JP2015099189A - 画像加熱装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】発熱体の過昇温時に交流電源からの発熱体への電力供給を遮断する加熱保護部材を備える加熱ユニットの小型化を実現した画像加熱装置を提供する。【解決手段】筒状の加熱ユニット200内に収納され、商用交流電源301から電力が供給されることにより発熱する発熱体203と、前記発熱体への前記商用交流電源からの電力の供給をオン・オフする遮断部材であって、二次側直流電源にて駆動される遮断部材303と、を有し、前記加熱ユニットで記録材Pが担持する画像Tを加熱する画像加熱装置において、前記二次側直流電源と直列に接続され、前記発熱体の過昇温時に前記二次側直流電源との接続を遮断することで、前記遮断部材を駆動し前記発熱体への前記商用交流電源からの電力の供給をオフする保護部材214を、前記加熱ユニット内に設けることを特徴とする。【選択図】 図4

Description

本発明は、電子写真複写機、電子写真プリンタ等の画像形成装置に搭載される定着装置(定着器)として用いれば好適な画像加熱装置に関する。
電子写真式のプリンタや複写機に搭載する定着装置(定着器)として、フィルム加熱方式の定着器が知られている。このタイプの定着器は、セラミックス製の基板上に通電により発熱する発熱抵抗層を有するヒータと、このヒータに接触しつつ移動する筒状のフィルムと、フィルムを介してヒータとニップ部を形成する加圧ローラを有する。未定着トナー画像を担持する記録材は定着器のニップ部で挟持搬送されつつ加熱され、これにより記録材上のトナー画像は記録材に加熱定着される。
この定着器は、ヒータへの通電を開始し定着可能温度まで昇温するのに要する時間が短いというメリットを有する。従って、この定着器を搭載するプリンタは、プリント指令の入力後、1枚目の画像を出力するまでの時間(FPOT:First Print Out Time)を短くできる。またこのタイプの定着器は、プリント指令を待つ待機中の消費電力が少ないというメリットもある。
上記の定着器は、ヒータの温度を検知するため、サーミスタ等の温度検知素子を備えている。更に、温度検知素子等の故障時にヒータが異常発熱した場合、ヒータへの商用交流電源からの電力供給を遮断するサーモスイッチや温度ヒューズ等の保護素子を備えている。
保護素子は、一般的に商用交流電源とヒータとの間に直列に接続され、ヒータに当接して配置される(特許文献1)。
特開2011−128299号公報
フィルム加熱方式の定着器では、保護素子をヒータに当接して配置する場合、ヒータと、ヒータと接触しながら回転する筒状のフィルムと、を備えるフィルムユニット内に、保護素子と共に、保護素子と商用交流電源とを接続する電線を配置しなければならない。
このため、FPOT向上に有効な手段であるフィルムユニットの小型化に対しては種々の対策が求められていた。
本発明の目的は、発熱体の過昇温時に発熱体への商用交流電源からの電力の供給を遮断する保護部材を備える加熱ユニットの小型化を実現した画像加熱装置を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係る画像加熱装置の構成は、筒状の加熱ユニット内に収納され、商用交流電源から電力が供給されることにより発熱する発熱体と、前記発熱体への前記商用交流電源からの電力の供給をオン・オフする遮断部材であって、二次側直流電源にて駆動される遮断部材と、を有し、前記加熱ユニットで記録材が担持する画像を加熱する画像加熱装置において、前記二次側直流電源と直列に接続され、前記発熱体の過昇温時に前記二次側直流電源との接続を遮断することで、前記遮断部材を駆動し前記発熱体への前記商用交流電源からの電力の供給をオフする保護部材を、前記加熱ユニット内に設けることを特徴とする。
本発明によれば、発熱体の過昇温時に発熱体への商用交流電源からの電力の供給を遮断する保護部材を備える加熱ユニットの小型化を実現した画像加熱装置を提供できる。
実施例1に係る画像形成装置の一例の概略構成を表す断面図 実施例1に係る定着装置の概略構成を表す断面図 実施例1に係る定着装置の記録材搬送方向上流側からの概略構成を表す正面図 実施例1に係る定着装置のヒータ駆動回路図 実施例1に係る定着装置の保護ユニットの概略構成を表す斜視図 実施例2に係る定着装置のヒータ駆動回路図 実施例3に係る定着装置のヒータ駆動回路図
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。本発明の好適な実施形態は、本発明における最良の実施形態の一例ではあるものの、本発明は以下の実施例により限定されるものではなく、本発明の思想の範囲内において他の構成に置き換えることは可能である。
[実施例1]
(1)画像形成装置
図1を参照して、本発明に係る画像加熱装置を定着装置として搭載する画像形成装置を説明する。図1は電子写真記録技術を用いた画像形成装置(本実施例ではモノクロプリンタ)100の一例の概略構成を表わす断面図である。
画像形成装置100において、記録材Pにトナー画像を形成する画像形成部117は、像担持体としての感光体ドラム109と、帯電部材106と、レーザスキャナ111と、を有する。更に画像形成部117は、現像器107と、感光体ドラムの外周面(表面)をクリーニングするクリーナ108と、転写部材110と、を有する。感光体ドラム109と、帯電部材106と、現像器107と、クリーナ108は、画像形成装置本体100Aに取り外し可能に装着されるカートリッジ105として一体的に構成されている。以上の画像形成部117の動作は周知であるので詳細な説明は割愛する。
画像形成装置本体100A内のカセット101に収納された記録材Pは、ローラ102の回転によって1枚ずつ繰り出された後に、ローラ103の回転によってローラ104まで搬送される。そしてこの記録材Pはローラ104の回転によって感光体ドラム109と転写部材110とで形成された転写部に搬送される。転写部でトナー画像が転写された記録材Pは定着装置(定着部)112に送られ、トナー画像は定着装置で記録材に加熱定着される。定着装置112を出た記録材Pはローラ113,114の回転によってトレイ115に排出される。
116はモータである。モータ116は、上述のローラ102,103,104,113,114、画像形成部117及び定着装置112に駆動力を与えるものである。
(2)定着装置(画像加熱装置)112
(2−1)定着装置全体の構成
図2は本実施例の定着装置112の概略構成を表す断面図である。この定着装置112はフィルム加熱方式の定着装置である。図3は定着装置112の記録材搬送方向上流側からの概略構成を表す正面図である。
本実施例に示す定着装置115は、筒状の加熱ユニットとしてのフィルムユニット200と、加圧部材としての加圧ローラ201と、を有する。フィルムユニット200は筒状のフィルム(回転部材)202を有する。そしてこのフィルム202の内側に、後述するセラミックヒータ(発熱体)203がヒータホルダ(支持部材)206により支持されて収納されている。つまり、セラミックヒータ(以下、ヒータと記す)203は、フィルムユニット200内(加熱ユニット内)に収納されている。図2において、209は補強部材としての金属製のステー、314は温度検知部材としてのサーミスタ、400は保護ユニットである。
加圧ローラ201と、フィルム202と、ヒータ203と、ヒータホルダ206と、ステー209は、何れも後述するニップ部Nの記録材搬送方向aと直交する方向(以下、長手方向と記す)に長い部材である。
フィルム202は可撓性と耐熱性を有する。フィルム202として、ポリイミド等の樹脂材をベース層としたもの、ステンレス等の金属材をベース層としたもの、を用いることができる。また、ベース層にゴム層を重ねたものでもよい。フィルム202の表面にフッ素樹脂等で離型層を設けるのが好ましい。
耐熱性と断熱性を有する樹脂製のホルダ206は、ニップ部Nの記録材搬送方向aと平行な方向(以下、短手方向と記す)で記録材搬送方向の上流側と下流側に形成された一対の弧状のガイド部206aによりフィルム202の回転をガイドするようになっている。またホルダ206は、加圧ローラ201側の平坦面にホルダの長手方向に沿って形成された溝206bによりヒータ203を支持している。ヒータ203を支持させたホルダ206の外周にフィルム202をルーズに外嵌させている。
ヒータ203は細長いセラミック製のヒータ基板203aを有する。ヒータ基板203aのフィルム202内面側のフィルム摺動面には、フィルム内面との摺動性を確保するため、フィルム内面と接触する領域にガラス等からなる摺動層203bが形成してある。ヒータ基板203aのフィルム摺動面とは反対側のフィルム非摺動面には、ヒータ基板の長手方向に沿って通電により発熱する発熱抵抗層203cが印刷して形成してある。この発熱抵抗層203cの表面はガラス等からなる電気絶縁層203dによって被覆されている。
ヒータ203の電気絶縁層203dの表面には温度検知部材としてのサーミスタ314が当接している(図2参照)。ホルダ206は後述のニップ部Nの長手方向における記録材通過領域Lp(図3参照)の内側に孔(不図示)を有し、この孔を介してサーミスタ314をヒータ203の電気絶縁層203d表面に当接するように支持している。
剛性を有するステー209は、ホルダ206の一対の弧状ガイド206a間でホルダの長手方向に沿ってホルダ上に配置されている。
加圧ローラ201は、アルミニウム・鉄・ステンレス等の芯金201aと、この芯金の長手方向両側の軸部201a1,201a2(図3参照)間の外周面上に形成されたシリコーンゴム等の耐熱性弾性体からなる弾性層201bと、を有する。更に加圧ローラ201は、弾性層201bの外周面上に形成されたフッ素樹脂等からなる離型層201cを有する。
本実施例の定着装置112は、図3に示すように、定着装置の左右の側板F1に、ホルダ206の長手方向両端部を支持させると共に、加圧ローラ201の芯金201aの長手方向両端部の軸部201a1を回転可能に支持させている。そしてステー209の長手方向両端部を加圧バネ215でフィルム202の母線方向と直交する方向へ加圧することにより、ヒータ203をフィルム202を介して加圧ローラ201に加圧している。これにより、加圧ローラ201の弾性層201bを潰して弾性変形させ、フィルム202表面と加圧ローラ表面とで所定幅のニップ部Nを形成している。
保護ユニット400は、ニップ部Nの長手方向の記録材通過領域Lpの内側に配置されている。この保護ユニット400は、ヒータ203が定着温度(目標温度)よりも高い所定温度を超えた場合の過昇温状態を抑制する保護部材としての保護素子214と、この保護素子を支持する支持部材としてのホルダ211と、を有する。保護素子214は、例えばサーモスイッチや温度ヒューズである。ホルダ211は、前述した特許文献1に記載のサーモスタットホルダと同様な構成で保護素子214を支持するようになっている。以下に、ホルダの構成を簡単に説明する。
図2に示すように、ホルダ211は、ホルダのヒータ203側の底面に形成された凹部211aで保護素子214を支持する。ホルダ211に支持された保護素子214は、ヒータホルダ206に形成された孔206cを介してヒータ203の電気絶縁層203d表面に押し当てられる(図2参照)。つまり、保護素子214は、フィルムユニット200内(加熱ユニット内)に設けられている。またホルダ211は、ホルダ211のヒータ203とは反対側の背面に形成された凹部211bで保護素子214の電線213bを支持する。
図2、図3に示すように、サーミスタ314は、ニップ部Nの長手方向の記録材通過領域Lpの内側でホルダ206に形成された孔(不図示)を介してヒータ203の電気絶縁層203d表面に押し当てられ、ヒータの温度を検知する。つまり、サーミスタ314もフィルムユニット200内(加熱ユニット内)に設けられている。
(2−2)ヒータ駆動回路の構成
図4に、本実施例の定着装置112のヒータ駆動回路の構成を示す。ヒータ駆動回路は、商用交流電源301から遮断部材としてのリレー303を介してヒータ203に電力を供給することにより、ヒータを発熱させるようになっている。リレー303は、ヒータ203への商用交流電源301からの電力の供給をオン・オフするためのものである。
制御部としてのCPU306はリレー駆動信号を抵抗304を介してトランジスタ305に出力し、トランジスタをオンさせる。トランジスタ305には、トランジスタ側から電線213b、保護素子214、電線213a、リレー303の駆動巻線303a、二次側直流電源302が、その順に直列に接続されている。トランジスタ305をオンさせることで、リレー303はオン(閉状態)に駆動される。これにより商用交流電源301からリレー303を介してヒータ203の発熱抵抗層204に電力が供給され、ヒータは発熱する。
ヒータ203に供給する電力をヒータの温度に応じて制御するため、ヒータ203への電力の供給は遮断部材としてのトライアック307のオン・オフにより行われる。トライアック307には、抵抗308、抵抗309を介してフォトトライアックカプラ310が接続されている。抵抗308、抵抗309はそれぞれトライアック307のためのバイアス抵抗である。フォトトライアックカプラ310は、一次側回路と、二次側回路との間の絶縁を確保するためのデバイスである。
CPU306はヒータ駆動信号を抵抗313を介してトランジスタ312に出力し、トランジスタをオンさせる。トランジスタ312をオンさせることで、フォトトライアックカプラ310の発光ダイオード310bが直流電源Vccの電力で発光し、発光ダイオードからの光をフォトカプラ310aで受光することにより、トライアック307をオンさせる。発光ダイオード310bに接続された抵抗311は、発光ダイオードの電流を制限するための抵抗である。フォトトライアックカプラ310はトランジスタ312によりオン・オフされる。トランジスタ312はCPU306からのヒータ駆動信号に従って動作する。
サーミスタ314によって検出されるヒータ203の温度は、ヒータの温度変化に応じたサーミスタの抵抗値変化を抵抗315との分圧として検出され、A/D変換によりデジタル値に変換された温度検知信号としてCPU306に入力される。
ヒータ203が過昇温状態に至り保護素子214がヒータの定着温度(目標温度)よりも高い所定の温度以上になると、保護素子はOPEN(遮断状態)になる。保護素子214にはリレー303を介して二次側直流電源302から電力が供給されており、保護素子がOPENとなることで、リレーはオフ(開状態)されて二次側直流電源との接続が遮断される。つまり、保護素子214は、ヒータ203の過昇温時に二次側直流電源302から駆動巻線303aへの電力供給を遮断する。これによりリレー303がオフし、ヒータへの商用交流電源301からの電力の供給をオフする。
ここで、本実施例では保護素子214をリレー303(の駆動巻線303a)を駆動する直流電源302の電力供給路に接続している。しかしながら、トライアック307を駆動するための(抵抗311と接続される)直流電源Vccの電力供給路に接続してもよい。なお、抵抗311や抵抗315に繋がる電源Vccも二次側直流電源である。
(2−3)定着装置112の加熱定着処理動作
図2、図3を参照して、定着装置112の加熱定着処理動作を説明する。画像形成装置本体100Aに備えるモータ116の駆動力がギアGを介して伝達されることにより加圧ローラ201は矢印方向に回転される。フィルム202は、フィルム内面がヒータ203の摺動層203bと接触しながら加圧ローラ201の回転に追従して矢印方向に回転する。
ヒータ203の発熱抵抗層203cは商用交流電源301から電力が供給されることにより発熱し、ヒータは急速に昇温する。CPU306はヒータ203の温度をモニタするサーミスタ314の検知温度が定着温度を維持するようにトライアック307のオン・オフをコントロールしてヒータへの電力の供給を制御する。
未定着トナー画像Tを担持する記録材Pはニップ部Nで挟持搬送されながら未定着トナー画像にヒータ203の熱とニップ部の圧力が印加され、これによりトナー画像は記録材上に加熱定着される。
(2−4)保護ユニット400の構成
図5は保護ユニット400の概略構成を表す斜視図である。図5(a)に、保護ユニット400を図2の下側から見た図を示す。図5(b)に、保護ユニット400を図2の上側から見た図を示す。
図5(a)に示すように、ホルダ211の凹部211aに支持された保護素子214の2つの端子214a,214bには、電線213a,213bが接続される。つまり、保護素子214の端子214aと電線213aは圧着端子302aで圧着されて導通が取られ、端子214bと電線213bは圧着端子302bで圧着されて導通が取られる。電線213bは、図5(b)に示すように、ホルダ211の圧着端子302b側の長手方向片側からホルダの背面側に折り返されて凹部211b内を這い回され、ホルダの圧着端子302a側の長手方向片側から電線213aと共に外部に這い出される。
保護素子214に接続される電線213a,213bとして、商用交流電源301用の電線(例えば、AWG20番線以上の線径)より小径である直流電源302用の電線(例えば、AWG19以下の線径)が使用可能となる。
本実施例の定着装置112によれば、保護素子を二次側直流電源に繋ぐ構成にしているので、保護素子214の電線213a,213bとして、商用交流電源301用の電線より小径の直流電源302用の電線を使用できる。そのため、金属製のステー209の内部に占める電線の容積を小さくすることができ、ステー209を小型化できる。ステー209を小型化できるので、フィルム202も小径化できる。つまり、FPOT向上に有効な手段であるフィルムユニット200の小型化を実現できる。
また商用交流電源301用の電線より小径の直流電源302用の電線を使用できるため、ホルダ211の長手方向片側からホルダの背面側への電線の折り返しが小スペースで可能になる。そのため、商用交流電源301用の電線を折り返す際に用いていた、ホルダ211とは別部品の這い回し用の電線保持部材が不要となる。このように電線保持部材が不要となるため、保護ユニット400やサーミスタ314等の二次側部品の配置の自由度が向上するという効果もある。
[実施例2]
定着装置112の他の実施例を説明する。本実施例に示す定着装置112は、ヒータ駆動回路の二次側ラインにサージ保護部材としてのサージ保護素子を挿入した点を除いて、実施例1の定着装置と同じ構成としてある。図6に本実施例の定着装置112のヒータ駆動回路の構成を示す。
本実施例の定着装置112は、実施例1と同様、保護素子214をフィルムユニット200内に収納し、この保護素子を二次側直流電源302に直列に接続している。ここで、保護素子214を二次側直流電源302に接続することにより、装置の絶縁を確保する都合上、保護素子とヒータ203との距離が従来の構成(保護素子を商用交流電源に接続する構成)よりも必要になる。
そこで、本実施例では、図6に示すように、サージ保護素子として、二次側直流電源302に対して保護素子214を接続する二次側ラインS2と、この二次側ラインの二次側GNDS2Gとの間に、ツェナーダイオード501を挿入する。ここで、ツェナーダイオード501に代えて、同様な機能が実現可能なバリスタを挿入してもよい。ツェナーダイオード501を挿入することにより、雷サージ等の異常な高電圧が商用交流電源301から侵入し、二次側直流電源302に接続された保護素子214を介して通電された際、ツェナーダイオードを介して二次側GNDに高電圧を逃がすことできる。
図6では二次側ラインS2において保護素子214とトランジスタ305との間にツェナーダイオード501を挿入しているが、二次側直流電源302と保護素子214との間に挿入してもよい。
本実施例の定着装置112よれば、実施例1と同様、保護素子214の電線213a,213bとして、交流電源301用の電線より小径の直流電源302用の電線を使用できるため、実施例1の定着装置112と同様の効果が得られる。更に本実施例の定着装置112は、二次側ラインS2と二次側GNDS2G間(二次側GND間)に挿入したツェナーダイオード501でCPU306やトランジスタ305等の二次側部品の高電圧による破損を抑制することが可能となる。よって、本実施例の定着装置112によれば、フィルムユニット200の小型化と、ヒータ駆動回路の二次側部品の高電圧による破損の抑制と、を両立できるという効果を奏する。
[実施例3]
定着装置112の他の実施例を説明する。本実施例に示す定着装置112は、ヒータ駆動回路の一次側ラインにサージ保護部材としてのサージ保護素子を挿入した点を除いて、実施例1の定着装置と同じ構成としてある。図7に本実施例の定着装置112のヒータ駆動回路の構成を示す。
本実施例に示す定着装置112は、実施例1と同様、保護素子214をフィルムユニット200内に収納し、保護素子を直流電源302に直列に接続している。実施例2で説明したように、保護素子214を二次側直流電源302に接続することにより、装置の絶縁を確保する都合上、保護素子とヒータ203との距離が従来の構成よりも必要になる。
そこで、本実施例では、図7に示すように、サージ保護素子として、交流電源301に対してヒータ203を接続する一次側ラインS1と、この一次側ラインの一次側GNDS1Gとの間に、ガスアレスタ601とバリスタ602を直列に挿入する。ここで、ガスアレスタ601とバリスタ602に代えて、同様の機能が実現可能な避雷針を挿入してもよい。ガスアレスタ601とバリスタ602を挿入することにより、雷サージ等の異常な高電圧が商用交流電源301から侵入した際、ガスアレスタ601を介して一次側GNDに高電圧を逃がすことができる。
図7では一次側ラインS1において商用交流電源301とトライアック307との間にガスアレスタ601とバリスタ602を直列に挿入しているが、商用交流電源301とリレー303の間に挿入してもよい。
本実施例の定着装置112よれば、実施例1と同様、保護素子214の電線213a,223bとして、交流電源301用の電線より小径の直流電源302用の電線を使用できるため、実施例1の定着装置112と同様の効果が得られる。更に本実施例の定着装置112は、一次側ラインS1と一次側GNDS1G間(一次側GND間)に挿入したガスアレスタ601とバリスタ602でトライアック307等の一次側部品の高電圧による破損を抑制することが可能となる。つまり、本実施例の定着装置112によれば、フィルムユニット200の小型化と、ヒータ駆動回路の一次側部品の高電圧による破損の抑制と、を両立できるという効果を奏する。
[他の実施例]
本発明に係る画像加熱装置は実施例のような定着装置としての使用に限られない。記録材に一旦定着された画像(定着済み画像)或いは仮定着された画像(半定着画像)の光沢度などを改質する画像改質装置としても有効に使用できる。
202:フィルム、203:セラミックヒータ、214:保護素子、200:フィルムユニット、301:商用交流電源、302:二次側直流電源、303:リレー、501:ツェナーダイオード、601:ガスアレスタ、602:バリスタ、P:記録材、S1:一次側ライン、S1G:一次側GND、S2:二次側ライン、S2G:二次側GND、T:未定着トナー画像

Claims (7)

  1. 筒状の加熱ユニット内に収納され、商用交流電源から電力が供給されることにより発熱する発熱体と、
    前記発熱体への前記商用交流電源からの電力の供給をオン・オフする遮断部材であって、二次側直流電源にて駆動される遮断部材と、
    を有し、前記加熱ユニットで記録材が担持する画像を加熱する画像加熱装置において、
    前記二次側直流電源と直列に接続され、前記発熱体の過昇温時に前記二次側直流電源との接続を遮断することで、前記遮断部材を駆動し前記発熱体への前記商用交流電源からの電力の供給をオフする保護部材を、前記加熱ユニット内に設けることを特徴とする画像加熱装置。
  2. 前記二次側直流電源に対して前記保護部材を接続する二次側ラインを有し、前記保護部材と前記二次側ラインの二次側GND間に対し、サージ保護部材を接続することを特徴とする請求項1に記載の画像加熱装置。
  3. 前記サージ保護部材がツェナーダイオードであることを特徴とする請求項2に記載の画像加熱装置。
  4. 前記商用交流電源に対して前記発熱体を接続する一次側ラインを有し、前記商用交流電源と前記一次側ラインの一次側GND間に対し、サージ保護部材を接続することを特徴とする請求項1に記載の画像加熱装置。
  5. 前記サージ保護部材がガスアレスタとバリスタであることを特徴とする請求項4に記載の画像加熱装置。
  6. 前記遮断部材がリレーであることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載の画像加熱装置。
  7. 前記遮断部材がトライアックであることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載の画像加熱装置。
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