JP2015066271A - 液体揮散容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 芳香剤などの揮発性液体を揮散させたいときに簡単な操作で一定時間液体を揮散させることができる液体揮散容器を提供すること。
【解決手段】 揮発性液体を収容するとともに、大気中に揮散させる液体揮散容器であって、一方に載置可能な底部と、他方に外部に連通する口部とを有し、揮発性液体を収容可能な2つのボトルと、2つのボトルを連結して揮発性液体を揮散させる揮散機構とからなり、揮散機構は、2つのボトルの口部に接続して流路を形成するとともに、管壁に貫通孔を設けた連通管と、連通管の両端部に設けられ、揮発性液体の流量を規制するとともに、揮発性液体と空気の置換を促進する2つの液体案内部と、連通管の外周面を覆い、揮発性液体を含浸可能な含浸体とからなり、各ボトルのそれぞれの底部は、交互に天地を反転させて載置可能に形成されていることを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、芳香剤などの揮発性液体を収容し、大気中に揮散させる液体揮散容器に関し、より詳しくは、揮発性液体を揮散させたいときに簡単な操作で一定時間液体を揮散させることができる液体揮散容器に関する。
容器内に収容した芳香剤や消臭剤などの揮発性液体を、容器内に垂下した吸上げ芯で吸い上げ、この吸い上げた揮発性液体を揮散孔から容器外に揮散させるようにした液体揮散容器は、従来からよく知られている。
そして、このような液体揮散容器を使用するに際し、液体を揮散可能な状態にするための操作を簡易なものとする種々の工夫が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−260587号公報
上記特許文献1の揮発性液体散布装置は、揮発性液体が収容された容器の内部に差し込まれた挿入筒3と、該挿入筒3内に吸上げ芯5を保持するとともに先端部に刃部30aが設けられた可動体4がカバー体6によって下方移動可能に収容設置されている。
この揮発性液体散布装置を使用する場合には、カバー体6を容器軸方向に下降させ、可動体4の先端部に設けられた刃部30aが挿入筒3の底部22を開口させることにより、挿入筒3内と揮発性液体が収容された容器内とが連通し、揮発性液体が吸上げ芯5により吸い上げられて含浸プレート35から大気中に揮散する。
しかしながら、上記特許文献1記載の揮発性液体散布装置では、可動体4やカバー体6などの可動部分を設けるために構造が複雑になる。
また、一度挿入筒3を開口して揮発性液体を吸上げ芯5に接触させると、液体の揮発を途中で止めることは困難であり、かつ、使用開始操作の後は容器に触れることもないため、容器内の揮発性液体がなくなっていても気づかないことがある。
さらに、揮発性液体は吸上げ芯5によって吸い上げるために、どうしても容器の底に揮発性液体が残り、容器内の揮発性液体を最後まで完全に使い切ることができないという問題があった。
本発明は、上記問題を解決することを課題とし、いつでも芳香剤などの揮発性液体を揮散させたいときに簡単な操作で一定時間液体を揮散させることができ、使用者が操作する度に液体の揮散効果を感じる「使用感」と「遊び心」が得られるとともに、容器内の液体の残量をも感じることができ、さらに、揮発性液体の残量を少なくすることができて経済的な液体揮散容器を提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するため、液体揮散容器として、揮発性液体を収容するとともに、大気中に揮散させる液体揮散容器であって、一方に載置可能な底部と、他方に外部に連通する口部とを有し、揮発性液体を収容可能な2つのボトルと、2つのボトルを連結して揮発性液体を揮散させる揮散機構とからなり、揮散機構は、2つのボトルの口部に接続して流路を形成するとともに、管壁に貫通孔を設けた連通管と、連通管の両端部に設けられ、揮発性液体の流量を規制するとともに、揮発性液体と空気の置換を促進する2つの液体案内部と、連通管の外周面を覆い、揮発性液体を含浸可能な含浸体とからなり、各ボトルのそれぞれの底部は、交互に天地を反転させて載置可能に形成されていることを特徴とする構成を採用する。
液体揮散容器の実施形態として、液体案内部は、各ボトルの口部と連通管の端部にそれぞれ嵌合して、各ボトルと連通管とを接続する2つのキャップからなり、キャップは、ボトル口部の天面に当接する天板の中央に穿設された開口部と、開口部の周囲からボトル内に向けて垂設される案内筒と、案内筒の内周から中央部に向けて延設される支持リブを介してボトル内に垂下される案内棒とを具えることを特徴とする構成を採用する。
液体揮散容器の別の実施形態として、含浸体の両端部から各ボトル内に垂下される2つの吸上げ芯をさらに具えたことを特徴とする構成、また、連通管の貫通孔は、両端方向に延びるスリットであることを特徴とする構成を採用する。
液体揮散容器のさらなる実施形態として、両端が各ボトルに連結され、揮散機構を外部から覆うとともに、大気と連通する揮散孔が設けられた把持カバーをさらに具えたことを特徴とする構成、また、各ボトルは、透明または半透明の素材からなることを特徴とする構成を採用する。
本発明の液体揮散容器は、揮発性液体の流量を規制するとともに、揮発性液体と空気の置換を促進する2つの液体案内部を両端部に設けた連通管によって2つのボトルを接続し、各ボトルのそれぞれの底部は、交互に天地を反転させて載置可能に形成されているから、容器を把持して天地を反転させれば、上方に位置したボトルから連通管に流入した揮発性液体が、液体案内部によって下方のボトルへの流出量が規制されることにより、連通管の貫通孔から揮発性液体が外方に流出して含浸体に含浸され、大気中に揮散される。
揮発性液体が、一旦含浸体に含浸されれば、上方のボトルから下方のボトルに全ての揮発性液体が流下した後も、一定時間大気中に揮散することができる。
さらに、もう一度揮散させたいときは、容器の天地を反転すれば、再度大気中への揮散を開始することができる。
このように、本発明の液体揮散容器は、容器の天地を反転させるという簡単な操作で大気中への揮散を開始し、いつでも液体を揮散させたいときは、揮散を再開して一定時間液体を揮散させることができるので、使用者が容器の天地を反転させる度に液体の揮散効果を感じる「使用感」と「遊び心」が得られるとともに、容器内の液体の残量をも感じることができる。
また、容器の天地を反転すると、液体の入っているボトルも上方へ移動して天地を反転するから、揮発性液体の残量を少なくすることができる。
本発明の液体揮散容器の外観斜視図である。 本発明の第1実施例の液体揮散容器の半断面側面図である。 図2の線X1−X1における矢視断面図である。 本発明の第2実施例の液体揮散容器の半断面側面図である。 図4の線X2−X2における矢視断面図である。
次に、本発明の液体揮散容器について、実施例を示した図面を参照して説明する。
図1、2において、A1,A2は揮発性液体を収容可能なボトル、Bは揮発性液体を大気中に揮散させる揮散機構、Cは把持カバーである。
2つのボトルA1,A2は、揮散機構Bおよび把持カバーCによって対向して連結されており、液体揮散容器は、鼓状の外観を呈している。
ボトルA1,A2は、それぞれ外部と連通して揮発性液体を流通させる口部1と、外周面を形成する外周壁2と、底面を形成する底壁3と、口部1から外周壁2へと連続させる湾曲頸部4とからなる。
湾曲頸部4は、ボトルA1,A2が上方位置にあるとき、液体を遅滞なく口部1に流下させるとともに、外周壁2と連結する側で把持カバーCの端部内周面に弾性的に嵌合するように湾曲し、把持カバーCの端部端面が対向する部位には、把持カバーCの外周面と外周壁2とがほぼ一致した外周面を形成するように、把持カバーCの肉厚に対応する連結拡径部5が設けられている。
また、底壁3の周縁部には、液体揮散容器を安定して載置させるための載置突条環6が設けられている。
なお、ボトルA1,A2は、内部の揮発性液体の残量が外部から見えるように、透明または半透明の素材から形成されていることが望ましい。
図2、3に示すように、揮散機構Bは、ボトルA1,A2のそれぞれの口部1に嵌合する2つのキャップ9a,9bと、2つのキャップ9a,9bに連結してボトルA1,A2間の液体流路を形成する連通管10と、連通管10の外周面を覆うように設けられた揮発性液体を含浸可能な含浸体11とからなる。
キャップ9a,9bは、それぞれボトルA1,A2の口部1に螺合する嵌合筒13と、嵌合筒13に連設し口部1の天面に当接するとともに連通管10に嵌合する内筒14を立設した天板15と、連通管10および含浸体11の周囲に間隙17を有して天板15に立設した外筒16とを具えている。
本実施例では、ボトルA1,A2の口部1と嵌合筒13との結合形態は、ねじによる螺合を採用しているが、これに限定されず、また、連通管10と内筒14の嵌合は、通常の締まりばめによる嵌合を採用しているが、これに限定されず、ねじによる螺合やアンダーカットなど適宜な結合形態が採用可能である。
天板15の中央には、内筒14の内周と同一径の開口部15aが穿設され、開口部15aの周囲からボトル内に向けて、内周が内筒14の内周と同一径であり、外周が先細りに傾斜した案内筒18が垂設されている。
案内筒18は、その内周から中央に向けて延設された4枚の支持リブ19を介して案内棒20を支持しており、4枚の支持リブ19は、天板15側の一辺19aが水平であるのに対して、ボトル側の他辺19bが案内筒18の外周面から連続する角度で傾斜した台形状に形成されている。
案内棒20は、平坦な末端が内筒14の先端と同一面に位置し、先鋭な先端が支持リブ19の他辺19bの先端よりもボトル内に延長されて垂下されている。
本実施例では、案内棒20を支持する支持リブ19を4枚としているが、少なくとも2枚あればよく、さらに、支持リブ19は、内筒14の内周まで及ぶものでもよい。
連通管10は、両端がキャップ9a,9bのそれぞれの内筒14に嵌合され、連通管10の管壁には、両端方向に延び、管内外を貫通する貫通孔としてのスリット25が設けられている。
スリット25は、含浸体11を介して外気と空気置換するとともに、揮発性液体を流出させて含浸体11に液体を含浸させるものであるから、スリットの形成位置は問わないが、液体が流出しすぎないように周方向幅は小さなものでよく、周方向の1個所に設ければ足りるが、必要に応じて複数設けてもよい。
また、連通管10の貫通孔は、必ずしもスリット25である必要はなく、内外を貫通する複数の小孔であってもよい。
連通管10の外周面を覆う含浸体11は、連結気孔を有する多孔質体やスポンジ、不織布などからなり、連通管10の外周面を覆う筒状に形成されている。
揮散機構Bを外部から覆い、容器の天地を反転させる際に手指で把持する把持カバーCには、液体を含浸体11から大気中へ揮散させるための揮散孔27が設けられている。
本実施例では、揮散孔27は窓状の4つの大きな孔からなっているが、単数の窓状の孔でも良い。さらに、必ずしもこのような窓状の孔である必要はなく、多数のより小さな孔からなるものでもよい。
また、このような把持カバーCは、必ずしも必要なものではなく、キャップ9a,9bに把持部を一体に成形してもよいし、ボトルA1,A2のいずかに把持部を設けて、把持カバーとしてもよい。
次に、本実施例の使用態様と作用効果について説明する。
一方のボトルA1の底面が載置された図1、2に示される状態では、揮発性液体は下方のボトルA1に収容されている。
揮発性液体を揮散させるときは、手指で把持カバーCを把持して容器の天地を反転させ、ボトルA2側を下方にして載置する。
上方に反転移動したボトルA1内の液体は、口部1からキャップ9aの案内筒18外周の傾斜面と内周の支持リブ19とで流れが規制されながら、開口部15a、内筒14の順に通って連通管10内の流路に流入する。
本実施例では、案内筒18を形成したために、ボトルA1内の液体を残らず連通管10内に流入できないが、たとえば、案内筒18に細幅の切り溝を1つ以上形成することにより、ボトルA1内の液体を残らず連通管10内に流入させることもできる。
連通管10のボトルA2側端部には、中央に支持リブ19を介して案内棒20を支持する案内筒18を形成したキャップ9bが設けられているから、連通管10の流路内に流入した液体は、開口部15aで狭められた後、支持リブ19により4つの流れに分割されてボトルA2へ流下することにより、連通管10の流路内を流れる液体の流速が減速されることになる。
さらに、キャップ9bを通過してボトルA2へ流下する液体は、大部分が支持リブ19を伝って案内棒20の先端から細い流れとなってボトルA2内に流下することにより、使用者の視覚に訴えることができるだけでなく、流下する液体とボトルA2内の空気との置換を促進することができる。
連通管10の管壁には、両端方向に延びるスリット25が設けられているから、キャップ9bの上方に滞留した揮発性液体は、スリット25から流出して含浸体11に浸出していく。
この際、スリット25およびキャップ9aの案内筒18を通って気液が置換され、ボトルA1内が負圧になるようなことはない。
また、スリット25は、急激に液体が流出しないように適宜の周方向幅および周方向の配置数が設定されているが、それでも含浸体11に含浸される量を超えて流出してしまった場合には、過分に流出した液体はキャップ9bの隙間17に滞留し、周囲を汚すようなことはない。
隙間17に滞留した液体は、含浸体11へ引き続き供給され揮散されるから、無駄になることもない。
スリット25から浸出した液体は、連通管10の外周を覆う含浸体11に含浸され、その表面から大気中に揮散されていく。
同時に、ボトルA1内の液体は、キャップ9bの案内筒18からゆっくりボトルA2へ流下していき、やがて全ての液体がボトルA2に移行し終わると、スリット25を介した含浸体11への液体の供給が終了し、その後は含浸体11に含浸された液体が一定時間たってなくなるまで揮散し続ける。
連通管10は、管壁内と外部を連通するスリット25の開口面積が小さいので、ボトルA2内の液体はスリット25からはほとんど揮散せず、含浸体11に含浸された液体がなくなると、液体の揮散は中断される。
その後は、使用者が液体の揮散を再開したくなったときに、再度容器の天地を反転させれば、液体の揮散を再開して一定時間液体を揮散させることができるので、使用者が操作する度に液体の揮散効果を感じる「使用感」と「遊び心」が得られる。
また、ボトルA1,A2は透明、または半透明の素材からなっているから、揮発性液体の残量を外部から目視することができるとともに、容器を反転操作する際に、容器の重さによって容器内の液体の残量を感じることができる。
さらに、容器の天地を反転すると液体の入っているボトルも上方へ移動して天地を反転するから、揮発性液体の残量を少なくすることができる。
なお、連通管10のスリット25の開口面積は小さいので、容器内の揮発性液体はほとんど揮散しないが、長い間使用しないときは、図示しないが、液体が収容されたボトルA(A1又はA2)をキャップ9(9aまたは9b)から外し、ボトルAに蓋栓をして密閉保存して、使用を再開するときに蓋栓を外しボトルAをキャップ9に螺合して容器に組み付ければよい。
同様に、本実施例の液体揮散容器を初めて使用するときには、図示しないが、液体が収容された一方のボトルAの蓋栓を外し、他方のボトルAと揮散機構B、把持カバーCが組み付けられた容器組立体を上方から螺合して取り付けるようにすればよい。
その際、ボトルAの口部1は、キャップ9の嵌合筒13に螺合して取付固定されるが、ボトルAの湾曲頸部4は、把持カバーCの端部内周面に弾性的に嵌合するから取付誤差を吸収することができるとともに、把持カバーCの肉厚に対応する連結拡径部5を有しているから、把持カバーCの外周面と外周壁2とがほぼ一致した外周面を形成して外観を優れたものにすることができる。
つぎに、第1実施例のキャップの構成を変更した第2実施例について説明する。
本実施例については、第1実施例と同一の構成部分には同一の符号を付して図示することで詳しい説明を省略し、相違点を中心に説明する。
図4において、A1,A2は揮発性液体を収容可能なボトル、Bは揮発性液体を大気中に揮散させる揮散機構、Cは把持カバーである。
図4、5に示すように、揮散機構Bは、ボトルA1,A2のそれぞれの口部1に嵌合する2つのキャップ9a,9bと、2つのキャップ9a,9bに連結してボトルA1,A2間の液体流路を形成する連通管10と、連通管10の外周面を覆うように設けられた揮発性液体を含浸可能な含浸体11とからなる。
キャップ9a,9bは、それぞれボトルA1,A2の口部1に螺合する嵌合筒13と、嵌合筒13に連設し口部1の天面に当接するとともに連通管10に嵌合する内筒14を立設した天板15と、連通管10および含浸体11の周囲に間隙17を有して天板15に立設した外筒16とを具えている。
天板15の中央には、内筒14の内周と同一径の開口部15bが穿設され、開口部15bの周囲からボトルA1,A2内に向けて、先すぼまりの円錐台状に形成された案内筒21が垂設されている。
案内筒21は、その先端内周から中央に向けて延設された4枚の支持リブ22を介して案内棒23を支持しており、4枚の支持リブ22は、長方形状に形成されている。
案内棒23は、平坦な末端が内筒14の先端と同一面に位置し、先鋭な先端が支持リブ22の先端よりもボトルA1,A2内に延長されて垂下されている。
本実施例では、案内棒23を支持する支持リブ22を4枚としているが、少なくとも2枚あればよく、さらに、支持リブ22は、案内筒21の内周全体まで及ぶものでもよい。
連通管10は、両端がキャップ9a,9bのそれぞれの内筒14に嵌合され、連通管10の外周面は、筒状に形成された含浸体11で覆われている。
キャップ9a,9bのそれぞれの天板15には、連通管10と含浸体11の接触面に通じる小穴が形成され、小穴の周囲からボトルA1,A2内に向けて取付筒24が垂設されている。
取付筒24には、一端がボトルA1,A2の底部に達し、他端が小穴を通して含浸体11に達する2本の吸上げ芯29がそれぞれ挿入されている。
吸上げ芯29は、毛細管現象によりボトルA1,A2内の液体を含浸体11まで吸い上げることができれば、その材質は問わない。
次に、本実施例の使用態様と作用効果について説明する。
一方のボトルA1の底面が載置された図4に示される状態から、揮発性液体を揮散させるときは、第1実施例と同様に、手指で把持カバーCを把持して容器の天地を反転させ、ボトルA2側を下方にして載置すればよい。
本実施例では、2本の吸上げ芯29のうち、常時1本をどちらかのボトルA1またはA2に収容された揮発性液体中に浸漬するように構成していることから、わずかな量ではあるが、ボトル内の液体は、常時、吸上げ芯29を介して含浸体11に供給される。
このことにより、容器の天地を反転させたときのように液体を揮散させることはできないが、一定時間経過した後もわずかな液体の揮散を行うことができる。
さらに、本実施例では、案内筒21を先すぼまりに形成したことにより、連通管10の流路を流れる液体の流速を第1実施例の液体揮散容器よりも遅くすることで、連通管10を流れる液体の流量をより規制することができる。
その他の作用効果は、第1実施例と同様である。
本発明の液体揮散容器は、容器内に収容した揮発性液体を簡単な操作で一定時間大気中に揮散することができ、「使用感」と「遊び心」が得られて外観も優れたものであるから、室内に置く各種芳香剤容器や消臭剤容器などに広く利用することができる。
A1,A2 ボトル
B 揮散機構
C 把持カバー
1 口部
2 外周壁
3 底壁
4 湾曲頸部
5 連結拡径部
6 載置突条環
9a,9b キャップ
10 連通管
11 含浸体
13 嵌合筒
14 内筒
15 天板
15a,15b 開口部
16 外筒
17 間隙
18、21 案内筒
19、22 支持リブ
19a 一辺
19b 他辺
20,23 案内棒
24 取付筒
25 スリット(貫通孔)
27 揮散孔
29 吸上げ芯

Claims (6)

  1. 揮発性液体を収容するとともに、大気中に揮散させる液体揮散容器であって、
    一方に載置可能な底部と、他方に外部に連通する口部とを有し、揮発性液体を収容可能な2つのボトルと、2つのボトルを連結して揮発性液体を揮散させる揮散機構とからなり、
    揮散機構は、2つのボトルの口部に接続して流路を形成するとともに、管壁に貫通孔を設けた連通管と、連通管の両端部に設けられ、揮発性液体の流量を規制するとともに、揮発性液体と空気の置換を促進する2つの液体案内部と、連通管の外周面を覆い、揮発性液体を含浸可能な含浸体とからなり、
    各ボトルのそれぞれの底部は、交互に天地を反転させて載置可能に形成されていることを特徴とする液体揮散容器。
  2. 液体案内部は、各ボトルの口部と連通管の端部にそれぞれ嵌合して、各ボトルと連通管とを接続する2つのキャップからなり、
    キャップは、ボトル口部の天面に当接する天板の中央に穿設された開口部と、開口部の周囲からボトル内に向けて垂設される案内筒と、案内筒の内周から中央部に向けて延設される支持リブを介してボトル内に垂下される案内棒とを具えることを特徴とする請求項1記載の液体揮散容器。
  3. 含浸体の両端部から各ボトル内に垂下される2つの吸上げ芯をさらに具えたことを特徴とする請求項1または2に記載の液体揮散容器。
  4. 連通管の貫通孔は、両端方向に延びるスリットであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の液体揮散容器。
  5. 両端が各ボトルに連結され、揮散機構を外部から覆うとともに、大気と連通する揮散孔が設けられた把持カバーをさらに具えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の液体揮散容器。
  6. 各ボトルは、透明または半透明の素材からなることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の液体揮散容器。
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