JP2015080202A - 半導体回路および半導体システム - Google Patents

半導体回路および半導体システム Download PDF

Info

Publication number
JP2015080202A
JP2015080202A JP2014186735A JP2014186735A JP2015080202A JP 2015080202 A JP2015080202 A JP 2015080202A JP 2014186735 A JP2014186735 A JP 2014186735A JP 2014186735 A JP2014186735 A JP 2014186735A JP 2015080202 A JP2015080202 A JP 2015080202A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clock
transistor
data
semiconductor circuit
sub
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014186735A
Other languages
English (en)
Inventor
金 ▲ミン▼ 修
Min-Su Kim
▲ミン▼ 修 金
ラウール シン
Rahul Singh
ラウール シン
チュン−ヒー キム
Chung-Hee Kim
チュン−ヒー キム
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Samsung Electronics Co Ltd
Original Assignee
Samsung Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Samsung Electronics Co Ltd filed Critical Samsung Electronics Co Ltd
Publication of JP2015080202A publication Critical patent/JP2015080202A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K3/00Circuits for generating electric pulses; Monostable, bistable or multistable circuits
    • H03K3/02Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses
    • H03K3/353Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses by the use, as active elements, of field-effect transistors with internal or external positive feedback
    • H03K3/356Bistable circuits
    • H03K3/3562Bistable circuits of the master-slave type
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K3/00Circuits for generating electric pulses; Monostable, bistable or multistable circuits
    • H03K3/02Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses
    • H03K3/027Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses by the use of logic circuits, with internal or external positive feedback
    • H03K3/037Bistable circuits
    • H03K3/0375Bistable circuits provided with means for increasing reliability; for protection; for ensuring a predetermined initial state when the supply voltage has been applied; for storing the actual state when the supply voltage fails
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K3/00Circuits for generating electric pulses; Monostable, bistable or multistable circuits
    • H03K3/02Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses
    • H03K3/027Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses by the use of logic circuits, with internal or external positive feedback
    • H03K3/037Bistable circuits
    • H03K3/0372Bistable circuits of the master-slave type

Abstract

【課題】半導体回路を提供すること。【解決手段】本発明の半導体回路は、第1データおよび第1クロックの提供を受け、第2データを出力するマスターステージと、第2データ、および第1クロックとは異なる第2クロックの提供を受け、第3データを出力するスレーブステージとを含んでなり、マスターステージは、第1電圧と第1ノードとの間に形成され、第2データを第1レベルに変更させる第1回路と、第1ノードと第2電圧との間に形成され、第2データを第2レベルに変更させる第2回路とを含み、第2回路は第1データと第1クロックとの論理演算信号に応じて動作する。【選択図】 図2

Description

本発明は、半導体回路および半導体システムに関する。
半導体装置の一つであるフリップフロップ(flip−flop)は、クロック信号に応答して入力されたデータを記憶し、これを順次伝達する機能を果たす。このようなフリップフロップはデータ伝達のために複数個が使用できる。
一方、フリップフロップに提供されるクロック信号は、電子製品の高速化に伴って漸次その速度が増加している。よって、このような環境で複数のフリップフロップが信頼性よく動作するためには、ますます高速化するクロック信号にも拘わらずフリップフロップの動作にタイミングフェール(timing fail)を発生させてはならない。
米国特許第7123068号公報
本発明が解決しようとする技術的課題は、サンプリングウィンドウ(sampling window)が小さく、且つ、対称に形成されて製品の信頼性が向上した半導体回路を提供することにある。
本発明が解決しようとする他の技術的課題は、サンプリングウィンドウが小さく、且つ、対称に形成されて製品の信頼性が向上した半導体システムを提供することにある。
本発明の技術的課題は上述した技術的課題に制限されず、上述されていないさらなる技術的課題は以下の記載から当業者に明確に理解できるであろう。
上記技術的課題を達成するための本発明の一実施形態に係る半導体回路は、第1データおよび第1クロックの提供を受け、第2データを出力するマスターステージと、前記第2データ、および前記第1クロックとは異なる第2クロックの提供を受け、第3データを出力するスレーブステージとを含んでなり、前記マスターステージは、第1電圧と第1ノードとの間に形成され、前記第2データを第1レベルに変更させる第1回路と、前記第1ノードと第2電圧との間に形成され、前記第2データを第2レベルに変更させる第2回路とを含み、前記第2回路は前記第1データと前記第1クロックとの論理演算信号に応じて動作する。
基準クロックの提供を受けて前記第1クロックと第2クロックを生成するクロック生成部をさらに含み、前記第2クロックは第1および第2サブクロックを含むが、前記第2サブクロックは前記第1サブクロックをインバートすることにより生成できる。
前記クロック生成部は、前記第1クロックをインバートして前記第1サブクロックを生成することができる。
前記クロック生成部は、前記基準クロックと前記第1クロックとを否定論理積(以下、「NAND」という)演算して前記第1サブクロックを生成することができる。
前記クロック生成部は、前記第1クロックの位相を遅延させる第1遅延部を含み、前記第1遅延部によって遅延した第1クロックで前記第2クロックを生成することができる。
前記クロック生成部は、前記基準クロックと前記遅延した第1クロックとをNAND演算して前記第1サブクロックを生成することができる。
前記第1クロックと前記基準クロックとは同一であり得る。
前記クロック生成部は、前記基準クロックの位相を遅延させて前記第1クロックを生成し、前記第1クロックを用いて前記第2クロックを生成することができる。
前記クロック生成部は、前記基準クロックをインバートして前記第1クロックを生成し、前記第1サブクロックをインバートして前記第2サブクロックを生成することができる。
前記第1サブクロックは、前記第1クロックの位相を遅延させることにより生成できる。
前記第1サブクロックは、前記第1クロックの反転信号と前記基準クロックとをNAND演算することにより生成できる。
前記マスターステージは、前記第1ノードに接続されているキーパーをさらに含むことができる。
前記マスターステージのしきい電圧(threshold voltage)は、前記スレーブステージのしきい電圧より低くてもよい。
上記技術的課題を達成するための本発明の他の実施形態に係る半導体回路は、互いに異なる位相を有する第1クロックと第2クロックの提供を受け、入力データをサンプリングするマスターステージとスレーブステージを含み、前記マスターステージは、第1電圧と第2電圧との間に直列に連結された第1トランジスタ、第2トランジスタおよび第3トランジスタを含み、前記第1トランジスタは前記入力データの反転データの提供を受けてゲーティングされ、前記第2トランジスタは前記第1クロックの提供を受けてゲーティングされ、前記第3トランジスタは前記入力データと前記第1クロックとの論理演算信号の提供を受けてゲーティングできる。
前記第1トランジスタは前記第1電圧に接続され、前記第3トランジスタは前記第2電圧に接続され、前記第2トランジスタは前記第1トランジスタと前記第3トランジスタとの間に配置できる。
前記第1および第2トランジスタは前記入力データを第1レベルに変更させ、前記第3トランジスタは前記入力データを第2レベルに変更させることができる。
前記第2トランジスタと前記第3トランジスタとの間に接続されるキーパーをさらに含むことができる。
前記論理演算信号はNOR演算信号であってもよい。
前記第1および第2トランジスタはPMOSトランジスタであり、前記第3トランジスタはNMOSトランジスタであってもよい。
前記第1電圧は電源電圧であり、前記第2電圧は接地電圧であってもよい。
前記論理演算信号はNAND演算信号であってもよい。
前記第1および第2トランジスタはNMOSトランジスタであり、前記第3トランジスタはPMOSトランジスタであってもよい。
前記第1電圧は接地電圧であり、前記第2電圧は電源電圧であってもよい。
上記技術的課題を達成するための本発明の一実施形態に係る半導体システムは、基準クロックを用いて第1データを伝送するトランスミッタ、および前記第1データを受信するレシーバを含み、前記レシーバは、前記基準クロックを用いて相異なる位相の第1クロックと第2クロックを生成するクロック生成部と、前記第1データと前記第1クロックの提供を受けて第2データを出力するマスターステージと、前記第2データと前記第2クロックの提供を受けて第3データを出力するスレーブステージとを含み、前記マスターステージは、第1電圧と第1ノードとの間に形成され、前記第2データを第1レベルに変更させる第1回路と、前記第1ノードと前記第2電圧との間に形成され、前記第2データを第2レベルに変更させる第2回路とを含み、前記第2回路は前記第1データと前記第2クロックとの論理演算信号に応じて動作する。
上記技術的課題を達成するための本発明の別の実施形態に係る半導体回路は、基準クロックを用いて第1クロック、および第1クロックとは異なる第2クロックを生成するクロック生成部と、前記第1データおよび前記第1クロックの提供を受け、第2データを出力するマスターステージと、前記第2データおよび第2クロックの提供を受け、第3データを出力するスレーブステージとを含むが、前記第2クロックは第1サブクロックと第2サブクロックを含み、前記マスターステージは、電源電圧に接続される第1PMOSトランジスタと、前記第1PMOSトランジスタに直列に連結され、第1クロックでゲーティングされる第2PMOSトランジスタと、前記第2PMOSトランジスタに直列に連結され、接地電圧に接続される第1NMOSトランジスタと、入力データをインバートして前記第1PMOSトランジスタをゲーティングする第1インバータと、前記第1クロックと前記入力データとをNOR演算して前記第1NMOSトランジスタをゲーティングするNORゲートとを含み、前記クロック生成部は、前記基準クロックの位相を遅延させて前記第1クロックを生成する遅延部と、前記第1クロックと前記基準クロックとをNAND演算して第1サブクロックを生成するNANDゲートと、前記第1サブクロックをインバートして前記第2サブクロックを生成する第2インバータとを含む。
前記マスターステージのしきい電圧と前記スレーブステージのしきい電圧とは互いに異なってもよい。
前記マスターステージは、前記第2PMOSトランジスタおよび前記第1NMOSトランジスタが第1ノードと接続され、前記第1ノードに接続される第3インバータをさらに含み、前記スレーブステージは、前記第2ノードに接続され、前記第1サブクロックでゲーティングされる第3PMOSトランジスタと、前記第2ノードに接続され、前記第2サブクロックでゲーティングされる第2NMOSトランジスタとをさらに含むことができる。
前記マスターステージは、前記第1ノードに接続されるキーパーをさらに含むことができる。
その他の実施形態の具体的な事項は詳細な説明および図面に含まれている。
本発明の一実施形態に係る半導体回路のブロック図。 本発明の一実施形態に係る半導体回路の回路図。 本発明の一実施形態に係る半導体回路の動作を説明するための図。 本発明の一実施形態に係る半導体回路の動作を説明するための図。 本発明の他の実施形態に係る半導体回路の回路図。 図5の半導体回路の動作タイミングを示す図。 本発明の別の実施形態に係る半導体回路の回路図。 図7の第1および第2クロックに対するタイミング図。 本発明の別の実施形態に係る半導体回路の回路図。 本発明の別の実施形態に係る半導体回路の回路図。 本発明の別の実施形態に係る半導体回路の回路図。 本発明の別の実施形態に係る半導体回路の回路図。 本発明の別の実施形態に係る半導体回路の回路図。 本発明の幾つかの実施形態に係る半導体回路を含む半導体システムのブロック図。 本発明の幾つかの実施形態に係る半導体回路が採用できるコンピューティングシステムの構成を示すブロック図。 本発明の幾つかの実施形態に係る半導体回路が採用できる電子システムの構成を示すブロック図。 図16の電子システムがスマートフォンに適用される例を示す図である。
本発明の利点、特徴、およびそれらを達成する方法は、添付図面と共に詳細に後述されている実施形態を参照すると明確になるだろう。しかし、本発明は、以下で開示する実施形態に限定されるものではなく、互いに異なる多様な形態で実現される。本実施形態は、単に本発明の開示を完全にし、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものであり、本発明は、請求項の範疇によってのみ定義される。図面に表示された構成要素の大きさ及び相対的な大きさは、説明を明瞭にするために誇張したものであり得る。明細書全体にわたり、同一の参照符号は同一の構成要素を指し、「および/または」は言及されたアイテムの各々および一つ以上のすべての組み合わせを含む。
一つの素子(elements)が他の素子と「接続されている(connected to)」または「カップリングされている(coupled to)」とするとき、これは他の素子と直接接続またはカップリングされている場合だけでなく、それらの間に別の素子が介在している場合も含む。これに対し、一つの素子が他の素子と「直接接続されている(directly connected to)」または「直接カップリングされている(directly coupled to)」とするとき、これはそれらの間に別の素子が介在していないことを示す。
本明細書で使用された用語は実施形態を説明するためのものであり、本発明を制限しようとするものではない。本明細書において、単数型は文言で特に言及しない限り複数型も含む。明細書で使用される「含む(comprises)」および/または「含む(comprising)」は、言及された構成要素の他に一つ以上の別の構成要素の存在または追加を排除しない。
第1、第2などが多様な素子や構成要素を述べるために使用されるが、これらの素子や構成要素はこれらの用語によって制限されないことはいうまでもない。これらの用語は、単に一つの素子や構成要素を他の素子や構成要素と区別するために使用するものである。したがって、以下で言及される第1素子や第1構成要素は本発明の技術的思想内で第2素子や第2構成要素であり得る。
別途の定義がない限り、本発明で使用されるすべての用語(技術および科学的用語を含む)は、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者に共通に理解できる意味で使用できるのである。また、一般に使用される辞書に定義されている用語は、明らかに特別に定義されていない限り、理想的または過度に解釈されない。
ここで、使用される「部(unit)」または「モジュール(module)」という用語は、ソフトウェアまたはFPGAまたはASICのようなハードウェア構成要素を意味し、「部」または「モジュール」はある役割を果たす。しかし、「部」または「モジュール」はソフトウェアまたはハードウェアに限定される意味ではない。「部」または「モジュール」は、アドレッシングすることが可能な記憶媒体に在るように構成されてもよく、一つまたはそれ以上のプロセッサを再生させるように構成されてもよい。したがって、一例として、「部」または「モジュール」は、ソフトウェア構成要素やオブジェクト指向ソフトウェア構成要素、クラス構成要素およびタスク構成要素などの構成要素と、プロセス、関数、属性、プロシージャ、サブルーチン、プログラムコードのセグメント、ドライバ、ファームウェア、マイクロコード、回路、データ、データベース、データ構造、テーブル、アレイ、および変数を含むことができる。構成要素と「部」または「モジュール」の中で提供される機能は、さらに少ない数の構成要素および「部」または「モジュール」に結合されるか、或いは更なる構成要素と「部」または「モジュール」にさらに分離され得る。
以下、図1および図2を参照して、本発明の一実施形態に係る半導体回路1について説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る半導体回路1のブロック図、図2は本発明の一実施形態に係る半導体回路1の回路図である。
図1を参照すると、本発明の一実施形態に係る半導体回路1は、マスターステージ100、スレーブステージ200、およびクロック生成部300を含む。
半導体回路1は、例えば、入力データの提供を受け、これをサンプリングすることができる。ところが、本発明はこれに制限されるものではない。また、以下では、本発明の一実施形態に係る半導体回路1がマスタースレーブフリップフロップ(master slave flip−flop)であることを例として挙げて説明する。ところが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の技術的思想はこれとは異なる半導体回路にもいくらでも変形して適用できる。
マスターステージ100は、第1データIDと第1クロックCK1の提供を受ける。マスターステージ100は、第1クロックCK1に基づいて第1データIDの提供を受けて第2データOD1を出力することができる。第1クロックCK1はクロック生成部300から提供を受けることができる。
スレーブステージ200は、第2クロックCK2と第2データOD1の提供を受ける。スレーブステージ200は、第2クロックCK2に基づいて第2データOD1の提供を受け、これを第3データOD2として出力することができる。本実施形態において、このような第2クロックCK2もクロック生成部300から提供を受けることができる。ここで、第1データIDは半導体回路1に入力される入力データであり、第2データOD1はマスターステージ100が出力する第1出力データであり、第3データはスレーブステージ200が出力する第2出力データであり得る。
一方、スレーブステージ200に提供される第2クロックCK2は、第1サブクロックCK2−1と第2サブクロックCK2−2を含むことができる。マスターステージ100は、第1クロックCK1、および第1クロックCK1と第1データIDとを論理演算した論理演算信号MCK1を利用することができる。これについては後述する。以下では、第2クロックCK2が複数のサブクロックに分けられてスレーブステージ200に印加される構成を例として説明するが、本発明はこのような例示に限定されるものではない。
図2を参照すると、マスターステージ100は、例えば、第1回路101、第2回路103、第1インバータIN11、第1ゲートG11、第2インバータIN12、および第1キーパー41などを含むことができる。
第1回路101と第2回路103は、第1ノードN1を中心に互いに直列に連結されている。第1回路101は第1電圧端に、第2回路103は第2電圧端にそれぞれ接続されている。例えば、第1電圧は電源電圧、第2電圧は接地電圧であってもよいが、これに限定されない。
第1回路101は、第1トランジスタMP11と第2トランジスタMP12とが直列に連結されて形成できる。第2回路103は第3トランジスタMN11を含むことができる。例えば、第1トランジスタMP11はPMOSトランジスタであり、第2トランジスタMP12はPMOSトランジスタ、第3トランジスタMN11はNMOSトランジスタであってもよい。第1回路101は、第1データIDと第1クロックCK1の提供を受けることができ、これを用いて第2データOD1を変更することができる。第2回路103は、第1ゲートG11によって論理演算された信号の提供を受けて動作し、第2データOD1を変更させることができる。具体的に、第1回路101は第2データOD1を第1レベルに変更させることができ、第2回路103は第2データOD1を第2レベルに変更させることができる。例えば、第1レベルは論理ローレベル(logical low level)であり、第2レベルは論理ハイレベル(logical high level)であってもよい。その詳しい内容は後述する。
第1インバータIN11は、第1データIDをインバートして反転データIDBを生成する。第1データIDは、例えば、マスターステージ100が提供を受ける入力データである。第1インバータIN11は第1トランジスタMP11に接続され、第1データIDの反転データIDBは第1トランジスタMP11に提供することができる。反転データIDBは第1トランジスタMP11をゲーティングすることができる。
第2トランジスタMP12は第1クロックCK1の提供を受けてゲーティングすることができる。
第1ゲートG11は第1データIDと第1クロックCK1の提供を受ける。第1ゲートG11は、提供された第1データIDと第1クロックCK1とを第1論理演算して論理演算信号MCK1を生成し、生成された論理演算信号MCK1を第3トランジスタMN11に提供する。第1ゲートG11は例えばNORゲートである。よって、第1論理演算はNOR演算であり得る。論理演算信号MCK1は第3トランジスタMN11をゲーティングすることができる。
第1ノードN1と第2ノードN2との間には第2インバータIN12が接続できる。第2インバータIN12は第1ノードN1の信号をインバートして第2ノードN2へ出力することができ、出力された信号は第2データOD1であり得る。
第1ノードN1と第2ノードN2との間には第1キーパー41が接続できる。第1キーパー41は第2インバータIN12と並列に連結できる。第1キーパー41は第1クロックCK1と論理演算信号MCK1を用いて動作することができる。第1キーパー41は第2データOD1をラッチすることができる。よって、第2データOD1は外部からの干渉を受けることなく一定に保持できる。
スレーブステージ200は、第4トランジスタMN21、第5トランジスタMP21、第2キーパー42および第3インバータIN21などを含むことができる。
第4トランジスタMN21と第5トランジスタMP21は、第2ノードN2と第3ノードN3との間に並列に連結できる。例えば、第4トランジスタMN21はNMOSトランジスタであり、第5トランジスタMP21はPMOSトランジスタである。第4トランジスタMN21は第2サブクロックCK2−2によってゲーティングされ、第5トランジスタMP21は第1サブクロックCK2−1によってゲーティングされ得る。第4トランジスタMN21と第5トランジスタMP21は第2データOD1を第3ノードN3へ伝達するか否かを決定することができる。
第3ノードN3には第3インバータIN21が接続され、この第3インバータは第3ノードN3へ伝達された信号をインバートする。第3インバータIN21によってインバートされた反転信号は第3データOD2であり得る。
第3ノードN3には第2キーパー42が接続できる。第2キーパー42は第4インバータIN22と第5インバータIN23を含むことができる。第4インバータIN22と第5インバータIN23とは直列に連結でき、第4インバータIN22は第1サブクロックCK2−1と第2サブクロックCK2−2の提供を受けて動作することができる。第2キーパー42は第3ノードN3へ提供された信号をラッチすることができる。
さらに図1を参照すると、クロック生成部300は、基準クロックCKの提供を受け、基準クロックCKから第1クロックCK1と第2クロックCK2を生成することができる。第2クロックCK2は第1サブクロックCK2−1と第2サブクロックCK2−2を含むことができる。
本実施形態において、第1クロックCK1と第2クロックCK2とは互いに異なってもよい。言い換えれば、第1クロックCK1と第2クロックCK2の位相は互いに異なってもよい。具体的に、第1クロックCK1と第2クロックCK2のエッジ(edge)のうち少なくとも一つがオーバーラップしないように第1クロックCK1および第2クロックCK2が生成できる。さらに具体的に、第1クロックCK1の第1エッジは第2クロックCK2の第1エッジとオーバーラップせず、第1クロックCK1の第2エッジの少なくとも一部は第2クロックCK2の第2エッジとオーバーラップするように第1および第2クロックCK1、CK2が生成できる。例えば、第1エッジは立ち上がりエッジRE(Rising Edge)であり、第2エッジは立ち下がりエッジFE(Falling Edge)であってもよいが、これに限定されない。第1エッジは立ち下がりエッジFEであり、第2エッジは立ち上がりエッジREであってもよい。
図2を参照すると、クロック生成部300は第6インバータIN31と第7インバータIN32を含むことができる。
図2の半導体回路1において、第1クロックCK1は基準クロックCKと同一であり得る。よって、クロック生成部300は基準クロックCKをそのままマスターステージ100に提供することができる。
第1サブクロックCK2−1は、基準クロックCKを第6インバータIN31によってインバートすることにより生成できる。第2サブクロックCK2−2は、第1サブクロックCK2−1を第7インバータIN32によってインバートすることにより生成できる。
次に、図3および図4を参照して、本発明の一実施形態に係る半導体回路1の動作を説明する。
図3および図4は本発明の一実施形態に係る半導体回路1の動作を説明する図である。図3は本発明の一実施形態に係る半導体回路1の動作タイミングを示す図、図4は図2の第1ゲートG11の入力による出力を示す図である。
本発明の一実施形態に係る半導体回路1の動作についての具体的な説明に先立ち、フリップフロップ回路の動作特性を示す幾つかの用語について説明する。
まず、サンプリングウィンドウTswは、フリップフロップ回路が入力信号のデータ値を読み出すために入力信号が保持されなければならない時間を意味する。このようなサンプリングウィンドウは下記数式1で表される。
Figure 2015080202
ここで、データセットアップ時間Tset−upは、フリップフロップ回路が入力信号からデータ値を正確に読み出すために予め準備しなければならない時間を意味する。すなわち、データセットアップ時間Tset−upは、フリップフロップ回路が、クロック信号が印加されるどれほど前から読み出し動作を準備すれば、入力信号からデータ値を正確に読み出すことができるかを示す指標である。
本発明において、データセットアップ時間Tset−upは、第1データIDによって第2データOD1が変わるとき、第1データID値を正確に読み出すために予め準備しなければならない時間を意味する。データセットアップ時間Tset−upは、データセットアップ立ち上がり時間Tsrとデータセットアップ立ち下がり時間Tsfを含むことができる。データセットアップ立ち上がり時間Tsrは、第1データIDの立ち上がりエッジREを正確に読み出すために、すなわち論理ハイレベルを読み出すために予め準備しなければならない時間を意味し、データセットアップ立ち下がり時間Tsfは、第1データIDの立ち下がりエッジFEを読み出すために、すなわち論理ローレベルを正確に読み出すために予め準備しなければならない時間を意味する。
図3を参照すると、データセットアップ立ち上がり時間Tsrとデータセットアップ立ち下がり時間Tsfで第1データIDが論理ハイレベルまたは論理ローレベルに変わるとき、第2データOD1が変更されることが分かる。
例えば、データセットアップ立ち上がり時間Tsrをみれば、第1クロックCK1が印加されるとき、第1データIDの論理ハイレベルを読み出すことができなければならない。第1クロックCK1が一定の値C以上を有するとき、第1データIDの立ち上がりエッジREも論理ハイレベルで読み出すことができる程度の一定の値Dを有しなければならない。よって、図3ではCとD間の時間をデータセットアップ立ち上がり時間Tsrと捉えることができる。データセットアップ立ち下がり時間Tsfは、データセットアップ立ち上がり時間Tsrから類推することができるので、説明を省略する。
一方、データホールド時間Tholdは、フリップフロップ回路が入力信号からデータ値を正確に読み出すために入力信号が保持されなければならない時間を意味する。すなわち、データホールド時間Tholdは、入力信号がクロック信号の印加後からどれほど保持されれば、入力信号からフリップフロップ回路がデータ値を正確に読み出すことができるかを示す指標である。
本発明において、データホールド時間Tholdは、第2データOD1を一定に保持するようにする第1データID値を正確に読み出すために第1データIDが保持されなければならない時間を意味する。データホールド時間Tholdは、データホールド立ち上がり時間Thrとデータホールド立ち下がり時間Thfを含むことができる。データホールド立ち上がり時間Thrは、第1データIDの立ち上がりエッジREが発生する直前に論理ローレベルを正確に読み出すために第1データIDが保持されなければならない時間を意味し、データホールド立ち下がり時間Thfは、第1データIDの立ち下がりエッジFEが発生する直前に論理ハイレベルを正確に読み出すために第1データIDが保持されなければならない時間を意味する。
図3を参照すると、データホールド立ち上がり時間Thrとデータホールド立ち下がり時間Thfを示す第1データIDが論理ハイレベルまたは論理ローレベルに変更されても、第2データOD1は一定に保持されることを確認することができる。
例えば、データホールド立ち下がり時間Thfをみれば、第1クロックCK1が印加されるとき、第1データIDの論理ハイレベルを読み出すことができなければならない。第1クロックCK1が一定の値A以上を有するとき、第1データIDの立ち下がりエッジFEも論理ハイレベルで読み出すことができる程度の一定の値B以上を保持しなければならない。よって、図3ではAとB間の時間をデータホールド立ち下がり時間Thfと捉えることができる。データホールド立ち上がり時間Thrは、データホールド立ち下がり時間Thfから類推することができるので、説明を省略する。
本発明の一実施形態に係る半導体回路1において、ハイサンプリングウィンドウTsw_highは、データセットアップ立ち上がり時間Tsrとデータホールド立ち下がりThfとの和であって、ローサンプリングウィンドウTsw_lowは、データセットアップ立ち下がり時間Tsfとデータホールド立ち上がり時間Thrとの和から求めることができる。言い換えれば、ハイサンプリングウィンドウTsw_highは、第1データIDのレベルを論理ハイレベルで予め準備しなければならない時間と、第1データIDのレベルを論理ハイレベルに保持しなければならない時間との和を意味する。
一方、ローサンプリングウィンドウTsw_lowは、第1データIDのレベルを論理ローレベルで予め準備しなければならない時間と、第1データIDのレベルを論理ローレベルに保持しなければならない時間との和を意味する。
一般なフリップフロップ回路において、このようなサンプリングウィンドウは、そのサイズが小さいほどフリップフロップ回路が高速で動作し得ることを意味する。
図3および図4を参照すると、第1データIDがマスターステージ100に印加されると、第1データIDはマスターステージ100を介して直ちに第2データOD1として出力される((1)動作)。具体的に、第1データIDのレベルが論理ハイレベルであるとき、第1クロックCK1のレベルは論理ローレベルであるので、第1トランジスタMP11と第2トランジスタMP12の両方ともオンされる。ところが、第3トランジスタMN11はオフ状態に保持される。よって、第1ノードN1は論理ハイレベルに保持され、結局、第2データOD1は第1レベル(論理ローレベル)に保持される((2)動作)。
第1クロックCK1のレベルは論理ローレベルであるので、第1サブクロックCK2−1のレベルは論理ハイレベルとなり、第2サブクロックCK2−2のレベルは論理ローレベルとなる。第1サブクロックCK2−1は第6インバータIN31によって生成されるので、第1サブクロックCK2−1は第1クロックCK1より一定の時間位相が遅延する。第2サブクロックCK2−2は第7インバータIN32によって生成されるので、第2サブクロックCK2−2は第1サブクロックCK2−1より一定の時間位相が遅延する。このような基準クロックCK、第1サブクロックCK2−1および第2サブクロックCK2−2の関係は、前述したクロック生成部300の構成から容易に類推することができるので、詳細な説明を省略する。
一方、このように第1サブクロックCK2−1が論理ハイレベルであり、第2サブクロックCK2−2が論理ローレベルである場合、第4トランジスタMN21と第5トランジスタMP21がオフされるため、スレーブステージ200はディスエーブル(disable)状態である。よって、第1データIDがスレーブステージ200にラッチできない。
第1クロックCK1の立ち上がりエッジREが形成されると、第2トランジスタMP12はオフされる。ところが、第1ゲートG11によって生成された論理演算信号MCK1のレベルは論理ローレベルを保持する。よって、依然として第3トランジスタMN11はオフ状態であるため、第1ノードN1は論理ハイレベルを保持する。
第1クロックCK1の立ち上がりエッジREが形成されるため、第1および第2サブクロックCK2−1、CK2−2もそれぞれ立ち下がりエッジFEと立ち上がりエッジREを有する。これにより、スレーブステージ200はイネーブル(enable)される。よって、第2データOD1は、スレーブステージ200に提供され、第3インバータIN21が第2データOD1をインバートして第3データOD2として出力する。第3データOD2は論理ハイレベルであり得る。
次に、第1データIDの立ち下がりエッジFEが形成されると、第1インバータIN11によって第1データIDから一定の時間遅延して生成された反転データIDBは、立ち上がりエッジREを形成する((3)動作)。反転データIDBは論理ハイレベルに保持されるため、第1トランジスタMP11はオフされる。ところが、論理演算信号MCK1は依然として論理ローレベルであるため、第3トランジスタMN11もオフ状態である。よって、第2データOD1は論理ローレベルに保持される。
一方、第1クロックCK1の立ち上がりエッジREと第1データIDの立ち下がりエッジFEとが一部オーバーラップして論理演算信号MCK1に一部変形M1が発生しうる。ところが、このような変形は第3トランジスタMN11に影響を与えない。また、一部変形M1は発生しないこともある。
次に、第1クロックCK1の立ち下がりエッジFEが形成されると、論理演算信号MCK1の立ち上がりエッジREが形成できる((4)動作)。論理演算信号MCK1によって第3トランジスタMN11はオンされ、第1ノードN1は論理ローレベルに変更される((5)動作)。結局、第2データOD1は第2インバータIN12によって一定の時間遅延して論理ハイレベルに変更される((6)動作)。つまり、第1データIDは第1クロックCK1の立ち下がりエッジFEによって第2データOD1として出力できる。
第1クロックCK1が立ち下がりエッジFEを形成すると、スレーブステージ200はディスエーブルされて第2データOD1をラッチすることができない。よって、第3データOD2のレベルは論理ハイレベルに保持される。
一方、図4を参照すると、論理演算信号MCK1のレベルは、第1クロックCK1および第1データIDのレベルが論理ローレベルであるときにのみ論理ハイレベルであることが分かる。
さらに図3を参照すると、第1データIDが論理ローレベルに保持された状態で第1クロックCK1の立ち上がりエッジREが形成されると、第1トランジスタMP11、第2トランジスタMP12および第3トランジスタMN11がいずれもオフされ、マスターステージ100はディスエーブルされる。よって、第2データOD1のレベルは論理ハイレベルに保持される。ところが、第1クロックCK1の立ち上がりエッジREが形成されると、スレーブステージ200がイネーブルされるので、スレーブステージ200は論理ハイレベルの第2データOD1の提供を受けて第3データOD2の立ち下がりエッジFEを形成する。結局、第1クロックCK1の立ち上がりエッジREによって第1データIDを読み出して第3データOD2として出力する((7)動作)。
次に、第1データIDが立ち上がりエッジREを形成すると、第1トランジスタMP11はオンされるが、第2トランジスタMP12と第3トランジスタMN11は依然としてオフ状態であるため、マスターステージ100はディスエーブル状態であり、第2データOD1も一定に保持される((8)動作)。スレーブステージ200は第1クロックCK1のレベルが論理ハイレベルであるのでイネーブル状態であり、第2データOD1を第3インバータIN21によってインバートして第3データOD2を出力する。
次に、第1クロックCK1のレベルが論理ローレベル、第1データIDのレベルが論理ローレベルである場合、第1トランジスタMP11がオフ状態である。この際、論理演算信号MCK1のレベルは論理ハイレベルであるので、第3トランジスタMN11はオンされ、第1ノードN1のレベルは論理ローレベルである。よって、第2データOD1のレベルは論理ハイレベルである。ところが、スレーブステージ200は第1クロックCK1のレベルが論理ローレベルであるのでディスエーブル状態であり、これにより、スレーブステージ200は第2データOD1をラッチすることができない。
第1データIDの立ち上がりエッジREが形成されると、第1トランジスタMP11と第2トランジスタMP12がオンされて第1ノードN1の立ち上がりエッジREが形成される((9)動作)。論理演算信号MCK1が立ち下がりエッジFEを形成することにより、第3トランジスタMN11はオフされる((10)動作)。第1ノードN1の立ち上がりエッジREを形成すると、第2データOD1は第2インバータIN12によって一定の時間遅延して立ち下がりエッジFEを形成する。第1クロックCK1のレベルが論理ローレベルであるので、スレーブステージ200はディスエーブル状態である。
第1クロックCK1の立ち上がりエッジREを形成すると、第2トランジスタMP12と第3トランジスタMN11はオフされるため、マスターステージ100はディスエーブルされる。よって、第2データOD1のレベルは論理ローレベルに保持される((11)動作)。第1クロックCK1の立ち上がりエッジREによってスレーブステージ200はエーブル状態となり、スレーブステージ200は第2データOD1の提供を受け、これをインバートして第3データOD2として出力する((12)動作)。以後の半導体回路1の動作は、上述した内容から類推して十分予測可能なので、説明を省略する。
以下、上述した本実施形態に係る半導体装置1の動作をまとめる。
まず、第1クロックCK1の立ち上がりエッジREが形成された後、第1サブクロックCK2−1の立ち下がりエッジFEが形成される。よって、図3のT1時点を基準として、マスターステージ100はディスエーブルされ、図3のT2時点を基準として、スレーブステージ200はイネーブルされる。
すなわち、第1サブクロックCK2−1の立ち下がりエッジFEが第1クロックCK1の立ち上がりエッジREとオーバーラップして形成できないので、マスターステージ100とスレーブステージ200のイネーブル/ディスエーブル動作が順次行われる。
もしこのようにマスターステージ100とスレーブステージ200のイネーブル/ディスエーブル動作が順次行われない場合、クロック信号に合わせて第1データIDが第3データOD2として出力されるのではなく、第1データIDに関係なく、マスターステージ100またはスレーブステージ200に既に記憶されていたデータが第3データOD2として出力されるおそれがある。このような誤動作は半導体装置1(例えば、フリップフロップ)のサンプリングウィンドウを大きくする要因になるとともに、装置の動作信頼性を低下させる要因になる。
しかし、本実施形態に係る半導体装置1では、前述した構成によってこのような誤動作可能性を前もって遮断することにより、半導体装置1の動作信頼性を向上させることができる。
また、サンプリングウィンドウの大きさおよび対称か否かは、マスターステージ100のタイミングスキュー(skew)に大きく影響される。ところが、本発明の一実施形態に係る半導体回路1のように回路を構成すると、マスターステージ100のタイミングスキューを減らすことができるため、サンプリングウィンドウの大きさを小さくし、サンプリングウィンドウを対称に形成することができる。
本発明の一実施形態に係る半導体回路1のように回路を構成し、ローサンプリングウィンドウTsw_lowとハイサンプリングウィンドウTsw_highを測定した。その結果、ローサンプリングウィンドウTsw_lowは約2ps〜5ps、ハイサンプリングウィンドウTsw_highは約3ps〜7psである。つまり、ローサンプリングウィンドウTsw_lowとハイサンプリングウィンドウTsw_highとの時間差が殆どないため、サンプリングウィンドウが対称であることを確認することができた。サンプリングウィンドウTswが対称に形成されることにより、半導体回路1の信頼性を向上させることができる。
一方、マスターステージ100とスレーブステージ200のしきい電圧Vtを互いに異ならせることもできる。例えば、マスターステージ100のしきい電圧はスレーブステージ200のしきい電圧に比べて小さくてもよい。マスターステージ100のしきい電圧をスレーブステージ200のしきい電圧より小さくすると、サンプリングウィンドウTswを小さくすることができる。下記表1はしきい電圧を異ならせた場合のサンプリングウィンドウTswおよび電力損失の比率を示す。
Figure 2015080202
表1を参照すると、マスターステージ100とスレーブステージ200の両方とも高いしきい電圧を有するときの半導体回路1のサンプリングウィンドウTswを1とし、半導体回路1の電力損失を1とするとき、マスターステージ100とスレーブステージ200の両方とも低いしきい電圧を有するときのサプリングウィンドウTswは0.76倍、電力損失は5.78倍に増加する。しきい電圧が低いほど回路は高速で動作することができるため、サンプリングウィンドウは減少しうる。ところが、その分だけ漏れ電流も増加するため、電力損失は5.78倍も増加する。
マスターステージ100とスレーブステージ200のしきい電圧を異ならせると、上述の問題点を解決することができる。例えば、マスターステージ100のしきい電圧をスレーブステージ200のしきい電圧より低くすることができる。この場合は、半導体回路1が高いしきい電圧を有するときと比較して、サンプリングウィンドウは0.82倍増加し、電力損失は2.3倍増加する。
マスターステージ100とスレーブステージ200の両方とも低いしきい電圧を有するときと比較するとき、サンプリングウィンドウはほぼ同様に減少し、電力損失は半分以下に減少することを確認することができる。よって、マスターステージ100のしきい電圧をスレーブステージ200のしきい電圧より低くすると、電力損失を最小化しながらサンプリングウィンドウを減らすことができる。
ここで、マスターステージ100のしきい電圧は、マスターステージ100に使用される能動素子のしきい電圧、例えば、第1〜第3トランジスタMP11、MP12、MN11、第1キーパー41などのしきい電圧を意味することができ、スレーブステージ200のしきい電圧は、スレーブステージ200に使用される能動素子のしきい電圧、例えば第4および第5トランジスタMN21、MP21、第2キーパー42などのしきい電圧を意味することができる。
次に、図5および図6を参照して、本発明の他の実施形態に係る半導体回路2について説明する。上述と重複する内容については説明を省略し、主に相違点について説明する。
図5は本発明の他の実施形態に係る半導体回路2の回路図、図6は図5の半導体回路2の動作タイミングを示す図である。
図5を参照すると、半導体回路2は、図2の半導体回路1とは異なり、クロック生成部310がさらに第1遅延部51を含む。具体的に、第1遅延部51は、基準クロックCKの提供を受け、一定の時間遅延させて第1クロックCK1を生成する。基準クロックCKを遅延させるために、第1遅延部51を2つのインバータIN33、IN34を直列に連結して構成することができ、第1遅延部51は基準クロックCKを2回インバートして第1クロックCK1を生成することができる。第2クロックCK2は、図2のクロック生成部300のそれと同様に、第1クロックCK1を用いて生成することができる。
クロック生成部310が第1遅延部51を含むと、図6に示すように、マスターステージ100に印加される第1クロックCK1の位相を第1大きさW1だけ遅延させることができる。第1クロックCK1の位相を遅延させると、第1データIDと第1クロックCK1の立ち上がりエッジREと立ち下がりエッジFEを明確に区別することができるため、半導体回路2のエラーを防止することができる。第1クロックCK1の位相が第1大きさW1だけ遅延するので、第2クロックCK2を構成する第1サブクロックCK2−1と第2サブクロックCK2−2の位相も第1大きさW1だけ遅延する。
次に、図7および図8を参照して、本発明の別の実施形態に係る半導体回路3を説明する。
図7は本発明の別の実施形態に係る半導体回路3の回路図、図8は図7の第1および第2クロックに対するタイミング図である。
図7を参照すると、半導体回路3は、図5の半導体回路2とはクロック生成部320の構成が異なる。具体的に、第1クロックCK1が基準クロックCKの位相を第1遅延部51によって第1大きさW1だけ遅延させることにより生成されるのは同様である。ところが、第1クロックCK1を用いて第1サブクロックCK2−1を生成するとき、第6インバータIN31の代わりに第2ゲートG31を用いる。第2ゲートG31は、例えば、NANDゲートであり得る。第2ゲートG31は第1クロックCK1と基準クロックCKとをNAND演算して第1サブクロックCK2−1を生成する。第1サブクロックCK2−1は、図8に示すように、第1クロックCK1に比べて論理ローレベルの時間が短縮できる。
スレーブステージ200は、第1サブクロックCK2−1のレベルが論理ローレベルであり、第2サブクロックCK2−2のレベルが論理ハイレベルであるときにイネーブルできるが、第2ゲートG31を用いると、スレーブステージ200がイネーブル状態に保持される時間を短縮することができる。スレーブステージ200のイネーブル時間を短縮すると、マスターステージ100とスレーブステージ200とが同時にイネーブルまたはディスエーブルされる場合を防止することができる。第2サブクロックCK2−2は第1サブクロックCK2−1をインバートして生成することができる。
次に、図9を参照して、本発明の別の実施形態に係る半導体装置4を説明する。上述と重複する内容については説明を省略し、主に相違点について説明する。
図9は本発明の別の実施形態に係る半導体回路4の回路図である。
図9を参照すると、図9の半導体回路4は、図2の半導体回路1とは異なり、クロック生成部330が第2遅延部53を含む。第2遅延部53は、第6インバータIN31と直列に連結できる。第2遅延部53は2つのインバータIN35、IN36を直列に連結して生成することができる。
第1クロックCK1は基準クロックCKと同一である。第1サブクロックCK2−1は、第2遅延部53によって第1クロックCK1の位相を第1大きさW1だけ遅延させ、続いて、第2遅延部53で遅延した第1クロックCK1をインバートすることにより生成される。第2サブクロックCK2−2は第1サブクロックCK2−1をインバートして生成することができる。
次に、図10を参照して、本発明の別の実施形態に係る半導体回路5を説明する。上述と重複する内容については説明を省略し、主にその相違点について説明する。
図10は本発明の別の実施形態に係る半導体回路5の回路図である。
図10を参照すると、図10の半導体回路5は、図9の半導体回路4とは異なり、クロック生成部340で第2ゲートG31が第6インバータIN31を代替することができる。第2ゲートG31は、例えばNANDゲートである。第1クロックCK1と基準クロックCKとは同一であり得る。第1サブクロックCK2−1は、第1クロックCK1を第2遅延部53によって遅延させ、遅延した第1クロックCK1と第1クロックCK1とをNAND演算して第1サブクロックCK2−1を生成することができる。第2サブクロックCK2−2は第1サブクロックCK2−1をインバートして生成することができる。
次に、図11を参照して、本発明の別の実施形態に係る半導体回路6を説明する。上述と重複する内容については説明を省略し、主にその相違点について説明する。
図11は本発明の別の実施形態に係る半導体回路6の回路図である。
図11を参照すると、図11の半導体回路6は、図2の半導体回路1とはマスターステージ120とクロック生成部350において異なる。
具体的に、図11の半導体回路6は、第1インバータIN11、第3ゲートG12、第3回路105、第4回路107、第1キーパー41および第2インバータIN12を含む。第3回路105は、第3電圧に接続され、第6トランジスタMP13を含むことができる。第6トランジスタMP13は、例えばPMOSトランジスタである。第6トランジスタMP13は第3ゲートG12で生成された論理演算信号MCK2によってゲーティングできる。第3電圧は、例えば電源電圧であってもよい。第3回路105は第1ノードN1のレベルを論理ハイレベルに変更することができる。すなわち、第3回路105は第2データOD1を論理ローレベルに変更することができる。
第4回路107は、第4電圧に接続され、第7トランジスタMN12と第8トランジスタMN13を含むことができる。第7トランジスタMN12と第8トランジスタMN13は直列に連結でき、例えば、第7トランジスタMN12と第8トランジスタMN13の両方ともNMOSトランジスタである。例えば、第4電圧は接地電圧であってもよい。第4回路107は第1ノードN1のレベルを論理ローレベルに変更することができる。すなわち、第4回路107は第2データOD1を論理ハイレベルに変更することができる。
第7トランジスタMN12は、第1インバータIN11によってインバートされた第1データIDの反転データIDBによってゲーティングされる。第8トランジスタMN13は第1クロックCK1によってゲーティングされる。
第3ゲートG12は、第1データIDと第1クロックCK1とを論理演算して論理演算信号MCK2を第3回路105へ提供することができる。第3ゲートG12は、例えばNANDゲートであり、第1データIDと第1クロックCK1に対してNAND演算を行うことができる。
第3回路105と第4回路107は、直列に連結され、第1ノードN1と接続する。第1ノードN1には第2インバータIN12が接続され、この第2インバータは第1ノードN1の信号をインバートして第2データOD1を生成する。第1キーパー41は、第1ノードN1に接続され、第2インバータIN12と並列に連結できる。
クロック生成部350は、第7インバータIN32と第8インバータIN37を含むことができる。第8インバータIN37は基準クロックCKをインバートして第1クロックCK1を生成する。第1サブクロックCK2−1は第1クロックCK1と同一であり得る。第2サブクロックCK2−2は第7インバータIN32によって第1サブクロックCK2−1をインバートして生成することができる。
図11の半導体回路6のスレーブステージ200は図1の半導体回路1のそれと同様である。
図11の半導体回路6は、図1の半導体回路1を反転させて形成した回路である。言い換えれば、図1の半導体回路1は、図11の半導体回路6とは作動は同一であるが、回路構成が対比される。具体的に、第3ゲートG12はNORゲートの代わりにNANDゲートからなり、第3ゲートG12によってゲーティングされる第3回路105は、電源電圧に接続され、PMOSトランジスタを含む。第4回路107は、2つのNMOSトランジスタを含み、接地電圧に接続される。また、マスターステージ120が提供を受ける第1ウロックCK1は、基準クロックCKをインバートすることにより生成される。
図11の半導体回路6は、図1の半導体回路1とは回路構成が異なるが、作動は同一である。これは上述した内容から容易に類推することができるので、図11の半導体回路6の動作については説明を省略する。
次に、図12を参照して、本発明の別の実施形態に係る半導体回路7を説明する。上述と重複する内容については説明を省略し、主にその相違点について説明する。
図12は本発明の別の実施形態に係る半導体回路7の回路図である。
図12の半導体回路7は、図11の半導体回路6とはクロック生成部360において異なる。
図12を参照すると、クロック生成部360は第2遅延部53を含む。すなわち、第1クロックCK1は基準クロックCKをインバートして生成し、第1クロックCK1の位相を第2遅延部53によって遅延させて第1サブクロックCK2−1を生成する。第2サブクロックCK2−2は第1サブクロックCK2−1をインバートして生成することができる。第2遅延部53は2つのインバータIN35、IN36を直列に連結して形成することができる。
次に、図13を参照して、本発明の別の実施形態に係る半導体回路8を説明する。上述と重複する内容については説明を省略し、主にその相違点について説明する。
図13は本発明の別の実施形態に係る半導体回路8の回路図である。
図13の半導体回路8は、図11の半導体回路6とはクロック生成部370において異なる。具体的に、図13を参照すると、クロック生成部370は第3遅延部55を含むことができる。第3遅延部55は第9インバータIN38と第3ゲートG12を含むことができる。
第1クロックCK1は、第8インバータIN37によって基準クロックCKをインバートすることにより生成される。第1サブクロックCK2−1は、第3ゲートG12によって第1クロックCK1をインバートした値と基準クロックCKとを論理演算することにより生成される。第2サブクロックCK2−2は第7インバータIN32によってインバートして生成することができる。例えば、第3ゲートG12は、NANDゲートであり、第1クロックCK1をインバートした値と基準クロックCKとをNAND演算して第1サブクロックCK2−1を生成することができる。
次に、図14を参照して、本発明の幾つかの実施形態に係る半導体回路を含む半導体システム10を説明する。
図14は本発明の幾つかの実施形態に係る半導体回路1〜8を含む半導システム10のブロック図である。
半導体システム10は、トランスミッタ20とレシーバ30を含むことができる。トランスミッタ20は、基準クロックCKを用いて第1データIDをレシーバ30に伝送することができる。レシーバ30は第1データIDを受信することができ、基準クロックCKを用いて第1データIDを処理またはサンプリングすることができる。上述した本発明の幾つかの実施形態に係る半導体回路1〜8は、レシーバ30の入力端に形成できる。レシーバ30の入力端は、第1データIDが基準クロックCKの提供を受けて第3データOD2をレシーバ30内へ提供することができる。
例えば、半導体システム10は、例えばプロセッサであってもよいが。これに限定されない。半導体システム10は、データ伝送に使用される半導体装置に適用することができる。
以下、図15を参照して、前述した本発明の幾つかの実施形態に係る半導体回路1〜8が採用できるコンピューティングシステムについて説明する。
図15は本発明の幾つかの実施形態に係る半導体回路1〜8が採用できるコンピューティングシステム501の構成を示すブロック図である。
図15を参照すると、コンピューティングシステム501は、中央処理装置(Central Processing Unit)500、AGP装置(Accelerated Graphics Port)510、メインメモリ600、ストレージ(例えば、SSD、HDDなど)540、ノースブリッジ520、サウスブリッジ530、キーボードコントローラ560、およびプリンターコントローラ550などを含む。
図15に示したコンピューティングシステム501は、パソコンまたはノート型パソコンであってもよい。ところが、本発明はこれに限定されず、コンピューティングシステム501の例示はいくらでも変形できる。
コンピューティングシステム501において、中央処理装置500、AGP装置510、およびメインメモリ600などはノースブリッジ520に接続できる。ところが、本発明はこれに限定されず、ノースブリッジ520は中央処理装置500に含まれた形態に変形してもよい。
AGP装置510は、3次元グラフィック表現を速く実現することを可能とするバス規格であってもよい。AGP装置510には、モニターイメージを再生するビデオカードなどが含まれてもよい。
中央処理装置500は、コンピューティングシステム501の駆動に必要な各種論理演算を行い、かつOSおよび応用プログラムを実行することができる。前述した本発明の幾つかの実施形態に係る半導体回路1〜8の少なくとも一つはこのような中央処理装置500の一部として採用できる。
メインメモリ600は、ストレージ540から中央処理装置500の動作を行うのに必要なデータをロードして記憶することができる。
ストレージ540、キーボードコントローラ560、プリンターコントローラ550、および各種周辺装置(図示せず)などはサウスブリッジ530に接続できる。
ストレージ540は、ファイルデータなどを格納する大容量データ格納装置であって、例えば、HDD、SSDなどが挙げられるが、本発明はこのような例示に制限されるものではない。
また、本実施形態に係るコンピューティングシステム501は、ストレージ540がサウスブリッジ530に接続される構造を取っているが、本発明はこれに限定されるものではなく、ストレージ540がノースブリッジ520に接続される構造或いは中央処理装置500に直接接続される構造に変形してもよい。
次に、図16を参照して、本発明の幾つかの実施形態に係る半導体回路1〜8が採用できる電子システム900について説明する。
図16は本発明の幾つかの実施形態に係る半導体回路1〜8が採用できる電子システムの構成を示すブロック図である。
図16を参照すると、電子システム900は、メモリシステム902、プロセッサ904、RAM906、およびユーザーインターフェース908を含むことができる。
このようなメモリシステム902、プロセッサ904、RAM906、およびユーザーインターフェース908はバス910を用いて互いにデータ通信を行うことができる。
プロセッサ904は、プログラムを実行し、電子システム900を制御する役割を果たすことができ、RAM906は、プロセッサ904の動作メモリとして使用できる。ここで、プロセッサ904は前述した本発明の幾つかの実施形態に係る半導体回路1〜8の少なくとも一つをその構成要素の一部として採用することができる。このようなプロセッサ904およびRAM906は一つの半導体素子または半導体パッケージにパッケージングされて実現できる。
ユーザーインターフェース908は、電子システム900に対してデータを入力または出力することに利用できる。
メモリシステム902は、プロセッサ904の動作のためのコード、プロセッサ904によって処理されたデータまたは外部から入力されたデータを記憶することができる。このようなメモリシステム902は、駆動のための別途のコントローラを含むことができ、エラー訂正ブロックをさらに含むように構成されてもよい。エラー訂正ブロックは、エラー訂正コードECCを用いて、メモリシステム902に記憶されたデータのエラーを検出し訂正するように構成できる。
メモリシステム902は一つの半導体装置に集積できる。例示的に、メモリシステム902は、一つの半導体装置に集積され、メモリカードを構成することができる。例えば、メモリシステム902は、一つの半導体装置に集積され、PCカード(PCMCIA、personal computer memory card international association)、コンパクトフラッシュ(登録商標)カード(CF)、スマートメディアカード(SM、SMC)、メモリスティック、マルチメディアカード(MMC、RS−MMC、MMCmicro)、SDカード(SD、miniSD、microSD、SDHC)、ユニバーサルフラッシュ記憶装置(UFS)などのメモリカードを構成することができる。
図16に示した電子システム900は、様々な電子機器の電子制御装置に適用できる。図17は図16の電子システムがスマートフォンに適用される例を示す図である。このように電子システム(図16の900)がスマートフォン1000に適用される場合、前述した本発明の幾つかの実施形態に係る半導体回路1〜8の少なくとも一つはAP(Application Processor)の一部構成要素として採用できる。
その他に、電子システム(図16の900)は、コンピュータ、UMPC(Ultra Mobile PC)、ワークステーション、ネットブック(net−book)、PDA(Personal Digital Assistants)、ポータブル(portable)コンピュータ、ウェブタブレット(web tablet)、無線電話機(wireless phone)、モバイルフォン(mobile phone)、スマートフォン(smart phone)、電子書籍(e−book)、PMP(portable multimedia player)、携帯用ゲーム機、ナビゲーション(navigation)装置、ブラックボックス(black box)、デジタルカメラ(digital camera)、3次元受像機(3−dimensional television)、デジタル音声録音機(digital audio recorder)、デジタル音声再生機(digital audio player)、デジタル映像録画機(digital picture recorder)、デジタル映像再生機(digital picture player)、デジタル動画像録画機(digital video recorder)、デジタル動画像再生機(digital video player)、情報を無線環境で送受信することが可能な装置、ホームネットワークを構成する様々な電子装置のいずれか一つ、コンピュータネットワークを構成する様々な電子装置のいずれか一つ、テレマティックスネットワークを構成する様々な電子装置のいずれか一つ、RFID装置、またはコンピューティングシステムを構成する様々な構成要素のいずれか一つなどといった電子装置の様々な構成要素の一つとして提供できる。
以上添付した図面を参照して本発明の実施形態について説明したが、 本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、互いに異なる様々な形態で製造できる。本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者は、本発明の技術的思想や必須の特徴を変更することなく本発明を他の具体的な形態で実施し得ることを理解することができるであろう。したがって、前述した実施形態はすべての面で例示的なものに過ぎず、限定的なものではないと理解すべきである。
10 半導体システム
20 トランスミッタ
30 レシーバ
41 第1キーパー
42 第2キーパー
51 第1遅延部
53 第2遅延部
100、120 マスターステージ
101 第1回路
103 第2回路
105 第3回路
107 第4回路
200 スレーブステージ
300、310、320、330、340、350、360、370 クロック生成部

Claims (20)

  1. 第1データをインバートして反転データを生成する第1インバータと、
    互いに直列に連結され、それぞれが前記反転データと第1クロックによってゲーティングされる第1および第2トランジスタと、
    第3トランジスタと、
    前記第3トランジスタをゲーティングするために前記第1データと前記第1クロックとを論理演算する第1ゲートとを含んでなり、
    前記第2トランジスタと前記第3トランジスタは第1ノードに接続されることを特徴とする、フリップフロップ。
  2. 基準クロックの提供を受け、前記第1クロックと第2クロックを生成するクロック生成部をさらに含み、
    前記第2クロックは第1サブクロックおよび第2サブクロックを含み、
    前記第2サブクロックは前記第1サブクロックをインバートすることにより生成されることを特徴とする、請求項1に記載のフリップフロップ。
  3. 前記クロック生成部は、
    前記第1クロックをインバートして前記第1サブクロックを生成することを特徴とする、請求項2に記載のフリップフロップ。
  4. 前記クロック生成部は、
    前記基準クロックと前記第1クロックとをNAND演算して前記第1サブクロックを生成することを特徴とする、請求項2に記載のフリップフロップ。
  5. 前記クロック生成部は、
    前記第1クロックの位相を遅延させる第1遅延部を含み、
    前記第1遅延部によって遅延した第1クロックで前記第2クロックを生成することを特徴とする、請求項2に記載のフリップフロップ。
  6. 前記クロック生成部は、前記基準クロックと前記遅延した第1クロックとをNAND演算して前記第1サブクロックを生成することを特徴とする、請求項5に記載のフリップフロップ。
  7. 前記第1クロックと前記基準クロックとが同一であることを特徴とする、請求項5に記載のフリップフロップ。
  8. 前記クロック生成部は、
    前記基準クロックの位相を遅延させて前記第1クロックを生成し、前記第1クロックを用いて前記第2クロックを生成することを特徴とする、請求項2に記載のフリップフロップ。
  9. 前記クロック生成部は、
    前記基準クロックをインバートして前記第1クロックを生成し、
    前記第1サブクロックをインバートして前記第2サブクロックを生成することを特徴とする、請求項2に記載のフリップフロップ。
  10. 前記第1サブクロックは前記第1クロックの位相を遅延させることにより生成されることを特徴とする、請求項9に記載のフリップフロップ。
  11. 前記第1サブクロックは、前記第1クロックの反転信号と前記基準クロックとをNAND演算することにより生成されることを特徴とする、請求項9に記載のフリップフロップ。
  12. 前記第1ノードに接続されているキーパーをさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載のフリップフロップ。
  13. 互いに異なる位相を有する第1クロックと第2クロックの提供を受け、入力データをサンプリングするマスターステージとスレーブステージを含み、
    前記マスターステージは、
    第1電圧端と第2電圧端との間に直列に連結された第1トランジスタ、第2トランジスタおよび第3トランジスタ、
    前記入力データをインバートして第1トランジスタをゲーティングする第1インバータ、および
    前記入力データと前記第1クロックとを論理演算して前記第3トランジスタをゲーティングする第1ゲートを含み、
    前記第2トランジスタは前記第1クロックの提供を受けてゲーティングされることを特徴とする、半導体回路。
  14. 前記マスターステージのしきい電圧は前記スレーブステージのしきい電圧より低いことを特徴とする、請求項13に記載の半導体回路。
  15. 前記第1トランジスタは前記第1電圧に接続され、
    前記第3トランジスタは前記第2電圧に接続され、
    前記第2トランジスタは前記第1トランジスタと前記第3トランジスタとの間に配置されることを特徴とする、請求項13に記載の半導体回路。
  16. 前記第1および第2トランジスタは前記入力データを第1レベルに変更させ、
    前記第3トランジスタは前記入力データを第2レベルに変更させることを特徴とする、請求項15に記載の半導体回路。
  17. 前記第2トランジスタと前記第3トランジスタとの間に接続されるキーパーをさらに含むことを特徴とする、請求項13に記載の半導体回路。
  18. 前記論理演算がNOR演算であることを特徴とする、請求項13に記載の半導体回路。
  19. 前記第1および第2トランジスタはPMOSトランジスタであり、
    前記第3トランジスタはNMOSトランジスタであることを特徴とする、請求項18に記載の半導体回路。
  20. 前記第1電圧は電源電圧であり、
    前記第2電圧は接地電圧であることを特徴とする、請求項19に記載の半導体回路。
JP2014186735A 2013-10-16 2014-09-12 半導体回路および半導体システム Pending JP2015080202A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR10-2013-0123398 2013-10-16
KR1020130123398A KR102116722B1 (ko) 2013-10-16 2013-10-16 반도체 회로 및 반도체 시스템

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015080202A true JP2015080202A (ja) 2015-04-23

Family

ID=52809170

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014186735A Pending JP2015080202A (ja) 2013-10-16 2014-09-12 半導体回路および半導体システム

Country Status (5)

Country Link
US (1) US9503062B2 (ja)
JP (1) JP2015080202A (ja)
KR (1) KR102116722B1 (ja)
CN (1) CN104579298B (ja)
TW (1) TWI648953B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019186854A (ja) * 2018-04-16 2019-10-24 ラピスセミコンダクタ株式会社 半導体集積回路

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102284654B1 (ko) * 2014-07-02 2021-08-03 삼성전자 주식회사 메모리 카드
KR102432447B1 (ko) * 2015-09-01 2022-08-16 삼성전자주식회사 반도체 회로
KR102346021B1 (ko) * 2015-09-07 2021-12-30 삼성전자주식회사 플립-플롭을 포함하는 반도체 회로
CN106982046B (zh) * 2017-03-22 2020-08-04 中国电子产品可靠性与环境试验研究所 瞬态脉冲宽度展宽电路及方法
US10355672B2 (en) * 2017-06-29 2019-07-16 SK Hynix Inc. Semiconductor device with power gating scheme
CN109412557A (zh) * 2017-08-17 2019-03-01 三星电子株式会社 具有单个预充电节点的触发器
US10868524B2 (en) 2018-12-13 2020-12-15 Samsung Electronics Co., Ltd. Semiconductor circuit and semiconductor circuit layout system
CN111082779B (zh) * 2019-12-19 2023-07-21 峰岹科技(深圳)股份有限公司 数据传输电路、数据传输方法以及电子设备
CN114928351A (zh) 2021-04-06 2022-08-19 台湾积体电路制造股份有限公司 用于触发器的时序电路布置

Family Cites Families (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4691122A (en) 1985-03-29 1987-09-01 Advanced Micro Devices, Inc. CMOS D-type flip-flop circuits
JPH0736507B2 (ja) * 1989-02-02 1995-04-19 株式会社東芝 半導体論理回路
JPH07131302A (ja) 1993-11-08 1995-05-19 Nec Corp レジスタ回路
JP3178666B2 (ja) * 1998-02-03 2001-06-25 日本電気株式会社 ダイナミック型駆動回路
US6617892B2 (en) * 1998-09-18 2003-09-09 Intel Corporation Single ended interconnect systems
US6204708B1 (en) 1998-10-29 2001-03-20 Microchip Technology Incorporated Apparatus and method for an improved master-slave flip-flop with non-overlapping clocks
US6420903B1 (en) * 2000-08-14 2002-07-16 Sun Microsystems, Inc. High speed multiple-bit flip-flop
US6404253B1 (en) 2001-01-12 2002-06-11 Faraday Technology Corp. High speed, low setup time voltage sensing flip-flop
JP2004343499A (ja) * 2003-05-16 2004-12-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd フリップフロップ回路
JP3803879B2 (ja) * 2003-12-04 2006-08-02 松下電器産業株式会社 不揮発性フリップフロップ回路およびその駆動方法
JP2005223829A (ja) 2004-02-09 2005-08-18 Nec Electronics Corp 分数分周回路及びこれを用いたデータ伝送装置
US7248090B2 (en) 2005-01-10 2007-07-24 Qualcomm, Incorporated Multi-threshold MOS circuits
US7123068B1 (en) * 2005-04-01 2006-10-17 Freescale Semiconductor, Inc. Flip-flop circuit having low power data retention
US20080186070A1 (en) 2006-04-27 2008-08-07 Arun Sundaresan Iyer Higher operating frequency latch circuit
US20080024184A1 (en) 2006-07-27 2008-01-31 Faraday Technology Corp. Flip-flop having improved set-up time and method used with
KR20080027048A (ko) * 2006-09-22 2008-03-26 삼성전자주식회사 고속 저전력으로 동작하기 위한 듀얼 엣지 트리거 클록게이트 로직 및 그 방법
US7408393B1 (en) 2007-03-08 2008-08-05 Inphi Corporation Master-slave flip-flop and clocking scheme
CN101079614A (zh) * 2007-06-18 2007-11-28 清华大学 低功耗低时钟摆幅d触发器
US7583121B2 (en) * 2007-08-30 2009-09-01 Freescale Semiconductor, Inc. Flip-flop having logic state retention during a power down mode and method therefor
US8076965B2 (en) * 2008-04-10 2011-12-13 Broadcom Corporation Low leakage data retention flip flop
US8803581B2 (en) * 2009-04-15 2014-08-12 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd. Fast flip-flop structure with reduced set-up time
US8416002B2 (en) * 2010-10-20 2013-04-09 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd. Flip-flop circuit design
US8493119B2 (en) 2010-12-13 2013-07-23 Apple Inc. Scannable flip-flop with hold time improvements

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019186854A (ja) * 2018-04-16 2019-10-24 ラピスセミコンダクタ株式会社 半導体集積回路
JP7052971B2 (ja) 2018-04-16 2022-04-12 ラピスセミコンダクタ株式会社 半導体集積回路

Also Published As

Publication number Publication date
KR20150044247A (ko) 2015-04-24
KR102116722B1 (ko) 2020-06-01
TWI648953B (zh) 2019-01-21
US9503062B2 (en) 2016-11-22
US20150102847A1 (en) 2015-04-16
CN104579298A (zh) 2015-04-29
TW201517519A (zh) 2015-05-01
CN104579298B (zh) 2020-03-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2015080202A (ja) 半導体回路および半導体システム
KR102226876B1 (ko) 통합 클록 게이팅 로직을 포함하는 저전력 토글 래치 기반 플립플랍 회로
US9252754B2 (en) Scan flip-flop, method thereof and devices having the same
KR102033291B1 (ko) 반도체 장치 및 그 구동 방법
US9160317B2 (en) Semiconductor circuit and method of operating the same
KR102060073B1 (ko) 반도체 회로
KR102257380B1 (ko) 온칩 클록 컨트롤러를 포함하는 시스템온칩 및 이를 포함하는 모바일 장치
KR102010454B1 (ko) 스캔 플립-플롭, 이의 동작 방법, 및 이를 포함하는 데이터 처리 장치
KR20160017479A (ko) 클럭 스위치 장치 및 이를 포함하는 시스템-온-칩
US10938383B2 (en) Sequential circuit having increased negative setup time
US9837995B2 (en) Clock gating using a delay circuit
US20190245529A1 (en) Clock generation circuit having deskew function and semiconductor integrated circuit device including same
JP2015149706A (ja) 半導体回路及びその動作方法
US8930862B2 (en) System, method, and computer program product for automatic two-phase clocking
TWI692772B (zh) 時序電路
CN112087220A (zh) 半导体设备
KR20180031859A (ko) 복수의 딜레이 라인을 포함하는 딜레이 고정 루프
US10410699B1 (en) Multi-bit pulsed latch including serial scan chain
US20190280693A1 (en) Fused voltage level shifting latch
TWI701904B (zh) 半導體電路
US20140240016A1 (en) Low clock energy double-edge-triggered flip-flop circuit
US20140184288A1 (en) Semiconductor circuit and method for operating the same
Lee et al. Multiple Clock Design
KR20140085274A (ko) 반도체 회로 및 그 구동 방법

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20161222

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20161228