JP5118468B2 - 車両の走行制御装置。 - Google Patents

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Description

本発明は、適用範囲を低速域にまで拡張して追従走行制御を行う車両の走行制御装置に関する。
従来より、車両においては、搭載したカメラやレーザレーダ装置等により前方の走行環境を検出し、この走行環境データから障害物や先行車を認識して、自車両の目標減速度を設定することで、障害物や先行車に対して車間距離を一定に保ちながら走行(追従走行制御)する走行制御装置が数多く提案されている。さらに、近年では、追従走行制御の適用範囲を極低速にまで拡張するとともに、先行車が停止した際には車間距離を一定に保って停止(追従停止制御)する技術が開発され、実用化されている。
例えば、特許文献1には、自車速が20Km/hよりも大きいときは先行車との車間時間を目標時間に保持すべく電子スロットルの開度制御やブレーキアクチュエータの駆動制御を行い、自車速が20Km/h以下のときには先行車との車間距離と最小車間距離(=10m)との偏差に比例した加減速を行うべく電子スロットルの開度制御やブレーキアクチュエータの駆動制御を行う技術が開示されている。さらに、特許文献1には、先行車の停止を検知したときには、自車速を極低速(例えば、5Km/h)にまで減速し、車間距離が停止車間距離(=5m)になった時点で自車を停止すべく電子制御スロットルの開度制御や、ブレーキアクチュエータの駆動制御を行う技術が開示されている。
特開2001−225669号公報
ところで、この種の追従走行制御では、例えば、先行車の減速度が大きい場合等に、自車が最小車間距離等を割り込んで意図しない距離まで先行車に接近する場合がある。このような場合、追従走行制御では、車間距離を速やかに回復すべく、制御に許容される最大減速度で減速することが一般的である。
しかしながら、このような減速は、先行車との相対関係等によっては、ドライバのフィーリングとかけ離れた急減速となる虞があり、よりドライバのフィーリングに合った減速制御が求められていた。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、先行車との関係に応じ、ドライバのフィーリングに合った適切な減速度で減速制御を行うことができる車両の走行制御装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様による車用の走行制御装置は、自車前方の先行車を認識し、先行車情報を取得する先行車認識手段と、前記先行車に対する追従走行を行うための目標距離として、少なくとも、自車と先行車との間に最低限必要な最終目標距離と、該最終目標距離よりも大きな目標距離とを設定する目標距離設定手段と、前記先行車との車間距離を前記最終目標距離よりも大きく維持するためのブレーキ制御用の目標減速度を設定する目標減速度設定手段とを備え、前記目標減速度設定手段は、前記車間距離が前記最終目標距離より大きい場合、前記最終目標距離よりも大きな目標距離に対する前記車間距離の偏差に基づいて第1の目標減速度を設定し、前記車間距離が前記最終目標距離以下の場合には、前記最終目標距離に対して前記車間距離が占める割合に応じて可変する第2の目標減速度を設定するものである。
本発明の車両の走行制御装置によれば、先行車との関係に応じ、ドライバのフィーリングに合った適切な減速度で減速制御を行うことができる。
以下、図面を参照して本発明の形態を説明する。図面は本発明の一実施形態に係わり、図1は車両に搭載した運転支援装置の概略構成図、図2はブレーキ制御用の目標減速度演算ルーチンを示すフローチャート、図3は先行車速と各目標距離との関係を示すマップ、図4は自車両と各目標距離との関係を示す説明図、図5は車間距離が最終目標距離よりも大きいときの目標減速度設定用マップ、図6は車間距離が最終目標距離以下であるときの目標減速度設定用マップである。
図1において、符号1は車両(自車両)を示し、この車両1には、走行制御装置の一例として、車間距離制御機能付クルーズコントロールシステム(ACC(Adaptive Cruise Control)システム)2が搭載されている。
このACCシステム2は、ステレオカメラ3、ステレオ画像認識装置4、走行制御ユニット5等を有して主要部が構成され、基本的に、先行車が存在しない場合にはドライバが設定した車速を保持する定速走行制御を行い、先行車が存在する場合には当該先行車に対する追従走行制御を行う。ここで、本実施形態のACCシステム2では、追従走行制御を実施可能な車速領域が、所定の高速域のみならず、停止を含む極低速域にまで拡張されている。すなわち、本実施形態のACCシステム2では、例えば、追従走行制御中に先行車が所定車速以下の極低速域まで減速した場合にも当該追従走行制御は継続され、渋滞等によって先行車が停止した場合にも、車間距離dとして最終目標距離dlim(後述する)を確保した状態で停止することが可能となっている。
ステレオカメラ3は、ステレオ光学系として例えば電荷結合素子(CCD)等の個体撮像素子を用いた左右1組のCCDカメラで構成されている。これら1組のCCDカメラは、それぞれ車室内の天井前方に一定の間隔をもって取り付けられ、車外の対象を異なる視点からステレオ撮像し、撮像した画像情報をステレオ画像認識装置4に出力する。
ステレオ画像認識装置4には、ステレオカメラ3から画像情報が入力されるとともに車速センサ6から自車速V等が入力される。このステレオ画像認識装置4は、ステレオカメラ3からの画像情報に基づいて自車両1前方の立体物データや白線データ等の前方情報を認識し、これら認識情報等に基づいて自車走行路を推定する。さらに、ステレオ画像認識装置4は、認識した立体物データ等に基づいて自車走行路上の先行車検出を行う。
ここで、ステレオ画像認識装置4は、ステレオカメラ3から画像情報の処理を、例えば以下のように行う。先ず、ステレオカメラ3で自車進行方向を撮像した1組のステレオ画像対に対し、対応する位置のずれ量から三角測量の原理によって距離情報を生成する。そして、この距離情報に対して周知のグルーピング処理を行い、グルーピング処理した距離情報を予め記憶しておいた三次元的な道路形状データや立体物データ等と比較することにより、白線データ、道路に沿って存在するガードレール、縁石等の側壁データ、車両等の立体物データ等を抽出する。さらに、ステレオ画像認識装置4は、白線データや側壁データ等に基づいて自車走行路を推定し、自車走行路上に存在する立体物であって、自車両1と略同じ方向に所定の速度(例えば、0Km/h以上)で移動するものを先行車として抽出(検出)する。そして、先行車を検出した場合には、その先行車情報として、先行車距離d(=車間距離)、先行車速Vf(=(車間距離dの変化の割合)+(自車速V))、先行車減速度af(=先行車速Vfの微分値)等を演算する。なお、先行車の中で、特に、速度Vfが所定値以下(例えば、4Km/h以下)で、且つ、加速していないものは、略停止状態の先行車として認識される。このように、本実施形態において、ステレオ画像認識装置4は、ステレオカメラ3とともに、先行車認識手段としての機能を実現する。
走行制御ユニット5には、例えば、ステレオ画像認識装置4、車速センサ6、定速走行スイッチ15等が接続されている。ここで、定速走行スイッチ15は、例えば、定速走行時の目標車速Vsetを設定する車速セットスイッチ、主に目標車速Vsetを下降側へ設定変更するコーストスイッチ、主に目標車速Vsetを上昇側へ設定変更するリジュームスイッチ等の複数のスイッチ類が、ステアリングコラムの側部等に設けられた定速走行操作レバーに連結されて要部が構成されている。さらに、この定速走行操作レバーの近傍には、ACC制御(定速走行制御及び追従走行制御)のON/OFFを行うメインスイッチ(図示せず)が配設されている。
そして、ドライバにより図示しないメインスイッチがONされ、定速走行操作レバーを通じてドライバの希望する車速がセットされると、走行制御ユニット5は、自車速Vがドライバのセットした目標車速Vsetに収束するよう、エンジン制御ユニット(E/G_ECU)7及びブレーキ制御ユニット8(BRK_ECU)を通じた車速制御を行う。すなわち、走行制御ユニット5は、E/G_ECU7を通じて電子制御スロットル弁17の開度制御(エンジンの出力制御)を行うことにより、自車速Vを目標車速Vsetに収束させる。さらに、走行制御ユニット5は、エンジンの出力制御のみでは十分な減速度が得られないと判断した場合に、BRK_ECU8を通じてブレーキブースタ18からの出力液圧制御(ブレーキの自動介入制御)を行うことにより、自車速Vを目標車速Vsetに収束させる。
また、定速走行制御を行っている際に、ステレオ画像認識装置4にて先行車を認識した場合、走行制御ユニット5は、低速走行制御から追従走行制御へと移行する。本実施形態において、ACC制御が追従走行制御に移行すると、走行制御ユニット5は、制御用の目標距離として、例えば、追従目標距離dtrgと、最終目標距離dlimと、ブレーキ目標距離dbrkとを設定する。
追従目標距離dtrgは、追従走行制御において目標とする先行車との車間距離であり、エンジンの出力制御を行う際の制御パラメータとして設定される。また、最終目標距離dlimは、追従走行時にドライバに不安感を与えないために自車1と先行車との間に最低限必要な車間距離に設定される。また、ブレーキ目標距離dbrkは、エンジンの出力制御のみでは十分な減速度が得られない場合に、車間距離dを最終目標距離dlimよりも大きく(長く)維持すべくブレーキの自動介入制御を行う際の制御パラメータであり、最終目標距離dlim以上であって追従目標距離dtrgよりも短い距離に設定される。
ここで、本実施形態において、走行制御ユニット5には、例えば、図3に示すように、追従目標距離dtrgと先行車速Vfとの関係、及び最終目標距離dlimと先行車速Vfとの関係を示すマップが予め設定され格納されており、このマップを参照して、追従目標距離dtrg及び最終目標距離dlimは、先行車速Vfが大きくなるほど大きくなるよう可変設定される。なお、先行車速Vf=0である場合に設定される最終目標距離dlimの下限値には停車時に最低限必要とされる車間距離(例えば、5m)が設定される。また、マップ上において、追従目標距離dtrgと最終目標距離dlimとの間の領域には、先行車速Vfが大きくなるほど大きくなるブレーキ目標距離基準値dbrk0が規定されており、このブレーキ目標距離基準値dbrk0は、基本的には、ブレーキ目標距離dbrkとして設定される。但し、車間距離dが最終目標距離dlimに到達するまでの間を限度として可能な限り緩やかな一定の減速度でブレーキ制御を実現するため、本実施形態において、車間距離dとブレーキ目標距離基準値dbrk0との関係が予め設定された所定の関係を満たしたとき、ブレーキ目標距離dbrkは、ブレーキ目標距離基準値dbrk0から最終目標距離dlimまでの距離であって、車間距離dが小さくなるほど最終目標距離dlimに漸次近づくよう調整される。
なお、追従目標距離dtrg、最終目標距離dlim、及び、ブレーキ目標距離基準値dbrk0は、マップ以外から求められるものであってもよく、また、先行車速Vfに代えて自車速Vが大きくなるほど大きくなるよう可変設定されるものであってもよい。
走行制御ユニット5は、例えば、追従目標距離dtrgと車間距離dとの偏差(dtrg−d)と、自車1と先行車との相対車速Vrel(=V−Vf)とに基づいてエンジン制御用の目標減速度(目標加速度)Gthを設定する。そして、走行制御ユニット5は、E/G_ECU7を通じて、目標減速度Gthに応じた開度で電子制御スロットル弁17を開閉制御することにより、エンジンの出力制御を行い、車間距離dを追従目標距離dtrgに収束させる。
また、走行制御ユニット5は、例えば、ブレーキ目標距離dbrkと車間距離dとの偏差Dd(=d−dbrk)と、自車1と先行車との相対車速Vrelとに基づいてブレーキ制御用の目標減速度Gbを設定する。ここで、走行制御ユニット5には、例えば、偏差Dd及び相対車速Vrelと目標減速度Gbとの関係を示すマップが予め設定され格納されており(例えば、図5参照)、目標減速度Gbは、基本的には、偏差Ddが小さくなるほど大きく、且つ、相対車速Vrelが大きくなるほど大きくなるよう設定される。そして、走行制御ユニット5は、BRK_ECU8を通じて、目標減速度Gbに応じた液圧でブレーキブースタ18からの出力液圧制御を行うことにより、ブレーキの自動介入制御を行い、車間距離dを最終目標距離dlimよりも大きく維持させる。
ここで、目標減速度Gbは、例えば、自車1がブレーキ目標距離dbrkに到達した際にブレーキの自動介入制御が終了するよう(相対車速Vrelが略「0」となるよう)設定されている。また、偏差Ddが所定に大きい場合や相対車速Vrelが所定に小さい場合等には目標減速度Gbは「0」に設定され、これにより、ブレーキの自動介入が実質的に禁止される。
ところで、上述の目標減速度Gbは、ACC制御に法規上許容される最大減速度(例えば、0.25G)を上限として設定される。従って、例えば、先行車が急減速した場合等には、先行車に対する自車1の減速が不十分となり、車間距離dが最終目標距離dlim以下となる場合がある。このような場合に、車間距離dを最終目標距離dlimよりも大きい状態へと速やかに回復させるべく、走行制御ユニット5は、車間距離dと最終目標距離dlimとに基づき、例えば、車間距離d>最終目標距離dlimのときとは異なる特性の目標減速度Gbを設定する。

具体的には、走行制御ユニット5は、車間距離d≦最終目標距離dlimである場合には、最終目標距離dlimに対して車間距離dが占める割合Dr(=d/dlim)×100)と、自車1と先行車との相対車速Vrelとに基づいて目標減速度Gbを設定する。ここで、走行制御ユニット5には、例えば、割合Dr及び相対車速Vrelと目標減速度Gbとの関係を示すマップが予め設定され格納されている(例えば、図6参照)。このマップにおいて、割合Dr=100%のときに目標減速度Gbとして設定される各値G1,1、G1,2、G1,3、…、G1,n-2、G1,n-1、G1,nは、図5に示したマップ上の各値Gk,1、Gk,2、Gk,3、…、Gk,l-2、Gk,l-1、Gk,lとそれぞれ等しくなるよう設定されており、さらに、マップ上の各値は、割合Drが小さくなるほど大きく、相対車速Vrelが大きくなるほど大きくなるよう設定されている。これにより、例えば、相対車速Vrelが等しい場合の目標減速度Gbは、車間距離d>最終目標距離dlimのときに設定される値よりも略相対的に高い値となる。また、車間距離d>最終目標距離dlimの状態から車間距離d≦最終目標距離dlimの状態へと移行した場合にも目標減速度Gbの値が急変することがない。
そして、走行制御ユニット5は、BRK_ECU8を通じて、目標減速度Gbに応じた液圧でブレーキブースタ18からの出力液圧制御を行うことにより、先行車に対するプリクラッシュ制御を前提としたブレーキの自動介入制御(強ブレーキ制御)を行い、車間距離dを最終目標距離dlimよりも大きな距離へと速やかに回復させる。
このように、本実施形態において走行制御ユニット5は、目標距離設定手段、及び目標減速度設定手段としての機能を有する。
次に、走行制御ユニット5で実行されるブレーキ制御用の目標減速度Gbの設定ルーチンについて、図2に示すフローチャートに従って説明する。
このルーチンは設定時間毎に繰り返し実行されるもので、ルーチンがスタートすると、走行制御ユニット5は、先ず、ステップS101において、現在の先行車速Vfに応じたブレーキ目標距離基準値dbrk0及び最終目標距離dlimを、予め設定されたマップ(図3参照)を参照して演算し、さらに、これらの偏差(目標距離偏差)d1を演算する。
続くステップS102において、走行制御ユニット5は、現在の車間距離dが、ブレーキ目標距離基準値dbrk0目標距離偏差d1との和(dbrk0+d1)よりも大きいか否かを調べる。
そして、ステップS102において、d>dbrk0+d1であると判定した場合(図4(a)参照)、走行制御ユニット5は、ステップS104に進み、ステップS101で演算したブレーキ目標距離基準値dbrk0をブレーキ目標距離dbrkとして設定した後、ステップS106に進む。
一方、ステップS102において、d≦dbrk0+d1であると判定した場合、走行制御ユニット5は、ステップS103に進み、車間距離dが最終目標距離dlimよりも大きいか否かを調べる。
そして、ステップS103において、d>dlimであると判定した場合(図4(b)参照)、走行制御ユニット5は、最終目標距離dlimと車間距離dとの和の半値((dlim+d)/2)をブレーキ目標距離dbrkとして設定した後、ステップS106に進む。これにより、dbrk0+d1≧d>dlimである場合のブレーキ目標距離dbrkは、車間距離dの減少に伴って、漸次、最終目標距離dlimに近づけられる。
ステップS104或いはステップS105からステップS106に進むと、走行制御ユニット5は、車間距離dとブレーキ目標距離dbrkとの偏差Dd(=d−dbrk)を演算し、続くステップS107において、相対車速Vrelと偏差Ddとに応じた目標減速度Gbを、予め設定されたマップ(図5参照)を参照して演算した後、ルーチンを抜ける。
一方、ステップS103において、車間距離d≦dlimであると判定した場合(図4(c)参照)、走行制御ユニット5は、ステップS108に進み、最終目標距離dlimに対して車間距離dが占める割合Dr(=(d/dlim)×100)を演算し、続くステップS109において、相対車速Vrelと割合Drとに応じた目標減速度Gbを、予め設定されたマップ(図6参照)を参照して演算した後、ルーチンを抜ける。
このような実施形態によれば、車間距離dが最終目標距離dlim以下となったときのブレーキ制御用の目標減速度Gbを、最終目標距離dlimに対して車間距離dが占める割合Dr(=(d/dlim)×100)に応じて可変設定することにより、先行車に対するプリクラッシュ制御を前提としたブレーキの自動介入制御(強ブレーキ制御)時においても、過剰な減速度による減速を防止することができ、ドライバのフィーリングに合った適切な減速度で減速制御を行うことができる。すなわち、割合Drに基づいて目標減速度Gbを設定することにより、最終目標距離dlimに対して自車1が同じ距離だけ割り込んだ場合であっても、最終目標距離dlimが小さい場合には大きな減速度での的確なプリクラッシュ制御を実現しつつ、最終目標距離dlimが大きい場合には相対的に小さな減速度でプリクラッシュ制御を行うことができ、ドライバのフィーリングに合った適切な減速度で減速制御を行うことができる。
なお、上述の実施形態においては、車間距離dが最終目標距離dlimよりも大きいとき、追従目標距離dtrg及びブレーキ目標距離dbrkを用いて追従走行制御を行う一例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、車間距離dが最終目標距離dlimよりも大きいときの追従走行制御は、追従目標距離dtrgやブレーキ目標距離dbrkに代えて、周知の車間時間等に基づいて行ってもよいことは勿論である。
車両に搭載した運転支援装置の概略構成図 ブレーキ制御用の目標減速度演算ルーチンを示すフローチャート 先行車速と各目標距離との関係を示すマップ 自車両と各目標距離との関係を示す説明図 車間距離が最終目標距離よりも大きいときの目標減速度設定用マップ 車間距離が最終目標距離以下であるときの目標減速度設定用マップ
符号の説明
1 … 車両(自車両)
2 … ACCシステム
3 … ステレオカメラ(先行車認識手段)
4 … ステレオ画像認識装置(先行車認識手段)
5 … 走行制御ユニット(目標距離設定手段、目標減速度設定手段)
6 … 車速センサ
7 … エンジン制御ユニット
8 … ブレーキ制御ユニット
15 … 定速走行スイッチ
17 … 電子制御スロットル弁
18 … ブレーキブースタ
d … 車間距離
dtrg … 追従目標距離
dbrk0 … ブレーキ目標距離基準値
dbrk … ブレーキ目標距離
dlim … 最終目標距離
d1 … 目標距離偏差
Dd … 偏差
Dr … 割合
Gth … 目標減速度
Gb … 目標減速度
V … 自車速
Vf … 先行車速
Vrel … 相対車速
Vset … 目標車速

Claims (3)

  1. 自車前方の先行車を認識し、先行車情報を取得する先行車認識手段と、
    前記先行車に対する追従走行を行うための目標距離として、少なくとも、自車と先行車との間に最低限必要な最終目標距離と、該最終目標距離よりも大きな目標距離とを設定する目標距離設定手段と、
    前記先行車との車間距離を前記最終目標距離よりも大きく維持するためのブレーキ制御用の目標減速度を設定する目標減速度設定手段とを備え、
    前記目標減速度設定手段は、前記車間距離が前記最終目標距離より大きい場合、前記最終目標距離よりも大きな目標距離に対する前記車間距離の偏差に基づいて第1の目標減速度を設定し、前記車間距離が前記最終目標距離以下の場合には、前記最終目標距離に対して前記車間距離が占める割合に応じて可変する第2の目標減速度を設定することを特徴とする車両の走行制御装置。
  2. 前記目標減速度設定手段は、前記割合が100%のときに設定される前記第2の目標減速度を、前記第1の目標減速度として設定される最大値に等しくすることを特徴とする請求項1に記載の車両の走行制御装置。
  3. 前記目標距離設定手段は、前記車間距離が予め設定された目標距離基準値と前記最終目標距離との関係に基づいて設定される閾値よりも大きいとき前記目標距離基準値を前記目標距離として設定し、前記車間距離が前記閾値以下であるとき前記目標距離を前記車間距離の減少に伴って前記最終目標距離まで漸次減少させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両の走行制御装置。
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