JP2015143634A - 圧力センサー、高度計、電子機器および移動体 - Google Patents

圧力センサー、高度計、電子機器および移動体 Download PDF

Info

Publication number
JP2015143634A
JP2015143634A JP2014016645A JP2014016645A JP2015143634A JP 2015143634 A JP2015143634 A JP 2015143634A JP 2014016645 A JP2014016645 A JP 2014016645A JP 2014016645 A JP2014016645 A JP 2014016645A JP 2015143634 A JP2015143634 A JP 2015143634A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
sensor
pressure sensor
chip
sensor chip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014016645A
Other languages
English (en)
Inventor
正浩 竹内
Masahiro Takeuchi
正浩 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2014016645A priority Critical patent/JP2015143634A/ja
Publication of JP2015143634A publication Critical patent/JP2015143634A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Measuring Fluid Pressure (AREA)

Abstract

【課題】高感度で圧力を検出することができる圧力センサー、かかる圧力センサーを備える信頼性に優れた高度計、電子機器および移動体を提供すること。
【解決手段】
本発明の圧力センサー1は、受圧によって撓み変形するダイアフラム部(感圧面)64を備えるセンサーチップ(物理量センサー)3と、液状またはゲル状をなし軟質性を有する樹脂を含み、センサーチップ3に接続しているモールド部(樹脂材)4と、ダイアフラム部64とモールド部4との間に配置された親和性を有する層とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、圧力センサー、高度計、電子機器および移動体に関するものである。
従来から、圧力センサーとして、受圧により撓み変形するダイアフラムを備えたセンサーチップと、このセンサーチップを収納するハウジングと、ハウジング内のセンサーチップを封止する封止材とを有するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
かかる構成の圧力センサーでは、圧力センサーに加わった圧力は、ハウジングの開口部および封止材を介して、センサーチップのダイアフラムに作用する。そして、このダイアフラム(感圧部)上には、例えば、ピエゾ抵抗素子、振動素子等のセンサー素子が配置されていることから、ダイアフラムに圧力が加わることに起因するダイアフラムの撓みを、センサー素子で検出することにより、ダイアフラムに加わった圧力が検出される。
また、かかる構成の圧力センサーにおいて、ハウジング内に収納されたセンサーチップの封止材による封止は、通常、液状またはゲル状をなす軟質性の封止材料を、ハウジングの上側に形成された開口部から注入し、ハウジング内をこの封止材料で満たすことにより行われる。
したがって、圧力センサーに加わった圧力を優れた検出感度で検出するには、封止材により、圧力センサーに加わった圧力を高精度にセンサーチップに伝達することが求められる。そのため、封止材は、ハウジング内において、気泡(ボイド)がダイアフラム(感圧部)に生じることに起因する圧力伝播障害の発生を防止することを目的に、高充填率で充填されている必要がある。
しかしながら、上述の通り、ハウジングの開口部から供給して封止材を形成する際に、封止材が液状またはゲル状をなす軟質性の封止材料で構成されるため、かかる封止材料を、ダイアフラムに気泡を生じさせることなく封止材を形成することは困難であった。
特開平09−126920号公報
本発明の目的は、高感度で圧力を検出することができる圧力センサー、かかる圧力センサーを備える信頼性に優れた高度計、電子機器および移動体を提供することにある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
本適用例の圧力センサーは、受圧によって撓み変形する感圧面を備えている物理量センサーと、
液状またはゲル状をなし軟質性を有する樹脂を含み、前記物理量センサーに接続している樹脂材と、を有し、
前記物理量センサーは、前記感圧面と前記樹脂材との間に親和性を有する層を備えていることを特徴とする。
これにより、感圧面における気泡の発生が低減される。よって、気泡が感圧面に生じることに起因する圧力伝播障害の発生を確実に防止することができるため、圧力センサーに作用した圧力を、高感度で検出することができる。すなわち、圧力センサーは、高感度で圧力を検出し得るものとなる。
[適用例2]
本適用例の圧力センサーでは、前記感圧面は、前記物理量センサーが備える凹部の底部に位置していることが好ましい。
圧力センサーがかかる構成のものであったとしても、凹部内に封止材を充填して感圧面における気泡の発生を低減することができる。
[適用例3]
本適用例の圧力センサーでは、前記親和性を有する層は、前記軟質性を有する樹脂に対して親和性を有することが好ましい。
これにより、感圧面における気泡の発生を低減することができる。
[適用例4]
本適用例の圧力センサーでは、前記親和性を有する層は、シリコーン樹脂を含むことが好ましい。
これにより、親和層を、封止材の構成材料に対して特に親和性に優れたものとすることができる。
[適用例5]
本適用例の圧力センサーでは、前記軟質性を有する樹脂は、フッ素系樹脂およびシリコーン樹脂のうちの少なくとも1種を含有することが好ましい。
これにより、圧力センサーに加わった圧力を、封止材を介して、感圧面に確実に作用させることができる。また、親和層を、封止材の構成材料に対して容易に親和性を有するものとすることができる。
[適用例6]
本適用例の圧力センサーでは、前記物理量センサー、前記樹脂材、および前記親和性を有する層を収納していて、開口部を有する容器を備えていることが好ましい。
これにより、圧力センサーに加わった圧力が、開口部および封止材を介して、感圧面に作用する。
[適用例7]
本適用例の圧力センサーでは、前記容器の開口部と、前記凹部の開口部とが、互いに異なる方向を向いていることが好ましい。
物理量センサーがこのような構成のものであったとしても、感圧面に気泡を生じることなく、内部空間に封止材を充填することができる。
[適用例8]
本適用例の高度計は、本適用例の圧力センサーを備えることを特徴とする。
これにより、優れた信頼性を有する高度計を提供することができる。
[適用例9]
本適用例の電子機器は、本適用例の圧力センサーを備えることを特徴とする。
これにより、優れた信頼性を有する電子機器を提供することができる。
[適用例10]
本適用例の移動体は、本適用例の圧力センサーを備えることを特徴とする。
これにより、優れた信頼性を有する移動体を提供することができる。
本発明の圧力センサーの第1実施形態を示す縦断面図である。 図1に示す圧力センサーが備えるセンサーチップの縦断面図である。 図2に示すセンサーチップのダイアフラム部の拡大詳細図であって、(a)は、図1中の一点鎖線で囲まれた領域[A]の縦断面図、(b)は、センサー素子(ピエゾ抵抗素子)を含むブリッジ回路を示す図である。 図2に示すダイアフラム部の変形を示す図であって、(a)は加圧状態を示す断面図、(b)は加圧状態を示す平面図である。 図2に示すセンサーチップの製造工程を示す縦断面図である。 図2に示すセンサーチップの製造工程を示す縦断面図である。 図2に示すセンサーチップの製造工程を示す縦断面図である。 図2に示すセンサーチップの製造工程を示す縦断面図である。 図1に示す圧力センサーにおいて、ハウジング内の内部空間にモールド部を形成する方法を説明するための縦断面図である。 図1に示す圧力センサーにおいて、ハウジング内の内部空間にモールド部を形成する方法を説明するための図である。 本発明の圧力センサーの第2実施形態を示す縦断面図である。 本発明の圧力センサーの第3実施形態を示す縦断面図である。 本発明の高度計の一例を示す正面図である。 本発明の電子機器の一例を示す正面図である。 本発明の移動体の一例を示す斜視図である。
以下、本発明の圧力センサー、高度計、電子機器および移動体を添付図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
まず、本発明の圧力センサーについて説明する。
1.圧力センサー
<第1実施形態>
図1は、本発明の圧力センサーの第1実施形態を示す縦断面図、図2は、図1に示す圧力センサーが備えるセンサーチップの縦断面図、図3は、図2に示すセンサーチップのダイアフラム部の拡大詳細図であって、(a)は、図1中の一点鎖線で囲まれた領域[A]の縦断面図、(b)は、センサー素子(ピエゾ抵抗素子)を含むブリッジ回路を示す図、図4は、図2に示すダイアフラム部の変形を示す図であって、(a)は加圧状態を示す断面図、(b)は加圧状態を示す平面図である。なお、以下の説明では、図1、図2、図4(a)中の上側を「上」、下側を「下」と言い、図3、図4(b)中の紙面手前側を「上」、紙面奥側を「下」と言う。
図1に示す圧力センサー1は、ダイアフラム部(感圧面)64を有するセンサーチップ(感圧素子)3と、ICチップ9と、ICチップ9およびセンサーチップ3を搭載する回路基板23と、回路基板23上のICチップ9およびセンサーチップ3を収納するハウジング2と、ハウジング2内でICチップ9およびセンサーチップ3を封止するモールド部(封止部)4とを有している。
回路基板23は、ハウジング2、ICチップ9およびセンサーチップ3の下側に位置し、これらを固定するとともに、センサーチップ3で発生した電気信号をハウジング2の外部に取り出す機能を有している。
この回路基板23は、平板状をなす基材26と、この基材26に形成された配線(図示せず)とで構成され、基材26上に、ハウジング2およびICチップ9が配置され、配線が備える端子とICチップ9が有する端子(図示せず)とがボンディングワイヤー24を介して電気的に接続されている。
回路基板23が備える配線は、例えば、後述する電子機器または移動体のマザーボード等に電気的に接続され、これにより、ハウジング2内に収納されたセンサーチップ3で発生した電気信号等が、ICチップ9を介して、ハウジング2の外部、すなわち高度計、電子機器または移動体に取り出される。
なお、本実施形態では、ICチップ9は、フロロシリコーン系の接着剤等からなる接着剤層25を介して回路基板23上に固定(ダイボンディング)されている。
基材26の構成材料としては、特に限定されず、例えば、ポリイミド、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエーテルスルホン(PES)等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
また、配線の構成材料としては、例えば、Ni、Pt、Li、Mg、Sr、Ag、Cu、Co、Al等の金属、これらを含むMgAg、AlLi、CuLi等の合金、ITO、SnO2等の酸化物等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
ハウジング(容器)2は、回路基板23に蓋をする蓋部を構成し、ハウジング2と回路基板23とで構成されるパッケージにおいて、センサーチップ3およびICチップ9を、その内側に形成された内部空間27に収納して保護する機能を有するものである。
このハウジング2は、その上下で貫通する貫通孔を有する筒体をなし、本実施形態では、図1に示すように、底部22と、上部21とを有し、回路基板23側からこの順で、これらを互いに接合して構成されている。
なお、底部22と上部21との接合は、接着剤を介して行われており、この接着剤としては、特に限定されず、例えば、シリコーン系、エポキシ系の接着剤等を用いることができる。
底部22は、ハウジング2の下側の部材を構成し、本実施形態では、その平面視形状が、正方形の枠状をなす枠体で構成され、その中心部に、厚さ方向に開口する開口部211が形成されている。
この開口部211は、平面視において、その内面形状が正方形状をなしており、この開口部211内にセンサーチップ3が収納される。
なお、底部22の外形の平面視形状としては、図1に示した、正方形状をなすものの他、例えば、円形状、長方形状、五角形以上の多角形状等をなすものであってもよい。
底部22の構成材料としては、特に限定されないが、例えば、アルミナ、シリカ、チタニア、ジルコニア等の酸化物セラミックス、窒化珪素、窒化アルミ、窒化チタン等の窒化物セラミックスのような各種セラミックスや、ポリエチレン、ポリアミド、ポリイミド、ポリカーボネート、アクリル系樹脂、ABS樹脂、エポキシ樹脂のような各種樹脂材料等の絶縁性材料が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。これらの中でも、各種セラミックスであることが好ましい。これにより、優れた機械的強度を有するハウジング2を得ることができる。
上部21は、ハウジング2の上側の部材を構成し、本実施形態では、全体形状が円筒状をなし、その外形の平面視形状は、円形状となっており、その下側おいて径が大きく、上側において径が小さくなっている。
この上部21は、その外径が下端から上端に向かって一定であり、また、内径が下端から上端に向かって漸減する第1部位と、その外径および内径がともに一定である第2部位とで構成され、第1の部位において、外形の平面視形状である円形の径が大きくなっている。
すなわち、上部21の内面形状は、漏斗を上下逆にして配置したような形状をなしている。
上部21の構成材料としては、底部22の構成材料として挙げたのと同様のものを用いることができる。
なお、上部21の形状としては、図1に示した形状のものの他、例えば、その全体形状が、4角筒状のように多角筒状をなすもの等であってもよい。
これら、底部22と上部21とを、これらの間に接着剤を介在させた状態で、この順で積層して固定することにより、ハウジング2が形成され、さらに、このハウジング2を回路基板23上に、これらの間に接着剤を介在させた状態で固定することによりパッケージが形成される。これにより、その内側に、上部21の上側で開口する開口部29を備える内部空間27が画成される。かかる構成の内部空間27において回路基板23上にICチップ9およびセンサーチップ3が搭載され、センサーチップ3とモールド部4との間に親和層69が位置するように、内部空間27内にモールド部4が充填される。すなわち、ハウジング2の内部空間27内に、センサーチップ3、ICチップ9、親和層69およびモールド部4が収納される。
センサーチップ(物理量センサー)3は、受圧によって撓み変形するダイアフラム部(感圧面)64を備え、このダイアフラム部64おいてセンサーチップ3に作用した圧力を検出して、その検出値に基づいて電気信号を発生する機能を有するものである。本実施形態では、図1に示すように、凹部65の底面に位置するダイアフラム部64を下側にしてハウジング2内に収納されている。
このダイアフラム部64を有するセンサーチップ3は、図2に示すように、基板6と、親和層69と、センサー素子7と、素子周囲構造体8と、空洞部(キャビティ)5と、半導体回路(図示せず)とを有している。
基板6は、板状をなしており、本実施形態では、シリコン等の半導体で構成された半導体基板61上に、絶縁膜62と、シリコン窒化膜63とをこの順に積層することにより得られた積層体で構成される。このような基板6の平面視形状は、特に限定されず、例えば略正方形または略長方形等の矩形や、円形とすることができる。
また、基板6には、周囲の部分よりも薄肉であり、受圧によって撓み変形するダイアフラム部64が設けられている。すなわち、ダイアフラム部64は、基板6の下面に有底の凹部65を設けることで形成されている。
このようなダイアフラム部64は、略長方形の平面視形状であり、縦断面形状が上面(シリコン窒化膜63)側を上底とし、下面(半導体基板61)側を下底とする台形状をなしており、その下面が受圧面641となっている。
ダイアフラム部64の厚さは、特に限定されないが、例えば、1μm以上、50μm以下であるのが好ましく、2μm以上、20μm以下であるのがより好ましい。
また、凹部65の深さは、100μm以上、500μm以下であるのが好ましく、150μm以上、300μm以下であるのがより好ましい。
さらに、凹部65の幅は、その上面側で、50μm以上、300μm以下であるのが好ましく、100μm以上、250μm以下であるのがより好ましく、下面側で、250μm以上、600μm以下であるのが好ましく、300μm以上、500μm以下であるのがより好ましい。
ダイアフラム部64の大きさを前記範囲内に設定することにより、ダイアフラム部64は、十分に撓んで変形することができる。
なお、本実施形態の基板6では、凹部65が半導体基板61を貫通しておらず、ダイアフラム部64が半導体基板61、絶縁膜62およびシリコン窒化膜63の3層で構成されているが、例えば、凹部65が半導体基板61を貫通し、ダイアフラム部64が絶縁膜62およびシリコン窒化膜63の2層で構成されていてよい。
センサー素子7は、図2、3に示すように、基板6のダイアフラム部64上に設けられている複数(本実施形態では4つ)のピエゾ抵抗素子7a、7b、7c、7dで構成されている。
ピエゾ抵抗素子7a、7bは、平面視で四角形をなすダイアフラム部64の互いに対向する(図3(a)にて左右方向に並んでいる)1対の辺(以下、「第1の辺」ともいう)に対応して設けられ、ピエゾ抵抗素子7c、7dは、平面視で四角形をなすダイアフラム部64の他の互いに対向する(図3(a)にて上下方向に並んでいる)1対の辺(以下、「第2の辺」ともいう)に対応して設けられている。
ピエゾ抵抗素子7aは、ダイアフラム部64の外周部近傍(より具体的には図3(a)にて右側の第1の辺近傍)に設けられたピエゾ抵抗部71aを有している。ピエゾ抵抗部71aは、第1の辺に平行な方向に沿って延びている長手形状をなしている。このピエゾ抵抗部71aの両端部には、それぞれ、配線41aが接続されている。
同様に、ピエゾ抵抗素子7bは、ダイアフラム部64の外周部近傍(より具体的には図3(a)にて左側の第1の辺近傍)に設けられたピエゾ抵抗部71bを有している。このピエゾ抵抗部71bの両端部には、それぞれ、配線41bが接続されている。
一方、ピエゾ抵抗素子7cは、ダイアフラム部64の外周部近傍(より具体的には図3(a)にて上側の第2の辺近傍)に設けられた1対のピエゾ抵抗部71cと、1対のピエゾ抵抗部71c同士を接続している接続部73cと、を有している。この1対のピエゾ抵抗部71cは、互いに平行であり、かつ、第2の辺に対して垂直な方向(すなわち第1の辺に平行な方向)に沿って延びている長手形状をなしている。この1対のピエゾ抵抗部71cの一端部(ダイアフラム部64の中心側の端部)同士は、接続部73cを介して接続されており、1対のピエゾ抵抗部71cの他端部(ダイアフラム部64の外周側の端部)には、それぞれ、配線41cが接続されている。
同様に、ピエゾ抵抗素子7dは、ダイアフラム部64の外周部近傍(より具体的には図3(a)にて下側の第2の辺近傍)に設けられた1対のピエゾ抵抗部71dと、1対のピエゾ抵抗部71d同士を接続している接続部73dと、を有している。この1対のピエゾ抵抗部71dの一端部(ダイアフラム部64の中心側の端部)同士は、接続部73dを介して接続されており、1対のピエゾ抵抗部71dの他端部(ダイアフラム部64の外周側の端部)には、それぞれ、配線41dが接続されている。
このようなピエゾ抵抗素子7a、7b、7c、7dのピエゾ抵抗部71a、71b、71c、71dは、それぞれ、例えば、リン、ボロン等の不純物をドープ(拡散または注入)したポリシリコン(多結晶シリコン)で構成されている。また、ピエゾ抵抗素子7c、7dの接続部73c、73dおよび配線41a、41b、41c、41dは、それぞれ、例えば、ピエゾ抵抗部71a、71b、71c、71dよりも高濃度でリン、ボロン等の不純物をドープ(拡散または注入)したポリシリコン(多結晶シリコン)で構成されている。なお、接続部73c、73dおよび配線41a、41b、41c、41dは、それぞれ、金属で構成されていてもよい。
また、ピエゾ抵抗素子7a、7b、7c、7dは、自然状態における抵抗値が互いに等しくなるように構成されている。そして、これらのピエゾ抵抗素子7a、7b、7c、7dは、配線41a、41b、41c、41d等を介して、互いに電気的に接続され、図3(b)に示すように、ブリッジ回路70(ホイートストンブリッジ回路)を構成している。このブリッジ回路70には、駆動電圧AVDCを供給する駆動回路(図示せず)が接続されている。そして、ブリッジ回路70は、ピエゾ抵抗素子7a、7b、7c、7dの抵抗値に応じた信号(電圧)を出力する。
また、このようなセンサー素子7は、前述したような極めて薄いダイアフラム部64を用いても、共振子のような振動素子をセンサー素子として用いた場合のようにダイアフラム部64への振動漏れによってQ値が低下するという問題がない。
素子周囲構造体8は、センサー素子7が配置されている空洞部5を画成するように形成されている。
このような素子周囲構造体8は、基板6上にセンサー素子7を取り囲むように形成された層間絶縁膜81と、層間絶縁膜81上に形成された配線層82と、配線層82および層間絶縁膜81上に形成された層間絶縁膜83と、層間絶縁膜83上に形成され、複数の細孔(開孔)を備えた被覆層841を有する配線層84と、配線層84および層間絶縁膜83上に形成された表面保護膜85と、被覆層841上に設けられた封止層86とを有している。
また、半導体基板61上およびその上方には、図示しない半導体回路が作り込まれている。この半導体回路は、必要に応じて形成されたMOSトランジスタ等の能動素子、コンデンサ、インダクタ、抵抗、ダイオード、配線(センサー素子7に接続されている配線、配線層82、84を含む)等の回路要素を有している。
空洞部5は、基板6と素子周囲構造体8とによって画成されるものであり、このものの内部にセンサー素子7を収容する収容部として機能している。
また、空洞部5は、密閉された空間である。この空洞部5は、センサーチップ3が検出する圧力の基準値となる圧力基準室として機能する。本実施形態では、空洞部5が真空状態(300Pa以下)となっている。空洞部5を真空状態とすることによって、センサーチップ3を、真空状態を基準として圧力を検出する「絶対圧センサー」として用いることができ、その利便性が向上する。
ただし、空洞部5は、真空状態でなくてもよく、大気圧であってもよいし、大気圧よりも気圧が低い減圧状態であってもよいし、大気圧よりも気圧が高い加圧状態であってもよい。
かかる構成のセンサーチップ3は、図4(a)に示すように、ダイアフラム部64の受圧面641が受ける圧力に応じて、ダイアフラム部64が変形し、これにより、図4(b)に示すように、ピエゾ抵抗素子7a、7b、7c、7dが歪み、ピエゾ抵抗素子7a、7b、7c、7dの抵抗値が変化する。それに伴って、ピエゾ抵抗素子7a、7b、7c、7dが構成するブリッジ回路70(図3(b)参照)の出力が変化し、その出力に基づいて、受圧面641で受けた圧力の大きさを求めることができる。
より具体的に説明すると、前述したように、ピエゾ抵抗素子7a、7b、7c、7dの抵抗値が互いに等しいため、前述したようなダイアフラム部64の変形が生じる前の自然状態では、ピエゾ抵抗素子7a、7bの抵抗値の積とピエゾ抵抗素子7c、7dの抵抗値の積とが等しく、ブリッジ回路70の出力(電位差)はゼロとなる。
一方、前述したようなダイアフラム部64の変形が生じると、図4(b)に示すように、ピエゾ抵抗素子7a、7bのピエゾ抵抗部71a、71bにその長手方向に沿って引張歪み、および幅方向に沿って圧縮歪みが生じるとともに、ピエゾ抵抗素子7c、7dのピエゾ抵抗部71c、71dにその長手方向に沿って圧縮歪み、およびその幅方向に沿って引張歪みが生じる。
ここで、前述したようなダイアフラム部64の変形により、ピエゾ抵抗部71a、71bは、その幅方向の圧縮力を受けるが、ピエゾ抵抗部71a、71bのポアソン比に応じて、ピエゾ抵抗部71a、71bにその長手方向に沿って引張歪みが生じることとなる。また、前述したダイアフラム部64の変形により、ピエゾ抵抗部71c、71dは、その長手方向の圧縮力を受け、その圧縮力に応じて、ピエゾ抵抗部71c、71dにその長手方向に沿って圧縮歪みが生じることとなる。
このようなピエゾ抵抗部71a、71b、71c、71dの歪みにより、ピエゾ抵抗素子7a、7bの抵抗値の積とピエゾ抵抗素子7c、7dの抵抗値の積との差が生じ、その差に応じた出力(電位差)がブリッジ回路70から出力される。このブリッジ回路70からの出力に基づいて、受圧面641で受けた圧力の大きさ(絶対圧)を求めることができる。
ここで、前述したようなダイアフラム部64の変形が生じたとき、ピエゾ抵抗素子7a、7bの抵抗値は増加し、ピエゾ抵抗素子7c、7dの抵抗値は減少するため、ピエゾ抵抗素子7a、7bの抵抗値の積とピエゾ抵抗素子7c、7dの抵抗値の積との差の変化を大きくすることができ、それに伴って、ブリッジ回路70からの出力を大きくすることができる。その結果、圧力の検出感度を高めることができる。また、ブリッジ回路70を構成するピエゾ抵抗素子7a、7b、7c、7dのすべて温度感度がほぼ同一であるため、外部の温度変化に対する特性変化を低減することもできる。
かかる構成のセンサーチップ3は、本実施形態では、図1に示すように、ハウジング2の内部空間27内において、ICチップ9を介して、ダイアフラム部64を下側にして回路基板23上に搭載されている。すなわち、ICチップ9とセンサーチップ3とがこの順で回路基板23上に積層されている。なお、本実施形態では、センサーチップ3は、フロロシリコーン系の接着剤等からなる接着剤層31を介してICチップ9上に固定されている。そして、このセンサーチップ3が備える端子とICチップ9が備える端子とがボンディングワイヤー32を介して電気的に接続されている。
なお、本実施形態では、センサーチップ3が、ダイアフラム部64の撓みを、ピエゾ抵抗素子で構成されるセンサー素子7の抵抗値の変化で検出するものとしたが、かかる構成に限定されず、ダイアフラム部64を備えるものであれば、いかなる構成のものであってもよく、例えば、センサーチップ3は、ダイアフラム部64にCMOSインバーターを設け、このCMOSインバーターによりダイアフラム部64の変動量を電気信号に変換する構成のものであってもよいし、ダイアフラム部64に固定電極および可動電極で構成される振動系を設け、かかる共振系における共振周波数の変化量を電気信号に交換する構成のものであってもよい。
ICチップ9は、例えば、センサーチップ3で生成された電気信号に基づいて、センサーチップ3に加わった圧力の大きさを換算する機能を有するものである。
このICチップ9は、本実施形態では、図1に示すように、ハウジング2の内部空間27内において、回路基板23上に搭載されており、ICチップ9が備える端子と回路基板23が備える端子とがボンディングワイヤー24を介して電気的に接続されている。
かかる構成とすることで、ICチップ9において、センサーチップ3に加わった圧力の大きさに換算された電気信号を、回路基板23が備える配線を介して、ハウジング2の外部、すなわち高度計、電子機器または移動体に取り出すことができる。
モールド部(樹脂材)4は、ハウジング2内に形成された内部空間27内に充填され、これにより、内部空間27内に収納された、センサーチップ3およびICチップ9を封止することで、センサーチップ3およびICチップ9に接続している。
このモールド部4は、液状またはゲル状をなし軟質性を有する樹脂(樹脂材料)を含んでおり、さらに、ハウジング2は、前述の通り、上部21の上側で開口する開口部29を有している。これにより、圧力センサー1に加わった圧力を、開口部29およびモールド部(封止材)4を介して、センサーチップ3(ダイアフラム部64)に作用させることができる。
また、このモールド部4により、センサーチップ3およびICチップ9を保護(防塵および防水)することができる。
このようなモールド部4の構成材料としては、例えば、フッ素系樹脂およびシリコーン樹脂等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。これにより、圧力センサー1に加わった圧力を、開口部29およびモールド部(封止材料)4を介して、センサーチップ3(ダイアフラム部64)に確実に作用させることができる。また、親和層69を、モールド部4の構成材料に対して容易に親和性を有するものとすることができる。
なお、これらの樹脂は、1液型および2液型のいずれであってもよい。
親和層(親和性を有する層)69は、モールド部4の構成材料である軟質性を有する樹脂に対して親和性を有するものであり、図2に示すように、センサーチップ3が備える基板6の下面、すなわち、半導体基板61の絶縁膜62と反対側の面に、少なくともダイアフラム部64に対応する位置が覆われるように設けられている。これにより、基板6の下面(ダイアフラム部64)と、モールド部4との間に親和層69が配置される。
この親和層69の構成材料は、特に限定されないが、例えば、上述の通り、モールド部4の構成材料がフッ素系樹脂およびシリコーン樹脂のうちの少なくとも1種を含む場合、シリコーンゴム(シリコーン樹脂)を含むものであることが好ましい。これにより、親和層69を、モールド部4の構成材料に対して特に親和性に優れたものとすることができる。
なお、シリコーンゴムとは、-Si-O-Si-O-鎖を主鎖(主骨格)としてSiに連結する有機基を有するオルガノポリシロキサン骨格を有する化合物である。また、有機基としては、疎水性を示すものであれば特に限定されず、例えば、置換または無置換の炭化水素基が挙げられ、具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基等のアルキル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等のシクロアルキル基、フェニル基、トリル基、ビフェニリル基等のアリール基、ベンジル基、フェニルエチル基等のアラルキル基等が挙げられ、さらに、これらの基の炭素原子に結合している水素原子の一部または全部が、フッ素原子、塩素原子、臭素原子のようなハロゲン原子等で置換された基等が挙げられる。
また、親和層69の厚さは、特に限定されないが、例えば、10μm以上、50μm以下であるのが好ましく、15μm以上、25μm以下であるのがより好ましい。これにより、ダイアフラム部64が撓んで変形することを防止しつつ、ダイアフラム部64をこの親和層69で確実に被覆することができる。
本発明では、かかる構成の親和層69が、センサーチップ3が備える基板6の最表面に設けられている。このように親和層69が基板6の最表面に設けられることで、内部空間27をモールド部4で封止する際に、ダイアフラム部64(凹部65)において気泡(ボイド)を生じることなく封止することができるが、この気泡を生じることなくモールド部4で封止する方法については後述する。
以上のような構成の圧力センサー1は、例えば、以下に示すような製造方法により製造される。
圧力センサー1の製造方法は、ICチップ9およびセンサーチップ3を用意し、これらを回路基板23上に搭載する工程と、回路基板23上にハウジング2を接合する工程と、回路基板23上に接合されたハウジング2内の内部空間27にモールド部4を形成する工程とを有する。
図5〜図8は、図2に示すセンサーチップの製造工程を示す縦断面図である。また、図9、図10は、図1に示す圧力センサーにおいて、ハウジング内の内部空間にモールド部を形成する方法を説明するための図である。なお、以下の説明では、図5〜図10中の上側を「上」、下側を「下」と言う。
以下、圧力センサー1の製造方法の各工程について、順次説明する。
[1] まず、ICチップ9およびセンサーチップ3を用意し、これらを回路基板23上に、この順で積層するように搭載する。
回路基板23へのICチップ9およびセンサーチップ(物理量センサー)3の搭載は、例えば、以下のようにして行われる。
すなわち、回路基板23上の所定の位置に、ICチップ9を接着剤層25を介して固定した後、回路基板23の配線が備える端子とICチップ9が有する端子とをワイヤーボンディングすることにより、これら同士をボンディングワイヤー24を介して電気的に接続する。その後、ICチップ9上の所定の位置に、センサーチップ3を接着剤層31を介して固定した後、ICチップ9が有する端子とセンサーチップ3が有する端子とをワイヤーボンディングすることにより、これら同士をボンディングワイヤー32を介して電気的に接続することにより行うことができる。
ここで、センサーチップ3は、前述の通り、ダイアフラム部64を備えるものであり、本実施形態では、基板6と、センサー素子7と、素子周囲構造体8と、空洞部5と、半導体回路(図示せず)とを有する構成のものである。
かかる構成のセンサーチップ3は、例えば、以下のようにして製造される。
[センサー素子形成工程]
まず、図5(a)に示すように、シリコン基板等の半導体基板61を用意する。次に、用意した半導体基板61の上面を熱酸化することによりシリコン酸化膜(絶縁膜)62を形成し、さらに、絶縁膜(シリコン酸化膜)62上にシリコン窒化膜63をスパッタリング法、CVD法等により形成する。これにより、基板用部材6Aを得る。
絶縁膜62は、半導体基板61およびその上方に半導体回路を形成する際の素子間分離膜として機能する。また、シリコン窒化膜63は、後に行われるリリース工程において実施されるエッチングに対する耐久性を有しており、いわゆるエッチングストップ層として機能する。なお、シリコン窒化膜63は、パターニング処理によって、センサー素子7を形成する平面範囲を含む範囲と半導体回路内の一部の素子(コンデンサ)などの範囲に限定して形成する。これにより、半導体基板61およびその上方に半導体回路を形成する際の障害となることがなくなる。
次に、シリコン窒化膜63の上面に、多結晶シリコン膜(またはアモルファスシリコン膜)をスパッタリング法、CVD法等により形成し、その多結晶シリコン膜をエッチングによりパターンニングして、図5(b)に示すように、センサー素子7を形成するための素子形成用膜7Aを形成する。
ここで、多結晶シリコン膜の厚さは、特に限定されないが、例えば、200nm以上400nm以下程度とされる。
次に、素子形成用膜7Aが露出するように、シリコン窒化膜63の上面の一部に、フォトレジスト膜20を形成した後、素子形成用膜7Aにリン、ボロン等の不純物をドープ(イオン注入)することにより、図5(c)に示すように、センサー素子7を形成する。その後、図5(d)に示すように、シリコン窒化膜63の上面に形成したフォトレジスト膜20を除去する。
このイオン注入では、ピエゾ抵抗部71a、71b、71c、71dへの不純物のドープ量が接続部73c、73dおよび配線41a、41b、41c、41dよりも少なくなるようにフォトレジスト膜20の形状やイオン注入条件等を調整する。
例えば、ボロンを17keVでイオン注入を行う場合、ピエゾ抵抗部71a、71b、71c、71dへのイオン注入濃度を1×1013atoms/cm以上1×1015atoms/cm以下程度とし、接続部73c、73dおよび配線41a、41b、41c、41dへのイオン注入濃度を1×1015atoms/cm以上5×1015atoms/cm以下程度とする。
[絶縁膜形成工程]
まず、図6(a)に示すように、シリコン窒化膜63およびセンサー素子7上に、シリコン酸化膜からなる層間絶縁膜81をスパッタリング法、CVD法等により形成する。また、層間絶縁膜81に、半導体基板61の平面視にてセンサー素子7を取り巻く環状の開口部30をパターニング処理等により形成する。
次に、図6(b)に示すように、層間絶縁膜81上に、例えばアルミニウムよりなる層をスパッタリング法、CVD法等により形成した後、パターニング処理することにより配線層82を形成する。配線層82は、開口部30に対応するように、半導体基板61の平面視にて環状をなしている。また、配線層82の一部は、開口部30を通して半導体基板61上およびその上方に形成された配線(例えば、図示しない半導体回路の一部を構成する配線)に電気的に接続される。なお、配線層82は、シリコン窒化膜63およびセンサー素子7を取り巻く部分にのみ存在するように形成されているが、一般的には、図示しない半導体回路の一部を構成する配線層の一部が、配線層82を構成している。
次に、図6(c)に示すように、層間絶縁膜81および配線層82上に、シリコン酸化膜等からなる層間絶縁膜83をスパッタリング法、CVD法等により形成する。また、層間絶縁膜81に、半導体基板61の平面視にてシリコン窒化膜63およびセンサー素子7を取り巻く環状の開口部35をパターニング処理等により形成する。なお、開口部35は、開口部30と同様に、半導体基板61の平面視にて、環状をなしてなくてもよく、その一部が欠損していてもよい。
このような層間絶縁膜と配線層との積層構造は、通常のCMOSプロセスにより形成され、その積層数は、必要に応じて適宜に設定される。すなわち、必要に応じてさらに多くの配線層が層間絶縁膜を介して積層される場合もある。
[被覆層形成工程]
まず、図7(a)に示すように、層間絶縁膜83上に、例えばアルミニウムよりなる層をスパッタリング法、CVD法等により形成した後、パターニング処理することにより配線層84を形成する。この配線層84の一部は、開口部35を通して配線層82に電気的に接続される。また、配線層84の一部は、シリコン窒化膜63およびセンサー素子7の上方に位置し、複数の細孔842が形成された被覆層841を構成している。このような配線層84も、前述した配線層82と同様に、一般的には、図示しない半導体回路の一部を構成する配線層の一部で構成されている。
次に、図7(b)に示すように、配線層84および層間絶縁膜83上に、例えばシリコン窒化膜、レジストその他の樹脂材料よりなる表面保護膜85をスパッタリング法、CVD法等により形成する。また、この表面保護膜85は、一種類以上の材料を含む複数の膜層で構成され、被覆層841の細孔842を封止してしまわないように形成する。なお、表面保護膜85の構成材料としては、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜、ポリイミド膜、エポキシ樹脂膜など、素子を水分、ゴミ、傷などから保護するための耐性を有するもので形成される。
[リリース工程]
まず、図7(c)に示すように、リリースエッチング用のフォトレジストなどの保護膜形成工程を行なった後に、被覆層841に形成された複数の細孔842を通して、センサー素子7上にある層間絶縁膜81、83を除去する。これにより、センサー素子7が配置された空洞部5が形成される。
層間絶縁膜81、83の除去は、例えば、複数の細孔842からエッチング液としてのフッ酸、緩衝フッ酸等を供給するウェットエッチングや、複数の細孔842からエッチングガスとしてフッ化水素酸ガス等を供給するドライエッチングにより行うことができる。
[封止工程]
次に、図8(a)に示すように、被覆層841上に、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜、AL、Cu、W、Ti、TiN等の金属膜等からなる封止層86をスパッタリング法、CVD法等により形成し、各細孔842を封止する。
[ダイアフラム部形成工程]
次に、図8(b)に示すように、半導体基板61の空洞部5と反対側の面から、例えば、ドライエッチングを行い、半導体基板61の一部を除去する。これにより、周囲よりも薄肉なダイアフラム部64が形成される。また、半導体基板61のダイアフラム部64以外の部分が厚肉部66となる。
なお、半導体基板61の一部を除去する方法としては、ドライエッチングに限らず、ウェットエッチング等であってもよい。
[親和層形成工程]
最後に、図8(c)に示すように、半導体基板61のダイアフラム部64が形成された下面に、親和層69を形成する。
この親和層69の形成は、例えば、液状をなす親和層を形成するための親和層形成材料を、スピンコート法を用いて半導体基板61の下面に供給して、液状被膜を形成した後、この液状被膜を乾燥させることにより得ることができる。
また、親和層形成材料は、その粘度が10mPa・s以上1000mPa・s以下であることが好ましく、600mPa・s以上850mPa・s以下であることがより好ましい。これにより、親和層形成材料を半導体基板61の下面に供給した際に、ダイアフラム部64に気泡が生じるのを低減することができるため、均一な膜厚の親和層69を、半導体基板61の下面に形成することができる。
さらに、親和層形成材料は、液状被膜を乾燥させることで、親和層69の構成材料が生成されるものであれば、1液型および2液型のもののいずれであってもよい。
なお、センサーチップ3が有する半導体回路が有するMOSトランジスタ等の能動素子、コンデンサ、インダクタ、抵抗、ダイオード、配線等の回路要素は、上述した適宜の工程中(例えば、センサー素子形成工程、絶縁膜形成工程、被覆層形成工程、封止層形成工程)途中において作り込んでおくことができる。例えば、絶縁膜62とともに回路素子間分離膜を形成したり、ピエゾ抵抗素子7a〜7dとともにゲート電極、容量電極、配線等を形成したり、層間絶縁膜81、83とともにゲート絶縁膜、容量誘電体層、層間絶縁膜を形成したり、配線層82、84とともに回路内配線を形成したりすることができる。
以上のような工程により、センサーチップ3を製造することができる。
なお、図5〜8では、半導体基板61に、1つのセンサーチップ3を形成するものとして説明したが、かかる場合に限定されず、半導体基板61に、[センサー素子形成工程]〜[親和層形成工程]を経ることで、複数のセンサーチップ3を造り込んだ後、ダイシングして個片化することにより、複数のセンサーチップ3を一括して製造するようにしてもよい。また、複数のセンサーチップ3を一括して製造することで、[親和層形成工程]において、スピンコート法を用いて親和層形成材料を供給する際に、1の工程で複数のセンサーチップ3に対して親和層69を形成することができるとともに、均一な膜厚の親和層69を形成することができる。
[2] 次に、ハウジング2を用意し、このハウジング2を回路基板23上に接合する。
なお、ハウジング2は、例えば、底部22と上部21とをそれぞれ用意し、これらを、接着剤を介して接合することで得ることができる。
また、底部22、上部21および回路基板23における、これら同士間の接合は、接着剤を介することなく、底部22、上部21および回路基板23の構成材料等によっては、陽極接合や、直接接合等の各種接合方法により行われていてもよい。
[3] 次に、回路基板23上に接合されたハウジング2内の内部空間27にモールド部4を形成する。
このモールド部4の形成は、モールド部4の構成材料を含有する液状またはゲル状をなす軟質性の封止材料(ゲル)41を、ハウジング2の上側で開口する開口部29から注入し、内部空間27をこの封止材料41で満たすことにより行われる。このような開口部29からの内部空間27への封止材料41の注入の際に、本発明では、センサーチップ3として、センサーチップ3が備える基板6の最表面に親和層69が設けられているものを用いる。これにより、基板6の最表面(ダイアフラム部64)と封止材料41(モールド部4)との間に親和層69を配置することができ、ダイアフラム部(感圧面)64内に気泡を生じさせることなくモールド部(封止材)4を形成することができるが、以下、その理由について説明する。
ここで、前記背景技術で説明した通り、例えば、センサーチップとして、親和層69の形成が省略されたものがICチップ9を介して回路基板23上に搭載されているとすると、センサーチップが備える基板6の最表面には、半導体基板61が露出する。
半導体基板61は、前述の通り、通常、シリコンで構成されることから、その表面には二酸化ケイ素膜(SiO膜)が形成される。そのため、その膜表面には水酸基が露出することから、半導体基板61の下面は親水性を示す状態となっている。
このような状態で、封止材料41を開口部29から供給して、内部空間27内に封止材料41を充填すると、封止材料41に含まれるモールド部4の構成材料がフッ素系樹脂やシリコーン樹脂のように疎水性を示すものであるため、ダイアフラム部64に気泡が生じた状態で、内部空間27にモールド部4が形成される。特に、本実施形態では、ダイアフラム部64が凹部65で構成されるため、ダイアフラム部64における気泡の発生が顕著に認められる。そのため、気泡がダイアフラム部(感圧面)64に発生ことに起因する圧力伝播障害が生じ、その結果、圧力センサーに作用した圧力を、高感度で検出することができない。
これに対して、本発明では、図2に示すように、センサーチップ3が備える基板6の最表面、すなわち半導体基板61の下面には親和層69が設けられている。この親和層69は、前述の通り、例えば、シリコーンゴムをその構成材料として含むものである。そのため、親和層69は、その下面が疎水性を示す状態となっており、封止材料41に含まれるモールド部4の構成材料に対して親和性を有している。
したがって、図9、10に示すように、封止材料41を供給装置が備えるニードル45から開口部29に供給することで、封止材料41をハウジング2の内周面を伝わせるようにして内部空間27内に充填する際に、ダイアフラム部64に気泡が生じるのが低減された状態で、内部空間27にモールド部4を形成することができる。特に、本実施形態では、ダイアフラム部64が凹部65の底面に位置しているが、このような場合であったとしても凹部65内に封止材料41を充填してダイアフラム部64における気泡の発生が低減される。よって、気泡がダイアフラム部(感圧部)64に生じることに起因する圧力伝播障害の発生を確実に防止することができるため、圧力センサー1に作用した圧力を、高感度で検出することができる。すなわち、圧力センサー1は、高感度で圧力を検出し得るものとなる。
また、封止材料41は、その粘度が好ましくは10mPa・s以上1000mPa・s以下に設定され、より好ましくは600mPa・s以上850mPa・s以下に設定される。粘度がかかる範囲内の封止材料41であったとしても、本発明によれば、ダイアフラム部64に気泡を生じることなく、内部空間27にモールド部4を形成することができる。また、圧力センサー1に加わった圧力を、モールド部4を介して、ダイアフラム部64により確実に作用させることができる。
なお、本実施形態では、センサーチップ3が、ダイアフラム部64を下側にしてハウジング2内に収納されており、センサーチップ3の開口部29に対して反対側に位置する面(下面)にダイアフラム部64が形成されている。すなわち、ハウジング2が備える開口部29と、凹部65が備える開口部とが、互いに異なる方向を向いて開口しているが、センサーチップ3がこのような構成のものであったとしても、ダイアフラム部64に気泡を生じることなく、内部空間27にモールド部4を形成することができる。
また、本実施形態では、ハウジング2の形状は、内周面を有する筒体をなし、かかる筒体を回路基板上に載置した際に、上側に位置する開口部と、下側に位置する底部とを有するものであれば特に限定されないが、本実施形態のように、平面視における内周面の外形面積が、開口部側よりも底部側の方が大きくなっている場合に、本発明の圧力センサーを適用することが好ましい。すなわち、ハウジング2がかかる形状のものであったとしても、ハウジング2に収納されたセンサーチップ3が有するダイアフラム部64に、気泡を生じることなくモールド部4で内部空間27を充填することができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の圧力センサーの第2実施形態について説明する。
図11は、本発明の圧力センサーの第2実施形態を示す縦断面図である。
以下、第2実施形態の圧力センサー1について、前記第1実施形態の圧力センサー1との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
図11に示す圧力センサー1は、内部空間27におけるセンサーチップ3のICチップ9上に対する配置する向きが異なること以外は、図1に示す圧力センサー1と同様である。
すなわち、第2実施形態の圧力センサー1では、内部空間27において、ダイアフラム部64を上側にして、ICチップ9上に搭載されている。
より具体的には、本実施形態では、センサーチップ3は、センサーチップ3が有する端子と、ICチップ9が有する端子とが半田バンプ33を介して電気的に接続され、これにより、ダイアフラム部64を上側に向けた状態にしてICチップ9上に固定される。
このような第2実施形態の圧力センサー1によっても、前記第1実施形態と同様の効果が得られる。
なお、前記第1、2実施形態では、回路基板23上に、ICチップ9とセンサーチップ3とがこの順で積層されている場合、すなわちICチップ9上にセンサーチップ3が搭載された場合について説明したが、かかる場合に限定されず、例えば、ICチップ9とセンサーチップ3との積層順が逆になっている、すなわち、センサーチップ3上にICチップ9が搭載されていてもよいし、ICチップ9とセンサーチップ3とが積層されることなく、それぞれが異なる位置で、回路基板23上に搭載されていてもよい。
<第3実施形態>
次に、本発明の圧力センサーの第3実施形態について説明する。
図12は、本発明の圧力センサーの第3実施形態を示す縦断面図である。
以下、第3実施形態の圧力センサー1について、前記第1実施形態の圧力センサー1との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
図12に示す圧力センサー1は、センサーチップ3の構成が異なり、さらに、圧力センサー1がICチップ9を有しないこと以外は、図1に示す圧力センサー1と同様である。
すなわち、第3実施形態の圧力センサー1では、回路基板23へのICチップ9の搭載が省略され、センサーチップ3内に、センサーチップ3が備えるCMOSインバーター回路で生成された電気信号に基づいて、センサーチップ3に加わった圧力の大きさを換算するIC回路を備えている。
換言すれば、本実施形態の圧力センサー1では、センサーチップ3内のIC回路がICチップ9としての機能を発揮する。
この圧力センサー1ではでは、センサーチップ3は、フロロシリコーン系の接着剤等からなる接着剤層31を介して回路基板23上に固定されている。そして、このセンサーチップ3が備える端子と回路基板23が備える端子とがボンディングワイヤー32を介して電気的に接続されている。
このような第3実施形態の圧力センサー1によっても、前記第1実施形態と同様の効果が得られる。
また、前記実施形態では、ダイアフラム部64が凹部65で構成されるが、受圧によって撓み変形し得るものであれば、いかなる構成のものであってもよく、基板6は、周囲の部分よりも薄肉であることが省略された平坦面で構成されるダイアフラム部を備えるものであってもよい。
2.高度計
次に、本発明の圧力センサーを備える高度計(本発明の高度計)の一例について説明する。図13は、本発明の高度計の一例を示す斜視図である。
高度計200は、腕時計のように、手首に装着することができる。また、高度計200の内部には、圧力センサー1が搭載されており、表示部201に現在地の海抜からの高度、または、現在地の気圧等を表示することができる。
なお、この表示部201には、現在時刻、使用者の心拍数、天候等、様々な情報を表示することができる。
3.電子機器
次に、本発明の圧力センサーを備える電子機器を適用したナビゲーションシステムについて説明する。図14は、本発明の電子機器の一例を示す正面図である。
ナビゲーションシステム300には、図示しない地図情報と、GPS(全地球測位システム:Global Positioning System)からの位置情報取得手段と、ジャイロセンサーおよび加速度センサーと車速データとによる自立航法手段と、圧力センサー1と、所定の位置情報または進路情報を表示する表示部301とを備えている。
このナビゲーションシステム300において、ナビゲーションシステム300が有するマザーボードに、圧力センサー1が備える接続端子が電気的に接続される。このようなナビゲーションシステム300は、優れた信頼性を有する。
このナビゲーションシステム300によれば、取得した位置情報に加えて高度情報を取得することができる。高度情報を得ることにより、例えば、一般道路と位置情報上は略同一の位置を示す高架道路を走行する場合、高度情報を持たない場合には、一般道路を走行しているのか高架道路を走行しているのかナビゲーションシステムでは判断できず、優先情報として一般道路の情報を使用者に提供してしまっていた。そこで、本実施形態に係るナビゲーションシステム300では、高度情報を圧力センサー1によって取得することができ、一般道路から高架道路へ進入することによる高度変化を検出し、高架道路の走行状態におけるナビゲーション情報を使用者に提供することができる。
なお、表示部301は、例えば液晶パネルディスプレイや、有機EL(Organic Electro-Luminescence)ディスプレイなど、小型かつ薄型化が可能な構成となっている。
4.移動体
次いで、本発明の電子機器を適用した移動体(本発明の移動体)について説明する。図15は、本発明の移動体の一例を示す斜視図である。
図15に示すように、移動体400は、車体401と、4つの車輪402とを有しており、車体401に設けられた図示しない動力源(エンジン)によって車輪402を回転させるように構成されている。このような移動体400には、ナビゲーションシステム300(圧力センサー1)が内蔵されている。
なお、本発明の圧力センサーを組み込む高度計、電子機器または移動体は、前述したものに限定されず、例えば、携帯電話機、ディジタルスチルカメラ、インクジェット式吐出装置(例えばインクジェットプリンター)、パーソナルコンピューター(モバイル型パーソナルコンピューター、ラップトップ型パーソナルコンピューター)、テレビ、ビデオカメラ、ビデオテープレコーダー、カーナビゲーション装置、ページャー、電子手帳(通信機能付も含む)、電子辞書、電卓、電子ゲーム機器、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、防犯用テレビモニター、電子双眼鏡、POS端末、医療機器(例えば電子体温計、血圧計、血糖計、心電図計測装置、超音波診断装置、電子内視鏡)、魚群探知機、各種測定機器、計器類(例えば、車両、航空機、船舶の計器類)、フライトシュミレーター、地上デジタル放送、携帯電話基地局等に適用することができる。
以上、本発明の圧力センサー、高度計、電子機器および移動体を、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、他の任意の構成物や、工程が付加されていてもよい。
例えば、本発明では、前記第1〜第3実施形態で示した任意の2以上の構成を組み合わせるようにしてもよい。
1‥‥圧力センサー 2‥‥ハウジング 3‥‥センサーチップ 4‥‥モールド部 5‥‥空洞部 6‥‥基板 6A‥‥基板用部材 7‥‥センサー素子 7A‥‥素子形成用膜 7a〜7d‥‥ピエゾ抵抗素子 8‥‥素子周囲構造体 9‥‥ICチップ 20‥‥フォトレジスト膜 21‥‥上部 22‥‥底部 23‥‥回路基板 24‥‥ボンディングワイヤー 25‥‥接着剤層 26‥‥基材 27‥‥内部空間 29‥‥開口部 30‥‥開口部 31‥‥接着剤層 32‥‥ボンディングワイヤー 33‥‥半田バンプ 35‥‥開口部 41‥‥封止材料 41a〜41d‥‥配線 45‥‥ニードル 61‥‥半導体基板 62‥‥絶縁膜 63‥‥シリコン窒化膜 64‥‥ダイアフラム部 65‥‥凹部 66‥‥厚肉部 69‥‥親和層 70‥‥ブリッジ回路 71a〜71d‥‥ピエゾ抵抗部 73c、73d‥‥接続部 81‥‥層間絶縁膜 82‥‥配線層 83‥‥層間絶縁膜 84‥‥配線層 85‥‥表面保護膜 86‥‥封止層 200‥‥高度計 201‥‥表示部 211‥‥開口部 300‥‥ナビゲーションシステム 301‥‥表示部 400‥‥移動体 401‥‥車体 402‥‥車輪 641‥‥受圧面 841‥‥被覆層 842‥‥細孔

Claims (10)

  1. 受圧によって撓み変形する感圧面を備えている物理量センサーと、
    液状またはゲル状をなし軟質性を有する樹脂を含み、前記物理量センサーに接続している樹脂材と、を有し、
    前記物理量センサーは、前記感圧面と前記樹脂材との間に親和性を有する層を備えていることを特徴とする圧力センサー。
  2. 前記感圧面は、前記物理量センサーが備える凹部の底部に位置している請求項1に記載の圧力センサー。
  3. 前記親和性を有する層は、前記軟質性を有する樹脂に対して親和性を有する請求項1または2に記載の圧力センサー。
  4. 前記親和性を有する層は、シリコーン樹脂を含む請求項1ないし3のいずれか1項に記載の圧力センサー。
  5. 前記軟質性を有する樹脂は、フッ素系樹脂およびシリコーン樹脂のうちの少なくとも1種を含有する請求項1ないし4のいずれか1項に記載の圧力センサー。
  6. 前記物理量センサー、前記樹脂材、および前記親和性を有する層を収納していて、開口部を有する容器を備えている請求項1ないし5のいずれか1項に記載の圧力センサー。
  7. 前記容器の開口部と、前記凹部の開口部とが、互いに異なる方向を向いている請求項6に記載の圧力センサー。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1項に記載の圧力センサーを備えることを特徴とする高度計。
  9. 請求項1ないし7のいずれか1項に記載の圧力センサーを備えることを特徴とする電子機器。
  10. 請求項1ないし7のいずれか1項に記載の圧力センサーを備えることを特徴とする移動体。
JP2014016645A 2014-01-31 2014-01-31 圧力センサー、高度計、電子機器および移動体 Pending JP2015143634A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014016645A JP2015143634A (ja) 2014-01-31 2014-01-31 圧力センサー、高度計、電子機器および移動体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014016645A JP2015143634A (ja) 2014-01-31 2014-01-31 圧力センサー、高度計、電子機器および移動体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015143634A true JP2015143634A (ja) 2015-08-06

Family

ID=53888776

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014016645A Pending JP2015143634A (ja) 2014-01-31 2014-01-31 圧力センサー、高度計、電子機器および移動体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015143634A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10337939B2 (en) 2016-02-15 2019-07-02 Seiko Epson Corporation Waterproof member, manufacturing method of waterproof member, pressure sensor, and electronic module

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10337939B2 (en) 2016-02-15 2019-07-02 Seiko Epson Corporation Waterproof member, manufacturing method of waterproof member, pressure sensor, and electronic module

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9863828B2 (en) Physical quantity sensor, electronic device, altimeter, electronic apparatus, and mobile object
US20160209285A1 (en) Pressure sensor, method of manufacturing pressure sensor, altimeter, electronic apparatus, and moving object
JP2016003977A (ja) 物理量センサー装置、高度計、電子機器および移動体
JP2017067463A (ja) 圧力センサー、高度計、電子機器および移動体
TW201632856A (zh) 壓力感測器、攜帶機器、電子機器及移動體
US20170250118A1 (en) Electronic device, altimeter, electronic apparatus, and moving object
CN105651431A (zh) 电子装置、物理量传感器、压力传感器、振子以及高度计
JP2015068800A (ja) 圧力センサー、電子機器および移動体
JP2015145801A (ja) Memsデバイス、圧力センサー、高度計、電子機器および移動体
US20160138990A1 (en) Electronic Device, Physical Quantity Sensor, Pressure Sensor, Altimeter, Electronic Apparatus, And Moving Object
JP2017166884A (ja) 圧力センサー、圧力センサーの製造方法、高度計、電子機器および移動体
US20180266910A1 (en) Pressure sensor, pressure sensor module, electronic apparatus, and vehicle
US20180252607A1 (en) Pressure sensor, pressure sensor module, electronic apparatus, and vehicle
US20190017892A1 (en) Pressure sensor, production method for pressure sensor, pressure sensor module, electronic apparatus, and vehicle
JP2015143634A (ja) 圧力センサー、高度計、電子機器および移動体
JP2016003993A (ja) 電子装置、電子装置の製造方法、電子機器および移動体
JP2015230237A (ja) 物理量センサー、高度計、電子機器および移動体
JP2018048974A (ja) 圧力センサー、圧力センサーモジュールおよび電子機器
US20180266907A1 (en) Pressure sensor, pressure sensor module, electronic apparatus, and vehicle
JP6340940B2 (ja) 圧力センサー、高度計、電子機器および移動体
CN108240878A (zh) 压力传感器、压力传感器模块、电子设备以及移动体
JP2015121513A (ja) 物理量検出センサー、高度計、電子機器および移動体
JP2017129540A (ja) 圧力センサー、高度計、電子機器および移動体
JP2017133944A (ja) 圧力センサー、圧力センサーの製造方法、高度計、電子機器および移動体
JP2015179000A (ja) 物理量センサー、高度計、電子機器および移動体

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20160617

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20160627