JP2017099593A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】表面シートの凸部の配置により、吸収体の吸収面積の効率化が向上し、横流れが発生し難い吸収性物品を提供すること。
【解決手段】吸収性物品1は、表面シート2が、第1シート2uと第2シート2dとの積層体からなる。積層体は、第1シート2uと第2シート2dとの接合部8を複数有し、第1シート2uが、接合部8以外の部位において第2シート2dから離れる方向に突出して、着用者の身体に向けて突出する複数の凸部9をなす。凸部9は股下部1Mに配される。表面シート2は、縦中心線CLを含む中央部に位置する中央域2C、縦方向Xに沿う両側部に位置する一対の側部域2S、中央域2Cと各側部域2Sとの間に位置する一対の中間部域2Mを有する。中央域2Cに配された凸部9C及び各側部域2Sに配された凸部9Sの大きさが、各中間部域2Mに配された凸部9Mの大きさよりも小さい。
【選択図】図2

Description

本発明は、使い捨ておむつや生理用ナプキン等の吸収性物品に関する。
本出願人は、先に、使い捨ておむつ、生理用ナプキン等の吸収性物品の表面シートとして、着用者の肌側に向けられる肌側面に、エンボス加工等により凹凸形状を形成した立体的形状のシートをフラットな別のシートに貼り合わせた積層構造のシートを提案した(特許文献1)。
また、本出願人は、先に、吸収体の両側部に配される表面シートのサイド領域に、表面シートの中央領域に設けた凸部よりも高低差の大きい凸部を形成した表面シートを具備する吸収性物品を提案した(特許文献2)。
特開2004−174234号公報 特開2009−148445号公報
特許文献1に記載の立体的形状の積層シートによれば、表面シートの肌側面に凹凸形状を形成することで、軟便や尿などの漏れ防止効果を向上させることができる。しかし、特許文献1には、大きさの異なる凸部を設けることに関しては、何ら記載されていない。
また、特許文献2に記載の表面シートは、両側部に配されるサイド領域の凸部の大きさが、表面シートの中央領域に設けた凸部よりも大きいので、軟便や尿を該サイド領域の凸部の内部で保持でき、軟便や尿が、吸収性物品の側方に向かって流れる横流れを抑制することができる。しかし、該サイド領域が吸収体の両側部に対応している為、該サイド領域の凸部の内部で保持できる量が多いと、吸収体の両側部で吸収する量が多くなり、吸収体の側部から横流れが発生してしまうことも考えられる。このように特許文献2に記載の表面シートには、更なる改良の余地があった。
したがって本発明は、前述した従来技術が有する欠点を解消し得る吸収性物品を提供することにある。
本発明は、表面シート、裏面シート及びこれら両シート間に配置された吸収体を具備し、着用時に着用者の腹側に配される腹側部と、背側に配される背側部と、それらの間に位置する股下部とに区分された吸収性物品であって、前記表面シートが、第1シートと第2シートとの積層体からなり、前記積層体は、第1シートと第2シートとの接合部を複数有し、第1シートが、前記接合部以外の部位において第2シートから離れる方向に突出して、着用者の身体に向けて突出する複数の凸部を形成しており、前記複数の凸部は、少なくとも前記股下部に配されており、前記表面シートは、縦方向に延びる縦中心線を含む中央部に位置し且つ縦方向に延びる中央域、縦方向に沿う両側部に位置し且つ縦方向に延びる一対の側部域、該中央域と各該側部域との間に位置し且つ縦方向に延びる一対の中間部域を有し、前記中央域に配された前記凸部及び各前記側部域に配された前記凸部の大きさが、各前記中間部域に配された前記凸部の大きさよりも小さい吸収性物品を提供するものである。
本発明によれば、表面シートの凸部の配置により、吸収体の吸収面積の効率化が向上し、横流れが発生し難い。
図1は、本発明の吸収性物品の一実施形態である使い捨ておむつを、各部の弾性部材を伸長させて平面状に拡げた展開状態にし、肌対向面である表面シート側から見た平面図である。 図2は、図1におけるII−II線断面を模式的に示す厚み方向断面図である。 図3は、図1に示すおむつに配されている表面シートの肌対向面を示す平面図である。 図4は、図3の要部を拡大して示す平面図である。 図5は、図4におけるV−V線断面を模式的に示す厚み方向断面図である。 図6は、図4におけるVI−VI線断面を模式的に示す厚み方向断面図である。 図7は、本発明の吸収性物品の備える別の実施形態の表面シートの要部を拡大して示す平面図である(図4相当図)。 図8は、図7におけるVIII−VIII線断面を模式的に示す厚み方向断面図である。 図9は、本発明の吸収性物品の備えるまた別の実施形態の表面シートの要部を拡大して示す平面図である(図4相当図)。 図10は、図9におけるX−X線断面を模式的に示す厚み方向断面図である。 図11は、本発明の吸収性物品の備える更に別の実施形態の表面シートの要部を拡大して示す平面図である(図4相当図)。 図12は、図11におけるXII−XII線断面を模式的に示す厚み方向断面図である。
以下、本発明の吸収性物品をその好ましい実施形態に基づき図面を参照して説明する。図1及び図2には、本発明の吸収性物品の一実施形態である使い捨ておむつ1(以下、単におむつ1ともいう)が示されている。おむつ1は、表面シート2、裏面シート3、及びこれら両シート2,3間に配置された吸収体4を具備し、着用時に着用者の腹側に配される腹側部1Fと、背側に配される背側部1Rと、それらの間に位置する股下部1Mとに区分されている。腹側部1F、股下部1M及び背側部1Rは、おむつ1を縦方向Xに三等分した場合の各領域に相当する。股下部1Mは、おむつ1の着用時に着用者の排泄部に対向配置される排泄部対向部を含んでおり、該排泄部対向部は通常、おむつ1の縦方向Xの中央部又はその近傍に位置している。
尚、本明細書において、「肌対向面」とは、おむつ1の各構成部材(例えば吸収体4)の表裏両面のうち、おむつ1の着用状態において着用者の肌側に配される側の面のことである。「非肌対向面」とは、おむつ1の各構成部材(例えば吸収体4)の表裏両面のうち、おむつ1の着用状態において着用者の肌側と反対側に配される面のことである。ここでいう「着用状態」とは、通常の適正な着用位置、すなわち当該吸収性物品の正しい着用位置が維持された状態を意味し、吸収性物品が該着用位置からずれた状態にある場合は含まない。
また、以下の説明において、「縦方向X」とは、平面に展開した状態のおむつ1において、腹側部1Fから背側部1Rに亘る方向のことである。また、「横方向Y」とは、平面に展開した状態のおむつ1の縦方向Xと直交する方向であり、平面に展開した状態のおむつ1の幅方向のことである。
おむつ1は、縦方向Xに延びる中心線CLに対して左右対称形となっている。従って、以下の説明では、左右対称な部分については、主に、一方についてのみ説明する。
おむつ1は、図1及び図2に示すように、吸収性コア41を有する吸収体4と、該吸収体4の肌対向面側に配され、着用時に着用者の肌と接触し得る液透過性の表面シート2と、該吸収体4の非肌対向面側に配された液不透過性ないし撥水性の裏面シート3とを具備する。おむつ1は、図1に示す如き平面視において、股下部1Mに位置する縦方向Xの中央部が中心線CL側に括れ且つ縦方向Xに長い縦長の形状をなしている。表面シート2は、縦方向Xにおいて、吸収体4よりも大きな長さを有し、横方向Yにおいて、吸収体4とほぼ同様の長さを有するか,又は吸収体4よりも若干大きな長さを有している。裏面シート3は、縦方向X及び横方向Yそれぞれにおいて、吸収体4よりも大きな長さを有している。また裏面シート3は、縦方向Xにおいて、表面シート2とほぼ同等の長さを有し、横方向Yにおいて、表面シート2よりも大きな長さを有している。裏面シート3は、吸収体4の周縁から外方に延出し、図1に示す如き展開且つ伸長状態のおむつ1の輪郭を形成している。裏面シート3としては、この種の吸収性物品に従来用いられている各種のものを特に制限なく用いることができ、樹脂フィルム、樹脂フィルムと不織布等とのラミネート等を用いることができる。裏面シート3は通気性を有していてもよい。
おむつ1の表面シート2側における縦方向Xに沿う左右両側部には、それぞれサイドシート5が配されている。サイドシート5は、縦方向Xに沿う中心線CL側の内側縁部と、該内側縁部よりも横方向Yの外方に位置して縦方向Xに沿う外側縁部とを有し、図1に示す如き平面視において、該内側縁部は吸収体4と重なり、該外側縁部は、図2に示すように、吸収体4の縦方向Xに沿う側縁から横方向Yの外方に延出し裏面シート3と接合されている。着用者の脚周りに配される左右のレッグ部におけるサイドシート5と裏面シート3との間には、糸状の弾性部材50が縦方向Xに沿って伸長状態で固定されている。これにより、おむつ1の着用時におけるレッグ部には、弾性部材50の収縮により一対のレッグギャザーが形成される。また、サイドシート5の内側縁部には、糸状の弾性部材51が縦方向Xに沿って伸長状態で固定されており、これにより、おむつ1の着用時には弾性部材51の収縮により少なくとも股下部1Mにおいて、サイドシート5は裏面シート3との接合部を起点として該内側縁部側が着用者の肌側に向かって起立し、防漏カフを形成する。この防漏カフは、尿等の排泄液の横方向Yの外方への流出いわゆる横漏れを防止し得る。表面シート2、裏面シート3、吸収体4、サイドシート5及び弾性部材50,51は、ホットメルト型接着剤等の公知の接合手段により互いに接合されている。サイドシート5としては、通常、使い捨ておむつ等の吸収性物品に用いられるものであれば、特に制限なく用いることができ、伸縮性のフィルム、不織布、織物またはそれらの積層シート等を用いることができる。
おむつ1は、いわゆる展開型の使い捨ておむつである。図1に示すように、おむつ1の背側部1Rの縦方向Xに沿う左右両側縁部には、一対のファスニングテープ6,6が設けられている。ファスニングテープ6には、機械的面ファスナーのオス部材からなる止着部(図示せず)が取り付けられている。また、おむつ1の腹側部1Fの非肌対向面には、機械的面ファスナーのメス部材からなる被止着領域7が形成されている。被止着領域7は、腹側部1Fの非肌対向面を形成する裏面シート3の非肌対向面に、機械的面ファスナーのメス部材を公知の接合手段、例えば接着剤やヒートシール等で接合固定して形成されており、ファスニングテープ6の前記止着部を着脱自在に止着可能になされている。
おむつ1では、吸収体4は、図1に示す如き平面視において、縦方向Xに長い形状をなし、腹側部1Fから背側部1Rにわたって延在している。吸収体4は、吸収性材料を含む液保持性の吸収性コア41と、該吸収性コア41の肌対向面及び非肌対向面を被覆するコアラップシート42とを含んで構成されている。吸収性コア41とコアラップシート42との間は、ホットメルト型接着剤等の公知の接合手段により接合されている。
おむつ1では、吸収性コア41は単層構造、或いは吸収性コア41は多層構造であり得る。吸収性コア41は、図1に示す如き平面視において、長手方向、すなわち縦方向Xの中央部が内方に括れた砂時計状をなしている。吸収性コア41は吸収性材料を含むコア形成材料が積繊されてなる。吸収性材料としては、この種の吸収性コアの形成材料として通常用いられるものを特に制限なく用いることができ、例えば、木材パルプ、親水化剤により処理された合繊繊維等の親水性繊維や吸水性ポリマー粒子が挙げられる。すなわち、吸収性コア41は、親水性繊維の積繊体、あるいは該積繊体に吸水性ポリマー粒子を担持させたものであり得る。
コアラップシート42としては、透水性のシート材を用いることができる。コアラップシート42として、例えば、紙、不織布等を用いることができる。おむつ1では、コアラップシート42は、吸収性コア41の横方向Yの長さの2倍以上3倍以下の幅を有する1枚の連続したコアラップシート42であり、この1枚のコアラップシート42は、図2に示すとおり、吸収性コア41の肌対向面の全域を被覆し、且つ吸収性コア41の縦方向Xに沿う両側縁から横方向Yの外方に延出し、その延出部が、吸収性コア41の下方に巻き下げられて、吸収性コア41の非肌対向面の全域を被覆している。尤も、コアラップシート42の形態はこれに限定されず、例えば、吸収性コア41の肌対向面を被覆する肌側コアラップシートと、吸収性コア41の非肌対向面を被覆する非肌側コアラップシートとを含み、且つ両シートがそれぞれ別体のシートであってもよい。
表面シート2は、図3に示すように、縦方向Xに延びる縦中心線CLを含む中央部に位置し且つ縦方向に延びる中央域2C、縦方向Xに沿う両側部に位置し且つ縦方向Xに延びる一対の側部域2S,2S、中央域2Cと各側部2Sとの間に位置し且つ縦方向Xに延びる一対の中間部域2Mを有しており、おむつ1では、表面シート2は、中央域2C、一対の側部域2S,2S及び一対の中間部域2Mからなる。即ち、おむつ1の表面シート2は、中央域2C、一対の側部域2S,2S及び一対の中間部域2Mの5つの領域に区分されている。
表面シート2における中央域2C、側部域2S及び中間部域2Mとは、後述する凸部の形状及び/又は凸部の大きさによって区別することができる。表面シート2は、吸収体4における肌対向面側に配置されている。そして、上述したように、表面シート2は、横方向Yにおいて、吸収体4とほぼ同様の長さを有するか,又は吸収体4よりも若干大きな長さを有している。中央域2Cの幅(横方向Yの長さ)は、表面シート2の横方向Yの全長に対して、4%以上であることが好ましく、16%以上であることが更に好ましく、そして、34%以下であることが好ましく、28%以下であることが更に好ましく、具体的には、4%以上34%以下であることが好ましく、16%以上28%以下であることが更に好ましい。また、各側部域2Sの幅(横方向Yの長さ)はそれぞれ、表面シート2の横方向Yの全長に対して、4%以上であることが好ましく、16%以上であることが更に好ましく、そして、34%以下であることが好ましく、28%以下であることが更に好ましく、具体的には、4%以上34%以下であることが好ましく、16%以上28%以下であることが更に好ましい。また、各中間部域2Mの幅(横方向Yの長さ)はそれぞれ、表面シート2の横方向Yの全長に対して、4%以上であることが好ましく、12%以上であることが更に好ましく、そして、32%以下であることが好ましく、24%以下であることが更に好ましく、具体的には、4%以上32%以下であることが好ましく、12%以上24%以下であることが更に好ましい。
表面シート2は、図2に示すように、第1シート2uと第2シート2dとの積層体からなる。第1シート2uは、おむつ1の着用状態において、着用者の身体側に位置している。第2シート2dは、おむつ1の着用状態において、吸収体4側に位置している。積層体である表面シート2は、図3に示すように、第1シート2u及び第2シート2dが部分接合による接合部8を複数有し、第1シート2uが、該接合部8以外の部位において第2シート2dから離れる方向に突出して、着用者の肌側に向かって突出する複数の凸部9を形成している。表面シート2は、中央域2C、各側部域2S及び各中間部域2Mの何れにおいても、第2シート2dがほぼ平坦であり、第1シート2uに起伏の大きな凹凸が形成されて、複数の凸部9を形成している。
接合部8は、種々の手段で形成することができる。第1シート2u及び第2シート2dが、例えば、熱融着可能な材料から構成されている場合には、熱、超音波、高周波による融着などを用いることができる。第1シート2u及び第2シート2dの材質にかかわらず、接着剤による接着を用いることもできる。おむつ1の接合部8は、第1シート2uと第2シート2dとが一体的に加圧され、両シート2u,2dは何れも他の部分に比して高密度化しており、好ましくは、一方又は両方のシートの構成樹脂の溶融及びその後の固化により両シート2u,2d間が熱融着している。
複数の凸部9は、少なくとも股下部1Mに配されていれば良いが、股下部1Mから腹側部1F及び背側部1Rのいずれか一方若しくは双方にわたって配されていることが好ましく、おむつ1では、中央域2C、各側部域2S及び各中間部域2Mの何れの複数の凸部9も、腹側部1Fから背側部1Rに亘って配されている。凸部9は、中央域2Cの凸部9C、各側部域2Sの凸部9S、各中間部域2Mの凸部9M及び各中間部域2Mの別凸部9M´を有している。尚、中央域2Cの複数の凸部9Cの配置位置、各側部域2Sの複数の凸部9Sの配置位置、各中間部域2Mの複数の凸部9M及び複数の別凸部9M´の配置位置を、それぞれ変えていてもよい。例えば、体液の横漏れの防止の観点から、中央域2Cの複数の凸部9C、各中間部域2Mの複数の凸部9M及び複数の別凸部9M´を股下部1Mにのみ配し、各側部域2Sの複数の凸部9Sを腹側部1Fから背側部1Rに亘って配してもよい。
第1シート2u及び第2シート2dは、シート材料から構成されている。シート材料としては、例えば不織布、織布及び編み地などの繊維シートや、フィルムなどを用いることができ、肌触り等の観点から繊維シートを用いることが好ましく、特に不織布を用いることが好ましい。第1シート2uと第2シート2dを構成するシート材料の種類は同じでもよく、あるいは異なっていてもよい。
第1シート2u及び第2シート2dを構成するシート材料として、不織布を用いる場合の不織布としては、例えば、エアスルー不織布、スパンボンド不織布、スパンレース不織布、メルトブローン不織布、レジンボンド不織布、ニードルパンチ不織布などが挙げられる。これらの不織布を2種以上組み合わせた積層体や、これらの不織布とフィルム等とを組み合わせた積層体を用いることもできる。これらのなかでも、エアスルー不織布又はスパンボンド不織布を用いることが好ましい。第1シート2u及び第2シート2dを構成するシート材料として用いる不織布の坪量は、好ましくは10g/m以上、より好ましくは15g/m以上であり、また好ましくは40g/m以下、より好ましくは35g/m以下である。不織布の坪量は10g/m以上40g/m以下であることが好ましく、15g/m以上35g/m以下であることが更に好ましい。
不織布を構成する繊維としては、各種の熱可塑性樹脂からなる繊維を用いることができる。熱可塑性樹脂としては、ポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル、ナイロン6やナイロン66などのポリアミド、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸アルキルエステル、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデンなどが挙げられる。これらの樹脂は1種を単独で又は2種以上のブレンド物として用いることができる。また、芯鞘型やサイド・バイ・サイド型などの複合繊維の形態で用いることができる。
積層体である表面シート2は、一般に、第1シート2u及び第2シート2dの原反の繰り出し方向を、おむつ1の縦方向Xに一致させて配置している場合が多い。即ち、第1シート2u及び第2シート2dが例えば不織布である場合には、縦方向Xは、不織布を構成する繊維の主たる繊維配向方向と一致する場合が多い。また、表面シート2において、縦方向Xは、表面シート2を製造するときの搬送方向(MD)でもある。
表面シート2では、図3及び図4に示すように、中央域2Cに配された凸部9C及び各側部域2Sに配された凸部9Sの大きさが、各中間部域2Mに配された凸部9M及び別凸部9M´の大きさよりも小さく形成されている。ここで、中央域2Cに配された凸部9C及び各側部域2Sに配された凸部9Sは、それぞれ、図4に示すように、合計6つの接合部8に囲まれた領域内に形成されている。おむつ1では、中央域2Cに配された凸部9Cの大きさと、各側部域2Sに配された凸部9Sの大きさが同じになっている。
おむつ1では、中央域2C及び各側部域2Sにおいては、図4に示すように、接合部8として、縦方向Xに沿う長さL1が横方向Yに沿う長さL2と同じ正方形状の第1接合部81が配されている。第1接合部81は、いずれも矩形をしており、その矩形の各辺は縦方向X又は横方向Yと一致している。おむつ1では、中央域2C及び各側部域2Sにおいては、全ての接合部が、第1接合部81である。
おむつ1では、中央域2C及び各側部域2Sにおいては、図4に示すように、第1接合部81が横方向Yに沿って1種類の間隔L3で規則的に配置された第1接合部列8Raが、縦方向(X方向)に複数列配されている。また、第1接合部81が横方向Yに沿って1種類の間隔L4で規則的に配置された第2接合部列8Rbが、縦方向(X方向)に複数列配されている。そして、第1接合部列8Raと第2接合部列8Rbが、縦方向Xに交互に配されている。尚、おむつ1では、中央域2Cにおける縦方向Xに交互に配された第1接合部列8Ra及び第2接合部列8Rbは、縦方向Xにおける配置位置が、各側部域2Sにおける縦方向Xに交互に配された第1接合部列8Ra及び第2接合部列8Rbの縦方向Xにおける配置位置と一致している。
縦方向Xに隣り合う第1接合部列8Ra,8Raを構成する第1接合部81,81どうしは、横方向Yにおける配置位置が一致している。縦方向Xに隣り合う第2接合部列8Rb,8Rbを構成する第1接合部81,81どうしは、横方向Yにおける配置位置が一致している。そして、第1接合部列8Raにおける間隔L3で隣り合う第1接合部81,81どうし間に、第2接合部列8Rbにおける間隔L4で隣り合う一対の第1接合部81,81が位置している。縦方向Xに隣り合う第1接合部列8Raと第2接合部列8Rbとの間には一定の幅W1の隙間が形成されている。
おむつ1では、中央域2C及び各側部域2Sにおいては、図4に示すように、合計6つの第1接合部81に囲まれた領域内に凸部9C,9Sが形成されている。具体的には、中央域2Cにおいては、第1接合部列8Raを構成する2個の第1接合部81,81、及び、縦方向Xにおいて、該第1接合部列8Raに隣り合う2つの第2接合部列8Rb,8Rbを構成する4個の第1接合部81,81の合計6個の第1接合部81によって囲まれた領域内に凸部9Cが形成されている。また、各側部域2Sにおいても、中央域2Cと同様に、第1接合部列8Raを構成する2個の第1接合部81,81、及び、縦方向Xにおいて、該第1接合部列8Raに隣り合う2つの第2接合部列8Rb,8Rbを構成する4個の第1接合部81,81の合計6個の第1接合部81によって囲まれた領域内に凸部9Sが形成されている。
おむつ1では、中央域2C及び各側部域2Sにおいては、図4に示すように、第1接合部81が、上述の形態で形成され且つ上述の配置位置に形成されている。そして、表面シート2の製造時に、合計6個の第1接合部81に囲まれた領域に相当する部分を、非肌対向面側から押圧したり、肌対向面側から吸引したりすること等によって、表面シート2に、図5に示すような断面形状の凸部9C,9Sが多数形成される。
おむつ1では、中央域2C及び各側部域2Sにおいては、図3及び図4に示すように、凸部9C,9Sが、縦方向Xに一定の間隔で縦方向Xに沿って直列に配されている。上述したように、おむつ1では、中央域2Cにおける縦方向Xに交互に配された第1接合部列8Ra及び第2接合部列8Rbの縦方向Xにおける配置位置が、各側部域2Sにおける縦方向Xに交互に配された第1接合部列8Ra及び第2接合部列8Rbの縦方向Xにおける配置位置と一致している。その為、中央域2Cに配された凸部9Cの縦方向Xにおける配置位置と各側部域2Sに配された凸部9Sの縦方向Xにおける配置位置とが一致しており、中央域2Cの凸部9Cと各側部域2Sの凸部9Sとが横方向Yに平行に延びる仮想直線上に配されている。
おむつ1では、中央域2C及び各側部域2Sの凸部9C,9Sは、図3及び図4に示すように、平面視において、円形又は楕円形状であり、図5に示すように、第1シート2uと第2シート2dとの間に形成された内部に中空部10を有している。凸部9C,9Sは、6個の第1接合部81に囲まれた領域の中央部に頂部を形成している。
次に、表面シート2では、図3及び図4に示すように、各中間部域2Mに配された凸部9Mは、それぞれ、図4に示すように、合計12個の接合部8に囲まれた領域内に形成されている。同様に、別凸部9M´は、それぞれ、合計6つの接合部8に囲まれた領域に配置されている。
おむつ1では、各中間部域2Mにおいては、図4に示すように、接合部8として、中央域2C及び各側部域2Sにと同様に、縦方向Xに沿う長さL1が横方向Yに沿う長さL2と同じ正方形状の第1接合部81を有しており、更に、縦方向Xに沿う長さL5が横方向Yに沿う長さL6よりも長い長方形状の縦長接合部82を複数有している。縦長接合部82は、いずれも矩形をしており、その矩形の各辺は縦方向X又は横方向Yと一致している。おむつ1では、縦長接合部82の横方向Yに沿う長さL6が、第1接合部81の縦方向Xに沿う長さL1及び横方向Yに沿う長さL2と一致している。
おむつ1では、各中間部域2Mにおいては、図4に示すように、積層された第1シート2u及び第2シート2dが部分的に接合された複数の第1接合部81及び縦長接合部82を有している。また、第1シート2uは、それらの接合部81,82以外の部位において第2シート2dから離れる方向に突出しており、それによって、着用者の肌側に向かって突出する凸部9M及び別凸部9M´が形成されている。凸部9M及び別凸部9M´は、横方向Yに延びており、縦方向Xに間隔を開けて複数形成されている。そして、各中間部域2Mに配された凸部9M及び別凸部9M´は、縦方向Xに一定の間隔を空けて縦方向Xに延びる縦中心線CLに平行に配されている。
おむつ1では、各中間部域2Mの凸部9Mは、図4に示すように、1個の第1凸部9M1と該第1凸部9M1の横方向Yの両端部に配された2個の第2凸部9M2,9M2とを有している。凸部9Mは、横方向Yに、一方の第2凸部9M2、第1凸部9M1、他方の第2凸部9M2の順に配され、一方の第2凸部9M2、第1凸部9M1、他方の第2凸部9M2が互いに連結されて形成されている。凸部9Mを構成する第1凸部9M1及び各第2凸部9M2は、それぞれ、第1シート2uと第2シート2dとの間に形成された内部に中空部10を有している。そして、凸部9Mは、図6に示すように、第1凸部9M1の中空部10及び各第2凸部9M2の中空部10が連続した横方向Yに長く延びる中空部10を有している。凸部9Mを構成する第1凸部9M1は、図4に示すように、平面視での形状が円形状であるが、凸部9Mを構成する各第2凸部9M2は、平面視での形状が楕円形状である。楕円形状の各第2凸部9M2は、楕円の長軸が横方向Yと一致している。
また、おむつ1では、各中間部域2Mの別凸部9M´は、図4に示すように、平面視において、円形又は楕円形状であり、その大きさが、中央域2Cに配された凸部9C及び各側部域2Sに配された凸部9Sよりも大きく、中間部域2Mに配された凸部9Mよりも小さく形成されている。また、別凸部9M´は、5つの第1接合部81と1つの第2接合部82とに囲まれた領域に形成されている。
尚、おむつ1では、各中間部域2Mに縦方向第1接合部列8Rcが1本形成されているが、これに限られず、縦方向第1接合部列8Rcと縦方向第2接合部列8Rdxとが交互に複数並んで形成されている形態であることが好ましい。
おむつ1では、各中間部域2Mにおいては、図4に示すように、1本の縦方向第1接合部列8Rcの左右横方向Yの外方に、それぞれ、1本の縦方向第2接合部列8Rdxが等間隔を空けて配されて横方向Yに多列に形成されている。該間隔は、おむつ1では、中央域2C及び各側部域2Sに配された第2接合部列8Rbにおける横方向Yに隣り合う第1接合部81,81どうしの間隔L4と一致している。
おむつ1では、各中間部域2Mにおいては、図4に示すように、縦方向Xに隣り合う2列の横方向第2接合部列8Rdy,8Rdy間に、1個の縦長接合部82が介在しているエンボス領域Eと、縦方向Xに隣り合う2列の横方向第2接合部列8Rdy,8Rdy間に、縦長接合部82を含まない領域である非エンボス領域Nとが、縦方向Xに交互に形成されており、個々の凸部9Mは、円形状の第1凸部9M1の頂部が、非エンボス領域Nの縦方向Xの中央部に位置するように形成されている。尚、おむつ1では、各中間部域2Mに配されている横方向第2接合部列8Rdyは、縦方向Xにおける配置位置が、上述した中央域2C及び各側部域2Sに配された第1接合部列8Raの縦方向Xにおける配置位置と一致している。
おむつ1では、各中間部域2Mの凸部9Mは、図4に示すように、横方向Yに長く延びるとともに、横方向Yに規則的に幅(縦方向Xの長さ)が括れた部分をしている。好適には、非エンボス領域Nを挟んで対向する一対の縦長接合部82,82どうし間に、凸部9Mを構成する第1凸部9M1が形成され、非エンボス領域Nを挟んで対向する二対の第1接合部81,81からなる合計四個の第1接合部81に囲まれた領域に、凸部9Mを構成する第2凸部9M2が形成されており、縦方向Xの長さに関し、第1凸部9M1の長さL7よりも第2凸部9M2の長さL8が短くなっている。
おむつ1では、各中間部域2Mの凸部9Mを構成する円形状の第1凸部9M1の頂部は、縦方向Xにおける配置位置が、中央域2C及び各側部域2Sに配された縦方向Xに隣り合う凸部9C,9Cの頂部どうし或いは凸部9S,9Sの頂部どうしを結ぶ縦方向Xに延びる直線の中央部に位置するように配置されている。
以上のような構成のおむつ1の表面シート2は、例えば、特開2015−112343号公報に記載の複合シートの製造方法に準じて製造することができる。具体的には、例えば、帯状の第1シート2uを、周面が互いに噛み合い形状となっている第1ロールと第2ロールとの間に供給して、第1シート2uを凹凸形状に変形させた後、第1シート2uを第1ロールの周面部に沿わせて噛み合い部分から移動させた後、第2シート2dを第1シート2uに重ね合わせるように供給して両シートを、第1ロールにおける凸部とヒートロールとの間で加熱下に挟圧して部分的に接合させ、その際、第1シート2uの中央部と側部とで、第1ロール及び第2ロールの凹凸形状、及び第1ロールとヒートロールで形成する接合部のパターンを異ならせることにより得られる。第1ロールと第2ロールとの噛み合い部に噛み込ませて第1シート2uを凹凸形状に変形させる際には、第1シート2uをロール内部方向に向けて吸引して、第1シート2uの凹凸形状への変形を促進させることが好ましい。
おむつ1は、図2〜図4に示すように、吸収体4の肌対向面側に配された表面シート2が、縦方向Xに延びる縦中心線CLを含む中央部に位置する中央域2C、縦方向Xに沿う両側部に位置する一対の側部域2S,2S、及び中央域2Cと各側部2Sとの間に位置する一対の中間部域2Mを有しており、中央域2Cに配された凸部9C及び各側部域2Sに配された凸部9Sの大きさが、各中間部域2Mに配された凸部9Mの大きさよりも小さく形成されている。その為、おむつ1の着用中に軟便や尿が排泄されると、先ず、中央域2Cに配された凸部9Cで軟便や尿を吸収しながら、中央域2Cの左右両外方にある各中間部域2Mに配された、中央域2Cの凸部9Cよりも大きい凸部9Mによって、側方に向かって流れる軟便や尿の横流れを抑制し、中央域2C及び各中間部域2Mに位置する吸収体4の部分で軟便や尿を吸収することができる。そして、おむつ1は、縦方向Xに沿う一対の側部域2S,2Sに凸部9Sを有しているので、中間部域2Mよりも横方向Y外方にまで軟便や尿が流れたとしても、軟便や尿の横流れを防止することができる。このように、おむつ1では、中央域2Cに配された凸部9C及び各側部域2Sに配された凸部9Sの大きさが各中間部域2Mに配された凸部9Mの大きさよりも小さく形成されているので、吸収体4の吸収面積の効率化が向上し、軟便や尿の横流れが発生し難い。
上述したように、おむつ1の表面シート2では、図4に示す如く、中央域2Cに配された凸部9C及び各側部域2Sに配された凸部9Sの大きさが、各中間部域2Mに配された凸部9Mの大きさよりも小さく形成されている。ここで、凸部9の大きさが小さいとは、相対的に凸部9の高さが低いこと、及び相対的に凸部9の底面積が小さいことの何れか一方を満たすことを意味する。尚、凸部9の底面積とは、第2シート2dにおける該凸部9を形成する接合部8で囲まれた領域の面積を意味する。好適に、おむつ1では、図5及び図6に示すように、中央域2Cに配された凸部9C及び各側部域2Sに配された凸部9Sの高さH1が、各中間部域2Mに配された凸部9Mの高さH2よりも低くなっており、中央域2Cの凸部9C及び各側部域2Sの凸部9Sの大きさが各中間部域2Mの凸部9Mの大きさよりも小さくなっている。
上述した効果を一層奏する観点から、各中間部域2Mに配された凸部9Mの高さH2に対する、中央域2Cに配された凸部9C及び各側部域2Sに配された凸部9Sの高さH1の比(H1/H2)は、0.1以上であることが好ましく、0.4以上であることが更に好ましく、そして、0.9以下であることが好ましく、0.6以下であることが更に好ましく、具体的には、0.1以上0.9以下であることが好ましく、0.4以上0.6以下であることが更に好ましい。同様の観点から、中央域2Cに配された凸部9C及び各側部域2Sに配された凸部9Sの高さH1は、0.5mm以上であることが好ましく、1mm以上であることが更に好ましく、そして、5mm以下であることが好ましく、2mm以下であることが更に好ましく、具体的には、0.5mm以上5mm以下であることが好ましく、1mm以上2mm以下であることが更に好ましい。また、同様の観点から、各中間部域2Mに配された凸部9Mの高さH2は、1mm以上であることが好ましく、2mm以上であることが更に好ましく、そして、6mm以下であることが好ましく、3mm以下であることが更に好ましく、具体的には、1mm以上6mm以下であることが好ましく、2mm以上3mm以下であることが更に好ましい。
更に、おむつ1の表面シート2では、図5及び図6に示すように、中央域2Cに配された凸部9C及び各側部域2Sに配された凸部9Sの底面積D1が、各中間部域2Mに配された凸部9Mの底面積D2よりも小さくなっており、中央域2Cの凸部9C及び各側部域2Sの凸部9Sの大きさが各中間部域2Mの凸部9Mの大きさよりも小さくなっている。ここで、凸部9C,9Sの底面積D1は、第2シート2dにおける合計6つの第1接合部81で囲まれた領域の面積を意味する。また、凸部9Mの底面積D2は、第2シート2dにおける合計12個の接合部81,82に囲まれた領域の面積を意味する。
上述した効果を一層奏する観点から、各中間部域2Mに配された凸部9Mの底面積D2に対する、中央域2Cに配された凸部9C及び各側部域2Sに配された凸部9Sの底面積D1の比(D1/D2)は、0.1以上であることが好ましく、0.2以上であることが更に好ましく、そして、0.9以下であることが好ましく、0.4以下であることが更に好ましく、具体的には、0.1以上0.9以下であることが好ましく、0.2以上0.4以下であることが更に好ましい。同様の観点から、中央域2Cに配された凸部9C及び各側部域2Sに配された凸部9Sの底面積D1は、1mm以上であることが好ましく、4mm以上であることが更に好ましく、そして、400mm以下であることが好ましく、25mm以下であることが更に好ましく、具体的には、1mm以上400mm以下であることが好ましく、4mm以上25mm以下であることが更に好ましい。また、同様の観点から、各中間部域2Mに配された凸部9Mの底面積D2は、3mm以上であることが好ましく、20mm以上であることが更に好ましく、そして、1500mm以下であることが好ましく、40mm以下であることが更に好ましく、具体的には、3mm以上1500mm以下であることが好ましく、20mm以上40mm以下であることが更に好ましい。
また、上述した効果が一層確実に奏されるようにする観点から、おむつ1の表面シート2は、以下の構成を有することが好ましい。
中央域2C及び各側部域2Sに配された第1接合部81は、縦方向Xに沿う長さL1が、0.3mm以上であることが好ましく、0.5mm以上であることが更に好ましく、そして、10mm以下であることが好ましく、1mm以下であることが更に好ましく、具体的には、0.3mm以上10mm以下であることが好ましく、0.5mm以上1mm以下であることが更に好ましい。
中央域2C及び各側部域2Sに配された第1接合部81は、横方向Yに沿う長さL2が、0.3mm以上であることが好ましく、0.5mm以上であることが更に好ましく、そして、10mm以下であることが好ましく、2mm以下であることが更に好ましく、具体的には、0.3mm以上10mm以下であることが好ましく、0.5mm以上2mm以下であることが更に好ましい。
中央域2C及び各側部域2Sに配された第1接合部列8Raにおける間隔L3は、1mm以上であることが好ましく、2mm以上であることが更に好ましく、そして、20mm以下であることが好ましく、5mm以下であることが更に好ましく、具体的には、1mm以上20mm以下であることが好ましく、2mm以上5mm以下であることが更に好ましい。
中央域2C及び各側部域2Sに配された第2接合部列8Rbにおける間隔L4は、0.3mm以上であることが好ましく、0.5mm以上であることが更に好ましく、そして、10mm以下であることが好ましく、2mm以下であることが更に好ましく、具体的には、0.3mm以上10mm以下であることが好ましく、0.5mm以上2mm以下であることが更に好ましい。
中央域2C及び各側部域2Sに配された縦方向Xに隣り合う第1接合部列8Raと第2接合部列8Rbとの間の隙間の幅W1の隙間、0.3mm以上であることが好ましく、0.5mm以上であることが更に好ましく、そして、2mm以下であることが好ましく、1mm以下であることが更に好ましく、具体的には、0.3mm以上2mm以下であることが好ましく、0.5mm以上1mm以下であることが更に好ましい。
各中間部域2Mに配された縦長接合部82は、縦方向Xに沿う長さL5が、1mm以上であることが好ましく、2mm以上であることが更に好ましく、そして、20mm以下であることが好ましく、3mm以下であることが更に好ましく、具体的には、1mm以上20mm以下であることが好ましく、2mm以上3mm以下であることが更に好ましい。
各中間部域2Mに配された縦長接合部82は、横方向Yに沿う長さL6が、0.3mm以上であることが好ましく、0.5mm以上であることが更に好ましく、そして、10mm以下であることが好ましく、2mm以下であることが更に好ましく、具体的には、0.3mm以上10mm以下であることが好ましく、0.5mm以上2mm以下であることが更に好ましい。
各中間部域2Mに配された凸部9Mを構成する第1凸部9M1の長さL7は、1mm以上であることが好ましく、3mm以上であることが更に好ましく、そして、40mm以下であることが好ましく、5mm以下であることが更に好ましく、具体的には、1mm以上40mm以下であることが好ましく、3mm以上5mm以下であることが更に好ましい。
各中間部域2Mに配された凸部9Mを構成する第2凸部9M2の長さL8は、1mm以上であることが好ましく、2mm以上であることが更に好ましく、そして、20mm以下であることが好ましく、5mm以下であることが更に好ましく、具体的には、1mm以上20mm以下であることが好ましく、2mm以上5mm以下であることが更に好ましい。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明の吸収性物品は、上述した実施形態のおむつ1に何ら制限されるものではなく、適宜変更可能である。
例えば、おむつ1の表面シート2では、図3及び図4に示すように、中央域2Cに配された凸部9Cの大きさと、各側部域2Sに配された凸部9Sの大きさが同じになっているが、各中間部域2Mに配された凸部9Mの大きさよりも小さければ、異なっていてもよい。
また、本発明の吸収性物品の表面シートは、中央域2Cに配された凸部9C及び各側部域2Sに配された凸部9Sの大きさが、各中間部域2Mに配された凸部9Mの大きさよりも小さく形成されていればよく、上述した図4に示すおむつ1の表面シート2に限られるものではない。例えば、本発明の吸収性物品の表面シートは、以下に示す図7、図9及び図11に示す表面シート2であってもよい。図7、図9及び図11に示す表面シート2は、各中間部域2Mに配された凸部9の形状、配置等が、図4に示す表面シート2の各中間部域2Mに配された凸部9の形状、配置等と異なっている。図7、図9及び図11に示す表面シート2については、図4に示す表面シート2と異なる点について主として説明し、同様の点については同一の符号を付して説明を省略する。特に言及しない点については、図4に示す表面シート2に関する説明が適宜適用される。
図7に示す実施形態の表面シート2では、各中間部域2Mにおいては、接合部8として、中央域2C及び各側部域2Sに、縦方向Xに沿う長さL1が横方向Yに沿う長さL2と同じ正方形状の第1接合部81を有している。各中間部域2Mにおいては、積層された第1シート2u及び第2シート2dが部分的に接合された複数の第1接合部81のみを有している。また、第1シート2uは、それらの接合部81以外の部位において第2シート2dから離れる方向に突出しており、それによって、着用者の肌側に向かって突出する凸部9MA及び別凸部9MA´が形成されている。凸部9MAは、縦方向X及び横方向Yに延びており、縦方向Xに間隔を開けて複数形成されている。そして、各中間部域2Mに配された凸部9MAは、縦方向Xに一定の間隔を空けて縦方向Xに延びる縦中心線CLに平行に配されている。
図7に示す実施形態の表面シート2では、各中間部域2Mの凸部9MAは、図8に示すように、第1シート2uと第2シート2dとの間に形成された内部に中空部10を有し該凸部9MAの頂部を形成する高凸部9MA1と、該高凸部9MA1の周囲に、該高凸部9MA1と連結した状態に形成されている4つの低凸部9MA2とから構成されている。ここで、高凸部9MA1と該高凸部9MA1の周囲に形成された低凸部9MA2に関し、連結した状態とは、隣り合う高凸部9MA1と低凸部9MA2が、接合部81によって隔てられずに、連続して接合部81の第1シート2u側の表面よりも隆起していることをいう。
図7に示す実施形態の表面シート2では、平面視において、各凸部9MAは、中央部の高凸部9MA1の部分から四方に低凸部9MA2が延出した形状を有し、略十字状をなしている。十字状の各凸部9MAは、縦方向Xに延びると共に横方向Yにも延びている。
別凸部9MA´は、図7に示すように、平面視において、略矩形状であり、その大きさが、中央域2Cに配された凸部9C及び各側部域2Sに配された凸部9Sよりも大きく、凸部9MAよりも小さく形成されている。また、別凸部9MA´は、8つの第1接合部81に囲まれた領域に形成されている。
図7に示す実施形態の表面シート2では、各中間部域2Mの接合部81は、複数の接合部81が間隔を開けて直線状に直列してなる複数本の格子形成第1接合部列LR1と、複数の接合部81が間隔を開けて直線状に直列してなる複数本の格子形成第2接合部列LR2とからなる格子状の配置パターンで形成されている。2本の格子形成第1接合部列LR1,LR1と2本の格子形成第2接合部列LR2,LR2とで囲まれた格子の目に相当する箇所のそれぞれに、凸部9MAが形成されている。格子形成第1接合部列LR1と格子形成第2接合部列LR2とは、それぞれの列中一つ置きの接合部81に置いて互いに交差しており、凸部9MAが形成されている格子の目は、それぞれ8個の接合部81によって周囲を囲まれている。
図7に示す実施形態の表面シート2では、各中間部域2Mの接合部81は、縦方向X及び横方向Yに対して傾斜した斜め格子状に配置されている。即ち、格子形成第1接合部列LR1と格子形成第2接合部列LR2は、何れも、縦方向X及び横方向Yのそれぞれに対して傾斜している。格子形成第1接合部列LR1と格子形成第2接合部列LR2とのなす角度θ(図7参照)は、好ましくは30°以上165°以下、より好ましくは45°以上150°以下、更に好ましくは90°超120°以下である。
図7に示す実施形態の表面シート2では、上述した中央域2C及び各側部域2Sに配された第1接合部列8Raの縦方向Xにおける配置位置と一致する各中間部域2Mにおける横方向Yに隣り合う接合部81,81どうしの間隔は、該第1接合部列8Raにおける横方向Yに隣り合う第1接合部81,81どうしの間隔L3と一致している。
図7に示す実施形態の表面シート2では、各中間部域2Mの十字状の凸部9MAの頂部は、縦方向Xにおける配置位置が、中央域2C及び各側部域2Sに配された縦方向Xに隣り合う凸部9C,9Cの頂部どうし或いは凸部9S,9Sの頂部どうしを結ぶ縦方向Xに延びる直線の中央部に位置するように配置されている。
図7に示す実施形態の表面シート2では、中央域2Cに配された凸部9C及び各側部域2Sに配された凸部9Sの高さH1及び中央域2Cに配された凸部9C及び各側部域2Sに配された凸部9Sの底面積D1が、各中間部域2Mに配された凸部9MAの高さH3(図8参照)及び各中間部域2Mに配された凸部9MAの底面積D3(図8参照)よりも小さく形成されており、中央域2Cに配された凸部9C及び各側部域2Sに配された凸部9Sの大きさが、各中間部域2Mに配された凸部9MAの大きさよりも小さく形成されている。このように形成されている為、図7に示す実施形態の表面シート2を備える吸収性物品は、図4に示す表面シート2を備えるおむつ1と同様な効果を奏する。
上述した効果を一層奏する観点から、各中間部域2Mに配された凸部9MAの高さH3に対する、中央域2Cに配された凸部9C及び各側部域2Sに配された凸部9Sの高さH1の比(H1/H3)は、0.1以上であることが好ましく、0.4以上であることが更に好ましく、そして、0.9以下であることが好ましく、0.6以下であることが更に好ましく、具体的には、0.1以上0.9以下であることが好ましく、0.4以上0.6以下であることが更に好ましい。同様の観点から、各中間部域2Mに配された凸部9MAの高さH3は、1mm以上であることが好ましく、2mm以上であることが更に好ましく、そして、6mm以下であることが好ましく、3mm以下であることが更に好ましく、具体的には、1mm以上6mm以下であることが好ましく、2mm以上3mm以下であることが更に好ましい。
上述した効果を一層奏する観点から、各中間部域2Mに配された凸部9MAの底面積D3に対する、中央域2Cに配された凸部9C及び各側部域2Sに配された凸部9Sの底面積D1の比(D1/D3)は、0.1以上であることが好ましく、0.2以上であることが更に好ましく、そして、0.9以下であることが好ましく、0.5以下であることが更に好ましく、具体的には、0.1以上0.9以下であることが好ましく、0.2以上0.5以下であることが更に好ましい。同様の観点から、各中間部域2Mに配された凸部9MAの底面積D3は、4mm以上であることが好ましく、15mm以上であることが更に好ましく、そして、1500mm以下であることが好ましく、30mm以下であることが更に好ましく、具体的には、4mm以上1500mm以下であることが好ましく、15mm以上30mm以下であることが更に好ましい。
次に、図9に示す実施形態の表面シート2では、各中間部域2Mにおいては、接合部8として、中央域2C及び各側部域2Sにと同様に、縦方向Xに沿う長さL1が横方向Yに沿う長さL2と同じ正方形状の第1接合部81を有している。各中間部域2Mにおいては、積層された第1シート2u及び第2シート2dが部分的に接合された複数の第1接合部81のみを有している。また、第1シート2uは、それらの接合部81以外の部位において第2シート2dから離れる方向に突出しており、それによって、着用者の肌側に向かって突出する凸部9MB及び別凸部9MB´が形成されている。凸部9MBは、縦方向Xに長い楕円形状に形成されており、縦方向Xに間隔を開けて複数形成されている。そして、各中間部域2Mに配された凸部9MBは、縦方向Xに一定の間隔を空けて縦方向Xに延びる縦中心線CLに平行に配されている。また、図9に示す実施形態の表面シート2の各中間部域2Mでは、縦方向Xに間隔を空けて配された複数の凸部9MBからなる列が、横方向Yに2列形成されている。
図9に示す実施形態の表面シート2では、各中間部域2Mの凸部9MBは、図10に示すように、第1シート2uと第2シート2dとの間に形成された内部に中空部10を有している。
別凸部9MB´は、図9に示すように、平面視において、中央部が内方に括れた楕円形状の、所謂、ひょうたん型であり、その大きさが、中央域2Cに配された凸部9C及び各側部域2Sに配された凸部9Sよりも大きく、凸部9MBよりも小さく形成されている。また、別凸部9MB´は、8つの第1接合部81に囲まれた領域に形成されている。
図9に示す実施形態の表面シート2では、各中間部域2Mにおいては、第1接合部81が横方向Yに沿って2種類の間隔L9と間隔L10で規則的に配置されており、縦方向Xに延びる縦中心線CL寄りに間隔L9が位置する第3接合部列8Reが、縦方向(X方向)に複数列配されている。また、縦方向Xに延びる縦中心線CL寄りに間隔L10が位置する第4接合部列8Rfが、縦方向(X方向)に複数列配されている。そして、第3接合部列8Reと第4接合部列8Rfが、縦方向Xに交互に等間隔を空けて配されている。尚、図9に示す実施形態の表面シート2においては、各中間部域2Mの第3接合部列8Re及び第4接合部列8Rfは、中央域2C及び各側部域2Sに配されている第2接合部列8Rbの縦方向Xにおける配置位置に配されておらず、中央域2C及び各側部域2Sに配されている第1接合部列8Raの縦方向Xにおける配置位置に配されている。即ち、各中間部域2Mの第3接合部列8Re及び第4接合部列8Rfの縦方向Xにおける配置位置が、中央域2C及び各側部域2Sに配されている第1接合部列8Raの縦方向Xにおける配置位置と一致している。
図9に示す実施形態の表面シート2では、各中間部域2Mにおいては、縦方向Xに隣り合う第3接合部列8Re,8Reを構成する第1接合部81,81どうしは、横方向Yにおける配置位置が一致している。縦方向Xに隣り合う第4接合部列8Rf,8Rfを構成する第1接合部81,81どうしは、横方向Yにおける配置位置が一致している。そして、第3接合部列8Reにおける間隔L9で隣り合う第1接合部81,81どうし間に、第4接合部列8Rfにおける間隔L10で隣り合う一対の第1接合部81,81が位置している。また、第4接合部列8Rfにおける間隔L9で隣り合う第1接合部81,81どうし間に、第3接合部列8Reにおける間隔L10で隣り合う一対の第1接合部81,81が位置している。縦方向Xに隣り合う第3接合部列8Reと第4接合部列8Rfとの間には一定の幅W2の隙間が形成されている。
図9に示す実施形態の表面シート2では、各中間部域2Mにおいては、合計6つの第1接合部81に囲まれた領域内に凸部9MBが形成されている。具体的には、各中間部域2Mにおいては、第3接合部列8Reを構成する2個の第1接合部81,81、及び縦方向Xにおいて、該第3接合部列8Reに隣り合う2つの第4接合部列8Rf,8Rfを構成する4個の第1接合部81,81の合計6個の第1接合部81によって囲まれた領域内に凸部9MBが形成されている。凸部9MBは、図9に示すように、平面視において、縦方向Xに長い楕円形状であり、楕円の長軸が縦方向Xと一致している。凸部9MBは、6個の第1接合部81に囲まれた領域の中央部に頂部を形成している。
図9に示す実施形態の表面シート2では、各中間部域2Mの第3接合部列8Re及び第4接合部列8Rfにおける間隔L9は、上述した中央域2C及び各側部域2Sの第1接合部列8Raにおける間隔L3と一致している。また、各中間部域2Mの第3接合部列8Re及び第4接合部列8Rfにおける間隔L10は、上述した中央域2C及び各側部域2Sの第2接合部列8Raにおける間隔L4と一致している。
図9に示す実施形態の表面シート2では、各中間部域2Mの縦方向Xに長い楕円形状の凸部9MBの頂部は、縦方向Xにおける配置位置が、中央域2C及び各側部域2Sに配された縦方向Xに間欠的に配された複数の凸部9Cにおける1つ置きの凸部9Cの頂部に位置するように配置されている。各中間部域2Mの横方向Yに隣り合う2列の凸部9MBの列においては、別の凸部9MBの列を構成する隣り合う凸部9MB,9MBどうしの位相が縦方向Xに半ピッチずれている。
図9に示す実施形態の表面シート2では、中央域2Cに配された凸部9C及び各側部域2Sに配された凸部9Sの高さH1及び中央域2Cに配された凸部9C及び各側部域2Sに配された凸部9Sの底面積D1が、各中間部域2Mに配された凸部9MBの高さH4(図10参照)及び各中間部域2Mに配された凸部9MBの底面積D4(図10参照)よりも小さく形成されており、中央域2Cに配された凸部9C及び各側部域2Sに配された凸部9Sの大きさが、各中間部域2Mに配された凸部9MBの大きさよりも小さく形成されている。このように形成されている為、図9に示す実施形態の表面シート2を備える吸収性物品は、図4に示す表面シート2を備えるおむつ1と同様な効果を奏する。
上述した効果を一層奏する観点から、各中間部域2Mに配された凸部9MBの高さH4に対する、中央域2Cに配された凸部9C及び各側部域2Sに配された凸部9Sの高さH1の比(H1/H4)は、0.1以上であることが好ましく、0.4以上であることが更に好ましく、そして、0.9以下であることが好ましく、0.6以下であることが更に好ましく、具体的には、0.1以上0.9以下であることが好ましく、0.4以上0.6以下であることが更に好ましい。同様の観点から、各中間部域2Mに配された凸部9MBの高さH4は、1mm以上であることが好ましく、2mm以上であることが更に好ましく、そして、6mm以下であることが好ましく、4mm以下であることが更に好ましく、具体的には、1mm以上6mm以下であることが好ましく、2mm以上4mm以下であることが更に好ましい。
上述した効果を一層奏する観点から、各中間部域2Mに配された凸部9MBの底面積D4に対する、中央域2Cに配された凸部9C及び各側部域2Sに配された凸部9Sの底面積D1の比(D1/D4)は、0.1以上であることが好ましく、0.2以上であることが更に好ましく、そして、0.9以下であることが好ましく、0.6以下であることが更に好ましく、具体的には、0.1以上0.9以下であることが好ましく、0.2以上0.6以下であることが更に好ましい。同様の観点から、各中間部域2Mに配された凸部9MBの底面積D4は、2mm以上であることが好ましく、8mm以上であることが更に好ましく、そして、1000mm以下であることが好ましく、50mm以下であることが更に好ましく、具体的には、2mm以上1000mm以下であることが好ましく、8mm以上50mm以下であることが更に好ましい。
上述した効果を一層奏する観点から、各中間部域2Mに配された第3接合部列8Re及び第4接合部列8Rfにおける間隔L9は、1mm以上であることが好ましく、2mm以上であることが更に好ましく、そして、20mm以下であることが好ましく、5mm以下であることが更に好ましく、具体的には、1mm以上20mm以下であることが好ましく、2mm以上5mm以下であることが更に好ましい。
上述した効果を一層奏する観点から、各中間部域2Mに配された第3接合部列8Re及び第4接合部列8Rfにおける間隔L10は、0.3mm以上であることが好ましく、0.5mm以上であることが更に好ましく、そして、10mm以下であることが好ましく、1mm以下であることが更に好ましく、具体的には、0.3mm以上10mm以下であることが好ましく、0.5mm以上1mm以下であることが更に好ましい。
上述した効果を一層奏する観点から、縦方向Xに隣り合う第3接合部列8Reと第4接合部列8Rfとの間の隙間の幅W2は、0.9mm以上であることが好ましく、1.5mm以上であることが更に好ましく、そして、14mm以下であることが好ましく、3mm以下であることが更に好ましく、具体的には、0.9mm以上14mm以下であることが好ましく、1.5mm以上3mm以下であることが更に好ましい。
次に、図11に示す実施形態の表面シート2では、各中間部域2Mにおいては、接合部8として、中央域2C及び各側部域2Sにと同様に、縦方向Xに沿う長さL1が横方向Yに沿う長さL2と同じ正方形状の第1接合部81を有している。各中間部域2Mにおいては、積層された第1シート2u及び第2シート2dが部分的に接合された複数の第1接合部81のみを有している。また、第1シート2uは、それらの接合部81以外の部位において第2シート2dから離れる方向に突出しており、それによって、着用者の肌側に向かって突出する凸部9MC及び凸部9MC´が形成されている。凸部9MCは、合計14個の第1接合部81に囲まれた領域内に形成されている。そして、各中間部域2Mに配された凸部9MCは、縦方向Xに一定の間隔を空けて縦方向Xに延びる縦中心線CLに平行に配されている。
図11に示す実施形態の表面シート2では、各中間部域2Mの凸部9MCは、1個の第1凸部9MC1と該第1凸部9MC1の横方向Yの両端部に配された2個の第2凸部9MC2,9MC2とを有している。凸部9MCは、横方向Yに、一方の第2凸部9MC2、第1凸部9MC1、他方の第2凸部9MC2の順に配され、一方の第2凸部9MC2、第1凸部9MC1、他方の第2凸部9MC2が互いに連結されて形成されている。凸部9MCを構成する第1凸部9MC1及び各第2凸部9MC2は、それぞれ、図12に示すように、第1シート2uと第2シート2dとの間に形成された内部に中空部10を有している。そして、凸部9MCは、第1凸部9MC1の中空部10及び各第2凸部9MC2の中空部10が連続した横方向Yに長く延びる中空部10を有している。凸部9MCを構成する第1凸部9MC1は、図11に示すように、平面視での形状が円形状であるが、凸部9MCを構成する各第2凸部9MC2は、平面視での形状が楕円形状である。楕円形状の各第2凸部9MC2は、楕円の長軸が横方向Yと一致している。
凸部9MC´は、図11に示すように、平面視において、長円形又は楕円形状であり、その大きさが、中央域2Cに配された凸部9C及び各側部域2Sに配された凸部9Sよりも大きく、凸部9MBよりも小さく形成されている。また、別凸部9MB´は、6つの第1接合部81に囲まれた領域に配されている。
図11に示す実施形態の表面シート2では、各中間部域2Mにおいては、第1接合部81が縦方向Xに一定の間隔で縦方向Xに沿って直列に配された縦方向第3接合部列8Rx3が形成されている。また、縦方向第3接合部列8Rx3における前記間隔よりも狭い間隔で縦方向Xに間隔を開けて第1接合部81が一定の間隔で縦方向Xに沿って直列に配された縦方向第4接合部列8Rx4が形成されている。そして、図11に示す実施形態の表面シート2では、各中間部域2Mにおいては、縦方向第3接合部列8Rx3と、縦方向第4接合部列8Rx4とが、横方向Yに、一定の間隔を空けて複数列形成されている。
図11に示す実施形態の表面シート2では、各中間部域2Mにおいては、2本の縦方向第3接合部列8Rx3,8Rx3の左右横方向Yの外方に、それぞれ、2本の縦方向第4接合部列8Rx4,8Rx4が等間隔を空けて配されて横方向Yに多列に形成されている。該間隔は、図11に示す実施形態の表面シート2では、中央域2C及び各側部域2Sに配された第2接合部列8Rbにおける横方向Yに隣り合う第1接合部81,81どうしの間隔L4と一致している。
図11に示す実施形態の表面シート2では、各中間部域2Mにおいては、第1接合部81が横方向Yに直列に配された横方向第3接合部列8Ry3と、第1接合部81が横方向Yに直列に配された横方向第4接合部列8Ry4とを有している。そして、図11に示す実施形態の表面シート2では、縦方向Xに隣り合う2列の横方向第4接合部列8Ry4,8Ry4間に、1列の横方向第3接合部列8Ry3が介在しているエンボス領域Eと、縦方向Xに隣り合う2列の横方向第4接合部列8Ry4,8Ry4間に、横方向第3接合部列8Ry3が配されていない領域である非エンボス領域Nとが、縦方向Xに交互に形成されており、個々の凸部9MCは、円形状の第1凸部9MC1の頂部が、非エンボス領域Nの縦方向Xの中央部に位置するように形成されている。尚、図11に示す実施形態の表面シート2では、各中間部域2Mに配されている横方向第3接合部列8Ry3は、縦方向Xにおける配置位置が、上述した中央域2C及び各側部域2Sに配された第2接合部列8Rbの縦方向Xにおける配置位置と一致している。また、各中間部域2Mに配されている横方向第4接合部列8Ry4は、縦方向Xにおける配置位置が、上述した中央域2C及び各側部域2Sに配された第1接合部列8Raの縦方向Xにおける配置位置と一致している。
図11に示す実施形態の表面シート2では、各中間部域2Mの凸部9MCを構成する円形状の第1凸部9MC1の頂部は、縦方向Xにおける配置位置が、中央域2C及び各側部域2Sに配された縦方向Xに隣り合う凸部9C,9Cの頂部どうし或いは凸部9S,9Sの頂部どうしを結ぶ縦方向Xに延びる直線の中央部に位置するように配置されている。
図11に示す実施形態の表面シート2では、中央域2Cに配された凸部9C及び各側部域2Sに配された凸部9Sの高さH1及び中央域2Cに配された凸部9C及び各側部域2Sに配された凸部9Sの底面積D1が、各中間部域2Mに配された凸部9MCの高さH5(図12参照)及び各中間部域2Mに配された凸部9MCの底面積D5(図12参照)よりも小さく形成されており、中央域2Cに配された凸部9C及び各側部域2Sに配された凸部9Sの大きさが、各中間部域2Mに配された凸部9MCの大きさよりも小さく形成されている。このように形成されている為、図11に示す実施形態の表面シート2を備える吸収性物品は、図4に示す表面シート2を備えるおむつ1と同様な効果を奏する。
上述した効果を一層奏する観点から、各中間部域2Mに配された凸部9MCの高さH5に対する、中央域2Cに配された凸部9C及び各側部域2Sに配された凸部9Sの高さH1の比(H1/H5)は、0.1以上であることが好ましく、0.4以上であることが更に好ましく、そして、0.9以下であることが好ましく、0.6以下であることが更に好ましく、具体的には、0.1以上0.9以下であることが好ましく、0.4以上0.6以下であることが更に好ましい。同様の観点から、各中間部域2Mに配された凸部9MCの高さH5は、1mm以上であることが好ましく、2mm以上であることが更に好ましく、そして、6mm以下であることが好ましく、4mm以下であることが更に好ましく、具体的には、1mm以上6mm以下であることが好ましく、2mm以上4mm以下であることが更に好ましい。
上述した効果を一層奏する観点から、各中間部域2Mに配された凸部9MCの底面積D5に対する、中央域2Cに配された凸部9C及び各側部域2Sに配された凸部9Sの底面積D1の比(D1/D5)は、0.1以上であることが好ましく、0.15以上であることが更に好ましく、そして、0.9以下であることが好ましく、0.3以下であることが更に好ましく、具体的には、0.1以上0.9以下であることが好ましく、0.15以上0.3以下であることが更に好ましい。同様の観点から、各中間部域2Mに配された凸部9MCの底面積D5は、6mm以上であることが好ましく、24mm以上であることが更に好ましく、そして、2400mm以下であることが好ましく、150mm以下であることが更に好ましく、具体的には、6mm以上2400mm以下であることが好ましく、24mm以上150mm以下であることが更に好ましい。
また、本発明の吸収性物品は、展開型の使い捨ておむつの他、所謂パンツ型使い捨ておむつであってもよい。また、本発明の吸収性物品は、使い捨ておむつの他、生理用ナプキン、パンティーライナー(おりものシート)、失禁パッド等であってもよい。
1 使い捨ておむつ(吸収性物品)
1F 腹側部
1M 股下部
1R 背側部
2 表面シート
2C 中央域
2S 側部域
2M 中間部域
3 裏面シート
4 吸収体
41 吸収性コア
42 コアラップシート
5 サイドシート
6 ファスニングテープ
7 被止着領域
8 接合部
81 第1接合部
82 縦長接合部
9 凸部
9C 中央域2Cの凸部
9S 各側部域2Sの凸部
9M 各中間部域2Mの凸部
X 縦方向
Y 横方向

Claims (5)

  1. 表面シート、裏面シート及びこれら両シート間に配置された吸収体を具備し、着用時に着用者の腹側に配される腹側部と、背側に配される背側部と、それらの間に位置する股下部とに区分された吸収性物品であって、
    前記表面シートが、第1シートと第2シートとの積層体からなり、
    前記積層体は、第1シートと第2シートとの接合部を複数有し、第1シートが、前記接合部以外の部位において第2シートから離れる方向に突出して、着用者の身体に向けて突出する複数の凸部を形成しており、
    前記複数の凸部は、少なくとも前記股下部に配されており、
    前記表面シートは、縦方向に延びる縦中心線を含む中央部に位置し且つ縦方向に延びる中央域、縦方向に沿う両側部に位置し且つ縦方向に延びる一対の側部域、該中央域と各該側部域との間に位置し且つ縦方向に延びる一対の中間部域を有し、
    前記中央域に配された前記凸部及び各前記側部域に配された前記凸部の大きさが、各前記中間部域に配された前記凸部の大きさよりも小さい吸収性物品。
  2. 前記中央域に配された前記凸部及び各前記側部域に配された前記凸部の高さが、各前記中間部域に配された前記凸部の高さよりも低い請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記中央域に配された前記凸部及び各前記側部域に配された前記凸部の底面積が、各前記中間部域に配された前記凸部の底面積よりも小さい請求項1又は2に記載の吸収性物品。
  4. 前記表面シートは、前記中央域、前記一対の側部域及び前記一対の中間部域からなり、
    前記中央域に配された前記凸部の位置と、各前記側部域に配された前記凸部の位置とが、吸収性物品の横方向に平行に延びる仮想直線上に配されている請求項1〜3の何れか1項に記載の吸収性物品。
  5. 前記表面シートは、前記中央域、前記一対の側部域及び前記一対の中間部域からなり、
    各前記中間部域に配された前記凸部は、吸収性物品の縦方向に一定の間隔を空けて縦方向に延びる縦中心線に平行に配されている請求項1〜4の何れか1項に記載の吸収性物品。
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