JP2015093656A - シフト装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シフト体が一方向及び他方向に操作される場合でも移動体を介してシフト体のシフト位置を検出する。【解決手段】シフトレバー装置10では、シフトレバー24が前後方向に回動操作される際に、シフトレバー24と一体にリテーナ16及びリンク42が回動されて、回動部42Aが前後方向に回動される。また、シフトレバー24が左右方向に回動操作される際に、シフトレバー24がリテーナ16に対し回動されて、リンク42が回動されることで、回動部42Aが左右方向に回動される。さらに、検出機構48によって回動部42Aの位置が検出されて、シフトレバー24のシフト位置が検出される。このため、リンク42を介してシフトレバー24のシフト位置を検出できる。【選択図】図1

Description

本発明は、シフト部材が操作されることでシフト位置が変更されるシフト装置に関する。
下記特許文献1に記載のシフト装置では、シフトレバーに第2リンクが回動可能に連結されると共に、第2リンクにセンサマグネットが設けられており、シフトレバーが操作されることで、第2リンクが回動されて、センサマグネットが回動される。これにより、センサマグネットの位置をホール素子が検出することで、シフトレバーのシフト位置が検出される。
ところで、このシフト装置では、シフトレバーが一方向に操作される場合において、第2リンクを介してシフトレバーのシフト位置が検出される。
ここで、このようなシフト装置では、シフトレバーが一方向及び他方向に操作される場合でも、第2リンクを介してシフトレバーのシフト位置を検出できるのが好ましい。
特開2008−44393号公報
本発明は、上記事実を考慮し、シフト体が一方向及び他方向に操作される場合でも移動体を介してシフト体のシフト位置を検出できるシフト装置を得ることが目的である。
請求項1に記載のシフト装置は、一方向及び他方向に操作されることでシフト位置が変更されるシフト体と、前記シフト体を支持し、前記シフト体の他方向への操作を可能にする中間体と、前記中間体を支持し、前記シフト体の一方向への操作を可能にする支持体と、前記シフト体及び前記中間体に連絡され、前記シフト体が一方向及び他方向に操作されることで移動される移動部が設けられた移動体と、前記移動部を検出することで前記シフト体のシフト位置が検出される検出手段と、を備えている。
請求項2に記載のシフト装置は、請求項1に記載のシフト装置において、前記シフト体が操作される際において前記移動部が配置される配置位置に配置されると仮定された前記シフト体の前記配置位置における移動量に対し前記移動部の移動量を増幅する。
請求項3に記載のシフト装置は、請求項2に記載のシフト装置において、前記シフト体の前記配置位置における移動量が小さい方の一方向又は他方向に前記シフト体が操作される際において前記シフト体の前記配置位置における移動量に対し前記移動部の移動量を増幅する。
請求項4に記載のシフト装置は、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のシフト装置において、前記移動体に前記シフト体及び前記中間体に連絡される部位以外において設けられ、前記シフト体が一方向に操作される際に前記シフト体に対する前記移動部の移動が制限されると共に、前記シフト体が他方向に操作される際に前記シフト体に対する前記移動部の移動が案内される補助部を備えている。
請求項5に記載のシフト装置は、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載のシフト装置において、前記移動体を一方向又は他方向に対する垂直面に対し対称に配置した場合に前記移動部の一方向への移動範囲及び前記移動部の他方向への移動範囲が変更されない。
請求項6に記載のシフト装置は、請求項1〜請求項5の何れか1項に記載のシフト装置において、前記シフト体が一方向及び他方向の少なくとも一方に操作されることで前記移動部が回動され、かつ、前記検出手段が前記移動部の回動中央位置での回動接線方向における位置を検出すると共に、前記移動部が回動中央位置において前記検出手段に最も接近される。
請求項1に記載のシフト装置では、シフト体が一方向及び他方向に操作されることで、シフト位置が変更される。また、シフト体を中間体が支持して、シフト体の他方向への操作が可能にされると共に、中間体を支持体が支持して、シフト体の一方向への操作が可能にされる。
ここで、シフト体及び中間体に移動体が連絡されており、シフト体が一方向及び他方向に操作されることで、移動体の移動部が移動される。さらに、検出手段が移動部を検出することで、シフト体のシフト位置が検出される。このため、移動体を介してシフト体のシフト位置を検出できる。
請求項2に記載のシフト装置では、シフト体が操作される際において、移動部が配置される配置位置に配置されると仮定されたシフト体の前記配置位置における移動量に対し、移動部の移動量が増幅される。このため、シフト体の操作による移動部の移動量を大きくでき、シフト体のシフト位置の検出精度を向上できる。
請求項3に記載のシフト装置では、シフト体の前記配置位置における移動量が小さい方の一方向又は他方向にシフト体が操作される際において、シフト体の前記配置位置における移動量に対し、移動部の移動量が増幅される。このため、シフト体の操作によるシフト体の前記配置位置における移動量が小さくても、シフト体の操作による移動部の移動量を大きくでき、シフト体のシフト位置の検出精度を向上できる。
請求項4に記載のシフト装置では、移動体にシフト体及び中間体に連絡される部位以外において補助部が設けられており、シフト体が一方向に操作される際にシフト体に対する移動部の移動が補助部によって制限されると共に、シフト体が他方向に操作される際にシフト体に対する移動部の移動が案内される。このため、シフト体の操作による移動部の移動が補助部に補助されることで、シフト体の操作による移動部の移動位置の精度を高くでき、シフト体のシフト位置の検出精度を向上できる。
請求項5に記載のシフト装置では、移動体が一方向又は他方向に対する垂直面に対し対称に配置された場合に、移動部の一方向への移動範囲及び移動部の他方向への移動範囲が変更されない。このため、右ハンドル車両と左ハンドル車両とで移動体が共用される際に、移動体が一方向又は他方向に対する垂直面に対し対称に配置される場合でも、移動部の一方向への移動範囲及び移動部の他方向への移動範囲が変更されない。これにより、右ハンドル車両と左ハンドル車両とで移動体を共用できる。
請求項6に記載のシフト装置では、シフト体が一方向及び他方向の少なくとも一方に操作されることで、移動部が回動される。さらに、検出手段が移動部の回動中央位置での回動接線方向における位置を検出する。
ここで、移動部が回動中央位置において検出手段に最も接近される。このため、移動部の検出手段に対する接離量(移動部の回動中央位置での回動径方向における変位量)を小さくでき、検出手段を小型化できる。
本発明の第1実施形態に係るシフトレバー装置を示す左斜め後方から見た分解斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るシフトレバー装置の主要部を示す前方から見た正面図である。 本発明の第1実施形態に係るシフトレバー装置の主要部を示す左方から見た側面図である。 本発明の第2実施形態に係るシフトレバー装置の主要部を示す前方から見た正面図である。 本発明の第2実施形態に係るシフトレバー装置の主要部を示す左方から見た側面図である。
[第1実施形態]
図1には、本発明の第1実施形態に係るシフト装置としてのシフトレバー装置10が左斜め後方から見た分解斜視図にて示されている。なお、図面では、シフトレバー装置10の前方を矢印FRで示し、シフトレバー装置10の右方を矢印RHで示し、シフトレバー装置10の上方を矢印UPで示す。
本実施形態に係るシフトレバー装置10は、車両(自動車)に適用されており、シフトレバー装置10は、所謂フロア式のものにされて、車室の床部(フロア)に設置されている。車両は、右ハンドル車両にされて、運転席が車室の前側かつ右側に配置されており、シフトレバー装置10は、運転席の車室左側に配置されている。また、シフトレバー装置10は、前方、右方及び上方を、それぞれ車両前方、車両右方及び車両上方へ向けられている。
図1に示す如く、シフトレバー装置10には、支持体としての略矩形筒状のプレート12が設けられており、プレート12の上面及び下面は、開放されている。プレート12の上下方向中間部には、第1軸としての略円柱状のシフト軸14が貫通されており、シフト軸14の軸方向は、左右方向に平行に配置されている。
プレート12内には、中間体としての略有底矩形筒状のリテーナ16が収容されており、リテーナ16の上面は、開放されている。リテーナ16の上部には、シフト軸14が貫通されており、リテーナ16は、シフト軸14を中心として前後方向に回動可能にされている。リテーナ16の下端部には、第2軸としての略円柱状のセレクト軸18が貫通されており、セレクト軸18の軸方向は、前後方向に平行に配置されている。
図1〜図3に示す如く、リテーナ16の前面上部には、左右方向中央において、第1連絡部としての円柱状の連絡軸20が一体に設けられており、連絡軸20は、リテーナ16から前側に延出されて、軸方向が前後方向に平行に配置されている。リテーナ16の下面前部には、左右方向中央において、係合部としての平板状の補助板22が一体に設けられており、補助板22は、リテーナ16から下側に延出されて、板面方向が前後方向に垂直に配置されている。
リテーナ16内には、シフト体としてのシフトレバー24が挿入されており、シフトレバー24は、左右方向に垂直な前後方向中央面に対し面対称な形状にされている。シフトレバー24の下側部分には、略ブロック状のシフト部24Aが設けられており、シフト部24Aの上下方向中間部より下側部分は、リテーナ16内に配置されている。
シフト部24Aの上下方向中間部には、貫通孔26が形成されてシフト軸14が貫通されると共に、シフト部24Aの下端部には、セレクト軸18が貫通されている。このため、シフトレバー24は、リテーナ16(セレクト軸18を含む)と一体にシフト軸14を中心として前後方向に回動(移動)可能にされている。さらに、シフト部24Aの貫通孔26は、上下方向に長尺にされて、シフト部24Aのシフト軸14に対する左右方向への回動を許容しており、シフトレバー24は、リテーナ16(シフト軸14を含む)に対しセレクト軸18を中心として左右方向に回動(移動)可能にされている。
シフト部24Aの上部には、第2連絡部としての柱状の一対の連絡柱28、30が一体に設けられており、一対の連絡柱28、30は、それぞれシフト部24Aから前方及び後方に延出されている。連絡柱28、30の軸方向は、前後方向に平行に配置されており、連絡柱28、30の少なくとも右面及び左面は、連絡柱28、30の中心軸線を中心として湾曲されている。
シフト部24Aの上部には、節度手段を構成する円柱状の節度孔32が形成されており、節度孔32は、軸方向が上下方向に略平行に配置されて、上側に開放されている。節度孔32には、節度手段を構成する付勢手段としての圧縮コイルスプリング34が挿入されており、圧縮コイルスプリング34の下端(軸方向一端)は、節度孔32の下面(底面)に係止されている。節度孔32には、圧縮コイルスプリング34の上側において、節度手段を構成する節度部材としての略円柱状の節度ピン36が嵌入されており、節度ピン36は、圧縮コイルスプリング34によって上側に付勢されて、節度孔32の上側に突出されている。
シフトレバー24の上側部分には、円柱状のレバー24Bが設けられおり、レバー24Bは、軸方向が上下方向に平行に配置されて、プレート12から上方に延出されている。このため、車両の乗員(運転手)によってレバー24Bが前後方向及び左右方向に操作されることで、それぞれシフトレバー24が互いに直交(交差)する前後方向(シフト方向、一方向)及び左右方向(セレクト方向、他方向)に回動操作される。
プレート12の上端には、案内体としての略矩形板状のゲートプレート38が固定されており、ゲートプレート38は、プレート12の上面を被覆している。ゲートプレート38には、所定形状(本実施形態では平面視反転h字形状)の案内孔40が貫通形成されており、案内孔40には、シフトレバー24のレバー24Bが貫通されている。このため、レバー24Bの回動が案内孔40の周面によって規制されて、シフトレバー24の回動範囲が規定されると共に、レバー24Bの回動が案内孔40に案内されて、シフトレバー24の回動操作が案内される。
シフトレバー24のシフト位置は、所定位置としての「H」位置(ホーム位置)にされており、シフトレバー24が「H」位置から後側に回動操作されることで、シフトレバー24のシフト位置が「B」位置(ブレーキ位置)に変更されると共に、シフトレバー24が「H」位置から右側に回動操作されることで、シフトレバー24のシフト位置が「N」位置(ニュートラル位置)に変更される。さらに、シフトレバー24が「N」位置から後側に回動操作されることで、シフトレバー24のシフト位置が「D」位置(ドライブ位置)に変更されると共に、シフトレバー24が「N」位置から前側に回動操作されることで、シフトレバー24のシフト位置が「R」位置(リバース位置)に変更される。
ゲートプレート38の下面には、節度手段を構成する節度面(図示省略)が形成されており、節度面には、シフトレバー24の節度ピン36が圧縮コイルスプリング34の付勢力によって当接されている。シフトレバー24が「H」位置から回動操作される際には、シフトレバー24が「H」位置から離間されるに従い、節度ピン36が節度面に押圧されて節度孔32内に移動されることで、圧縮コイルスプリング34の圧縮量が増加されて、圧縮コイルスプリング34の付勢力が増加される。このため、シフトレバー24が「H」位置以外の位置に配置された状態で回動操作力を解除された際には、シフトレバー24が圧縮コイルスプリング34の付勢力によって「H」位置に回動(復帰)される。
リテーナ16の連絡軸20には、移動体としての断面略L字状のリンク42の上下方向中間部が支持(連絡)されており、リンク42は、連絡軸20を中心として左右方向に回動(移動)可能にされている。リンク42の上部には、連絡孔44が貫通形成されており、連絡孔44は、上側に開放されている。連絡孔44には、シフトレバー24(シフト部24A)の前側の連絡柱28が挿入(連絡)されており、連絡孔44の右面及び左面は、それぞれ連絡柱28の右面及び左面に当接されている。連絡孔44は、略上下方向に長尺にされており、これにより、リンク42の左右方向への回動による連絡孔44の連絡柱28に対する左右方向への回動が許容されることで、シフトレバー24が左右方向に回動操作されることによって、リンク42が左右方向に回動される。
リンク42は、幅方向(略左右方向)に垂直な幅方向中央面に対し対称な形状にされており、リンク42の幅方向中央面は、下方へ向かうに従い右方へ向かう方向に傾斜されている。
リンク42の下端部は、後側に延出されて、リテーナ16の下側に到達している。リンク42の下端部には、補助部としての断面矩形状の補助孔46が形成されており、補助孔46は、リンク42の幅方向に長尺にされてリンク42の幅方向両外側に開放されると共に、上側に開放されている。補助孔46には、リテーナ16の補助板22が挿入(係合)されており、補助孔46の前面及び後面には、それぞれ補助板22の前面及び後面が当接されている。このため、シフトレバー24が前後方向に回動操作される際には、補助孔46の補助板22に対する前後方向への回動が制限されて、リテーナ16に対するリンク42の前後方向への回動が制限される。さらに、シフトレバー24が左右方向に回動操作される際には、補助孔46の補助板22に対する左右方向への回動が案内されて、リテーナ16に対するリンク42の左右方向への回動が案内される。
リンク42の下端部には、移動部としての略球状の回動部42Aが一体に設けられており、回動部42Aは、下側に突出されると共に、シフト軸14に比しセレクト軸18に上下方向において接近されている。シフトレバー24が前後方向に回動操作される際には、リンク42がシフトレバー24及びリテーナ16と一体に前後方向に回動されることで、回動部42Aが前後方向に回動される。シフトレバー24が左右方向に回動操作される際には、シフトレバー24がリテーナ16に対し左右方向に回動されて、リンク42がリテーナ16に対し左右方向に回動されることで、回動部42Aが左右方向に回動される。
シフトレバー24の連絡柱28の中心軸線とセレクト軸18の中心軸線(シフトレバー24の左右方向への回動中心軸線)との上下方向への離間距離は、回動部42Aが配置される配置位置に配置されると仮定されたシフトレバー24の当該配置位置の中心とセレクト軸18の中心軸線との上下方向への離間距離に比し大きくされており、シフトレバー24が左右方向に回動操作される際には、連絡柱28の左右方向への回動距離がシフトレバー24の当該配置位置における左右方向への回動距離に対し増幅される。さらに、回動部42Aの中心とリテーナ16の連絡軸20の中心軸線(リンク42の左右方向への回動中心軸線)との上下方向への離間距離は、連絡柱28の中心軸線と連絡軸20の中心軸線との上下方向への離間距離に比し大きくされており、シフトレバー24が左右方向に回動操作される際には、回動部42Aの左右方向への回動距離が連絡柱28の左右方向への回動距離に対し増幅される。このため、シフトレバー24が左右方向に回動操作される際には、回動部42Aの左右方向への回動距離がシフトレバー24の当該配置位置における左右方向への回動距離に対し増幅される。
シフトレバー24が「R」位置と「D」位置との間の範囲で前後方向に回動操作される際には、回動部42Aの前後方向への回動中央位置(回動範囲中央位置、シフトレバー24の「N」位置)において、回動部42Aが最下位置に配置される(図3参照)。このため、回動部42Aの前後方向への回動中央位置における回動接線方向は、前後方向に平行にされている。
シフトレバー24が「H」位置と「N」位置との間の範囲で左右方向に回動操作される際には、回動部42Aの左右方向への回動中央位置(回動範囲中央位置)において、回動部42Aが最下位置に配置される(図2参照)。このため、回動部42Aの左右方向への回動中央位置における回動接線方向は、左右方向に平行にされている。
プレート12の下側には、検出手段としての検出機構48が固定されており、検出機構48は、プレート12の下面を被覆している。
検出機構48には、略直方体形箱状のハウジング50が設けられており、ハウジング50は、下側のケース50Aと上側のカバー50Bとが組付けられて構成されている。また、カバー50Bの上壁には、矩形状の露出孔52が貫通形成されている。
ハウジング50内には、略直方体形箱状の第1スライダ54が設けられており、第1スライダ54は、下面が開放されると共に、ハウジング50に対し左右方向にスライド可能にされている。第1スライダ54の上壁には、略矩形状の挿通孔56が貫通形成されており、挿通孔56は、前後方向に長尺にされている。
第1スライダ54内には、連絡部材としての略矩形板状の第2スライダ58が設けられており、第2スライダ58は、第1スライダ54に対し前後方向にスライド(移動)可能にされると共に、第1スライダ54と一体に左右方向にスライド(移動)可能にされている。第2スライダ58には、連絡部としての円筒状の連絡筒58Aが一体に設けられており、連絡筒58Aは、上側に突出されて、第1スライダ54の挿通孔56及びカバー50Bの露出孔52に挿通されることで、挿通孔56及び露出孔52を介して上側に露出されている。連絡筒58A内には、リンク42の回動部42Aが回転可能かつスライド可能に嵌入されており、回動部42Aが前後方向に回動されることで、第2スライダ58が第1スライダ54に対し前後方向にスライドされると共に、回動部42Aが左右方向に回動されることで、第2スライダ58が第1スライダ54と一体に左右方向にスライドされる。第2スライダ58には、マグネット(図示省略)が設けられており、マグネットは、第2スライダ58と一体に前後方向及び左右方向にスライド可能にされている。
第2スライダ58の下側には、検出部としての矩形板状の回路基板60が設けられており、回路基板60は、ハウジング50内に固定されている。第2スライダ58は、回路基板60に対し前後方向及び左右方向にスライド可能にされており、回路基板60は、第2スライダ58のマグネットの前後方向位置及び左右方向位置を検出可能にされている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
以上の構成のシフトレバー装置10では、シフトレバー24が前後方向及び左右方向に回動操作されることで、シフトレバー24のシフト位置が変更される。
ここで、シフトレバー24の連絡柱28及びリテーナ16の連絡軸20に、リンク42が連絡されている。これにより、シフトレバー24が前後方向に回動操作される際には、シフトレバー24と一体にリテーナ16及びリンク42が前後方向に回動されることで、リンク42の回動部42Aが前後方向に回動される。さらに、シフトレバー24が左右方向に回動操作される際には、シフトレバー24がリテーナ16に対し左右方向に回動されて、リンク42が左右方向に回動されることで、リンク42の回動部42Aが左右方向に回動される。
しかも、検出機構48では、第2スライダ58の連絡筒58A内にリンク42の回動部42Aが回転可能かつスライド可能に嵌入されている。これにより、シフトレバー24が前後方向に回動操作される際には、検出機構48において、第2スライダ58が第1スライダ54に対し前後方向にスライドされる。さらに、シフトレバー24が左右方向に回動操作される際には、第2スライダ58が第1スライダ54と一体に左右方向にスライドされる。
このため、検出機構48において、回路基板60が第2スライダ58のマグネットの前後方向位置及び左右方向位置を検出することで、リンク42の回動部42Aの前後方向位置及び左右方向位置が検出されて、シフトレバー24のシフト位置が検出される。これにより、シフトレバー24が前後方向及び左右方向に回動操作される場合でも、リンク42を介してシフトレバー24のシフト位置を検出できる。
また、シフトレバー24が左右方向に回動操作される際には、リンク42の回動部42Aの左右方向への回動距離がシフトレバー24の配置位置(回動部42Aが配置される配置位置に配置されると仮定されたシフトレバー24の当該配置位置)における左右方向への回動距離に対し増幅される。このため、シフトレバー24の左右方向への回動操作による回動部42Aの左右方向への回動量を大きくでき、シフトレバー24のシフト位置の左右方向における検出精度を向上できる。しかも、シフトレバー24の連絡柱28及びリテーナ16の連絡軸20の少なくとも一方と回動部42Aとの上下方向距離を調整することで、シフトレバー24の左右方向への回動操作による回動部42Aの左右方向への回動量を容易に調整でき、回動部42Aの左右方向への回動量を検出機構48の第2スライダ58の左右方向への規定スライド量に容易に対応させることができる。
さらに、回動部42Aがシフト軸14に比しセレクト軸18に上下方向において接近されており、シフトレバー24の左右方向への回動操作によるシフトレバー24の当該配置位置における左右方向への回動距離が、シフトレバー24の前後方向への回動操作によるシフトレバー24の当該配置位置における前後方向への回動距離に比し、小さくされている。このため、シフトレバー24の左右方向への回動操作によるシフトレバー24の当該配置位置における左右方向への回動距離が小さくても、上述の如く、シフトレバー24の左右方向への回動操作による回動部42Aの左右方向への回動量を大きくでき、シフトレバー24のシフト位置の左右方向における検出精度を向上できる。
また、シフトレバー24が前後方向に回動操作されて、シフトレバー24がリテーナ16と一体に前後方向に回動される際には、補助孔46(リンク42)の補助板22(リテーナ16)に対する前後方向への回動が制限されて、リテーナ16に対するリンク42の前後方向への回動が制限される。一方、シフトレバー24が左右方向に回動操作されて、シフトレバー24がリテーナ16に対し左右方向に回動される際には、補助孔46の補助板22に対する左右方向への回動が案内されて、リテーナ16に対するリンク42の左右方向への回動が案内される。このため、シフトレバー24の回動操作によるリンク42の回動部42Aの前後方向及び左右方向への回動が補助孔46及び補助板22によって補助されることで、シフトレバー24の回動操作による回動部42Aの前後方向及び左右方向への回動位置の精度を高くでき、シフトレバー24のシフト位置の前後方向及び左右方向における検出精度を向上できる。
さらに、リンク42の下端部に補助孔46及び回動部42Aが設けられて、補助孔46が回動部42Aに接近されている。このため、シフトレバー24の回動操作による回動部42Aの前後方向及び左右方向への回動を補助孔46及び補助板22によって効果的に補助でき、シフトレバー24の回動操作による回動部42Aの前後方向及び左右方向への回動位置の精度を効果的に高くできて、シフトレバー24のシフト位置の前後方向及び左右方向における検出精度を効果的に向上できる。
また、シフトレバー24が「R」位置と「D」位置との間の範囲で前後方向に回動操作される際には、回動部42Aの前後方向への回動中央位置において、回動部42Aが最下位置に配置されて、検出機構48に最も接近される。しかも、シフトレバー24が「H」位置と「N」位置との間の範囲で左右方向に回動操作される際には、回動部42Aの左右方向への回動中央位置において、回動部42Aが最下位置に配置されて、検出機構48に最も接近される。このため、回動部42Aの検出機構48に対する上下方向への接離量(上下方向(回動部42Aの回動中央位置での回動径方向)における変位量)を小さくでき、検出機構48における第2スライダ58の連絡筒58Aの軸方向寸法(上下方向寸法)を小さくできて、検出機構48を小型化できる。
さらに、シフトレバー24が「R」位置と「D」位置との間の範囲で前後方向に回動操作される際には、シフトレバー24の「N」位置に対応する回動部42Aの前後方向への回動中央位置において、回動部42Aが最下位置に配置される。このため、シフトレバー24の「R」位置に対応する回動部42Aの回動位置とシフトレバー24の「N」位置に対応する回動部42Aの回動位置との前後方向距離と、シフトレバー24の「N」位置に対応する回動部42Aの回動位置とシフトレバー24の「D」位置に対応する回動部42Aの回動位置との前後方向距離と、を等しくでき、シフトレバー24の「R」位置、「N」位置及び「D」位置のそれぞれに対応する回動部42Aの回動位置を前後方向において均等に離間させることができる。これにより、シフトレバー24のシフト位置の前後方向における検出精度を向上できる。
[第2実施形態]
図4には、本発明の第2実施形態に係るシフト装置としてのシフトレバー装置70の主要部が前方から見た正面図にて示されており、図5には、シフトレバー装置70の主要部が左方から見た側面図にて示されている。
本実施形態に係るシフトレバー装置70は、上記第1実施形態と、ほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なる。
本実施形態に係るシフトレバー装置70が適用される車両は、左ハンドル車両にされて、運転席が車室の前側かつ左側に配置されており、シフトレバー装置70は、運転席の車室右側に配置されている。
図4及び図5に示す如く、シフトレバー装置70では、シフトレバー24(圧縮コイルスプリング34及び節度ピン36を含む)が上記第1実施形態の場合に対し上下方向周りに反転された配置にされている。
ゲートプレート38の案内孔40及び節度面は、上記第1実施形態の場合に対し、ゲートプレート38の左右方向中央面に対し反転された形状にされている。このため、本実施形態では、案内孔40が平面視h字形状にされている。
シフトレバー24のシフト位置は、「H」位置にされており、シフトレバー24が「H」位置から後側に回動操作されることで、シフトレバー24のシフト位置が「B」位置に変更されると共に、シフトレバー24が「H」位置から左側に回動操作されることで、シフトレバー24のシフト位置が「N」位置に変更される。さらに、シフトレバー24が「N」位置から後側に回動操作されることで、シフトレバー24のシフト位置が「D」位置に変更されると共に、シフトレバー24が「N」位置から前側に回動操作されることで、シフトレバー24のシフト位置が「R」位置に変更される。
リンク42の連絡孔44には、シフトレバー24(シフト部24A)の前側の連絡柱30が挿入されており、リンク42の幅方向中央面は、下方へ向かうに従い左方へ向かう方向に傾斜されている。このため、リンク42は、上記第1実施形態の場合に対し、リテーナ16の連絡軸20の中心軸線を通過する左右方向に対する垂直面に対し対称に配置されている。
シフトレバー24が「R」位置と「D」位置との間の範囲で前後方向に回動操作される際には、リンク42の回動部42Aの前後方向への回動中央位置(回動範囲中央位置、シフトレバー24の「N」位置)において、回動部42Aが最下位置に配置されると共に、回動部42Aの前後方向への回動範囲が上記第1実施形態の場合と同一にされる(図5参照)。
シフトレバー24が「H」位置と「N」位置との間の範囲で左右方向に回動操作される際には、回動部42Aの左右方向への回動中央位置(回動範囲中央位置)において、回動部42Aが最下位置に配置されると共に、回動部42Aの左右方向への回動範囲が上記第1実施形態の場合と同一にされる(図4参照)。
検出機構48では、回路基板60が上記第1実施形態の場合に対し左右方向中央面に対し反転された構成にされている。
ここで、本実施形態でも、上記第1実施形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
また、上記第1実施形態(右ハンドル車両)の場合と上記第2実施形態(左ハンドル車両)の場合とで、シフトレバー24が上下方向周りに反転された配置にされて、リンク42がリテーナ16の連絡軸20の中心軸線を通過する左右方向に対する垂直面に対し対称に配置されても、回動部42Aの前後方向への回動範囲及び回動部42Aの左右方向への回動範囲が同一にされる。このため、上記第1実施形態の場合と上記第2実施形態の場合とで、シフトレバー24(圧縮コイルスプリング34及び節度ピン36を含む)、リテーナ16(セレクト軸18を含む)、リンク42及び検出機構48(回路基板60を除く)を共通のものにでき、これらの部品を右ハンドル車両と左ハンドル車両とで共用できて、これらの部品の製造コストを低減できる。
さらに、上記第1実施形態(右ハンドル車両)の場合と上記第2実施形態(左ハンドル車両)の場合とで、プレート12(シフト軸14を含む)が共通のものにされている。このため、プレート12(シフト軸14を含む)を右ハンドル車両と左ハンドル車両とで共用でき、プレート12(シフト軸14を含む)の製造コストを低減できる。
なお、上記第1実施形態及び第2実施形態では、シフトレバー24が左右方向に回動操作される際に、リンク42の回動部42Aの左右方向への回動距離がシフトレバー24の配置位置(回動部42Aが配置される配置位置に配置されると仮定されたシフトレバー24の当該配置位置)における左右方向への回動距離に対し増幅される。しかしながら、特に回動部42Aがセレクト軸18に比しシフト軸14に上下方向において接近される場合には、これに代えて、又は、これと共に、シフトレバー24が前後方向に回動操作される際に、リンク42の回動部42Aの前後方向への回動距離がシフトレバー24の当該配置位置における前後方向への回動距離に対し増幅されてもよい。この場合、シフトレバー24がリテーナ16に少なくとも所定範囲で前後方向に回動可能に支持されると共に、リンク42がシフトレバー24及びリテーナ16に前後方向に回動可能に連絡される。
さらに、上記第1実施形態の場合と上記第2実施形態の場合とで、リンク42が左右方向に対する垂直面に対し対称に配置される。しかしながら、上記第1実施形態の場合と上記第2実施形態の場合とで、リンク42が前後方向に対する垂直面に対し対称に配置されてもよい。
また、上記第1実施形態及び第2実施形態では、シフトレバー装置10、70をフロア式のものにして車室の床部に設置した。しかしながら、シフトレバー装置10、70を車両のステアリングコラムやインストルメントパネルに設置してもよい。
10 シフトレバー装置(シフト装置)
12 プレート(支持体)
16 リテーナ(中間体)
24 シフトレバー(シフト体)
42 リンク(移動体)
42A 回動部(移動部)
48 検出機構(検出手段)
70 シフトレバー装置(シフト装置)
請求項1に記載のシフト装置は、一方向及び他方向に操作されることでシフト位置が変更されるシフト体と、前記シフト体を支持し、前記シフト体の他方向への操作を可能にする中間体と、前記中間体を支持し、前記シフト体の一方向への操作を可能にする支持体と、前記シフト体及び前記中間体に連絡され、前記シフト体が一方向及び他方向に操作されることで移動される移動部が設けられると共に、前記移動部が配置される配置位置に前記シフト体が配置されたと仮定した場合における前記シフト体の操作による前記シフト体の前記配置位置での移動量に対し前記シフト体の操作による前記移動部の移動量が増幅される移動体と、前記移動部を検出することで前記シフト体のシフト位置が検出される検出手段と、を備えている。
請求項2に記載のシフト装置は、請求項1に記載のシフト装置において、前記シフト体の操作による前記シフト体の前記配置位置での移動量が小さい方の一方向又は他方向に前記シフト体が操作される際において前記シフト体の操作による前記シフト体の前記配置位置での移動量に対し前記シフト体の操作による前記移動部の移動量を増幅する。
請求項3に記載のシフト装置は、一方向及び他方向に操作されることでシフト位置が変更されるシフト体と、前記シフト体を支持し、前記シフト体の他方向への操作を可能にする中間体と、前記中間体を支持し、前記シフト体の一方向への操作を可能にする支持体と、前記シフト体及び前記中間体に連絡され、前記シフト体が一方向及び他方向に操作されることで移動される移動部が設けられた移動体と、前記移動部を検出することで前記シフト体のシフト位置が検出される検出手段と、前記移動体に前記シフト体及び前記中間体に連絡される部位以外において設けられ、前記シフト体が一方向に操作される際に前記シフト体に対する前記移動部の移動が制限されると共に、前記シフト体が他方向に操作される際に前記シフト体に対する前記移動部の移動が案内される補助部と、を備えている。
請求項4に記載のシフト装置は、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のシフト装置において、1つの前記移動体を一方向又は他方向に対する垂直面に対し対称に配置した場合に前記移動部の一方向への移動範囲及び前記移動部の他方向への移動範囲が変更されない。
請求項5に記載のシフト装置は、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載のシフト装置において、前記シフト体が一方向及び他方向の少なくとも一方に操作されることで前記移動部が回動され、かつ、前記検出手段が前記移動部の回動方向の回動中央位置での接線方向における位置を検出すると共に、前記移動部が回動中央位置において前記検出手段に最も接近される。
請求項1及び請求項3に記載のシフト装置では、シフト体が一方向及び他方向に操作されることで、シフト位置が変更される。また、シフト体を中間体が支持して、シフト体の他方向への操作が可能にされると共に、中間体を支持体が支持して、シフト体の一方向への操作が可能にされる。
請求項1に記載のシフト装置では移動部が配置される配置位置にシフト体が配置されると仮定した場合におけるシフト体の操作によるシフト体の前記配置位置での移動量に対し、シフト体の操作による移動部の移動量が増幅される。このため、シフト体の操作による移動部の移動量を大きくでき、シフト体のシフト位置の検出精度を向上できる。
請求項2に記載のシフト装置では、シフト体の操作によるシフト体の前記配置位置での移動量が小さい方の一方向又は他方向にシフト体が操作される際において、シフト体の操作によるシフト体の前記配置位置での移動量に対し、シフト体の操作による移動部の移動量が増幅される。このため、シフト体の操作によるシフト体の前記配置位置での移動量が小さくても、シフト体の操作による移動部の移動量を大きくでき、シフト体のシフト位置の検出精度を向上できる。
請求項3に記載のシフト装置では、移動体にシフト体及び中間体に連絡される部位以外において補助部が設けられており、シフト体が一方向に操作される際にシフト体に対する移動部の移動が補助部によって制限されると共に、シフト体が他方向に操作される際にシフト体に対する移動部の移動が案内される。このため、シフト体の操作による移動部の移動が補助部に補助されることで、シフト体の操作による移動部の移動位置の精度を高くでき、シフト体のシフト位置の検出精度を向上できる。
請求項4に記載のシフト装置では、1つの移動体が一方向又は他方向に対する垂直面に対し対称に配置された場合に、移動部の一方向への移動範囲及び移動部の他方向への移動範囲が変更されない。このため、右ハンドル車両と左ハンドル車両とで移動体が共用される際に、移動体が一方向又は他方向に対する垂直面に対し対称に配置される場合でも、移動部の一方向への移動範囲及び移動部の他方向への移動範囲が変更されない。これにより、右ハンドル車両と左ハンドル車両とで移動体を共用できる。
請求項5に記載のシフト装置では、シフト体が一方向及び他方向の少なくとも一方に操作されることで、移動部が回動される。さらに、検出手段が移動部の回動方向の回動中央位置での接線方向における位置を検出する。
シフトレバー24が「R」位置と「D」位置との間の範囲で前後方向に回動操作される際には、回動部42Aの前後方向への回動中央位置(回動範囲中央位置、シフトレバー24の「N」位置)において、回動部42Aが最下位置に配置される(図3参照)。このため、回動部42Aの前後方向への回動方向の回動中央位置における接線方向は、前後方向に平行にされている。
シフトレバー24が「H」位置と「N」位置との間の範囲で左右方向に回動操作される際には、回動部42Aの左右方向への回動中央位置(回動範囲中央位置)において、回動部42Aが最下位置に配置される(図2参照)。このため、回動部42Aの左右方向への回動方向の回動中央位置における接線方向は、左右方向に平行にされている。

Claims (6)

  1. 一方向及び他方向に操作されることでシフト位置が変更されるシフト体と、
    前記シフト体を支持し、前記シフト体の他方向への操作を可能にする中間体と、
    前記中間体を支持し、前記シフト体の一方向への操作を可能にする支持体と、
    前記シフト体及び前記中間体に連絡され、前記シフト体が一方向及び他方向に操作されることで移動される移動部が設けられた移動体と、
    前記移動部を検出することで前記シフト体のシフト位置が検出される検出手段と、
    を備えたシフト装置。
  2. 前記シフト体が操作される際において前記移動部が配置される配置位置に配置されると仮定された前記シフト体の前記配置位置における移動量に対し前記移動部の移動量を増幅する請求項1記載のシフト装置。
  3. 前記シフト体の前記配置位置における移動量が小さい方の一方向又は他方向に前記シフト体が操作される際において前記シフト体の前記配置位置における移動量に対し前記移動部の移動量を増幅する請求項2記載のシフト装置。
  4. 前記移動体に前記シフト体及び前記中間体に連絡される部位以外において設けられ、前記シフト体が一方向に操作される際に前記シフト体に対する前記移動部の移動が制限されると共に、前記シフト体が他方向に操作される際に前記シフト体に対する前記移動部の移動が案内される補助部を備えた請求項1〜請求項3の何れか1項記載のシフト装置。
  5. 前記移動体を一方向又は他方向に対する垂直面に対し対称に配置した場合に前記移動部の一方向への移動範囲及び前記移動部の他方向への移動範囲が変更されない請求項1〜請求項4の何れか1項記載のシフト装置。
  6. 前記シフト体が一方向及び他方向の少なくとも一方に操作されることで前記移動部が回動され、かつ、前記検出手段が前記移動部の回動中央位置での回動接線方向における位置を検出すると共に、前記移動部が回動中央位置において前記検出手段に最も接近される請求項1〜請求項5の何れか1項記載のシフト装置。
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