JP2009101091A - 使い捨ておむつ - Google Patents

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政典 竹村
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Abstract

【課題】漏れ防止性能が一層優れた使い捨ておむつを提供すること。
【解決手段】液透過性の表面シート2、裏面シート3及びこれら両シート間に配された吸収体4を具備し、背側部、腹側部及び股下部を有する使い捨ておむつ1であり、表面シート2は、股下部に配された中央領域2cと、腹側部及び背側部に配された端部領域2a,2bとを有しており、中央領域2c及び端部領域2a,2bそれぞれの肌当接面に、おむつ長手方向及び幅方向に分散した状態に多数の凸部21が形成されており、表面シート2は、前記端部領域2a,2bにおける見掛けの厚みが、前記中央領域2cにおける見掛け厚みより厚い。
【選択図】図2

Description

本発明は、使い捨ておむつに関する。
使い捨ておむつの肌当接面に用いる表面シートとして、凹凸を有するものが知られている。
また、吸収性物品の肌当接面に、凸部の高さが異なる複数の領域を形成することが知られている。例えば、特許文献1には、長手方向の両側部又は長手方向の後方部を凸部が規則的に形成された凹凸領域とする一方、肌当接面のそれ以外の部位を凸部が形成されていない非凹凸領域とすることが記載されている。
特開2003−275239号公報
しかし、肌当接面に凹凸を有する従来の使い捨ておむつであっても、漏れ防止性は必ずしも十分ではなく、例えば、着用者の姿勢によっては漏れが生じやすい場合があり、漏れ防止性が一層向上した使い捨ておむつが望まれていた。
従って、本発明の目的は、漏れ防止性能が一層向上した使い捨ておむつを提供することにある。
本発明は、液透過性の表面シート、裏面シート及びこれら両シート間に配された吸収体を具備し、背側部、腹側部及び股下部を有する使い捨ておむつにおいて、前記表面シートは、股下部に配された中央領域と、前記腹側部及び前記背側部に配された端部領域とを有しており、前記中央領域及び前記端部領域それぞれの肌当接面に、おむつ長手方向及び幅方向に分散した状態に多数の凸部が形成されており、前記表面シートは、前記端部領域における見掛けの厚みが、前記中央領域における見掛け厚みより厚い、使い捨ておむつを提供することにより前記目的を達成したものである。
本発明は、液透過性の表面シート、裏面シート及びこれら両シート間に配された吸収体を具備し、背側部、腹側部及び股下部を有する使い捨ておむつにおいて、前記表面シートは、股下部に配された中央領域と、前記腹側部又は前記背側部に配された端部領域とを有しており、前記中央領域の肌当接面に、凹凸が形成されておらず、前記端部領域の肌当接面に、おむつ長手方向及び幅方向に分散した状態に多数の凸部が形成されており、前記表面シートは、前記端部領域における見掛けの厚みが、前記中央領域における見掛け厚みより厚い、使い捨ておむつを提供することにより前記目的を達成したものである。
本発明の使い捨ておむつは、優れた漏れ防止性能を有する。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき説明する。
図1は、本発明の第1実施形態としての使い捨ておむつを一部破断して示す平面図であり、図2は、図1のII−II線断面図である。
第1実施形態のおむつ1は、図1及び図2に示すように、液透過性の表面シート2、液不透過性ないし撥水性の裏面シート3、及びこれら両シート2,3間に配された吸収体4を具備する。また、おむつ1は、長手方向に、腹側部A、背側部B及びこれらA,Bの間に位置する股下部Cを有している。腹側部Aは、おむつ着用時に着用者の腹側に位置する部位、背側部Bは、着用者の背側に位置する部位、股下部Cは、着用者の股下に位置する部位である。股下部Cは、おむつ1の長手方向中央部に位置している。
本実施形態のおむつ1は、股下部Cの両側縁が内向きの円弧状に湾曲しており、全体として長手方向中央部が内方に括れた砂時計状の形状を有している。また、表面シート2は、吸収体4よりも外形寸法の大きい略矩形状の平面視形状を有しており、裏面シート3の幅方向中央部に配されている。裏面シート3は、おむつの外形形状に一致する砂時計状の外形を有している。表面シート2及び裏面シート3は、それぞれ吸収体4の長手方向両端縁部及び幅方向両側縁部から外方に延出しており、それらの延出部において直接的に又は他の部材を介在させて互いに接合されている。
おむつ1は、いわゆる展開型のおむつであり、背側部Bの左右両側縁部に一対のファスニングテープ5,5設けられ、腹側部Aの外表面(非肌当接面)に、該ファスニングテープ5,5を止着させるランディングテープ6が設けられている。
おむつ1の長手方向両側部それぞれには、弾性部材71を有する立体ギャザー形成用シート72が、表面シート2の両側部を覆うように配されており、これによって一対の立体ギャザー7,7が形成されている。立体ギャザー形成用シート72は、表面シート2に対して、表面シート2の両側縁部において接合されており、それによって、おむつ1の長手方向に延びる立体ギャザーの固定端73,73が形成されている。
また、おむつ1の長手方向両側部それぞれには、レッグギャザー形成用の複数本のレッグ弾性部材81が略直線状に配されており、おむつ1の腹側部A及び背側部Bにおけるウエスト部には、ウエストギャザー形成用の帯状のウエスト部弾性部材82が、ウエスト部の端縁に沿って配されている。
第1実施形態のおむつ1における表面シート2は、図1及び図2に示すように、股下部Cに配された中央領域2cと、腹側部A及び背側部Bに配された端部領域2a,2bとを有している。
そして、中央領域2c及び端部領域2a,2bそれぞれの肌当接面に、おむつ長手方向及び幅方向に分散した状態に多数の凸部21が形成されている。図1には、便宜上、中央領域2cに形成されている凸部21を白抜きの略矩形で示し、端部領域2a,2bに形成されている凸部21を黒く塗りつぶした略矩形で示した。
第1実施形態のおむつ1の表面シート2においては、図3に示すように、端部領域2a,2bに形成された凸部21の高さH1が、中央領域2cに形成された凸部21の高さH2より高くなっている。また、それにより、表面シート2は、端部領域2a,2bにおける見掛けの厚みT1が、中央領域2cにおける見掛け厚みT2より厚くなっている。
第1実施形態のおむつ1によれば、表面シート2における、腹側部A及び背側部Bに配された端部領域2a,2bそれぞれの見掛け厚みT1が、中央領域2cにおける見掛け厚みT2よりも厚くなっているため、中央領域2cから前後に向かって流れる尿や軟便の流れを、領域間に形成される段差により堰き止めることができる。
しかも、第1実施形態のおむつ1においては、中央領域2cに凸部21が形成されており、中央領域2cからおむつ幅方向に液が拡散して漏れ出すことを効率的に阻止できる上に、端部領域2a,2bの凸部21の高さH1が、中央領域2cの凸部21の高さH2より高いため、中央領域2cから前後に向かって流れる尿や軟便が、端部領域2a,2bに侵入した場合であっても、該端部領域2a,2b内にそれらを捕捉し、それらがおむつ1の前後端から漏れ出すことも効率的に阻止することができる。
第1実施形態のおむつ1によれば、このように、おむつの幅方向の端部及び長手方向の端部の何れからも液が漏れ出し難く、そのため、着用者の姿勢によらずに高い漏れ防止性能が得られる。即ち、着用者である幼児等が、うつぶせ寝で寝ている状態、仰向けで寝ている状態、横向きに寝ている状態、起立している状態等においても漏れが生じにくい。
しかも、端部領域2a,2bの凸部21の高さH1が、中央領域2cの凸部21の高さH2より高いため、ウエスト部の通気性が高まり、着用中におけるムレやそれによる不快感を低減することができる。
第1実施形態のおむつ1における表面シート2は、図2に示すように、凹凸形状に賦形された第1不織布22と、第1不織布22の凹部において第1不織布22と接合されている略平坦な第2不織布23とからなる。
第1不織布22には、凸部と凹部とがおむつ長手方向に交互に且つ一列をなすように形成されており、そのような列が、おむつ幅方向に多列に形成されている。おむつ幅方向において隣接する列同士は、凸部の位置がおむつ長手方向に半ピッチ分ずれている。第1不織布22と第2不織布23とは、第1不織布22の平面視矩形状の凹部の四隅において接合されているが、凹部の全域において接合されていても良い。
第1及び第2不織布22,23としては、例えば、使い捨ておむつや生理用ナプキン等の吸収性物品の表面シートの形成材料として公知の各種の不織布を特に制限なく用いることができる。例えば、カード法又はエアレイド法により得た繊維ウエブにエアースルー法で繊維同士の熱融着点を形成したエアースルー不織布、カード法により得た繊維ウエブにヒートロール法で繊維同士の熱融着点を形成したヒートロール不織布、ヒートエンボス不織布、スパンボンド不織布(S)、メルトブローン不織布(M)、スパンボンド−メルトブローン複合不織布(SM,SMS,SMMS等)、スパンレース不織布、ニードルパンチ不織布等の種々の不織布を用いることができる。
第1実施形態で用いた表面シート2は、例えば、第1不織布22を、周面が凹凸形状となっている第1ロールの該周面に沿うように変形させ、変形した状態の第1不織布22を、第1ロールの周面に吸着させたまま、第2不織布23と合流させ、両不織布22,23を、第1ロールの凸部と周面が平滑な第2ロールの該周面との間で加熱及び加圧することにより得られる。表面シート2に、凸部21の高さが高い端部領域2a,2bと凸部21の高さが低い中央領域2cとを形成するには、例えば、周面が凹凸形状となっている第1ロールに、端部領域2a,2bに対応する深さの深い凹部を有する領域と中央領域2cに対応する深さの浅い凹部を有する領域とを形成する。凹凸形状となっている第1ロールの該周面に沿うように変形させる方法としては、第1ロールと、互いに噛み合う形状の凹凸形状を周面に有する第3ロールとの間に噛み込ませる方法や、第3ロールを用いずに、第1不織布22を、第1ロールの凹凸形状の凹部に強力に吸引する方法がある。
表面シート2は、端部領域2a,2bにおける見掛けの厚みT1(図3参照)が、0.5〜6.0mm、特に1.5〜4.0mmであることが好ましく、中央領域2cにおける見掛けの厚みT2(図3参照)が、0.5〜4.0mm、特に1.0〜2.5mmであることが好ましい。見掛けの厚みT1と見掛けの厚みT2との差(T1−T2)は、0.5〜5.0mm、特に1.0〜3.0mmであることが好ましい。見掛けの厚みT1と見掛けの厚みT2との比(T1/T2)は、1.2〜6.0、特に1.5〜4.0であることが好ましい。
また、表面シート2は、端部領域2a,2bにおける凸部21の高さH1(図3参照)が、0.5〜5.0mm、特に1.0〜3.0mmであることが好ましく、中央領域2cにおける凸部21の高さH2(図3参照)が、0.5〜4.0mm、特に0.5〜2.0mmであることが好ましい。高さH1と高さH2との差(H1−H2)は、0.5〜5.0mm、特に1.0〜3.0mmであることが好ましい。高さH1と高さH2との比(H1/H2)は、1.2〜6.0、特に1.5〜4.0であることが好ましい。
中央領域2cの凸部21は、表面シート2の1cm2当たりの個数が、1〜16個、特に4〜9個であることが好ましく、端部領域2a,2bの凸部21は、表面シート2の1cm2当たりの個数が、1〜16個、特に4〜9個であることが好ましい。
表面シート2の端部領域及び中央領域の見掛け厚みT1,T2は以下のようにして測定される。
(端部領域及び中央領域の見掛け厚みT1,T2の測定方法)
測定機:カトーテック(株)製 KES−G5ハンディー圧縮試験機
測定方法:加圧子15mm 荷重0.5gf/cm2 速度0.01cm/sec
測定条件:標準測定温湿度 20±0.5℃ 65±5%RH
端部領域、中央領域それぞれの長手方向及び幅方向の中心点と、前記中心点に対して長手方向前後と幅方向左右の合計を測定し、そのN=5以上の平均値とする。
ただし、大きなしわがある部位は測定から除くものとする。
おむつ1における各部の形成材料について説明すると、裏面シート3、吸収体4、立体ギャザー形成用シート72等としては、従来の使い捨ておむつにおいて、それぞれの材料として用いられている各種公知の材料等を、特に制限なく用いることができる。
次に、本発明の他の実施形態の使い捨ておむつについて説明する。
他の実施形態については、上述した第1実施形態の使い捨ておむつと異なる点について説明し、同様の点については説明を省略する。特に説明しない点については、第1実施形態に関して上述した説明が適宜適用される。
第2実施形態の使い捨ておむつは、図4に示す表面シート2Aを具備する。
表面シート2Aは、一枚の立体シート24の長手方向の両端部それぞれにもう一枚の立体シート25を積層し、両立体シート24,25の層間を接合して形成されている。表面シート2Bは、立体シート24のみからなる部分が、股下部Cに配される中央領域2cであり、立体シート24,25からなる部分が、腹側部A及び背側部Bに配される端部領域2a,2bである。立体シート24,25は、何れも、上述した表面シート2の中央領域2cと同一の構造を有している。立体シート24は、表面シート2Aの外形と同じ外形を有している。立体シート25は、おむつ幅方向と同方向の長さが立体シート24と同じであるが、おむつ長手方向と同方向の長さが立体シート24より短い。両立体シート24,25の接合方法としては、ホットメルト型接着剤等の接着剤、ヒートシール、超音波シール、高周波シール等の公知の接合方法を用い得る。表面シート2Aにおいては、立体シート24と立体シート25とで、凸部21の高さや立体シートの厚みは同じである。
表面シート2Aにおいても、腹側部A及び背側部Bに配された端部領域2a,2bそれぞれの見掛け厚みT1が、中央領域2cにおける見掛け厚みT2よりも厚くなっている。
第3実施形態の使い捨ておむつは、図5に示す表面シート2Bを具備する。
表面シート2Bは、一枚の立体シート24の長手方向の両端部それぞれに他の立体シート25を接合して形成されている。表面シート2Bは、立体シート24からなる部分が、股下部Cに配される中央領域2cであり、立体シート25からなる部分が、腹側部A及び背側部Bに配される端部領域2a,2bである。立体シート24,25は、何れも、上述した表面シート2の中央領域2cと同一の構造を有している。立体シート25は、おむつ幅方向と同方向の長さが立体シート24と同じであるが、おむつ長手方向と同方向の長さが立体シート24より短い。表面シート2Bにおいては、立体シート25の凸部21の高さH1及び見掛け厚みT1が、立体シート24の凸部21の高さH2及び見掛け厚みT2より大きい。
第4実施形態の使い捨ておむつは、図6に示す表面シート2Cを具備する。
表面シート2Cは、、凹凸が形成されていない一枚の不織布製シート26の両端部それぞれに立体シート27を積層し、両シート26,27の層間を接合して形成されている。表面シート2Cは、不織布製シート26のみからなる部分が、股下部Cに配される中央領域2cであり、不織布製シート26及び立体シート27からなる部分が、腹側部A及び背側部Bに配される端部領域2a,2bである。立体シート27は、上述した表面シート2の端部領域2a,2bと同一の構造を有している。表面シート2Cにおいては、端部領域2a,2bに凸部21が形成されていることによって、端部領域2a,2bにおける見掛けの厚みT1が、中央領域2cにおける見掛け厚みT2より厚くなっている。
第5実施形態の使い捨ておむつは、図7に示す表面シート2Dを具備する。
表面シート2Dは、凹凸が形成されていない一枚の不織布製シート26の両端部それぞれに立体シート27を接合して形成されている。不織布製シート26からなる部分が、股下部Cに配される中央領域2cであり、立体シート27からなる部分が、腹側部A及び背側部Bに配される端部領域2a,2bである。立体シート27は、上述した表面シート2の端部領域2a,2bと同一の構造を有している。
表面シート2Dにおいては、端部領域2a,2bに凸部21が形成されていることによって、端部領域2a,2bにおける見掛けの厚みT1が、中央領域2cにおける見掛け厚みT2より厚くなっている。
第4及び第5実施形態に用いた表面シート2C,2Dのように、中央領域2cの肌当接面に凹凸が形成されておらず、端部領域2a,2bの肌当接面に、おむつ長手方向及び幅方向に分散した状態に多数の凸部21が形成されている場合においても、端部領域2a,2bそれぞれの見掛け厚みT1が、中央領域2cにおける見掛け厚みT2よりも厚くなっていることによって、中央領域2cから前後に向かって流れる尿や軟便の流れを、領域間に形成される段差により堰き止めることができる。また、尿や軟便が、端部領域2a,2bに侵入した場合であっても、凸部21の存在によって、該端部領域2a,2b内にそれらを捕捉し、それらがおむつ1の前後端から漏れ出すことを効果的に防止することができる。
表面シート2C,2Dは、端部領域2a,2bにおける見掛けの厚みT1(図6,7参照)が、0.5〜6.0mm、特に1.5〜4.0mmであることが好ましく、中央領域2cにおける見掛けの厚みT2(図6,7参照)が、0.5〜5.0mm、特に0.5〜3.0mmであることが好ましい。見掛けの厚みT1と見掛けの厚みT2との差(T1−T2)は、0.5〜5.0mm、特に1.0〜3.0mmであることが好ましい。見掛けの厚みT1と見掛けの厚みT2との比(T1/T2)は、1.2〜6.0、特に1.5〜4.0であることが好ましい。
また、表面シート2C,2Dは、端部領域2a,2bにおける凸部21の高さH1(図6,7参照)が、0.5〜5.0mm、特に1.0〜3.0mmであることが好ましく、高さH1と前記厚みT2との差(H1−T2)が、0.5〜5.0mm、特に1.0〜3.0mmであることが好ましい。高さH1と厚みT2との比(H1/T2)は、1.2〜6.0、特に1.5〜4.0であることが好ましい。
以上、本発明の幾つかの実施形態について説明したが、本発明は、前述した実施形態に制限されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々変形可能である。
例えば、上述した各実施形態における表面シートは、その平面視において、端部領域2a,2bの中央領域2c側の縁部が、おむつの幅方向と略平行に形成されていたが、図8(a)〜図8(d)に示すように、端部領域2a,2bの中央領域2c側の縁部28は、中央領域2c側に向かって凹状に形成されていることが、横漏れを防止する観点から好ましい。
また、端部領域2a,2bと中央領域2cとで凸部21の大きさ、配置間隔や存在密度を異ならせることもできる。例えば、端部領域2a,2bの凸部21を中央領域2cの凸部21よりも密に存在させることで、尿や軟便の堰き止め効果が向上する。また、端部領域2a,2bの凸部21を中央領域2cの凸部21よりも粗に存在させることで、端部領域2a,2bにおける液の吸収体への取り込み性を向上させることもできる。更に、端部領域2a,2bの全体又は一部を構成している立体シート25,27等は、端部からの液にじみによる漏れを防止する観点から、それ自体や、他のシートとの接合部を撥水性とすることも好ましい。
また、表面シートの凸部は、平面視して略矩形状のものに代えて、円形状、楕円形状、長円状等他の形状であっても良い。また、表面シートは、第1不織布及び第2不織布からなるものに代えて、立体賦形された第1不織布のみからなるものや、不織布と開孔フィルムとからなるもの等であっても良い。
また、本発明の使い捨ておむつは、展開型の使い捨ておむつに代えて、パンツ型の使い捨ておむつであっても良い。
上述した一の実施形態における説明省略部分及び一の実施形態のみが有する要件は、それぞれ他の実施形態に適宜適用することができ、また、各実施形態における要件は、適宜、実施形態間で相互に置換可能である。
図1は、本発明の使い捨ておむつの一実施形態を一部破断して示す平面図である。 図2は、図1のII−II線断面図である。 図3に示す使い捨ておむつの表面シートの一部を拡大して示す拡大断面図である。 図4は、本発明の他の実施形態における表面シートを示す断面図(おむつ長手方向に沿う断面図)である。 図5は、本発明の更に他の実施形態における表面シートを示す断面図(おむつ長手方向に沿う断面図)である。 図6は、本発明の更に他の実施形態における表面シートを示す断面図(おむつ長手方向に沿う断面図)である。 図7は、本発明の更に他の実施形態における表面シートを示す断面図(おむつ長手方向に沿う断面図)である。 図8(a)〜(d)は、本発明の更に他の実施形態を示す表面シートの模式平面図である。
符号の説明
1 使い捨ておむつ
2,2A〜2D 表面シート
2a,2b 端部領域
2c 中央領域
21 凸部
22 第1不織布
23 第2不織布
3 裏面シート
4 吸収体
5 ファスニングテープ
6 ランディングテープ
A 背側部
B 腹側部
C 股下部

Claims (4)

  1. 液透過性の表面シート、裏面シート及びこれら両シート間に配された吸収体を具備し、背側部、腹側部及び股下部を有する使い捨ておむつにおいて、
    前記表面シートは、股下部に配された中央領域と、前記腹側部及び前記背側部に配された端部領域とを有しており、
    前記中央領域及び前記端部領域それぞれの肌当接面に、おむつ長手方向及び幅方向に分散した状態に多数の凸部が形成されており、
    前記表面シートは、前記端部領域における見掛けの厚みが、前記中央領域における見掛け厚みより厚い、使い捨ておむつ。
  2. 前記端部領域の前記凸部の高さが、前記中央領域の前記凸部の高さより高い、請求項1記載の使い捨ておむつ。
  3. 液透過性の表面シート、裏面シート及びこれら両シート間に配された吸収体を具備し、背側部、腹側部及び股下部を有する使い捨ておむつにおいて、
    前記表面シートは、股下部に配された中央領域と、前記腹側部又は前記背側部に配された端部領域とを有しており、
    前記中央領域の肌当接面に、凹凸が形成されておらず、前記端部領域の肌当接面に、おむつ長手方向及び幅方向に分散した状態に多数の凸部が形成されており、
    前記表面シートは、前記端部領域における見掛けの厚みが、前記中央領域における見掛け厚みより厚い、使い捨ておむつ。
  4. 前記表面シートの平面視において、前記端部領域の前記中央領域側の縁部が、該中央領域側に向かって凹状をなしている、請求項1〜3の何れかに記載の使い捨ておむつ。
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