JP2015067203A - 追従走行制御装置 - Google Patents

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【課題】減速増幅率を1未満に保持しつつ、乗員の違和感を低減させることができる追従走行制御装置を提供することを目的とする。【解決手段】前方車から送信される加速度データを受信する加速度データ受信部2を備え、該加速度データ受信部2が受信した前記加速度データに基づいて、自車の追従走行制御を行うものであって、前記加速度データに基づいて、前方車の加速度uを所定の車間時間THWだけ遅延させることにより目標加速度utgtを算出する制御部4を備えている。【選択図】図2

Description

この発明は、前方車から送信される加速度データを受信する加速度データ受信部を備え、該加速度データ受信部が受信した前記加速度データに基づいて、自車の追従走行制御を行う追従走行制御装置に関する。
例えば、複数台の車両がサグ部を走行している状態で先頭車両が減速したとき、図12にグラフで示すように、先頭車両に追従する2台目以降の車両の車速は大きく乱れることになる。
図12は、先頭車両がサグ部を走行したことによって70(km/s)付近から50(km/s)付近まで減速した場合の後続車両の速度変化を示すグラフである。図12では、先頭車両が減速したことによって、後続車両が前方車との車間距離を確保すべく次々に減速している傾向が現れており、後方に位置する車両程その減速量が増大し、7台目、8台目では、その車速がそれぞれ最大で25(km/s)前後まで低下している。このように、減速走行する車両が何台も連なることによって、サグ部では渋滞が発生し易くなる。
このような渋滞を緩和するためには、自車の減速時に前方車よりも車速が低下しないようにすること、換言すれば、自車減速量を前方車減速量で割った比率(以下、これを減速増幅率という)が1未満になるように自車を走行させることが要件となる。
そこで、従来、自車を前方車に対して追従走行させることが可能な追従走行制御装置が提案されている。下記特許文献1では、車車間通信により受信した前方車の減速度データに基づいて自車の減速度を制御するものが開示されている。下記特許文献1では、前方車の減速度に一致するように自車の減速度を制御することで、減速増幅率を1未満に保持しつつ、車間距離を常に一定に保持することができるようになっている。
また、追従走行制御装置として、下記特許文献2では、自車速に応じて目標車間距離を算出するための車間時間(車間時間=車間距離/自車速)を変更して、乗員の違和感を与えることを防止するようにしたものが開示されている。
特開2005−297612号公報 特開2003−127705号公報
しかしながら、一般的に、乗員が追従走行を行う場合、所定の車間時間を基準にして前方車との間隔を決定する習性があることが知られており、自車速に応じて車間時間が変化する前記特許文献1、2では、乗員の違和感を十分に低減できない場合があった。
例えば、前記特許文献1の場合、高車速域に合わせて車間距離を長く設定してしまうと、低車速域では、車間時間が長くなることによって車間距離が必要以上に長いという感覚を与えてしまう。また、逆に、低車速域に合わせて車間距離を短く設定してしまうと、高車速域では、車間時間が短くなることによって車間距離が必要以上に短いという感覚を与えてしまう。
この発明は、減速増幅率を1未満に保持しつつ、乗員の違和感を低減させることができる追従走行制御装置を提供することを目的とする。
この発明の追従走行制御装置は、前方車から送信される加速度データを受信する加速度データ受信部を備え、該加速度データ受信部が受信した前記加速度データに基づいて、自車の追従走行制御を行う追従走行制御装置であって、前記加速度データに基づいて、前方車の加速度を所定の車間時間だけ遅延させることにより目標加速度を算出する制御部を備えたものである。
この構成によれば、車間距離を所定の車間時間を基準にして決定される目標車間距離に一致させることが可能になり、自車の加減速の前後において、自然と所定の車間時間を保持することができる。これにより、乗員の習性に合致した追従走行を実現でき、乗員の違和感を確実に低減することができる。また、この場合、自車速が前方車の車速以下にはならないため、減速増幅率を確実に1未満に保持することができる。
この発明の一実施態様においては、乗員の操作により前記車間時間の設定を受付ける車間時間設定部を備えたものである。
この構成によれば、乗員の運転スタイルや走行環境(夜間、トンネル内、雨天、降雪、濃霧、…)等の諸条件を考慮した車間時間を、乗員の感覚に基づいて設定することができる。これにより、乗員の習性により合致した追従走行を実現でき、乗員の違和感をより確実に低減することができる。
この発明の一実施態様においては、前記制御部は、2次遅れ系の伝達関数を用いて前記目標加速度をフィルタリングする加速度フィルタ部を有し、該加速度フィルタ部では、自車の加減速後の車間距離が、前記目標加速度に基づいて算出される目標車間距離と一致するように、前記伝達関数のパラメータが、前記車間時間に応じて設定されたものである。
この構成によれば、2次遅れ系の伝達関数を用いて目標加速度をフィルタリングすることで、例えば、前方車の乗員が車両を急加減速させる等の手荒な運転をした場合であっても、自車速の変化を滑らかにすることができ、これによって、乗員の乗り心地を大幅に改善することができる。
そして、自車の加減速後の車間距離が目標車間距離と一致するように、前記パラメータを車間時間に応じて設定することで、自車の加減速後における車間距離を、フィルタリングの影響を受けることなく目標車間距離に一致させることができる。
この発明の一実施態様においては、前記伝達関数のパラメータは、前方車の車速変化グラフと、前記加速度フィルタ部出力後の車速変化グラフとの間において、加減速中間点における時間差が前記車間時間と一致するように設定されたものである。
この構成によれば、フィルタリングの影響が最も小さい(フィルタリングによる変化が最も小さい)減速中間点を基準にして前記パラメータを特定することになるため、車間時間に応じたパラメータの特定をより正確に行うことができる。
この発明によれば、車間距離を、所定の車間時間を基準にして決定される目標車間距離に一致させることが可能になり、自車の加減速の前後において、自然と所定の車間時間を保持することができる。これにより、乗員の習性に合致した追従走行を実現でき、乗員の違和感を確実に低減することができる。また、この場合、自車速が前方車の車速以下にはならないため、減速増幅率を確実に1未満に保持することができる。
本発明の実施形態に係る追従走行制御装置のシステム構成を示すブロック図。 前方車の車速がVs1からVs2まで低下した場合の前方車の車速変化と、自車の目標車速変化とを示すグラフ。 (a)は、前方車の車速変化と、自車の目標車速変化と、加速度フィルタ部出力後の自車の車速変化とを示すグラフ、(b)は、前方車の躍度と、加速度フィルタ部出力後の自車の躍度とを示すグラフ。 加速度フィルタ部の伝達関数G(s)のω1mと車間時間との関係を示すグラフ。 ω1mの算出方法を説明するための説明図。 目標車間距離と、加速度フィルタ部出力後の車間距離とを示すグラフ。 (a)は、前方車の車速がVs1からVs2まで低下した場合の前方車の加速度変化と、加速度フィルタ部出力後の自車の加速度変化とを示すグラフ、(b)は、躍度フィルタ部出力後の躍度変化を示すグラフ。 (a)は、躍度フィルタ部の伝達関数G(s)のC2mとω2mとの関係を示すグラフ、(b)は、C2mとFFゲインとの関係を示すグラフ。 (a)は、加速度フィルタ部の出力に躍度フィルタ部の出力を加算した場合の加速度変化を示すグラフ、(b)は、加速度フィルタ部の出力に躍度フィルタ部の出力を加算した場合の躍度変化を示すグラフ。 (a)は、前方車の車速変化と、自車の目標車速変化と、躍度フィルタ部出力加算後の自車の車速変化とを示すグラフ、(b)は、目標車間距離と、躍度フィルタ部出力後の車間距離とを示すグラフ。 追従走行制御を示すフローチャート。 先頭車両がサグ部を走行したことによって減速した場合の後続車両の速度変化を示すグラフ。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳述する。
図1は、本発明の実施形態に係る追従走行制御装置1のシステム構成を示すブロック図である。追従走行制御装置1は、前方車から送信される加速度データを受信する加速度データ受信部2と、後述する車間時間THWを設定するための車間時間設定部3と、制御部4と、該制御部4からの制御指令信号に基づいて駆動する動力系(駆動系及び制動系を含む)としてのエンジンスロットル5、ブレーキ装置6、及びトランスミッション7とを備えている。
追従走行制御装置1を備えた車両(自車)は、加速度データ受信部2を備えることにより、前方車を含む他車との間で走行状態に関連する各種データを送受信する車車間通信を行うことが可能になっている。加速度データ受信部2は、例えば、GPSからの位置情報に基づいて前方車であると判定した車両から加速度データを受信し、この加速度データを制御部4に出力する。
車間時間設定部3は、乗員の適宜の操作によって車間時間THWの設定を受付けるものであり、例えば、スイッチボタンやダイヤル、ディスプレイ装置のタッチパネル、専用のリモコン、または制御部4との通信が可能な携帯通信端末等により構成される。乗員は、例えば、ショート、…、ミドル、…、ロングといった段階に応じて予め用意された車間時間THW1、THW2、…、THWnの中から希望するものを1つ選択して設定を行う。
制御部4は、加速度フィルタ部40と、第1出力選択部41と、微分器42と、躍度フィルタ部43と、第2出力選択部44と、加算器45と、PCM(Power−train Control Module)46と、スロットル制御部47と、ブレーキ液圧制御部48と、シフトギア制御部49とを有する。この制御部4は、加速度データ受信部2が受信した前方車の加速度データと、車間時間設定部3で設定された車間時間THWとに基づいて、自車の目標加速度utgtを算出し、この目標加速度utgtに基づく制御指令信号をスロットル制御部47、ブレーキ液圧制御部48、及びシフトギア制御部49に出力して、エンジンスロットル5、ブレーキ装置6、及びトランスミッション7をフィードフォワード制御するものである。
制御部4のうち、加速度フィルタ部40は、車間時間設定部3で予め用意された車間時間THW1、THW2、…、THWnに応じた複数の2次遅れ系フィルタ40a、40b、…、40nにより構成されている。
各2次遅れ系フィルタ40a、40b、…、40nは、加速度データ受信部2から前方車の加速度データを入力可能としている。そして、これら2次遅れ系フィルタ40a、40b、…、40nは、前記加速度データに基づき、前方車の加速度uを車間時間THW1、THW2、…、THWnだけ遅延させた目標加速度utgtをそれぞれ同時並行で算出する。
ここで、前方車の速度変化と自車の速度変化目標値との関係を見てみると、例えば、図2に示すように、前方車の車速がVs1からVs2まで低下した場合、自車の目標加速度utgtに基づく目標車速変化グラフは、図2に二点鎖線で示す前方車の車速変化グラフに対して車間時間THWだけシフトした実線のグラフとなる。図2の場合、前方車の車速変化グラフと自車の目標車速変化グラフとにより囲まれた平行四辺形の領域A1の面積が、前方車、自車の減速に伴う車間距離の変化(減少)量ΔLを示すことになり、この車間距離の変化量ΔLは、下記(1)式のようになる。
Figure 2015067203
ところで、乗員は、所定の車間時間を基準にして前方車との間隔を決定する習性があることから、結果的に、前記車間時間に自車速を積算した距離だけ前方車との間隔を空けようとする。従って、所定の車間時間をTHW、自車速をVとすると、乗員が感覚的に決定する目標車間距離Ltgtは、下記(2)式により表すことができる。
Figure 2015067203
前記(2)式において、Lは定数であり、車両停止時に確保すべき停止時車間距離(いわゆる安全マージン)である。ここで、例えば、自車速がVs1からVs2まで低下した場合を考えると、この場合、目標車間距離Ltgtの変化(減少)量ΔLtgtは下記(3)式のようになる。
Figure 2015067203
このように、前方車の加速度uを車間時間THW1、THW2、…、THWnだけ遅延させたものを目標加速度utgtとした場合の車間距離の変化量ΔLは、目標車間距離Ltgtの変化量ΔLtgtと一致している。
つまり、本実施形態では、前方車の加速度uを車間時間THW1、THW2、…、THWnだけ遅延させたものを目標加速度utgtとすることで、車間距離Lを、車間時間THWを基準にして決定される目標車間距離Ltgtに一致させることが可能になっている。また、自車速が前方車の車速以下にはならないため、減速増幅率を1未満に保持することもできる。
加速度フィルタ部40は、さらに、下記(4)式に示す2次遅れ系の伝達関数G(s)を用いて目標加速度utgtをフィルタリングする。
Figure 2015067203
前記(4)式において、ω1mは固有角周波数、C1mは減衰係数、sはラプラス演算子である。図3(a)では、前方車の車速がVs1からVs2まで低下した場合の加速度フィルタ部40出力後の自車の車速変化を一点鎖線のグラフで示しており、図3(a)から、2次遅れ系の伝達関数G(s)を用いたフィルタリングによって、速度変化が滑らかになっていることが示されている。
図3(b)は、前方車の躍度(ジャークまたは加加速度ともいう)変化と、加速度フィルタ部40出力後の自車の躍度変化とを示すグラフであり、前方車の躍度変化を二点鎖線、加速度フィルタ部40出力後の自車の躍度変化を実線で示している。図3(b)では、自車の減速開始時及び減速終了時に生じる躍度のピーク値(絶対値)が、前方車の減速開始時及び減速終了時に生じる躍度(du/dt)のピーク値(絶対値)に対して大幅に減少している。一般的に、躍度は加減速時における乗員の乗り心地を表す指標として知られており、図3(b)では、フィルタリングに伴う躍度の大幅な減少により、乗員の乗り心地が大幅に改善されることが示されている。
ここで、前記(4)式に示す伝達関数G1(s)のC1m、ω1mは、乗員の乗り心地の他、車間距離Lの精度にも影響を及ぼすものであり、要求される乗り心地や、車間距離Lの精度を考慮してC1m、ω1mの値を適切に設定する必要がある。
前記(4)式に示す伝達関数G1(s)のC1mは、これを1未満に設定すると、不足制動となって、振動を伴ったオーバーシュートが発生する。この場合、減速増幅率を1未満に保持することができなくなる虞があるため、C1mは1以上に設定される。また、C1mを大きくすると、過制動となって応答が遅れる。この場合、変化がより滑らかになり、乗り心地の改善効果は大きくなるが、加速度や加速時間の変動に対するロバスト性が低下する。このため、車間距離Lの精度低
下を招き、自車の加減速後の車間距離Lが目標車間距離Ltgtからずれることに
なる。従って、2次遅れ系フィルタ40a、40b、…、40nでは、C11、C12、…、C1n=1に設定される。
また、伝達関数G1(s)のω1mは、その値の大小によって応答の即応性を変化させるものであり、ω1mが大きくなる程、応答の即応性は向上する(加速度の遅れ時間は短くなる)。図4は、ω1mと車間時間THWとの関係を示すグラフであり、自車の加減速後の車間距離Lと目標車間距離Ltgtとが一致するようなω1mを各車間時間毎に算出した結果を示している。なお、下記(5)式は、図4に示すグラフに基づいて導出したω1mと車間時間THWとの関係を示す近似式である。
Figure 2015067203
実際には、図5に示すように、前方車の車速変化グラフと加速度フィルタ部40出力後の車速変化グラフとの間において、フィルタリングの影響が最も小さい(フィルタリングによる変化が最も小さい)減速中間点Vにおける時間差が、予め定めた車間時間THWと一致するようなω1mをシミュレーションにより特定するという方法でω1mが算出される。
2次遅れ系フィルタ40a、40b、…、40nでは、図4に示すグラフ及び前記(5)式に基づいて、車間時間THW1、THW2、…、THWnに応じたω11、ω12、…、ω1nが設定されている。
このように、伝達関数G(s)のC1m、ω1mを適切に設定することで、例えば、図3(a)の場合には、フィルタリングによって車速が低下した期間(減速開始時の期間t1〜t2)における車間距離の増加分(領域A2の面積)と、フィルタリングによって車速が増加した期間(減速終了時の期間t3〜t4)における車間距離の減少分(領域A3の面積)とが同じになり、フィルタリングによる車間距離Lの変化は全体として相殺される。これにより、自車の減速後における車間距離Lを、図6に示すように、フィルタリングの影響を受けることなく目標車間距離Ltgtと一致させることができるようになっている。
第1出力選択部41は、内部のスイッチを切り換えることによって各2次遅れ系フィルタ40a、40b、…、40nのうちいずれか1つを選択して加算器45に接続するものである。この第1出力選択部41には、車間時間設定部3が接続されており、車間時間THWの設定値に関連する情報が入力されるようになっている。制御部4では、第1出力選択部41により、2次遅れ系フィルタ40a、40b、…、40nの中から、車間時間設定部3で設定された車間時間THWに対応するものが自動的に選択され、加算器45に接続される。
ところで、加速度フィルタ部40のフィルタリングによって速度変化が滑らかになることで、自車の減速時には、乗員が前方車の接近を感じてから自車の減速開始を知覚できるまでに時間差が生じ、乗員が不安を感じる虞がある。そこで、本実施形態では、微分器42、躍度フィルタ部43、第2出力選択部44、及び加算器45によって、加速度フィルタ部40の出力utgtfに、前方車の躍度(du/dt)を躍度フィルタ部43でフィルタリングした出力(du/dt)を加算する構成となっている。
微分器42は、加速度データ受信部2から前方車の加速度データを入力可能としている。そして、前記加速度データに基づき、前方車の加速度uを時間微分して前方車の躍度(du/dt)を算出する。
躍度フィルタ部43は、車間時間設定部3で予め用意された車間時間THW1、THW2、…、THWnに応じた複数の2次遅れ系フィルタ43a、43b、…、43nにより構成されている。
各2次遅れ系フィルタ43a、43b、…、43nは、微分器42の算出結果を入力可能としている。そして、これら2次遅れ系フィルタ43a、43b、…、43nは、下記(6)式に示す2次遅れ系の伝達関数G(s)を用いてそれぞれ同時並行で前方車の躍度(du/dt)をフィルタリングする。
Figure 2015067203
前記(6)式において、K2mは定数、ω2mは固有角周波数、C2は減衰係数である。第2出力選択部44は、内部のスイッチを切り換えることによって各2次遅れ系フィルタ43a、43b、…、43nのうちいずれか1つを選択して加算器45に接続するものである。この第2出力選択部44には、車間時間設定部3が接続されており、車間時間THWの設定に関連する情報が入力されるようになっている。制御部4では、第2出力選択部44により、2次遅れ系フィルタ43a、43b、…、43nの中から、車間時間設定部3で設定された車間時間THWに対応するものが自動的に選択され、加算器45に接続される。
加算器45では、第1出力選択部41で選択された加速度フィルタ部40の出力utgtfに、第2出力選択部44で選択された躍度フィルタ部43の出力(du/dt)が加算される。そして、この加算結果が、最終目標加速度utgt *としてPCM46に入力される。
図7(a)は、前方車の車速がVs1からVs2まで低下した場合の加速度変化を示すグラフであり、前方車の加速度変化を二点鎖線、加速度フィルタ部40出力後の自車の加速度変化を実線で示している。また、図7(b)は、躍度フィルタ部43出力後の躍度(du/dt)の変化を示すグラフである。
一般的に、車両の加減速の変化を知覚できる最低限のレベル(下限値)は、0.1(m/s)程度であることが知られており、躍度フィルタ部43では、2次遅れ系の伝達関数G(s)を用いたフィルタリングによって、図7(b)に示すように出力(du/dt)のピーク値(絶対値)が略0.1(m/s)となるように調整される。また、躍度フィルタ部43では、出力継続時間、つまりは出力≠0の継続時間が車間時間THWだけ継続するように調整される。
ここで、前記(6)式に示す伝達関数G(s)のC2m、ω2mは、出力継続時間に影響を及ぼすものであり、前記出力継続時間が車間時間THWとなるようにC2m、ω2mの値を適切に設定する必要がある。
図8(a)は、C2mとω2mとの関係を示すグラフであり、躍度フィルタ部43の出力(du/dt)が車間時間THWだけ継続するようなω2mを、各車間時間毎にC2mを変化させて算出した結果を示している。なお、下記(7)式は、図8(a)に示すグラフに基づいて導出したC2m、ω2mと車間時間THWとの関係を示す近似式である。
Figure 2015067203
また、伝達関数G(s)のC2m、ω2mが変化すると、出力(du/dt)のピーク値も変化する。このため、図8(a)及び前記(7)式に示すC2m、ω2mの関係を満たした上で、出力(du/dt)のピーク値(絶対値)が略0.1(m/s)となるように伝達関数G(s)のFF(FeedForward)ゲインを調整する。
図8(b)は、C2mとFFゲインとの関係を示すグラフであり、出力(du/dt)のピーク値(絶対値)が略0.1(m/s)となるようなFFゲインを、各車間時間毎にC2mを変化させて算出した結果を示している。なお、下記(8)〜(10)式は、図8(b)に示すグラフに基づいて導出したK2m、C2m、FFゲインと車間時間THWとの関係を示す近似式である。
Figure 2015067203
ここで、前記(8)式に示すN2mは、C2mとFFゲインとの関係式における定数であり、N2mの近似式を示す前記(10)式は、括弧内の要素のうち、最大のものを選択することを表す。
図9(a)は、加速度フィルタ部40の出力utgtfに躍度フィルタ部43の出力(du/dt)を加算した場合の加速度変化を示すグラフであり、図9(b)は、加速度フィルタ部40の出力utgtfに躍度フィルタ部43の出力(du/dt)を加算した場合の躍度変化を示すグラフである。上述したように、加速度フィルタ部40の出力utgtfに躍度フィルタ部43の出力(du/dt)を加算することで、図9(b)に一点鎖線で示すように、躍度の応答の即応性が向上しており、その結果、図9(a)に一点鎖線で示すように、減速開始の応答が早くなっている。これにより、乗員が前方車の接近を感じてから自車の減速開始を知覚できるまでの時間差を減少させることができるようになっている。
また、図9(b)に一点鎖線で示すように、躍度の応答の即応性が向上することで、自車の躍度のピーク値(絶対値)が低く抑えられている。このため、乗員の乗り心地を改善することもできるようになっている。
また、図7(b)に示す出力は、正負の2つのピークが同様の形状をなしていることから、これを時間積分した結果は0になる。このため、自車の減速後における速度及び車間距離Lは、図10(a)及び図10(b)に示すように、躍度フィルタ部43の出力(du/dt)の影響を受けることなく加算前と同じ値に維持される。
次に、図11に示すフローチャートとともに、本実施形態に係る追従走行制御について説明する。
先ず、加速度データ受信部2が、車車間通信によって前方車から加速度データを受信する(ステップS1)。
制御部4では、加速度フィルタ部40の各2次遅れ系フィルタ40a、40b、…、40nが、ステップS1で受信した加速度データに基づいて、前方車の加速度uを車間時間THW1、THW2、…、THWnだけ遅延させた目標加速度utgtをそれぞれ同時並行で算出する(ステップS2)。そして、この目標加速度utgtを、車間時間THW1、THW2、…、THWn毎に設定した伝達関数G(s)を用いてフィルタリングする(ステップS3)。
さらに、微分器42が、ステップS1で受信した加速度データに基づいて、前方車の加速度uを時間微分し、躍度(du/dt)を算出する(ステップS4)。そして、躍度フィルタ部43の各2次遅れ系フィルタ43a、43b、…、43nは、微分器42で算出された前方車の躍度(du/dt)を、車間時間THW1、THW2、…、THWn毎に設定した伝達関数G(s)を用いて同時並行でフィルタリングする(ステップS5)。
次に、制御部4は、車間時間設定部3で車間時間THWが設定されているか否かを判定する(ステップS6)。ここで、乗員の操作により車間時間THWが設定されていた場合(ステップS6:YES)、ステップS7に移行して設定された車間時間THWを読み込む一方、車間時間THWが設定されていなければ(ステップS6:NO)、車間時間THWが設定されるまでステップS6の処理を繰り返し、待機する。
ステップS7で設定時間THWを読み込むと、第1出力選択部41及び第2出力選択部44のスイッチを切り換えることによって、2次遅れ系フィルタ40a、40b、…、40n、及び2次遅れ系フィルタ43a、43b、…、43nの中から、車間時間設定部3で設定された車間時間THWに対応するものをそれぞれ選択し、加算器45に出力する(ステップS8)。
加算器45は、第1出力選択部41により選択された加速度フィルタ部40の出力utgtfと、第2出力選択部44により選択された躍度フィルタ部43の出力(du/dt)とを加算し(ステップS9)、その加算結果を、最終目標加速度utgt *としてPCM46に入力する(ステップS10)。
PCM46は、この最終目標加速度utgt *に基づいて、スロットル開度指令値θ、ブレーキ液圧指令値P、シフトポジション指令値Xに関連する制御指令信号を生成する。そして、スロットル制御部47、ブレーキ液圧制御部48、及びシフトギア制御部49は、それぞれ上述したスロットル開度指令値θ、ブレーキ液圧指令値P、シフトポジション指令値Xに基づき、車両の動力系を構成するエンジンスロットル5、ブレーキ装置6、及びトランスミッション7をフィードフォワード制御する(ステップS11)。
以上に示したように、本実施形態の追従走行制御装置1は、前方車から送信される加速度データを受信する加速度データ受信部2を備え、該加速度データ受信部2が受信した前記加速度データに基づいて、自車の追従走行制御を行うものであって、前記加速度データに基づいて、前方車の加速度uを所定の車間時間THWだけ遅延させることにより目標加速度utgtを算出する制御部4を備えている。
上述した追従走行制御装置1によれば、車間距離Lを、所定の車間時間THWを基準にして決定される目標車間距離Ltgtに一致させることが可能になり、自車の加減速の前後において、自然と所定の車間時間THWを保持することができる。これにより、乗員の習性に合致した追従走行を実現でき、乗員の違和感を確実に低減することができる。また、この場合、自車速が前方車の車速以下にはならないため、減速増幅率を確実に1未満に保持することができる。
また、本実施形態の追従走行制御装置1では、乗員の操作により車間時間THWの設定を受付ける車間時間設定部3を備えている。
上述した追従走行制御装置1によれば、乗員の運転スタイルや走行環境(夜間、トンネル内、雨天、降雪、濃霧、…)等の諸条件を考慮した車間時間THWを、乗員の感覚に基づいて設定することができる。これにより、乗員の習性により合致した追従走行を実現でき、乗員の違和感をより確実に低減することができる。
また、本実施形態の追従走行制御装置1では、制御部4は、2次遅れ系の伝達関数G(s)を用いて目標加速度utgtをフィルタリングする加速度フィルタ部40を有し、該加速度フィルタ部40では、自車の加減速後の車間距離Lが、目標加速度utgtに基づいて算出される目標車間距離Ltgtと一致するように、伝達関数G(s)のω1mが、車間時間THWに応じて設定されている。
上述した追従走行制御装置1によれば、2次遅れ系の伝達関数G(s)を用いて目標加速度utgtをフィルタリングすることで、例えば、前方車の乗員が車両を急加減速させる等の手荒な運転をした場合であっても、自車速の変化を滑らかにすることができ、これによって、乗員の乗り心地を大幅に改善することができる。
そして、自車の加減速後の車間距離Lが目標車間距離Ltgtと一致するように、ω1mを車間時間THWに応じて設定することで、自車の加減速後における車間距離Lを、フィルタリングの影響を受けることなく目標車間距離Ltgtと一致させることができる。
また、本実施形態の追従走行制御装置1では、伝達関数G(s)のω1mは、前方車の車速変化グラフと、前記加速度フィルタ部出力後の車速変化グラフとの間において、加減速中間点Vにおける時間差が車間時間THWと一致するように設定されている。
上述した追従走行制御装置1によれば、フィルタリングの影響が最も小さい(フィルタリングによる変化が最も小さい)減速中間点Vを基準にしてω1mを特定することになるため、車間時間THWに応じたω1mの特定をより正確に行うことができる。
なお、上述した実施形態では、車間時間設定部3を乗員が操作することにより、予め用意されたTHW1、THW2、…、THWnの中から希望するものを1つ選択して設定を行うこととしたが、本発明が必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、地図情報、現在地情報、簡易的な経路誘導情報等の付加的な運転支援情報を提供するナビゲーション装置からの情報や、車外から送信される気象情報等に基づいて、適切な車間時間THWを自動的に設定、または既に設定した車間時間THWを微調整するようにしてもよい。
また、自車が電気自動車である場合にも本発明を適用することができる。この場合、エンジン(エンジンスロットル5)、スロットル制御部47に代えて、モータ、インバータが備えられ、PCMは、前記インバータに対して周波数指令値、電流・電圧指令値等に関連する制御指令信号を生成、出力する構成となる。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明の伝達関数のパラメータは、伝達関数G1(s)のω1m(ω11、ω12、…、ω1n)に対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
1…追従走行制御装置
2…加速度データ受信部
3…車間時間設定部
4…制御部
40…加速度フィルタ部

Claims (4)

  1. 前方車から送信される加速度データを受信する加速度データ受信部を備え、
    該加速度データ受信部が受信した前記加速度データに基づいて、自車の追従走行制御を行う追従走行制御装置であって、
    前記加速度データに基づいて、前方車の加速度を所定の車間時間だけ遅延させることにより目標加速度を算出する制御部を備えた
    追従走行制御装置。
  2. 乗員の操作により前記車間時間の設定を受付ける車間時間設定部を備えた
    請求項1記載の追従走行制御装置。
  3. 前記制御部は、2次遅れ系の伝達関数を用いて前記目標加速度をフィルタリングする加速度フィルタ部を有し、
    該加速度フィルタ部では、自車の加減速後の車間距離が、前記目標加速度に基づいて算出される目標車間距離と一致するように、前記伝達関数のパラメータが、前記車間時間に応じて設定された
    請求項1または2記載の追従走行制御装置。
  4. 前記伝達関数のパラメータは、前方車の車速変化グラフと、前記加速度フィルタ部出力後の車速変化グラフとの間において、加減速中間点における時間差が前記車間時間と一致するように設定された
    請求項3記載の追従走行制御装置。
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