JP4454540B2 - 伸縮性シート - Google Patents

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Description

本発明は、クッション性と風合いの良い中空の立体形状が保持されている伸縮性シートに関する。また本発明は、設備がコンパクトで生産効率の良い該シートの製造方法に関する。
熱収縮性繊維層と非熱収縮性繊維層を部分的に接合一体化後、加熱して収縮繊維層を収縮させて、凹凸を形成した通気性を有する立体シートが提案されている(例えば特許文献1参照)。この立体シートは、シート間の収縮率の差を利用して、凹凸シートを形成し、かつ潜在捲縮繊維やエラストマー繊維を用いることで伸縮性を有する。
また、吸収性物品用の表面シートとして、第1のシートを一対の歯車ロールで規則正しい凹凸を形成し、凹凸形状を維持したまま第2のシートに接合して、形成したシートで実質的に伸張しないシートを積層したシートで、伸縮しない凹凸シートが形成されることが特許文献2に記載されている。しかし、該方法で作ったシートは伸縮性を有しない(特許文献2参照)。
特開2002−187228号公報 特開2004−174234号公報
従って本発明の目的は、伸張させてもクッション性に優れ、風合いの良好な伸縮性シート及び効率の良い製造方法を提供することにある。
本発明は、流れ方向(MD)に実質的に伸縮せず且つ流れ方向に直交する方向(CD)に伸縮性のある不織布からそれぞれなる第1層及び第2層を積層したシートであって、
第1層が突出して内部が空洞となっている多数の凸部を形成していると共に該凸部間に凹部が形成されており、
前記の各凹部には、第1層と第2層とが接合されている接合部、及び両層が接合されていない非接合部がそれぞれ形成されており、
前記の各非接合部は、シート流れ方向(MD)において一直線上に位置している伸縮性シートを提供することにより前記目的を達成したものである。
また本発明は、周面が凹凸形状となっている第1のロールと、第1のロールの凹凸形状と噛み合い形状となっている凹凸形状を周面に有する第2のロールとの噛み合わせ部に、伸縮性の不織布からなる第1層を噛み込ませて第1層を凹凸賦形し、
吸引によって第1のロールにおける前記周面に、第1層を凹凸賦形された状態のまま、別に供給される伸縮性の不織布からなる第2層と積層しつつ、第1のロールと、凹凸を有しない第3のロールとで、第1層と第2層とを挟圧して接合する伸縮性シートの製造方法を提供するものである。
本発明の伸縮性シートは、CD及び斜め方向で、弾性体のごとく伸縮性を有し、伸長をとりさると、元の凹凸形状が保持されており、クッション性が良く風合いも良好である。従って、該シートを例えば生理用ナプキンのウィング部材として用いた場合、該シートの伸長の程度によらずクッション感が維持される。また、ナプキンをショーツに装着したときに、ショーツの股下湾曲形状に即してウィングが伸長するので、ウィングがよれにくい。またウィングに皺が入りにくい。更にウィング屈曲部での肌当たりも比較的良く、装着感が良好になる。
本発明の製造方法によれば、生産ラインにて伸縮性のある不織布を用いて、所望のピッチや大きさの凸部、特に小ピッチの凸部を容易に製造することができる。また、凹部における非接合部の面積を変化させて、伸縮性を変えることができる。更に、多数の小さな凸部を確実に形成することも容易である。また凸部を一定の大きさで再現性良く形成できる。その上、歯車の組み合わせや歯幅を変更するだけの簡単な操作で、凸部のピッチや大きさを自由に変更できる。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1には本発明の伸縮性シート10の要部拡大図が示されている。図1に示す伸縮性シート10は立体賦形されたものであり、生理用ナプキンなどの吸収性物品のウィング部材として好適に用いられるものである。伸縮性シート10は、第1層1と第2層2とを有している。第1層1には突出した多数の凸部4が形成されている。凸部4の内部は空洞になっている。凸部4間は凹部3になっている。各凹部3は、その一部において、第1層1と第2層2とが接合されている。つまり各凹部3には接合部及び非接合部が存在している。
本実施形態においては、凸部4はその底面が矩形である。また凸部4は、全体として稜線が丸みを帯びた扁平な直方体又は四角錐体となっている。一方、凹部3も矩形となっている。
凸部4及び凹部3は、交互に且つ一方向に列をなすように配置されている。本実施形態においては図1に示すように、同図中X方向に沿って凸部4及び凹部3が交互に配置され列をなしている。この方向は、伸縮性シート10の製造工程における流れ方向(MD)と一致する。凸部4及び凹部3からなる列は、図1中Y方向に亘って多列に配置されている。この方向は、伸縮性シート10の製造工程における幅方向(CD)と一致する。
伸縮性シート10においては、一の列における任意の一つの凸部に着目したときに、該列に隣り合う左右の列においては、該一つの凸部と隣り合う位置に凸部が同様に位置していない。「一つの凸部と隣り合う位置に同様に凸部が位置していない」とは、一つの凸部に着目したときに、隣り合う列の完全に同位置に、凸部が位置していないことを意味している。つまり、図1におけるY方向に関して、隣り合う列間における凸部が完全に連なるように凸部が配置されていないことを意味する。従って、一つの凸部と隣り合う位置には、凸部の一部と凹部の一部の双方が存在していてもよいし、或いは凹部のみが存在していてもよい。
本実施形態においては、隣り合う2つの列において、凹部は半ピッチずつずれて配置されている。従って、一の列における任意の一つの凹部に着目したときに、該一つの凹部はその前後及び左右が凸部によって取り囲まれて形成された、閉じた凹部となっている。つまり、凹部は千鳥格子状に配置されている。従って、凸部も同様に千鳥格子状に配置されている。
図2には、図1に示す伸縮性シート10の平面図が示されている。図2に示すように、凸部4と凹部3とが交互に配置されてなる列(図2中、X方向、即ちMDの列)と直交する方向(Y方向、即ちCD)に関して、凹部3には、接合部3a、非接合部3b及び接合部3aがこの順で形成されている。図2に示すように、各非接合部3bはX方向、即ちMDにおいて凸部間に、且つ一直線上に位置している。各非接合部3bが一直線上に位置していることで、伸縮性シート10の伸縮性が高くなる。各非接合部3bが一直線上に位置していない場合には、第1層1及び第2層2が本来的に有する伸縮性が阻害されやすく、その結果、伸縮性シート10の伸縮性も低下する傾向にある。伸縮性シート10の伸縮性は、非接合部3bの面積を増減することで調整することができる。
凸部4及び凹部3がこのように配置されていることで、伸縮性シート10を生理用ナプキンのウィング部材として用いた場合に、身体との接触圧が低くなり、装着感が良好になる。また、伸縮性があるので、ウィングに皺が入りにくいという利点がある。
これらの効果を一層顕著なものとする観点から、凸部4はその高さH(図1参照)が、0.5〜10mm、特に1〜3mmであることが好ましい。また、X方向(列方向)に沿う凸部4の底部寸法Aは2〜30mm、特に2〜5mmであることが好ましく、Y方向(列方向と直交する方向)に沿う底部寸法Bは2〜30mm、特に2〜5mmであることが好ましい。また、凸部4の底面積は4〜900mm2、特に4〜25mm2であることが好ましい。
X方向(列方向)での凹部3の接合長さC(図1参照)は、0.1〜20mm、特に0.5〜5mmであることが、肌触りが良好でクッション感が高い点から好ましい。
伸縮性シート10は、その伸縮方向が、ナプキン長手方向に直交する方向を向くようにナプキンに取り付けられることが好ましい。
第1層1及び第2層2は同一の又は異なる不織布からなる。この不織布はMD(不織布が流れる方向、Machine Directionの略。流れ方向とも言う。繊維が配列している方向)においては実質的に非伸縮性であり、CD(Cross Direction の略)においては伸縮性を有する。それらの伸縮方向が一致するように積層される。第1層1及び第2層2は、それらのMDが、伸縮性シート10のMDと一致している。この様な不織布を用いることによって、所望する寸法の凹凸形状を形成するにあたり、後述する第1及び第2の凹凸ロールの凹凸形状にほぼ即した伸縮性シート10を安定的に且つ再現性良く製造できる。MDに伸縮する不織布を用いると生産時に搬送性が容易でなくなる。
伸縮性を有する不織布は、その伸縮率が105〜200%であることが好ましく、105%〜120%であることがより好ましい。ここで、実質的に非伸縮性である不織布とは、伸縮率が105%以下であり、伸び率5%を超える伸長では材料破壊を起こすか又は永久歪みが発生するものをいう。ここで、伸縮率は、もとの材料の長さが2倍に伸張した場合、伸縮率200%となる。また、伸び率は、もとの材料の長さが2倍に伸張したとき100%となる。
前記不織布としては、上記特性を有するものであれば、公知の不織布が使用できる。例えばスパンボンド不織布、メルトブローン不織布、スパンレース不織布及びニードルパンチ不織布等の種々の不織布が挙げられる。伸縮性シート10を、屈曲部にも伸縮性と風合いが要求されるナプキンのウィング部材として用いる場合には、前記不織布として、長手方向(MD)に延伸したスパンボンド不織布を用いることが好ましい。該不織布は、MDに延伸されたことで、長手方向に直交する方向(CD)に接着点が凝縮され、CDに良く延伸する。従って、後述する製造工程において、該不織布を歯車で延伸して機械力を加えても、その風合いが維持されかつ伸縮性が損なわれにくい。構成繊維の繊度は1〜20dtex、特に1.5〜4dtexであることが、表面シートの強度確保、肌触りの向上等の点から好ましい。また、第1層と第2層を熱融着する場合には、前記不織布に熱融着繊維が含まれることが好ましい。熱融着繊維としては、PET/PE、PP/PEなどの芯鞘構造のものが好ましい。
第1層1の坪量は、10〜100g/m2、特に10〜30g/m2であることが好ましい。一方、第2層2の坪量は、5〜50g/m2、特に10〜30g/m2であることが好ましい。第1層1及び第2層2を含めた伸縮性シート10の全体の坪量は、15〜150g/m2、特に20〜60g/m2であることが好ましい。
なお、第1層1及び第2層2がフィルム状のシートである場合は、後述する凹凸加工時に破れが生じてしまったり、接合時にフィルムの接合点が硬くなり、衛生用品として適さない。
次に、本実施形態の伸縮性シートの好ましい製造方法を図3〜図7を参照しながら説明する。図3に示すように、先ず、第1層1を原反(図示せず)から繰り出す。これとは別に、第2層2を原反(図示せず)から繰り出す。第1層1及び第2層2はそれぞれ、そのMD、即ち実質的に伸縮しない方向に沿って繰り出される。繰り出された第1層1を、周面が凹凸形状となっている第1のロール11と第1のロール11の凹凸形状と噛み合い形状となっている凹凸形状を周面に有する第2のロール12との噛み合わせ部に噛み込ませて第1層1を凹凸賦形する。
図4及び図5には、第1のロール11の要部拡大図が示されている。本実施形態のロール11は、同モジュールの平歯車からなる第1の歯車11c及び第2の歯車11dを複数枚組み合わせ、これらの歯車を回転軸15に同心状に取り付けてロール状に形成したものである。各歯車11c,11dは何れも同じ歯幅を有している。各歯車11c,11dはその中心が開口しており、その開口部に回転軸15が挿入される。各歯車11c,11d及び回転軸15にはそれぞれ切り欠き部(図示せず)が形成されており、該切り欠き部にキー(図示せず)が挿入される。これによって各歯車11c,11dの空回りが防止される。
第2の歯車11dの歯先円直径は、第1の歯車11cの歯先円直径よりも小さくなっている。具体的には、第2の歯車11d(スペーサー)の歯先円直径は、第1の歯車11cの歯先円直径よりも0.5〜10mm小さくなっている。
第1のロール11においては、1枚の第2の歯車11dに対してその両側にそれぞれ1枚ずつの第1の歯車11cが配されて、これらの3枚の歯車を一組とした歯車群16が複数組配されている。各歯車群16においては、第1の歯車11c及び第2の歯車11dは、各歯車11c,11dの歯がロールの回転軸方向に並列するように配されている。これによって各歯車群16においては、ロール11の回転方向に沿って凸部17と凹部18とが交互に形成される。凸部17は、3枚の歯車(つまり2枚の第1の歯車11cと1枚の第2の歯車11d)それぞれの歯がロール11の回転軸方向に並列して形成されたものであるか(図4中、符号17aで示す)、或いは2枚の第1の歯車11cの歯がロールの回転軸方向に並列して形成されたものである(図4中、符号17bで示す)。一方、凹部18は、2枚の第1の歯車11cの歯間で形成されたものである。凸部17の幅は、表面シート1の凸部4におけるY方向の寸法を決定する。
歯車群16は二組以上用いられる。各歯車群16は、隣り合う歯車群16,16における凹凸部のピッチが互いに異なるように配される。本実施形態においては、隣り合う歯車群16,16は凹凸部が半ピッチずれている。
各歯車群16においては、2枚の第1の歯車11c間に、ロール11の回転方向に沿って、一定の間隔をおいて空隙部19が複数形成されている。各空隙部19は、2枚の第1の歯車11cと、これらの間に位置する第2の歯車11dとで形成されている。更に詳細には、各空隙部19は、2枚の第1の歯車11cの相対向する側面と、第2の歯車11dにおける隣り合う2つの歯によって画定される。従って空隙部19は、第2の歯車11dの歯数と同数形成されることになる。空隙部19は、外部に向かって開口している。
第1の歯車11cには、回転軸15が挿入される中心の開口部を取り囲むように複数の開口部20が形成されている。各開口部20は同径であり、歯車の中心からそれぞれ等距離の位置に形成されている。隣り合う開口部20,20と歯車の中心とがなす角度は何れも等しくなっている。各歯車11cにおける開口部20の個数は、第2の歯車11dの歯数と同数になっている。そして、各歯車群16を組み付ける場合には、各開口部20が、第2の歯車11dにおける隣り合う歯間にそれぞれ位置するように、第1及び第2の歯車11c,11dを配置する。このように各歯車群16を組み付け、更にそれぞれの歯車群16を凹凸部のピッチが互いに異なるように配した状態においては、それぞれの第1の歯車11cの開口20が、ロール11の回転軸方向に連なって、該回転軸方向に延びる複数の吸引路21がロール11の内部に形成される。そして各吸引路21は、先に述べた空隙部19と連通する。
吸引路21の少なくとも一端は、ブロワや真空ポンプなどの吸引源(図示せず)に通じている。従って、吸引源を作動させて吸引操作を行うと、空隙部19から吸引路21を通じて空気が吸引される。
本実施形態のロール11は特に小ピッチで小凸部を多数形成する場合に有効である。本実施形態のロール11では、低モジュールな平歯車を用いても、第2の歯車11dの歯幅を大きくしたり、また歯数を少なくすることにより空隙部19を大きくできる。その結果、吸引孔の面積を充分に確保することができる。更に、歯車の組み合わせや幅を変更するだけの簡単な操作で、凸部のピッチや大きさを自由に変更できるという利点もある。
再び図3に戻ると、第1層1を、第1のロール11と第2のロール12との噛み合わせ部に噛み込ませて第1層1を凹凸賦形する。この場合、第1のロール11を先に述べたように吸引しておく。吸引は、第1のロール11と第2のロール12との噛み合い部から第1層1と第2層2との合流部までの間で行われる様に制御されている。従って、第1のロール11と第2のロール12との噛み合いによって凹凸賦形された第1層1は、第1のロール11に形成された空隙部19による吸引力によって図6に示すように該ロールの周面に密着し、その凹凸賦形された状態が保持される。吸引を行わない場合には、第1層が第1のロール11の周面から浮き上がってしまい、結果として所望の凹凸形状を有するシートを得ることができない。
次いで、第1層1を第1のロール11の周面に引き続き密着させた状態下に(図6参照)、図3に示すように、第1層1を、別に供給されている第2層2と積層する。そして、積層された両層を、第1のロール11と第3のロール14とで挟圧する。第3のロール14は凹凸を有しないアンビルロールである。このとき、第1のロール11と第3のロール14の両方又は第3のロール14のみを所定温度に加熱しておく。これによって、第1のロール11の凸部17aを構成する歯車群16における歯先円直径の大きい歯車である2つの第1の歯車11c上に位置する第1層1と第2層2とが熱融着によって接合される(図7参照)。この接合によって2つの接合部3a(図2、図7参照)が形成される。一方、凸部17aを構成する歯車群16における第2の歯車11dは、第1の歯車11cよりも歯先円直径が小さいので、第2の歯車11dとアンビルロール14間に位置する第1層1及び第2層2は挟圧されず、熱融着が起こりにくい(図7参照)。その結果、2つの接合部3a間には非接合部3b(図2、図7参照)が形成される。
一方、第1のロール11の凸部17bを構成する歯車群16は、2つの第1の歯車11cを有するのみなので、この2つの第1の歯車11c上に位置する第1層1が第2層2と熱融着によって接合される。この接合によって2つの接合部3a(図2参照)が形成される。2つの第1の歯車11c間には、第1層1と第2層2とを挟圧する部材が存在しないので、これら両層は熱融着されない。その結果、2つの接合部3a間には非接合部3b(図2参照)が形成される。
このようにして、非接合部3bは、シート流れ方向において一直線上に位置するように形成される。非接合部3bがこのように形成されることで、第1層1及び第2層2が本来的に有する伸縮性が損なわれず、伸縮性シート10は、MD以外の方向、例えばMDと交差する方向、特にCDに伸縮性を有すようになる。
なお、本製造方法においては、第1層1と第2層2とを熱融着によって接合することに代えて、ホットメルト接着剤による接着や超音波接合によってこれらの層を接合してもよい。
更に、第1のロール11として、図8に示すような所定の歯幅を有する平歯車11aを複数枚組み合わせてロール状に形成したものを用いてもよい。各歯車の歯幅は、伸縮性シート10の凸部4におけるY方向の寸法を決定する。隣り合う歯車は、その歯のピッチが半ピッチずつずれるように組み合わされている。その結果、第1のロール11は、その周面が凹凸形状となる。
図8に示す第1のロール11における各歯車の歯溝部には吸引孔13が形成されている。この歯溝部は、第1のロール11の周面における凹凸形状のうちの凹部に相当するものである。吸引孔13は、ブロワや真空ポンプなどの吸引源(図示せず)に通じている。隣り合う歯車間には所定の空隙Gを設けておいてもよい。これによって、第1層1に噛み合いの凹凸賦形を施すときに、該第1層1に無理な伸長力や、ロールの凹凸噛み合いによる切断効果を加えることなく第1層1を第1のロール11の周面に密着させられる。空隙Gは歯車の全歯たけや第1層1の坪量にもよるが、0.1〜50mm、特に0.1〜5mm程度であれば、第1層1に破断や損傷を与えることなく密着を行うことができる。
歯車11aの歯先は二股に分かれ、一対の先端部22,22を形成している。先端部22間は凹陥部23となっている。本実施形態のロール11においては、歯車11aの先端部22が、図3に示すロールにおける第1の歯車11cの歯先の先端部に対応する。一方、歯車11cの凹陥部23が、図3に示すロールにおける第2の歯車11dの歯先の先端部に対応する。従って、本実施形態のロール11を用いる場合には、歯車11aの先端部22に位置する第1層及び第2層2が挟圧されて接合され、接合部3a(図2参照)が形成される。一方、凹陥部23に位置する第1層及び第2層2は挟圧を受けないので、非接合部3b(図2参照)となる。
このようにして得られた伸縮性シート10は、例えば生理用ナプキン、使い捨ておむつ、失禁パッドなどの吸収性物品の構成部材として用いられ、特に生理用ナプキンのウィング部材として好適である。この場合、凸部4を有している第1層1側が肌に当接するように用いられ、かつ伸縮方向がナプキン長手方向に直交する方向になるよう配置されることが、ナプキンをショーツに装着したときに、ショーツの股下湾曲形状に即してウィングが伸長しやすくなるので好ましい。その結果、ウィングがよれにくくなり、皺になりにくくなる。更に、他に悪影響を及ぼすことなくウィングの形状を大きくすることができる。
本発明は前記実施形態に制限されない。例えば図4及び図5に示すロールにおいては、2枚の第1の歯車11cと、これらの間に位置する1枚の第2の歯車11dとで一組の歯車群が構成されていたが、歯車群の構成はこれに限られず、少なくとも1枚の第2の歯車11dの少なくとも一方の側に、少なくとも1枚の第1の歯車11cを配し、これを以て一組の歯車群となすことができる。この場合は、歯車群間の軸方向の隙間を多めにとる、好ましくは、1〜5mmとることで、ドーム型の凸部が潰れることなく形成し易くなる。
更に図4及び図5に示すロールにおいては、2枚の第1の歯車11c間に第2の歯車11dを介在させることで空隙部19のガイド部を形成していたが、空隙部及びガイド部の形成方法はこれに限られない。例えば第2の歯車11dを第1の歯車11cと一体化した形状の歯車を用いて空隙部及びガイド部を形成してもよい。
また、前記実施形態においては、凹部3の前後及び左右が凸部4で取り囲まれて閉じた凹部となっていたが、この凹部は閉じておらず、その一部が他の凹部とつながっていてもよい。
また、前記実施形態においては、伸縮性シート10における凸部4及び凹部3の列(図1におけるX方向の列)は、隣り合う列と半ピッチずつずれて配置されていたが、半ピッチ以外のピッチで配置されていてもよい。
また図9に示すように、凸部及び凹部がそれぞれ、一方向に延びる直線状凸部4'及び直線状凹部3'からなり、該直線状凸部4'及び該直線状凹部3'が交互に配置されて配されてもよい。このような伸縮性シートは、第1のロールとして、第1の歯車及び第2の歯車の歯がロールの回転軸方向に並列して、ロールの回転方向に沿う凹凸部が交互に且つロールの幅方向全域に亘り連続して形成されているものを用いることで製造することができる。図9に示す伸縮性シートの直線状凸部4'においては、該直線状凸部4'の延びる方向に沿って、接合部(図示せず)と非接合部(図示せず)とが交互に配置されている。そして、非接合部は、シート流れ方向において一直線上に位置している。
また前記実施形態においては、第1の歯車11aと第2の歯車11bは同じ歯幅で構成されていたが、異なる歯幅であってもよい。さらに、一の歯車群における歯車の歯幅を、他の歯車群における歯車の歯幅と異ならせてもよい。
本発明の伸縮性立体賦形シートの要部を拡大して示す斜視図である。 図1に示すシートの平面図である。 図1に示すシートを製造する方法を示す模式図である。 図3における第1のロールの要部拡大図である。 図4に示すロールの一部の分解斜視図である。 第1層が凹凸賦形されたまま第1のロール保持されている状態を示す図である。 接合部となる歯先端部の拡大図である。 第1のロールの別の実施形態を示す要部拡大図である。 本発明の伸縮性立体賦形シートの別の実施形態を示す模式図である。
符号の説明
1 第1層
2 第2層
3 凹部
4 凸部
10 伸縮性立体賦形シート
11 第1のロール
12 第2のロール
14 第3のロール(アンビルロール)

Claims (4)

  1. 流れ方向(MD)に実質的に伸縮せず且つ流れ方向に直交する方向(CD)に伸縮性のある不織布からそれぞれなる第1層及び第2層を、それらの伸縮方向が一致するように積層したシートであって、
    第1層が突出して内部が空洞となっている多数の凸部を形成していると共に該凸部間に凹部が形成されており、
    凸部及び凹部は、それらが交互に且つ前記不織布の流れ方向(MD)に列をなすように配置されており、更に該列が、前記不織布の流れ方向(MD)に直交する方向(CD)に多列に配置されており、
    一の列における任意の一つの凸部に着目したときに、該列に隣り合う左右の列においては、該一つの凸部と隣り合う位置に凸部が位置しておらず、且つ一の列における任意の一つの凹部に着目したときに、該一つの凹部はその前後及び左右が凸部によって取り囲まれており、
    前記の各凹部には、第1層と第2層とが接合されている接合部、及び両層が接合されていない非接合部がそれぞれ形成されており、
    前記の各凹部において、前記の接合部及び非接合部は、前記不織布の流れ方向(MD)に直交する方向(CD)に関して、接合部、非接合部及び接合部の順で形成されており、
    前記の各凹部において、各非接合部は、前記不織布の流れ方向(MD)の全域にわたって形成されており、
    前記の各非接合部は、前記不織布の流れ方向(MD)において一直線上に位置しており、
    前記不織布の流れ方向(MD)と交差する方向に伸縮性を有している伸縮性シート。
  2. 前記凸部は、その高さが0.5〜10mmで、底面積が4〜900mm2であり、
    前記凹部は、列方向での長さが0.1〜20mmである請求項記載の伸縮性シート。
  3. 少なくとも一方向の伸縮率が105〜200%である請求項1又は2記載の伸縮性シート。
  4. ウィングつきナプキンのウィング部材として用いられる請求項1ないし3の何れかに記載の伸縮性シート。
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