基板上に単結晶を成長させる工程とを備え、準備する工程では、無負荷状態における第1の面のSORI値と無負荷状態における第2の面のSORI値との和が70μm以下となるように、種基板と台座とが準備される。
本発明によれば、反りやうねりを有する種結晶を用いても結晶性の高い炭化珪素単結晶を得ることができる。
種基板の反り(SORI)を説明するための平面模式図である。 種基板の反り(SORI)を説明するための断面模式図である。 台座の反り(SORI)を説明するための平面模式図である。 台座の反り(SORI)を説明するための断面模式図である。 種基板のTTV値を説明するための断面模式図である。 本実施の形態に係る単結晶の製造方法のフローチャートである。 本実施の形態に係る単結晶の製造方法を説明するための断面図である。 本実施の形態に係る単結晶の製造方法を説明するための断面図である。 本実施の形態に係る単結晶の製造方法を説明するための断面図である。 本実施の形態に係る単結晶の製造方法を説明するための断面図である。 本実施の形態に係る単結晶の製造方法の変形例を説明するための断面図である。 実施例の種基板および台座の反り量を測定した結果を説明するための模式図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明は繰返さない。
[本願発明の実施形態の説明]
はじめに、本発明の実施の形態の概要を列挙する。
(1) 本実施の形態に係る単結晶の製造方法は、第1の面(第2の主面10B)を有する種基板10と、第2の面(第3の主面20A)を有する台座20と、台座20と種基板10とを接着するための接着剤とを準備する工程(S10)と、第1の面(第2の主面10B)と第2の面(第3の主面20A)とが対向するように、台座20の第2の面上に接着剤30を用いて種基板10を固定する工程(S20)と、台座20上に固定されている種基板10上に単結晶を成長させる工程(S30)とを備え、準備する工程(S10)では、無負荷状態における第1の面(第2の主面10B)のSORI値と無負荷状態における第2の面(第3の主面20A)のSORI値との和が70μm以下となるように、種基板10と台座20とが準備される。
ここで、第1の面としての第2の主面10BのSORI値とは、種基板10のSORI値を指す(詳細については後述する)。また、第2の面としての第3の主面20AのSORI値とは、台座20の第3の主面20AのSORI値を指す(詳細については後述する)。
このようにすれば、工程(S10)において準備された種基板10の第1の面としての第2の主面10Bおよび台座20の第2の面としての第3の主面20Aの少なくともいずれかに反りやうねりが生じている場合であっても、工程(S20)においてこのような種基板10と台座20とを密着性良く固定することができる。具体的には、工程(S20)における熱処理によって接着剤30が固定層31に変質される際に接着剤30は収縮するが、上記和が70μm以下である種基板10と台座20との組み合わせで工程(S30)において坩堝60に仕掛ける種基板10と台座20とが形成されることにより、第2の主面10Bと第3の主面20Aとの間に生じる空隙Sの少なくとも大部分の領域を固定層31により埋め合わせることができる。このような種基板10の第1の主面10A上に工程(S30)において単結晶を成長することにより、結晶性の高いSiC単結晶を得ることができる。異なる観点から言えば、種基板10は、たとえばそのSORI値が50μm程度と大きい大口径の基板として準備される場合であっても、第3の主面20AのSORI値が30μm以下である台座20と組み合わせて単結晶成長させることにより、結晶性の高いSiC単結晶を得ることができる。
なお、空隙Sは、第2の主面10B(第2の主面10B上に被覆膜11(詳細については後述する)が形成されている場合には、第5の主面11B)と第3の主面20Aとにおいて両面が面接触していない領域に生じる空間を指し、該空間は外部に開放されていてもよいし、閉空間であってもよい。
(2) 本実施の形態に係る単結晶の製造方法において、準備する工程(S10)では、SORI値の和が50μm以下となるように種基板10と台座20とが準備されてもよい。このようにすれば、固定層31によって空隙Sをより容易に埋め合わせることができ、結晶性の高いSiC単結晶を得ることができる。
(3) 本実施の形態に係る単結晶の製造方法において、準備する工程(S10)では、SORI値の和が30μm以下となるように種基板10と台座20とが準備されてもよい。このようにすれば、固定層31によって空隙Sをより容易に埋め合わせることができ、結晶性の高いSiC単結晶を得ることができる。
(4) 本実施の形態に係る単結晶の製造方法において、種基板10は、第1の面(第2の主面10B)が凹状に設けられているのが好ましい。
つまり、種基板10は第1の主面10Aが凸形状に設けられているのが好ましい。このようにすれば、第2の主面10Bが凸形状である場合(第1の主面10Aが凹形状である場合)と比べて、より結晶性の高いSiC単結晶を得ることができる。種基板10の第1の主面10Aが凹になると、その部分に歪みが発生し、欠陥が発生しやすい。また、第1の主面10Aが凸すぎても欠陥が発生しやすいため、インゴットの成長最表面の曲率半径がインゴットの直径の3倍以上になる程度が好ましい。
(5) 本実施の形態に係る単結晶の製造方法において、台座20は、第2の面が凸状に設けられているのが好ましい。
このようにすれば、種基板10の第1の主面10Aが凸形状である場合には、第2の主面10Bと第3の主面20Aとの間の空隙Sを狭めることができる(図11参照)。その結果、固定層31によって空隙Sをより容易に埋め合わせることができ、結晶性の高いSiC単結晶を得ることができる。
(6) 本実施の形態に係る単結晶の製造方法において、種基板10は、TTV(Total Thickness Variation)値が30μm以下であるのが好ましい。
TTV値を30μm超えとした場合には、たとえば第1の主面10Aまたは第2の主面10Bに垂直な方向に力を印加したときに、当該力が種基板10に均一に印加されず、種基板10がその搭載面に対して片当たりして、種基板10の一方が跳ね上がることがあるという問題が生じることがあった。
一方、TTV値を30μm以下である種基板10を用いることにより、台座20の第2の面上に接着剤30を用いて種基板10を固定する工程(S20)において、たとえば種基板10の第1の主面10A上に重り51(図7参照)を載せて荷重を加えても、種基板10にある程度均一に該荷重を印加することができるため、空隙Sを狭めた状態として接着剤30を固定層31に変質させることができる。
[本願発明の実施形態の詳細]
次に、本発明の実施の形態の詳細について説明する。
はじめに、図1〜図4を参照してSORI値の定義について説明する。図1および図2は、種基板10のSORI値を説明するための模式図である。SORI値とは、基板の反りの程度を定量化するためのパラメータの一つである。SORI値は、種基板10の第1の主面10Aの最小二乗面を基準の高さ(最小二乗面高さ2)とした場合、第1の主面10Aの最高点(図1の例では、位置3)における高さと基準の高さとの距離と最低点(図1の例では、位置4)における高さと基準の高さとの距離の合計値を表す。SORI値は距離を表すため、常に正の値となる。なお、SORI値は、クランプされていない種基板10に対して計算される。
またSORI値は、ある測定範囲における反りの程度を表す。たとえば、種基板10のある位置3から他の位置5までの間(範囲d)においてSORI値が決定される。本実施の形態において、種基板10のSORI値とは、種基板10の主面(第1の主面10Aまたは第2の主面10B)内における任意の2点間におけるSORI値のうち最大のSORI値のことを指す。
また、通常、互いに対向する第1の主面10AのSORI値と第2の主面10BのSORI値はほぼ同じ値になるので種基板10のSORI値は一義的に決定される。もし、第1の主面10AのSORI値と第2の主面10BのSORI値が異なっている場合、種基板10のSORI値とは、第1の主面10AのSORI値および第2の主面10BのSORI値のうち、大きい値のSORI値のことである。
また、上述したSORI値の定義から、種基板10のうねりの大きさは常に種基板10のSORI値以下に収まるため、種基板10のSORI値の上限値を規定することにより種基板10のうねりの上限値は規定される。
図3および図4は、台座20のSORI値を説明するための模式図である。図1および図2に示した種基板10のときと同様に、台座20の第3の主面20Aの最小二乗面を基準の高さ(最小二乗面高さ6)とした場合、第1の主面10Aの位置7(最高点)における高さと基準の高さとの距離と位置8(最低点)における高さと基準の高さとの距離の合計値を表す。SORI値は距離を表すため、常に正の値となる。
またSORI値は、ある測定範囲における反りの程度を表すものであり、たとえば台座20のある位置7から他の位置9までの間(範囲d)においてSORI値が決定される。本実施の形態において、台座20のSORI値とは、台座20の第3の主面20A内における任意の2点間におけるSORI値のうち最大のSORI値のことを指す。つまり、台座20のSORI値とは、第2の面としての第3の主面20Aの最大のSORI値のことを指す。
TTV値とは、種基板10の厚みのばらつきを定量化するパラメータの一つである。たとえば、種基板10の互いに対向する第1の主面10Aおよび第2の主面10Bのうち、一方の主面(たとえば第2の主面10B)が平坦な面であると仮定する。このとき、種基板10の各位置における厚みに等しくなるように、第2の主面10Bに対向する第1の主面10Aの高さを決定した仮想の種基板10を図5に示す。図5に示す仮想の種基板10の最大の厚みをT1とし、最小の厚みをT2とすると、TTV値は最大厚みと最小厚みの差(つまりT1−T2)として計算された値である。なお、TTV値は、第2の主面10Bがクランプされた種基板10に対して計算される。無負荷状態での種基板10および台座20のSORI値やTTV値は任意の方法で測定、算出することが可能であるが、たとえば光の干渉効果を用いて測定した反り量に基づいて算出することができる。
次に、図6〜図9を参照して、本実施の形態に係る炭化珪素(SiC)単結晶の製造方法について説明する。本実施の形態に係る単結晶の製造方法は、種基板10、台座20、および接着剤30を準備する工程(S10)と、種基板10の第1の面としての第2の主面10Bと台座20の第2の面としての第3の主面20Aとが対向するように台座20の第3の主面20A上に接着剤30を用いて種基板10を貼り合わせる工程(S20)と、熱処理により接着剤30を硬化させる工程(S30)とを備える。
まず、種基板10、台座20、および接着剤30を準備する(工程(S10))。種基板10は、SiCからなる結晶であり、結晶構造は六方晶系であることが好ましい。結晶多形は4Hまたは6Hであることが好ましい。この場合、種基板10の面方位(図中、下面の方位)は{0001}に対して15°より小さいオフ角を有することが好ましく、10°より小さいオフ角を有することがより好ましい。種基板10のTTVは、30μm以下であることが好ましく、より好ましくは20μm以下である。
種基板10の第2の主面10B上には、炭素を含有する被覆膜11(図7参照)が形成されていてもよい。この場合には、種基板10の第2の主面10Bと台座20の第3の主面20Aとは、被覆膜11および接着剤30を用いて貼り合わされる。
具体的には、被覆膜11は、本実施の形態においては有機膜である。この有機膜は、好ましくは有機樹脂から形成される。有機樹脂としては、たとえば、アクリル樹脂、フェノール樹脂、尿素樹脂、エポキシ樹脂などの各種樹脂を用いることができ、また光の作用で架橋または分解される感光性樹脂として組成されたものを用いることもできる。この感光性樹脂としては、半導体装置の製造用に用いられているポジ型またはネガ型フォトレジストを用いることができ、これらについてはスピンコート法による塗布技術が確立されているので、被覆膜11の厚さを容易に制御することができる。スピンコート法は、たとえば、以下のように行われる。
まず種基板10がホルダー(図示しない)に吸着される。このホルダーが所定の回転速度で回転することで、種基板10が回転させられる。回転している種基板10上にフォトレジストが滴下された後、所定時間回転が継続されることで、薄く均一にフォトレジストが塗布される。種基板10全面に渡る均一性を確保するためには、たとえば、回転速度は1000回転/分以上10000回転/分以下、時間は10秒以上100秒以下、塗布厚は0.1μm以上とされる。
次に塗布されたフォトレジストが乾燥されることで固化される。乾燥方法は、任意の方法を採用することができる。乾燥温度および時間は、フォトレジストの材料および塗布厚によって適宜選択され得る。好ましくは、乾燥温度は100℃以上400℃以下であり、乾燥時間は5分以上60分以下である。たとえば乾燥温度が120℃の場合、乾燥(揮発)に要する時間は、たとえば、厚さ5μmで15分間、厚さ2μmで8分間、厚さ1μmで3分間である。なお、上記の塗布および乾燥からなる工程を1回行えば被覆膜11を形成することができるが、この工程が繰り返されることで、より厚い被覆膜11が形成されてもよい。このようにして、被覆膜11に覆われている第2の主面10Bを有する種基板10を準備することができる。
台座20は、後述する坩堝60の蓋として構成されており、たとえば炭素材料からなる。台座20はたとえばグラファイトからなる。台座20は、後述する工程(S20)において種基板10の第2の主面10Bと貼り合わせられて、坩堝60の内部に向いて配置される第3の主面20Aと、第3の主面20Aと反対側に位置する第4の主面20Bとを有している。
種基板10および台座20は、種基板10のSORI値と台座20のSORI値との和が無負荷の状態において70μm以下となるような組み合わせとして準備される。たとえば、SORI値が60μmである種基板10を搭載する台座20として、SORI値が10μm以下の台座20を準備すればよい。好ましくは、種基板10および台座20は、種基板10のSORI値と台座20のSORI値との和が50μm以下となるような組み合わせとして準備され、より好ましくは30μm以下となるような組み合わせで準備される。
ここで、種基板10および台座20は、第2の主面10Bおよび第3の主面20Aの反り形状に依らず、各SORI値の和が上記数値範囲内であればよい。たとえば、種基板10の第2の主面10Bが凹形状である場合、台座20の第3の主面20Aは凸形状または凹形状のいずれであってもよい。また、種基板10の第2の主面10Bが凸形状である場合も、台座20の第3の主面20Aは凸形状または凹形状のいずれであってもよい。種基板10の第2の主面10Bおよび台座20の第3の主面20Aの双方が凸形状または凹形状である場合(図7参照)には、無負荷状態において種基板10と台座20とを貼り合わせたときの第2の主面10Bと第3の主面20Aとの間に生じる空隙Sの最大値(反り量の和)は、種基板10および台座20の各SORI値の和となり、70μm以下となる。一方、種基板10の第2の主面10Bおよび台座20の第3の主面20Aの一方が凸形状で他方が凹形状である場合(図11参照)には、無負荷状態において種基板10と台座20とを貼り合わせたときの第2の主面10Bと第3の主面20Aとの間に生じる空隙Sの最大値(反り量の和)は、種基板10および台座20の各SORI値の差分となり、70μmよりもさらに小さい値となる。
また、種基板10および台座20において、反り形状が鞍型等の方向性を有している場合には、上記SORI値に加えて反り形状を考慮して空隙Sが狭くなるように種基板10と台座20とを貼り合わせる向きを適宜調整すればよい。
接着剤30は、たとえば加熱されることによって難黒鉛化炭素となる樹脂と、ダイヤモンド微粒子と、溶媒とを含む。難黒鉛化炭素とは、不活性ガス中で加熱された場合に黒鉛構造が発達することが抑制さるような不規則な構造を有する炭素である。加熱されることによって難黒鉛化炭素となる樹脂としては、たとえば、ノボラック樹脂、フェノール樹脂、またはフルフリルアルコール樹脂がある。ダイヤモンド微粒子の量は、炭素原子のモル数を基準として、樹脂の量よりも少なくされることが好ましい。ダイヤモンド微粒子の粒径は、たとえば0.1μm以上10μm以下である。また接着剤30は、ダイヤモンド微粒子に加えてさらに黒鉛微粒子を含んでもよい。溶媒としては、上記の樹脂および炭水化物を溶解・分散させることができるものが適宜選択される。またこの溶媒は、単一の種類の液体からなるものに限られず、複数の種類の液体の混合液であってもよい。たとえば、炭水化物を溶解させるアルコールと、樹脂を溶解させるセロソルブアセテートとを含む溶媒が用いられてもよい。接着剤30は、所定の温度(たとえば1000℃以上)で硬化可能に設けられている。
次に、図7および図8を参照して、台座20の第1の面としての第3の主面20A上に接着剤30を用いて種基板10を固定する(工程(S20))。
具体的には、図7を参照して、まず接着剤30(種結晶固定剤)を介して種基板10の第2の主面10B上に形成されている被覆膜11の第5の主面11Bと台座20の第3の主面20Aとを対向配置させる(工程(S21))。図8を参照して、加熱しながら圧力をかけて両者が互いを押し付け合うように行われる。また上記工程における加圧処理は、任意の方法により処理されればよいが、たとえば種基板10の第1の主面10A上に保護シート50を介して所定の質量の重り51を載せることにより行われる。本工程(S20)において、接着剤30は硬化しておらず、種基板10と台座20とは完全には固定されていない。逆に、接着剤30は、硬化しない程度で加熱されることにより軟化する。これにより、種基板10の第2の主面10Bや台座20の第3の主面20Aに反り等が生じている場合であって、無負荷の状態における種基板10のSORI値と台座20のSORI値との和が70μm以下である場合に、両面の間に生じる空隙Sが接着剤30により埋め合わされた状態とすることができる。
次に、まず、所定の温度領域で第1の熱処理を実施する(工程(S22))。本工程(S22)は、加熱部材としてたとえばホットプレート40を用いて実施される。ホットプレート40から台座20に伝導された熱は、台座20を伝って第3の主面20A上に配置されている接着剤30および種基板10に伝導され、接着剤30および種基板10を加熱する。
本工程(S22)における加熱温度は、接着剤30に含まれる溶媒をある程度揮発させることができる温度であり、たとえば100℃以上400℃以下の所定の温度とする。熱処理の時間は、たとえば所定の温度に到達した後5分以上60分以下である。このようにして、接着剤30を仮硬化させることができる。
次に、工程(S22)に連続して、かつより高い温度領域で第2の熱処理を実施する(工程(S23))。具体的には、たとえば1000℃以上、好ましくは2000℃以上の所定の温度に加熱可能とする加熱処理方法により実施される。本工程(S23)は、たとえばランプアニール装置を用いて実施される。またこの加熱は、不活性ガス中で行われることが好ましい。
本工程(S23)により、被覆膜11は炭化されて炭素膜12となる。すなわち種基板10の第1の主面10Aは炭素膜12で覆われた面となる。また、接着剤30は、接着剤30に含まれる溶媒が揮発して硬化されることにより、固定層31となる。これにより図9を参照して、種基板10は固定層31を介して台座20の第3の主面20A上に固定される。
このとき、種基板10の主面(第2の主面10B)の少なくとも90%の領域は、固定層31を介して台座20に固定されている。異なる観点から言えば、種基板10の第2の主面10Bと台座20の第3の主面20Aとの間に固定層31により埋め合わされていない領域(空隙が生じている領域)が部分的に生じていてもよい。具体的には、当該領域は、外径が5mm以下の大きさの略円状であって第2の主面10B内において分散するように配置されていればよい。このとき、第2の主面10Bでの当該領域の数密度は、0.5個/cm以下であるのが好ましい。
次に、固定層31を介して台座20上に固定されている種基板10の第1の主面10A上に単結晶を成長させる(工程(S30))。炭化珪素の種基板10を用いて炭化珪素の単結晶が製造される場合、この成長方法として昇華再結晶法を用いることができる。
すなわち、図10を参照して、まず種基板10が固定されている台座20を原料61が内に収められている坩堝60に取り付ける。具体的には、坩堝60の内部へ種基板10が面するように、坩堝60に台座20が取り付けられる。坩堝60は、たとえば炭素原料を含んで構成されている。坩堝60の内部には原料61が収められている。原料61は、たとえば炭化珪素粉末である。また、坩堝60は、その周囲に配置されている加熱部(図示しない)により後述する所定の温度に加熱可能に設けられている。
次に、原料61を昇華させることで種基板10上に昇華物を堆積させて、単結晶70を成長させることができる。この昇華再結晶法における温度は、たとえば、2100℃以上2500℃以下とされる。またこの昇華再結晶法における圧力は、好ましくは1.3kPa以上大気圧以下とされ、より好ましくは、成長速度を高めるために13kPa以下とされる。以上のようにして、本実施の形態に係る炭化珪素単結晶を得ることができる。
次に、本実施の形態に係る炭化珪素単結晶の製造方法の作用効果について説明する。本実施の形態に係る炭化珪素単結晶の製造方法は、種基板10、台座20、および接着剤30を準備する工程(S10)において、種基板10および台座20は、無負荷の状態における種基板10のSORI値の和と台座20のSORI値の和が70μm以下となる組み合わせで準備される。これにより、貼り合わせる工程(S20)において、種基板10と第2の主面10Bと台座20の第3の主面20Aとの間に生じる空隙(の少なくとも大部分)を接着剤30により埋め合わせることができる。
この結果、固定層31を介して種基板10と台座20とが密着性良く固定されているため、該種基板10上に結晶性の高いSiC単結晶70を成長させることができる。
また、工程(S10)においてTTV値が30μm以下である種基板10を準備し、これを用いて工程(S20)を実施するため、工程(S20)において重り51を用いて種基板10に荷重を印加し空隙Sを狭小化した状態で接着剤30(固定層31)により空隙Sを埋め合わせることができる。この結果、工程(S30)において種基板10と台座20との間に空隙Sが生じていることによって該種基板10上に成長される単結晶70中にボイドや欠陥(転位等)が形成されることを抑制することができる。
このとき、工程(S20)において、第2の主面10Bにおいて空隙Sが直径5mm以下の略円状であって第2の主面10Bにおける数密度が0.5個/cm以下の分散した領域として設けられている場合には、単結晶70内において当該空隙Sにより生じるボイドや欠陥等は大きく進展しないため、許容できる場合がある。
(実施例)
次に、本実施の形態に係る単結晶の製造方法の実施例について説明する。
まず、上述した本実施の形態に係る単結晶の製造方法に従って、種基板10、台座20、および接着剤30とを準備した。
種基板10はSiCからなり、外径が100mmであるSiC基板を準備した。台座20はグラファイトからなるものを準備した。図11(a)に種基板10の第1の主面10Aについての反り量の測定結果を示す。図11(b)に台座20の第3の主面20Aについての反り量の測定結果を示す。ここで、反り量とは、所定の基準面に対する測定点の高さをいう。図11(a)および(b)に示す反り量の測定結果を用いて、種基板10および台座20のSORI値を算出した。
図11(a)および(b)中の領域1は反り量が10μm以下を示し、領域2は反り量が20μm以下を示し、領域3は反り量が30μm以下を示す。種基板10のSORI値は30μmであった。また、種基板10の第1の主面10Aは凸形状であった。台座20の第3の主面20AのSORI値は20μmであった。また、第3の主面20Aは凹形状であった。また、種基板10のTTV値は、26μmであった。被覆膜11は、ノボラック樹脂を含むものを準備した。被覆膜11は、種基板10の第2の主面10B上にスピンコート法を用いて塗布した。
次に、固定層31を介して種基板10を台座20に固定した。接着剤30は、フェノール樹脂、フェノール、エチルアルコール、ホルムアルデヒド、水分、固形カーボン成分を含むものを準備した。接着剤30の塗布量は約25mg/cm2、厚さは約40μmとした。具体的には、ホットプレート40上において、種基板10、台座20および固定層31を温度100℃に加熱するとともに、種基板10および台座20を互いに押し付け合うように圧力0.1MPaを加えて種基板10と台座20とを貼り合わせた。引き続いて、ホットプレート40上において80℃で4時間、120℃で4時間、200℃で1時間の熱処理を順次実施した。次に、加熱温度を1150℃、加熱時間を1時間として、80kPaのヘリウムガス雰囲気中で熱処理を実施した。これにより、種基板10と台座20とは固定層31を介して固定された。
次に、台座20に固定された種基板10上に単結晶70を成長させた。具体的には、坩堝60内に炭化珪素粉末からなる原料61を配置し、種基板10を固定した台座20を坩堝60に設置した。次に、坩堝下部温度が2400度、坩堝上部温度が2100度になるように、アルゴンと窒素の混合雰囲気として雰囲気圧力が1kPaという条件で加熱を行った。なお、アルゴンと窒素の分圧比は10:1であった。このような条件で100時間加熱を行った結果、直径150mmで高さ30mmの炭化珪素の単結晶インゴット70が作製出来た。
このようにして得られた単結晶70についてボイド密度を評価した。単結晶70中のボイド密度の評価は、超音波顕微鏡を用いて測定し、得られた像のコントラストで判断した。評価の結果、ボイドが5cm−2未満であり、ボイドの発生が抑制されていることが確認できた。
以上のように本発明の実施の形態および実施例について説明を行ったが、上述の実施の形態を様々に変形することも可能である。また、本発明の範囲は上述の実施の形態および実施例に限定されるものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むことが意図される。
10 種基板
10A 第1の主面
10B 第2の主面
11 被覆膜
11B 第5の主面
12 炭素膜
20 台座
20A 第3の主面
20B 第4の主面
30 接着剤
31 固定層
40 ホットプレート
50 保護シート
51 重り
60 坩堝
61 原料
70 単結晶

Claims (6)

  1. 第1の面を有する種基板と、第2の面を有する台座と、前記台座と前記種基板とを接着するための接着剤とを準備する工程と、
    前記第1の面と前記第2の面とが対向するように、前記台座の前記第2の面上に前記接着剤を用いて前記種基板を固定する工程と、
    前記台座上に固定されている前記種基板上に単結晶を成長させる工程とを備え、
    前記準備する工程では、無負荷状態における前記第1の面のSORI値と無負荷状態における前記第2の面のSORI値との和が70μm以下となるように、前記種基板と前記台座とが準備される、単結晶の製造方法。
  2. 前記準備する工程では、前記和が50μm以下となるように前記種基板と前記台座とが準備される、請求項1に記載の単結晶の製造方法。
  3. 前記準備する工程では、前記和が30μm以下となるように前記種基板と前記台座とが準備される、請求項1に記載の単結晶の製造方法。
  4. 前記種基板は、前記第1の面が凹状に設けられている、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の単結晶の製造方法。
  5. 前記台座は、前記第2の面が凸状に設けられている、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の単結晶の製造方法。
  6. 前記種基板は、TTV値が30μm以下である、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の単結晶の製造方法。
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