JP2015093597A - ハイブリッド車の制御装置 - Google Patents

ハイブリッド車の制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015093597A
JP2015093597A JP2013234609A JP2013234609A JP2015093597A JP 2015093597 A JP2015093597 A JP 2015093597A JP 2013234609 A JP2013234609 A JP 2013234609A JP 2013234609 A JP2013234609 A JP 2013234609A JP 2015093597 A JP2015093597 A JP 2015093597A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
brake operation
deceleration
hybrid vehicle
predetermined time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013234609A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6171873B2 (ja
Inventor
朗 大室
Akira Omuro
朗 大室
仁志 為貝
Hitoshi Tamegai
仁志 為貝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP2013234609A priority Critical patent/JP6171873B2/ja
Publication of JP2015093597A publication Critical patent/JP2015093597A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6171873B2 publication Critical patent/JP6171873B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/62Hybrid vehicles
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/70Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries

Abstract

【課題】シリーズ式のハイブリッド車のモータジェネレータによる発電中に、ドライバのブレーキ操作がなされたときに、エンジンを適切なタイミングで停止して、エンジンの停止及び再始動によるNVH及び燃費の悪化を防止しつつ、バッテリへの充電可能電力を超える電力供給の抑制を図る。【解決手段】モータジェネレータ20による発電中に、ドライバのブレーキ操作が検出されかつ該検出状態が所定時間継続した時点で、エンジン10を停止するとともに、上記所定時間を、該所定時間内の上記ブレーキ操作中におけるハイブリッド車1の最大減速度が所定減速度以下になるような時間、又は、該所定時間内のブレーキ操作中における走行用モータ40による最大回生電力が所定電力以下になるような時間に予め設定する。【選択図】図1

Description

本発明は、所謂シリーズ式のハイブリッド車の制御装置に関する技術分野に属する。
従来より、ハイブリッド車において、エンジンと、該エンジンにより駆動されて発電するモータジェネレータと、該モータジェネレータによる発電電力が充電されるバッテリと、該バッテリの放電電力及び上記モータジェネレータによる発電電力のうちの少なくとも一方の電力で駆動されるとともに、回生発電電力を発生可能な走行用モータとを備えたものが知られている。このようなハイブリッド車では、モータジェネレータによる発電が要求された場合に、エンジンが始動されて、該エンジンによりモータジェネレータが駆動されることで、モータジェネレータによる発電が行われ、この発電電力がバッテリに充電されたり走行用モータに供給されたりすることになる。
上記のようなハイブリッド車では、ドライバのブレーキ操作がなされたときには、通常、走行用モータによる回生発電が行われるが、その際、例えば特許文献1に示されているように、その回生エネルギー量がバッテリの充電可能量を上回る場合には、回生エネルギー量に応じて回生電力を制限することが提案されている。また、例えば特許文献2において、ブレーキ踏み込み操作がなされた場合に、その踏み込み時間が所定時間を超えたときに、エンジンを停止させる制御法が提案されている。
特開2005−253126号公報 特開平9−154205号公報
ところで、上記ハイブリッド車において、モータジェネレータによる発電中に、ドライバのブレーキ操作がなされたときには、走行用モータによる回生発電電力とモータジェネレータによる発電電力とがバッテリに充電されることになり、そのために、バッテリの充電可能電力を超える電力をバッテリに供給しないようにする観点から、エンジンを停止してモータジェネレータによる発電を停止することが好ましい。また、NVH(騒音・振動・ハーシュネス)向上の観点からもエンジンを停止してモータジェネレータによる発電を停止することが好ましい。さらに、ブレーキ操作開始後に、エンジンを停止するまでの時間をドライバ特性や走行環境に応じて適切に設定することが好ましい。
一方、ブレーキ操作の開始後即座にエンジンを停止するようにすると、ドライバのブレーキ操作後から車両が停止するまでの間にドライバのアクセル操作により加速要求がなされる場合があり、この場合には、停止したエンジンを再始動して加速要求に対応する必要が生じ、このようなエンジンの停止及び再始動は、NVH及び燃費を悪化させる要因となる。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、モータジェネレータによる発電中に、ドライバのブレーキ操作がなされたときに、エンジンを適切なタイミングで停止して、エンジンの停止及び再始動によるNVH及び燃費の悪化を防止しつつ、バッテリへの充電可能電力を超える電力供給の抑制を図ることにある。
上記の目的を達成するために、本発明では、エンジンと、該エンジンの出力軸に連結されていて、該エンジンにより駆動されて発電するモータジェネレータと、該モータジェネレータによる発電電力が充電されるバッテリと、該バッテリの放電電力及び上記モータジェネレータによる発電電力のうちの少なくとも一方の電力で駆動されるとともに、回生発電電力を発生可能な走行用モータとを備えたハイブリッド車の制御装置を対象として、上記ハイブリッド車のドライバのブレーキ操作を検出するブレーキ操作検出手段と、上記エンジン、上記モータジェネレータ及び上記走行用モータの作動を制御する制御手段とを備え、上記制御手段は、上記モータジェネレータによる発電中に、上記ブレーキ操作検出手段により上記ドライバのブレーキ操作が検出されかつ該検出状態が所定時間継続した時点で、上記エンジンを停止するように構成されており、上記所定時間は、該所定時間内の上記ブレーキ操作中における上記ハイブリッド車の最大減速度が所定減速度以下になるような時間、又は、該所定時間内の上記ブレーキ操作中における上記走行用モータによる最大回生電力が所定電力以下になるような時間に予め設定されたものである、という構成とした。
上記の構成により、ブレーキ操作の開始から所定時間が経過するまでは、エンジンを停止しないので、その間に加速要求があっても、エンジンを再始動する必要はない。ここで、上記所定時間は、該所定時間内のブレーキ操作中におけるハイブリッド車の最大減速度が所定減速度以下になるような時間、又は、該所定時間内のブレーキ操作中における走行用モータによる最大回生電力が所定電力以下になるような時間に予め設定されている。すなわち、上記最大減速度が上記所定減速度を超える前にエンジンを停止するようにすれば、ブレーキ操作直前のハイブリッド車の車速が低速である場合には、ハイブリッド車が停車する前にエンジンが停止する可能性は高いが、当該ブレーキ操作によりハイブリッド車が停車する(つまり、ドライバのブレーキ操作後からハイブリッド車が停止するまでの間にドライバによる加速要求がない)可能性が高く、また、ブレーキ操作直前のハイブリッド車の車速が高速である場合には、走行用モータによる回生発電がブレーキ操作と共に増加したとしても、バッテリの充電可能電力を超える電力がバッテリに充電される可能性が低くなる。上記ブレーキ操作の継続時間と上記最大減速度との間には相関関係があり、ブレーキ操作継続時間が長くなるほど上記最大減速度は大きくなる傾向がある。そこで、上記所定時間を、該所定時間内のブレーキ操作中におけるハイブリッド車の最大減速度が所定減速度以下になるような時間に予め設定して、ブレーキ操作継続時間が上記所定時間に達したときにエンジンを停止することで、エンジンの停止及び再始動によるNVH及び燃費の悪化を防止しつつ、バッテリへの充電可能電力を超える電力供給の抑制を図ることができる。或いは、上記所定時間を、該所定時間内のブレーキ操作中における走行用モータによる最大回生電力が所定電力以下になるような時間に予め設定して、ブレーキ操作継続時間が上記所定時間に達した時点でエンジンを停止することでも、NVH及び燃費の悪化を防止しつつ、バッテリへの充電可能電力を超える電力供給の抑制を図ることができる。
また、本発明の他のハイブリッド車の制御装置は、エンジンと、該エンジンの出力軸に連結されていて、該エンジンにより駆動されて発電するモータジェネレータと、該モータジェネレータによる発電電力が充電されるバッテリと、該バッテリの放電電力及び上記モータジェネレータによる発電電力のうちの少なくとも一方の電力で駆動されるとともに、回生発電電力を発生可能な走行用モータとを備えたものであって、上記ハイブリッド車のドライバのブレーキ操作を検出するブレーキ操作検出手段と、上記ハイブリッド車のブレーキ油圧を検出するブレーキ油圧検出手段と、上記エンジン、上記モータジェネレータ及び上記走行用モータの作動を制御する制御手段とを備え、上記制御手段は、上記モータジェネレータによる発電中に、上記ブレーキ操作検出手段により上記ドライバのブレーキ操作が検出されかつ該検出状態が所定時間継続した時点、又は、上記ブレーキ油圧検出手段により上記ブレーキ油圧が所定圧以上になった時点で、上記エンジンを停止するように構成されており、上記所定時間は、該所定時間内の上記ブレーキ操作中における上記ハイブリッド車の最大減速度が所定減速度を超える頻度が第1所定値以下になるような時間、又は、該所定時間内の上記ブレーキ操作中における上記走行用モータによる最大回生電力が所定電力を超える頻度が第2所定値以下になるような時間に予め設定されたものである。
この構成により、上記ハイブリッド車の制御装置と同様に、エンジンの停止及び再始動によるNVH及び燃費の悪化を防止しつつ、バッテリへの充電可能電力を超える電力供給の抑制を図ることができるとともに、上記所定時間の精度を向上させる必要がなく、突発的なブレーキ操作でハイブリッド車が停車する場合には、ブレーキ油圧の検出によってエンジンを停止させることができる。
上記ハイブリッド車の制御装置及び上記他のハイブリッド車の制御装置において、上記ハイブリッド車の減速度を検出する減速度検出手段を備え、上記制御手段は、上記ブレーキ操作検出手段により上記ドライバのブレーキ操作が検出される毎に、該検出状態の継続時間と、該継続時間中に上記減速度検出手段により検出された減速度のうちの最大値である最大減速度とを含むデータを収集するとともに、該収集したデータの上記継続時間と該継続時間中の最大減速度とに基づいて、上記所定時間を修正するように構成されている、ことが好ましい。
このことにより、上記所定時間にドライバのブレーキ操作の特性が反映されるようになり、上記所定時間をドライバに適した最適な時間に設定することができる。
以上説明したように、本発明のハイブリッド車の制御装置によると、モータジェネレータによる発電中に、ブレーキ操作検出手段によりドライバのブレーキ操作が検出されかつ該検出状態が所定時間継続した時点で、エンジンを停止するとともに、上記所定時間を、該所定時間内の上記ブレーキ操作中におけるハイブリッド車の最大減速度が所定減速度以下になるような時間、又は、該所定時間内のブレーキ操作中における走行用モータによる最大回生電力が所定電力以下になるような時間に予め設定するようにしたことにより、モータジェネレータによる発電中に、ドライバのブレーキ操作がなされたときに、エンジンを適切なタイミングで停止して、エンジンの停止及び再始動によるNVH及び燃費の悪化を防止しつつ、バッテリへの充電可能電力を超える電力供給の抑制を図ることができる。
また、本発明の他のハイブリッド車の制御装置によると、モータジェネレータによる発電中に、ブレーキ操作検出手段によりドライバのブレーキ操作が検出されかつ該検出状態が所定時間継続した時点、又は、ブレーキ油圧が所定圧以上になった時点で、エンジンを停止するとともに、上記所定時間を、該所定時間内のブレーキ操作中におけるハイブリッド車の最大減速度が所定減速度を超える頻度が第1所定値以下になるような時間、又は、該所定時間内のブレーキ操作中における走行用モータによる最大回生電力が所定電力を超える頻度が第2所定値以下になるような時間に予め設定するようにしたことにより、上記の効果に加えて、上記所定時間の精度を向上させる必要がなく、突発的なブレーキ操作でハイブリッド車が停車する場合には、ブレーキ油圧の検出によってエンジンを停止させることができる。
本発明の実施形態に係る制御装置が搭載されたハイブリッド車を示す概略構成図である。 図1に示すハイブリッド車のエンジン及び制御システムを示す図である。 ブレーキ操作開始からのブレーキ操作継続時間と、その継続時間内のブレーキ操作中における車両1の最大減速度との関係を、様々なシーンで調べてプロットした結果を示すグラフである。 コントロールユニットによるブレーキ操作時の制御動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る制御装置が搭載されたハイブリッド車1(以下、単に車両1という)を示す。この車両1は、所謂シリーズ式のハイブリッド車であって、エンジン10と、回転軸が該エンジン10の出力軸(後述のエキセントリックシャフト13)に連結されていて、エンジン10を駆動して始動させかつ該始動後のエンジン10により駆動されて発電するモータジェネレータ20と、このモータジェネレータ20によって発電された電力が蓄電(充電)される高電圧・大容量のバッテリ30と、エンジン10に駆動されることによるモータジェネレータ20の発電電力及びバッテリ30の蓄電電力(放電電力)のうちの少なくとも一方の電力で駆動される走行用モータ40とを備えている。
モータジェネレータ20、バッテリ30及び走行用モータ40の間には、インバータ50が設けられている。このインバータ50を介して、モータジェネレータ20の発電電力が、バッテリ30及び/又は走行用モータ40に供給されるとともに、バッテリ30からの放電電力が、モータジェネレータ20及び/又は走行用モータ40に供給される。
走行用モータ40は、モータジェネレータ20の発電電力及びバッテリ30からの放電電力の少なくとも一方が供給されることにより駆動される。この走行用モータ40の駆動力が、デファレンシャル装置60を介して、駆動輪としての左右の前輪61に伝達され、これにより、車両1が走行する。尚、走行用モータ40は、回生発電電力を発生可能なものであって、車両1の減速時にジェネレータとして作動して、その発電した電力(回生発電電力)がバッテリ30に充電される。また、バッテリ30は、車両1の外部の電源による外部充電が可能である。
エンジン10は、モータジェネレータ20による発電用にのみ使用される。エンジン10は、本実施形態では、水素タンク70に貯留されている水素ガスが、燃料として供給される水素エンジンである。
図2に示すように、エンジン10は、ツインロータ式(2気筒)のロータリピストンエンジンであって、2つの繭状のロータハウジング11内(気筒内)に形成されるロータ収容室11aに、概略三角形状のロータ12がそれぞれ収容されて構成されている。2つのロータハウジング11は、3つのサイドハウジング(図示せず)の間に挟み込むようにして該サイドハウジングと一体化されてなり、各ロータハウジング11とその両側のサイドハウジングとで各ロータ収容室11aが形成される。尚、図2では、2つのロータハウジング11(2つの気筒)を展開した状態で図示しており、2つのロータハウジング11内の中央部にそれぞれ描いているエキセントリックシャフト13は、同じものである。
上記各ロータ12は、その三角形の各頂部に図示しないアペックスシールを有し、これらアペックスシールがロータハウジング11のトロコイド内周面に摺接しており、このことで、各ロータ12により各ロータ収容室11a(各気筒内)に3つの作動室(燃焼室に相当)が画成される。そして、各ロータ12は、該ロータ12の3つのアペックスシールが各々ロータハウジング11のトロコイド内周面に当接した状態でエキセントリックシャフト13の周りを自転しながら、該エキセントリックシャフト13の軸心の周りに公転するようになっている。ロータ12が1回転する間に、該ロータ12の各頂部間にそれぞれ形成された作動室が周方向に移動しながら、吸気、圧縮、膨張(燃焼)及び排気の各行程を行い、これにより発生する回転力がロータ12を介して出力軸としてのエキセントリックシャフト13から出力される。
上記各ロータ収容室11aには、吸気行程にある作動室に連通するように吸気通路14が連通しているとともに、排気行程にある作動室に連通するように排気通路15が連通している。吸気通路14は、上流側では1つであるが、下流側では、2つの分岐路に分岐してそれぞれ上記各ロータ収容室11aに連通している。吸気通路14の上記分岐部よりも上流側には、ステッピングモータ等のスロットル弁アクチュエータ90により駆動されて吸気通路14の断面積(弁開度)を調節するスロットル弁16が配設されている。吸気通路14の上記分岐部よりも下流側の各分岐路には、上記水素タンク70から供給された水素(燃料)を吸気通路14内に噴射する予混合用インジェクタ17(燃料噴射弁)が配設されている。この予混合用インジェクタ17により噴射された水素は空気と混合された状態(予混合状態)で、吸気行程にある作動室に供給される。
上記排気通路15は、上流側では、各ロータ収容室11にそれぞれ連通するように2つ設けられているが、下流側では、1つに合流されている。この排気通路15の該合流部よりも下流側には、排気ガスを浄化するための排気ガス浄化触媒80が配設されている。この排気ガス浄化触媒80は、本実施形態では、NOx吸蔵還元触媒とされている。尚、図2において吸気通路14及び排気通路15に図示した矢印は、吸気及び排気の流れを示している。
上記各ロータハウジング11(各気筒)には、上記水素タンク70から供給された水素(燃料)をロータ収容室11内(気筒内)に直接噴射する直噴用インジェクタ18(燃料噴射弁)と、上記予混合用インジェクタ17又は直噴用インジェクタ18より噴射された水素の点火を行う点火プラグ19とが設けられている。
予混合用インジェクタ17は、後述のエンジン水温センサ106により検出されたエンジン冷却水の温度(エンジン水温)が、予め設定された設定温度よりも低いときに作動する。一方、直噴用インジェクタ18は、上記エンジン水温が上記設定温度以上であるときに作動する。これは、上記エンジン水温が上記設定温度よりも低いときには、燃料(水素)が燃焼した際に生じる水蒸気が直噴用インジェクタ18の噴口において氷結して該噴口が塞がれる場合があるからである。また、ロータハウジング11のトロコイド内周面に付着した氷が、ロータ12のアペックスシールによって直噴用インジェクタ18の噴口内に掻き込まれ、このことによっても直噴用インジェクタ18の噴口が塞がれる場合がある。このように直噴用インジェクタ18の噴口が塞がれると、ロータ収容室11内に供給される燃料量が不足する。そこで、上記氷結によるロータ収容室11内への供給燃料量の不足を防止するべく、上記エンジン水温が、直噴用インジェクタ18の噴口で氷結が生じるような温度にあるときには、予混合用インジェクタ17により燃料の噴射を行う。上記エンジン水温が上記設定温度以上になれば、直噴用インジェクタ18の噴口内の氷が溶けるとともに、燃料(水素)が燃焼した際に生じる水蒸気が氷結することもないので、空気の充填率を高めて高トルクが得られるように直噴用インジェクタ18から水素を噴射する。
ここで、エンジン10の始動時においては、その前のエンジン停止直前のエンジン水温が、通常は、上記設定温度以上であり、そのエンジン停止直前に発生した水蒸気は蒸発しているので、始動時における上記エンジン水温が上記設定温度よりも低くても、直噴用インジェクタ18の噴口内に氷が存在する可能性は低い。そこで、エンジン10の始動性を高めるべく、直噴用インジェクタ18から燃料を噴射する。そして、エンジン10の始動後においても、上記エンジン水温が上記設定温度よりも低い場合には、直噴用インジェクタ18から予混合用インジェクタ17に切り換えることになる。
尚、本実施形態では、予混合用インジェクタ17は各分岐路において1つしか設けられていないが、直噴用インジェクタ18は、各ロータハウジング11において、エキセントリックシャフト13の軸方向(図2の紙面に垂直な方向)に2つ並んで配設されている(図2では、1つしか見えていない)。
車両1には、バッテリ30に出入りする電流及びバッテリ30の電圧を検出するバッテリ電流・電圧センサ101と、車両1のドライバによるアクセルペダルの踏み込み量(ドライバの操作によるアクセル開度)を検出するアクセル開度センサ102と、車両1の車速を検出する車速センサ103と、エキセントリックシャフト13に設けられ、エキセントリックシャフト13の回転角度位置を検出する回転角センサ104(エンジン10の回転数を検出するエンジン回転数センサを兼ねる)と、エンジン10の排気ガスの空燃比を検出する空燃比センサ105と、ロータハウジング11の内部に形成されたウォータジャケット(図示せず)に臨んで該ウォータジャケット内を流れるエンジン冷却水の温度(エンジン水温)を検出するエンジン水温センサ106と、水素タンク70内の圧力(つまり水素タンク70内の水素残量)を検出するタンク圧力センサ107と、吸気通路14内に吸入される吸気流量を検出するエアフローセンサ108と、バッテリ30の温度を検出するバッテリ温度センサ109と、車両1の車輪速を検出する車輪速センサ110と、車両1のドライバによるブレーキペダルの踏み込み(つまりブレーキ操作)を検出するブレーキスイッチ111(ブレーキ操作検出手段)と、エンジン10の作動制御や、インバータ50の作動制御(つまりモータジェネレータ20及び走行用モータ40の作動制御)等を行うコントロールユニット100(制御手段)とが設けられている。本実施形態では、後述の如く、車輪速センサ110により検出された車輪速の時間変化から車両1の減速度を検出するようになっており、このことから、車輪速センサ110は、車両1の減速度を検出する減速度検出手段を構成することになる。
コントロールユニット100は、周知のマイクロコンピュータをベースとするコントローラであって、プログラムを実行する中央演算処理装置(CPU)と、例えばRAMやROMにより構成されてプログラム及びデータを格納するメモリと、電気信号の入出力をする入出力(I/O)バスと、を備えている。コントロールユニット100には、バッテリ電流・電圧センサ101、アクセル開度センサ102、車速センサ103、回転角センサ104、空燃比センサ105、エンジン水温センサ106、タンク圧力センサ107、エアフローセンサ108、バッテリ温度センサ109、車輪速センサ110、ブレーキスイッチ111等からの各種信号が入力されるようになっている。
そして、コントロールユニット100は、上記入力信号に基づいて、スロットル弁アクチュエータ90、ポート噴射用インジェクタ17、直噴用インジェクタ18、点火プラグ19に対して制御信号を出力してエンジン10を制御するとともに、インバータ50に対して制御信号を出力してモータジェネレータ20及び走行用モータ40を制御する。
インバータ50は、モータジェネレータ20の作動状態を、バッテリ30からの電力供給によりエンジン10を駆動する駆動状態と、エンジン10による駆動により発電して該発電電力をバッテリ30や走行用モータ40に供給する発電状態とに切り換える機能を持っている。そして、コントロールユニット100は、エンジン10の始動時には、モータジェネレータ20の作動状態を上記駆動状態としてエンジン10を始動し、エンジン10の始動後には、上記発電状態に切り換える。尚、モータジェネレータ20を、エンジン10を駆動もせずかつ発電もしない空回り状態にすることも可能である。
また、インバータ50は、モータジェネレータ20による発電電力等に応じて、走行用モータ40の駆動を、バッテリ30からの放電電力のみでもって行う態様1と、モータジェネレータ20からの発電電力のみでもって行う態様2と、バッテリ30及びモータジェネレータ20の両方からの電力でもって行う態様3とに切換えることができる機能を持っている。この機能により、コントロールユニット100は、バッテリ30のSOCが高い場面では様態1を優先的に使用してSOCを低下させ、SOCが低い場面では様態2を優先的に使用してSOCを維持させることが可能になる。ここでの様態2とは、発電電力が全て走行用モータ40で消費される場合と、発電電力が走行用モータ40での消費とバッテリ30の充電との両方に使われる場合とがある。SOCを維持しながら走行する場合には、低車速域では様態1で走行し、高車速域では様態2を選択し走行用モータ40の出力よりも多くの電力を発電しながら走行することも可能である。また、様態3の場面としては、アクセル開度センサ102等からの入力情報に基づくドライバの加速要求が大きい場面や、バッテリ30の放電可能電力が低い場合等が挙げられる。尚、タンク圧力センサ107による水素タンク70内の水素残量が所定値以下になった場合やエンジン10がオーバーヒートした場合などでは態様1を選択する。
走行用モータ40の駆動が、バッテリ30からの放電電力のみでもって行う態様(上記態様1)にあるとき(エンジン10が停止しているとき)において、コントロールユニット100は、アクセル開度センサ102や車速センサ103等からの入力情報に基づき、ドライバの所定以上の加速要求があると判定した場合には、走行用モータ40の駆動を、バッテリ30及びモータジェネレータ20の両方からの電力でもって行う態様(上記態様3)に切り換える。
また、コントロールユニット100は、モータジェネレータ20による発電中に、ブレーキスイッチ111により車両1のドライバのブレーキ操作が検出されたときには、その検出状態が所定時間継続した時点でエンジン10を停止させるようになっている。これにより、ブレーキ操作の開始から上記所定時間が経過するまでは、エンジン10を停止しないので、その間に加速要求があっても、エンジン10を再始動する必要はない。
上記所定時間は、該所定時間内の上記ブレーキ操作中(ブレーキ操作継続中)における車両1の最大減速度が所定減速度以下になるような時間に予め設定されたものである。
ここで、図3は、ブレーキ操作開始からのブレーキ操作継続時間と、その継続時間内のブレーキ操作中における車両1の最大減速度(図3のグラフの下側ほど最大減速度は大きい)との関係を、様々なシーンで(特にブレーキ操作開始前の車両1の車速を変えて)調べてプロットした結果を示す。また、それら各プロットした点では、車両1が停車したか否かも調べているが、図3では、その結果を載せてはいない。尚、減速度は、加速度と区別するために負の値で表すこともあるが、本実施形態では、正の値(又は絶対値)で表すことにする。
図3から分かるように、上記ブレーキ操作継続時間と上記最大減速度との間には、相関関係があり、ブレーキ操作継続時間が長くなるほど上記最大減速度は大きくなる傾向にある。そして、上記最大減速度が所定減速度を超える前にエンジン10を停止するようにすれば、ブレーキ操作直前の車両1の車速が所定車速以下の低速である場合には、車両1が停車する前にエンジン10が停止する可能性は高いが、当該ブレーキ操作により車両1が停車する(つまり、ドライバのブレーキ操作後から車両1が停止するまでの間にドライバによる加速要求がない)可能性が高く、また、ブレーキ操作直前の車両1の車速が上記所定車速を超える高速である場合には、走行用モータ40による回生発電がブレーキ操作と共に増加したとしても、バッテリ30の充電可能電力を超える電力がバッテリ30に充電される可能性が低くなる。
上記所定減速度は、図3の例ではα0(例えば0.1G〜0.15G(G:重力加速度))に設定される。このα0は、図3において、車両1が停車に至った点の分布(傾向)に基づいて設定したものである。そして、上記所定時間を、該所定時間内のブレーキ操作中における車両1の最大減速度が所定減速度(α0)以下になるような時間(図3の例では、t0(例えば1.5秒〜2.5秒))に予め設定して、ブレーキ操作継続時間が上記所定時間(t0)になったときにエンジン10を停止することで、エンジン10の停止及び再始動によるNVH及び燃費の悪化を防止しつつ、バッテリ30への充電可能電力を超える電力供給の抑制を図ることができる。
或いは、上記所定時間を、該所定時間内のブレーキ操作中における走行用モータ40による最大回生電力が所定電力以下になるような時間に予め設定して、ブレーキ操作継続時間が上記所定時間に達した時点でエンジン10を停止することでも、同様に、エンジン10の停止及び再始動によるNVH及び燃費の悪化を防止しつつ、バッテリ30への充電可能電力を超える電力供給の抑制を図ることができる。
本実施形態では、コントロールユニット100は、ブレーキスイッチ111により上記ドライバのブレーキ操作が検出される毎に、該検出状態の継続時間と、該継続時間中に上記車輪速センサ110により検出された車輪速の時間変化から得られる車両1の減速度のうちの最大値である最大減速度と、上記検出状態での車両1の停止の有無とを含むデータを収集するようになっている。本実施形態では、上記データには、ブレーキ操作直前の車両1の車速も含む。そして、コントロールユニット100は、所定数のデータを収集する毎に、収集したデータの上記継続時間と該継続時間中の最大減速度とに基づいて、上記所定時間を修正する。
例えば、コントロールユニット100は、ブレーキ操作開始後に車両1が停止(停車)に至った停止有りのデータを、図3のようなグラフにプロットして、車両1のドライバの特性による、上記最大減速度と上記ブレーキ操作継続時間との相関関係を求め、このプロットしたデータより、現在設定されている所定減速度の妥当性を判断する。例えば、上記停止有りのデータであってブレーキ操作直前の車両1の車速が上記所定車速以下であるデータの上記最大減速度が、現在設定されている所定減速度を超えている場合には、該所定減速度が妥当でないと判断する。コントロールユニット100は、このように妥当でないと判断した場合には、上記所定減速度を、妥当な値になるように新たに設定し、妥当であると判断した場合には、上記所定減速度を変更しない。そして、コントロールユニット100は、上記プロットしたデータに基づいて、上記所定時間を、該所定時間内のブレーキ操作中における車両1の最大減速度が、所定減速度(所定減速度が新たに設定された場合には、その新たな所定減速度であり、新たに設定されなかった場合には、そのままの所定減速度)以下になるような時間に修正する。尚、所定減速度が新たに設定されなかった場合でも、通常は、上記データが増えるに従って上記相関関係が変化していくので、上記所定時間も変更されることになる。
尚、上記の例では、図3のようなグラフにプロットするデータを、ブレーキ操作開始後に車両1が停止に至った停止有りのデータとし、このデータに基づいて上記所定時間を修正するようにしたが、これに限定されることはなく、車両1が停止に至らなかった停止無しのデータも含めて上記所定時間を修正することとしてもよい。すなわち、車両1が停止に至る可能性が高い場合の上記所定時間を求めて修正するようにしてもよい。
さらに、車両1の減速度を車輪速の値から算出する際の離散時間制御法においては、ノイズが入り易いため、移動平均やローパスフィルタ等を用いてノイズを除去した値を、車両1の減速度として用いてもよい。
また、本実施形態では、上記所定時間を、該所定時間内のブレーキ操作継続中における車両1の最大減速度が上記所定減速度以下になるような時間に設定した。すなわち、上記所定時間内のブレーキ操作継続中における車両1の最大減速度が上記所定減速度を超える頻度が0を超えないように上記所定時間を設定した(つまり、車両1の最大減速度が上記所定減速度を超えることが1度も発生しないように上記所定時間を設定した)。これに代えて、上記頻度が第1所定値(0を超える値)以下になるように上記所定時間を設定してもよい。すなわち、上記所定時間内に車両1の最大減速度が上記所定減速度を超えることが第1所定値に対応する回数だけ発生することを許容するように上記所定時間を設定する。この場合、急制動に対応できるように、車両1のブレーキ油圧を検出するブレーキ油圧センサ(ブレーキ油圧検出手段)を設けておき、コントロールユニット100が、モータジェネレータ20による発電中に、ブレーキスイッチ111によりドライバのブレーキ操作が検出されかつ該検出状態が所定時間継続した時点、又は、上記ブレーキ油圧センサにより上記ブレーキ油圧が所定圧以上になった時点で、エンジン10を停止するようにする。また、上記所定時間を上記データに基づいて修正する場合、上記停止有りのデータ及び上記停止無しのデータから、上記所定時間を、該所定時間内の上記ブレーキ操作中における車両1の最大減速度が上記所定減速度を超える頻度が上記第1所定値以下になるような時間に修正すればよい。
また、同様に、上記所定時間を、該所定時間内のブレーキ操作中における走行用モータ40による最大回生電力が所定電力以下になるような時間に予め設定する代わりに、上記所定時間を、該所定時間内のブレーキ操作中における走行用モータ40による最大回生電力が所定電力を超える頻度が第2所定値(0を超える値)以下になるような時間に予め設定するようにしてもよい。この場合も、コントロールユニット100が、モータジェネレータ20による発電中に、ブレーキスイッチ111によりドライバのブレーキ操作が検出されかつ該検出状態が所定時間継続した時点、又は、上記ブレーキ油圧センサにより上記ブレーキ油圧が所定圧以上になった時点で、エンジン10を停止するようにする。
ここで、コントロールユニット100によるブレーキ操作時の制御動作について、図4のフローチャートに基づいて説明する。
最初のステップS1で、各種信号を読み込み、次のステップS2で、エンジン10が作動中であるか否かを判定する。このステップS2の判定がYESであるときには、ステップS3に進む一方、ステップS2の判定がNOであるときには、ステップS7に進む。
上記ステップS3では、ブレーキスイッチ111がONであるか(ブレーキ操作がなされているか)否かを判定する。このステップS3の判定がYESであるときには、ステップS4に進む一方、ステップS3の判定がNOであるときには、ステップS7に進む。
上記ステップS4では、タイマーTMのカウントアップを行い、次のステップS5で、そのタイマーTM(カウント値)が所定時間TMAX以上になったか否かを判定する。この所定時間TMAXは、上述の如く設定された上記所定時間である。
上記ステップS5の判定がYESであるときには、エンジン10を停止させ、しかる後にリターンする一方、ステップS5の判定がNOであるときには、そのままリターンする。つまり、エンジン10を作動させたままとする。
上記ステップS2の判定がNOであるとき、及び、上記ステップS3の判定がNOであるときに進むステップS7では、上記タイマーTMをクリアし、しかる後にリターンする。
したがって、本実施形態では、モータジェネレータ20による発電中に、車両1のドライバのブレーキ操作が検出されかつ該検出状態が所定時間継続した時点で、エンジン10を停止するとともに、上記所定時間を、該所定時間内の上記ブレーキ操作中における車両1の最大減速度が所定減速度以下になるような時間、又は、該所定時間内のブレーキ操作中における走行用モータ40による最大回生電力が所定電力以下になるような時間に予め設定するようにしたことにより、モータジェネレータ20による発電中に、ドライバのブレーキ操作がなされたときに、エンジンを適切なタイミングで停止して、エンジン10の停止及び再始動によるNVH及び燃費の悪化を防止しつつ、バッテリ30への充電可能電力を超える電力供給の抑制を図ることができる。
本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、請求の範囲の主旨を逸脱しない範囲で代用が可能である。
例えば、上記実施形態では、エンジン10を、水素を燃料とするロータリピストンエンジンとしたが、往復動エンジンであってもよく、水素以外の燃料(例えばガソリン)を用いるエンジンであってもよい。
上述の実施形態は単なる例示に過ぎず、本発明の範囲を限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は請求の範囲によって定義され、請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
本発明は、エンジンと、該エンジンの出力軸に連結されていて、該エンジンにより駆動されて発電するモータジェネレータと、該モータジェネレータによる発電電力が充電されるバッテリと、該バッテリの放電電力及び上記モータジェネレータによる発電電力のうちの少なくとも一方の電力で駆動されるとともに、回生発電電力を発生可能な走行用モータとを備えたハイブリッド車の制御装置に有用である。
1 ハイブリッド車
10 エンジン
20 モータジェネレータ
30 バッテリ
40 走行用モータ
100 コントロールユニット(制御手段)
110 車輪速センサ(減速度検出手段)
111 ブレーキスイッチ(ブレーキ操作検出手段)

Claims (4)

  1. エンジンと、該エンジンの出力軸に連結されていて、該エンジンにより駆動されて発電するモータジェネレータと、該モータジェネレータによる発電電力が充電されるバッテリと、該バッテリの放電電力及び上記モータジェネレータによる発電電力のうちの少なくとも一方の電力で駆動されるとともに、回生発電電力を発生可能な走行用モータとを備えたハイブリッド車の制御装置であって、
    上記ハイブリッド車のドライバのブレーキ操作を検出するブレーキ操作検出手段と、
    上記エンジン、上記モータジェネレータ及び上記走行用モータの作動を制御する制御手段とを備え、
    上記制御手段は、上記モータジェネレータによる発電中に、上記ブレーキ操作検出手段により上記ドライバのブレーキ操作が検出されかつ該検出状態が所定時間継続した時点で、上記エンジンを停止するように構成されており、
    上記所定時間は、該所定時間内の上記ブレーキ操作中における上記ハイブリッド車の最大減速度が所定減速度以下になるような時間、又は、該所定時間内の上記ブレーキ操作中における上記走行用モータによる最大回生電力が所定電力以下になるような時間に予め設定されたものであることを特徴とするハイブリッド車の制御装置。
  2. 請求項1記載のハイブリッド車の制御装置において、
    上記ハイブリッド車の減速度を検出する減速度検出手段を備え、
    上記制御手段は、上記ブレーキ操作検出手段により上記ドライバのブレーキ操作が検出される毎に、該検出状態の継続時間と、該継続時間中に上記減速度検出手段により検出された減速度のうちの最大値である最大減速度とを含むデータを収集するとともに、該収集したデータの上記継続時間と該継続時間中の最大減速度とに基づいて、上記所定時間を修正するように構成されていることを特徴とするハイブリッド車の制御装置。
  3. エンジンと、該エンジンの出力軸に連結されていて、該エンジンにより駆動されて発電するモータジェネレータと、該モータジェネレータによる発電電力が充電されるバッテリと、該バッテリの放電電力及び上記モータジェネレータによる発電電力のうちの少なくとも一方の電力で駆動されるとともに、回生発電電力を発生可能な走行用モータとを備えたハイブリッド車の制御装置であって、
    上記ハイブリッド車のドライバのブレーキ操作を検出するブレーキ操作検出手段と、
    上記ハイブリッド車のブレーキ油圧を検出するブレーキ油圧検出手段と、
    上記エンジン、上記モータジェネレータ及び上記走行用モータの作動を制御する制御手段とを備え、
    上記制御手段は、上記モータジェネレータによる発電中に、上記ブレーキ操作検出手段により上記ドライバのブレーキ操作が検出されかつ該検出状態が所定時間継続した時点、又は、上記ブレーキ油圧検出手段により上記ブレーキ油圧が所定圧以上になった時点で、上記エンジンを停止するように構成されており、
    上記所定時間は、該所定時間内の上記ブレーキ操作中における上記ハイブリッド車の最大減速度が所定減速度を超える頻度が第1所定値以下になるような時間、又は、該所定時間内の上記ブレーキ操作中における上記走行用モータによる最大回生電力が所定電力を超える頻度が第2所定値以下になるような時間に予め設定されたものであることを特徴とするハイブリッド車の制御装置。
  4. 請求項3記載のハイブリッド車の制御装置において、
    上記ハイブリッド車の減速度を検出する減速度検出手段を備え、
    上記制御手段は、上記ブレーキ操作検出手段により上記ドライバのブレーキ操作が検出される毎に、該検出状態の継続時間と、該継続時間中に上記減速度検出手段により検出された減速度のうちの最大値である最大減速度とを含むデータを収集するとともに、該収集したデータの上記継続時間と該継続時間中の最大減速度とに基づいて、上記所定時間を修正するように構成されていることを特徴とするハイブリッド車の制御装置。
JP2013234609A 2013-11-13 2013-11-13 ハイブリッド車の制御装置 Active JP6171873B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013234609A JP6171873B2 (ja) 2013-11-13 2013-11-13 ハイブリッド車の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013234609A JP6171873B2 (ja) 2013-11-13 2013-11-13 ハイブリッド車の制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015093597A true JP2015093597A (ja) 2015-05-18
JP6171873B2 JP6171873B2 (ja) 2017-08-02

Family

ID=53196291

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013234609A Active JP6171873B2 (ja) 2013-11-13 2013-11-13 ハイブリッド車の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6171873B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019116559A1 (ja) * 2017-12-15 2019-06-20 日産自動車株式会社 電動装置制御方法及び電動装置
CN111828182A (zh) * 2019-04-22 2020-10-27 本田技研工业株式会社 车辆

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102437473B1 (ko) * 2020-12-29 2022-08-31 쌍용자동차 주식회사 전기 자동차의 회생제동에 의한 차속 감속 시 제동등 제어방법

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09154205A (ja) * 1995-11-28 1997-06-10 Aqueous Res:Kk ハイブリッド型車両
JP2005253126A (ja) * 2004-03-01 2005-09-15 Nissan Motor Co Ltd ハイブリッド車両の制動力制御装置および該制御装置を搭載した車両
JP2010132084A (ja) * 2008-12-03 2010-06-17 Toyota Motor Corp 車両の減速度制御装置
JP2010158973A (ja) * 2009-01-08 2010-07-22 Mazda Motor Corp 車両用駆動装置の制御方法および制御装置
WO2013153597A1 (ja) * 2012-04-09 2013-10-17 三菱電機株式会社 車両の発電装置および車両の発電制御方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09154205A (ja) * 1995-11-28 1997-06-10 Aqueous Res:Kk ハイブリッド型車両
JP2005253126A (ja) * 2004-03-01 2005-09-15 Nissan Motor Co Ltd ハイブリッド車両の制動力制御装置および該制御装置を搭載した車両
JP2010132084A (ja) * 2008-12-03 2010-06-17 Toyota Motor Corp 車両の減速度制御装置
JP2010158973A (ja) * 2009-01-08 2010-07-22 Mazda Motor Corp 車両用駆動装置の制御方法および制御装置
WO2013153597A1 (ja) * 2012-04-09 2013-10-17 三菱電機株式会社 車両の発電装置および車両の発電制御方法

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019116559A1 (ja) * 2017-12-15 2019-06-20 日産自動車株式会社 電動装置制御方法及び電動装置
KR20200086715A (ko) * 2017-12-15 2020-07-17 닛산 지도우샤 가부시키가이샤 전동 장치 제어 방법 및 전동 장치
JPWO2019116559A1 (ja) * 2017-12-15 2021-01-14 日産自動車株式会社 電動装置制御方法及び電動装置
RU2748924C1 (ru) * 2017-12-15 2021-06-01 Ниссан Мотор Ко., Лтд. Способ управления силовой установкой и силовая установка
KR102270995B1 (ko) 2017-12-15 2021-07-02 닛산 지도우샤 가부시키가이샤 전동 장치 제어 방법 및 전동 장치
CN111828182A (zh) * 2019-04-22 2020-10-27 本田技研工业株式会社 车辆
JP2020176585A (ja) * 2019-04-22 2020-10-29 本田技研工業株式会社 車両
US11248549B2 (en) 2019-04-22 2022-02-15 Honda Motor Co., Ltd. Start and stop control for a vehicle
CN111828182B (zh) * 2019-04-22 2022-11-15 本田技研工业株式会社 车辆

Also Published As

Publication number Publication date
JP6171873B2 (ja) 2017-08-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6319241B2 (ja) 発電機駆動用エンジン搭載の自動車
JP6176159B2 (ja) ハイブリッド車の制御装置
US20170120756A1 (en) Vehicle equipped with engine for driving a generator
JP6020114B2 (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP6171873B2 (ja) ハイブリッド車の制御装置
JP5983469B2 (ja) ハイブリッド車の制御装置
JP6064824B2 (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP6112020B2 (ja) ハイブリッド車
JP2009029269A (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP6171822B2 (ja) ハイブリッド車の制御装置
JP6167737B2 (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP6160490B2 (ja) ハイブリッド車
JP5979070B2 (ja) ハイブリッド車両のエンジン制御装置
JP6020243B2 (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP6171702B2 (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP6167938B2 (ja) ハイブリッド車の制御装置
JP2013230718A (ja) 内燃機関の排気ガス浄化装置及び制御方法
JP6354711B2 (ja) シリーズハイブリッド車両のエンジン制御装置
JP6171941B2 (ja) ハイブリッド車
JP6183384B2 (ja) 多種燃料エンジンの燃料制御装置
JP6225841B2 (ja) 多種燃料エンジンの燃料噴射制御装置
JP5966900B2 (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP2014104857A (ja) 制御装置
JP5978760B2 (ja) 内燃機関の排気ガス浄化方法及び装置
JP6036248B2 (ja) ハイブリッド車両の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160225

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161114

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161129

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170606

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170619

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6171873

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150