JP6641930B2 - 防水コネクタ - Google Patents

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Description

本明細書に開示される技術は防水コネクタに関する。
従来、機器のケース内において端子台の端子とバスバーとの締結作業を行うために、機器のケースに作業用の開口部を設けたものがある。ボルト締結作業が完了した後は、この開口部から機器内に水や埃などが侵入しないように、開口部を塞ぐサービスカバーをケースに取り付ける。ところで、安全対策の一環として、サービスカバーがケースから取り外された場合に、機器内の電気回路を遮断するためのインターロック回路が設けられることがある。具体的には、機器内に設けられた待ち受けコネクタと、サービスカバーに取り付けられたインターロックコネクタとを嵌合することで、インターロック回路が構成され、この嵌合状態では機器内の電気回路を通電可能とする。一方で、サービスカバーをケースから取り外して、インターロックコネクタが待ち受けコネクタから離脱すると、インターロック回路が遮断され、機器内の電気回路も遮断される。
このようなインターロック回路を構成するインターロックコネクタが取り付けられたサービスカバーの一例として、特開2012−248415号公報に記載のものが知られている。このサービスカバーでは、インターロックコネクタと待ち受けコネクタとの嵌合に際して、両者間の位置ずれを吸収するために、インターロックコネクタが嵌合方向と直交する方向に移動可能なようにカバーに取り付けられている。
特開2012−248415号公報
しかしながら、特開2012−248415号公報(上記特許文献1)の構成では、コネクタは防水構造を有しておらず、防水機能はサービスカバーに設けた防水シールに依存している。そのため、仮に開口部内に水が浸入した場合には、コネクタ部分に水が侵入する虞がある。また、インターロックコネクタがサービスカバーに対して移動可能な状態で取り付けられているため、車両の振動を受けて、インターロックコネクタが待ち受けコネクタに対して振動しやすいという問題がある。
本明細書で開示される防水コネクタは、待ち受けコネクタを収容した機器のケースには、前記待ち受けコネクタに臨む開口部が設けられており、このケースの前記開口部を塞ぐカバーに設けられた防水コネクタであって、前記待ち受けコネクタの待ち受け側ハウジングが外嵌し、嵌合方向と直交する方向に移動可能な状態で前記カバーに保持されたハウジングと、前記待ち受け側ハウジングに収容された相手側端子と接続可能で、前記ハウジング内に収容された端子金具と、前記ハウジングの外面に設けられ、前記ハウジングを前記待ち受け側ハウジングに嵌合する際に前記待ち受け側ハウジングの内面に圧接して潰されることで、前記ハウジングと前記待受け側ハウジングとを固定する圧入リブと、前記ハウジングの外周に取り付けられ、前記ハウジングの外面と前記待ち受け側ハウジングの内面との間をシールする防水ゴムとを備える。
このような構成によると、カバーをケースに取り付けた際に、待ち受けコネクタに対してハウジングが位置ずれをしていても、ハウジングが嵌合方向と直交する方向に移動可能に保持されているために、待ち受けコネクタとの間の位置ずれを吸収し、確実に待ち受けコネクタに嵌合することができる。ハウジングが待ち受けコネクタに嵌合されると、待ち受け側ハウジングに対して、圧入リブが圧接して潰されることで、嵌合方向と直交する方向に移動可能な状態のハウジングと待ち受け側ハウジングとが一体に固定される。そのため、待ち受け側ハウジングに対してハウジングががたつくことを防ぐことができ、車両の振動を受けて待ち受け側ハウジングに対してハウジングが振動することを抑制することができる。また、防水ゴムによって、ハウジングと待ち受け側ハウジングとの間がシールされることから、カバーとケース間の防水性によらずに端子金具の接続部分への浸水を抑制することができる。
本明細書に開示される防水コネクタの実施の態様として、以下の構成としてもよい。
前記ハウジングは、嵌合方面から見て略矩形状をなしており、前記圧入リブは、対向する辺に分けて複数設けられている構成としても良い。
このような構成では、複数個所でハウジングと待ち受け側ハウジングとが固定されるために、ハウジングの振動をより抑制することができる。
また、前記端子金具は、被覆電線と接続されており、前記被覆電線には、該被覆電線の外周面と前記端子金具が収容された前記ハウジングのキャビティの間をシールする端子金具用防水ゴム栓が設けられている構成としても良い。
このような構成では、被覆電線側に水が浸入してきた場合であっても、防水性を確保することができる。
本明細書に開示された防水コネクタによれば、移動可能な状態で保持された防水コネクタを防水し、かつ嵌合後には待ち受け側ハウジングに対して固定することができる。
実施形態に係るインターロックコネクタが装着されたサービスカバーの正面図 同側面図 同底面図 図3の要部拡大底面図 インターロックコネクタが待ち受けコネクタに嵌合された状態での断面図
<実施形態>
実施形態について図1から図5を参照して説明する。
本実施形態では、車両に搭載された電気機器のケース70の作業用の開口部71を塞ぐサービスカバー10(「カバー」の一例)を例示している。ケース70の開口部71は、電気機器に接続された図示しない導電部材同士をボルト締結するために、ボルト締結用の工具などを挿入する作業孔として設けられている。以下の説明では、上下方向は、図1及び図5における上方(インターロックコネクタ20の離脱方向)を上方とし、図1及び図5における下方(インターロックコネクタ20の嵌合方向)を下方として説明する。また、左右方向については、図1における左右方向を基準とし、前後方向については、図2における左右方向を基準とし、図2における図示左方を前方、図示右方を後方として説明する。
また、図5に示すように、サービスカバー10とケース70内の電気機器との間には、サービスカバー10の着脱に伴って電気機器への電源供給を入り切りするインターロック機構が設けられている。このインターロック機構の一部としてケース70内の電気機器には、開口部71に臨むように固定された待ち受けコネクタ80が設けられている。
ケース70内に固定された待ち受けコネクタ80は、図5に示すように、タブ状の雄端子81(「相手側端子」の一例)と、待ち受け側ハウジング85とを備えている。待ち受け側ハウジング85は、後記するインターロックコネクタ20(「防水コネクタ」の一例)のハウジング21に対して外嵌するフード部87を備えている。そして、フード部87の上端部は、外側に向かって広がるテーパー面を有するガイド部89となっている。
サービスカバー10は、図1に示すように、合成樹脂製のカバー本体11と、カバー本体11に移動可能な状態で保持されるインターロックコネクタ20とを備えて構成されている。
カバー本体11は、幅方向(左右方向)に横長な形態をなしており、両端部には金属製のカラー13がインサート成形されている。そして、カラー13部分に図示しないボルトを挿通して、ケース70に固定されている。カバー本体11の下面側には、インターロックコネクタ20を移動可能に取り付けるための取付座15が設けられている。
インターロックコネクタ20は、図5に示すように、ケース70内に設けられた待ち受けコネクタ80と嵌合可能とされている。また、インターロックコネクタ20は、合成樹脂製のハウジング21と、一対の雌端子50(「端子金具」の一例)と、一対の雌端子50の間を繋ぐ被覆電線Wと、ハウジング21に装着される防水ゴム60とを備えている。
ハウジング21は、図1及び図5に示すように、全体として上下に長い形態に形成されている。ハウジング21は、ハウジング本体23と、フロントホルダ45と、雌端子50を係止するリテーナ25とを備えている。ハウジング本体23は、雌端子50を収容し、待ち受け側ハウジング85内に嵌合される嵌合部27と、雌端子50に接続された被覆電線Wを収容する電線収容部29とを備えている。
嵌合部27は、全体として角部が丸みを帯びた略角柱状をなしている。嵌合部27には、雌端子50を収容可能なキャビティ31が上下方向に貫通するように横並びに一対並んで形成されている。キャビティ31内には、ランス33が設けられており、雌端子50がキャビティ31の上方から正規位置まで挿入されると、雌端子50に一次係止する。また、嵌合部27におけるランス33の上方には、リテーナ25が装着可能な装着穴が設けられている。ランス33によって雌端子50が一次係止された後、リテーナ25が装着穴に装着されることで、雌端子50が二次係止される。また、嵌合部27の内、フロントホルダ45と防水ゴム60が装着される先端部35は、嵌合部27の他の部分よりも前後左右方向の寸法が小さくなっている。
一方、電線収容部29は、嵌合部27よりその幅寸法を大きくしており、電線収容部29内には、キャビティ31に連通した収容空間が設けられ、被覆電線Wを収容している。また、電線収容部29の上端部の側縁には、図3及び図5に示すように、係合部37が設けられている。係合部37は、カバー本体11の取付座15に設けられた前後左右に伸びる係合溝17に嵌合可能とされている。係合溝17は後方に開口しており、係合部37を後方から挿入可能としている。各係合部37は、係合溝17との間において、クリアランスを有した状態でそれぞれ嵌合されるようになっており、電線収容部29は、このクリアランスの寸法内において、移動可能とされている。
また、取付座15には、インターロックコネクタ20が取付座15に組み付けられた際に、電線収容部29の被係止部39に係止する弾性係止片が設けられている。インターロックコネクタ20は、電線収容部29の係合部37が係合溝17の正規位置に嵌合されると、電線収容部29の被係止部39が弾性係止片によって係止されることで、取付座15から脱落しないように保持されるようになっている。このようにして、インターロックコネクタ20は、係合溝17と係合部37とのクリアランスの間において、嵌合方向と直交する前後左右方向に移動可能な状態で、取付座15に保持されている。
雌端子50は、図5に示すように、雄端子81と接続可能な接続部51と、接続部51の上方に接続部51と一体に形成されたバレル部53とを備えている。接続部51は、上下に開口する角筒状をなしており、雄端子81が下方から進入して接続部51内の弾性接触片と接触することで、雌端子50と雄端子81とが電気的に接続される。
バレル部53は、被覆電線Wの端末に被覆電線Wの露出した芯線及び絶縁被覆にそれぞれカシメ付けられている。被覆電線Wには、端子金具用防水ゴム栓55が挿通されており、この端子金具用防水ゴム栓55が被覆電線Wの絶縁被覆と一緒にバレル部53によってカシメ付けられている。この端子金具用防水ゴム栓55が、キャビティ31内に収容されることで、被覆電線Wの外周面とキャビティ31と内面との間を水密にシールする。
フロントホルダ45は、図1及び図5に示すように、嵌合部27の先端部35に装着されている。フロントホルダ45は、ハウジング本体23と同じく合成樹脂製であって、有底角筒状に形成されている。フロントホルダ45は、角部が丸みを帯びた略矩形状の底部45Aと、底部45Aから上方に連なって立ち上がった4面の側面部45Bとを有している。そして、嵌合部27の先端部35にフロントホルダ45が装着されると、フード部87の内形状とほぼ同じ形状となっており、フード部87との間に隙間を若干の隙間を有している。また、フロントホルダ45の底部45Aには、キャビティ31の開口位置に合わせて、雄端子81を挿通可能な端子挿通孔47が設けられている。
フロントホルダ45の側面部45Bの内面には、嵌合部27の先端部35にフロントホルダ45を係止するための係止構造が設けられている。また、図1及び図4に示すように、フロントホルダ45の側面部45Bの外面には、フード部87の内面に圧接して潰される圧入リブ49が設けられている。圧入リブ49は、角筒状のフロントホルダ45側面部45Bの各面にそれぞれ2つずつ設けられており、底面視略三角状をなしている。また、圧入リブ49の下端には、底部45A側から徐々に外側に傾斜して外形寸法を大きくするための略三角形状のテーパー面49Aが設けられている。圧入リブ49は、テーパー面49Aよりも上方においても、非常に緩やかに外側に向かって突出するようにされている。この圧入リブ49の突出した部分のフロントホルダ45の外寸は、フード部87の内寸よりも大きくなっている。圧入リブ49は、フロントホルダ45の上下方向の略下半分の位置に設けられており、雄端子81と雌端子50とが接続する位置の外周に設けられている。
防水ゴム60は、図1及び図5に示すように、弾性を有するゴム材料などの樹脂によって形成されており、複数条のリップ部61がその外周に全周に亘って設けられている。防水ゴム60は、嵌合部27の先端部35の上端位置に外側に向かって突出した態様で嵌着されている。防水ゴム60は、圧入リブ49よりも上方に嵌着されている。リップ部61の外周寸法は、フード部87の内寸よりも大きくなっており、フード部87内に嵌合部27が嵌合されると、リップ部61が潰れて、フード部87の内周面に全周に亘って密着して、嵌合部27とフード部87の間を水密にシールする。
本実施形態は、上記のような構成であって、以下においては、その作用及び効果について説明する。
まず、図1及び図5を参考にして、インターロックコネクタ20の組み立てについて説明する。インターロックコネクタ20の組み立ての際には、1本の被覆電線Wによって接続された一対の雌端子50をハウジング本体23の上方から各キャビティ31に挿入する。それぞれの雌端子50が正規の位置まで挿入されると、雌端子50がランス33によって一次係止される。この際に、雌端子50及び被覆電線Wに装着固定された端子金具用防水ゴム栓55が、被覆電線Wの外周面とキャビティ31との間を水密にシールする。
雌端子50がキャビティ31内の正規位置に収容されると、リテーナ25が装着される。リテーナ25が装着されると、雌端子50が二次係止される。一方で、雌端子50をキャビティ31内の正規位置に収容すると、被覆電線Wが電線収容部29内に収容される。そして、防水ゴム60が嵌合部27の先端部35に装着され、その後、先端部35にフロントホルダ45が装着される。このようにして、インターロックコネクタ20が完成する。
インターロックコネクタ20が完成したところで、インターロックコネクタ20の係合部37を後方から取付座15における係合溝17に進入させて嵌合させ、インターロックコネクタ20を取付座15に組み付ける。係合部37が係合溝17内の正規位置に組み付けられると、電線収容部29の被係止部39が弾性係止片によって係止されインターロックコネクタ20が取付座15から脱落しないように抜け止めされる。これにより、インターロックコネクタ20がサービスカバー10に対して前後左右方向に移動可能な状態で保持される。
次に、図2及び図3を参照にして、サービスカバー10の機器のケース70への組み付けについて説明する。
ケース70の開口部71にサービスカバー10を装着する際には、インターロックコネクタ20と待ち受けコネクタ80とを向かい合わせに配置し、両コネクタ20,80を嵌合させるようにして開口部71をサービスカバー10によって塞ぐように装着する。
ここで、サービスカバー10をケース70に取り付けた際に、仮に各コネクタ20,80の取付位置等の寸法公差の関係でインターロックコネクタ20と待ち受けコネクタ80との軸心が僅かにずれていたとする。この場合には、インターロックコネクタ20がクリアランスの分だけサービスカバー10に対して前後左右(嵌合方向と直交する方向)に移動可能な状態となっているので、嵌合部27がガイド部89のテーパー面に沿って移動し、インターロックコネクタ20の嵌合部27が芯出しされて待ち受けコネクタ80の待ち受け側ハウジング85内に確実に嵌合される。また、嵌合部27と待ち受け側ハウジング85とが嵌合されると、雄端子81が雌端子50の接続部51の弾性接触片と接触することで、雄端子81と雌端子50とが電気的に接続され、インターロック回路が構成される。
このように本実施形態のインターロックコネクタ20では、移動可能な状態で取付座15に保持されており、待ち受けコネクタ80に対する位置ずれが修正できる。一方で、待ち受けコネクタ80と正規嵌合した後においても、車両の振動がインターロックコネクタ20に伝わった場合には、インターロックコネクタ20が、インターロックコネクタ20と待ち受けコネクタ80との間のクリアランスにおいて振動し、雄端子81と雌端子50との接点が摺動して摩耗してしまうことが懸念される。
そこで、本実施形態では、嵌合部27の先端部35に装着されたフロントホルダ45に圧入リブ49が設けられている。この圧入リブ49は、嵌合部27をフード部87に嵌合する際に、フード部87の内面に圧接して潰されることで、嵌合部27とフード部87とを固定する。この際に、圧入リブ49が対向する側面部45Bに複数個所設けられているため、様々な方向の力がかかっても、フード部87に対してしっかりと嵌合部27が固定されることになる。なお、フロントホルダ45は、インターロックコネクタ20の組み立ての最後に装着されており、他の部品を取り外すことなく取り外すことができるため、圧入リブ49がインターロックコネクタ20の繰り返しの嵌合により潰れても、簡単に取り換えることができる。
このようにして、インターロックコネクタ20と待ち受けコネクタ80との嵌合後に、圧入リブ49がフード部87の内面に圧接されて潰されることで、嵌合部27が待ち受け側ハウジング85内において前後左右にがたつくことを防止できる。これにより、インターロックコネクタ20が待ち受け側ハウジング85内において振動することに起因して雄端子81と雌端子50との接点が微摺動摩耗してしまうことを防止でき、ひいては、雄端子81と雌端子50の間において接続信頼性が低下することを防ぐことができる。なお、圧入リブ49が雄端子81と雌端子50とが接続する位置の外周に設けられていることから、圧入リブが雌端子50の接点位置から上下方向に離れた位置に設けられる場合に比べて、雌端子50への振動の伝わりを低減することができ、両端子50、81の微摺動摩耗をより効果的に防ぐことができる。
また、嵌合部27をフード部87に嵌合すると、防水ゴム60のリップ部61がフード部87の内面に潰されることで、フード部87の内周面に全周に亘って密着して、嵌合部27とフード部87の間を水密にシールする。このように、防水ゴム60と端子金具用防水ゴム栓55によって、水密にシールされることで、サービスカバー10の防水機能に依らずに、雄端子81と雌端子50の接点部を防水することができる。なお、嵌合部27とフード部87との間に防水ゴム60が押し潰されて密着することで、外部から伝わる振動によって嵌合部27が振動することを抑制することもできる。
以上のように、本実施形態では、サービスカバー10をケース70に取り付けた際に、待ち受けコネクタ80に対してインターロックコネクタ20が位置ずれをしていても、インターロックコネクタ20が前後左右(嵌合方向と直交する方向)に移動可能にサービスカバー10に保持されているために、待ち受けコネクタ80との間の位置ずれを吸収し、確実に待ち受けコネクタ80に嵌合することができる。そして、インターロックコネクタ20が待ち受けコネクタ80に嵌合されると、待ち受け側ハウジング85に対して、圧入リブ49が圧接して潰されることで、前後左右に移動可能な状態のハウジング21と待ち受け側ハウジング85とが一体に固定される。そのため、待ち受け側ハウジング85に対してハウジング21ががたつくことを防ぐことができ、車両の振動を受けて待ち受け側ハウジング85に対してハウジング21が振動することを抑制することができる。また、防水ゴム60によって、ハウジング21と待ち受け側ハウジング85との間がシールされることから、サービスカバー10とケース70間の防水性によらずに雌端子50の接続部分への浸水を抑制することができる。
<他の実施形態>
本明細書で開示される技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、インターロックコネクタ20内に収容される端子金具を雌端子50としたが、雄端子として、相手側を雌端子としても良い。
(2)上記実施形態では、被覆電線Wに端子金具用防水ゴム栓55を装着したが、ハウジング内が水密状態であれば、端子金具用防水ゴム栓を設けなくても良い。
(3)上記実施形態では、嵌合部27は角部が丸みを帯びた略角柱状としたが、円柱状としても良い。
(4)上記実施形態では、圧入リブ49は各側面部45Bに2つずつ設けていたが、全体で1つでも良いし、対向する側面部45Bに複数設けられていても良い。
(5)上記実施形態では、サービスカバー10に取り付けられたカバー側コネクタは、インターロック回路を構成するインターロックコネクタ20としたが、カバーに移動可能な状態で保持されるコネクタであれば、他のコネクタであっても良い。
(6)上記実施形態では、ハウジング本体23と別体のフロントホルダ45に圧入リブ49を設けたが、フロントホルダを装着しない場合等には、ハウジング本体に設けるようにしても良い。また、フロントホルダがあってもハウジング本体に設けても良い。
10…サービスカバー(カバー)
11…カバー本体
15…取付座
20…インターロックコネクタ(防水コネクタ)
21…ハウジング
23…ハウジング本体
27…嵌合部
29…電線収容部
31…キャビティ
35…先端部
45…フロントホルダ
45A…底部
45B…側面部
49…圧入リブ
49A…テーパー面
50…雌端子(端子金具)
55…端子金具用防水ゴム栓
60…防水ゴム
70…ケース
71…開口部
80…待ち受けコネクタ
81…雄端子(相手側端子)
85…待ち受け側ハウジング
87…フード部
W…被覆電線

Claims (3)

  1. 待ち受けコネクタを収容した機器のケースには、前記待ち受けコネクタに臨む開口部が設けられており、このケースの前記開口部を塞ぐカバーに設けられた防水コネクタであって、
    係合部を有し、前記待ち受けコネクタの待ち受け側ハウジングが外嵌し、前記係合部が前記カバーに設けられた係合溝に嵌合方向と直交する方向に装着され、この装着によって嵌合方向と直交する方向に移動可能な状態で前記カバーに保持されたハウジングと、
    前記待ち受け側ハウジングに収容された相手側端子と接続可能で、前記ハウジング内に収容された端子金具と、
    前記ハウジングの外面に設けられ、前記ハウジングを前記待ち受け側ハウジングに嵌合する際に前記待ち受け側ハウジングの内面に圧接して潰されることで、前記ハウジングと前記待ち受け側ハウジングとを固定する圧入リブと、
    前記ハウジングの外周に取り付けられ、前記ハウジングの外面と前記待ち受け側ハウジングの内面との間をシールする防水ゴムとを備え
    前記端子金具は、被覆電線と接続されており、
    前記被覆電線には、該被覆電線の外周面と前記端子金具が収容された前記ハウジングのキャビティの間をシールする端子金具用防水ゴム栓が設けられている防水コネクタ。
  2. 待ち受けコネクタを収容した機器のケースには、前記待ち受けコネクタに臨む開口部が設けられており、このケースの前記開口部を塞ぐカバーと、
    前記待ち受けコネクタの待ち受け側ハウジングが外嵌し、嵌合方向と直交する方向に移動可能な状態で前記カバーに保持されたハウジングと、
    前記待ち受け側ハウジングに収容された相手側端子と接続可能で、前記ハウジング内に収容された端子金具と、
    前記ハウジングの外面に設けられ、前記ハウジングを前記待ち受け側ハウジングに嵌合する際に前記待ち受け側ハウジングの内面に圧接して潰されることで、前記ハウジングと前記待ち受け側ハウジングとを固定する圧入リブと、
    前記ハウジングの外周に取り付けられ、前記ハウジングの外面と前記待ち受け側ハウジングの内面との間をシールする防水ゴムとを備え、
    前記カバーには前記ハウジングを移動可能に取り付けるための取付座が前記ハウジング側に突出して設けられており、前記取付座が前記開口部に収容されており、
    前記端子金具は、被覆電線と接続されており、
    前記被覆電線には、該被覆電線の外周面と前記端子金具が収容された前記ハウジングのキャビティの間をシールする端子金具用防水ゴム栓が設けられている防水コネクタ。
  3. 前記ハウジングは、嵌合方面から見て略矩形状をなしており、
    前記圧入リブは、対向する辺に分けて複数設けられている請求項1または請求項2に記載の防水コネクタ。
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