JP2015085289A - トリガー式液体噴出器 - Google Patents

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Abstract

【課題】トリガーに横向きの力が加えられても液漏れを生じることのないトリガー式液体噴出器を提供することである。
【解決手段】液体を収容する容器2の口部2aに装着される噴出器本体11と、噴出器本体11に設けられた流路Pの先端に装着されるノズル19と、トリガー32の操作により作動して流路Pを通して容器2内の液体をノズル19に圧送するポンプ21とを有し、ポンプ21は、一端において流路Pに連通するシリンダ22と、シリンダ22の内側にその中心軸に沿う方向に移動自在に装着され、先端においてトリガー32に連結されるピストン23と、ピストン23の外周面に一体に設けられ、この外周面から突出してシリンダ22の内周面に摺接する環状のシール片23bと、シール片23bよりもシリンダ22の開口側においてピストン23の外周面に一体に設けられ、この外周面から突出してシリンダ22の内周面に摺接する支持突起51と、を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、液体を収容する容器の口部に取り付けられて容器内の液体をノズルから霧状または泡状にして噴出させるトリガー式液体噴出器に関する。
カビ取り剤、洗剤、衣料用糊剤、住居用ワックス、整髪剤、芳香剤等の液体を収容する容器では、その口部に取り付けられる噴出器として、トリガーの操作によって作動するポンプにより液体をノズルから霧状または泡状にして噴出させるようにしたトリガー式液体噴出器が多く用いられている。
このようなトリガー式液体噴出器は装着キャップ等によって容器の口部に装着される噴出器本体を備えており、この噴出器本体には容器に連通する流路が設けられ、この流路の先端にはノズルが装着されている。ポンプは流路の途中に接続され、このポンプが作動すると、容器内の液体が流路に沿って圧送されてノズルから外部に噴出される。
このようなトリガー式液体噴出器では、ポンプとしてシリンダとピストンとを備えたものを用いられるのが一般的である。この場合、ピストンの外周面には、この外周面から径方向外側に突出するシール片が一体に設けられ、このシール片がシリンダの内周面に摺接することにより、シリンダとピストンとの間が密封されるようになっている。また、ピストンはその先端においてトリガーに連結され、トリガーが操作されるとシリンダ内に押し込まれて液体を流路に圧送するようになっている(例えば特許文献1参照)。
特開2000−302154号公報
しかしながら、従来のトリガー式液体噴出器では、ピストンはその先端においてトリガーに連結された構成とされているので、例えば、このトリガー式液体噴出器が取り付けられた容器が他の商品とともに買い物籠等に入れられてトリガーが他の商品により横方向に押されたり、使用時にトリガーが斜め方向に操作されたりして、トリガーに横向きの力が加えられると、ピストンがシリンダに対して傾くことになる。ピストンがシリンダに対して傾くと、シール片が過度に変形してピストンとシリンダとの間のシール性が低下し、液漏れが生じるおそれがある。
本発明は、このような点を解決することを課題とするものであり、その目的は、トリガーに横向きの力が加えられても液漏れを生じることのないトリガー式液体噴出器を提供することにある。
本発明のトリガー式液体噴出器は、液体を収容する容器の口部に装着される噴出器本体と、該噴出器本体に設けられた流路の先端に装着されるノズルと、トリガーの操作により作動して前記流路を通して前記容器内の液体を前記ノズルに圧送するポンプと、を有するトリガー式液体噴出器であって、前記ポンプは、一端において前記流路に連通するシリンダと、前記シリンダの内側にその中心軸に沿う方向に移動自在に装着され、先端において前記トリガーに連結されるピストンと、前記ピストンの外周面に一体に設けられ、該外周面から突出して前記シリンダの内周面に摺接する環状のシール片と、前記シール片よりも前記シリンダの開口側において前記ピストンの外周面に一体に設けられ、該外周面から突出して前記シリンダの内周面に摺接する支持突起と、を有することを特徴とする。
本発明は、上記構成において、前記シール片は、前記ピストンの外周面から前記支持突起とは反対側に向けて傾斜して突出する傘状に形成されるのが好ましい。
本発明は、上記構成において、前記ピストンの外周面の前記シール片に対して前記支持突起側に、前記ピストンの外周面から前記支持突起とは反対側に向けて傾斜して突出する傘状の補助シール片が一体に設けられるのが好ましい。
本発明は、上記構成において、前記シリンダには前記シール片と前記支持突起との間に開口する吸気孔が設けられ、前記支持突起には前記吸気孔に外気を導入する外気導入部が設けられるのが好ましい。
本発明は、上記構成において、前記ピストンの外周面の前記支持突起の外側に、該外周面から突出する補助突起が設けられるのが好ましい。
本発明は、上記構成において、前記トリガーと前記シリンダの開口端との間に配置されて前記トリガーの作動を規制するストッパ本体と、前記支持突起と前記補助突起との間において前記ピストンの外周面に着脱自在に装着されるC字形状の装着片とが一体に形成されたストッパを備えるのが好ましい。
本発明は、前記シリンダの内側に区画筒部が同軸に設けられ、前記ピストンの軸心に前記区画筒部の内側に配置される棒状突起部が一体に設けられるのが好ましい。
本発明によれば、シール片よりもシリンダの開口側におけるピストンの外周面に、この外周面から突出してシリンダの内周面に摺接する支持突起を一体に設けたことにより、トリガーに横向きの力が加えられたときにピストンに加わる横向きの荷重を支持突起により支持して、当該横向きの荷重によるシール片の変形を抑制することができる。これにより、トリガーに横向きの力が加えられても、ポンプの部分から液漏れが生じることを防止することができる。
本発明の一実施の形態であるトリガー式液体噴出器の断面図である。 図1に示すトリガー式液体噴出器の要部を拡大して示す拡大断面図である。 図1におけるA−A線に沿う断面図である。 図3に示す支持突起の変形例を示す断面図である。 (a)は図1に示すストッパの正面図、側面図および背面図であり、(b)は同図(a)に示すストッパの斜視図である。
以下、図面を参照して、本発明をより具体的に例示説明する。
図1に示す本発明の一実施の形態であるトリガー式液体噴出器1は、例えば、カビ取り剤、洗剤、衣料用糊剤、住居用ワックス、整髪剤、芳香剤等の液体を収容する容器2に取り付けられて用いられるものである。このトリガー式液体噴出器1は、容器2の口部2aに装着される噴出器本体11を備えている。
例えば樹脂製とされる噴出器本体11は、容器2の口部2aに対応した円筒状の装着筒部12を備え、この装着筒部12にはその外周面に設けられた鍔部12aに係止されて装着キャップ13が装着されている。装着キャップ13の内周面には雌ねじ13aが設けられ、この装着キャップ13をこの雌ねじ13aにおいて容器2の口部2aの雄ねじ2bにねじ結合させることで噴出器本体11、つまりトリガー式液体噴出器1を容器2の口部2aに装着ことができる。なお、符号14は、容器2の口部2aと鍔部12aとの間を密封するシール部材である。
噴出器本体11は、装着筒部12から上方に向けて延びる起立部15と、この起立部15の上端から側方(起立部15に対して直交する方向)に向けて延びる延出部16とを備えた外形略L字形に形成されている。噴出器本体11の内部には、起立部15の部分において上下方向に延びるとともに、延出部16の部分において水平方向に延びる流路Pが設けられている。起立部15の内部には上下方向に延びる円筒状の筒体17が組み込まれており、起立部15の部分においては筒体17の内部が流路Pとなっている。なお、筒体17は、その上端の一部が切り欠かれており、この切り欠き部分17aにより、流路Pの筒体17の内側の部分と延出部16の内側の部分とが連ねられている。また、筒体17の下端には容器2の内部に挿入される吸入用のチューブ18が接続されている。
噴出器本体11の延出部16の先端には円筒状の装着部16aが設けられ、この装着部16aにはノズル19がその中心軸に沿う方向に抜け止めされた状態で装着されている。装着部16aの内側には流路Pの吐出側となる先端が開口している。つまり、ノズル19は流路Pの先端に連通されている。ノズル19には流路Pよりも十分に断面積が小さい噴出孔19aが設けられており、流路Pを通してノズル19に供給された液体は、この噴出孔19aから外部に向けて霧状または泡状として噴出される。なお、このノズル19を装着部16aに回動可能に装着し、ノズル19を回動させることで噴出孔19aを開状態と閉状態とに切り替え可能な構造とすることもできる。
ノズル19にはノズルカバー19bが開閉自在に設けられており、このノズルカバー19bをノズル19の全面を覆う閉位置として液体を噴出させることにより、噴出孔19aから噴出する液体をノズルカバー19bに設けられた泡生成孔19cを通してより効果的に泡状化させることができる。
噴出器本体11にはポンプ21が設けられている。図2に示すように、このポンプ21は噴出器本体11と一体に設けられて延出部16と平行な方向に延びるシリンダ22を有し、このシリンダ22の内側には一端が閉塞された円筒状のピストン23が、その中心軸に沿う方向に移動自在に装着されている。
ピストン23の円筒状部分23aの外周面には環状のシール片23bが一体に設けられている。このシール片23bは、円筒状部分23aの外周面からその径方向外側に向けて突出するとともにシリンダ22の底側に向けて傾斜する薄い傘状に形成されており、その外周端においてシリンダ22の内周面に摺接してシリンダ22とピストン23との間を密封している。
また、ピストン23の円筒状部分23aの外周面には、シール片23bに対してシリンダ22の開口側に間隔を空けて並べて補助シール片23cが一体に設けられている。この補助シール片23cは、シール片23bと同様に、円筒状部分23aの外周面からその径方向外側に向けて突出するとともにシリンダ22の底側に向けて傾斜する薄い傘状に形成されており、その外周端においてシリンダ22の内周面に摺接している。
一方、ピストン23の軸心には棒状突起部23dが一体に設けられ、この棒状突起部23dはシリンダ22の内側にこれと同軸に設けられた区画筒部24の内側に配置されている。棒状突起部23dは外周面が僅かにテーパ状に形成されて区画筒部24の内周面との間に隙間を有している。また、区画筒部24の外周面にはその軸方向に沿って延びる複数の溝部24aが設けられている。これにより、区画筒部24の内側の領域は、棒状突起部23dと区画筒部24の間の隙間と溝部24aとを介して、シリンダ22、ピストン23および区画筒部24により区画される領域に連通している。
シリンダ22の区画筒部24の内側の領域は、筒体17を径方向に貫通する吸入孔25により流路Pの途中部分に接続されている。また、シリンダ22のピストン23と区画筒部24により区画される領域は、筒体17と噴出器本体11とを貫通する吐出孔26により流路Pの途中部分に接続されている。このように、ポンプ21のシリンダ22は、その一端において吸入孔25と吐出孔26とを介して流路Pの途中部分に連通している。
噴出器本体11には枢軸31により回動自在に支持されてトリガー(操作レバー)32が装着されている。ピストン23の先端には連結片23eが一体に設けられ、この連結片23eはトリガー32の中間部分に設けられた孔部32aに差し込まれた状態でピン部材33によりトリガー32に回動自在に連結されている。また、トリガー32には一端が噴出器本体11に固定保持された湾曲形状の板ばね34の先端が係止され、この板ばね34により、トリガー32はポンプ21から離れる方向(図中においては枢軸を中心とした時計回り方向)に付勢されている。なお、噴出器本体11とポンプ21はカバーCにより覆われ、トリガー32はカバーCの下方から突出している。
上記のように、ピストン23の先端にトリガー32が連結されているので、トリガー32を手動で操作し、ポンプ21に向けて図1中二点鎖線で示すストローク端位置にまで引くことにより、ピストン23をシリンダ22内に押し込んでポンプ21を吐出動作させることができる。また、トリガー32の操作を解除することにより、板ばね34の弾性力によりトリガー32を初期位置に復帰させてポンプ21を吸入動作させることができる。このように、トリガー32の引き操作とその解除操作とを繰り返すことによりポンプ21を作動させて、流路Pを介して容器2内の液体を吸入孔25からポンプ21内に吸入するとともに、ポンプ21に吸入した液体を吐出孔26から流路P内に向けて吐出することができる。
シリンダ22にはトリガー32がストローク端にまで引かれたときに外部に露出する吸気孔35が設けられ、この吸気孔35から吸い込まれた空気が蓋壁36に設けられた通気孔36aを介して容器2内に吸入されることで、液体を噴出した分、容器2内に空気が置換されるようになっている。
ポンプ21の作動に伴う流路Pの内部における液体の流れを、容器2側からノズル19側に向けた方向に規制するために、流路Pの内部には弁部材41が設けられている。弁部材41は樹脂材料により固定部42、吸入側逆止弁43および吐出側逆止弁44が一体に形成された構成となっており、円板状に形成された固定部42が流路P内の吸入孔25と吐出孔26との間の部分に固定されて流路P内で位置決めされている。固定部42はその固定部位において流路Pを閉塞しており、これにより流路Pは吸入孔25が開口する側と吐出孔26が開口する側とに区画されている。
流路Pの吸入孔25よりも容器2側の内周面には、流路Pの下方側に向けて縮径するテーパ面(円錐面)状の弁座45が一体に設けられ、吸入側逆止弁43は弁座45に付勢された状態で当接して、流路P内の容器2側からポンプ21側に向けた液体の流れは許容するが、流路P内のポンプ21側から容器2側に向けた液体の流れを阻止するようになっている。一方、吐出側逆止弁44は上方ほど外径が大きくなるように拡径するとともに径方向に弾性変形自在の傘状に形成されており、その外周端において流路Pの内周面に当接して、流路P内のポンプ21側からノズル19側に向けた液体の流れを許容するが、流路P内のノズル19側からポンプ21側に向けた液体の流れを阻止するようになっている。
このような構成により、トリガー32の引き操作と解除操作とを繰り返してポンプ21を作動させ、このポンプ21の作動に伴う流路Pの内部における液体の流れを、流路P内に設けた弁部材41により容器2の側からノズル19の側に向けた方向に規制することで、容器2内の液体をポンプ21によりノズル19に向けて圧送して、ノズル19から外部に噴出させることができる。
このトリガー式液体噴出器1では、シリンダ22に対するピストン23の傾動を防止するために、ピストン23の円筒状部分23aの外周面のシール片23bよりもシリンダ22の開口側となる部分に、支持突起51を一体に設けるようにしている。図3に示すように、支持突起51は、ピストン23の円筒状部分23aの外周面において周方向に沿って環状に延びるとともに円筒状部分23aの外周面から径方向外側に向けて突出する断面矩形の壁状に形成されており、その外周面においてシリンダ22の内周面に摺接するようになっている。
支持突起51は、トリガー32が初期位置、つまりピストン23が図2中の左側のストローク端にあるときには、シリンダ22の開口端側において当該シリンダ22の内周面に当接するようになっている。ピストン23の外周面にこのような支持突起51を一体に設けたことにより、トリガー32に横向きの力が加えられても、このときピストン23に加わる横向きの荷重を支持突起51により支持させて、つまり、当該横向き荷重を支持突起51を介してシリンダ22に支持させて、シリンダ22に対してピストン23が傾くのを防止することができる。これにより、トリガー32に横向きの荷重が加えられることにより、シール片23bが過度に変形して、ポンプ21のシリンダ22とピストン23の間の部分から液漏れが生じることを防止することができる。
また、本実施の形態では、ピストン23の軸心に一体に設けた棒状突起部23dをシリンダ22の内側に設けられた区画筒部24の内側に配置する構成としたことにより、シリンダ22に対してピストン23が傾くことをさらに確実に防止することができる。
さらに、ピストン23の外周面の補助シール片23cの根元部分に、その外周面から径方向外側に突出してシリンダ22の内周面に当接する複数の突起(ガイド)Bを周方向に等間隔に並べて設けることもできる。このような突起Bを設けることにより、ピストン23に加わる横向きの荷重を突起Bによっても支持して、シリンダ22に対してピストン23が傾くことをさらに確実に防止することができる。
支持突起51の外周面には、矩形の溝状に形成された多数の外気導入部51aが設けられている。ポンプ21の作動の後に容器2の内部に空気を導入するための吸気孔35はシール片23bと支持突起51との間に開口しており、トリガー32が操作されてポンプ21が吐出動作し、ピストン23が図2中右側に向けてストローク端にまで移動すると、シリンダ22の外側から支持突起51の外周面に設けられた多数の外気導入部51aを通して吸気孔35に外気が導入される。このように、支持突起51の外周面に外気導入部51aを設けることにより、ピストン23の外周面のシール片23bよりもシリンダ22の開口側に支持突起51を設けるようにしても、外気導入部51aを通して吸気孔35に外気を導入することができる。なお、図3においては、便宜上、一部の外気導入部51aのみを示すが、外気導入部51aは支持突起51の外周面の全周に亘って等間隔に並べて設けられている。
図4は図3に示す支持突起の変形例を示す断面図である。支持突起51は、図3に示すように、その外周面に多数の矩形溝状の外気導入部51aを設けた構成に限らず、例えば図4に示すように、その外周面に一対の半円形状の外気導入部51aがその軸心を中心として対称に設けられた構成とすることができる。この変形例においては、その半円形状の外気導入部51aの個数や大きさは任意に設定することができる。また、上記した半円形状の外気導入部51aに限らず、吸気孔35に向けて外気を通過させることができるものであれば、他の形状の外気導入部51aが設けられた構成とすることもできる。
なお、本実施の形態のように、ピストン23に設けられるシール片23bを上記した傘状に形成するとともに、外気導入部51aを備えた支持突起51を型割りできる形状とすることにより、シール片23bや支持突起51を一体に備えたピストン23を、金型を用いた射出成形等により容易に形成することができる。
図2に示すように、ピストン23の円筒状部分23aの外周面には、支持突起51よりも外側つまりシリンダ22の開口側に位置して、補助突起52が一体に設けられている。補助突起52は、ピストン23の円筒状部分23aの外周面において周方向に沿って環状に延びるとともに円筒状部分23aの外周面から径方向外側に向けて突出する断面矩形の壁状に形成されている。本実施の形態においては、補助突起52は支持突起51とほぼ同一の外径寸法に形成され、ピストン23がシリンダ22内に押し込まれたときに、その外周面がシリンダ22の内周面に摺接するようになっている。これにより、ピストン23に加わる横向きの荷重を補助突起52によっても支持して、シリンダ22に対してピストン23が傾くことをさらに確実に防止することができる。
なお、補助突起52の外径寸法を支持突起51よりも僅かに小さくして、その外周面とシリンダ22の内周面との間に僅かな隙間を設ける構成とすることもできる。
このトリガー式液体噴出器1は、不使用時において誤ってトリガー32が操作されることを防止するために、ピストン23にストッパ61を装着することができるようになっている。例えば樹脂製とされるこのストッパ61は、図6に示すように、ストッパ本体61a、装着片61bおよび摘み部61cを有している。
図1、図2に示すように、ストッパ本体61aはシリンダ22の開口端に沿ったC字形状の半筒状に形成され、トリガー32とシリンダ22の開口端との間に配置されてトリガー32のシリンダ22側への移動つまりピストン23をシリンダ22に押し込む方向への移動を規制する。なお、ストッパ本体61aは、トリガー32とシリンダ22の開口端との間に配置されてトリガー32のシリンダ22側への移動を規制することができれば、上記形状に限らず、種々の形状とすることができる。
装着片61bはストッパ本体61aをピストン23に支持させる、つまりストッパ61をピストン23に装着させる部分であり、支持突起51と補助突起52の間のスリット部分におけるピストン23の外周面に対応した内径寸法のC字形状の板状に形成され、ストッパ本体61aの一端側に一体に設けられている。この装着片61bを拡径方向に弾性変形させながら、支持突起51と補助突起52の間のスリット部分においてピストン23の外周面に嵌めこむことにより、このストッパ61をピストン23に着脱自在に装着することができる。このとき、装着片61bは支持突起51と補助突起52の間に挟み込まれるので、ストッパ61のピストン23に対する位置を固定させて、ストッパ本体61aによりトリガー32の作動を確実に規制することができる。
摘み部61cはストッパ61をピストン23に対して着脱する際に指で摘まれる部分であり、ストッパ本体61aから下方に向けて突出する逆T字断面の板状に形成されている。この摘み部61cを手で摘んでストッパ61を下方に引くことにより、装着片61bを弾性変形させながらピストン23から離脱させて、ストッパ61をピストン23から容易に取り外すことができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、前記実施の形態では、ピストン23の外周面に1つの支持突起51を設けるようにしているが、これに限らず、複数の支持突起51を設けることもできる。特に、図示するように区画筒部24を有する構成の場合には、複数の支持突起51をシール片23bと区画筒部24との開口端との間に設けることができる。
また、前記実施の形態では、ポンプ21は、ピストン23に棒状突起部23dが設けられ、シリンダ22の内部に棒状突起部23dが配置される区画筒部24が設けられた構成とされているが、棒状突起部23dや区画筒部24が設けられない構成のものとすることもできる。
さらに、ピストン23は、補助シール片23cや補助突起52が設けられない構成とすることもできる。
さらに、シール片23bの形状は、ピストン23の外周面から支持突起51とは反対側に向けて傾斜して突出する傘状のものに限らず、種々の形状とすることができる。この場合、シール片23bの形状は、金型を用いた射出成形において型割りできる形状とされるのが好ましい。
1 トリガー式液体噴出器
2 容器
2a 口部
2b 雄ねじ
11 噴出器本体
12 装着筒部
12a 鍔部
13 装着キャップ
13a 雌ねじ
14 シール部材
15 起立部
16 延出部
16a 装着部
17 筒体
17a 切り欠き部分
18 チューブ
19 ノズル
19a 噴出孔
19b ノズルカバー
19c 泡生成孔
21 ポンプ
22 シリンダ
23 ピストン
23a 円筒状部分
23b シール片
23c 補助シール片
23d 棒状突起部
23e 連結片
24 区画筒部
24a 溝部
25 吸入孔
26 吐出孔
31 枢軸
32 トリガー
32a 孔部
33 ピン部材
34 板ばね
35 吸気孔
36 蓋壁
36a 通気孔
41 弁部材
42 固定部
43 吸入側逆止弁
44 吐出側逆止弁
45 弁座
51 支持突起
51a 外気導入部
52 補助突起
61 ストッパ
61a ストッパ本体
61b 装着片
61c 摘み部
P 流路
C カバー
B 突起

Claims (7)

  1. 液体を収容する容器の口部に装着される噴出器本体と、該噴出器本体に設けられた流路の先端に装着されるノズルと、トリガーの操作により作動して前記流路を通して前記容器内の液体を前記ノズルに圧送するポンプと、を有するトリガー式液体噴出器であって、
    前記ポンプは、
    一端において前記流路に連通するシリンダと、
    前記シリンダの内側にその中心軸に沿う方向に移動自在に装着され、先端において前記トリガーに連結されるピストンと、
    前記ピストンの外周面に一体に設けられ、該外周面から突出して前記シリンダの内周面に摺接する環状のシール片と、
    前記シール片よりも前記シリンダの開口側において前記ピストンの外周面に一体に設けられ、該外周面から突出して前記シリンダの内周面に摺接する支持突起と、を有することを特徴とするトリガー式液体噴出器。
  2. 前記シール片は、前記ピストンの外周面から前記支持突起とは反対側に向けて傾斜して突出する傘状に形成される請求項1に記載のトリガー式液体噴出器。
  3. 前記ピストンの外周面の前記シール片に対して前記支持突起側に、前記ピストンの外周面から前記支持突起とは反対側に向けて傾斜して突出する傘状の補助シール片が一体に設けられる請求項2に記載のトリガー式液体噴出器。
  4. 前記シリンダには前記シール片と前記支持突起との間に開口する吸気孔が設けられ、前記支持突起には前記吸気孔に外気を導入する外気導入部が設けられる請求項1〜3の何れか1項に記載のトリガー式液体噴出器。
  5. 前記ピストンの外周面の前記支持突起の外側に、該外周面から突出する補助突起が設けられる請求項1〜4の何れか1項に記載のトリガー式液体噴出器。
  6. 前記トリガーと前記シリンダの開口端との間に配置されて前記トリガーの作動を規制するストッパ本体と、前記支持突起と前記補助突起との間において前記ピストンの外周面に着脱自在に装着されるC字形状の装着片とが一体に形成されたストッパを備える請求項5に記載のトリガー式液体噴出器。
  7. 前記シリンダの内側に区画筒部が同軸に設けられ、前記ピストンの軸心に前記区画筒部の内側に配置される棒状突起部が一体に設けられる請求項1〜6の何れか1項に記載のトリガー式液体噴出器。
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