JP2015085961A - ガラス板保持具及びガラス板搬送装置 - Google Patents

ガラス板保持具及びガラス板搬送装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ガラス板を簡単な操作で保持することができ、しかも、ガラス板を載置するときの衝撃を軽減することができる、ガラス板保持具を提供する。【解決手段】平板状のガラス板を垂直姿勢に保持するガラス板保持具であって、前ガラス板の両面を挟持可能なクリップ4と、クリップを支持するとともに、クリップを上下方向に移動可能とするガイド部を有する支持体6と、前クリップを上方に付勢する弾性部材と、を備えている。【選択図】図2

Description

本発明は、ガラス板保持具及びガラス板搬送装置に関する。
従来より、板状のガラス板を輸送する際には、種々の方法が提案されているが、例えば、特許文献1に記載のような装置が開示されている。すなわち、ガラス板の端部を挟むように2つ折りにされるホルダ部材と、ガラス板を挟んだホルダ部材を着脱自在に支持する固定部材とを備えている。固定部材の上面には、嵌合凹部が形成されており、この嵌合凹部に、ガラス板を挟んだホルダ部材が挿入される。これにより、ガラス板を起立した状態で保持することができる。
国際公開第2007/123070号
しかしながら、上記装置によりガラス板を保持するには、ホルダ部材でガラス板を挟むという工程と、このホルダ部材を固定部材に挿入する工程の、2つの工程を経なければならない。また、ホルダ部材がガラス板から外れないように、ホルダ部材を支えなければならず、ガラス板を装置に保持するための作業が繁雑であるという問題がある。さらに、ガラス板は重量が大きい場合があるため、固定部材に挿入する際に、衝撃によりガラス板が破損するおそれもある。本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、ガラス板を簡単な操作で保持することができ、しかも、ガラス板を載置するときの衝撃を軽減することができる、ガラス板保持具を提供することを目的とする。
本発明は、平板状のガラス板を垂直姿勢に保持するガラス板保持具であって、前記ガラス板の両面を挟持可能なクリップと、前記クリップを支持するとともに、前記クリップを上下方向に移動可能とするガイド部を有する支持体と、前記クリップを上方に付勢する弾性部材と、を備えている。
この構成によれば、ガラス板をクリップに挟むように配置するだけで、ガラスを挟持することができる。また、クリップは、支持体に支持されているため、ガラス板をクリップに取付ければ、ガラス板は垂直姿勢で支持体に支持されることになる。したがって、従来例と異なり、ガラス板を簡単な操作で保持することができる。そして、支持体にはクリップを上下方向に移動可能とするガイド部を有しているため、クリップは上下方向に移動することができ、クリップは、弾性部材により、上方に付勢されているため、ガラス板をクリップに配置したときの衝撃を弾性部材により緩和することができる。したがって、ガラス板を載置するときの衝撃により、ガラス板が損傷するのを防止することができる。なお、本発明における「垂直姿勢」とは、完全な垂直を指すのではなく、多少の傾きを許容する。
上記ガラス板保持具においては、前記クリップを、前記ガラス板の厚み方向に移動可能に、前記支持体に支持することができる。このようにすると、ガラス板保持具に保持されたガラス板が、厚み方向に力を受けたとき、ガラス板が厚み方向に移動することを可能にするため、受けた力による衝撃を緩和することができる。その結果、ガラス板が損傷するのを防止することができる。
上記ガラス板保持具において、前記クリップが、前記ガラス板に一方の面から当接する第1当接部を有する第1挟持部材と、前記ガラス板に他方の面から当接する第2当接部を有する第2挟持部材と、前記第1挟持部材と第2挟持部材を互いに回動可能に支持する支点部と、を備えるように構成され、前記支持体は、前記クリップが下方へ移動するにしたがって、前記第1当接部と第2当接部の間隔が狭まるように、少なくとも一方の前記挟持部材を押圧する押圧部を有するように構成することができる。
このように構成すると、クリップの第1挟持部材と第2挟持部材との間にガラス板を配置することで、ガラス板の重量によりクリップは下方へ移動し、それにしたがって、支持体の押圧部が、クリップの第1当接部と第2当接部の間隔を狭めるように押圧する。これにより、ごく簡単な操作によって、ガラス板を保持具に確実に保持することができる。
上記ガラス板保持具において、前記第2挟持部材が、前記第1挟持部材とは反対側の面側に重心を有し、前記クリップが上方へ移動したときに、前記重心の作用により、前記第1挟持部材から離れるように回動するように構成できる。このように構成すると、クリップが上昇しているときには、押圧部によって各挟持部材が押圧されないため、第2挟持部材は、重心の作用により第1挟持部材から離れるように回動する。このようにすることで、ガラス板を上方へ持ち上げるだけで、押圧を解除することができるとともに、クリップの両挟持部材の間隔が広がるため、容易に保持具からガラス板を取り外すことができる。また、クリップが上昇しているときには、両挟持部材の間の隙間が常に広がるため、ガラス板を両挟持部材の間に挿入しやすくなる。したがって、ガラス板を保持具に取付けやすくなる。
上記ガラス板保持具において、前記クリップは、係合部材が設けられており、前記ガイド部は、前記係合部材が上下方向に移動可能に係合するガイド溝を備えており、前記係合部材の上方への移動は、前記ガイド溝の上端部で規制されるように構成できる。これにより、弾性部材によりクリップが上方へ付勢されても、クリップが支持体から離脱するのを防止することができる。
また、上記ガラス板保持具において、前記係合部材を前記クリップの下端部に設け、前記ガイド溝の下端部には、前記ガラス板の厚み方向に延びる水平溝を連通させることができる。このようにすると、クリップが下方に移動した状態で、クリップの係合部材が水平溝に沿って移動できるため、例えば、クリップに保持されたガラス板が、厚み方向に力を受けたとき、ガラス板が厚み方向に移動できるため、受けた力による衝撃を緩和することができる。その結果、ガラス板が損傷するのを防止することができる。
上記ガラス板保持具において、前記ガラス板を、自動車用ガラス板とすることができる。ガラス板を容易に保持できるため、特に大寸法のフロントガラスなどを破損することなく、積み込むことができる。また、容易に保持具から取り外しができるので、自動化された自動車製造ラインへ保持具で保持した状態で搬入することができる。
上記ガラス板保持具において、前記ガラス板の周縁部の少なくとも一部には、モールが取付けられており、前記クリップは、前記ガラス板を支持する支持部を有し、前記支持部は、前記モールが取り付けられたガラスの端縁部を支持するように構成できる。このようにすると、ガラス板は、ガラスの端縁部がクリップの支持面に支持される。すなわち、ガラス板の自重はガラス端縁部に作用し、ガラス周縁部に取付けられたモールには作用しない。したがって、モールが外力を受けて損傷したり、変形するのを防止することができる。
また、本発明に係るガラス板搬送装置は、上述したいずれかのガラス板保持具を少なくとも1つ備えている。
本発明に係るガラス板保持具及びガラス板搬送装置によれば、ガラス板を簡単な操作で保持することができ、しかも、ガラス板を載置するときの衝撃を軽減することができる。
ガラス板の断面図である。 ガラス板保持具の正面図である。 図2の側面図である。 クリップの正面図である。 ガラス板保持具の使用方法を示す正面図である。 ガラス板保持具の使用方法を示す正面図である。 ガラス板保持具の使用方法を示す正面図である。 ガラス板保持具の使用方法を示す正面図である。 ガラス板保持具の他の例を示す正面図である。 ガラス板搬送装置の正面図である。 図10の平面図である。
以下、本発明に係るガラス板保持具の一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
<1.モール付きガラス板>
まず、本実施形態に係るガラス板保持具が対象とするガラス板について、図1を参照しつつ説明する。図1はガラス板の断面図である。図1に示すように、このガラス板1は第1面11及び第2面12を有する板状に形成され、自動車に用いられるものである。そして、ガラス板1の一つの周縁部には、長尺状に延びるモール2が取付けられている。このモール2は、自動車へのガラス板1の取付に用いられるものであり、ガラス板1の第2面12に接着される板状の接着部21と、この接着部21の端部からガラス板1の端縁部13を覆うように延びる基部22と、を備えている。また、この基部22において、接着部21が設けられた側の端部、つまりガラス板1の第2面12側の端部には、断面がU字型に形成され、弾性変形可能な取付部23が連結されている。このU字型の取付部23の開口231は、ガラス板1の第1面11側を向いており、取付け対象である自動車の被取付部材に対して係合するようになっている。
<2.ガラス板保持具>
次に、ガラス板保持具について、図2〜図4を参照しつつ説明する。図2はガラス板保持具の正面図、図3は図2の側面図、図4はクリップの正面図である。図2〜図4に示すように、このガラス板保持具3は、ガラス板1を挟持するクリップ4と、これを支持する支持体6とを備えている。また、クリップ4の下端部には、バネ(弾性部材)5が取付けられており、クリップ4は、バネ5によって上方に付勢されている。以下、各部材について説明する。
<2.1 クリップ>
図4に示すように、クリップ4は、ガラス板1の第1面11と対向する第1挟持部材41と、ガラス板1の第2面12と対向する第2挟持部材42とを備えている。両挟持部材41,42ともに、矩形の板状に形成されており、第1挟持部材41において第2挟持部材42を向く面が第1挟持面(第1当接部)410を構成し、第2挟持部材42において第1挟持部材41を向く面が第2挟持面(第2当接部)420を構成する。すなわち、第1挟持面と第2挟持面とで後述するように、ガラス板1を挟持する。第1挟持部材41の下端部には、この第1挟持部材41の端縁に沿って水平方向へ延びる円筒状の軸固定部411が形成されており、この軸固定部411には、軸体(係合部材)43が回転自在に挿入される(図2及び図3参照)。そして、この軸体43は、後述するように、支持体6に係合している。
また、第1挟持部材41において、軸固定部411の上方には、第1挟持面410に沿って水平方向に延びる軸部材(支点部)412が取付けられている。軸部材412は、断面円形に形成されており、その径よりも小さい幅の連結部413を介して第1挟持面410に取付けられている。また、第1挟持面410において軸部材412よりも上方には、水平方向に延びる段部(支持部)414が形成されている。そして、第1挟持部材41の上端部は、第2挟持部材42から離れる方向に外側に湾曲している。
次に、第2挟持部材42について説明する。第2挟持部材42の下端部には、第1挟持部材41の軸部材412に係合する断面U字型の固定部421が設けられている。より詳細には、この固定部421は、U字型の開口4211が第1挟持部材41側を向き、水平方向に延びるように形成されている。そして、この固定部421には、第1挟持部材の軸部材412が軸回りに回転自在に嵌め込まれている。これにより、両挟持部材41,42は、軸部材412を支点として互いに回動自在に連結され、上方に開放する両挟持部材41,42の隙間の距離を広げたり、狭めたりすることができる。
第2挟持部材42の固定部421の上方は、厚肉に形成されて第1挟持部材41側に膨出する膨出部423が形成されている。これにより、固定部421と膨出部423との間には凹部が形成され、この凹部に後述するように、モール2の取付部23が収容される。凹部の下方であって、固定部421の上面には、ウレタンなどのクッション部材422が配置されており、クリップ4に挟まれたガラス板1のモール2のための緩衝部材として作用する。また、膨出部423において、第1挟持部材41とは反対の面側には、第2挟持部材42の重心が位置している。これにより、第2挟持部材42は、外力が作用しなければ、重心の作用により、第1挟持部材41から離間するように揺動する。また、第2挟持部材42の上端部は、第1挟持部材41から離れる方向に外側に湾曲している。
<2.2 支持体>
次に、支持体6について説明する。図2及び図3に示すように、この支持体6は、矩形状に形成され、水平方向に延びる基板61と、この基板61の対向する両側から起立する一対の支持板62とを備えている。各支持板62は台形状に形成されており、上端部にはスリット621が形成されている。このスリット621は、上端が上方へ開放し、上下方向に延びている。また、支持板62において、このスリット621の下方には、上下方向に延びる長穴状のガイド溝622が形成されている。また、このガイド溝622の下端部には、水平方向に延びる水平溝623が形成されており、ガイド溝622と連通している。このガイド溝622には、上述したクリップ4の軸固定部411に挿通された軸体43の両端部が係合している。したがって、クリップ4は、軸体43がガイド溝622に沿って上下動するのに伴って、支持体6に対して上下動するようになっている。
また、図3に示すように、支持体6の基板61の上面と、クリップ4の下端部との間にはバネ5が配置されている。これにより、クリップ4は、上方に付勢されるが、上述したように、クリップ4に取付けられた軸体43が支持体6のガイド溝622に係合しているため、軸体43がガイド溝622の上端部に当接することで、クリップ4の上方への移動は規制されている。
支持板62に形成されたスリット621の両側には、一対のガイドバー(押圧部)63がそれぞれ取付けられている。両ガイドバー63は、対向する支持板62を連結するように延びており、両ガイドバー63の間に、クリップ4が配置されている。そして、ガラス板1が保持されていない初期状態では、ガイドバー63が、クリップ4の軸部材412よりやや高い位置に配置されるように調整されている。そして、クリップ4は、ガイドバー63の間で上下動するとともに、両挟持部材41,42は互いに揺動するようになっている。
<3 ガラス板の保持方法>
続いて、上記のように構成されたガラス板保持具3によるガラス板1の保持方法について、図5及び図6も参照しつつ説明する。図2に示すように、ガラス板1を保持していないときは、クリップ4は、バネ5により上方に付勢されている。そして、クリップ4の大半がガイドバー63よりも高い位置に配置されていることから、第2挟持部材42は、ガイドバー63からの規制をあまり受けることなく、重心の作用により、第1挟持部材41から離間するように回動し、両挟持部材41,42の隙間が広くなっている。これにより、両挟持部材41,42の間にガラス板1を挿入しやすくなる。
次に、ガラス板1のモール2が取付けられた端縁部13を下方に向けるとともに、ガラス板1の第1面11が第1挟持部材41と対向するように向きを調整する。そして、図5に示すように、端縁部13の第1面11側の角部を、第1挟持部材41の段部414に載せるように、ガラス板1を両挟持部材41,42の間に挿入する。端縁部13が第1挟持部材41の段部414に載ると、ガラス板1の重量により第1挟持部材41が下方へ押圧され、これによってクリップ4が、バネ5に抗して下方へ下がっていく。このとき、両挟持部材41,42は両ガイドバー63の間を下方へ移動するのであるが、図6に示すように、両挟持部材41,42は、ガイドバー63の間の隙間を通過できるように、ガイドバー63に押圧されながら、隙間を狭めるように回動しつつ下方へ下がっていく。これにより、ガラス板1は、両挟持部材41,42に挟まれ、固定される。そして、図7に示すように、クリップ4は、軸体43がガイド溝622の下端部に当接するまで、下方へ移動する。なお、支持体6の支持板62には、スリット621が形成されているため、ガラス板1が支持板62間の距離より長くても、ガラス板1はスリット621に挿通されるため、支持体6と干渉することはない。
こうして、クリップ4が最下部に配置されると、両挟持部材41,42の上端部付近はガイドバー63に押圧され、両者の隙間は狭くなり、ガラス板1がしっかりと挟持される。このとき、ガラス板1は、第1挟持部材41の段部414により支持されているため、モール2の取付部23はクッション部材422を軽く押圧しているだけで、両挟持部材41,42には支持されていない。したがって、本実施形態では、取付部23に力を作用させることなく、ガラス板1を支持することができる。そのため、取付部23が外力により変形するのを防止することができる。
また、この状態で、ガラス板1に対し、厚み方向の力が作用した場合には、図8に示すように、クリップ4は、下端部が水平方向に揺動するようになっている。例えば、図8(a)に示すように、ガラス板1に力F1が作用した場合、クリップ4は、ガイドバー63の近傍を支点として揺動し、クリップ4の下端部に取付けられた軸体43が、ガイド溝622の下端部に連結された水平溝623に沿って水平方向S1に移動する。同様に、図8(b)に示すように、ガラス板1に力F2が作用した場合、クリップ4は、ガイドバー63の近傍を支点として揺動し、軸体43が、水平溝623に沿って水平方向S2に移動する。これにより、ガラス板1が厚み方向に受けた力を逃がすことができ、ガラス板1に作用する力を緩和することができる。
そして、ガラス板1を保持具3から取り外すには、ガラス板1を上方に引き上げればよい。これにより、クリップ4に作用するガラス板1の重量が取り去られるため、クリップ4は、バネ5によって上方に付勢される。そして、クリップ4の大半がガイドバー63よりも上方に位置すると、第2挟持部材42が重心の作用により、第1挟持部材41から離れるように揺動する。その結果、両挟持部材41,42によるガラス板1の挟持状態が解除され、ガラス板1がクリップ4から離脱可能となる。
<4 特徴>
以上のように、本実施形態によれば、ガラス板1をクリップ4の第1挟持部材41と第2挟持部材42との間に配置することで、ガラス板1をクリップ4により挟持することができる。また、クリップ4は、支持体6に支持されているため、ガラス板1をクリップ4に取付ければ、ガラス板1は垂直姿勢で支持体6に支持されることになる。したがって、従来例と異なり、ガラス板1を簡単な操作で保持することができる。また、クリップ4は、バネ5により、上方に付勢されているため、ガラス板1をクリップ4に配置したときの衝撃をバネ5により緩和することができる。したがって、ガラス板1を載置するときの衝撃により、ガラス板1が損傷するのを防止することができる。
<5 変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。例えば、以下の変更が可能である。
<5.1>
例えば、上記実施形態では、第2挟持部材42が重心の作用により、第1挟持部材41から離間するように回動するが、これ以外にも、クリップ4にガラス板1が載置される前の状態で、例えば、バネなどによって両挟持部材41,42を押し広げるように構成することもできる。
<5.2>
上記実施形態では、ガイドバー63によって両挟持部材41,42を挟み、両者の距離が狭まるように押圧しているが、両者の距離が狭まるように押圧できる部材、部位が支持体に設けられていれば、特には限定されない。
<5.3>
上記実施形態では、水平溝623によって、クリップ4を水平方向に移動可能としているが、クリップ4が、支持体6において水平方向に移動可能に支持されていれば、その他の構成でもよい。
<5.4>
上記実施形態では、バネ5を用いてクリップを付勢しているが、バネ5以外にもクリップ4を上方に付勢できる弾性部材であればよい。
<5.5>
クリップ4はガラス板1を挟持できればよく、両挟持面410、420間の距離が変化しないようなものであってもよい。また、第1挟持部材41の段部(支持部)414上にクッション部材を設けてもよい。
<5.6>
支持体6の構成は特には限定されず、少なくともクリップを上下動可能とするガイド部が形成されていればよい。
<5.7>
上記実施形態では、モール付きの自動車用ガラス板を保持する場合について説明したが、これ以外のモールが設けられていないガラス板を保持することができるのは当然である。
<5.8>
上記実施形態のガラス板保持具3では、支持体6に1つのクリップ4を取付けているが、複数のクリップを取付けることもできる。例えば、図9に示すように、基板61及び支持板62を水平方向に長く形成し、スリット621、ガイド溝622、及び水平溝623からなるクリップ支持用の溝を複数形成する。そして、これらの溝に対して、複数のバネ付きのクリップ4をそれぞれ装着する。これにより、複数のガラス板を支持することができる。なお、1つの支持体6に取付けられるクリップ4の数は特には限定されない。
<5.9>
また、このような複数のガラス板を支持可能なガラス板保持具3を有する、ガラス板搬送装置を作製することもできる。図10はこのようなガラス板搬送装置の正面図であり、図11は図10の平面図である。図10及び図11に示すように、このガラス板搬送装置は、矩形状に形成された基台81と、この基台81の両側から立ち上がる一対の側板82とを備え、基台81の下面には移動用のキャスター83が取付けられている。そして、基台81上において、側板82の近傍には、それぞれ支持台84が設けられている。各支持台84は側板82に沿って一方向に延びる部材であり、上面が基台81の中心側(図10の左右の中心)に向かって斜め下方に傾斜している。そして、各支持台84の上面には、図9で示した複数のクリップ4を有するガラス板保持具3が配置されている。
この構成によれば、一対のガラス板保持具3のクリップ4により、一枚のガラス板1が支持される。なお、この例では、ガラス板1の下辺が下方に向かって湾曲しているため、支持台84の上面を斜めに形成し、ガラス板保持具3が傾くようにしている。これにより、各ガラス板保持具3のクリップ4は、ガラス板1の下面に対して垂直に装着されるため、ガラス板1を安定的に保持することができる。そして、ガラス板保持具3には複数のクリップ4が配置されているため、複数のガラス板1を所定間隔をおいて平行に保持することができる。
また、両支持台84の間には、支持台84に沿って所定間隔をおいて複数の仕切り部材85が2列に亘って配置されている。各仕切り部材85は、上方に延びる棒状に形成されている。そして、各仕切り部材85は、隣接するガラス板1の間に配置されており、これら仕切り部材85によって隣接するガラス板1が接触しないようにしている。
以上のような、ガラス板搬送装置により、複数のガラス板1を搬送することができる。なお、ガラス板搬送装置の構成は、これに限定されるものではなく、基台81と、その上面にガラス板保持具3が装着されていればよい。基台81は、キャスター83のような移動機構が設けられていてもよいし、移動機構に代えて、フォークリフトなどで運搬できるようなパレット形状を有していてもよい。そして、一枚のガラス板1を保持するためのガラス板保持具3は、2以外であってもよく、1または3以上であってもよい。また、支持台84を設ける場合、その上面はガラス板1の種類によっては水平面であってもよい。この場合、支持台84がなくてもよい。さらに、仕切り部材85は必ずしも必要ではなく、別体の緩衝部材を配置することもできる。また、基台81上に、1つのガラス板保持具3に複数のクリップ4を設けるほか、複数のガラス板保持具3を配置することもできる。
1 ガラス板
11 第1面
12 第2面
2 モール
22 基部
23 取付部
4 クリップ
41 第1挟持部材
410 第1挟持面(第1当接部)
412 軸部材(支点部)
414 段部(支持部)
42 第2挟持部材
420 第2挟持面(第2当接部)
43 軸体(係合部材)
5 バネ(弾性部材)
6 支持体
622 ガイド溝
623 水平溝
63 ガイドバー(押圧部)

Claims (9)

  1. 平板状のガラス板を垂直姿勢に保持するガラス板保持具であって、
    前記ガラス板の両面を挟持可能なクリップと、
    前記クリップを支持するとともに、前記クリップを上下方向に移動可能とするガイド部を有する支持体と、
    前記クリップを上方に付勢する弾性部材と、
    を備えている、ガラス板保持具。
  2. 前記クリップは、前記ガラス板の厚み方向に移動可能に、前記支持体に支持されている、請求項1に記載のガラス板保持具。
  3. 前記クリップは、
    前記ガラス板に一方の面から当接する第1当接部を有する第1挟持部材と、
    前記ガラス板に他方の面から当接する第2当接部を有する第2挟持部材と、
    前記第1挟持部材と第2挟持部材を互いに回動可能に支持する支点部と、を備え、
    前記支持体は、
    前記クリップが下方へ移動するにしたがって、前記第1当接部と第2当接部の間隔が狭まるように、少なくとも一方の前記挟持部材を押圧する押圧部を備えている、請求項1または2に記載のガラス板保持具。
  4. 前記第2挟持部材は、
    前記第1挟持部材とは反対側の面側に重心を有し、
    前記クリップが上方へ移動したときに、前記重心の作用により、前記第1挟持部材から離れるように回動する、請求項3に記載のガラス板保持具。
  5. 前記クリップには、係合部材が設けられており、
    前記ガイド部は、前記係合部材が上下方向に移動可能に係合するガイド溝を備えており、
    前記係合部材の上方への移動は、前記ガイド溝の上端部で規制される、請求項1から4のいずれかに記載のガラス板保持具
  6. 前記係合部材は、前記クリップの下端部に設けられ、
    前記ガイド溝の下端部には、前記ガラス板の厚み方向に延びる水平溝が連通している、請求項5に記載のガラス板保持具。
  7. 前記ガラス板は、自動車用ガラスである、請求項1から6のいずれかに記載のガラス板保持具。
  8. 前記ガラス板の周縁部の少なくとも一部には、モールが取付けられており、
    前記クリップは、前記ガラス板を支持する支持部を有し、
    前記支持部は、前記モールが取り付けられた前記ガラス板の端縁部を支持する、請求項7に記載のガラス板保持具。
  9. 請求項1から8のいずれかに記載のガラス板保持具を少なくとも1つ備えるガラス板搬送装置。
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