JP2020103447A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】股下部において液を効率的に吸収でき、物品長手方向への液の流れを効率的に抑制可能な吸収性物品を提供すること。【解決手段】吸収性物品1は、腹側部1Aと背側部1Cと腹側部1A及び背側部1Cの間に位置する股下部1Bとを備え、凹凸構造を有する表面シート2を備えている。表面シート2は、股下部1Bに分散配置された複数の第1凸部71と、腹側部1A及び背側部1Cに分散配置されており且つ第1凸部71の形状と異なる複数の第2凸部72とを有する。第1凸部71の頂点の位置における吸収性物品1の厚みが、第2凸部72の頂点の位置における吸収性物品1の厚みよりも大きい。表面シート2を平面視して、各第1凸部71の面積が各第2凸部72の面積よりも小さい。第2凸部72は、その幅方向Yの長さが、その長手方向Xの長さよりも長い。【選択図】図2

Description

本発明は吸収性物品に関する。
従来、軟便等の排泄物の拡散を制御したり、着用者の肌との接触面積を低減して風合いを向上させたりすることを目的として、使い捨ておむつ等の吸収性物品の表面シートを凹凸構造とする技術が知られている。例えば特許文献1には、表面シートを物品幅方向の中央と両側部との3領域に区分したときに、中央の領域に第1の房が分散して配置されており、各側部の領域に第1の房の高さ又は密度とは異なる第2の房が分散して配置されている吸収性物品が記載されている。
凹凸構造の表面シートを用いる技術として、本出願人は先に、表面シートにおける物品長手方向の中央部に、物品長手方向に長い形状の第1凸部が分散して配置されており、該中央部の物品長手方向の前後に位置する両端部に、物品幅方向に長く且つ第1凸部と同じ高さの第2凸部が分散して配置されている吸収性物品を提案した(特許文献2参照)。また本出願人は先に、表面シートにおける物品長手方向に延びる物品幅方向の中央部に、第1凸部が分散して配置されており、該中央部の物品幅方向の両側に隣接する両側部に、第1凸部よりも高さ高い第2凸部が分散して配置されている吸収性物品を提案した(特許文献3参照)。
特表2011−530342号公報 特開2009−136349号公報 特開2009−148445号公報
特許文献1に記載の技術は、表面シートの中央の領域に分散配置された第1の房と、表面シートの両側部の領域に分散配置された第2の房とによって、物品幅方向に流れる液を効率的に抑制するものである。しかし、この技術では、着用者の股下に対応する股下部において液を効率的に吸収し、物品長手方向への液の流れを効率的に抑制することができない。特許文献2及び3に記載の技術では、着用者の股下に対応する股下部において液を効率的に吸収し、物品長手方向への液の流れを効率的に抑制することについて検討されていない。
したがって本発明の課題は、股下部において液を効率的に吸収し、物品長手方向への液の流れを効率的に抑制できる吸収性物品を提供することにある。
本発明は、着用者の腹側から背側に延びる長手方向と、該長手方向に直交する幅方向とを有し、着用者の腹側に配される腹側部と、背側に配される背側部と、該腹側部及び該背側部の間に位置する股下部とを備え、該腹側部から該背側部に亘って配置され且つ凹凸構造を有する表面シートを備えた吸収性物品であって、
前記表面シートは、前記股下部に分散配置された複数の第1凸部と、前記腹側部及び前記背側部それぞれに分散配置されており且つ該第1凸部の形状と異なる複数の第2凸部とを有し、
前記第1凸部の頂点の位置における前記吸収性物品の厚みが、前記第2凸部の頂点の位置における前記吸収性物品の厚みよりも大きく、
前記表面シートを平面視して、前記第1凸部のそれぞれの面積が前記第2凸部のそれぞれの面積よりも小さく、
前記第2凸部は、その前記幅方向の長さが、その前記長手方向の長さよりも長い、吸収性物品を提供するものである。
本発明によれば、股下部において液を効率的に吸収でき、物品長手方向への液の流れを効率的に抑制可能な吸収性物品が提供される。
図1は、本発明の吸収性物品の好ましい一実施形態である展開型の使い捨ておむつを模式的に示す平面図である。 図2は、図1に示す使い捨ておむつに用いられる表面シートの一実施形態を示す平面図である。 図3は、図2におけるIII−III線断面図である。 図4は、本発明の吸収性物品に用いられる表面シート及び吸収性コアの別の実施形態を示す平面図である。 図5は、本発明の吸収性物品に用いられる表面シート及び吸収性コアの更に別の実施形態を示す平面図である。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1には、本発明の吸収性物品の一実施形態である展開型の使い捨ておむつ1の概略構成が示されている。おむつ1は、着用時に着用者の腹側に配される腹側部1Aと、背側に配される背側部1Cと、それらの間に位置する股下部1Bとを有する。おむつ1は、着用者の腹側から背側に延びる前後方向に対応する方向、すなわち腹側部1Aから股下部1Bを介して背側部1Cに延びる長手方向Xと、これに直交する幅方向Yとを有している。股下部1Bは、おむつ1の着用時に着用者の排泄部に対向配置される排泄部対向部を有しており、該排泄部対向部は通常、おむつ1の長手方向Xの中央部又はその近傍に位置している。股下部1Bは長手方向Xに沿う両側縁が幅方向Yの内方に括れている領域内に配されている。腹側部1Aは着用者の腹側に配され且つ股下部1Bよりも長手方向X外方に位置する部分である。背側部1Cは着用者の背側に配され且つ股下部1Bよりも長手方向X外方に位置する部分である。
おむつ1は、図1に示すように、着用者の肌に対向する肌対向面側に位置する表面シート2と、非肌対向面側に位置する裏面シート3と、両シート間に介在配置された吸収体4とを備える。肌対向面とは、吸収性物品の着用時に着用者の肌側に向けられる面、即ち相対的に着用者の肌に近い側であり、非肌対向面は、吸収性物品の着用時に肌側とは反対側に向けられる面、即ち相対的に着用者の肌から遠い側である。
おむつ1は、上述のとおり、展開型の使い捨ておむつであり、図1に示すように、背側部1Cの左右両側縁に一対のファスニングテープ11,11を有しており、腹側部1Aの非肌対向面に、ファスニングテープ11,11が止着するランディングテープ12を有している。ファスニングテープ11及びランディングテープ12としては、通常、使い捨ておむつ等の吸収性物品に用いられるものであれば、特に制限なく用いることができる。
表面シート2は、肌対向面に複数の凸部を有するものである。その詳細については後述する。裏面シート3としては、例えば液難透過性のフィルムやスパンボンド・メルトブローン・スパンボンド積層不織布などを用いることができる。液難透過性のフィルムに、複数の微細孔を設け、該フィルムに水蒸気透過性を付与してもよい。おむつ1の肌触り等を一層良好にする目的で、裏面シートの外面に不織布等の風合いの良好なシートを積層してもよい。
吸収体4は、吸収性コアを備えている。吸収性コアは例えばパルプを初めとするセルロース等の親水性繊維の積繊体、該親水性繊維と吸収性ポリマーとの混合積繊体、吸収性ポリマーの堆積体、2枚の吸収性シート間に吸収性ポリマーが担持された積層構造体などから構成される。吸収性コアは、少なくともその肌対向面が液透過性のコアラップシートで覆われていてもよく、肌対向面及び非肌対向面を含む表面の全域がコアラップシートで覆われていてもよい。コアラップシートとしては、例えば親水性繊維からなる薄葉紙や、液透過性を有する不織布などを用いることができる。
おむつ1には、肌対向面側の長手方向Xに沿う両側部に、長手方向Xに沿って延びる防漏カフ5が配されている。防漏カフ5は一般に、基端部と自由端とを備えている。防漏カフ5は、表面シート2の肌対向面側に固定された基端部を有し、表面シート2の肌対向面側から起立している。防漏カフ5は、液抵抗性ないし撥水性で且つ通気性の素材から構成されている。防漏カフ5の自由端又はその近傍には、糸ゴム等からなる弾性部材を伸長状態で配してもよい。おむつ1の着用状態においてこの弾性部材が収縮することによって、防漏カフ5が着用者の身体に向けて起立するようになり、表面シート2上に排泄された液が、表面シート2上を伝いおむつ1の幅方向外方へ漏れ出すことが効果的に阻止される。
図2及び図3には、おむつ1に用いられる表面シート及び吸収体の一例が示されている。図3には、吸収体4が備える吸収性コア41と、吸収性コア41の肌対向面側に位置する凹凸構造を有する表面シート2とが示されている。吸収性コア41は、長手方向Xに長い矩形状のものや長手方向Xに沿う両側部が幅方向Y内方に括れているものであり、同図に示す実施形態では、股下部1Bに位置する長手方向Xの中央部が幅方向Y内方に括れた砂時計状で且つ長手方向Xに長い縦長の形状のものとなっている。
表面シート2は、図2に示すとおり、中央域2C及び該中央域2Cの両側に位置する一対の側部域2S,2Sから構成されている。中央域2Cは、幅方向Yの中央部に位置し、且つ長手方向Xに沿って延びている。一対の側部域2S,2Sは、中央域2Cに隣接し、且つ長手方向Xに沿って延びている。側部域2Sは、防漏カフ5を形成するサイドシートと重なる位置と略一致している。
表面シート2は、図3に示すとおり、着用者の肌に近い側に位置する第1シート21と、着用者の肌から遠い側に位置する第2シート22とを有している。表面シート2は、互いに重なり合う第1シート21及び第2シート22が複数の接合部6において接合した積層構造となっている。第1シート21は、接合部6以外の部位において第2シート22から離れる方向に突出する凸部7を多数形成している。その結果、表面シート2の肌対向面を形成する第1シート21には凹凸構造が形成されている。一方、表面シート2における非肌対向面は略平坦である。
図3に示すとおり、凸部7は、第1シート21における複数の接合部6どうしの間に位置する部分が、着用者の肌側に向かって凸状に隆起して形成されている。凸部7の内部には表面シート2の形成材料が充填されておらず空間が形成されている。即ち凸部7は中空のものである。隣り合う凸部7間に位置する接合部6は、凹凸構造を有する表面シート2の凹部の底部を形成している。接合部6は一般に、重ね合わされた状態の第1シート21及び第2シート22を、熱を伴うか又は伴わないエンボス加工をすることによって形成されるか、又は超音波エンボス加工をすることによって形成される。
接合部6は、図2に示すとおり、長手方向X及び幅方向Yに分散して配置されている。接合部6は、平面視での形状及び面積が同じ一種のみからなっていてもよく、或いは平面視での形状及び面積の少なくとも一方が異なる複数種からなっていてもよい。図2に示す実施形態では、接合部6は、矩形状の第1接合部61と、第1接合部61よりも面積の大きな矩形状の第2接合部62とを有している。第1接合部61は中央域2Cに配置されている。第1接合部61は、おむつ1を長手方向Xに二分する幅方向Yに延びる横中心線L1よりも前方の股下部1B及び腹側部1Aの領域にわたって、長手方向X及び幅方向Yに規則的に間隔を空けて配されている。その結果、第1接合部61は散点状に分散して配されている。横中心線L1よりも後方の股下部1B及び背側部1Cの領域においても同様に、第1接合部61が散点状に分散して配されている。第2接合部62内に後述する開孔8が形成されているときのように、接合部内に開孔が形成されている場合の接合部の面積とは、該開孔の面積も該接合部の面積に含めるものとする。
図2に示すとおり、第2接合部62は、中央域2Cにおいては、横中心線L1上に配され、且つ幅方向Yに規則的に間隔を空けて配されている。また第2接合部62は、各側部域2Sにおいて、長手方向X及び幅方向Yに規則的に間隔を空けて配されており、その結果、散点状に分散して配されている。
表面シート2に形成されている凸部7は、図2に示すとおり、形状が異なる複数種からなる。「形状が異なる」とは、凸部の高さ、凸部の平面視での面積、及び凸部の平面視での形状のうちの何れか一つが異なることを意味する。図2に示す実施形態では、凸部7は、第1凸部71と、第1凸部71の形状と異なる第2凸部72とを有し、それに加えて、第1凸部71の形状と異なる第3凸部73とを有している。第1凸部71と第2凸部72とは高さ、平面視での面積及び平面視での形状が異なっている。詳細には、第1凸部71は、図3に示すとおり、第2凸部72よりも高さの高いものである。また第1凸部71の平面視での面積が、図2に示すとおり、第2凸部72の平面視での面積よりも小さくなっている。
図2に示すとおり、第1凸部71と第3凸部73とは平面視での面積及び形状が異なっている。詳細には、第3凸部73の平面視での面積が、第1凸部71の平面視での面積よりも大きくなっており、第2凸部72の平面視での面積よりも小さくなっている。第3凸部73の平面視での面積が、第1凸部71の平面視での面積よりも大きくなっており、第2凸部72の平面視での面積よりも小さくなっている。
第1凸部71は、股下部1Bにのみ分散配置されており、図2に示す実施形態では、股下部1Bの中央域2Cの肌対向面において、長手方向X及び幅方向Yに規則的に間隔を空けて配されており、その結果、第1凸部71が散点状に分散して配されている。詳細には、第1凸部71は幅方向Yに長い楕円形状となっている。複数の第1凸部71が一定の間隔で幅方向Yに沿って直列した複数の幅方向凸部列R1を有するように、第1凸部71が規則的に配置されている。長手方向Xにおいて隣り合う幅方向凸部列R1、R1どうしは、第1凸部71の配置位置が、幅方向Yに半ピッチ分ずれている。即ち股下部1Bの中央域2Cには第1凸部71が千鳥格子状に分散配置されている。同図に示すとおり、1つの第1凸部71に着目したとき、該第1凸部71の周囲に配された第1接合部61又は第2接合部62の数は、好ましくは4個以上、より好ましくは6個以上であり、また好ましくは12個以下、より好ましくは10個以下である。
第2凸部72は、腹側部1A及び背側部1Cにのみそれぞれ分散配置されており、図2に示す実施形態では、腹側部1A及び背側部1Cそれぞれの中央域2Cの肌対向面において、長手方向X及び幅方向Yに規則的に間隔を空けて配されており、その結果、第2凸部72が散点状に分散して配されている。即ち腹側部1Aの中央域2C及び背側部1Cの中央域2Cそれぞれには第2凸部72が千鳥格子状に分散配置されている。第2凸部72は、その幅方向Yの長さが、その長手方向Xの長さよりも長く形成されており、幅方向Yに延びた形状となっている。第2凸部72は第3凸部73の平面視での面積よりも大きい2種の凸部を有している。2種の凸部の内、1種は幅方向Yに長い矩形状の第4凸部74であり、残りの1種は幅方向Yに長い楕円形状の第5凸部75である。複数の第4凸部74が一定の間隔で長手方向Xに沿って直列した複数の長手方向凸部列R4を有するように、第4凸部74が規則的に配置されている。一方、複数の第5凸部75が一定の間隔で長手方向Xに沿って直列した複数の長手方向凸部列R5を有するように、第5凸部75が規則的に配置されている。各長手方向凸部列R5は、幅方向Yにおいて隣り合う長手方向凸部列R4,R4どうしの間に配置されている。幅方向Yにおいて隣り合う長手方向凸部列R4と長手方向凸部列R5とは、第4凸部74の配置位置と第5凸部75の配置位置とが、長手方向Xに半ピッチ分ずれている。長手方向凸部列R4を構成する1つの第4凸部74と、該第4凸部74に隣り合う長手方向凸部列R5を構成する第5凸部75とは、幅方向Yの側部どうしが、長手方向Xにおいて互いに重なるように配置されている。同図に示すとおり、1つの第4凸部74に着目したとき、該第4凸部74の周囲に配された第1接合部61の数が、好ましくは6個以上、より好ましくは8以上であり、また好ましくは15個以下、より好ましくは12個以下である。また1つの第5凸部75に着目したとき、該第5凸部75の周囲に配された第1接合部61の数が、好ましくは4個以上、より好ましくは6個以上であり、また好ましくは15個以下、より好ましくは12個以下である。
上述した実施形態の使い捨ておむつ1は、図3に示すように、股下部1Bに分散配置された第1凸部71を有しており、第1凸部71の高さが、腹側部1A及び背側部1Cに分散配置されている第2凸部72が備える第4凸部74及び第5凸部75それぞれよりも高いものである。吸収体4のある部分での第1凸部71の頂部が第2凸部72の頂部よりも高くなっている。その為、使い捨ておむつ1によれば、股下部1Bの第1凸部71が着用者の肌に当接し易く、股下部1Bにおいて、隣り合う第1凸部71,71どうしの間の凹部に排泄物を溜め易く、排泄物の流れを抑制することができる。その結果、股下部1Bにおいて排泄物の液を効率的に吸収体4に吸収させることができる。さらに、腹側部1A及び背側部1Cの第2凸部72が備える第4凸部74及び第5凸部75それぞれは、幅方向Yに延びた形状となっており、第4凸部74及び第5凸部75それぞれの平面視での面積が第1凸部71の平面視での面積よりも大きい。その為、使い捨ておむつ1によれば、股下部1Bから腹側部1A又は背側部1Cへの液の長手方向Xへの流れを効率的に抑制できるとともに、腹側部1A内又は背側部1C内での液の長手方向Xへの流れを効率的に抑制できる。特に、図2に示す実施形態では、腹側部1A及び背側部1Cにおいて第2凸部72が千鳥格子状に分散配置されているので、腹側部1A内又は背側部1C内での液の長手方向Xへの流れを一層効率的に抑制できる。
股下部1Bにおいて液を効率的に吸収する観点から、吸収体4の吸収性コア41を長手方向Xに仮想的に5等分し、腹側部1A側から背側部1Cに向けて順に第1領域T1〜第5領域T5と定義したときに、第1凸部71が、第3領域T3に少なくとも存在していることが好ましく、第2領域T2、第3領域T3及び第4領域T4にわたって存在していてもよい。特に、図2に示す実施形態では、第1凸部71が第3領域T3にのみ存在しており、第3領域T3に対応する領域において、第1凸部71が千鳥格子状に分散配置されているので、第1凸部71に隣り合う凹部に排泄物を一層溜め易くなっており、股下部1Bにおいて排泄物の液を一層効率的に吸収することができる。
股下部1Bにおいて液を効率的に吸収するとともに、液の長手方向Xへの流れを効率的に抑制する観点から、第2凸部72の頂点の位置におけるおむつ1の厚みD2(図3参照)に対する、第1凸部71の頂点の位置におけるおむつ1の厚みD1(図3参照)の比D1/D2が、好ましくは1.3以上、更に好ましくは1.5以上であり、また好ましくは3以下、更に好ましくは2.5以下である。おむつ1の厚みD1は、好ましくは50mm以上、更に好ましくは55mm以上であり、また好ましくは75mm以下、更に好ましくは70mm以下である。おむつ1の厚みD2は、好ましくは40mm以上、更に好ましくは45mm以上であり、また好ましくは65mm以下、更に好ましくは60mm以下である。前記のおむつ1の厚みD1,D2とは、吸収体4が配置されている領域において測定された値を意味する。第1凸部71の高さは、好ましくは1.0mm以上、更に好ましくは1.2mm以上であり、また好ましくは5mm以下、更に好ましくは3mm以下である。第2凸部72の高さは、好ましくは0.7mm以上、更に好ましくは1mm以上であり、また好ましくは2mm以下、更に好ましくは1.5mm以下である。おむつ1のように、第2凸部72が、第4凸部74及び第5凸部75のように複数の凸部を有しているときには、複数の凸部のうちで最も高さの低い凸部の高さを第2凸部72の高さとする。
股下部1Bから腹側部1A又は背側部1Cへの液の長手方向Xへの流れを効率的に抑制する観点から、各第2凸部72の平面視での面積に対する各第1凸部71の平面視での面積の比が、好ましくは0.3以上、更に好ましくは0.5以上であり、また好ましくは0.8以下、更に好ましくは0.7以下である。各第1凸部71の平面視での面積は、好ましくは2mm以上、更に好ましくは3mm以上であり、また好ましくは20mm以下、更に好ましくは15mm以下である。各第2凸部72の平面視での面積は、好ましくは2.5mm以上、更に好ましくは3.5mm以上であり、また好ましくは30mm以下、更に好ましくは25mm以下である。第2凸部72が、第4凸部74及び第5凸部75のように複数の凸部を有しているときには、複数の凸部のうちで最も面積の小さい凸部の面積を第2凸部72の面積とする。各第1凸部71又は各第2凸部72の平面視での面積は、以下のようにして測定される。
<各第1凸部71又は各第2凸部72の平面視での面積の測定法>
表面シート2から第1凸部71を有する大きさのカットサンプルを切り出す。カットサンプルは50mm(幅方向Y)×50mm(長手方向X)の大きさとする。無加圧の状態で、該カットサンプルを水平な台上に置き、該カットサンプルの上部から重さ50gの透明なアクリル板を置き、更にアクリル板上に70gの錘を設置する。そして、30gf/cm2の荷重を掛けた状態で、カットサンプルの表面形状をKeyence社製、高精度形状計測システムKS−1100を用い測定し、画像を取り込む。測定条件を、測定ピッチ50μm、移動速度10cm/sとし、40mm(幅方向Y)×40mm(長手方向X)の範囲を測定する。次に、取り込んだ画像をKeyence社製、形状解析アプリケーションKS−Analyzerを用い解析し、1つの第1凸部71の最も厚みのあった位置から500μm小さい厚みの位置まで、厚み方向に変化した部分を抽出し、二値化処理することにより、アクリル板と接触する第1凸部71の部分の画像を得る。この画像を(株)日本ローパー社製、Image−Pro Plusに取り込み、コントラストの強調で、白黒コントラストを100に設定する。フィルター処理(メディアン、5×5を5回)によりノイズを除去した後、カウント処理を行い、白黒それぞれの面積を測定する。その後、アクリル板と接触する第1凸部71の部分の総面積である黒の総面積を、白黒それぞれの面積の和である測定範囲の面積(40mm(幅方向Y)×40mm(長手方向X))で除すことで、各第1凸部71の平面視での面積を算出する。各第2凸部72の平面視での面積も同様にして算出する。
腹側部1A内又は背側部1C内での液の長手方向Xへの流れを効率的に抑制する観点から、第2凸部72は、幅方向Yの長さに対する長手方向Xの長さの比が、好ましくは0.5以下、更に好ましくは0.4以下であり、また好ましくは0.1以上、更に好ましくは0.15以上である。第2凸部72の有する矩形状の第4凸部74及び楕円形状の第5凸部75の何れもが、前記の比を満たすことが好ましい。
第3凸部73は、一対の両側部域2S,2Sにそれぞれ分散配置されており、図2に示す実施形態では、各側部域2Sの肌対向面において、長手方向X及び幅方向Yに規則的に間隔を空けて配されており、その結果、第3凸部73が散点状に分散して配されている。詳細には、第3凸部73は平面視して円形状となっている。各第3凸部73は、一定の間隔で長手方向Xに沿って直列した複数の長手方向凸部列R3を有するように規則的に配置されている。幅方向Yにおいて隣り合う長手方向凸部列R3、R3どうしは、第3凸部73の配置位置が、長手方向Xに半ピッチ分ずれている。即ち各側部域2Sには第3凸部73が千鳥格子状に分散配置されている。同図に示すとおり、1つの第3凸部73に着目したとき、該第3凸部73の周囲に配された第2接合部62の数は、好ましくは3個以上、より好ましくは4個以上であり、また好ましくは10個以下、より好ましくは8個以下である。
本実施形態においては、股下部1Bの中央域2Cよりも幅方向Y外方の両側部域2S,2Sに、第1凸部71の形状と異なる第3凸部73が、千鳥格子状に分散配置されているので、股下部1Bの中央域2Cで堰き止めることのできなかった排泄物を、両側部域2S,2Sの第3凸部73の凹凸によって堰き止めることができる。その結果、排泄物の横漏れを効果的に防止することができる。本実施形態では、特に各第3凸部73の平面視での面積が、各第1凸部71の平面視での面積よりも大きくなっている。その為、本実施形態によれば、股下部1Bの中央域2Cから両側部域2S,2Sへの液の長手方向Xへの流れを一層効率的に抑制できる。
股下部1Bの中央域2Cから両側部域2S,2Sへの液の長手方向Xへの流れを一層効率的に抑制する観点から、各第3凸部73の平面視での面積に対する各第1凸部71の平面視での面積の比は、好ましくは0.5以上、更に好ましくは0.7以上であり、また好ましくは0.9以下、更に好ましくは0.8以下である。各第3凸部73の平面視での面積は、好ましくは2.3mm以上、更に好ましくは3.3mm以上であり、また好ましくは25mm以下、更に好ましくは20mm以下である。各第3凸部73の平面視での面積は、上述した各第1凸部71の平面視での面積の測定方法と同様にして測定される。
排泄物の横漏れを防止する観点から、図2に示すように、各側部域2Sの第3凸部73の周りに存在する第2接合部62内に、表面シート2を貫通する開孔8が形成されていることが好ましい。開孔8は表面シート2を構成する第1シート21及び第2シート22を貫通している。第2接合部62に開孔8が形成されている場合、第2接合部62においては開孔8の外周縁部で第1シート21と第2シート22とが接合されている。また股下部1Bにおいて排泄物の液を効率的に吸収する観点から、中央域2Cに配され且つ横中心線L1上に配された第2接合部62内にも開孔8が形成されていることが好ましい。
次に、本発明の他の実施形態を、図4及び図5を参照して説明する。図4及び図5に示す実施形態については、上述した実施形態と異なる構成部分を主として説明し、同様の構成部分は同一の符号を付して説明を省略する。特に説明しない構成部分は、上述した実施形態についての説明が適宜適用される。
図4に示す実施形態においては、腹側部1A及び背側部1Cにそれぞれ分散配置された第2凸部72が、幅方向Yに長い楕円形状の第5凸部75のみを有している。腹側部1A及び背側部1Cにおいては、複数の第5凸部75が一定の間隔で長手方向Xに沿って直列した複数の長手方向凸部列R5を有するように、第5凸部75が規則的に配置されている。幅方向Yにおいて隣り合う長手方向凸部列R5、R5どうしは、第5凸部75の配置位置が、長手方向Xに半ピッチ分ずれている。即ち腹側部1A及び背側部1Cにそれぞれの中央域2Cには第5凸部75が千鳥格子状に分散配置されている。長手方向凸部列R5を構成する1つの第5凸部75と、該第5凸部75に隣り合う別の長手方向凸部列R5を構成する第5凸部75とは、長手方向Xにおいて互いに一部が重なるように配置されている。
図4に示す実施形態において、おむつ1は表面シート2の非肌対向面側に伸縮シート9を備えている。伸縮シート9は、少なくとも長手方向Xに伸縮可能なものである。伸縮シート9は、吸収体4の吸収性コア41を長手方向Xに仮想的に5等分し、腹側部1A側から背側部1Cに向けて順に第1領域T1〜第5領域T5と定義したときに、第3領域T3に少なくとも存在していることが好ましく、第1領域T1〜第5領域T5の全域にわたって存在していてもよい。
図5に示す実施形態においては、第1凸部71は、股下部1Bに分散配置されている。各第1凸部71は、一定の間隔で長手方向Xに沿って直列した複数の長手方向凸部列R6を有するように規則的に配置されている。幅方向Yにおいて隣り合う長手方向凸部列R6、R6どうしは、第1凸部71の配置位置が、長手方向Xに半ピッチ分ずれている。即ち股下部1Bの中央域2Cには第1凸部71が千鳥格子状に分散配置されている。
図5に示す実施形態においては、腹側部1A及び背側部1Cにそれぞれ分散配置された第2凸部72が、幅方向Yに長い楕円形状の第5凸部75のみを有している。腹側部1A及び背側部1Cにおいては、各第5凸部75が、一定の間隔で長手方向Xに沿って直列した複数の長手方向凸部列R5を有するように規則的に配置されている。幅方向Yにおいて隣り合う長手方向凸部列R5、R5どうしは、第5凸部75の配置位置が、長手方向Xに半ピッチ分ずれている。即ち腹側部1A及び背側部1Cにそれぞれの中央域2Cには第5凸部75が千鳥格子状に分散配置されている。長手方向凸部列R5を構成する1つの第5凸部75と、該第5凸部75に隣り合う別の長手方向凸部列R5を構成する第5凸部75とは、長手方向Xにおいて互いに重ならないように配置されている。
図4及び図5に示す実施形態によっても、図1ないし図3に示す実施形態によって奏される効果と同様の効果を奏することができる。特に図4に示す実施形態においては、長手方向Xに伸縮する伸縮シート9が、表面シート2の非肌対向面側に配され、且つ吸収体4の第3領域T3に対応する位置に配されているので、股下部1Bが長手方向Xに収縮し易く、そのことに起因して、股下部1Bに配置された第1凸部71,71どうしの間の凹部に排泄物を溜め易く、排泄物の流れを抑制することができる。その結果、股下部1Bにおいて排泄物を一層効率的に吸収できる。排泄物を一層効率的に吸収させる観点から、使い捨ておむつ1の厚み方向における伸縮シート9の配置位置は、吸収体4の非肌対向面側であることが好ましい。具体的な伸縮シート9の配置位置としては、吸収体4と裏面シート3との間が挙げられる。裏面シート3が透湿性フィルムと不織布とから構成される場合には、透湿性フィルムと不織布との間に伸縮シート9を配置することができる。伸縮シート9としては、伸縮性のフィルム、伸縮性の不織布、伸縮性の織物又はそれらの積層シート等が挙げられる。
上述した各実施形態に用いられる凹凸構造を有する表面シート2は、例えば特開2015−112343号公報の図10に記載の装置を用いて製造することができる。この装置においては、周面が互いに噛み合い形状となっている第1ロールと第2ロールとが、噛み合い状態で配置されている。更にこの装置は、第1ロールの周面に当接するように配置されたアンビルロールを有している。この装置を用い、帯状の第1シート21を、第1ロールと第2ロールとの間に供給して、第1シート21を凹凸形状に変形させる。その後、第1シート21を第1ロールの周面部に沿わせて噛み合い部分から移動させた後、凹凸形状の第1シート21に帯状の第2シート22を重ね合わせるように供給して、第1ロールにおける凸部とヒートロールとの間で加熱下に両シートを挟圧する。この挟圧によって、第1シート21と第2シート22とが部分的に接合されることにより表面シート2が得られる。凸部7が第1凸部71、第2凸部72及び第3凸部73を有する場合には、凹凸形状に変形させる際に、例えば、第1シート21の幅方向の中央部と側部とで、第1ロール及び第2ロールの凹凸形状、及び第1ロールとアンビルロールとで形成する接合部のパターンを異ならせることにより形成できる。開孔8を形成するときには、第1ロール又はアンビルロールにカートリッジヒーター等の加熱手段を設け、第1ロールの凸部の先端又はアンビルロール表面を高温に加熱し、高温に加熱された部分で挟圧することによって、第1シート21と第2シート22とを接合する接合部とともに開孔8が形成されるようにする。加熱手段を設ける方法に代えて、第1ロールにおける凸部の先端に更に突出するピンを設け、該ピンとアンビルロールとで強く加圧することによって、接合部に開孔8が形成されるようにしてもよい。
また、上述した各実施形態に用いられる凹凸構造を有する表面シート2の別の製造方法として、互いに重なり合う帯状の第1シート及び帯状の第2シートが複数の接合部において互いに接合された積層シートと、長手方向Xに伸縮可能な伸縮シート9とを用いる方法が挙げられる。詳細には、長手方向Xに伸縮可能な伸縮シート9を収縮力に抗して長手方向Xに伸長させ、次いで、伸縮シート9の伸長状態を維持したまま、前記積層シートに直接又は間接的に貼り合わせる。その後、伸縮シート9の伸長状態を解除することによって、伸縮シート9を長手方向Xに収縮させる。この収縮によって、第1シート及び第2シートを接合する接合部どうしの間の部分が隆起し、凹凸構造が発現する。このようにして、凹凸構造の表面シート2を製造することができる。
表面シート2を構成する第1シート21及び第2シート22としては、例えばエアスルー不織布、スパンボンド不織布、スパンレース不織布、メルトブローン不織布、レジンボンド不織布、ニードルパンチ不織布などが挙げられる。これらの不織布を2種以上組み合わせた積層体や、これらの不織布とフィルム等とを組み合わせた積層体を用いることもできる。これらのなかでも、エアスルー不織布又はスパンボンド不織布を用いることが好ましい。第1シート21及び第2シート22それぞれの坪量は、好ましくは10g/m以上、より好ましくは15g/m以上であり、また好ましくは40g/m以下、より好ましくは35g/m以下である。第1シート21及び第2シート22を構成する不織布の種類は同じでもよく、あるいは異なっていてもよい。
本発明の吸収性物品は、上述の各実施形態に何ら制限されるものではなく、適宜変更可能である。また、上述の各実施形態における各構成要件は、本発明の趣旨を損なわない範囲で、適宜組み合わせて実施できる。
例えば、前記実施形態においては、表面シート2の中央域2Cよりも幅方向Y外方の両側部域2S,2Sに、第1凸部71の形状と異なる第3凸部73が配されているが、これに代えて第3凸部73を配しなくてもよい。即ち、股下部1Bの幅方向Yの全域に亘り第1凸部71が分散配置されており、腹側部1A及び背側部1Cそれぞれの幅方向Yの全域に亘り第2凸部72が分散配置されていてもよい。
前記実施形態においては、第2接合部62内に表面シート2を貫通する開孔8が形成されているが、これに代えて開孔8を形成しなくてもよい。
また前記実施形態においては、表面シート2として、凸部7を多数有する第1シート21と略平坦な第2シート22との2枚の不織布を用いて凹凸構造を形成したシートを用いたが、これに代えて1枚の不織布のみで凹凸構造を形成したシートを用いてもよい。また、凹凸の形状も前記実施形態に示すものに限られない。
更に前記実施形態は、本発明の吸収性物品を展開型の使い捨ておむつ1に適用したものであるが、これに代えて本発明をパンツ型使い捨ておむつに適用してもよい。また、本発明を使い捨ておむつ以外の他の吸収性物品、例えば生理用ナプキン及び失禁パッド等に適用してもよい。
1 吸収性物品(使い捨ておむつ)
1A 腹側部
1B 股下部
1C 背側部
2 表面シート
21 第1シート
22 第2シート
3 裏面シート
4 吸収体
5 防漏カフ
6 接合部
61 第1接合部
62 第2接合部
7 凸部
71 第1凸部
72 第2凸部
73 第3凸部
8 開孔
9 伸縮シート

Claims (9)

  1. 着用者の腹側から背側に延びる長手方向と、該長手方向に直交する幅方向とを有し、着用者の腹側に配される腹側部と、背側に配される背側部と、該腹側部及び該背側部の間に位置する股下部とを備え、該腹側部から該背側部に亘って配置され且つ凹凸構造を有する表面シートを備えた吸収性物品であって、
    前記表面シートは、前記股下部に分散配置された複数の第1凸部と、前記腹側部及び前記背側部それぞれに分散配置されており且つ該第1凸部の形状と異なる複数の第2凸部とを有し、
    前記第1凸部の頂点の位置における前記吸収性物品の厚みが、前記第2凸部の頂点の位置における前記吸収性物品の厚みよりも大きく、
    前記表面シートを平面視して、前記第1凸部のそれぞれの面積が前記第2凸部のそれぞれの面積よりも小さく、
    前記第2凸部は、その前記幅方向の長さが、その前記長手方向の長さよりも長い、吸収性物品。
  2. 前記表面シートの非肌対向面側に配置された液保持性の吸収体を備え、
    前記吸収体を前記長手方向に仮想的に5等分し、前記腹側部側から前記背側部に向けて順に第1領域〜第5領域と定義したときに、前記第1凸部が第3領域に少なくとも存在している、請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記第2凸部の頂点の位置における前記吸収性物品の厚みに対する、前記第1凸部の頂点の位置における該吸収性物品の厚みの比が、1.3以上である、請求項1又は2に記載の吸収性物品。
  4. 前記第2凸部は、前記幅方向の長さに対する前記長手方向の長さの比が、0.5以下である、請求項1〜3の何れか1項に記載の吸収性物品。
  5. 前記第2凸部は、前記腹側部及び前記背側部それぞれにおいて、千鳥格子状に配置されている、請求項1〜4の何れか1項に記載の吸収性物品。
  6. 前記第1凸部は、前記股下部の前記幅方向の中央部に配置されており、
    前記表面シートは、前記股下部における前記中央部よりも前記幅方向外方の両側部に、前記第1凸部の形状と異なる第3凸部を有し、
    前記第3凸部は、前記両側部それぞれにおいて、千鳥格子状に配置されている、請求項1〜5の何れか1項に記載の吸収性物品。
  7. 前記表面シートを平面視して、前記第1凸部のそれぞれの面積が前記第3凸部のそれぞれの面積よりも小さく、前記第3凸部のそれぞれの面積が前記第2凸部のそれぞれの面積よりも小さい、請求項6に記載の吸収性物品。
  8. 前記表面シートは、重なり合う第1シート及び第2シートが複数の接合部において互いに接合された積層シートであり、
    前記第1凸部、前記第2凸部及び前記第3凸部は、それぞれ、前記接合部以外の部位において第1シートが第2シートから離れる方向に突出して形成されており、
    前記股下部の両側部それぞれに存在する前記接合部内に、前記表面シートを貫通する開孔が形成されている、請求項6又は7に記載の吸収性物品。
  9. 前記表面シートの非肌対向面側に配置された液保持性の吸収体を備えるとともに該表面シートの非肌対向面側に配置された前記長手方向に伸縮可能な伸縮シートを備え、
    前記吸収体を前記長手方向に仮想的に5等分し、前記腹側部側から前記背側部に向けて順に第1領域〜第5領域と定義したときに、前記伸縮シートが第3領域に配置されている、請求項1〜8の何れか1項に記載の吸収性物品。
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