JP2015112343A - 複合シート及びそれを備えた吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】対象物との接触面積を低減し得る複合シートを提供すること。
【解決手段】第1シート1及び第2シート2が接合された接合部31,32を有し、第1シート1が接合部31,32で囲まれた非接合部において突出して、高さが互いに異なる第1凸部41、第2凸部42及び第3凸部43を形成している複合シート1である。第1方向Xに沿って、第1凸部41と第3凸部43とが交互に配置されている第1方向第1列11と、第2凸部42のみが配置されている第1方向第2列12とが、第2方向Yにわたり交互に配置されている。第2方向Yに沿って、第1凸部41と第2凸部42とが交互に配置されている第2方向第1列21と、第2凸部42と第3凸部43とが交互に配置されている第2方向第2列22とが、第1方向Xにわたり交互に配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は複合シート及びそれを備えた吸収性物品に関する。
従来、使い捨ておむつや生理用ナプキン、失禁パッド等の衛生物品用の表面シートとして、着用者の肌対向面側にエンボスを施し、立体形状を形成したものが知られている。立体形状を有する表面シートによれば、その立体形状に起因して、着用者の肌との接触面積を低減でき、べたつきや蒸れ感の低減を図ることができる。また、エンボス加工によって生じるエンボス部と非エンボス部との間において、表面シートを構成する繊維の存在密度に勾配が形成される。繊維間距離が小さいエンボス外周部では、繊維間距離が大きい非エンボス部に比べて毛管力が強く作用するので、排泄された体液は、非エンボス部からエンボス外周部へ移行しやすく、液を保持しやすくなる。その結果、表面シート厚み方向への通液性が低下する。
立体形状を有する表面シートに関する従来の技術として、特許文献1には、立体部が大きさの異なる2種類の凸部で形成されている表面シートが記載されている。また同文献には、小凸部が大凸部で囲まれており、吸収性物品の長手方向及び幅方向に沿って連続で形成されていることや、エンボス部が特定のエンボスパターンで形成されていることが記載されている。
特許文献2には、第1のシートと第2のシートとが部分的に接合されて多数の接合部が形成されているとともに、第1のシートには接合部以外の部分に凸部が形成されている複合シートを製造する方法が記載されている。
特開2011−15707号公報 特開2011−251536号公報
特許文献1に記載の技術によれば、表面シートと着用者の肌との接触面積を低減することができる。また繊維の存在密度に勾配を付与することができる。それらのことに起因して、べたつき感や蒸れを低減することが可能である。しかし、小凸部が大凸部に囲まれた構造であることに起因して、エンボス部の存在率が低くなる傾向にある。したがって、表面シート厚み方向の通液性に改善の余地がある。また、表面シートにおいて大凸部が占める面積が、小凸部に比べて大きいことから、表面シートと肌との接触面積率を改善する余地がある。
特許文献2に記載の技術によれば、凸部が同じ形状であり、かつ同じ高さなので、表面シートと肌との接触面積が低減される。しかし、エンボス加工によって形成される凹部の割合が相対的に大きくなるので、エンボス加工によって生じた樹脂化・圧密化したエンボス部での通液性の低下や液残りの発生が起こる場合がある。
したがって本発明の課題は、複数の凸部を有する複合シートの性能の一層の向上にある。
本発明は、積層された第1シート及び第2シートが部分的に接合されて複数の接合部が形成されており、該第1シートが、複数の該接合部で囲まれた非接合部において該第2シートから離れる方向に突出して、内部が中空の凸部を多数形成している複合シートであって、
前記凸部は、高さが互いに異なる3種類の凸部である第1凸部、第2凸部及び第3凸部を有し、
第1凸部の高さをH、第2凸部の高さをH、第3凸部の高さをHとしたとき、H>H>Hであり、
前記複合シートは、シート面内に第1方向及びそれと直交する第2方向を有し、
第1方向に沿って、第1凸部と第3凸部とが交互に配置されている第1方向第1列と、第2凸部のみが配置されている第1方向第2列とが、第2方向にわたり交互に配置されており、
第2方向に沿って、第1凸部と第2凸部とが交互に配置されている第2方向第1列と、第2凸部と第3凸部とが交互に配置されている第2方向第2列とが、第1方向にわたり交互に配置されている、複合シートを提供するものである。
また本発明は、前記の複合シートからなる表面シートを備え、該複合シートの第1シート側が着用者の肌側を向くように該複合シートが配置されている吸収性物品を提供するものである。
更に本発明は、前記の複合シートの好適な製造方法として、
周面部に互いに噛み合う凹凸形状を有する第1及び第2ロールを回転させながらそれらの噛み合い部分に第1シートを供給して該第1シートを凹凸賦形し、
第1シートを第1ロールの周面部に沿わせてそのまま保持して前記噛み合い部分から移動させた後、第2シートを第1シートに重ね合わせるように供給して両シートを部分的に接合する工程を有し、
第1ロールとして、モジュールが異なる2種類の歯車を複数枚組み合わせてロール状にしたものを用い、
前記歯車は、第1のジュールを有する第1歯車と、第1のモジュールの2倍のモジュールである第2のモジュールを有する第2歯車とからなる、複合シートの製造方法を提供するものである。
本発明によれば、高さが異なる3種類の凸部を設けたので、表面シートと肌とが段階的に接触するようになり、複合シートと対象物との接触面積を低減することができる。また、特定のエンボスパターン採用した場合には、液の透過が起こりづらいエンボス部が形成されることが極力抑えられるので、通液性の低下やそれに起因する液残りの発生を効果的に抑制することができる。
図1は、本発明の複合シートの一実施形態の要部を拡大して示す一部破断斜視図である。 図2は、図1に示す複合シート平面図である。 図3は、図2におけるA−A’線断面図である。 図4は、図2におけるB−B’線断面図である。 図5は、図2におけるC−C’線断面図である。 図6は、図2におけるD−D’線断面図である。 図7は、図2における第1凸部付近の要部拡大図である。 図8(a)及び(b)は、図2における第2凸部付近の要部拡大図である。 図9は、図2における第3凸部付近の要部拡大図である。 図10は、図1に示す複合シートの製造に好適に用いられる装置を示す模式図である。 図11は、図10に示す装置における第1ロールを分解した状態での一部分の斜視図である。 図12は、図10に示す装置における第1ロールの周面を平面に展開した図である。 図13は、図10に示す装置における第2ロールの周面を平面に展開した図である。 図14は、図12に示す第1ロールの周面に、図13に示す第2ロールの凸部が噛み合った状態を平面に展開した図である。 図15は、図10に示す装置における第2ロールの別の実施形態の周面を平面に展開した図である。 図16は、図12に示す第1ロールの周面に、図15に示す第2ロールの凸部が噛み合った状態を平面に展開した図である。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1には、本発明の複合シートの一実施形態の要部を拡大した一部破断斜視図が示されている。同図に示す複合シート10は、互いに積層された第1シート1及び第2シート2が部分的に接合されて複数の第1接合部31及び複数の第2接合部32が形成され、第1シート1が、複数の第1接合部31及び/又は複数の第2接合部32で囲まれた非接合部において第2シート2から離れる方向に突出して、内部が中空の第1凸部41、第2凸部42及び第3凸部43を複数形成している複合シートである。第1シート1は、接合部31,32以外の部分において、第2シート2側とは反対向きに突出している。このように、複合シート10は、第2シート2側の面がほぼ平坦であり、第1シート1側に起伏の大きな凹凸が形成されている。第1シート1は、複合シート10を、例えば、吸収性物品の表面シートとして用いたときに、該第1シート1に形成された第1凸部41、第2凸部42及び第3凸部43が着用者の肌側に向く方向に突出する方向に配置する。
第1シート1及び第2シート2は、シート材料から構成されている。シート材料としては、例えば不織布、織布及び編み地などの繊維シートや、フィルムなどを用いることができる。第1シート1及び第2シート2がどのようなシート材料からなるかは、複合シート10の具体的な用途に応じて適切に選択すればよい。複合シート10を例えば使い捨ておむつや生理用ナプキン等の吸収性物品の構成材料として用いる場合には、風合い等の観点から繊維シートを用いることが好ましく、特に不織布を用いることが好ましい。第1シート1と第2シート2を構成するシート材料の種類は同じでもよく、あるいは異なっていてもよい。
第1シート1と第2シート2を構成するシート材料として不織布を用いる場合には、複合シート10の具体的な用途に応じて種々の不織布を用いることができる。不織布の例としては、エアスルー不織布、スパンボンド不織布、スパンレース不織布、メルトブローン不織布、レジンボンド不織布、ニードルパンチ不織布などが挙げられる。これらの不織布を2種以上組み合わせた積層体や、これらの不織布とフィルム等とを組み合わせた積層体を用いることもできる。複合シート10を吸収性物品の表面シートとして用いる場合には、エアスルー不織布やスパンボンド不織布などを用いることが好ましい。その場合、不織布の坪量は、15g/m以上、特に20g/m以上であることが好ましく、40g/m以下、特に35g/m以下であることが好ましい。例えば不織布の坪量は15g/m以上40g/m以下であることが好ましく、20g/m以上35g/m以下であることが更に好ましい。
不織布を構成する繊維としては、各種の熱可塑性樹脂からなる繊維を用いることができる。熱可塑性樹脂としては、ポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル、ナイロン6やナイロン66などのポリアミド、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸アルキルエステル、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデンなどが挙げられる。これらの樹脂は1種を単独で又は2種以上のブレンド物として用いることができる。また、芯鞘型やサイド・バイ・サイド型などの複合繊維の形態で用いることができる。
複合シート10は、そのシート面内に第1方向X及びこれと直交する第2方向Yを有している。本実施形態の複合シート10においては、複合シート10の第1方向Xが、一般に、第1シート1及び第2シート2の原反の繰り出し方向と一致する場合が多い。第1シート1及び第2シート2が例えば不織布である場合には、複合シート10の第1方向Xは、不織布を構成する繊維の主たる繊維配向方向と一致する場合が多い。また、複合シート10の第1方向Xは、該複合シート10を製造するときの搬送方向(MD)でもある。
複合シート10においては、これを構成する第1シート1に、上述した第1凸部41、第2凸部42及び第3凸部43が形成されている。これら3種類の凸部は、その高さが異なる点において各々区別される。具体的には、第1凸部41の高さをH、第2凸部42の高さをH、第3凸部43の高さをHとしたとき、これらはH>H>Hの関係を満たす。つまり、複合シート10は、高さの異なる3種類の凸部を有する。各凸部41,42,43はそれぞれ複数個形成されている。
図2には、図1に示す複合シート10の平面図が示されている。また、図3ないし図6はそれぞれ、図2におけるA−A’線断面図、B−B’線断面図、C−C’線断面図及びD−D’線断面図である。これらの図から明らかなとおり、複合シート10は、第1方向Xに沿って、第1凸部41と第3凸部43とが交互に配置されている第1方向第1列11を有している。列は各凸部の中心を通っている。第1凸部41と第3凸部43とは規則的に配置されている。第1方向第1列11を構成する凸部は、第1凸部41と第3凸部43のみである。第1方向第1列11においては、第1凸部41と第3凸部43とは連続しており、両者間に他の凸部や接合部31,32は存在していない。
複合シート10は、第1方向Xに沿って、第2凸部が間隔を置いて複数配置されている第1方向第2列12を有している。列は各凸部の中心を通っている。第1方向第2列12の凸部は、第2凸部42のみから構成されている。第1方向Xに沿って配置されている隣り合う第2凸部42の間の距離は、第1方向第2列12のいずれの箇所においても同じになっている。第1方向第2列12においては、隣り合う第2凸部42の間には、1個の第1接合部31が介在している。したがって第1方向第2列12においては、各第2凸部42は第1接合部31によって区画されて個々に独立している。
第1方向第1列11と第1方向第2列12とは、複合シート10の第2方向Yにわたって交互に配置されている。複合シート10に形成されている第1方向Xに沿う列は、第1方向第1列11及び第1方向第2列12のみであり、それ以外の列は複合シート10に形成されていない。第1方向第1列11においては、第1凸部41の頂点及び第3凸部43の頂点を連ねると、第1方向第1直線L11となる。同様に、第1方向第2列12においては、各第2凸部42の頂点を連ねると、第1方向第2直線L12となる。
複合シート10の第2方向Yに関しては、該複合シート10は、同方向Yに沿って、第1凸部41と第2凸部42とが交互に配置されている第2方向第1列21を有している。列は各凸部の中心を通っている。第1凸部41と第2凸部42とは規則的に配置されている。第2方向第1列21の凸部は、第1凸部41と第2凸部42のみからなる。第2方向第1列21においては、第1凸部41と第2凸部42とは連続しており、両者間に他の凸部や接合部31,32は存在していない。
複合シート10は、第2方向Yに沿って、第2凸部42と第3凸部43とが交互に配置されている第2方向第2列22を有している。列は各凸部の中心を通っている。第2凸部42と第3凸部43とは規則的に配置されている。第2方向第2列22の凸部は、第2凸部42と第3凸部43のみから構成されている。第2方向第2列22においては、隣り合う第2凸部42と第3凸部43との間に、1個の第1接合部31が介在している。したがって第2方向第2列22においては、第2凸部42及び第3凸部43は第1接合部31によって区画されて個々に独立している。
第2方向第1列21と第2方向第2列22とは、複合シート10の第1方向Xにわたって交互に配置されている。複合シート10に形成されている第2方向Yに沿う列は、第2方向第1列21及び第2方向第2列22のみであり、それ以外の列は複合シート10に形成されていない。第2方向第1列21においては、第1凸部41の頂点及び第2凸部42の頂点を連ねると、第2方向第1直線L21となる。同様に、第2方向第2列22においては、第2凸部42の頂点及び第3凸部43の頂点を連ねると、第2方向第2直線L22となる。
以上のことから明らかなとおり、第1方向第1列11と第2方向第1列21との交点には、第1凸部41が位置している。また、第1方向第1列11と第2方向第2列22との交点には、第3凸部43が位置している。第1方向第2列12に関しては、同列12と、第2方向第1列21との交点には、第2凸部42が位置している。第1方向第1列12と第2方向第2列22との交点にも、第2凸部42位置している。
複合シート10の第1シート1側に、高さの異なる3種類の凸部41,42,43が形成されていることで、複合シート10に荷重が加わった場合、複合シート10が段階的に圧縮されるようになる。したがって複合シート10を例えば吸収性物品の表面シートとして用いた場合、着用者の体圧が複合シート10に加わると、複合シート10と着用者の肌とが段階的に接触するようになるので、複合シート10と着用者の肌との接触面積を低減することができる。
また、各凸部41,42,43は規則的に配置されており、これらの凸部41,42,43の間に接合部31,32が介在しているので、複合シート10の面内方向に空気の流通路が形成される。この流通路の形成によって、水蒸気が外部に放出されるので、着用者の肌が蒸れにくくなるという有利な効果も奏される。
以上の有利な効果を更に顕著なものとする観点から、第1凸部41の高さHは、1mm以上、特に2mm以上であることが好ましく、7mm以下、特に5mm以下であることが好ましい。例えば第1凸部41の高さHは1mm以上7mm以下であることが好ましく、2mm以上5mm以下であることが更に好ましい。第2凸部42の高さHは、0.5mm以上であることが好ましく、5mm以下、特に3mm以下であることが好ましい。例えば第2凸部42の高さHは0.5mm以上5mm以下であることが好ましく、0.5mm以上3mm以下であることが更に好ましい。第3凸部43の高さHは、0. 4mm以上であることが好ましく、2.5mm以下、特に1mm以下であることが好ましい。例えば第3凸部43の高さHは0.4mm以上2.5mm以下であることが好ましく、0.4mm以上1mm以下であることが更に好ましい。
各凸部41,42,43の高さH,H,Hは、図3ないし図6に示すとおり、第2シート2の下面から、第1シート1の上面までの距離と定義される。また高さH,H,Hは、デジタルマイクロスコープ(Keyence製)を用いて各凸部断面を観察し、第2シート2の下面と凸部頂部との最短距離を計測して得られた値とする。
第1シート1と第2シート2とを部分的に接合する接合部は、第1方向Xに沿う長さが異なる2種類の接合部である第1接合部31及び第2接合部32を有している。各接合部31,32はいずれも矩形をしており、その矩形の各辺は第1方向X又は第2方向Yと一致している。第1方向Xに沿う辺の長さに関し、第1接合部31の長さをL、第2接合部32の長さをLとしたとき、LとLの間にはL>Lの関係が成り立っている。Lは、Lに対して1.5倍以上、特に2倍以上であることが好ましく、3倍以下、特に2.5倍以下であることが好ましい。例えばLは、Lに対して1.5倍以上3倍以下、特に2倍以上2.5倍以下であることが好ましい。一方、第2方向Yに沿う辺の長さに関しては、本実施形態では、第1接合部31と第2接合部32とは同じ長さになっている。
第1方向Xに沿う第1接合部31の長さLそれ自体の値に関しては、1.5mm以上、特に2mm以上であることが好ましく、3mm以下、特に2.5mm以下であることが好ましい。例えばLは、1.5mm以上3mm以下、特に2mm以上2.5mm以下であることが好ましい。一方、第1方向Xに沿う第2接合部32の長さLそれ自体の値に関しては、0.7mm以上、特に0.9mm以上であることが好ましく、1.5mm以下、特に1.2mm以下であることが好ましい。例えばLは、0.7mm以上1.5mm以下、特に0.9mm以上1.2mm以下であることが好ましい。
矩形をしている第1接合部31は、その長辺を第1方向Xに一致させ、かつ第1方向Xに沿って間隔を置いて規則的に配置されている。それによって長手方向Xに沿う第1接合部列31Aが形成されている。同様に矩形をしている第2接合部32は、その長辺を第1方向Xに一致させ、かつ第1方向Xに沿って間隔を置いて規則的に配置されている。それによって長手方向Xに沿う第2接合部列32Aが形成されている。第2方向Yに沿って見ると、隣り合う一対の第2接合部列32A,32Aの間に、2本の第1接合部列31Aが配置されている。第2方向Yに関し、隣り合う第1接合部列31Aと第2接合部列32Aとの距離、及び隣り合う第1接合部列31A間の距離は同じなっている。
各第1接合部列31Aにおいては、第1方向Xに沿って見たときの第1接合部31の配置位置はすべて同じになっている。同様に各第2接合部列32Aにおいては、第1方向Xに沿って見たときの第2接合部32の配置位置はすべて同じになっている。そして、第1方向Xに沿って前後隣り合う第2接合部32の図心間の1/2の位置に、1つの第1接合部31の図心が一つおきに位置するような関係で、第1接合部31及び第2接合部32が配置されている。本明細書において図心とは、接合部31,32を平面視したときの形状が、均一な平面図形としたときの該図形の図心のことである。
更に、1本の第1接合部列31Aに着目したとき、第1方向Xに沿って前後隣り合う第1接合部31のピッチをPとし、また1本の第2接合部列32Aに着目したとき、第1方向Xに沿って前後隣り合う第2接合部32のピッチをPとしたとき、PはPの約2倍になっている。
第1接合部31は、複合シート10を例えば吸収性物品の表面シートとして用いた場合に、液の拡散性を高め、かつ良好な肌触りを保つ観点から、1個/cm以上、特に2個/cm以上配置されていることが好ましく、16個/cm以下、特に8個/cm以下配置されていることが好ましい。例えば第1接合部31は、1個/cm以上16個/cm以下、特に2個/cm以上8個/cm以下配置されていることが好ましい。
最短距離に位置して隣り合う2つの第1接合部31の間隔は、複合シート10を例えば吸収性物品の表面シートとして用いた場合に、構成繊維の密度勾配を強化する観点から、0.5mm以上、特に1mm以上であることが好ましく、5mm以下、特に3mm以下であることが好ましい。例えば前記間隔は、0.5mm以上5mm以下であることが好ましく、1mm以上3mm以下であることが更に好ましい。同様の理由により、1つの第1接合部31の面積は、2mm以上、特に2.5mm以上であることが好ましく、10mm以下、特に5mm以下であることが更に好ましい。例えば1つの第1接合部31の面積は、2mm以上10mm以下であることが好ましく、2.5mm以上5mm以下であることが更に好ましい。
第2接合部32は、複合シート10を例えば吸収性物品の表面シートとして用いた場合に、液の拡散性を高め、かつ良好な肌触りを保つ観点から、1個/cm以上、特に2個/cm以上配置されていることが好ましく、32個/cm以下、特に16個/cm以下配置されていることが好ましい。例えば第1接合部31は、1個/cm以上32個/cm以下、特に2個/cm以上16個/cm以下配置されていることが好ましい。
最短距離に位置して隣り合う2つの第2接合部32の間隔は、複合シート10を例えば吸収性物品の表面シートとして用いた場合に、構成繊維の密度勾配を強化する観点から、0.5mm以上、特に0.8mm以上であることが好ましく、5mm以下、特に3mm以下であることが好ましい。例えば前記間隔は、0.5mm以上5mm以下であることが好ましく、0.8mm以上3mm以下であることが更に好ましい。同様の理由により、1つの第2接合部32の面積は、1mm以上、特に1.7mm以上であることが好ましく、10mm以下、特に5mm以下であることが更に好ましい。例えば1つの第1接合部31の面積は、1mm以上10mm以下であることが好ましく、1.7mm以上5mm以下であることが更に好ましい。
各接合部31,32は、種々の手段で形成することができる。第1シート1及び第2シート2が熱融着可能な材料から構成されている場合には、熱、超音波、高周波による融着などを用いることができる。第1シート1及び第2シート2の材質にかかわらず、接着剤による接着を用いることもできる。熱、超音波、高周波による融着を採用して両シート1,2を接合して接合部31,32を形成すると、接合部31,32は、該接合部31,32以外の部位に比べて圧密化される。シート1,2が繊維シートからなる場合には、圧密化によって繊維間距離が短くなるか、又は繊維形態が失われてフィルム化が生じる。後述する複合シート10の製造方法においては、熱融着によって両シート1,2を接合して融着部からなる接合部31,32を形成している。
図7には、図2に示す複合シート10における第1凸部41付近の要部拡大図が示されている。同図に示すとおり、第1凸部41は、複数の第1接合部31及び複数の第2接合部32で囲まれた非接合部において突出している。詳細には、1つの第1凸部41に着目すると、第1方向Xに沿って第1凸部41を挟んだ両側に二対の第1接合部31が配置されている。これに加えて第2方向Yに沿って第1凸部41を挟んだ両側に二対の第2接合部32が配置されている。このように、1つの第1凸部41は、合計で8個の接合部31,32に囲まれて構成されている。8個の接合部31,32の図心を順につなげると八角形となる。第1凸部41は、この八角形の領域内に形成されている。この八角形の図心の位置に、第1凸部41の頂点が位置している。上述した第1凸部41の高さHは、この図心の位置での高さのことである。
図8(a)及び(b)には、図2に示す複合シート10における第2凸部42付近の要部拡大図が示されている。図8(a)に示す形態の第2凸部42は、複数の第1接合部31及び複数の第2接合部32で囲まれた非接合部において突出している。詳細には、1つの第2凸部42に着目すると、第1方向Xに沿って第2凸部42を挟んだ両側に一対の第2接合部32が配置されている。これに加えてかつ第2方向Yに沿って第2凸部42を挟んだ両側に一対の第1接合部31が配置されている。このように、1つの第2凸部42は、合計で4個の接合部31,32に囲まれて構成されている。4個の接合部31,32の図心を順につなげると四角形となる。第2凸部42は、この四角形の領域内に形成されている。この四角形の図心の位置に、第2凸部42の頂点が位置している。上述した第2凸部42の高さHは、この図心の位置での高さのことである。
このように、第1凸部41及び第2凸部42の形状は、いずれも多角形であり、その辺の数を比較すると、第1凸部41を構成する多角形の辺の数は、第2凸部42を構成する多角形の辺の数の2倍になっている。
一方、図8(b)に示す形態の第2凸部42は、複数の第1接合部31で囲まれた非接合部において突出している。詳細には、1つの第2凸部42に着目すると、第1方向Xに沿って第2凸部42を挟んだ両側に一対の第1接合部31が配置されている。このように、1つの第2凸部42は、合計で2個の第1接合部31に囲まれて構成されている。
図9には、図2に示す複合シート10における第3凸部43付近の要部拡大図が示されている。同図に示す第3凸部43は、複数の第1接合部31で囲まれた非接合部において突出している。詳細には、1つの第3凸部43に着目すると、第2方向Yに沿って第3凸部43を挟んだ両側に一対の第1接合部31が配置されている。このように、1つの第3凸部43は、合計で2個の第1接合部31に囲まれて構成されている。第3凸部43の頂点は、2個の第1接合部31で挟まれた領域の図心に位置しており、高さHはその図心の位置における高さである。
各接合部31,32が上述のとおりに配置されて各凸部41,42,43が形成されていることで、複合シート10は、接合部31,32の面積の総和が、複合シート10の見かけの面積に占める割合を従来よりも低くすることができる。その結果、第1シート1及び第2シート2が液透過性を有する場合、液の透過性が低い領域である接合部31,32の割合が低くなり、複合シート10の液透過性が損なわれにくくなるという利点がある。これに加えて各凸部41,42,43間に形成される空間を大きく確保することができるので、複合シート10を例えば吸収性物品の表面シートとして用いた場合に、該表面シートに排泄された軟便を該空間に保持することができ、軟便の流動を抑えて首尾よく保持することが可能になる。その結果、接触面積が低下することと相まって、肌へのべたつき感を一層低減することができる。
各凸部41,42,43は、それらの高さが異なるだけでなく、底面積も異なることが好ましい。具体的には、第1凸部41の底面積をS、第2凸部42の底面積をS、第3凸部43の底面積をSとしたとき、S、S及びSは、S>S>Sの関係を満たすことが好ましい。第1凸部41の底面積Sは、第1凸部41を囲む8個の接合部31,2それぞれの図心を結んだ直線で囲まれた領域の面積である。第2凸部42の底面積Sは、第2凸部42を囲む4個の接合部31,32それぞれの図心を結んだ直線で囲まれた領域の面積であり(図8(a)に示す場合)、また第2凸部42の底面積Sは2個の接合部31と第1凸部41に囲まれた領域の面積である(図8(b)に示す場合)。第3凸部43の底面積Sは、第3凸部43を囲む2個の第1接合部43の外形線の一部と2個の第1凸部41で囲まれた領域の面積である。
とSとの関係に関しては、接触面積の低減の観点から、SはSの2倍以上、特に4倍以上であることが好ましく、8倍以下、特に6倍以下であることが好ましい。例えばSはSの2倍以上8倍以下、特に4倍以上6倍以下であることが好ましい。
とSとの関係に関しても同様であり、接触面積の低減の観点から、SはSの2倍以上、特に4倍以上であることが好ましく、8倍以下、特に6倍以下であることが好ましい。例えばSはSの2倍以上8倍以下、特に4倍以上6倍以下であることが好ましい。
次に、本実施形態の複合シート10の好適な製造方法について図10ないし図16を参照しながら説明する。複合シート10の製造方法は、図10に示すとおり、周面が凹凸形状となっている第1ロール111と、第1ロールの凹凸形状と噛み合い形状となっている凹凸形状を周面に有する第2ロール112とを互いに反対方向に回転させながら、両ロール111,112の噛み合い部に第1シート1を供給して、第1シート1を凹凸賦形する賦形工程を有している。また複合シート10の製造方法は、賦形工程の後、第1シート1を第1ロール111の周面部に沿わせてそのまま保持して噛み合い部分から移動させた後、第2シート2を第1シート1に重ね合わせるように供給して両シート1,2を、第1ロール11における凸部と第1ヒートロール13及び第2ヒートロール14との間で加熱下に挟圧して部分的に接合する接合工程を有している。
図10に示すとおり、第1ロール111の周面に対して、第2ロール112、第1ヒートロール113及び第2ヒートロール114は対向配置されている。第2ロール112、第1ヒートロール113及び第2ヒートロール114は、第1ロール111の回転方向Rの上流側から下流側に向かって、その順に配置されている。周面が凹凸形状となっている第1ロール111及び第2ロール112の詳細は後述する。第1ヒートロール113及び第2ヒートロール114は、それぞれ周面に凹凸を有していないフラットなアンビルロールである。
先ず、第1シート1の原反ロール(図示せず)から第1シート1を繰り出す。また、これとは別に、第2シート2の原反ロール(図示せず)から第2シート2を繰り出す。そして図10に示すとおり、繰り出された第1シート1を、第1ロール111と第2ロール112との噛み合い部に噛み込ませて第1シート1を凹凸賦形する。このとき、第1ロール111をその周面からロール内部に向けて吸引して、第1シート1の凹凸賦形を促進させる。第1ロール111における吸引の機構については後述する。
次いで図10に示すとおり、第1シート1を第1ロール111の周面に引き続き吸引して賦形状態を保持したまま、第2シート2を重ね合わせ、その重ね合わせたものを、第1ロール111と周面平滑な第1ヒートロール113との間で挟圧する。このとき、第1ロール111と第1ヒートロール113の両方又は第1ヒートロール113のみを所定温度に加熱しておく。これによって、第1ロール111における凸部上に、つまり後述する各歯車(図11参照)の歯の歯先面上に位置する第1シート1と第2シート2とを熱融着によって接合して接合部31,32を形成する。
次いで、熱融着によって接合された第1シート1及び第2シート2の重ね合わせ体を、第1ロール111の周面に引き続き吸引保持した状態下で移動させ、該重ね合わせ体を、第1ロール111と周面平滑な第2ヒートロール114との間で挟圧する。このとき、第1ロール111と第2ヒートロール114の両方又は第2ヒートロール114のみを所定温度に加熱しておく。これによって、第1ロール111における凸部上に、つまり各歯車の歯の上に位置する接合部31,32において、第1シート1及び第2シート2を構成していた材料、例えば熱可塑性樹脂が溶融し、接合部31,32が更に強固に形成される。このようにして、目的とする複合シート10が連続的に製造される。
図11には、図10における第1ロール111を分解した状態の一部分の斜視図が示されている。第1ロール111は、第1歯車121及び第2歯車122並びにスペーサ123を複数枚組み合わせ、これらを軸芯124に同心状に取り付けてロール状に集積したものである。2種類の歯車121,122及びスペーサ123はいずれも同じ幅(歯幅)を有している。2種類の歯車121,122及びスペーサ123はそれらの軸心が開口しており、その開口に回転軸(図示せず)が挿入される。2種類の歯車121,122及びスペーサ123にはそれぞれ切り欠き部(図示せず)が形成されており、該切り欠き部にキー(図示せず)が挿入される。これによって2種類の歯車121,122及びスペーサ123の空回りが防止される。
スペーサ123は、中心から放射状に延びる多数の突起であるビーム125を有する形状となっている。スペーサ123における各ビーム125は、その長さがいずれも同じになっている。各ビーム125の先端を結ぶことで仮想的に形成される円の直径を便宜的に歯先円直径と定義すると、該歯先円直径は、第1及び第2歯車121,122の歯底円直径よりも小さくなっている。
第1及び第2歯車121,122はそれらの歯先円直径が同じものであり、かつモジュールが異なっている。第1歯車121は第1のモジュールmを有する。第2歯車122は第2のモジュールmを有する。第2のモジュールmは第1のモジュールmの2倍になっている。つまりm=2mの関係になっている。モジュールm(mm)はm=d/zで定義される値である。式中、dはピッチ円直径(mm)であり、zは歯数である。モジュールの値が大きい第2歯車122を用いることで、凹凸賦形される第1シート1の賦形高さ(深さ)を大きくすることができる。また、複合シート10における接合部の面積を大きくすることができる。接合部の面積を大きくできることは、複合シート10に形成される凸部の底面積の増大に寄与する。なお、歯先円直径はモジュールによって異なるので、ロール状に集積させた第1及び第2歯車121,122の歯先を研削することで周面を合わせ、歯先円直径を統一する。
各歯車121,122には、回転軸(図示せず)が挿入される中心の開口を取り囲むように複数の開口部126,127が形成されている。各開口部126,127は同径であり、歯車の中心からそれぞれ等距離の位置に形成されている。隣り合う開口部126,127と歯車の中心とがなす角度はいずれも概ね等しくなっている。各歯車121,122における開口部126,127の個数は、上述したスペーサ123におけるビーム125の数と同数になっている。そして、各歯車121,122及びスペーサ123を組み付ける場合には、各開口部126,127が、スペーサ123における隣り合うビーム125間にそれぞれ位置するように、各歯車121,122及びスペーサ123を配置する。つまり、開口部126,127を、隣り合う2つのビーム125とスペーサ123の中心部とで構成される略V字形の領域内に位置させる。なお図11では、前記の略V字形の領域内に開口部126,127の全域が包含されているが、これに代えて、略V字形の領域内に開口部126,127の一部のみが包含されてもよい。この略V字形の部位は、周面が凹凸形状になっている第1ロール111における凹部に相当する。一方、凹凸形状の凸部は、各歯車121,122の歯先及び歯底に相当する。
以上のとおりに各歯車121,122及びスペーサ123を組み付けると、第1歯車121の開口部126と第2歯車122の開口部127が、第1ロール111の軸芯方向に連なって、該軸芯方向に延びる複数の吸引路(図示せず)が第1ロール111の内部に形成される。この吸引路を、ロール111外に設置された吸引装置に接続し、該吸引装置を作動させることで、第1ロール111をその周面に形成された凹部から内部に向けて吸引することが可能になる。
一方、第2ロール112は、吸引機構を有していない以外は、第1ロール111と同様に第1歯車121及び第2歯車122並びにスペーサ123の集積体から構成されている。第2ロール112は吸引機構を有していないので、第1ロール111の第1歯車121及び第2歯車122に形成されている開口部126,127を形成することは、第2ロール112では不要である。またスペーサ123にビーム125を形成することも不要である。
図12には、第1ロール111の周面を平面に展開した状態が示されている。同図中、矢印Uで示す方向が第1ロール111の回転方向であり、矢印Vで示す方向が第1ロール111の軸芯方向である。また、同図中、粗いドットで示した矩形の領域が、各歯車121,122の歯先面を示している。同図に示すとおり、第1ロール111は、第1歯車121、スペーサ123、第2歯車122、スペーサ123、第2歯車122、スペーサ123の6つの部材がこの順で集積されて1周期Tをなし、この周期Tが繰り返されてなる集積構造を有している。
2つの第2歯車122は、回転方向Uで見たときに、両歯車122の各歯122aが同じ位置に位置するように配置されている。一方、第1歯車121は、回転方向Uに沿って前後隣り合う2つの歯121a,121aの図心間の1/2の位置に、第2歯車122の歯122aの図心が一つおきに位置するような関係で配置されている。
図12において、粗いドットで示した歯先面は、目的とする複合シート10における接合部31,32の形成予定位置である。具体的には、第1歯車121の歯121aの歯先面は、第2接合部32の形成予定位置である。また、第2歯車122の歯122aの歯先面は、第1接合部31の形成予定位置である。
更に図12において、第1歯車121の4つの歯121a及び第2歯車122の4つの歯122aで囲まれた第1ロール第1凹部領域41Aは、目的とする複合シート10における第1凸部41の形成予定位置である。回転方向Uに沿って隣り合う第1歯車121の2つの歯121aの間の第1ロール第2凹部領域42Aは、目的とする複合シート10における第2凸部42の形成予定位置である。また、軸心方向Vに沿って隣り合う第2歯車122の2つの歯122aの間の第1ロール第3凹部領域43Aは、目的とする複合シート10における第3凸部43の形成予定位置である。
図13には、第1ロール111と噛み合い関係になっている第2ロール第2ロール112の周面を平面に展開した状態が示されている。同図中、矢印Uで示す方向が第2ロール112の回転方向であり、矢印Vで示す方向が第2ロール112の軸芯方向である。また、同図中、細かいドットで示した矩形の領域が、各歯車121,122の歯先面を示している。同図に示すとおり、第2ロール112は、第1歯車121、第1歯車121、第2歯車122、スペーサ123、スペーサ123、第2歯車122の6つの部材がこの順で集積されて1周期Tをなし、この周期Tが繰り返されてなる集積構造を有している。周期Tをなす6つの部材の厚みの合計は、第1ロール111において周期Tをなす6つの部材の厚みの合計と同じになっている。
周期Tをなす6つの部材のうち2つの第1歯車121,121は、回転方向Uで見たときに、両歯車121の各歯121aが同じ位置に位置するように配置されている。同様に2つの第2歯車122,122も、回転方向Uで見たときに、両歯車122の各歯122aが同じ位置に位置するように配置されている。そして、回転方向Uに沿って見たとき、第2歯車122の歯122aの図心の位置に、第1歯車121の歯121aの図心が位置するように、両歯車121,122が配置されている。上述のとおり、第2歯車122のモジュールm2は、第1歯車121のモジュールm1の2倍になっているので、回転方向Uに沿って見たとき、第1歯車121の歯121aの1つおきに、該歯121aに隣接して第2歯車122の歯122aが位置している。
図13において、軸心方向Vに沿って隣り合う第2歯車122の2つの歯122aによって第2ロール第1凸部41Bが形成される。また、軸心方向Vに沿って隣り合う第1歯車121の2つの歯121aによって第2ロール第2凸部42Bが形成される。第1ロール111と第2ロール112とが噛み合った状態においては、第2ロール第1凸部41Bは、第1ロール第1凹部領域41Aと嵌まり合う。また、第2ロール第2凸部42Bは、第1ロール第2凹部領域42Aと嵌まり合う。
図14には、第1ロール111の周面に、第2ロール112の凸部が噛み合った状態を平面に展開した状態が示されている。同図中、粗いドットで示した矩形の領域が、第1ロール111における歯車121,122の歯先面を示している。また、細かいドットで示した矩形の領域が、第2ロール112における歯車121,122の歯先面を示している。同図から明らかなとおり、第1ロール第1凹部41Aには、第2ロール第1凸部41Bが入り込んでいる。また、第1ロール第2凹部42Aには、第2ロール第2凸部42Bが入り込んでいる。これらとは対照的に、第1ロール第3凹部43Aには、第2ロール112の凸部は入り込んでいない。そして、第1ロール第1凹部41Aに、第2ロール第1凸部41Bが入り込むことで、第1シート1(図示せず)が第1ロール111内に押し込まれて第1凸部41に対応する立体賦形が行われる。また、第1ロール第2凹部42Aに、第2ロール第2凸部42Bが入り込むことで、第1シート1(図示せず)が第1ロール111内に押し込まれて第2凸部42に対応する立体賦形が行われる。更に、第1ロール第3凹部43Aにおいては、該第3凹部43Aから第1ロール111の内部に向けての吸引によって、第1シート1(図示せず)が該第3凹部43A内に吸引されて立体賦形が行われる。その後、立体賦形が行われた第1シート1に対して第2シート2が貼り合わされることで、目的とする複合シート10が得られる。
図15には第2ロール112の別の実施形態の周面を平面に展開した状態が示されている。同図に示すとおり、本実施形態の第2ロール112は、第1歯車121及び第2歯車122のみから周面が構成されており、図13に示す実施形態で用いたスペーサは用いられていない。詳細には、第2ロール112は、2つの第1歯車121及び4つの第1歯車121の6つの部材がこの順で集積されて1周期Tをなし、この周期Tが繰り返されてなる集積構造を有している。周期Tをなす6つの部材の厚みの合計は、第1ロール111において周期Tをなす6つの部材の厚みの合計と同じになっている。
周期Tをなす6つの部材のうち2つの第1歯車121,121は、回転方向Uで見たときに、両歯車121の各歯121aが同じ位置に位置するように配置されている。同様に4つの第2歯車122,122も、回転方向Uで見たときに、両歯車122の各歯122aが同じ位置に位置するように配置されている。そして、回転方向Uに沿って見たとき、第2歯車122の歯122aの図心の位置に、第1歯車121の歯121aの図心が位置するように、両歯車121,122が配置されている。
図15において、軸心方向Vに沿って隣り合う第2歯車122の4つの歯122aによって第2ロール第1凸部41B’が形成される。また、軸心方向Vに沿って隣り合う第1歯車121の2つの歯121aによって第2ロール第2凸部42B’が形成される。第1ロール111と第2ロール112とが噛み合った状態においては、第2ロール第1凸部41B’は、第1ロール第1凹部領域41Aと嵌まり合う。また、第2ロール第2凸部42B’は、第1ロール第2凹部領域42Aと嵌まり合う。
図16には、図12に示す第1ロール111の周面に、図15に示す第2ロール112の凸部が噛み合った状態を平面に展開した状態が示されている。同図中、粗いドットで示した矩形の領域が、第1ロール111における歯車121,122の歯先面を示している。また、細かいドットで示した矩形の領域が、第2ロール112における歯車121,122の歯先面を示している。同図から明らかなとおり、第1ロール第1凹部41Aには、第2ロール第1凸部41B’が入り込んでいる。また、第1ロール第2凹部42Aには、第2ロール第2凸部42B’が入り込んでいる。これらとは対照的に、第1ロール第3凹部43Aには、第2ロール112の凸部は入り込んでいない。そして、第1ロール第1凹部41Aに、第2ロール第1凸部41B’が入り込むことで、第1シート1(図示せず)が第1ロール111内に押し込まれて第1凸部41に対応する立体賦形が行われる。また、第1ロール第2凹部42Aに、第2ロール第2凸部42B’が入り込むことで、第1シート1(図示せず)が第1ロール111内に押し込まれて第2凸部42に対応する立体賦形が行われる。更に、第1ロール第3凹部43Aにおいては、第1ロール111の周面から内部に向けての吸引によって、第1シート1(図示せず)が該第3凹部43A内に吸引されて立体賦形が行われる。その後、立体賦形が行われた第1シート1に対して第2シート2が貼り合わされることで、目的とする複合シート10が得られる。
以上のようにして得られた複合シート10は、その凹凸形状を活かして種々の分野に適用することができる。例えば使い捨ておむつや生理用ナプキンなどの吸収性物品の構成部材や、清掃用シートなどとして用いることができる。複合シート10を吸収性物品の構成部材として用いる場合には、例えば表面シートとして用いることができる。この場合、複合シート10の第1シート1側が着用者の肌側を向くように該複合シート10が吸収性物品に配置されることが好ましい。また、複合シート10における第1方向Xが、吸収性物品の長手方向と一致するように配置されることが好ましい。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。しかしながら本発明の範囲は、かかる実施例に制限されない。
〔実施例1〕
図10ないし図14に示す装置を用いて、図1ないし図9に示す複合シート10を製造した。複合シート10の原料となる第1シート1及び第2シート2として、坪量18g/m2であり、繊度2.2dtexのポリエチレン/ポリエチレンテレフタレートの芯鞘型複合繊維からなるエアスルー不織布を用いた。製造装置における第1歯車121、第2歯車122及びスペーサの厚みはいずれも1mmとした。第1歯車121のモジュールは1とし、第2歯車122のモジュールは2とした。第1ヒートロール113は120℃に加熱しておき、第2ヒートロール114は200℃に加熱しておいた。第1ロール111はその周面の凹部からロール内部に向けて吸引を行い、その状態下に第1シート1の凹凸賦形を行った。
このようにして得られた複合シート10は、全体の坪量が36g/m2であり、第1凸部41の高さH1は4mm、第2凸部42の高さH2は1.7mm、第3凸部43の高さH3は1mmであった。また、第1凸部41の底面積S1は14mm2、第2凸部42の底面積S2は3mm2、第3凸部43の底面積S3は2mm2であった。第1接合部31は、第1方向Xの長さL1が2.5mmであり、第2方向の長さが1mmであった。第2接合部32は、第1方向Xの長さL2が0.9mmであり、第2方向の長さが1mmであった。
〔比較例1〕
実施例1において第1ロールとして、モジュールが1である第1歯車とスペーサのみを用い、特許文献2に記載の複合シートを製造した。ただし、凸部の底面に開孔は設けなかった。得られた複合シートは、全体の坪量が36g/m2であり、凸部の高さは1.7mmであった。また、凸部の底面積は4mm2であった。接合部は、第1方向Xの長さが0.9mmであり、第2方向の長さが1mmであった。
〔比較例2〕
比較例2として、花王株式会社の使い捨ておむつである「メリーズ(登録商標)さらさらエアスルーMサイズ」の表面シートを取り出し、これを比較例2の複合シートとした。
〔評価〕
実施例及び比較例で得られた複合シートについて、KES圧縮試験機を用いて微小圧縮値を測定した。測定条件亜h、圧縮速度0.02mm/s、圧縮荷重10gf/cm2、測定距離0.8mmとした。微小圧縮値は、その値が小さいほど、測定対象物が柔らかいことを示す。測定の結果、実施例1では微小圧縮値が2.22gf/cmであったのに対して、比較例1では4.99gf/cm、比較例2では3.78gf/cmとなり、実施例1の複合シートが、比較例の複合シートよりも柔らかいものであることが確認された。
1 第1シート
2 第2シート
10 複合シート
11 第1方向第1列
12 第1方向第2列
21 第2方向第1列
22 第2方向第2列
31 第1接合部
31A 第1接合部列
32 第2接合部
32A 第2接合部列
41 第1凸部
42 第2凸部
43 第3凸部
111 第1ロール
112 第2ロール
41A 第1ロール第1凹部領域
42A 第1ロール第2凹部領域
43A 第1ロール第3凹部領域
41B 第2ロール第1凸部
42B 第2ロール第2凸部
121 第1歯車
122 第2歯車
123 スペーサ

Claims (12)

  1. 積層された第1シート及び第2シートが部分的に接合されて複数の接合部が形成されており、該第1シートが、複数の該接合部で囲まれた非接合部において該第2シートから離れる方向に突出して、内部が中空の凸部を多数形成している複合シートであって、
    前記凸部は、高さが互いに異なる3種類の凸部である第1凸部、第2凸部及び第3凸部を有し、
    第1凸部の高さをH、第2凸部の高さをH、第3凸部の高さをHとしたとき、H>H>Hであり、
    前記複合シートは、シート面内に第1方向及びそれと直交する第2方向を有し、
    第1方向に沿って、第1凸部と第3凸部とが交互に配置されている第1方向第1列と、第2凸部のみが配置されている第1方向第2列とが、第2方向にわたり交互に配置されており、
    第2方向に沿って、第1凸部と第2凸部とが交互に配置されている第2方向第1列と、第2凸部と第3凸部とが交互に配置されている第2方向第2列とが、第1方向にわたり交互に配置されている、複合シート。
  2. 前記接合部が、第1方向に沿う長さが異なる2種類の接合部である第1接合部及び第2接合部を有し、
    第1方向に沿う第1接合部の長さをL、第2接合部の長さをLとしたとき、L>Lであり、
    第1凸部が、複数の第1接合部及び複数の第2接合部で囲まれた前記非接合部において突出している請求項1に記載の複合シート。
  3. 第1方向に沿って第1凸部を挟んだ両側に二対の第1接合部が配置されており、かつ第2方向に沿って第1凸部を挟んだ両側に二対の第2接合部が配置されている請求項2に記載の複合シート。
  4. 前記接合部が、第1方向に沿う長さが異なる2種類の接合部である第1接合部及び第2接合部を有し、
    第1方向に沿う第1接合部の長さをL、第2接合部の長さをLとしたとき、L>Lであり、
    第2凸部が、複数の第1接合部及び複数の第2接合部で囲まれた前記非接合部において突出している請求項1ないし3のいずれか一項に記載の複合シート。
  5. 第1方向に沿って第2凸部を挟んだ両側に一対の第2接合部が配置されており、かつ第2方向に沿って第2凸部を挟んだ両側に一対の第1接合部が配置されている請求項5に記載の複合シート。
  6. 前記接合部が、第1方向に沿う長さが異なる2種類の接合部である第1接合部及び第2接合部を有し、
    第1方向に沿う第1接合部の長さをL、第2接合部の長さをLとしたとき、L>Lであり、
    第3凸部が、複数の第1接合部のみで囲まれた前記非接合部において突出している請求項1ないし3のいずれか一項に記載の複合シート。
  7. 第2方向に沿って第3凸部を挟んだ両側に一対の第1接合部が配置されている請求項6に記載の複合シート。
  8. 第1方向に沿う第1接合部の長さLが1.5mm以上3mm以下であり、第1方向に沿う第2接合部の長さLが0.7mm以上1.5mm以下である請求項2ないし7のいずれか一項に記載の衛生物品の複合シート。
  9. 第1凸部の高さHが1mm以上7mm以下であり、第2凸部の高さHが0.5mm以上5mm以下であり、第3凸部の高さがH0.25mm以上2.5mm以下である請求項1ないし8のいずれか一項に記載の衛生物品の複合シート。
  10. 吸収性物品の表面シートとして用いる請求項1ないし9のいずれか一項に記載の複合シート。
  11. 請求項1ないし9のいずれか一項に記載の複合シートからなる表面シートを備え、該複合シートの第1シート側が着用者の肌側を向くように該複合シートが配置されている吸収性物品。
  12. 請求項1ないし9のいずれか一項に記載の複合シートの製造方法であって、
    周面部に互いに噛み合う凹凸形状を有する第1及び第2ロールを回転させながらそれらの噛み合い部分に第1シートを供給して該第1シートを凹凸賦形し、
    第1シートを第1ロールの周面部に沿わせてそのまま保持して前記噛み合い部分から移動させた後、第2シートを第1シートに重ね合わせるように供給して両シートを部分的に接合する工程を有し、
    第1ロールとして、モジュールが異なる2種類の歯車を複数枚組み合わせてロール状にしたものを用い、
    前記歯車は、第1のジュールを有する第1歯車と、第1のモジュールの2倍のモジュールである第2のモジュールを有する第2歯車とからなる、複合シートの製造方法。
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