JP2015077871A - 車両下部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、車両が微小ラップ衝突や斜め衝突した際、衝突荷重を効果的に車両前後方向後方側、又は衝突した側の車両幅方向の反対側へ伝達させることができる車両下部構造を得る。【解決手段】フロアパネル14の前部に配設された補強部材36は、フロアパネル14の車両幅方向外側かつ車両前後方向前方側の位置(入力部40)から車両前後方向後方側へ向かうにつれて車両幅方向内側へ向かって傾斜して配置されている。補強部材36の外端部はロッカ18に接合され、内端部はフロアトンネル部16に接合されている。車両の前面衝突時、フロアパネル14の車両幅方向外側かつ車両前後方向前方側の位置に斜め方向の衝突荷重Fが入力される。したがって、入力部40とフロアトンネル部16との間を補強部材36で繋ぐことによって、入力部40へ入力された衝突荷重Fを補強部材36を介して効果的にフロアトンネル部16へ伝達させることができる。【選択図】図2−1

Description

本発明は、車両下部構造に関する。
下記特許文献1には、サイドシル(ロッカ)の前部側とフロアフレーム(フロアサイドメンバ)との間において、斜めに補強部材が架け渡された技術が開示されている。この補強部材とフロアフレームの接合部には、当該フロアフレームの他の部分よりも強度が小さい脆弱部が設けられており、車両の前面衝突時において脆弱部が変形することによってフロアパネル全体の変形が抑制されるようになっている。
また、下記特許文献2には、トルクボックスとフロントサイドフレームとの間を結合する、閉断面構造を有する補強部材が設けられた技術が開示されている。
特開2010−23538号公報 特開2013−203111号公報
しかしながら、これらの先行技術では、フロアパネル全体の変形を抑制することを目的としているため、車両が微小ラップ衝突や斜め衝突(オブリーク衝突)した際、衝突荷重を車両前後方向後方側、又は衝突した側の車両幅方向の反対側へ伝達させるような構成にはなっていない。
本発明は、上記の事実を考慮し、車両が微小ラップ衝突や斜め衝突した際、衝突荷重を効果的に車両前後方向後方側、又は衝突した側の車両幅方向の反対側へ伝達させることができる車両下部構造を提供することを目的とする。
請求項1に記載の車両下部構造は、車室の床部を構成するフロアパネルの車両幅方向外側において車両前後方向に沿って設けられたロッカと、前記フロアパネルの車両幅方向の中央部において車両前後方向に沿って延在されたフロアトンネル部と、前記フロアパネルの車両前後方向前部に配設され、当該フロアパネルの車両幅方向外側かつ車両前後方向前方側に位置し車両において車両幅方向外側に前面衝突した際の衝突荷重が入力される入力部から車両前後方向後方側へ向かうにつれて車両幅方向内側へ向かって傾斜し、前記入力部と前記フロアトンネル部とを繋ぐ補強部材と、を有している。
請求項1に記載の車両下部構造では、フロアパネルの車両幅方向外側においてロッカが車両前後方向に沿って設けられ、当該フロアパネルの車両幅方向の中央部においてフロアトンネル部が車両前後方向に沿って延在されている。ここで、フロアパネルの車両前後方向前部には補強部材が配設されている。フロアパネルの車両幅方向外側かつ車両前後方向前方側には、車両において車両幅方向外側に前面衝突した際の衝突荷重が入力される入力部が設けられている。当該補強部材は、この入力部から車両前後方向後方側へ向かうにつれて車両幅方向内側へ向かって傾斜し、当該入力部とフロアトンネル部とを繋いでいる。
ここで、「繋ぐ」は、入力部及びフロアトンネル部に対して補強部材が直接接合された場合以外に、入力部及びフロアトンネル部に対して補強部材が他部材を介して間接的に接合された場合も含む意味である。
車両が微小ラップ衝突や斜め衝突(オブリーク衝突)により前面衝突した際、フロアパネルの車両幅方向外側かつ車両前後方向前方側(入力部)に衝突荷重が入力される。このため、当該入力部とフロアトンネル部との間を補強部材で繋ぐことによって、微小ラップ衝突や斜め衝突等によって入力部へ入力された衝突荷重を、補強部材を介して効果的にフロアトンネル部へ伝達することができる。
請求項2に記載の車両下部構造は、請求項1に記載の車両下部構造において、前記補強部材の車両前後方向前部は、前記ロッカに繋がっている。
請求項2に記載の車両下部構造では、補強部材の車両前後方向前部は、ロッカに繋がっているため、微小ラップ衝突や斜め衝突などによって車両へ入力された衝突荷重は、ロッカから補強部材を介してフロアトンネル部へ伝達されることになる。
請求項3に記載の車両下部構造は、請求項1に記載の車両下部構造において、前記フロアパネルの前部において、前記車室と該車室の車両前後方向の前側に形成されたパワーユニットルームとを区画するダッシュパネルが設けられ、前記補強部材の車両前後方向前部は、前記ダッシュパネル又は前記ダッシュパネルにおいて車両幅方向に沿って延在されたダッシュクロスメンバに繋がっている。
請求項3に記載の車両下部構造では、補強部材の車両前後方向前部は、フロアパネルの前部に設けられたダッシュパネル又はダッシュパネルにおいて車両幅方向に沿って延在されたダッシュクロスメンバに繋がっている。このため、微小ラップ衝突や斜め衝突によって車両へ入力された衝突荷重は、ダッシュパネル又はダッシュクロスメンバから補強部材を介してフロアトンネル部へ伝達されることになる。
請求項4に記載の車両下部構造は、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の車両下部構造において、前記ロッカと前記フロアトンネル部との間に車両幅方向に沿って架け渡されたフロアクロスメンバが設けられ、前記補強部材の車両前後方向後部は、前記フロアクロスメンバに少なくとも一部が接合されている。
請求項4に記載の車両下部構造では、ロッカとフロアトンネル部との間に車両幅方向に沿って架け渡されたフロアクロスメンバが設けられている。そして、補強部材の車両前後方向後部は、当該フロアクロスメンバに少なくとも一部が接合されている。このため、微小ラップ衝突や斜め衝突によって車両へ入力された衝突荷重が、補強部材を介してフロアトンネル部へ伝達される際、フロアトンネル部以外にフロアクロスメンバにも伝達させることができる。
請求項5に記載の車両下部構造は、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の車両下部構造において、前記ロッカと前記フロアトンネル部との間に車両前後方向に沿って延在されたフロアサイドメンバが設けられ、前記補強部材は前記フロアサイドメンバを跨いで前記入力部と前記フロアトンネル部とを繋いでいる。
請求項5に記載の車両下部構造では、ロッカとフロアトンネル部との間に車両前後方向に沿って延在されたフロアサイドメンバが設けられている。補強部材はこのフロアサイドメンバを跨いで入力部とフロアトンネル部とを繋いでいる。
請求項6に記載の車両下部構造は、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の車両下部構造において、前記補強部材は前記フロアサイドメンバによって第1補強部材と第2補強部材とに分断され、前記第1補強部材は前記入力部と当該フロアサイドメンバとを繋ぎ、前記第2補強部材は当該フロアサイドメンバと前記フロアトンネル部とを繋いでいる。
請求項6に記載の車両下部構造では、補強部材はこのフロアサイドメンバによって第1補強部材と第2補強部材とに分断されており、第1補強部材は入力部とフロアサイドメンバとを繋ぎ、第2補強部材はフロアサイドメンバとフロアトンネル部とを繋いでいる。
請求項7に記載の車両下部構造は、請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の車両下部構造において、前記補強部材は前記フロアパネルの車両上下方向下方に配設されている。
請求項7に記載の車両下部構造では、補強部材はフロアパネルの車両上下方向下方に配設されているため、補強部材がフロアパネルの車両上下方向上方に配設された場合と比較して車室内の空間を広くすることができる。
以上説明したように、請求項1に係る車両下部構造は、車両が微小ラップ衝突や斜め衝突した際、補強部材を介して衝突荷重を効果的に車両前後方向後方側、又は衝突した側の車両幅方向の反対側へ伝達させることができる、という優れた効果を有する。
請求項2に係る車両下部構造は、ロッカから補強部材及びフロアトンネル部を介して衝突荷重を効果的に車両前後方向後方側へ伝達させることができる、という優れた効果を有する。
請求項3に係る車両下部構造は、ロッカから補強部材へダッシュパネル又はダッシュクロスメンバを介して衝突荷重を伝達させることができる、という優れた効果を有する。
請求項4に係る車両下部構造は、衝突荷重をフロアトンネル部及びフロアクロスメンバへ分散させることができる、という優れた効果を有する。
請求項5に係る車両下部構造は、フロアパネル自体の剛性を上げることができる、という優れた効果を有する。
請求項6に係る車両下部構造は、フロアサイドメンバを介してロッカから伝達された衝突荷重をフロアトンネル部へ伝達させることができる、という優れた効果を有する。
請求項7に係る車両下部構造は、補強部材がフロアパネルの車両上下方向上方に配設された場合と比較して車室内の空間を広くすることができる、という優れた効果を有する。
本発明の第1実施形態に係る車両下部構造を示す概略平面図である。 (A)は、図1のA−A線に沿って切断された状態を示す断面図、(B)は、図3のB−B線に沿って切断された状態を示す断面図であり、(C)は、本発明の第1実施形態に係る車両下部構造の変形例(2)を示す(A)に対応する断面図である。 (D)〜(F)は,本発明の第1実施形態に係る車両下部構造の変形例(3)を示す図2(A)にそれぞれ対応する断面図である。 本発明の第1実施形態に係る車両下部構造の変形例(1)を示す概略平面図である。 (A)〜(C)は、本発明の第1実施形態に係る車両下部構造の変形例(4)を示す図2(A)〜(C)にそれぞれ対応する断面図である。 (D)〜(F)は、本発明の第1実施形態に係る車両下部構造の変形例(4)を示す図2(D)〜(F)にそれぞれ対応する断面図である。 (A)〜(C)は、本発明の第1実施形態に係る車両下部構造の変形例(5)を示す図2(A)〜(C)にそれぞれ対応する断面図である。 (D)〜(F)は、本発明の第1実施形態に係る車両下部構造の変形例(5)を示す図2(D)〜(F)にそれぞれ対応する断面図である。 (A)〜(C)は、本発明の第1実施形態に係る車両下部構造の変形例(6)を示す図5(A)〜(C)にそれぞれ対応する断面図である。 (D)〜(F)は、本発明の第1実施形態に係る車両下部構造の変形例(6)を示す図5(D)〜(F)にそれぞれ対応する断面図である。 (A)〜(C)は、本発明の第1実施形態に係る車両下部構造の変形例(7)を示す図5(A)〜(C)にそれぞれ対応する断面図である。 (D)〜(F)は、本発明の第1実施形態に係る車両下部構造の変形例(7)を示す図5(D)〜(F)にそれぞれ対応する断面図である。 (A)〜(C)は、本発明の第1実施形態に係る車両下部構造の変形例(8)を示す図7(A)〜(C)にそれぞれ対応する断面図である。 (D)〜(F)は、本発明の第1実施形態に係る車両下部構造の変形例(8)を示す図7(D)〜(F)にそれぞれ対応する断面図である。 本発明の第2実施形態に係る車両下部構造を示す概略平面図である。 (A)は、図9のC−C線に沿って切断された状態を示す断面図であり、(B)、(C)は、本発明の第2実施形態に係る車両下部構造の変形例(1)を示す図2(B)、(C)にそれぞれ対応する断面図である。 (D)〜(F)は、本発明の第2実施形態に係る車両下部構造の変形例(1)を示す図2(D)〜(F)にそれぞれ対応する断面図である。 (A)〜(C)は、本発明の第2実施形態に係る車両下部構造の変形例(2)を示す図10(A)〜(C)にそれぞれ対応する断面図である。 (D)〜(F)は、本発明の第2実施形態に係る車両下部構造の変形例(2)を示す図10(D)〜(F)にそれぞれ対応する断面図である。 (A)〜(C)は、本発明の第2実施形態に係る車両下部構造の変形例(3)を示す図5(A)〜(C)及び図12(A)〜(C)にそれぞれ対応する断面図である。 (D)〜(F)は、本発明の第2実施形態に係る車両下部構造の変形例(3)を示す図5(D)〜(F)及び図12(D)〜(F)にそれぞれ対応する断面図である。 (A)〜(C)は、本発明の第2実施形態に係る車両下部構造の変形例(4)を示す図12(A)〜(C)にそれぞれ対応する断面図である。 (D)〜(F)は、本発明の第2実施形態に係る車両下部構造の変形例(4)を示す図12(D)〜(F)にそれぞれ対応する断面図である。 (A)〜(C)は、本発明の第2実施形態に係る車両下部構造の変形例(5)を示す図7(A)〜(C)及び図14(A)〜(C)にそれぞれ対応する断面図である。 (D)〜(F)は、本発明の第2実施形態に係る車両下部構造の変形例(5)を示す図7(D)〜(F)及び図14(D)〜(F)にそれぞれ対応する断面図である。 (A)〜(C)は、本発明の第2実施形態に係る車両下部構造の変形例(6)を示す図14(A)〜(C)にそれぞれ対応する断面図である。 (D)〜(F)は、本発明の第2実施形態に係る車両下部構造の変形例(6)を示す図14(D)〜(F)にそれぞれ対応する断面図である。
以下、本実施の形態に係る車両下部構造について、図面に基づき説明する。なお、図中の矢印UPは車両上方向、矢印FRは車両前方向、矢印RHは車両右方向、矢印LHは車両左方向をそれぞれ示す。以下の説明で、特記なく前後、上下、左右の方向を用いる場合は、車両前後方向の前後、車両上下方向の上下、車両左右方向(車両幅方向)の左右を示すものとする。
<第1実施形態>
(車両下部構造の全体構成)
まず、第1実施形態に係る車両下部構造の全体構成について説明する。図1には、本実施形態に係る車両下部構造10における概略平面図が示されている。また、図2(A)には、図1のA−A線に沿って切断された状態を示す概略断面図が示されている。
図1及び図2(A)に示されるように、本実施形態に係る車両下部構造10は、車室12の床部を構成するフロアパネル14を備えている。フロアパネル14は、鋼板などの薄板部品で形成されており、車両前後方向及び車両幅方向に沿って延在されている。
フロアパネル14における車両幅方向の中央部には、上側に膨出しかつ下側が開口されると共に車両前後方向を長手方向とするフロアトンネル部16が形成されている。フロアトンネル部16は、長手方向に対して直交する幅方向に沿って切断された断面形状が略台形状を成している。そして、フロアトンネル部16の側壁16Aは、上方へ向かうにつれて当該フロアトンネル部16の幅方向の中央側へ向かって傾斜した状態で形成されている。
(ロッカの構成)
ロッカの構成について説明する。ロッカ18は、フロアパネル14の車両幅方向外側において、車両前後方向に沿って延在されている。ロッカ18は、車両幅方向外側に配置されたロッカアウタパネル20と、車両幅方向内側に配置されたロッカインナパネル22と、を含んで構成されている。
ロッカアウタパネル20は、車両幅方向に沿って切断された断面形状が車両幅方向内側に開口したハット状を成している。ロッカアウタパネル20の上端部からは、上方へ向かって上フランジ部20Aが延出されている。また、ロッカアウタパネル20の下端部からは、下方へ向かって下フランジ部20Bが延出されている。
一方、ロッカインナパネル22は、車両幅方向に沿って切断された断面形状が車両幅方向外側に開口したハット状を成している。ロッカインナパネル22の上端部からは、上方へ向かって上フランジ部22Aが延出されている。また、ロッカインナパネル22の下端部からは、下方へ向かって下フランジ部22Bが延出されている。
そして、ロッカアウタパネル20の上フランジ部20Aとロッカインナパネル22の上フランジ部22Aとが接合されている。また、ロッカアウタパネル20の下フランジ部20Bとロッカインナパネル22の下フランジ部22Bとが接合されている。これらの接合により、ロッカアウタパネル20とロッカインナパネル22との間に、多角形の閉断面部24が形成される。なお、ここでの「接合」は、スポット溶接等によるものであり、以下の接合についても同様である。
ここで、前述のフロアパネル14の車両幅方向の両端部からは上方へ向かって延出された上フランジ部14Aが延出されている。この上フランジ部14Aは、ロッカインナパネル22の一部を構成し車両前後方向かつ車両上下方向に沿って形成された縦壁22Cに接合されている。
(ダッシュパネルの構成)
ダッシュパネルの構成について説明する。フロアパネル14の車両前後方向の前側には、ダッシュパネル26が設けられている。なお、このダッシュパネル26は、1部品で形成されていても良いし、ダッシュパネル26の上部を構成し縦壁を有するアッパ部分と、ダッシュパネル26の下部を構成しフロアパネル14と接合されるロア部分と、の2部品で構成されていても良い。さらに、当該ロア部分がフロアパネル14と一体形成されていても良い。
ダッシュパネル26は、車室12と、当該車室12の車両前後方向の前側に形成されたパワーユニットルーム28とを区画している。なお、パワーユニットルーム28には、エンジン及び電気モータの少なくとも一方が収納可能とされており、エンジンのみが収納される場合は、エンジンルームとして捉えることも可能である。
ダッシュパネル26は、車両上下方向の上側に向かうに従って車両前後方向の前側に向かうように傾斜した状態で形成されている。また、ダッシュパネル26の高さ方向における所定の位置には、車両幅方向に沿ってダッシュクロスメンバ30が延在されている。
(フロアクロスメンバの構成)
フロアクロスメンバの構成について説明する。フロアパネル14の車両前後方向の中央側には、フロアトンネル部16を間に置いて、車両幅方向に沿ってフロアクロスメンバ32がそれぞれ延在されている。このフロアクロスメンバ32の車両前後方向後方側には、フロアクロスメンバ34がそれぞれ延在されている。
フロアクロスメンバ32は、図示はしないが、車両前後方向に沿って切断された断面形状が下側に開口したハット状を成している。フロアクロスメンバ32の車両前後方向の前端部からは、図示はしないが、前方へ向かって前フランジ部が延出されている。また、フロアクロスメンバ32の後端部からは、後方へ向かって後フランジ部が延出されている。これらの前フランジ部及び後フランジ部は、フロアパネル14の床面(表面)14Bにそれぞれ接合されている。
フロアクロスメンバ32の車両幅方向の外端部からは、図示はしないが、上方へ向かって上フランジ部が延出されている。この上フランジ部は、ロッカ18におけるロッカインナパネル22の縦壁22Cに接合されている。さらに、フロアクロスメンバ32の車両幅方向の内端部からは、図示はしないが、上方へ向かって上フランジ部が延出されている。この上フランジ部は、フロアトンネル部16の側壁16Aの外側に接合されている。なお、フロアクロスメンバ34は、フロアクロスメンバ32と略同一の構成を成しているため、説明を割愛する。
(補強部材の構成)
補強部材の構成について説明する。フロアパネル14の前部には、当該フロアパネル14の車両幅方向外側かつ車両前後方向前方側の位置(後述する入力部40)から車両前後方向後方側へ向かうにつれて車両幅方向内側へ向かって傾斜した状態で補強部材36が配設されている。そして、この補強部材36はロッカ18とフロアトンネル部16とを繋いでいる。
具体的には、当該補強部材36は、鋼板で形成されており、図示はしないが、車両前後方向に沿って切断された断面形状が下側に開口したハット状を成している。つまり、補強部材36は、いわゆる骨格部材の1つである。この補強部材36の車両前後方向の前壁36Aにおける下端部からは、前方へ向かう前フランジが延出されている。また、補強部材36の車両前後方向の後壁36Bにおける下端部からは、後方へ向かう後フランジが延出されている。これらの前フランジ及び後フランジは、フロアパネル14の表面14Bに接合されている。
さらに、補強部材36における上壁部36Cの車両幅方向の外端部からは、上方へ向かって上フランジ部36C1が延出されている。この上フランジ部36C1はロッカ18におけるロッカインナパネル22の縦壁22Cに接合されている。また、補強部材36における上壁部36Cの車両幅方向の内端部からは、上方へ向かって上フランジ部36C2が延出されている。この上フランジ部36C2はフロアクロスメンバ32の前方側でフロアトンネル部16の側壁16Aの外側に接合されている。
なお、補強部材36が骨格部材であり、補強部材36の内端部は、その一部がフロアクロスメンバ32と接合されていても良い。この場合、微小ラップ衝突や斜め衝突によって車両へ入力された衝突荷重が、補強部材を介してフロアトンネル部へ伝達される際、フロアトンネル部以外にフロアクロスメンバにも伝達させることができる。
(車両下部構造の作用・効果)
次に、本実施の形態に係る車両下部構造の作用・効果について説明する。
例えば、図示はしないが、車体骨格であるフロントサイドメンバに対する車両幅方向外側への衝突、いわゆる微小ラップ衝突や斜め衝突(オブリーク衝突)により車両が前面衝突したとする。なお、以下の説明において、「前面衝突」と用いる場合、微小ラップ衝突や斜め衝突(オブリーク衝突)を指す。
このような前面衝突では、ロッカ及びダッシュパネルにおいて、車両前後方向に対して車両幅方向中央側へ向かって傾斜する斜め方向の衝突荷重が入力される。これにより、ロッカには車両幅方向内側へ向かう曲げモーメントが作用し、当該ロッカは車両幅方向へ向かって変形する可能性がある。このため、ロッカの変形を抑制するには、当該ロッカにおいて補強が必要となる。
これに対して、本実施形態では、図1及び図2(A)に示されるように、フロアパネル14の前部には、補強部材36が配設されている。この補強部材36は、フロアパネル14の車両幅方向外側かつ車両前後方向前方側の位置(入力部40)から車両前後方向後方側へ向かうにつれて車両幅方向内側へ向かって傾斜して配置されている。そして、補強部材36の外端部はロッカ18に接合され、補強部材36の内端部はフロアトンネル部16に接合されている。
車両が前面衝突した際、フロアパネル14の車両幅方向外側かつ車両前後方向前方側の位置(入力部40)に当該斜め方向の衝突荷重Fが入力される。上述のように、入力部40とフロアトンネル部16との間を補強部材36で繋ぐことによって、入力部40へ入力された衝突荷重Fを、当該補強部材36を介して効果的にフロアトンネル部16へ伝達させることができる。すなわち、車両が微小ラップ衝突や斜め衝突した際、補強部材36を介して衝突荷重Fを車両前後方向後方側、又は衝突した側の車両幅方向の反対側へ伝達させることができる。
このように、微小ラップ衝突や斜め衝突等、車両幅方向に沿った横方向の成分を持つ衝突において、衝突荷重Fをロッカ18及びフロアトンネル部16へ分散させることができる。このため、特にロッカ18において、車両幅方向の内側への変形を抑制することができる。また、補強部材36は入力部40へ入力された衝突荷重Fを軸力で受けるため、最小限の補強で衝突荷重Fをフロアトンネル部16へ伝達することができる。
(その他の実施形態)
上記実施形態では、図2(A)に示されるように、補強部材36によってロッカ18とフロアトンネル部16とが繋がれているが、当該補強部材36の構成についてはこれに限るものではない。以下、変形例について、(1)〜(5)で説明する。なお、以下の説明において、他の実施形態と構成が略同じ場合は、同じ符号を付して説明を割愛する場合もある。
(1)本実施形態では、補強部材36の車両幅方向の内端部に形成された上フランジ部36C2は、フロアクロスメンバ32の前方側でフロアトンネル部16の側壁16Aの外側に接合されている。しかし この補強部材36の内端部は、その一部がフロアクロスメンバ32と接合されていても良い。この場合、前面衝突により車両へ入力された衝突荷重Fが、補強部材36を介してフロアトンネル部16へ伝達される際、フロアトンネル部16以外にフロアクロスメンバ32にも伝達させることができる。
また、図2(A)では、補強部材36がロッカ18(入力部40)及びフロアトンネル部16に対して直接接合されている。しかし、本発明では、ロッカ18及びフロアトンネル部16に対して補強部材36が直接接合された場合以外に、ロッカ18及びフロアトンネル部16に対して補強部材36が他部材を介して間接的に接合された場合も含まれる。
例えば、図2(B)及び図3に示されるように、ここではフロアパネル14の上に、ロッカ18とフロアトンネル部16との間に車両前後方向に沿って延在されたフロアサイドメンバとしてのフロアリインフォースメントアッパ42が設けられている。なお、図2(B)には、図3のB−B線に沿って切断された状態を示す概略断面図が示されている。
ここでのフロアリインフォースメントアッパ42は、ダッシュパネル26からフロアクロスメンバ32まで架け渡された状態で配設されているが、ダッシュパネル26からフロアクロスメンバ34まで架け渡された状態で配設されても良い。
当該フロアリインフォースメントアッパ42は、例えば、車両幅方向に沿って切断された断面形状が下側に開口したハット状を成している。フロアリインフォースメントアッパ42において、上壁部42Aの車両前後方向の前端部からは、図示はしないが、前方へ向かって前フランジ部が延出されている。また、フロアリインフォースメントアッパ42において、上壁部42Aの後端部からは、後方へ向かって後フランジ部が延出されている。そして、前フランジ部はダッシュパネル26に接合され、後フランジ部はフロアクロスメンバ32に接合されている。
フロアリインフォースメントアッパ42の車両幅方向の外端部からは、ロッカ18へ向かって外フランジ部42Bが水平に延出されている。また、フロアリインフォースメントアッパ42の車両幅方向の内端部からは、フロアトンネル部16へ向かって内フランジ部42Cが水平に延出されている。これらの外フランジ部42B及び内フランジ部42Cは、フロアパネル14の表面14Bにそれぞれ接合されている。
さらに、本実施形態では、補強部材36は第1補強部材としての補強部材44と第2補強部材としての補強部材46とに分断され、補強部材44はロッカ18とフロアリインフォースメントアッパ42とを繋ぎ、補強部材46はフロアリインフォースメントアッパ42とフロアトンネル部16とを繋いでいる。
具体的には、補強部材44の上壁部44Aの車両幅方向の外端部からは、上方へ向かって上フランジ部44A1が延出されている。この上フランジ部44C1は、ロッカ18のロッカインナパネル22の縦壁22Cに接合されている。また、補強部材44の上壁部44Aの車両幅方向の内端部からは、フランジ部44A2がフロアリインフォースメントアッパ42の側壁42Dの一部と重なるようにして略水平に延出されている。このフランジ部44A2は、フロアリインフォースメントアッパ42の上壁部42Aに接合されている。
一方、補強部材46の上壁部46Aの車両幅方向の内端部からは、フランジ部46A1がフロアリインフォースメントアッパ42の側壁42Dの一部と重なるようにして略水平に延出されている。このフランジ部46A1は、フロアリインフォースメントアッパ42の上壁部42Aに接合されている。また、補強部材46の上壁部46Aの車両幅方向の外端部からは、上方へ向かって上フランジ部46A2が延出されている。この上フランジ部46A2はフロアトンネル部16の側壁16Aの外側に接合されている。つまり、本実施形態では、フロアリインフォースメントアッパ42を介して、補強部材36(補強部材44、46)がロッカ18及びフロアトンネル部16に間接的に接合されている。
ここでは、フロアパネル14の上に車両前後方向に沿ってフロアリインフォースメントアッパ42が配設されているため、フロアパネル14自体の剛性を高くすることができる。また、補強部材44をフロアリインフォースメントアッパ42に接合させることで、車両の前面衝突により入力部40に入力された斜め方向の衝突荷重Fの一部を、フロアリインフォースメントアッパ42へ伝達させることができる。
補強部材44のフランジ部44A2は、フロアリインフォースメントアッパ42の側壁42Dの一部と重なるようにして略水平に延出されている。このフランジ部44A2は、フロアリインフォースメントアッパ42の上壁部42Aに接合されている。
一方、補強部材46のフランジ部46A1及び補強部材46の上フランジ部46A2は、それぞれフロアリインフォースメントアッパ42の側壁42Dの一部と重なるようにして延出されている。このため、補強部材44に伝達された衝突荷重(<F)をフロアリインフォースメントアッパ42及び補強部材46へ効果的に伝達させることができる。
なお、ここでは、フロアリインフォースメントアッパ42が、ダッシュパネル26からフロアクロスメンバ32まで架け渡された例について説明している。しかし、本実施形態において、斜め方向の衝突荷重Fをフロアトンネル部16へ伝達することができれば良いという観点からすると、フロアリインフォースメントアッパ42は、必ずしもダッシュパネル26からフロアクロスメンバ32まで架け渡される必要はない。したがって、フロアリインフォースメントアッパ42は、補強部材36とフロアクロスメンバ32との間で架け渡されていても良い。
(2)図2(B)では、ロッカ18とフロアトンネル部16との間に車両前後方向に沿って延在されたフロアリインフォースメントアッパ42に補強部材36を接合させるため、補強部材36が補強部材44と補強部材46とに分断されている。しかし、補強部材36がロッカ18、フロアリインフォースメントアッパ42及びフロアトンネル部16にそれぞれ接合されていれば良いため、これに限るものではない。
例えば、図2(C)に示されるように、補強部材48では、上壁部48Aの車両幅方向の外端部からは、上方へ向かって上フランジ部48A1が延出されており、当該上フランジ部48A1はロッカ18のロッカインナパネル22の縦壁22Cに接合されている。また、補強部材48の上壁部48Aの車両幅方向の内端部からはフランジ部48A2が延出されており、当該フランジ部48A2はフロアトンネル部16の側壁16Aの外側に接合されている。
そして、本実施形態では、補強部材48の長手方向の中央部において、フロアリインフォースメントアッパ42の形状に合わせて側壁42Dの一部と重なるようにして上方へ向かって突出する突出部50が設けられている。この突出部50の上壁部50Aをフロアリインフォースメントアッパ42の上壁部42Aに接合させる。これにより、補強部材48は分断されない状態で、フロアリインフォースメントアッパ42に接合させることができる。
また、本実施形態では、補強部材48に突出部50を設け、当該突出部50の上壁部50Aをフロアリインフォースメントアッパ42の上壁部42Aに接合させている。これにより、車両の前面衝突により入力部40に入力された斜め方向の衝突荷重Fの一部を、当該突出部50を介してフロアリインフォースメントアッパ42へ伝達させることができる。
(3)図2(B)以外にも、例えば、図2(D)に示されるように、補強部材52の上壁部52Aの車両幅方向の内端部からは、フロアトンネル部16の近傍において、当該フロアトンネル部16側へ向かうにつれて下方へ向かって傾斜する傾斜壁52Bが形成されている。この傾斜壁52Bによって、補強部材52の上壁部52Aとフロアパネル14の表面14Bとの高さ方向のギャップが吸収されている。
この傾斜壁52Bの下端部からは、フランジ部52B1がフロアトンネル部16側へ向かって水平に延出されており、当該フランジ部52B1がフロアパネル14の表面14Bに接合されている。つまり、本実施形態では、フロアパネル14を介して、補強部材52がロッカ18及びフロアトンネル部16に間接的に接合されることになる。
本実施形態では、補強部材52の車両幅方向の内端部において、車両上下方向での溶接が可能となるため、図2(A)に示す補強部材36のように、フロアトンネル部16の側壁16Aに上フランジ部36C2を接合させる場合と比較して生産性が向上する。
なお、この場合、図2(E)、(F)に示されるように、ロッカ18とフロアトンネル部16との間に車両前後方向に沿ってフロアリインフォースメントアッパ42が延在された場合でも適用可能である。図2(E)、(F)において、補強部材52とフロアリインフォースメントアッパ42との接合方法については、図2(B)、(C)とそれぞれ略同じであるため、説明を割愛する。
(4)図2(A)では、フロアパネル14における車両幅方向の中央部に、車両前後方向に延びるフロアトンネル部16が一体に形成されているが、フロアパネル及びフロアトンネル部の構成についてはこれに限るものではない。例えば、図4(A)に示されるように、フロアパネル54がフロアトンネル部56を中心に分断されるような構成であっても良い。
ここでは、フロアトンネル部56は、車両幅方向に沿った断面形状が、下側が開口された山部56Aを成すと共に、当該山部56Aの根元部には谷部56Bが形成されている。谷部56Bの外縁部には、水平方向に沿ってフランジ部56B1が延出され、当該フランジ部56B1がフロアパネル54の裏面54Aに接合される。
フロアパネル54におけるフロアトンネル部56側には、上方へ向かって上フランジ部54Bが延出されており、当該上フランジ部54Bがフロアトンネル部56の山部56Aの外側に接合される。そして、補強部材36の上フランジ部36C2は、上フランジ部54Bに接合される。ここでは、フロアトンネル部56において、谷部56Bが形成されているため、フロアトンネル部56自体の剛性が高くなっている。
なお、この場合、図4(B)、(C)に示されるように、ロッカ18とフロアトンネル部56との間に車両前後方向に沿ってフロアリインフォースメントアッパ42が延在された場合でも適用可能である。
また、図4(D)に示されるように、図2(D)に示されるフロアパネル14(フロアトンネル部16を含む)に代えて、フロアパネル54及びフロアトンネル部56の構成を適用させても良い。ここで、補強部材52は、フロアトンネル部56の近傍において、当該フロアトンネル部56側へ向かうにつれて下方へ向かって傾斜する傾斜壁52Bが形成されている。この傾斜壁52Bの下端部からはフランジ部52B1が延出されているが、当該フランジ部52B1はフロアトンネル部56における谷部56Bと対向する位置となっている。そして、フランジ部52B1はフロアパネル54の表面54Cに接合される。
さらに、図4(E)、(F)に示されるように、図2(E)、(F)に示されるフロアパネル14に代えて、フロアパネル54及びフロアトンネル部56をそれぞれ適用させても良い。
(5)図2(A)では、フロアパネル14の上に補強部材36が配設されているが、これに限るものではない。例えば、図5(A)に示されるように、フロアパネル14の下に補強部材58が配設されても良い。
ここで、補強部材58は、車両前後方向に沿って切断された断面形状が上側に開口したハット状を成している。補強部材58の車両前後方向の前壁58A1における下端部からは、前方へ向かう前フランジが延出されている。また、補強部材36の車両前後方向の後壁(図示省略)における下端部からは、後方へ向かう後フランジが延出されている。これらの前フランジ及び後フランジは、フロアパネル14の裏面14Cに接合されている。
また、補強部材58の下壁部58Aの車両幅方向の外端部からは、ロッカ18側へ向かうにつれて上方へ向かって傾斜する傾斜壁58Bが形成されている。この傾斜壁58Bの下端部からは、フランジ部58Cがロッカ18へ向かって水平に延出されており、当該フランジ部58Cがロッカ18のロッカインナパネル22の下壁22Dに接合されている。さらに、補強部材58の下壁部58Aの車両幅方向の内端部には、上方へ向かって上フランジ58Dが形成されており、当該上フランジ58Dはフロアトンネル部16の側壁16Aの内側に接合されている。
このように、フロアパネル14の下に補強部材58が配設されることで、図2(A)に示されるように、フロアパネル14の上に補強部材36が配設された場合と比較して、車室12内の空間を広くすることができる。また、補強部材58の車両幅方向の外端部において車両上下方向での溶接が可能となる。このため、図2(A)に示す補強部材36のように、ロッカ18のロッカインナパネル22の縦壁22Cに上フランジ部36C1を接合させる場合と比較して生産性が向上する。
さらに、ここでは、図5(B)に示されるように、フロアパネル14の裏面14Cに、ロッカ18とフロアトンネル部16との間に車両前後方向に沿ってフロアサイドメンバとしてのフロアリインフォースメントロア60が配設されても良い。
このフロアリインフォースメントロア60は、例えば、車両幅方向に沿って切断された断面形状が下側に開口したハット状を成している。フロアリインフォースメントロア60の車両幅方向の外端部からは、外フランジ部60Aがロッカ18へ向かって水平に延出されている。また、フロアリインフォースメントロア60の車両幅方向の内端部からは、内フランジ部60Bがフロアトンネル部16側へ向かって水平に延出されている。これらの外フランジ部60A及び内フランジ部60Bがフロアパネル14の裏面14Cにそれぞれ接合されている。
本実施形態では、フロアパネル14の下に補強部材58が配設されるため、補強部材58は補強部材44と補強部材46とに分断されて、補強部材44はロッカ18とフロアリインフォースメントロア60とを繋いでいる。一方、補強部材46はフロアリインフォースメントロア60とフロアトンネル部16とを繋いでいる。
さらに、図5(C)に示されるように、補強部材58の長手方向の中央部において、上方へ向かって突出する突出部50を設けて、当該突出部50の上壁部50Aをフロアリインフォースメントロア60の下壁部60Cに接合させても良い。これにより、補強部材58は分断されない状態で、フロアリインフォースメントロア60に接合させることができる。
このように、補強部材58に突出部50を設け、当該突出部50の上壁部50Aをフロアリインフォースメントロア60の下壁部60Cに接合させることで、車両の前面衝突により入力部40に入力された斜め方向の衝突荷重Fの一部を、当該突出部50を介してフロアリインフォースメントロア60へ伝達させることができる。
本実施形態では、図5(A)に示されるように、フロアパネル14の下に補強部材58が配設されるようになっている。しかし、ロッカ18からフロアトンネル部16への荷重伝達効率を考慮すると、図2(A)に示されるように、フロアパネル14の上に補強部材48が配設された方が好ましい。
このため、図5(D)に示されるように、補強部材を補強部材62と補強部材64とに分けている。補強部材62は、車両幅方向に沿って切断された断面形状が下側に開口したハット状を成している。補強部材62の上壁部62Aの車両幅方向の外端部からは、上方へ向かって上フランジ部62A1が延出されており、当該上フランジ部62A1はロッカ18のロッカインナパネル22の縦壁22Cに接合されている。また、補強部材62の上壁部62Aの車両幅方向の内端側には、当該フロアトンネル部16側へ向かうにつれて下方へ向かって傾斜する傾斜壁62Bが形成されている。この傾斜壁62Bの下端部からは、フロアトンネル部16側へ向かってフランジ部62B1は水平に延出されており、当該フランジ部62B1はフロアパネル14の表面14Bに接合されている。
一方、補強部材64は、車両幅方向に沿って切断された断面形状が上側に開口したハット状を成している。補強部材64の下壁部64Aの車両幅方向の外端部には、ロッカ18側へ向かうにつれて上方へ向かって傾斜する傾斜壁64Bが、補強部材62の傾斜壁62Bと車両上下方向で対応するように形成されている。この傾斜壁64Bの上端部からは、ロッカ18側へ向かってフランジ部64B1が水平に延出されており、当該フランジ部64B1はフロアパネル14の裏面14Cに接合されている。また、補強部材64の下壁部64Aの車両幅方向の内端部からは、上方へ向かって延出する上フランジ部64A1が形成されており、当該上フランジ部64A1はフロアトンネル部16の側壁16Aの内側に接合されている。
これにより、車両の前面衝突により入力部40に入力された斜め方向の衝突荷重Fを、フロアパネル14の上に配設された補強部材62からフロアパネル14を介して、当該フロアパネル14の下に配設された補強部材64へ伝達させる。そして、当該補強部材64を介してフロアトンネル部16へ伝達させることができる。したがって、本実施形態では、車室12内の空間を広くすると共に荷重伝達効率を向上させることができる。
なお、ここでは、補強部材62の車両幅方向の内端側には傾斜壁62Bが形成されている。しかし、図5(E)に示されるように、フロアパネル14の表面14Bにフロアリインフォースメントアッパ42が配設された場合、当該傾斜壁62Bは形成されない。また、この場合、補強部材62の上壁部62Aの車両幅方向の内端部62Cがフロアリインフォースメントアッパ42が上壁部42Aに接合される。そして、フロアリインフォースメントアッパ42は、補強部材64と車両上下方向で対応するように配置されている。
また、図5(F)に示されるように、補強部材62の車両幅方向の内端部62Cにおいて、フロアリインフォースメントアッパ42の形状に合わせて、クランク状に形成させても良い。このように、補強部材62の内端部62Cにおいて、フロアリインフォースメントアッパ42との重なり量を増やすことで、補強部材62に伝達された衝突荷重(<F)をフロアリインフォースメントアッパ42へより効果的に伝達させることができる。なお、ここでは、内端部62Cを上壁部42Aから離した状態で図示している。
(6)また、上記の各実施形態(図5(A)〜(F))において、図6(A)〜(F)にそれぞれ示されるように、フロアパネル54がフロアトンネル部56を中心に分断されるような構成に適用させても良い。この場合、例えば、図6(A)に示す補強部材58の車両幅方向の内端部に形成された上フランジ58Dは、フロアトンネル部56の山部56Aの外側に接合される。そして、フロアパネル54の上フランジ部54Bは、当該上フランジ58Dに接合される。
なお、図6(B)〜(F)に示されるように、図5(B)〜(F)におけるフロアパネル14に代えて、フロアパネル54及びフロアトンネル部56の構成をそれぞれ適用させても良い。
(7)さらに、本実施形態では、図5(A)〜(C)に示されるように、フロアパネル14の下に補強部材58が配設して、車室12内の空間を広くするようにしている。しかし、図7(A)〜(C)にそれぞれ示されるように、フロアパネル14の表面14B上に車両前後方向に沿ってフロアリインフォースメントアッパ42が配設された構成であっても良い。これにより、フロアパネル14自体の剛性を高くすることができる。
さらに、本実施形態では、図5(D)に示されるように、補強部材を補強部材62と補強部材64とに分けている。そして、補強部材62はフロアパネル14の表面14Bに接合され、補強部材64はフロアパネル14の裏面14Cに接合されているが、図7(D)に示されるように、フロアパネル14の裏面14Cに車両前後方向に沿ってフロアリインフォースメントロア60が配設されても良い。この場合、補強部材64の下壁部64Aの車両幅方向の外端部からは、ロッカ18側へ向かってフランジ部64Cが水平に延出されており、当該フランジ部64Cはフロアリインフォースメントロア60の下壁部60Cに接合されている。なお、図7(E)、(F)は、図5(E)、(F)において、図7(D)における補強部材64及びフロアリインフォースメントロア60の構成をそれぞれ適用させたものである。
(8)また、上記の各実施形態(図7(A)〜(F))において、図8(A)〜(F)にそれぞれ示されるように、フロアパネル54がフロアトンネル部56を中心に分断されるような構成に適用させても良い。ここで、図8(A)〜(C)に示されるように、補強部材58において、車両幅方向の内端部から、下方へ向かって下フランジ部58Eを延出させ、当該下フランジ部58Eをフロアトンネル部56における谷部56Bの斜面56B2に接合させても良い。なお、図8(E)〜(F)では、補強部材64において、車両幅方向の内端部から、下方へ向かって下フランジ部64Dを延出させ、当該下フランジ部64Dをフロアトンネル部56における谷部56Bの斜面56B2に接合させる。
以上の実施形態において説明した、補強部材36、48、52、フロアリインフォースメントアッパ42、フロアリインフォースメントロア60等の形状については、適宜変更可能である。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態に係る車両下部構造について説明する。なお、第1実施形態に係る車両下部構造と略同一の内容については説明を割愛する。
(車両下部構造の構成)
第1実施形態に係る車両下部構造では、図1に示されるように、フロアパネル14の前部に配設された補強部材36はロッカ18とフロアトンネル部16とを繋いでいる。しかし、この補強部材36は、当該フロアパネル14の車両幅方向外側かつ車両前後方向前方側の位置する入力部40から車両前後方向後方側へ向かうにつれて車両幅方向内側へ向かって傾斜した状態でロッカ18とフロアトンネル部16とを繋ぐことができれば良い。
そして、本発明における「繋ぐ」では、入力部及びフロアトンネル部に対して補強部材が他部材を介して間接的に接合された場合も含まれる。車種によっては、当該入力部において、ロッカ18の内側にダッシュパネル26又はダッシュクロスメンバ30が延長して形成された介在部72が設けられている場合もある。このため、本実施形態では、図9に示されるように、補強部材36が当該介在部72とフロアトンネル部16とを繋いでいる例について説明する。
図10(A)に示される介在部72は、ダッシュパネル26から延長した状態で形成されており、例えば、図示はしないが、車両前後方向に沿って切断された断面形状が下側に開口したハット状を成している。介在部72における上壁部72Aの車両前後方向の後端部には、後壁部72A1が設けられており、当該後壁部72A1の下端部からは後方へ向かって後フランジ部が延出され、当該後フランジ部がフロアパネル14の表面14Bに接合されている。
また、介在部72の上壁部72Aの車両幅方向の外端部からは、上方へ向かって上フランジ部72A1が延出されている。この上フランジ部72A1はロッカ18におけるロッカインナパネル22の縦壁22Cに接合されている。また、介在部72の上壁部72Aの車両幅方向の内端部からは、当該フロアトンネル部16側へ向かうにつれて下方へ向かって傾斜する傾斜壁72B(図9参照)が形成されている。この傾斜壁72Bの下端部からは、フランジ部72B1がフロアトンネル部16側へ向かって水平に延出されており、当該フランジ部72B1がフロアパネル14の表面14Bに接合されている。
一方、補強部材36における上壁部36Cの車両幅方向の外端部からは、介在部72へ向かって外フランジ部36Dが水平に延出されており、当該外フランジ部36Dが介在部72の上壁部72Aに接合されている。また、補強部材36における上壁部36Cの車両幅方向の内端部からは、上方へ向かって上フランジ部36C2が延出され、当該上フランジ部36C2はフロアクロスメンバ32の前方側でフロアトンネル部16の側壁16Aの外側に接合されている。なお、補強部材36の内端部は、その一部がフロアクロスメンバ32と接合されていても良い。
(車両下部構造の作用・効果)
第1実施形態では、図1に示されるように、補強部材36はロッカ18とフロアトンネル部16とを繋いでいるが、本実施形態では、図9に示されるように、補強部材36は介在部72を介してロッカ18と接続され、当該介在部72を介してロッカ18とフロアトンネル部16とを繋いでいる。
このように、本実施形態では、ロッカ18と補強部材36との間に介在部72が設けられているが、当該ロッカ18に入力された衝突荷重Fは、ロッカ18及び介在部72を介して補強部材36へ伝達させることができる。そして、この補強部材36を介して、当該補強部材36へ伝達された衝突荷重(<F)をフロアトンネル部16へ伝達させることができる。
(その他の実施形態)
(1)図10(B)、(C)に示されるように、フロアパネル14の上に車両前後方向に沿ってフロアリインフォースメントアッパ42が配設されても良い。この場合、車両下部構造70の構成は、それぞれ図2(B)、(C)における車両下部構造10の構成と略同一である。なお、図10(B)は、図2(B)における補強部材44、46及びフロアリインフォースメントアッパ42の構成を適用させたものであり、図10(C)は、図2(C)における補強部材48及びフロアリインフォースメントアッパ42の構成を適用させたものである。
但し、図10(B)では、補強部材44の上壁部44Aにおいて、車両幅方向の外端部からフランジ部44Bを延出させ、当該フランジ部44Bを介在部72の上壁部72Aに接合させる。また、図10(C)では、補強部材48の上壁部48Aにおいて、車両幅方向の外端部からフランジ部48Bを延出させ、当該フランジ部48Bを介在部72の上壁部72Aに接合させる。
また、図10(D)に示されるように、図10(A)における補強部材36に代えて、補強部材52の上壁部52Aの車両幅方向の内端部に傾斜壁52Bを形成し、当該傾斜壁52Bの下端部から延出されたフランジ部52B1をフロアパネル14の表面14Bに接合させても良い。さらに、図10(E)、(F)についても図10(D)と同様、それぞれ図10(B)、(C)における補強部材46、48に代えて、補強部材52の上壁部52Aの車両幅方向の内端部に傾斜壁52Bを形成し、当該傾斜壁52Bの下端部から延出されたフランジ部52B1をフロアパネル14の表面14Bに接合させても良い。
(2)上記の図10(A)〜(F)において、さらに、図11(A)〜(F)に示されるように、フロアパネル54がフロアトンネル部56を中心に分断されるような構成であっても良い。この場合、図10(A)〜(F)におけるフロアパネル14に代えて、フロアパネル54及びフロアトンネル部56の構成をそれぞれ適用させる。
(3)図12(A)〜(F)に示されるように、フロアパネル14の下に補強部材58が配設されるようになっていても良い。この場合、図12(A)〜(C)は、図5(A)〜(C)における補強部材58の構成をそれぞれ適用させ、図12(D)〜(F)は、図5(D)〜(F)における補強部材64の構成をそれぞれ適用させる。なお、図12(E)、(F)の補強部材62の上壁部62Aにおいて、車両幅方向の外端部からフランジ部62Bを延出させ、当該フランジ部62Bを介在部72の上壁部72Aに接合させる。
(4)図12(A)〜(F)において、さらに、図13(A)〜(F)に示されるように、フロアパネル54がフロアトンネル部56を中心に分断されるような構成であっても良い。この場合、図12(A)〜(F)におけるフロアパネル14に代えて、フロアパネル54及びフロアトンネル部56の構成をそれぞれ適用させる。
(5)図12(A)〜(F)において、さらに、図14(A)〜(F)に示されるように、フロアパネル14の上に車両前後方向に沿ってフロアリインフォースメントアッパ42やフロアリインフォースメントアッパ62が配設された構成であっても良い。この場合、図14(A)〜(F)は、図7(A)〜(F)におけるフロアリインフォースメントアッパ42やフロアリインフォースメントアッパ62の構成をそれぞれ適用させる。
(6)図14(A)〜(F)において、さらに、図15(A)〜(F)に示されるように、フロアパネル54がフロアトンネル部56を中心に分断されるような構成であっても良い。この場合、図14(A)〜(F)におけるフロアパネル14に代えて、フロアパネル54及びフロアトンネル部56の構成をそれぞれ適用させる。
なお、図12〜図15に示す構成では、それぞれ介在部72が設けられているが、補強部材58はロッカ18とフロアトンネル部16(フロアトンネル部56)とを繋いでいる。また、本実施形態では、介在部72は、ダッシュパネル26の延長部として説明したが、ダッシュクロスメンバ30の延長部であっても良いし、ダッシュパネル26又はダッシュクロスメンバ30とは別の部材であっても良い。
また、以上の構成では、補強部材36等はフロアトンネル部16を間に置いて、フロアパネル14の車両幅方向の両側に配設されているが、少なくともどちらか一方に配設されていれば良い。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に限定されるものでなく、一実施形態及び各種の変形例を適宜組み合わせて用いても良いし、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
10 車両下部構造
12 車室
14 フロアパネル
16 フロアトンネル部
18 ロッカ
26 ダッシュパネル
28 パワーユニットルーム
30 ダッシュクロスメンバ
32 フロアクロスメンバ
34 フロアクロスメンバ
36 補強部材
40 入力部
42 フロアリインフォースメントアッパ(フロアサイドメンバ)
44 補強部材(第1補強部材)
46 補強部材(第2補強部材)
48 補強部材
52 補強部材
54 フロアパネル
56 フロアトンネル部
58 補強部材
60 フロアリインフォースメントロア(フロアサイドメンバ)
62 補強部材
64 補強部材
70 車両下部構造
72 介在部(入力部)
請求項1に記載の車両下部構造は、車室の床部を構成するフロアパネルの車両幅方向外側において車両前後方向に沿って設けられたロッカと、前記フロアパネルの車両幅方向の中央部において車両前後方向に沿って延在されたフロアトンネル部と、前記フロアパネルの車両前後方向前部に配設され、当該フロアパネルの車両幅方向外側かつ車両前後方向前方側に位置し車両において車両幅方向外側に前面衝突した際の衝突荷重が入力される入力部から車両前後方向後方側へ向かうにつれて車両幅方向内側へ向かって傾斜し、前記入力部と前記フロアトンネル部とを繋ぐ補強部材と、を備え、前記フロアパネルの前部において、前記車室と該車室の車両前後方向の前側に形成されたパワーユニットルームとを区画するダッシュパネルが設けられ、前記補強部材の車両前後方向前部は、前記ダッシュパネル又は前記ダッシュパネルにおいて車両幅方向に沿って延在されたダッシュクロスメンバに繋がっている
車両が微小ラップ衝突や斜め衝突(オブリーク衝突)により前面衝突した際、フロアパネルの車両幅方向外側かつ車両前後方向前方側(入力部)に衝突荷重が入力される。このため、当該入力部とフロアトンネル部との間を補強部材で繋ぐことによって、微小ラップ衝突や斜め衝突等によって入力部へ入力された衝突荷重を、補強部材を介して効果的にフロアトンネル部へ伝達することができる。
また、本発明では、補強部材の車両前後方向前部は、フロアパネルの前部に設けられたダッシュパネル又はダッシュパネルにおいて車両幅方向に沿って延在されたダッシュクロスメンバに繋がっている。このため、微小ラップ衝突や斜め衝突によって車両へ入力された衝突荷重は、ダッシュパネル又はダッシュクロスメンバから補強部材を介してフロアトンネル部へ伝達されることになる。
請求項2に記載の車両下部構造は、請求項1に記載の車両下部構造において、前記補強部材の車両前後方向前部は、前記ロッカにも繋がっている。
請求項2に記載の車両下部構造では、補強部材の車両前後方向前部は、ロッカにも繋がっているため、微小ラップ衝突や斜め衝突などによって車両へ入力された衝突荷重は、ロッカから補強部材を介してフロアトンネル部へ伝達されることになる。
請求項に記載の車両下部構造は、請求項1又は請求項2に記載の車両下部構造において、前記ロッカと前記フロアトンネル部との間に車両幅方向に沿って架け渡されたフロアクロスメンバが設けられ、前記補強部材の車両前後方向後部は、前記フロアクロスメンバに少なくとも一部が接合されている。
請求項に記載の車両下部構造では、ロッカとフロアトンネル部との間に車両幅方向に沿って架け渡されたフロアクロスメンバが設けられている。そして、補強部材の車両前後方向後部は、当該フロアクロスメンバに少なくとも一部が接合されている。このため、微小ラップ衝突や斜め衝突によって車両へ入力された衝突荷重が、補強部材を介してフロアトンネル部へ伝達される際、フロアトンネル部以外にフロアクロスメンバにも伝達させることができる。
請求項に記載の車両下部構造は、請求項1〜請求項の何れか1項に記載の車両下部構造において、前記ロッカと前記フロアトンネル部との間に車両前後方向に沿って延在されたフロアサイドメンバが設けられ、前記補強部材は前記フロアサイドメンバを跨いで前記入力部と前記フロアトンネル部とを繋いでいる。
請求項に記載の車両下部構造では、ロッカとフロアトンネル部との間に車両前後方向に沿って延在されたフロアサイドメンバが設けられている。補強部材はこのフロアサイドメンバを跨いで入力部とフロアトンネル部とを繋いでいる。
請求項に記載の車両下部構造は、請求項4に記載の車両下部構造において、前記補強部材は前記フロアサイドメンバによって第1補強部材と第2補強部材とに分断され、前記第1補強部材は前記入力部と当該フロアサイドメンバとを繋ぎ、前記第2補強部材は当該フロアサイドメンバと前記フロアトンネル部とを繋いでいる。
請求項に記載の車両下部構造では、補強部材はこのフロアサイドメンバによって第1補強部材と第2補強部材とに分断されており、第1補強部材は入力部とフロアサイドメンバとを繋ぎ、第2補強部材はフロアサイドメンバとフロアトンネル部とを繋いでいる。
請求項に記載の車両下部構造は、請求項1〜請求項の何れか1項に記載の車両下部構造において、前記補強部材は前記フロアパネルの車両上下方向下方に配設されている。
請求項に記載の車両下部構造では、補強部材はフロアパネルの車両上下方向下方に配設されているため、補強部材がフロアパネルの車両上下方向上方に配設された場合と比較して車室内の空間を広くすることができる。
請求項に係る車両下部構造は、衝突荷重をフロアトンネル部及びフロアクロスメンバへ分散させることができる、という優れた効果を有する。
請求項に係る車両下部構造は、フロアパネル自体の剛性を上げることができる、という優れた効果を有する。
請求項に係る車両下部構造は、フロアサイドメンバを介してロッカから伝達された衝突荷重をフロアトンネル部へ伝達させることができる、という優れた効果を有する。
請求項に係る車両下部構造は、補強部材がフロアパネルの車両上下方向上方に配設された場合と比較して車室内の空間を広くすることができる、という優れた効果を有する。
本発明の第1実施形態に係る車両下部構造を示す概略平面図である。 (A)は、図1のA−A線に沿って切断された状態を示す断面図、(B)は、図3のB−B線に沿って切断された状態を示す断面図であり、(C)は、本発明の第1実施形態に係る車両下部構造の変形例(2)を示す(A)に対応する断面図である。 (D)〜(F)は,本発明の第1実施形態に係る車両下部構造の変形例(3)を示す図2(A)〜(C)にそれぞれ対応する断面図である。 本発明の第1実施形態に係る車両下部構造の変形例(1)を示す概略平面図である。 (A)〜(C)は、本発明の第1実施形態に係る車両下部構造の変形例(4)を示す図2(A)〜(C)にそれぞれ対応する断面図である。 (D)〜(F)は、本発明の第1実施形態に係る車両下部構造の変形例(4)を示す図2(D)〜(F)にそれぞれ対応する断面図である。 (A)〜(C)は、本発明の第1実施形態に係る車両下部構造の変形例(5)を示す図2(A)〜(C)にそれぞれ対応する断面図である。 (D)〜(F)は、本発明の第1実施形態に係る車両下部構造の変形例(5)を示す図2(D)〜(F)にそれぞれ対応する断面図である。 (A)〜(C)は、本発明の第1実施形態に係る車両下部構造の変形例(6)を示す図5(A)〜(C)にそれぞれ対応する断面図である。 (D)〜(F)は、本発明の第1実施形態に係る車両下部構造の変形例(6)を示す図5(D)〜(F)にそれぞれ対応する断面図である。 (A)〜(C)は、本発明の第1実施形態に係る車両下部構造の変形例(7)を示す図5(A)〜(C)にそれぞれ対応する断面図である。 (D)〜(F)は、本発明の第1実施形態に係る車両下部構造の変形例(7)を示す図5(D)〜(F)にそれぞれ対応する断面図である。 (A)〜(C)は、本発明の第1実施形態に係る車両下部構造の変形例(8)を示す図7(A)〜(C)にそれぞれ対応する断面図である。 (D)〜(F)は、本発明の第1実施形態に係る車両下部構造の変形例(8)を示す図7(D)〜(F)にそれぞれ対応する断面図である。 本発明の第2実施形態に係る車両下部構造を示す概略平面図である。 (A)は、図9のC−C線に沿って切断された状態を示す断面図であり、(B)、(C)は、本発明の第2実施形態に係る車両下部構造の変形例(1)を示す図2(B)、(C)にそれぞれ対応する断面図である。 (D)〜(F)は、本発明の第2実施形態に係る車両下部構造の変形例(1)を示す図2(D)〜(F)にそれぞれ対応する断面図である。 (A)〜(C)は、本発明の第2実施形態に係る車両下部構造の変形例(2)を示す図10(A)〜(C)にそれぞれ対応する断面図である。 (D)〜(F)は、本発明の第2実施形態に係る車両下部構造の変形例(2)を示す図10(D)〜(F)にそれぞれ対応する断面図である。 (A)〜(C)は、本発明の第2実施形態に係る車両下部構造の変形例(3)を示す図5(A)〜(C)にそれぞれ対応する断面図である。 (D)〜(F)は、本発明の第2実施形態に係る車両下部構造の変形例(3)を示す図5(D)〜(F)にそれぞれ対応する断面図である。 (A)〜(C)は、本発明の第2実施形態に係る車両下部構造の変形例(4)を示す図12(A)〜(C)にそれぞれ対応する断面図である。 (D)〜(F)は、本発明の第2実施形態に係る車両下部構造の変形例(4)を示す図12(D)〜(F)にそれぞれ対応する断面図である。 (A)〜(C)は、本発明の第2実施形態に係る車両下部構造の変形例(5)を示す図7(A)〜(C)及び図12(A)〜(C)にそれぞれ対応する断面図である。 (D)〜(F)は、本発明の第2実施形態に係る車両下部構造の変形例(5)を示す図7(D)〜(F)及び図12(D)〜(F)にそれぞれ対応する断面図である。 (A)〜(C)は、本発明の第2実施形態に係る車両下部構造の変形例(6)を示す図14(A)〜(C)にそれぞれ対応する断面図である。 (D)〜(F)は、本発明の第2実施形態に係る車両下部構造の変形例(6)を示す図14(D)〜(F)にそれぞれ対応する断面図である。

Claims (7)

  1. 車室の床部を構成するフロアパネルの車両幅方向外側において車両前後方向に沿って設けられたロッカと、
    前記フロアパネルの車両幅方向の中央部において車両前後方向に沿って延在されたフロアトンネル部と、
    前記フロアパネルの車両前後方向前部に配設され、当該フロアパネルの車両幅方向外側かつ車両前後方向前方側に位置し車両において車両幅方向外側に前面衝突した際の衝突荷重が入力される入力部から車両前後方向後方側へ向かうにつれて車両幅方向内側へ向かって傾斜し、前記入力部と前記フロアトンネル部とを繋ぐ補強部材と、
    を有する車両下部構造。
  2. 前記補強部材の車両前後方向前部は、前記ロッカに繋がっている請求項1に記載の車両下部構造。
  3. 前記フロアパネルの前部において、前記車室と該車室の車両前後方向の前側に形成されたパワーユニットルームとを区画するダッシュパネルが設けられ、
    前記補強部材の車両前後方向前部は、前記ダッシュパネル又は前記ダッシュパネルにおいて車両幅方向に沿って延在されたダッシュクロスメンバに繋がっている請求項1に記載の車両下部構造。
  4. 前記ロッカと前記フロアトンネル部との間に車両幅方向に沿って架け渡されたフロアクロスメンバが設けられ、
    前記補強部材の車両前後方向後部は、前記フロアクロスメンバに少なくとも一部が接合されている請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の車両下部構造。
  5. 前記ロッカと前記フロアトンネル部との間に車両前後方向に沿って延在されたフロアサイドメンバが設けられ、
    前記補強部材は前記フロアサイドメンバを跨いで前記入力部と前記フロアトンネル部とを繋いでいる請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の車両下部構造。
  6. 前記補強部材は前記フロアサイドメンバによって第1補強部材と第2補強部材とに分断され、前記第1補強部材は前記入力部と当該フロアサイドメンバとを繋ぎ、前記第2補強部材は当該フロアサイドメンバと前記フロアトンネル部とを繋いでいる請求項5に記載の車両下部構造。
  7. 前記補強部材は前記フロアパネルの車両上下方向下方に配設されている請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の車両下部構造。
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