JP2015091114A - アナログ・デジタル変換器 - Google Patents

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房郎 木野田
Fusao Kinoda
房郎 木野田
昭 松澤
Akira Matsuzawa
昭 松澤
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【課題】同程度の性能の複数のA/D変換器を用いて、タイム・インタリーブ方式のA/D変換器において発生する歪を補正することを可能にする。【解決手段】周波数がf/N(Nは、2以上の整数)であって位相が1/fずつずらされたN個のクロック信号の各々により動作するN個の第1のアナログ・デジタル変換器と、周波数がf/M(Mは、N+1以上の整数)であって前記N個のクロック信号の全てといずれかの時点で一致するタイミングを有するクロック信号により動作する第2のアナログ・デジタル変換器と、を備え、前記N個の第1のアナログ・デジタル変換器のいずれか1つと前記第2のアナログ・デジタル変換器とについて、各々のクロック信号のタイミングが一致する複数のタイミングで各々から出力される出力値に基づいて補正値を算出し、前記補正値に基づいて、前記N個の第1のアナログ・デジタル変換器の出力値のそれぞれを補正する。【選択図】図1

Description

本発明は、アナログ信号をデジタル信号に変換するアナログ・デジタル変換器に関する。
低速なアナログ・デジタル変換器(以下、A/D変換器ともいう)を複数個用いて、高速な1つのA/D変換器を実現するタイム・インタリーブ方式のA/D変換器が知られている。タイム・インタリーブ方式のA/D変換器では、高速なA/D変換の処理が実現されているのに対して、複数のA/D変換器を用いることに起因する問題がある。複数のA/D変換器の各々には、変換利得、DCオフセット、サンプリングタイミングといった誤差が含まれており、1つのA/D変換器として動作させた場合、これらの誤差により歪が発生し、本来入力信号には存在しないスプリアス成分が現れてしまう。このような歪に対処するため、例えば、特許文献1には、補正用に用いるA/D変換器を加え、この補正用のA/D変換器からの出力値を用いた適応信号処理によって複数のA/D変換器からの出力信号を補正する技術が開示されている。
特開2007−150640号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、1つのA/D変換器として動作する複数のA/D変換器は、低速高分解能の性能であるのに対して補正用に加えられたA/D変換器は、高速低分解能という異なる性能を必要としている。このような性能の違うA/D変換器を付け加えるためには、新たに回路設計を行わなければならず、例えば、1つのIC(Integrated Circuit)上で構成するのが困難であったり、構成できたとしても多大なコストがかかってしまったりするという問題がある。
本発明は、上記問題を解決すべくなされたもので、その目的は、同程度の性能の複数のA/D変換器を用いて、タイム・インタリーブ方式のA/D変換器において発生する歪を補正することを可能とするアナログ・デジタル変換器を提供することにある。
上記問題を解決するために、本発明の一態様は、周波数がf/N(Nは、2以上の整数)であって位相が1/fずつずらされたN個のクロック信号の各々により動作するN個の第1のアナログ・デジタル変換器と、周波数がf/M(Mは、N+1以上の整数)であって前記N個のクロック信号の全てといずれかの時点で一致するタイミングを有するクロック信号により動作する第2のアナログ・デジタル変換器と、前記N個の第1のアナログ・デジタル変換器のいずれか1つと前記第2のアナログ・デジタル変換器とについて、各々のクロック信号のタイミングが一致する複数のタイミングで各々から出力される出力値に基づいて補正値を算出して出力する演算回路と、前記演算回路が出力する前記N個の第1のアナログ・デジタル変換器のそれぞれに対応する前記補正値に基づいて、前記N個の第1のアナログ・デジタル変換器の出力値のそれぞれを補正する補正回路と、を備え、補正された前記N個の第1のアナログ・デジタル変換器の出力値をそれぞれの出力タイミングにしたがって順に出力することを特徴とするアナログ・デジタル変換器である。
また、本発明の一態様は、上記に記載の発明において、前記Mは、N+1であることを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記に記載の発明において、前記演算回路は、前記複数のタイミングとして連続する2つのタイミングを用い、前記連続する2つのタイミングで各々から出力される出力値に基づいて補正値を算出して出力し、前記補正回路は、前記演算回路が出力する前記N個の第1のアナログ・デジタル変換器のそれぞれに対する前記補正値に基づいて、前記連続する2つのタイミングの間の前記N個の第1のアナログ・デジタル変換器の出力値のそれぞれを補正することを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記に記載の発明において、前記演算回路は、前記算出した補正値を記憶回路に記憶させ、前記記憶回路に記憶させた複数の前記補正値を前記N個の第1のアナログ・デジタル変換器ごとに平均し、平均した補正値を前記補正値として出力することを特徴する。
この発明によれば、同程度の性能の複数のA/D変換器を用いて、タイム・インタリーブ方式のA/D変換器において発生する歪を補正することが可能となる。
本発明の実施形態によるタイム・インタリーブA/D変換器の内部構成及びクロック発生器との接続構成を示すブロック図である。 同実施形態によるクロック信号のタイミングチャートを示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態によるタイム・インタリーブA/D変換器1の内部構成及びタイム・インタリーブA/D変換器1に接続されるクロック発生器100を示すブロック図である。タイム・インタリーブA/D変換器1は、出力値の補正のために付け加えたA/D変換器10、タイム・インタリーブ方式で動作する4個のA/D変換器11,12,13,14、演算回路20、補正回路30、マルチプレクサ(以下、MUXという)40を備えている。また、タイム・インタリーブA/D変換器1は、クロック入力端子Ct0,Ct1,Ct2,Ct3,Ct4、変換対象のアナログ信号が与えられる入力端子Vin、及び変換後のデジタル信号を出力する出力端子Voutを外部との接続のための端子として備えている。タイム・インタリーブA/D変換器1において、A/D変換器10及びA/D変換器11,12,13,14は、入力端子が共通になるように結線されており、入力端子Vinに接続される。また、A/D変換器10及びA/D変換器11,12,13,14のそれぞれのクロック端子は、それぞれクロック入力端子Ct0,Ct1,Ct2,Ct3,Ct4に接続されている。A/D変換器10の出力端子は、演算回路20に接続されている。A/D変換器11,12,13,14の出力端子は、一端が演算回路20に接続され、他端が補正回路30に接続されている。A/D変換器10,11,12,13,14は、それぞれのクロック入力端子Ct0,Ct1,Ct2,Ct3,Ct4に与えられるクロック信号にしたがって、入力端子Vinから与えられるアナログ信号をサンプリングして分解能に応じたビット数のデジタル信号を出力する。ここで、A/D変換器10,11,12,13,14の各出力端子に示すVout0n,Vout1n,Vout2n,Vout3n,Vout4nの意味は、それぞれから出力されたデジタル信号によって示される出力値である。ここで、出力値Voutの添え字に含まれるnは、1以上の整数であり、クロック信号に応じて順に出力される順番を示しており、以下、Vout01,Vout02,Vout03,Vout04,・・・のように表す。
演算回路20は、5個の入力端子と1個の出力端子を有し、それぞれの入力端子にA/D変換器10,11,12,13,14の出力端子が接続され、出力端子に補正回路30が接続されている。演算回路20は、入力端子から与えられるA/D変換器10,11,12,13,14が出力した出力値Vout0n,Vout1n,Vout2n,Vout3n,Vout4nを補正値の算出に必要な出力値の情報が揃うまで内部の記憶回路に記憶させる。また、演算回路20は、A/D変換器10の出力値Vout0nと、A/D変換器11,12,13,14の各々の出力値Vout1n,Vout2n,Vout3n,Vout4nとに基づいて、A/D変換器11,12,13,14のそれぞれに対する補正値を算出して補正回路30に出力する。補正回路30は、5個の入力端子を有し、1つの入力端子は、演算回路20の出力端子に接続され、4つの入力端子は、A/D変換器11,12,13,14の出力端子に接続される。また、補正回路30は、A/D変換器11,12,13,14に対応する4個の出力端子を有し、それぞれMUX40の入力端子に接続される。また、補正回路30は、A/D変換器11,12,13,14から出力される出力値Vout1n,Vout2n,Vout3n,Vout4nを各々に対応する補正値が演算回路20で算出されて補正を行うことができるようになるまで内部の記憶回路に記憶させておく。また、補正回路30は、演算回路20からいずれかのA/D変換器に対応する補正値、例えば、A/D変換器11に対応する補正値が出力された場合、内部の記憶回路に記憶させている出力値Vout1nを読み出し、補正値に基づいて補正を行い、補正後の値を内部の記憶回路に記憶させる。また、補正回路30は、内部の記憶回路に記憶する補正後の値を出力順にしたがって各出力端子からMUX40に出力する。MUX40は、補正回路30から出力されるデジタル信号を出力のタイミング、すなわちA/D変換器11,12,13,14の順に繰り返し出力端子Voutに出力する。クロック発生器100は、5個の出力端子を備えており、それぞれ、タイム・インタリーブA/D変換器1のクロック入力端子Ct0,Ct1,Ct2,Ct3,Ct4に接続される。また、クロック発生器100は、内部に発振回路、位相シフト回路、分周器を備えてお
り、A/D変換器10,11,12,13,14の各々に応じたクロック信号を生成して出力する。
次に、図2を参照しつつタイム・インタリーブA/D変換器1の動作について説明する。図2において、CLK、CLK0〜CLK4の行における上向きの矢印がクロック信号のエッジ(立ち上がり、または、立ち下がり、もしくはその両方のタイミング)を示している。また、縦軸がアナログ入力、横軸が時間として示されたグラフは、入力端子Vinに与えられたアナログ信号を示しており、アナログ信号を示す曲線上の丸の箇所は、サンプリングされた箇所を示している。CLKとして示されたクロック信号は、クロック発生器100が内部に備える発振回路が生成するクロック信号である。このクロック信号の周波数をf[Hz]とする。CLK1からCLK4は、それぞれA/D変換器11,12,13,14に与えられるクロック信号であり。N個のA/D変換器がタイム・インタリーブ方式で動作する場合、それぞれに与えるクロック信号の周波数はf/N[Hz]となり、各々のクロック信号は1/fずつずらされる。図1の例ではN=4であるため、CLK1からCLK4のクロック信号は、クロック発生器100の内部でCLKのクロック信号が分周器によってf/4[Hz]として生成される。CLK2,3,4については、さらに、位相シフト回路によって1/fずつずらされて生成される。CLK0は、A/D変換器10に与えられるクロック信号であり、N個のA/D変換器がタイム・インタリーブ方式で動作する場合、f/(N+1)[Hz]の周波数とされる。図1の例では、N=4であるため、CLK0のクロック信号は、分周器によってf/5[Hz]とされて生成される。図2のCLK0からCLK4の行に示された上向きの矢印が、上記のようにして生成された各クロック信号を示している。なお、時間の軸は、説明のためにCLKのクロック信号が時間経過にしたがって供給される順番を示すように、供給される時間が早い順に0から番号を付したものであり、以下、番号にしたがってクロック0、クロック1、…として表す。また、図2において、CLK0からCLK4の上向き矢印の横に記載したVout01などの表記は、そのタイミングで各A/D変換器10,11,12、13、14から出力される出力値を示す。
クロック0において、クロック発生器100からCLK0とCLK1がA/D変換器10,11に与えられる。A/D変換器10,11は、それぞれ出力値Vout01,Vout11を出力する。この出力値は、そのタイミングでサンプリングしたアナログ信号がデジタル信号に変換された値であるが、A/D変換器10,11のそれぞれには性能の違いがあり、2つの値は以下の関係式で示されることになる。
Figure 2015091114
式(1)において、Vは、入力端子Vinからアナログ信号が与えられる際の入力レンジの中心電圧に相当するコモン電圧の値である。VOSは、A/D変換器11のオフセット電圧に相当する値であり、Gは、A/D変換器11の利得に相当する値である。演算回路20は、A/D変換器10,11から出力される出力値Vout01,Vout11を内部の記憶回路に記憶させる。補正回路30は、A/D変換器11の出力端子の他端から出力される出力値Vout11を内部の記憶回路に記憶させる。クロック1、2、3、4では、A/D変換器12、13、14、11がそれぞれのタイミングで出力値Vout21,Vout31,Vout41,Vout12を出力する。演算回路20は、出力値Vout21,Vout31,Vout41,Vout12については、A/D変換器10からの出力と同じタイミングではないため、内部の記憶回路には記憶させない。一方、補正回路30は、補正を行う必要があるため、出力値Vout21,Vout31,Vout41,Vout12についても内部の記憶回路に記憶させる。クロック5において、A/D変換器10,12のクロック信号のタイミングが一致し、A/D変換器10,11のクロックのタイミングが一致した場合と同じ処理が演算回路20で行われる。このようにして、演算回路20の内部の記憶回路に出力値の値が順に記憶される。クロック20において、再び、A/D変換器10,11のクロック信号のタイミングが一致し、A/D変換器10,11が出力値Vout05,Vout16を出力する。タイミングが一致する周期を一般化して示すと、タイム・インタリーブ方式で動作するA/D変換器がN個の場合、一致する周期は N×(N+1)となる。図2の場合N=4であるため、20クロックごとに出力するタイミングが一致することになる。クロック20において、A/D変換器10,11から出力される出力値Vout05,Vout16についても式(1)と同様の関係式で表され、以下のようになる。
Figure 2015091114
演算回路20は、クロック20において、A/D変換器10,11から出力値Vout05,Vout16が与えられると、クロック0において内部の記憶回路に記憶させた出力値Vout01,Vout11を読み出し、式(1)と式(2)に基づいて連立方程式を解き、VosとGを以下のように算出する。
Figure 2015091114
演算回路20は、VosとGを算出すると、VosとGとVout01とVout05を補正値として補正回路30に出力する。補正回路30は、A/D変換器11の出力値として内部の記憶回路に記憶している値のうちVout12,Vout13,Vout14、Vout15を読み出し、以下の式(6)から(9)に基づいて補正を行う。Vout11とVout16に対応する補正値Vout1とVout6については、A/D変換器10と出力のタイミングが一致しているため、式(5)と式(10)に示すようにA/D変換器10の出力であるVout01とVout05に置き換える処理を行う。なお、Vについては、既知の値であるため演算回路20と補正回路30に予め記憶させておくようにしてもよいし、演算回路20に記憶させておき、補正値とともに補正回路30に出力するようにしてもよい。
Figure 2015091114
補正回路30は、式(5)から式(10)に基づいて算出した補正後の値を内部の記憶回路に記憶させ、CLK1からCLK4によって示される出力すべきタイミング、すなわち、出力値Vout11,Vout21,Vout31,Vout41,Vout12,…の順で補正後の値をMUX40に出力する。MUX40は、出力すべきタイミングにしたがって補正回路30から出力される信号を1つのデジタル信号系列にして出力端子Voutに出力する。
上記の処理をA/D変換器11,12,13,14において繰り返し行うことで、次第にA/D変換器10の出力値の傾向に近づくこととなり、A/D変換器10の出力値を基準としてA/D変換器11,12,13,14の出力を補正することが可能となる。これにより、複数のA/D変換器11,12,13,14によって発生する歪を補正することが可能となる。
なお、上記において、補正を行う必要があるため、補正回路30の内部の記憶回路に、出力値Vout21,Vout31,Vout41,Vout12を記憶させると記載した。クロック0から処理が開始された場合、補正値が得られるのはA/D変換器10との出力のタイミングが一致した時点以降の出力値、例えば、A/D変換器12であれば、Vout22以降、A/D変換器13であればVout33以降、A/D変換器14であればVout44以降となる。これ以前の出力値については、そのまま出力してもよいし、4つのA/D変換器からの出力値すべてが補正できるようになるまで破棄するようにしてもよい。
上記の実施形態の構成により、タイム・インタリーブ方式で動作する4つのA/D変換器11,12,13,14の出力値を補正するために用いるA/D変換器10を周波数がf/5のクロック信号で動作させ、A/D変換器11,12,13,14のいずれか1つと、A/D変換器10とについて、出力のタイミングが一致する時点での各々の出力値に基づいて補正値であるVOSとGを算出するようにした。この補正値を、A/D変換器11,12,13,14の全てについて繰り返し算出し、算出した補正値に基づいて各A/D変換器の出力値を補正するようにした。これにより、補正のために追加するA/D変換器10の性能は、A/D変換器11,12,13,14と同程度、むしろ若干低速でもよく、このA/D変換器10により、A/D変換器11,12,13,14の誤差によって発生する歪を補正することが可能となる。また、特許文献1に記載の技術では、補正用に加えられたA/D変換器の速度は、他のA/D変換器より高速であるが、1つのA/D変換器としてみた場合、補正用に加えられたA/D変換器の速度以上で動作させることができない。これに対して、本実施形態に記載のタイム・インタリーブA/D変換器1では、A/D変換器10としてA/D変換器11,12,13,14よりも高速なA/D変換器を必要としていない。また、タイム・インタリーブA/D変換器1の変換の速度は、A/D変換器10,11,12,13,14の全ての速度に依存するものであり、特定のA/D変換器の速度に依存するものではない。
また、上記の実施形態の構成では、タイム・インタリーブ方式で動作するA/D変換器の個数を4としていたが、この個数は、4に限られるものではなく、2以上の複数個であればいかなる値であってもよい。
また、上記の実施形態の構成では、A/D変換器10との出力タイミングが一致する周期ごとに、VOSとGという補正値を算出し、算出したVOSとGに基づいて、一致したタイミングの間の値を補正するようにしていたが、本発明の構成は、当該構成に限られるものではない。例えば、演算回路20において、過去に算出したVOSとGをA/D変換器11、12、13、14ごとに記憶させ、新しい値が記憶されるごとに、それぞれの平均値を算出し、算出した平均値を用いるようにしてもよい。このようにすることで、VOSとGについてのばらつきを抑えることが可能となる。また、最新の補正値を含めて平均値を算出する際には、最新の補正値についての比率を変えることができるようにしてもよい。例えば、(α×最新の補正値+(1−α)×過去のN−1個の補正値の平均値)/N、「ただし、0<α<1」のように平均値を算出する。このようにすることで、例えば、最新の補正値の比率を高めることにより、最新の補正値の補正対象の区間に含まれる幾つかの出力値について、当該区間における変化の特徴を補正に強く反映させることが可能となる。また、逆に、過去の補正値の平均値の比率を高めることにより、最新の補正値に対応する区間に異常な変動が生じていた場合であっても、その変動の影響を低減させて補正を行うことが可能となる。
また、上記の実施形態では、A/D変換器10との出力タイミングが一致してから、次に一致するまでの間、補正回路30においてA/D変換器11,12,13,14からの出力値を記憶しておく必要がある。これに対して、最新のVOSとGの補正値は用いず、過去のVOSとGの補正値の平均値を用いて補正を行っていくことで、補正回路30においてA/D変換器11、12、13、14からの出力値を記憶させておく必要がなく、A/D変換器11、12、13、14からの出力のタイミングにしたがって補正を行って出力を行うことが可能となる。
また、上記の実施形態の構成では、N個のA/D変換器がある場合、補正用に加えられるA/D変換器10に与えるクロック信号の周波数は、f/(N+1)[Hz](上記の実施形態では、N=4)としていたが、本発明は当該構成に限られるものではない。A/D変換器10に与えるクロック信号が、N個のA/D変換器のクロック信号の全てといずれかのタイミングで一致すれば、一定の周期で、タイミングの一致は繰り返されるため、上記の実施形態と同様の処理が可能となる。例えば、A/D変換器10に与えるクロック信号の周波数をf/(N+p)[Hz]で表すとすると、Nが偶数の場合、N+p(pは、1以上の整数)が奇数であればよく、Nが奇数の場合、N+pがNの倍数でなければよい。ただし、N+1の場合が、出力タイミングが一致してから次に一致するまでの周期が最も短く、補正値を算出するまでの時間も最も短くなる。
また、上記の実施形態の構成では、A/D変換器11に対する補正値であるVOSとGを算出する際に、A/D変換器10の出力タイミングと一致するVout11,Vout01とVout16,Vout05という連続する2つの一致するタイミングでの出力値を用いているが、本発明の構成は当該構成に限られるものではない。例えば、Vout11,Vout01とVout21,Vout09という一致するタイミングを1つとばした2つのタイミング、または複数とばした2つのタイミングの出力値を用いてVOSとGを算出するようにしてもよい。また、3つ以上の複数のタイミング、例えば、Vout11,Vout01とVout16,Vout05とVout21,Vout09という3つのタイミングを用いて、3つの組み合わせから3のVOSとGを算出して、その平均値を補正値として用いるようにしてもよい。
また、上記の実施形態の構成では、MUX40を備える構成としているが、補正回路30が、補正後の値を出力する際に、Vout11,Vout21,Vout31,Vout41,Vout12,…の順に、MUX40に接続する各出力端子に振り分けて出力する代わりに、1つの出力端子にこれらを順に出力する構成にしてMUX40を備えない構成にしてもよい。
1 タイム・インタリーブA/D変換器
10 A/D変換器
11 A/D変換器
12 A/D変換器
13 A/D変換器
14 A/D変換器
20 演算回路
30 補正回路
40 MUX
100 クロック発生器

Claims (4)

  1. 周波数がf/N(Nは、2以上の整数)であって位相が1/fずつずらされたN個のクロック信号の各々により動作するN個の第1のアナログ・デジタル変換器と、
    周波数がf/M(Mは、N+1以上の整数)であって前記N個のクロック信号の全てといずれかの時点で一致するタイミングを有するクロック信号により動作する第2のアナログ・デジタル変換器と、
    前記N個の第1のアナログ・デジタル変換器のいずれか1つと前記第2のアナログ・デジタル変換器とについて、各々のクロック信号のタイミングが一致する複数のタイミングで各々から出力される出力値に基づいて補正値を算出して出力する演算回路と、
    前記演算回路が出力する前記N個の第1のアナログ・デジタル変換器のそれぞれに対応する前記補正値に基づいて、前記N個の第1のアナログ・デジタル変換器の出力値のそれぞれを補正する補正回路と、を備え、
    補正された前記N個の第1のアナログ・デジタル変換器の出力値をそれぞれの出力タイミングにしたがって順に出力する
    ことを特徴とするアナログ・デジタル変換器。
  2. 前記Mは、N+1である
    ことを特徴とする請求項1に記載のアナログ・デジタル変換器。
  3. 前記演算回路は、
    前記複数のタイミングとして連続する2つのタイミングを用い、前記連続する2つのタイミングで各々から出力される出力値に基づいて補正値を算出して出力し、
    前記補正回路は、
    前記演算回路が出力する前記N個の第1のアナログ・デジタル変換器のそれぞれに対する前記補正値に基づいて、前記連続する2つのタイミングの間の前記N個の第1のアナログ・デジタル変換器の出力値のそれぞれを補正する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のアナログ・デジタル変換器。
  4. 前記演算回路は、
    前記算出した補正値を記憶回路に記憶させ、前記記憶回路に記憶させた複数の前記補正値を前記N個の第1のアナログ・デジタル変換器ごとに平均し、平均した補正値を前記補正値として出力する
    ことを特徴する請求項1または2に記載のアナログ・デジタル変換器。
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CN107124185A (zh) * 2017-04-10 2017-09-01 中山大学 一种时间交织模数转换系统的数据缓存与重现系统
CN113708759A (zh) * 2020-05-22 2021-11-26 瑞昱半导体股份有限公司 时间交错式模拟数字转换器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107124185A (zh) * 2017-04-10 2017-09-01 中山大学 一种时间交织模数转换系统的数据缓存与重现系统
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CN113708759B (zh) * 2020-05-22 2024-03-15 瑞昱半导体股份有限公司 时间交错式模拟数字转换器

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