JP6602161B2 - 芳香剤容器 - Google Patents
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Description
液状の芳香剤を収容する有底筒状の容器本体と、容器本体の上部に設けられて芳香剤を揮散する揮散部と、容器本体内の芳香剤を揮散部に吸い上げる吸上げ機構部と、容器本体内の芳香剤の残量を示すインジケータ部とを有する芳香剤容器であって、
揮散部は、含浸した芳香剤を揮散する含浸材を収容する受皿部と、芳香剤を揮散する複数の揮散孔を有して受皿部を被嵌する上蓋部とを有し、
吸上げ機構部は、受皿部から容器本体内に垂下設されたパイプと、パイプ内に配置された吸上げ芯と、内部にパイプが挿通される内筒部を有して容器本体の開口端に装着されるキャップ体とを有し、
インジケータ部は、パイプと内筒部との間に昇降自在に配置された中筒部と、容器本体内の芳香剤の水位変化に応じて浮動するフロート体と、基端部を中筒部の上端に固設すると共に先端部を受皿部とキャップ部とが対向する部分から外部に引き出された状態で装設される表示部と、を有して構成され、
受皿部の下端に、キャップ体の内筒部上端に支持される支持部が設けられており、表示部が支持部に複数設けられた開口部内に夫々進退自在に挿入されていることを特徴とする、と云うものである。
また本発明では、中筒部をスムーズに移動させることが可能となることから、表示部を内筒部内に安定的に引き込むことで芳香剤の残量を示すインジケータとしての信頼性を高めることができる。
さらには使用済み容器本体から使用前の容器本体への交換作業を容易となるため、インジケータ部の再利用を促進することができる。
図1は本発明の実施例を示す芳香剤容器の斜視図、図2は芳香剤の残量が多い状態を示す芳香剤容器の半断面図、図3は芳香剤の残量が少ない状態を示す芳香剤容器の半断面図である。
芳香剤容器1は、液状の芳香剤Lを収容する容器本体10と、この容器本体10の上部に設けられて芳香剤Lを揮散する揮散部20と、容器本体10内の芳香剤Lを揮散部20に吸い上げる吸上げ機構部30と、容器本体10内の芳香剤Lの残量を示すインジケータ部40とを有して構成される。
なお、芳香剤Lのみが入った補充用の容器本体10を単体で販売する場合には、図示しない捨てキャップを用いて開口端11を被嵌し、あるいは図示しないシール材を用いて開口端11を封止した状態で販売することが可能とされている。
なお、支持部21Aには後述する表示部43が進退自在に挿入される複数の開口部21bが設けられている。この開口部21bは、支持部21Aの下面と側面との間を連通すると共に、周方向に間欠的に配置された複数の孔で形成されている。
なお、パイプ31、吸上げ芯32及びキャップ体33は、容器本体10内の芳香剤Lを揮散部20上に吸い上げるための吸上げ機構部30を構成している。芳香剤Lは吸上げ芯32を介して揮散部20側に吸い上げられ、含浸材2に含浸される。
また表示部43は、その先端部43bが支持部21Aに複数設けられた開口部21bの内部に進退自在に挿入され、且つ受皿部21とキャップ体33の上面部33Aとが対向する空間から外部に引き出された状態で装設されている。
表示部43がフィルム状の素材で形成される場合には、例えば複数の花弁状から成る表示部43が一体成形されており、隣接する表示部43間にスリットを設けて配置され、各表示部43が各開口部21bから外方に延びる構成とすることが可能である。この場合、固定部材44によって一体成形された表示部43下端の基端部43aと中筒部41の上端との間が固定される。
なお、固定部材44は中筒部41に一体に形成してもよく、表示部43は中筒部41に接着、係合により固定される構成であってもよい。
そして、これら中筒部41、フロート体42及び表示部43は、容器本体10内の芳香剤Lの残量を示すインジケータ部40を構成している。
実際には、芳香剤Lの残量が少なくなるに連れて表示部43が徐々に中筒部41内に引き込まれる。このため、使用開始からの時間の経過と共に変化する表示部43の形状、あるいは徐々に短くなる表示部43の突出量(引き出し長さ)を観察することにより、芳香剤Lの残量をある程度予想することが可能となる。そして、表示部43の先端部43bが受皿部21の下に隠れた状態では、使用者は芳香剤Lの残量が極めて少ない状態にあると判定することができる。
例えば、上記実施例では液状の芳香剤L中に浮きやすくするために、フロート体42の内部に発泡スチロールを充填した構成を示して説明したが、これに限られるものではなく、例えばフロート体42の内部を空洞化してシール部材等で覆い、空気室を設ける構成としても良い。
2 : 含浸材
10 : 容器本体
11 : 開口端
12 : 口頸部
13 : 胴部
14 : 底部
15 : 雄ネジ部
20 : 揮散部
21 : 受皿部
21A: 支持部
21a: 貫通孔
21b: 開口部
22 : 上蓋部
23 : 揮散孔
30 :吸上げ機構部
31 : パイプ
32 : 吸上げ芯
33 : キャップ体
33A: 上面部
33B: 外筒部
33C: 内筒部
33a: 雌ネジ部
40 : インジケータ部
41 : 中筒部
42 : フロート体
43 : 表示部
43a: 表示部の基端部
43b: 表示部の先端部
44 : 固定部材
L : 芳香剤
Claims (4)
- 液状の芳香剤(L)を収容する有底筒状の容器本体(10)と、前記容器本体(10)の上部に設けられて前記芳香剤(L)を揮散する揮散部(20)と、前記容器本体(10)内の芳香剤(L)を前記揮散部(20)に吸い上げる吸上げ機構部(30)と、前記容器本体(10)内の芳香剤(L)の残量を示すインジケータ部(40)とを有する芳香剤容器であって、
前記揮散部(20)は、含浸した芳香剤(L)を揮散する含浸材(2)を収容する受皿部(21)と、前記芳香剤(L)を揮散する複数の揮散孔(23)を有して前記受皿部(21)を被嵌する上蓋部(22)とを有し、
前記吸上げ機構部(30)は、前記受皿部(21)から前記容器本体(10)内に垂下設されたパイプ(31)と、該パイプ(31)内に配置された吸上げ芯(32)と、内部に前記パイプ(31)が挿通される内筒部(33C)を有して容器本体(10)の開口端(11)に装着されるキャップ体(33)とを有し、
前記インジケータ部(40)は、前記パイプ(31)と前記内筒部(33C)との間に昇降自在に配置された中筒部(41)と、前記容器本体(10)内の芳香剤(L)の水位変化に応じて浮動するフロート体(42)と、基端部(43a)を前記中筒部(41)の上端に固設すると共に先端部(43b)を前記受皿部(21)と前記キャップ体(33)とが対向する部分から外部に引き出された状態で装設された表示部(43)と、を有して構成され、
前記受皿部(21)の下端に、前記キャップ体(33)の内筒部(33C)上端に支持される支持部(21A)が設けられており、前記表示部(43)が前記支持部(21A)に複数設けられた開口部(21b)内に夫々進退自在に挿入されていることをと特徴とする芳香剤容器。 - フロート体(42)内に発泡スチロール又は空気室を設けた請求項1記載の芳香剤容器。
- フロート体(42)が容器本体(10)の底部(14)近傍の位置に移動したときに、表示部(43)が受皿部(21)の下に隠れる構成とした請求項1又は2に記載の芳香剤容器。
- 揮散部(20)、吸上げ機構部(30)及びインジケータ部(40)を一体に組み付け、前記吸上げ機構部(30)を構成するキャップ体(33)を容器本体(10)の開口端(11)から取り外したときに、前記揮散部(20)、前記吸上げ機構部(30)及び前記インジケータ部(40)が前記容器本体(10)から一体に分離する構成とした請求項1乃至3のいずれか一項に記載の芳香剤容器。
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JP2015214861A Active JP6602161B2 (ja) | 2015-10-30 | 2015-10-30 | 芳香剤容器 |
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RU2764405C2 (ru) * | 2019-10-09 | 2022-01-17 | Игнат Игоревич Иванов | Флакон |
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2015
- 2015-10-30 JP JP2015214861A patent/JP6602161B2/ja active Active
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