JP2015068800A - 圧力センサー、電子機器および移動体 - Google Patents
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Abstract
Description
ここで、ボンディングワイヤーによるセンサーチップと配線との電気的な接続は、通常、上述した、接着剤を介したパッケージの底面へのセンサーチップの固定の後に行われる。
よって、パッケージが低弾性率な材料上に位置しているため、センサーチップが有する電極に対するボンディングワイヤーの形成時に、センサーチップに十分に超音波が伝達されず、その結果、センサーチップが有する電極とボンディングワイヤーとの間において接触不良が生じるという問題があった。
[適用例1]
本発明の圧力センサーは、圧力を検出して電気信号を発生するセンサーチップと、
開口を有し、前記センサーチップが収納される内部空間を備えるパッケージと、
前記内部空間に前記パッケージから突出しているフライングリードと、を有し、
前記センサーチップは、前記フライングリードに接続していることを特徴とする。
これにより、高感度で、かつ、外部からの応力が緩和された圧力センサーとすることができる。
本発明の圧力センサーでは、前記センサーチップは、前記パッケージの内壁から離れて配置されていることが好ましい。
これにより、高感度で、かつ、外部からの応力が緩和された圧力センサーとすることができる。
本発明の圧力センサーでは、前記内部空間は、柔軟性を有する樹脂で充填されていることが好ましい。
これにより、前記柔軟性を有する樹脂によりセンサーチップが封止されるため、センサーチップが保護されるとともに、圧力センサーに作用した外部応力が低減されることから、センサーチップに外部応力が作用するのを的確に抑制または防止することができる。
[適用例4]
本発明の圧力センサーでは、前記センサーチップは、ダイアフラム溝を有し、前記ダイアフラム溝を前記開口側に向けて配置されていることが好ましい。
かかる構成とすることで、ダイアフラム溝が形成されている面により、この面と反対の面が、パッケージの開口側から遮蔽(遮光)される。ここで、ダイアフラム溝が形成されている面と反対の面側には、通常、チップ配線部や、IC回路が形成されるため、かかる面を、パッケージの開口側から遮蔽することにより、例えば、パッケージの開口を透過する光により、チップ配線部およびIC回路等が変質・劣化するのを的確に抑制または防止することができる。
本発明の圧力センサーでは、前記フライングリードは、導電性を有することが好ましい。
これにより、フライングリードを、センサーチップが有する端子に接続することで、フライングリードに配線としての機能を発揮させることができる。
本発明の圧力センサーでは、前記センサーチップは、前記フライングリードの前記開口側の面と接続していることが好ましい。
これにより、フライングリードを介して、センサーチップに外部応力が作用するのをより的確に抑制または防止することができる。
本発明の圧力センサーでは、前記内部空間にICチップを備えることが好ましい。
このICチップにより、センサーチップで発生した電気信号に基づいて、センサーチップに加わった圧力の大きさを換算することができる。
[適用例8]
本発明の圧力センサーでは、前記センサーチップは、前記ICチップを介して、前記フライングリードに接続していることが好ましい。
このように、ICチップが介在することで、センサーチップに、フライングリードから伝達される外部応力を、より確実に低減させることができる。
本適用例の電子機器は、本適用例の圧力センサーを備えることを特徴とする。
これにより、優れた信頼性を有する電子機器を提供することができる。
[適用例10]
本適用例の移動体は、本適用例の圧力センサーを備えることを特徴とする。
これにより、優れた信頼性を有する移動体を提供することができる。
1.圧力センサー
まず、圧力センサーについて説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の圧力センサーの第1実施形態を示す図(図1(a)は、縦断面図、図1(b)は、平面図)、図2は、図1に示す圧力センサーが有する可撓性配線基板の平面図(図2(a)は、表面側から見た平面図、図2(b)は、裏面側から見た平面図)である。なお、以下の説明では、図1(a)中の上側を「上」、下側を「下」と言い、図1(b)、図2(a)中の紙面手間側を「上」、紙面奥側を「下」と言い、図2(b)中の紙面奥側を「上」、紙面手間側を「下」と言う。
パッケージ2は、センサーチップ3を、その内部に形成された内部空間28に収納するとともに、固定する機能を有するものである。
なお、ベース21と可撓性配線基板25との接合、および、ハウジング22と可撓性配線基板25との接合は、それぞれ、接着剤で構成される接着剤層26を介して行われている。この接着剤としては、特に限定されず、例えば、シリコーン系、エポキシ系の接着剤等を用いることができる。
ベース21の構成材料としては、特に限定されないが、例えば、アルミナ、シリカ、チタニア、ジルコニア等の酸化物セラミックス、窒化珪素、窒化アルミ、窒化チタン等の窒化物セラミックスのような各種セラミックスや、ポリエチレン、ポリアミド、ポリイミド、ポリカーボネート、アクリル系樹脂、ABS樹脂、エポキシ樹脂のような各種樹脂材料等の絶縁性材料が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。これらの中でも、各種セラミックスであることが好ましい。これにより、優れた機械的強度を有するパッケージ2を得ることができる。
なお、ベース21の平面視形状としては、図1に示した、正方形状をなすものの他、例えば、円形状、長方形状、五角形以上の多角形状等をなすものであってもよい。
このハウジング22は、その外径および内径が、下端から上端に向かってパッケージ高さの途中まで漸減する第1部位と、この途中から上端に向かってほぼ一定となる第2の部位とで構成され、第1の部位において平面視形状が正方形状をなし、第2の部位において平面視形状が円形状をなしている。
ハウジング22の構成材料としては、ベース21の構成材料として挙げたのと同様のものを用いることができる。
なお、ハウジング22の形状としては、図1に示した形状のものの他、例えば、その全体形状が、円筒状をなすもの等であってもよい。
この可撓性配線基板25は、可撓性を有する基材23と、この基材23の下面側に形成された配線24とで構成される。
基材23の構成材料としては、可撓性を有するものであれば、特に限定されず、例えば、ポリイミド、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエーテルスルホン(PES)等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
これらのうち、3つの配線部243〜245は、それぞれ、その基端側が帯体232に設けられ、枠体231を構成する4辺のうち帯体232が一体的に形成されている1辺から、先端側が開口部233内に突出するように設けられている。また、3つの配線部241、242、246は、それぞれ、その基端側が帯体232に設けられ、枠体231にかけて引き回された後、帯体232が一体的に形成されている枠体231の1辺に対向する1辺から、先端側が開口部233内に突出するように設けられている。
配線24の構成材料としては、例えば、Ni、Pt、Li、Mg、Sr、Ag、Cu、Co、Al等の金属、これらを含むMgAg、AlLi、CuLi等の合金、ITO、SnO2等の酸化物等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
なお、ベース21、可撓性配線基板25およびハウジング22における、これら同士間の接合は、接着剤層を介することなく、ベース21、可撓性配線基板25およびハウジング22の構成材料等によっては、陽極接合や、直接接合等の各種接合方法により行われていてもよい。
センサーチップ3は、かかる機能を有するものであれば、いかなる構成のものであっても良いが、本実施形態では、図1に示すように、ダイアフラム溝31を有するものがパッケージ2内に収納されている。
かかる構成のセンサーチップ3では、センサーチップ3に圧力が加わると、センサーチップ3の外側と気密空間との間で圧力差が生じ、これに起因して、ダイアフラム溝31に撓みが生じる。この撓みによるダイアフラム溝31の変動量を、CMOSインバーターにより電気信号に変換することで、センサーチップ3に加わった圧力が検出され、この電気信号がチップ配線部に伝達される。
かかる構成のセンサーチップ3は、本実施形態では、図1に示すようにして、パッケージ2内に搭載されている。
これにより、センサーチップ3は、内部空間28内に、フライングリード27の他に接触することなく、パッケージ2の底面、すなわちベース21に対してほぼ水平に支持することができる。また、バンプ5は、図示しないセンサーチップ3のチップ配線部が有する端子に対応するように設けられており、これにより、センサーチップ3と、フライングリード27すなわち配線部241〜246の先端側とを電気的に接続することができる。
さらに、センサーチップ3の内部空間28内への固定と、センサーチップ3と配線24との電気的な接続とが同時に行われることから、たとえ、センサーチップ3が弾性体上に固定されるとしても、センサーチップ3のチップ配線部が備える端子とフライングリード27との間において接触不良が生じるのを的確に抑制または防止することができる。
なお、本実施形態では、センサーチップ3が、ダイアフラム溝31の撓みを、CMOSインバーターにより検出するものである場合について説明したが、かかる場合に限定されず、センサーチップ3は、ダイアフラム溝31にピエゾ抵抗素子を設け、このピエゾ抵抗素子の抵抗値の変化を検出する構成のものであってもよい。
このモールド部4は、柔軟性を有する樹脂、例えば、ゲルで構成され、さらに、パッケージ2は、前述の通り、ハウジング22の上側で開口している。これにより、圧力センサー1に加わった圧力を、ハウジング22の上側における開口およびモールド部(ゲル)4を介して、センサーチップ3(ダイアフラム溝31)に作用させることができる。
このようなモールド部4の構成材料としては、例えば、シリコーン樹脂が挙げられ、このシリコーン樹脂は、1液型および2液型のいずれであってもよい。
次に、本発明の圧力センサーの第2実施形態について説明する。
図3は、本発明の圧力センサーの第2実施形態を示す縦断面図である。
以下、第2実施形態の圧力センサー1について、前記第1実施形態の圧力センサー1との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
すなわち、第2実施形態の圧力センサー1では、センサーチップ3内におけるIC回路の形成が省略され、圧力センサー1がICチップ6を備えている。そして、このICチップ6は、ICチップ6が有する端子と、センサーチップ3のチップ配線部が有する端子とがバンプ5を介して電気的に接続され、これにより、センサーチップ3の下側で、センサーチップ3に吊り下げられるようにして固定されている。このようなICチップ6によっても、例えば、センサーチップ3で発生した電気信号に基づいて、センサーチップ3に加わった圧力の大きさを換算することができる。
以上のようにして、ICチップ6は、フライングリード27の先端部に、センサーチップ3を介して固定される。
このような第2実施形態の圧力センサー1によっても、前記第1実施形態と同様の効果が得られる。
次に、本発明の圧力センサーの第3実施形態について説明する。
図4は、本発明の圧力センサーの第3実施形態を示す縦断面図である。
以下、第3実施形態の圧力センサー1について、前記第2実施形態の圧力センサー1との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
すなわち、第3実施形態の圧力センサー1では、フライングリード27の内部空間28内における上方への曲げ起こしが省略され、フライングリード27への、センサーチップ3およびICチップ6の接続順序が逆転している。
このような第3実施形態の圧力センサー1によっても、前記第1実施形態と同様の効果が得られる。
次に、本発明の圧力センサーの第4実施形態について説明する。
図5は、本発明の圧力センサーの第4実施形態を示す縦断面図である。
以下、第4実施形態の圧力センサー1について、前記第1実施形態の圧力センサー1との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
すなわち、第4実施形態の圧力センサー1では、フライングリード27の内部空間28内における上方への曲げ起こしが省略され、フライングリード27への、センサーチップ3の配置位置がフライングリード27の下側となっている。
以上のようにして、センサーチップ3は、フライングリード27の先端部に、ダイアフラム溝31を下側に向けた状態にして固定される。
このような第4実施形態の圧力センサー1によっても、前記第1実施形態と同様の効果が得られる。
次に、本発明の圧力センサーの第5実施形態について説明する。
図6は、本発明の圧力センサーの第5実施形態を示す縦断面図である。
以下、第5実施形態の圧力センサー1について、前記第4実施形態の圧力センサー1との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
すなわち、第5実施形態の圧力センサー1では、センサーチップ3内におけるIC回路の形成が省略され、圧力センサー1がICチップ6を備えている。そして、このICチップ6は、ICチップ6が有する端子と、センサーチップ3のチップ配線部が有する端子とがバンプ5を介して電気的に接続され、これにより、センサーチップ3の上側で、センサーチップ3に吊り上げられるようにして固定されている。かかる構成とすることにより、パッケージ2の開口と、センサーチップ3との間にICチップ6が介在することから、ICチップ6により、ダイアフラム溝31が形成されている面と反対の面がパッケージ2の開口側から遮蔽(遮光)される。そのため、パッケージ2の開口を透過する光により、チップ配線部およびIC回路等が変質・劣化するのを的確に抑制または防止することができる。
以上のようにして、ICチップ6は、フライングリード27の先端部に、センサーチップ3を介して固定される。
このような第5実施形態の圧力センサー1によっても、前記第1実施形態と同様の効果が得られる。
次に、本発明の圧力センサーの第6実施形態について説明する。
図7は、本発明の圧力センサーの第6実施形態を示す縦断面図である。
以下、第6実施形態の圧力センサー1について、前記第5実施形態の圧力センサー1との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
すなわち、第6実施形態の圧力センサー1では、フライングリード27が内部空間28内において上方へ曲げ起こされ、フライングリード27への、センサーチップ3およびICチップ6の接続順序が逆転している。
このような第6実施形態の圧力センサー1によっても、前記第1実施形態と同様の効果が得られる。
次に、本発明の圧力センサーの第7実施形態について説明する。
図8は、本発明の圧力センサーの第7実施形態を示す縦断面図である。
以下、第7実施形態の圧力センサー1について、前記第1実施形態の圧力センサー1との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
すなわち、第2実施形態の圧力センサー1では、パッケージ2は、前記第1実施形態と同様の構成をなすベース21と、立設部29とを有し、立設部29は、ベース21の縁部から、縁部を取り囲むように立設して枠状に設けられている。これにより、パッケージ2は、その全体形状が、箱状(枡状)をなし、その上側で開口(開放)する内部空間28が形成される。
かかる構成の可撓性配線基板25が、パッケージ2の底面(ベース21)に配置され、この際、可撓性配線基板25が有する配線24が、導電性接着剤で構成される導電性接着剤層41を介して、内部電極42に電気的に接続される。
かかる構成の圧力センサー1によれば、帯体232を省略して、配線24の全長を短くすることができ、その結果、圧力センサー1の高感度化を実現することができる。
このような第7実施形態の圧力センサー1によっても、前記第1実施形態と同様の効果が得られる。
次に、本発明の圧力センサーの第8実施形態について説明する。
図9は、本発明の圧力センサーの第8実施形態を示す縦断面図である。
以下、第8実施形態の圧力センサー1について、前記第7実施形態の圧力センサー1との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
すなわち、第8実施形態の圧力センサー1では、センサーチップ3内におけるIC回路の形成が省略され、圧力センサー1がICチップ6を備えている。そして、このICチップ6は、ICチップ6が有する端子と、センサーチップ3のチップ配線部が有する端子とがバンプ5を介して電気的に接続され、これにより、センサーチップ3の下側で、センサーチップ3に吊り下げられるようにして固定されている。
以上のようにして、ICチップ6は、フライングリード27の先端部に、センサーチップ3を介して固定される。
このような第8実施形態の圧力センサー1によっても、前記第1実施形態と同様の効果が得られる。
次に、本発明の圧力センサーの第9実施形態について説明する。
図10は、本発明の圧力センサーの第9実施形態を示す縦断面図である。
以下、第9実施形態の圧力センサー1について、前記第8実施形態の圧力センサー1との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
すなわち、第9実施形態の圧力センサー1では、フライングリード27の内部空間28内における上方への曲げ起こしが省略され、フライングリード27への、センサーチップ3およびICチップ6の接続順序が逆転している。
このような第9実施形態の圧力センサー1によっても、前記第1実施形態と同様の効果が得られる。
次に、本発明の圧力センサーの第10実施形態について説明する。
図11は、本発明の圧力センサーの第10実施形態を示す縦断面図である。
以下、第10実施形態の圧力センサー1について、前記第8実施形態の圧力センサー1との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
すなわち、第10実施形態の圧力センサー1では、ベース21の上面側、すなわちパッケージ2の底面に、凹部が形成され、この凹部内にICチップ6が収納されている。
より具体的には、本実施形態では、ベース21に設けられた凹部内にICチップ6が収納され、さらに、ICチップ6が有する端子と、内部電極42とがボンディングワイヤー45を介して電気的に接続されている。
以上のようにして、ICチップ6は、センサーチップ3に電気的に接続される。
なお、前記各実施形態では、フライングリード27と、センサーチップ3および/またはICチップ6が有する端子との電気的な接続を、バンプ5を介して行う場合について説明したが、かかる場合に限定されず、これらの電気的な接続は、直接接合等の各種接合方法を適用して、バンプ5を省略して直接行われていてもよい。
次に、本発明の圧力センサーを備える電子機器を適用したナビゲーションシステムについて説明する。図12は、本発明の電子機器の一例を示す正面図である。
ナビゲーションシステム300には、図示しない地図情報と、GPS(全地球測位システム:Global Positioning System)からの位置情報取得手段と、ジャイロセンサーおよび加速度センサーと車速データとによる自立航法手段と、圧力センサー1と、所定の位置情報または進路情報を表示する表示部301とを備えている。
このナビゲーションシステム300によれば、取得した位置情報に加えて高度情報を取得することができる。高度情報を得ることにより、例えば、一般道路と位置情報上は略同一の位置を示す高架道路を走行する場合、高度情報を持たない場合には、一般道路を走行しているのか高架道路を走行しているのかナビゲーションシステムでは判断できず、優先情報として一般道路の情報を使用者に提供してしまっていた。そこで、本実施形態に係るナビゲーションシステム300では、高度情報を圧力センサー1によって取得することができ、一般道路から高架道路へ進入することによる高度変化を検出し、高架道路の走行状態におけるナビゲーション情報を使用者に提供することができる。
なお、表示部301は、例えば液晶パネルディスプレイや、有機EL(Organic Electro-Luminescence)ディスプレイなど、小型かつ薄型化が可能な構成となっている。
次いで、本発明の圧力センサーを適用した移動体(本発明の移動体)について説明する。図13は、本発明の移動体の一例を示す斜視図である。
図13に示すように、移動体400は、車体401と、4つの車輪402とを有しており、車体401に設けられた図示しない動力源(エンジン)によって車輪402を回転させるように構成されている。このような移動体400には、ナビゲーションシステム300(圧力センサー1)が内蔵されている。
例えば、本発明では、前記第1〜第10実施形態で示した任意の2以上の構成を組み合わせるようにしてもよい。
すなわち、第7実施形態の圧力センサー1では、パッケージ2は、前記第1実施形態と同様の構成をなすベース21と、立設部29とを有し、立設部29は、ベース21の縁部から、縁部を取り囲むように立設して枠状に設けられている。これにより、パッケージ2は、その全体形状が、箱状(枡状)をなし、その上側で開口(開放)する内部空間28が形成される。
かかる構成の可撓性配線基板25が、パッケージ2の底面(ベース21)に配置され、この際、可撓性配線基板25が有する配線24が、導電性接着剤で構成される導電性接着剤層41を介して、内部電極42に電気的に接続される。
Claims (10)
- 圧力を検出して電気信号を発生するセンサーチップと、
開口を有し、前記センサーチップが収納される内部空間を備えるパッケージと、
前記内部空間に前記パッケージから突出しているフライングリードと、を有し、
前記センサーチップは、前記フライングリードに接続していることを特徴とする圧力センサー。 - 前記センサーチップは、前記パッケージの内壁から離れて配置されている請求項1に記載の圧力センサー。
- 前記内部空間は、柔軟性を有する樹脂で充填されている請求項1または2に記載の圧力センサー。
- 前記センサーチップは、ダイアフラム溝を有し、前記ダイアフラム溝を前記開口側に向けて配置されている請求項1ないし3のいずれか1項に記載の圧力センサー。
- 前記フライングリードは、導電性を有する請求項1ないし4のいずれか1項に記載の圧力センサー。
- 前記センサーチップは、前記フライングリードの前記開口側の面と接続している請求項1ないし5のいずれか1項に記載の圧力センサー。
- 前記内部空間にICチップを備える請求項1ないし6のいずれか1項に記載の圧力センサー。
- 前記センサーチップは、前記ICチップを介して、前記フライングリードに接続している請求項7に記載の圧力センサー。
- 請求項1ないし8のいずれか1項に記載の圧力センサーを備えることを特徴とする電子機器。
- 請求項1ないし8のいずれか1項に記載の圧力センサーを備えることを特徴とする移動体。
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