JPH11319061A - 液体用揮散装置 - Google Patents
液体用揮散装置Info
- Publication number
- JPH11319061A JPH11319061A JP10148477A JP14847798A JPH11319061A JP H11319061 A JPH11319061 A JP H11319061A JP 10148477 A JP10148477 A JP 10148477A JP 14847798 A JP14847798 A JP 14847798A JP H11319061 A JPH11319061 A JP H11319061A
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- JP
- Japan
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- container
- liquid
- suction member
- wedge
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 容器内部に液体が存在するしないに拘わらず
所期の美観を保持しうると共に、適量の液体を揮散でき
る液体用揮散装置の提供。 【解決手段】 少なくとも１個のくさび形溝を設けた、
透明棒状体または透明シートからなる吸い上げ部材を備
え、該吸い上げ部材が容器中に挿入されていることを特
徴とする液体用揮散装置。
所期の美観を保持しうると共に、適量の液体を揮散でき
る液体用揮散装置の提供。 【解決手段】 少なくとも１個のくさび形溝を設けた、
透明棒状体または透明シートからなる吸い上げ部材を備
え、該吸い上げ部材が容器中に挿入されていることを特
徴とする液体用揮散装置。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器の美観を損な
うことなく、あるいはさらに美麗なものとすると共に液
体芳香剤、消臭剤、殺虫剤等を適量づつ揮散しうる液体
用揮散装置に関する。
うことなく、あるいはさらに美麗なものとすると共に液
体芳香剤、消臭剤、殺虫剤等を適量づつ揮散しうる液体
用揮散装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、香料、消臭剤等を配合した液体を
充填した容器を室内に配置し、該容器から芳香あるいは
消臭剤等を適量づつ揮散する液体用揮散装置は数多く提
案され、それらの一部は市販されている。これらの液体
用揮散装置はいずれも、容器の開口から芯を液体中に挿
入し、芯の上端面を揮散面としてあるいは芯を介して容
器開口部に設けたパットを揮散面として液体を適量づつ
揮散せしめようとするものである。これらの提案におい
て、芯としては複数の繊維を柱状に束ねたものが使用さ
れる。
充填した容器を室内に配置し、該容器から芳香あるいは
消臭剤等を適量づつ揮散する液体用揮散装置は数多く提
案され、それらの一部は市販されている。これらの液体
用揮散装置はいずれも、容器の開口から芯を液体中に挿
入し、芯の上端面を揮散面としてあるいは芯を介して容
器開口部に設けたパットを揮散面として液体を適量づつ
揮散せしめようとするものである。これらの提案におい
て、芯としては複数の繊維を柱状に束ねたものが使用さ
れる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】芯として繊維柱状物を
使用すると、透明容器を使用した場合、容器内部の液体
が透明であるときあるいは容器内部の液体が減量してき
たときに芯が外部から見えることとなり、室内に配置す
る容器としては美観を損なうおそれが大きい。本発明
は、容器内部に液体が存在するしないに拘わらず所期の
美観を保持しうると共に、適量の液体を揮散できる液体
用揮散装置を提供する。
使用すると、透明容器を使用した場合、容器内部の液体
が透明であるときあるいは容器内部の液体が減量してき
たときに芯が外部から見えることとなり、室内に配置す
る容器としては美観を損なうおそれが大きい。本発明
は、容器内部に液体が存在するしないに拘わらず所期の
美観を保持しうると共に、適量の液体を揮散できる液体
用揮散装置を提供する。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも１
個のくさび形溝を設けた、透明棒状体または透明シート
からなる吸い上げ部材を備え、該吸い上げ部材が容器中
に挿入されていることを特徴とする液体用揮散装置を提
供する。本発明は、棒状体が、多角形、円形、楕円形、
中空多角形、中空円形または中空楕円形の断面形状を有
することを特徴とする上記液体用揮散装置を提供する。
本発明は、上記吸い上げ部材が、容器開口部に設けたパ
ットに連結していることを特徴とする液体用揮散装置を
提供する。本発明は、上記吸い上げ部材が、容器内壁面
に貼着されていることを特徴とする液体用揮散装置を提
供する。
個のくさび形溝を設けた、透明棒状体または透明シート
からなる吸い上げ部材を備え、該吸い上げ部材が容器中
に挿入されていることを特徴とする液体用揮散装置を提
供する。本発明は、棒状体が、多角形、円形、楕円形、
中空多角形、中空円形または中空楕円形の断面形状を有
することを特徴とする上記液体用揮散装置を提供する。
本発明は、上記吸い上げ部材が、容器開口部に設けたパ
ットに連結していることを特徴とする液体用揮散装置を
提供する。本発明は、上記吸い上げ部材が、容器内壁面
に貼着されていることを特徴とする液体用揮散装置を提
供する。
【０００５】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を示す図面に
基づいて説明する。図１は容器１の容器開口部に設置し
たパット２に吸い上げ部材３を連結した本発明の液体揮
散装置を示す説明図である。パット２は吸い上げ部材３
により吸い上げられた液体の揮散面として作用する。パ
ットとしては、紙、パルプ、レーヨンあるいはスフ等の
各種繊維を材料とする不織布、フェルト、スポンジ等の
多孔性材料であり、あるいは液体保持能力を有し、かつ
液体揮散能力を有するものであればよく、特に限定され
ない。透明シートまたは透明棒状体としては、ガラス、
プラスチックフィルム等必要に応じ適宜の材料を選択す
ることができる。棒状体としては、断面形状が三角形、
四角形、五角形等の多角形、円形、楕円形、中空多角
形、中空円形または中空楕円形等用途に応じ種々の形状
をとることができる。容器１中の液体は、吸い上げ部材
３により吸い上げられてパット２に到達し、パット２か
ら揮散される。液体としては、芳香成分、消臭成分、脱
臭成分、殺虫成分等を適量含有したものが使用される。
必要に応じ、吸い上げ部材３を容器開口部あるいは容器
開口部に設けた蓋に貼着し、該吸い上げ部材から液体を
直接揮散させることもできる。
基づいて説明する。図１は容器１の容器開口部に設置し
たパット２に吸い上げ部材３を連結した本発明の液体揮
散装置を示す説明図である。パット２は吸い上げ部材３
により吸い上げられた液体の揮散面として作用する。パ
ットとしては、紙、パルプ、レーヨンあるいはスフ等の
各種繊維を材料とする不織布、フェルト、スポンジ等の
多孔性材料であり、あるいは液体保持能力を有し、かつ
液体揮散能力を有するものであればよく、特に限定され
ない。透明シートまたは透明棒状体としては、ガラス、
プラスチックフィルム等必要に応じ適宜の材料を選択す
ることができる。棒状体としては、断面形状が三角形、
四角形、五角形等の多角形、円形、楕円形、中空多角
形、中空円形または中空楕円形等用途に応じ種々の形状
をとることができる。容器１中の液体は、吸い上げ部材
３により吸い上げられてパット２に到達し、パット２か
ら揮散される。液体としては、芳香成分、消臭成分、脱
臭成分、殺虫成分等を適量含有したものが使用される。
必要に応じ、吸い上げ部材３を容器開口部あるいは容器
開口部に設けた蓋に貼着し、該吸い上げ部材から液体を
直接揮散させることもできる。
【０００６】図２は、透明シート４にくさび形溝５を両
面側から交互に複数個設けた吸い上げ部材３を示す。く
さび形溝５を適宜の大きさおよび数で設け、かつパット
の材質、形状等を適宜選択することにより、吸い上げ部
材３による液体の吸い上げ量を適宜の範囲に調整するこ
とができる。図２は複数個の溝を設けた例であるが、用
途、吸い上げ量を考慮し、１個の溝のみを設けた吸い上
げ部材であってもよい（図示せず）。図３は、くさび形
溝５を容器内壁側に設けた吸い上げ部材３を容器内壁に
沿って貼着し、吸い上げ部材３の上端を容器開口部に到
達せしめるようにしたときの吸い上げ部材３の形状をし
めす。吸い上げ部材３の上端をパット（図示せず）に連
結し、パットに吸収された液体はパットから揮散され
る。図４は、円柱状棒状体に複数個のくさび形溝５を設
けた吸い上げ部材３を示す。図５は、円筒状棒状体の外
部側に複数個のくさび形溝５を設けた吸い上げ部材３を
示す。円筒状棒状体のように内部が中空である棒状体の
場合には、内部側からくさび形溝を設けてもよい（図示
せず）。くさび形溝は、透明シートあるいは透明棒状体
の上端から下端に連通するように設けてもよいが、ある
いは上端部までくさび形溝は到達していなくてもよい。
くさび形溝を設けた部分がパットと接することにより、
容器内部の液体は溝を経てパットに到達することができ
るからである。
面側から交互に複数個設けた吸い上げ部材３を示す。く
さび形溝５を適宜の大きさおよび数で設け、かつパット
の材質、形状等を適宜選択することにより、吸い上げ部
材３による液体の吸い上げ量を適宜の範囲に調整するこ
とができる。図２は複数個の溝を設けた例であるが、用
途、吸い上げ量を考慮し、１個の溝のみを設けた吸い上
げ部材であってもよい（図示せず）。図３は、くさび形
溝５を容器内壁側に設けた吸い上げ部材３を容器内壁に
沿って貼着し、吸い上げ部材３の上端を容器開口部に到
達せしめるようにしたときの吸い上げ部材３の形状をし
めす。吸い上げ部材３の上端をパット（図示せず）に連
結し、パットに吸収された液体はパットから揮散され
る。図４は、円柱状棒状体に複数個のくさび形溝５を設
けた吸い上げ部材３を示す。図５は、円筒状棒状体の外
部側に複数個のくさび形溝５を設けた吸い上げ部材３を
示す。円筒状棒状体のように内部が中空である棒状体の
場合には、内部側からくさび形溝を設けてもよい（図示
せず）。くさび形溝は、透明シートあるいは透明棒状体
の上端から下端に連通するように設けてもよいが、ある
いは上端部までくさび形溝は到達していなくてもよい。
くさび形溝を設けた部分がパットと接することにより、
容器内部の液体は溝を経てパットに到達することができ
るからである。
【０００７】揮散すべき液体を収容した容器の形状、容
器の設置位置、容器内部の液体の特性に応じ、吸い上げ
部材の形状、くさび形溝の大きさ、個数等は適宜選択さ
れる。また本発明の吸い上げ部材には、各種の意匠、文
字等を設けることにより、容器の美観向上、必要情報の
伝達等を図ることができる。また吸い上げ部材を容器内
壁に貼着することにより、吸い上げ部材に設けた装飾文
様の効果を大ならしめることもできる。本発明の吸い上
げ部材は、単にくさび形の溝を設けるだけであるから、
その製造も容易である。
器の設置位置、容器内部の液体の特性に応じ、吸い上げ
部材の形状、くさび形溝の大きさ、個数等は適宜選択さ
れる。また本発明の吸い上げ部材には、各種の意匠、文
字等を設けることにより、容器の美観向上、必要情報の
伝達等を図ることができる。また吸い上げ部材を容器内
壁に貼着することにより、吸い上げ部材に設けた装飾文
様の効果を大ならしめることもできる。本発明の吸い上
げ部材は、単にくさび形の溝を設けるだけであるから、
その製造も容易である。
【０００８】
【発明の効果】本発明によれば、容器内部に挿入した吸
い上げ部材が、透明容器であっても外部からほとんど見
えることのない、製造が容易でありかつ信頼性に富み、
かつ該必要に応じ吸い上げ部材に容器の装飾をも兼ね合
わせることのできる液体揮散装置が提供される。
い上げ部材が、透明容器であっても外部からほとんど見
えることのない、製造が容易でありかつ信頼性に富み、
かつ該必要に応じ吸い上げ部材に容器の装飾をも兼ね合
わせることのできる液体揮散装置が提供される。
【図１】本発明の液体揮散装置を示した概略説明図であ
る。
る。
【図２】本発明の透明シートにくさび形溝を設けた吸い
上げ部材を示す説明図である。
上げ部材を示す説明図である。
【図３】本発明の透明シートにくさび形溝を設けた吸い
上げ部材を容器内壁に沿わせたときの形状を示す説明図
である。
上げ部材を容器内壁に沿わせたときの形状を示す説明図
である。
【図４】本発明の円柱状棒状体にくさび形溝を設けた吸
い上げ部材を示す説明図である。
い上げ部材を示す説明図である。
【図５】本発明の円筒状棒状体にくさび形溝を設けた吸
い上げ部材を示す説明図である。
い上げ部材を示す説明図である。
１ 容器 ２ パット ３ 吸い上げ部材 ４ 透明シート ５ くさび形溝
Claims (4)
- 【請求項１】 少なくとも１個のくさび形溝を設けた、
透明棒状体または透明シートからなる吸い上げ部材を備
え、該吸い上げ部材が容器中に挿入されていることを特
徴とする液体用揮散装置。 - 【請求項２】 棒状体が、多角形、円形、楕円形、中空
多角形、中空円形または中空楕円形の断面形状を有する
ことを特徴とする請求項１記載の液体用揮散装置。 - 【請求項３】 吸い上げ部材が、容器開口部に設けたパ
ットに連結していることを特徴とする請求項１または２
記載の液体用揮散装置。 - 【請求項４】 吸い上げ部材が、容器内壁面に貼着され
ていることを特徴とする請求項１、２または３記載の液
体用揮散装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10148477A JPH11319061A (ja) | 1998-05-13 | 1998-05-13 | 液体用揮散装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10148477A JPH11319061A (ja) | 1998-05-13 | 1998-05-13 | 液体用揮散装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11319061A true JPH11319061A (ja) | 1999-11-24 |
Family
ID=15453639
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10148477A Pending JPH11319061A (ja) | 1998-05-13 | 1998-05-13 | 液体用揮散装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11319061A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005261771A (ja) * | 2004-03-19 | 2005-09-29 | Kao Corp | 芳香器 |
| JP2006271866A (ja) * | 2005-03-30 | 2006-10-12 | Kobayashi Pharmaceut Co Ltd | 薬液吸上部材 |
| JP2008136512A (ja) * | 2006-11-30 | 2008-06-19 | St Kk | 揮散体 |
| JP2019208562A (ja) * | 2018-05-31 | 2019-12-12 | 小林製薬株式会社 | 揮散体及び薬剤揮散器 |
| JP2019208567A (ja) * | 2018-05-31 | 2019-12-12 | 小林製薬株式会社 | 揮散体及び薬剤揮散器 |
| JP2020156672A (ja) * | 2019-03-26 | 2020-10-01 | 小林製薬株式会社 | 薬剤揮散器 |
| JP2020188975A (ja) * | 2019-05-23 | 2020-11-26 | 小林製薬株式会社 | 揮散体及び薬剤揮散器 |
-
1998
- 1998-05-13 JP JP10148477A patent/JPH11319061A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005261771A (ja) * | 2004-03-19 | 2005-09-29 | Kao Corp | 芳香器 |
| JP4718787B2 (ja) * | 2004-03-19 | 2011-07-06 | 花王株式会社 | 芳香器 |
| JP2006271866A (ja) * | 2005-03-30 | 2006-10-12 | Kobayashi Pharmaceut Co Ltd | 薬液吸上部材 |
| JP2008136512A (ja) * | 2006-11-30 | 2008-06-19 | St Kk | 揮散体 |
| JP2019208562A (ja) * | 2018-05-31 | 2019-12-12 | 小林製薬株式会社 | 揮散体及び薬剤揮散器 |
| JP2019208567A (ja) * | 2018-05-31 | 2019-12-12 | 小林製薬株式会社 | 揮散体及び薬剤揮散器 |
| JP2020156672A (ja) * | 2019-03-26 | 2020-10-01 | 小林製薬株式会社 | 薬剤揮散器 |
| JP2020188975A (ja) * | 2019-05-23 | 2020-11-26 | 小林製薬株式会社 | 揮散体及び薬剤揮散器 |
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