JP2015082464A - シールドコネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】端子の接点部同士の摩耗を防止した上で、シールリングの防水性能も確保する。
【解決手段】本発明のシールドコネクタ10は、取付孔163に嵌合する嵌合部21を有するハウジング20と、嵌合部21に保持され、同嵌合部21を取付孔163に嵌合させることで待受端子に接続される接続端子52と、ハウジング20を覆うとともにシールドケース160にボルト締結されるシールドシェル30と、取付孔163の内周面に密着可能な外周リップ42を有し、ハウジング20の外周面に嵌着されたシールリング40とを備え、シールドシェル30は、ハウジング20にボルト締結されることでがたつきのない状態で組み付けられており、嵌合部21が取付孔163に同軸で嵌合した場合に外周リップ42が取付孔163の内周面によって潰される径方向の寸法は、嵌合部21の取付孔163に対する組み付け公差の最大値よりも大きい構成としたところに特徴を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、シールドコネクタに関する。
従来、機器のケースに取り付けられるシールドコネクタとして、例えば下記特許文献1に記載のものが知られている。機器のケースには、シールドコネクタのハウジングが嵌合可能な取付孔が貫通して形成されている。また、シールドコネクタのシールドシェルは、機器のケースにボルト締結されるようになっている。また、ハウジングの外周面には、シールリングが嵌着されており、ハウジングを取付孔に嵌合させると、シールリングが取付孔の内周面に密着することでケースの内部がシールされるようになっている。
特開2010−113909号公報
上記のシールドコネクタでは、シールドシェルがハウジングに対してがたつきをもって組み付けられているため、取付孔に対するハウジングの組み付け公差を吸収できるようになっている。反面、ハウジングに振動などの外力が加わると、端子の接点部同士が摺動して摩耗するおそれがある。かといって、シールドシェルをハウジングにボルト締結するなどしてがたつきのない状態で組み付けると、端子の接点部の摩耗を防止できるものの、取付孔に対するハウジングの組み付け公差によってシールリングが取付孔の内周面に密着しない部分が生じてしまい、防水性能を確保できなくなるおそれがある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、端子の接点部同士の摩耗を防止した上で、シールリングの防水性能も確保することを目的とする。
本発明のシールドコネクタは、機器のケースに設けられた取付孔に嵌合する嵌合部を有するハウジングと、嵌合部に保持され、同嵌合部を取付孔に嵌合させることで機器の待受端子に接続される接続端子と、ハウジングを覆うとともに機器のケースにボルト締結されるシールドシェルと、取付孔の内周面に密着可能な外周リップを有し、ハウジングの外周面に嵌着されたシールリングとを備え、シールドシェルは、ハウジングにボルト締結されることでがたつきのない状態で組み付けられており、嵌合部が取付孔に同軸で嵌合した場合に外周リップが取付孔の内周面によって潰される径方向の寸法は、嵌合部の取付孔に対する組み付け公差の最大値よりも大きい構成としたところに特徴を有する。
このような構成によると、シールドシェルがボルト締結によってハウジングに対してがたつきのない状態で組み付けられているため、シールドシェルを機器のケースにボルト締結によって固定することにより、ハウジングが振動することを回避できる。したがって、待受端子と接続端子の接点部同士が摺動して摩耗することを防止できる。
また、外周リップが取付孔の内周面によって潰される径方向の寸法が、嵌合部の取付孔に対する組み付け公差の最大値よりも大きいため、嵌合部が取付孔に偏心して嵌合した場合でも、外周リップが取付孔の内周面に必ず密着することになり、シールリングの防水性能を確保することができる。
本発明の実施の態様として、以下の構成が好ましい。
嵌合部は、接続端子を内部に収容してなる端子収容部を備え、この端子収容部は、待受端子と接続端子を接続するに際して嵌合部の取付孔に対する嵌合方向と交差する方向に遊動可能に嵌合部に装着されている構成としてもよい。
このような構成によると、嵌合部の取付孔に対する組み付け公差があった場合に、この組み付け公差を吸収することができる。すなわち、嵌合部を取付孔に嵌合させた状態において、端子収容部が嵌合部に対して嵌合方向と交差する方向に遊動可能とされているから、機器の待受端子の位置に合わせて接続端子を移動させることができ、待受端子と接続端子を正規の姿勢で接続させることができる。
シールドシェルは、ハウジングに対して複数箇所でボルト締結されている構成としてもよい。
このような構成によると、シールドシェルが複数箇所でボルト締結されているため、ハウジングに強固に固定することができる。
シールドシェルは、アッパ部材とロア部材を共通のねじで共締めすることによって一体に構成されている構成としてもよい。
このような構成によると、アッパ部材とロア部材をそれぞれ別のねじでボルト締結するよりも、ボルト締結の箇所を減らすことができる。
本発明によれば、端子の接点部同士の摩耗を防止した上で、シールリングの防水性能も確保することができる。
シールドコネクタを機器のケースに取り付け固定した様子を示した正面図 シールドコネクタを機器のケースに取り付け固定した様子を示した右側面図 図2におけるA−A線断面図 シールドコネクタの正面図 シールドコネクタの左側面図 図5におけるB−B線断面図 シールドコネクタの平面図 図7におけるC−C線断面図 図7におけるD−D線断面図 シールドコネクタの右側面図
<実施形態>
実施形態のシールドコネクタ10について、図1ないし図10の図面を参照しながら説明する。本実施形態のシールドコネクタ10は、機器(例えば、ハイブリッド自動車や電気自動車等の車両のインバータやモータ等)のシールドケース160に取り付けられるものである。シールドケース160の内部には、図示しない機器側コネクタが配設されており、この機器側コネクタには、図示しないものの、タブ状をなす待受端子が設けられている。
シールドコネクタ10は、機器側コネクタに嵌合可能とされている。なお、以下において上下方向は、図4の上下方向を基準として説明する。また、前後方向については、図4の左右方向を基準とし、左方(機器側コネクタとの嵌合方向)を前方とし、右方(機器側コネクタとの離脱方向)を後方として説明する。
機器は、導電性材料からなるシールドケース160の内部に機器本体を収容したものである。図3に示すように、シールドケース160は、その内外を貫通する形態で開口してなるフード部161を有しており、このフード部161の内部が取付孔163とされている。なお、機器については、シールドケース160の一部のみを図示し、他の部分は図面上省略されている。
シールドケース160におけるフード部161の上方には、図1に示すように、取付ボルト120が締め込まれる被取付部162が形成されている。この被取付部162の上面には、図示しないボルト孔が開口して形成されており、このボルト孔の内周面には、雌ねじが形成されている。したがって、被取付部162のボルト孔には、取付ボルト120が螺合可能とされている。
シールドコネクタ10は、図6および図9に示すように、合成樹脂製のハウジング20、このハウジング20を覆うシールドシェル30、ハウジング20の内部に配設された内部導電部材50、電線Wの端末に接続された中継端子70などを備えて構成されている。また、図1および図3に示すように、シールドコネクタ10における電線Wが引き出された電線引出部11には、例えば編組線等のシールド部材12が固着され、このシールド部材12によって複数の電線Wが導電路に沿って一括して覆われている。また、電線引出部11には、シールド部材12を覆って保護するゴムブーツ13が装着されている。
内部導電部材50は、図6に示すように、例えば編組線等からなる柔軟導体51、この柔軟導体51の前端に接続された接続端子52、柔軟導体51の後端に接続されたL字端子53などを備えて構成されている。接続端子52は、機器の待受端子に対して弾性的に接触する弾性接触片を内部に有する角筒部と、柔軟導体51に圧着もしくは溶接によって接続されるバレル部と、を前後方向に並べて配置した構成とされている。
ハウジング20は合成樹脂製で、図8に示すように、全体として略L字状をなし、一端が前方に突出するとともに、他端が下方に突出する形態をなしている。電線引出部11の内部に配されたゴム栓収容部23は、ハウジング20の他端に形成されており、電線引出部11から電線Wが下方に引き出されている。一方、ハウジング20の一端には、機器の取付孔163に嵌合可能な嵌合部21が形成されている。さらに、この嵌合部21の前端には、接続端子52を内部に収容する端子収容部22がリテーナ28によって前方に抜け止めされた状態で装着されている。この端子収容部22は、機器の待受端子と接続端子52とを接続するに際して嵌合部21の取付孔163に対する嵌合方向と交差する方向に遊動可能とされている。
中継端子70は、図9に示すように、固定ねじ140が挿通される端子部71と、電線Wの端末に露出した芯線が接続されるバレル部72と、を上下方向に並べて配置した構成とされている。なお、電線Wの芯線とバレル部72の接続は、圧着に限らず、溶接等の他の種々の公知の接続方法によることも可能である。
ゴム栓収容部23の内部には、ゴム栓80およびゴム栓押さえ90が収容される収容空間が形成されている。このゴム栓収容部23の収容空間は、ハウジング20の内部に連通している。ゴム栓80は各電線Wを個別に防水するゴム材からなるシール材とされ、ゴム栓収容部23の内周面に密着してハウジング20の内部をシールしつつ、ゴム栓押さえ90によってゴム栓収容部23の収容空間内に保持されている。
図6に示すように、ハウジング20において嵌合部21とゴム栓収容部23の間に位置する略直角の角部の内部には端子固定部24が配され、この端子固定部24には、固定ナット25が圧入されている。この固定ナット25に、L字端子53と中継端子70を重ねて配置し、固定ねじ140を挿通させて固定ナット25に締め込むことにより、L字端子53と中継端子70が導通可能に接続される。
同じく図6に示すように、ハウジング20において端子固定部24の後方には、カバー60が装着される作業孔62が形成されている。カバー60は、作業孔62の内周面に密着してハウジング20の内部をシールするゴムリング61を備えている。作業孔62からカバー60が外された状態では、作業孔62から一対の固定ねじ140が外部に臨むため、作業孔62から六角レンチなどの工具を挿入して固定ねじ140の締結作業を容易に行うことができる。作業終了後は、作業孔62にカバー60を嵌着することでハウジング20の内部をシール状態に保持することができる。
ハウジング20は導電性の金属材からなるシールドシェル30によって覆われており、このシールドシェル30は、図3および図4に示すように、ロア部材100とアッパ部材110を互いに組み付けることによって構成されている。ロア部材100は、アルミニウムやアルミニウム合金等の金属板材をプレス加工して形成したものであり、アッパ部材110は、アルミニウムやアルミニウム合金等の金属からなり、ダイキャストによって形成したものである。
ロア部材100は、主にゴム栓収容部23を覆う形態とされ、アッパ部材110は、主に嵌合部21と端子固定部24を覆う形態とされている。また、アッパ部材110には、シールドケース160の被取付部162の上面に載置される取付部111が形成されている。図7に示すように、取付部111には、左右一対のボルト挿通孔112が貫通して形成されている。
ハウジング20の上面には、図8に示すように、固定ナット25が圧入されたシェル固定部26が形成されている。一方、ハウジング20の後面には、固定ナット25が圧入されたシェル連結部27が形成されている。
シェル固定部26には、アッパ部材110が載置されており、このアッパ部材110の上面の略中央に形成されたねじ挿通孔に取付ねじ130を貫通させて固定ナット25に締め込むことにより、アッパ部材110がハウジング20に固定されている。また、シェル連結部27には、ロア部材100とアッパ部材110が重ねて配置されており、両部材100、110に形成されたねじ挿通孔に連結ねじ150を挿通させて固定ナット25に共締めすることにより、両部材100、110が電気的に接続された状態で連結されてシールドシェル30として一体化され、かつ、ハウジング20に固定される。
嵌合部21の外周面には、シールリング40が嵌着されている。このシールリング40は、図3に示すように、嵌合部21を取付孔163に嵌合させた際に、嵌合部21の外周面と取付孔163の内周面との間で全周に亘って挟持される。これにより、シールドケース160の内部がシール状態に保持される。
一方、ゴム栓収容部23の外周面には、シールリング41が嵌着されている。このシールリング41は、シールドシェル30のロア部材100をゴム栓収容部23に外嵌させた際に、ゴム栓収容部23の外周面とロア部材100の内周面との間で全周に亘って挟持される。これにより、ロア部材100の内部がシール状態に保持される。
さて、本実施形態ではシールドシェル30がハウジング20にボルト締結されているため、例えばシールドケース160の寸法公差がシールドコネクタ10の寸法公差よりも大きいために、嵌合部21を取付孔163に組み付ける際の組み付け公差が発生し、嵌合部21が取付孔163に偏心した状態で嵌合する場合がある。ここで、従来のシールドコネクタでは、シールリングが取付孔163の内周面に密着しない部分が発生することで、シール性能が損なわれていた。これに対して本実施形態のシールドコネクタ10では、シールリング40の外周リップ42が従来のシールリングの外周リップよりも高く形成されているため、シール性能を確保することができるようになっている。言い換えると、嵌合部21が取付孔163に同軸で嵌合した場合に外周リップ42が取付孔163の内周面によって潰される径方向の寸法は、嵌合部21の取付孔163に対する組み付け公差の最大値よりも大きくなっている。
このように本実施形態では、シールドシェル30とハウジング20が取付ねじ130および連結ねじ150によって一体として構成されており、かつ、シールドシェル30が取付ボルト120によってシールドケース160に固定されているため、振動に対してハウジング20が動かないようになっている。また、中継端子70がハウジング20に固定されているため、電線Wから伝わる振動がハウジング20によって遮断される。仮に、ハウジング20によって全ての振動を遮断できなかったとしても、端子固定部24の前方に控えた柔軟導体51によって残りの振動が全て吸収されるため、待受端子と接続端子52の接点部同士の摩耗を防ぐことができる。
本実施形態は以上のような構成であって、続いてその作用を説明する。まず、2本の電線Wをロア部材100、シールド部材12、およびゴムブーツ13等に挿通した後に、各電線Wの端末に中継端子70のバレル部72を圧着する。また、柔軟導体51の一端側に接続端子52を圧着し、他端側にL字端子53を圧着して内部導電部材50を形成する。そして、端子収容部22の内部に接続端子52を後方から挿入し、この端子収容部22を嵌合部21の前端部に装着する。また、L字端子53を端子固定部24に載置し、中継端子70の端子部71とL字端子53とを重ねて配置する。
一方、ゴム栓80をロア部材100の下端開口から嵌め入れ、このゴム栓80を保持するようにゴム栓押さえ90を装着する。次に、作業孔62から固定ねじ140を挿入し、端子固定部24の固定ナット25に締め込むことでL字端子53および中継端子70をハウジング20に固定する。この後、作業孔62にカバー60を取り付けて閉塞し、ゴムリング61によってハウジング20の内部をシールする。
次に、ロア部材100をハウジング20のゴム栓収容部23に外嵌するように装着する。また、ハウジング20の背面側からアッパ部材110を装着する。すると、各部材100、110がシェル連結部27において重なって載置され、連結ねじ150をシェル連結部27の固定ナット25に締め込むことで各部材100、110をハウジング20に固定する。これにより、両部材100、110が一体化されたシールドシェル30が形成され、このシールドシェル30によってハウジング20が覆われる。この後、シールド部材12およびゴムブーツ13を電線引出部11に装着してシールドコネクタ10を構成する。
続けて、ハウジング20の嵌合部21をシールドケース160の取付孔163に嵌合させ、アッパ部材110の取付部111をシールドケース160の被取付部162にボルト締結することでシールドシェル30をシールドケース160に固定する。このとき、嵌合部21が取付孔163に対して偏心して嵌合する場合がある。この場合でもシールリング40は取付孔163の内周面に対して全周に亘って密着するためシール性能が確保される。また、端子収容部22が機器側コネクタに芯合わせされて嵌合するため、待受端子と接続端子52が正規の姿勢で接続される。
以上のように本実施形態によれば、シールドシェル30がボルト締結によってハウジング20に対してがたつきのない状態で組み付けられているため、シールドシェル30を機器のシールドケース160にボルト締結によって固定することにより、ハウジング20が振動することを回避できる。したがって、待受端子と接続端子52の接点部同士が摺動して摩耗することを防止できる。
また、外周リップ42が取付孔163の内周面によって潰される径方向の寸法が、嵌合部21の取付孔163に対する組み付け公差の最大値よりも大きいため、嵌合部21が取付孔163に偏心して嵌合した場合でも、外周リップ42が取付孔163の内周面に必ず密着することになり、シールリング40の防水性能を確保することができる。
嵌合部21は、接続端子52を内部に収容してなる端子収容部22を備え、この端子収容部22は、待受端子と接続端子52を接続するに際して嵌合部21の取付孔163に対する嵌合方向と交差する方向に遊動可能に嵌合部21に装着されている構成としてもよい。このような構成によると、嵌合部21の取付孔163に対する組み付け公差があった場合に、この組み付け公差を吸収することができる。すなわち、嵌合部21を取付孔163に嵌合させた状態において、端子収容部22が嵌合部21に対して嵌合方向と交差する方向に遊動可能とされているから、機器の待受端子の位置に合わせて接続端子52を移動させることができ、待受端子と接続端子52を正規の姿勢で接続させることができる。
シールドシェル30は、ハウジング20に対して複数箇所でボルト締結されている構成としてもよい。このような構成によると、シールドシェル30が複数箇所でボルト締結されているため、ハウジング20に強固に固定することができる。
シールドシェル30は、アッパ部材110とロア部材100を連結ねじ150で共締めすることによって一体に構成されている構成としてもよい。このような構成によると、アッパ部材110とロア部材100をそれぞれ別のねじでボルト締結するよりも、ボルト締結の箇所を減らすことができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では端子収容部22が遊動可能に嵌合部21に装着されているものの、本発明によると、端子収容部の内部において接続端子52が遊動可能に装着されているものでもよい。
(2)上記実施形態ではロア部材100とアッパ部材110からなるシールドシェル30を例示しているものの、本発明によると、一部材からなるシールドシェルをハウジング20にボルト締結するようにしてもよい。
(3)上記実施形態ではインバータやモータのシールドケース160に取り付けられるシールドコネクタ10を例示しているものの、本発明によると、インバータやモータ以外の他の機器のケースに取り付けられるシールドコネクタに適用してもよい。
10…シールドコネクタ
20…ハウジング
21…嵌合部
22…端子収容部
30…シールドシェル
40…シールリング
42…外周リップ
52…接続端子
100…ロア部材
110…アッパ部材
120…取付ボルト
160…シールドケース
163…取付孔

Claims (4)

  1. 機器のケースに設けられた取付孔に嵌合する嵌合部を有するハウジングと、
    前記嵌合部に保持され、同嵌合部を前記取付孔に嵌合させることで前記機器の待受端子に接続される接続端子と、
    前記ハウジングを覆うとともに前記機器のケースにボルト締結されるシールドシェルと、
    前記取付孔の内周面に密着可能な外周リップを有し、前記ハウジングの外周面に嵌着されたシールリングとを備え、
    前記シールドシェルは、前記ハウジングにボルト締結されることでがたつきのない状態で組み付けられており、前記嵌合部が前記取付孔に同軸で嵌合した場合に前記外周リップが前記取付孔の内周面によって潰される径方向の寸法は、前記嵌合部の前記取付孔に対する組み付け公差の最大値よりも大きいことを特徴とするシールドコネクタ。
  2. 前記嵌合部は、前記接続端子を内部に収容してなる端子収容部を備え、
    この端子収容部は、前記待受端子と前記接続端子とを接続するに際して前記嵌合部の前記取付孔に対する嵌合方向と交差する方向に遊動可能に前記嵌合部に装着されていることを特徴とする請求項1に記載のシールドコネクタ。
  3. 前記シールドシェルは、前記ハウジングに対して複数箇所でボルト締結されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシールドコネクタ。
  4. 前記シールドシェルは、アッパ部材とロア部材を共通のねじで共締めすることによって一体に構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のシールドコネクタ。
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