JP2015058208A - 封止部材、封止構造及び遊技機 - Google Patents

封止部材、封止構造及び遊技機 Download PDF

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Abstract

【課題】不正アクセスの痕跡が確実に残るようにした封止部材を提供する。【解決手段】封止対象箇所が奥部に設けられた封止穴に嵌め込むことにより、封止対象箇所を封止する封止部材1を、封止穴に対して下端側から挿入される筒状挿入部11と、筒状挿入部11の上端側に配されて封止穴に蓋をするための蓋部12と、筒状挿入部11の上端をその周方向における一部の区間αのみで蓋部12の下面に連結するための連結部13とで構成し、筒状挿入部11の外周部を封止穴の内周部に係合させるための係合部11を、筒状挿入部11の外周部に設けた。筒状挿入部11の上端の周方向における連結部13が設けられた区間αは、筒状挿入部11の外周部の周方向における係合部111が設けられた区間βと重複させると好ましい。【選択図】図2

Description

本発明は、封止対象箇所を封止するための封止部材と、この封止部材を用いて封止対象箇所を封止する封止構造と、この封止部材を用いて封止対象箇所を封止した遊技機とに関する。
遊技機は、様々な不正行為の対象となりうる。例えば、遊技機の筺体の内部には、基板ユニットが収容されており、この基板ユニットには、遊技機を制御するためのプログラムが記録された記憶装置(通常はROM)が装着されているが、この記憶装置を偽造されたもの(いわゆる偽造ROM)に差し替えるという不正行為が知られている。この種の不正行為を防止するため、遊技機の各メーカーは、基板ユニットなど、不正行為の対象となる機器を、カバーで覆った構造とするとともに、そのカバーを閉じるためにネジ留めした箇所を封止部材で封止し、そのネジ留めした箇所にアクセスしにくくする対策を行っている。この対策に用いられる封止部材としては、これまでにいくつか提案されている。なかには、ネジ留めした箇所へのアクセスを許したとしても、その痕跡が封止部材自体に残るように工夫を施したものも提案されている。
例えば、特許文献1の図6には、樹脂材料からなる遮蔽キャップ50(封止部材)であって、円筒部51と、円筒部51の上端に形成されたフランジ部52と、円筒部51の外周面から外方に突出する係合突起53とで構成されるとともに、フランジ部52に矩形開口54を設けて、その内側に蓋部55を配し、蓋部55とフランジ部52とを薄肉連結部56a及び連結部56bとで連結したものが記載されている(同文献の段落0025〜0026)。これにより、同文献の図11に示すように、蓋部55を下側に押し込んで連結部56bを破断させ、薄肉連結部56aが折れ曲がってその周辺を白化させないかぎりは、ネジ留めした箇所へアクセスできないようにすることが可能になるとされている(同文献の段落0032)。
しかし、特許文献1の遮蔽キャップ50は、係合突起53を内側に押し込んでその係合を解除することにより、遮蔽キャップ50に殆ど痕跡を残すことなく、それを嵌め込んだ箇所から取り外すことが可能になるという欠点があった。すなわち、同文献の図10に示すように、カバー30に設けた座ぐり部35に遮蔽キャップ50を嵌め込んで封止した場合について考えると、座ぐり部35の内周面とフランジ部52の外周面との隙間にマイナスドライバを挿し込んで、マイナスドライバの先端で係合突起53を内側に押し込むことで、遮蔽キャップ50自体が取り外される可能性がある。この場合、フランジ部52の外周部に多少の傷は残るものの、連結部56b(同文献の図6及び図10)が破断することはない。したがって、上記方法によって遮蔽キャップ50を取り外し、ネジ留めを解除してカバー30を開け、ROMを差し替えるなどの不正行為を行った後、再度、カバー30を閉じてネジ留めし、そのネジ留めした箇所を同じ遮蔽キャップ50で封止を行った場合には、不正行為を発見しにくくなるという問題がある。
特開2003−340092号公報
本発明は、上記課題を解決するために為されたものであり、ネジ留めした箇所などの封止対象箇所を封止して、封止対象箇所へ不正アクセスしにくくするだけでなく、仮に封止対象箇所への不正アクセスを許した場合であっても、その痕跡が確実に残るようにし、不正アクセスがあったことを容易に発見することのできる封止部材を提供するものである。また、この封止部材によって封止対象箇所を封止する封止構造を提供することも本発明の目的である。さらに、この封止部材によって封止対象箇所が封止された遊技機を提供することも本発明の目的である。
上記課題は、封止対象箇所が奥部に設けられた封止穴に嵌め込むことにより、前記封止対象箇所を封止する封止部材であって、前記封止穴に対して下端側から挿入される筒状挿入部と、筒状挿入部の上端側に配されて前記封止穴に蓋をするための蓋部と、筒状挿入部の上端をその周方向における一部の区間αのみで蓋部の下面に連結するための連結部とで構成され、筒状挿入部の外周部を前記封止穴の内周部に係合させるための係合部が、筒状挿入部の外周部に設けられたことを特徴とする封止部材を提供することによって解決される。
ここで、「封止対象箇所」とは、それに対するアクセスを制限するために封止を行う必要がある箇所のことを云う。具体的には、上述した遊技機を例に挙げれば、遊技機を制御するためのプログラムが記録された記憶装置など、不正行為の対象となる機器を覆うカバーを閉じるためにネジ留めした箇所などが例示される。遊技機以外の例を挙げれば、車のナンバープレートを車体に取り付けるためにネジ留めした箇所などが例示される。また、「封止穴」とは、その入口となる開口部分を有し、その奥部に封止対象箇所が設けられた穴状の部分のことを云う。封止穴の内周面は、必ずしも、封止穴の入口から奥部にかけて連続して形成されている必要はない。
さらに、「下端側から挿入される筒状挿入部」、「筒状挿入部の上端側」、「筒状挿入部の上端」又は「蓋部の下面」における「上」又は「下」という語は、封止穴に対して封止部材を挿入する向き(封止穴の入口から奥部に向かう向き)を「下向き」とし、封止穴に対して封止部材を挿入する向き(封止穴の奥部から入口に向かう向き)を「上向き」とした場合において、封止部材の各部の位置関係を相対的に表現するために便宜的に用いたものであり、封止部材を使用する向きを限定するものではない。「上」又は「下」という語が、封止部材を挿入する向きとの関係で各部の位置関係を相対的に表現するものであることについては、特に断りのない限り、以下においても同様である。
この本発明の封止部材は、封止対象箇所に不正アクセスがあったことを容易に発見することができるものとなっている。すなわち、本発明の封止部材が嵌め込まれた封止穴の奥部に位置する封止対象箇所にアクセスするためには、ドリルなどで封止部材の蓋部に穴をあけるか、若しくは、封止穴の内周面と封止部材の蓋部の外周面との隙間に不正挿入具(マイナスドライバや角キリなど、その先端部を狭い隙間に挿入することができる器具であって、封止対象箇所に不正アクセスすることを目的として使用されるもの。)を挿し込んで、不正挿入具の先端で係合部を内側に押し込むなどしてその係合を解除し、封止部材を封止穴から引き抜くかしなければならない。しかし、前者の場合には、蓋部に不正アクセスの痕跡(穴)が残る。一方、後者の場合には、前記隙間に不正挿入具を挿し込んだ際に、蓋部を浮き上がらせようとする力が不正挿入具から蓋部に加えられ、その力は連結部にも伝達される。連結部は、筒状挿入部や蓋部よりも脆弱であるため、上記の力が連結部に伝達されると、筒状挿入部や蓋部よりも先に連結部が破断する。また、連結部が破断しないまでも、連結部を起点としてヒビが入るか連結部が局所的に折り曲げられるなど、封止部材における連結部周辺に視認可能な痕跡が残る。特に、後述するように、封止部材を合成樹脂で形成した場合には、そのヒビや変形によって連結部の周辺が白化するため、その痕跡をさらに視認しやすくすることができる。このように、本発明の封止部材は、それに痕跡を残すことなく、封止対象箇所にアクセスすることができないものとなっている。
本発明の封止部材において、連結部を設ける場所は、筒状挿入部の上端であって該上端の周方向における一部の区間(区間α)であれば特に限定されない。しかし、区間αが、筒状挿入部の外周部の周方向における係合部が設けられた区間βと重複するように、連結部を設けると好ましい。換言すると、連結部は、係合部と上下方向(封止穴に対する封止部材の挿入方向)で重なり合う(オーバーラップする)位置に設けると好ましい。以下においては、連結部を係合部と上下方向で重なり合うように配置することを、「連結部を係合部にオーバーラップさせる」と表現することがある。連結部を係合部にオーバーラップさせる場合、連結部の一部のみを係合部にオーバーラップさせても(区間αの一部を区間βと重複させても)よいが、連結部の全体を係合部にオーバーラップさせる(区間αの全体を区間βと重複させる)と好ましい。
このように、連結部を係合部にオーバーラップさせることにより、封止穴の内周面と封止部材の蓋部の外周面との隙間に不正挿入具を挿し込んで係合部の係合を解除しようとした際に、連結部周辺にさらに目立つ痕跡が残るようにする(連結部がより破断しやすくする)ことが可能になる。というのも、前記隙間に不正挿入具を挿し込んで係合部の係合を解除しようとする者は、前記隙間における係合部に近い箇所(連結部を係合部にオーバーラップさせた本構成においては、連結部からも近い箇所となっていることに注意する。)に不正挿入具を挿し込もうとするため、前記隙間に不正挿入具を挿し込んだ際に発生する蓋部を浮き上がらせようとする力は、蓋部における不正挿入具が挿し込まれた側、すなわち連結部の真上に位置する箇所で最も大きくなり、蓋部からその真下に位置する連結部には、より大きな力が伝達されるようになり、連結部がさらに破断しやすくなるからである。
また、連結部を係合部にオーバーラップさせることにより、蓋部の上面を指などで下向きに押し込みながら封止部材を封止穴に嵌め込む際(封止作業を行う際)に、筒状挿入部に対して蓋部をぐらつきにくくすることも可能になる。したがって、封止作業を行う際に、連結部に無理な力が加わらないようにして、封止作業における連結部の破断やヒビ割れや折り曲げなどを防ぐことが可能になる。封印としての機能(不正アクセスのあった事実を発見できるようにする機能)を本発明の封止部材に適切に付与するためには、不正アクセスの際には、封止部材に痕跡が残りやすくすること(破損しやすさ)が要求される一方、封止作業の際には、封止部材に痕跡が残りにくくすること(破損しにくさ)が要求されるが、連結部を係合部にオーバーラップさせることにより、一見矛盾するこれらの要求を満たすことができる。
本発明の封止部材は、別個に形成された複数の部品を組み合わせたものであってもよいが、この場合には、その製造コストが高くなるだけでなく、封止部材を各部品に分解して封止穴から取り外し封止対象箇所に不正アクセスされたような場合には、その痕跡が分かりにくくなるおそれがある。このため、封止部材における少なくとも筒状挿入部と蓋部と連結部は(より好ましくは係合部も)、同一材料により一体成形すると好ましい。封止部材の成形に用いる材料の種類は、特に限定されないが、不正アクセスの痕跡の残りやすさや、成形の容易さや、入手コストなどを考慮すると、合成樹脂が好適である。特に、透光性を有する合成樹脂を用いると好ましい。ここで、「透光性を有する」とは、言い換えると、透明性を有する(完全な不透明ではない)ことであり、典型的には、透明又は半透明であることを云う。透光性を有する合成樹脂で封止部材を成形する場合、その合成樹脂の透光性(透明性)は、封止部材における連結部周辺にヒビ割れや折り曲げなどが生じて白化した場合に、その白化した部分が蓋部の上面側から視認できる程度であればよい。これにより、不正アクセスの痕跡を蓋部の上面側から発見することが可能になる。
本発明の封止部材において、連結部は、筒状挿入部の上端をその周方向における一部の区間αのみで蓋部の下面に連結するのであれば、その具体的な形態を特に限定されないが、連結部の外周面と蓋部の下面とが為す角部が鋭角となるような形態とすると好ましい。具体的には、連結部の外周面の上端がその下端よりも内側に控えた位置となるように、連結部の外周面を傾斜させると好ましい。これにより、封止部材における連結部周辺に前記角部を起点とする亀裂を生じやすくすることが可能になる。したがって、封止穴の内周面と封止部材の蓋部の外周面との隙間に不正挿入具を挿し込んで係合部の係合を解除しようとした際には、連結部をさらに容易に破断させることも可能になる。また、連結部が破断しないまでも、連結部周辺に前記角部を起点とする大きなヒビ割れ(亀裂)を生じさせ、そのヒビ割れをより目立たせることも可能になる。また、連結部の上下方向に垂直な断面の面積は、一定としても(上下位置にかかわらず連結部の太さを一定としても)よいが、筒状挿入部の上端から蓋部の下面に近づくにつれて小さくなるようにする(連結部の下端から上端にかけて先細り状とする)と好ましい。これにより、連結部の上端近傍(特に、連結部における蓋部との接続部分)をさらに脆弱化し、その脆弱化された部分において連結部がより破断しやすくすることが可能になる。この構成は、連結部の外周面と蓋部の下面とが為す角部を鋭角とする上記構成と好適に組み合わせることができる。
本発明の封止部材において、係合部は、封止穴の内周部に係合可能なものであれば、その具体的な構造は特に限定されない。係合部としては、筒状挿入部の外周面から外方に突出する凸部(この場合、該凸部は、封止穴の内周部に設けた凹部に係合される。)や、筒状挿入部の外周面に形成した凹部(この場合、該凹部は、封止穴の内周部に設けた凸部に係合される。)や、これら凸部と凹部とを組み合わせたものなどが例示される。しかし、封止作業をさらに容易に行えるようにするためには、係合部を、筒状挿入部の外周面から外方に突出する凸部によって形成し、筒状挿入部の周壁における前記凸部が設けられた係合区画を、該係合区画の上部又は下部のいずれか一方を除いて、筒状挿入部の周壁における前記係合区画の周囲の他の区画から離間した構造とすることも好ましい。これにより、筒状挿入部の周壁における係合区画を他の区画に対して内側へ押し込み可能な構造とすることが可能になる。すなわち、封止部材を封止穴に嵌め込む封止作業を行う際において、前記凸部が係合位置(封止穴の内周部に設けられた凹部などと重なる位置)に達するまでの間は、前記凸部が内側へ弾性的に押し込まれるようにし、封止穴の内周部から筒状挿入部の外周部に加えられる摩擦抵抗を小さくすることが可能になる。したがって、封止作業の際に封止部材をより破損しにくくすることができる。前記凸部が係合位置に到達すると、前記凸部は、内側へ押し込まれていた位置から初期位置へと復帰し、封止穴の内周部に設けられた凹部などに対して係合された状態となる。
ところで、上記課題は、上記の封止部材(本発明の封止部材)によって封止対象箇所を封止する封止構造を提供することによっても解決される。本発明の封止構造においては、封止部材を、封止穴が形成された部材よりも強度(特に曲げ強度)の低い材料によって形成すると好ましい。これにより、封止穴の内周面と封止部材の蓋部の外周面との隙間に不正挿入具が挿入された場合などには、封止穴が形成された部材よりも先に封止部材が破損するようにすることが可能になる。したがって、不正アクセスの痕跡が封止部材のみに残るようにして、封止穴が形成された部材に被害が及ぶのを防ぐことが可能になる。
以上のように、本発明によって、ネジ留めした箇所などの封止対象箇所を封止して、封止対象箇所へ不正アクセスしにくくするだけでなく、仮に封止対象箇所への不正アクセスを許した場合であっても、その痕跡が確実に残るようにし、不正アクセスがあったことを容易に発見することのできる封止部材を提供することが可能になる。また、この封止部材によって封止対象箇所を封止する封止構造を提供することも可能になる。さらに、この封止部材によって封止対象箇所が封止された遊技機を提供することも可能になる。
本発明に係る封止部材の全体を示した斜視図である。 図1の封止部材をその蓋部の一部を破断して示した斜視図である。 図1の封止部材を、x−z平面に平行でかつ筒状挿入部の中心線を含む面で切断した状態を示した断面図である。 図1の封止部材が嵌め込まれた封止穴の周辺を示した断面図である。 別の実施態様の封止部材をその蓋部の一部を破断して示した斜視図である。 さらに別の実施態様の封止部材をその蓋部の一部を破断して示した斜視図である。 遊技機の全体を示した斜視図である。 図7の遊技機における基板ユニットを拡大して示した斜視図である。
本発明の封止部材の好適な実施態様について、図面を用いてより具体的に説明する。図1は、本発明に係る封止部材1の全体を示した斜視図である。図2は、図1の封止部材1をその蓋部12の一部を破断して示した斜視図である。図3は、図1の封止部材1を、x−z平面に平行でかつ筒状挿入部11の中心線Lを含む面で切断した状態を示した断面図である。図4は、図1の封止部材1が嵌め込まれた封止穴21の周辺を示した断面図である。本発明の封止部材1は、図1〜3に示すように、筒状挿入部11と蓋部12と連結部13とで構成されたものとなっており、図4に示すように、封止対象箇所Aが奥部に設けられた封止穴21に対して嵌め込むことにより、封止対象箇所Aを封止するものとなっている。
封止部材1の材料の種類は、特に限定されないが、既に述べた通り、透光性を有する合成樹脂によって、その筒状挿入部11と蓋部12と連結部13とを一体成形すると好ましい。透光性を有する合成樹脂としては、ポリエチレンテレフタレートや、ポリスチレンや、ABS樹脂や、アクリルなどが例示される。また、封止部材1は、封止穴21が形成された部材(図4の例においてはカバー2)よりも強度の低い材料によって形成すると好ましい。換言すると、封止穴21が形成された部材は、封止部材1よりも強度の高い材料によって形成すると好ましい。封止穴21が形成された部材の材料としては、合成樹脂や金属などが例示される。本実施態様において、封止部材1は、その全体を透明なABS樹脂によって一体成形(射出成形)したものとなっており、カバー2は、機械的強度に優れていることで知られるポリカーボネートによって一体成形(射出成形)したものとなっている。
以下、本発明の封止部材1を構成する筒状挿入部11と蓋部12と連結部13について、詳しく説明する。
[筒状挿入部]
筒状挿入部11は、図4に示すように、封止穴21に対して下端側から挿入される部分となっている。筒状挿入部11の具体的な形態は、封止穴21の形態などに応じて適宜決定される。筒状挿入部11の形態としては、円筒や楕円筒のように、その周壁が曲面部のみからなる形態や、多角筒のように、その周壁が平面部のみからなる形態のほか、その周壁に曲面部と平面部とが混在する形態などが例示される。本実施態様において、筒状挿入部11は、図2に示すように、その周壁が一対の平面部11aと一対の曲面部11bとで形成している。また、筒状挿入部11における「筒状」とは、「その中心部に上下方向に延びる中空部を有する形態」という意味で用いており、その太さ(直径)が一定のもののみを意味しない。このため、筒状挿入部11は、その太さが上下位置によって異なるものであってもよい。本実施態様においては、筒状挿入部11の下端近傍の外周面をテーパー状に形成しており、筒状挿入部11の下端を封止穴21に挿入しやすくしている。
筒状挿入部11の外周部には、図1〜3に示すように、係合部111を設けている。係合部111は、図4に示すように、筒状挿入部11の外周部を封止穴21の内周部に係合させるための部分となっている。既に述べた通り、係合部111の具体的な構造は特に限定されないが、本実施態様においては、筒状挿入部11の外周面から外方に突出する凸部を係合部111としている。この凸部(係合部111)は、封止部材1を封止穴21に嵌め込んだ際に、封止穴21の内周部に設けられた凹部(被係合部21a)に係合するものとなっている。凸部(係合部111)の外周面は、その下端から上端にかけて径が大きくなるテーパー状に形成されている。このため、封止穴21に封止部材1を嵌め込む際には、封止穴21の内周部に凸部(係合部111)が引っ掛かることなく筒状挿入部11を滑らかに挿入することできるようになっている。
係合部111は、筒状挿入部11とは異なる別の部材としてもよいが、本実施態様においては、図1〜3に示すように、筒状挿入部11の周壁に連続した形で一体的に設けている。係合部111の上下位置も、特に限定されないが、本実施態様においては、筒状挿入部11の周壁の下端近傍に設けている。これにより、図4に示すように、封止穴21の内周面と蓋部12の外周面との隙間Sに不正挿入具Tが挿入されたとしても、不正挿入具Tが係合部111まで到達しにくくすることが可能となっている。また、筒状挿入部11の周壁における係合区画(筒状挿入部11の周壁における係合部111が設けられた区画のこと。以下同じ。)の側縁には、図1,2に示すように、筒状挿入部11の周壁の下端に達する一対の離間溝112を設けている。このため、係合部111は、その上縁に沿った箇所(接続部113)を除いて、筒状挿入部11の周壁における他の部分から離間された構造となっている。換言すると、係合部111は、接続部113のみで、筒状挿入部11の周壁における他の部分と繋がった構造となっている。これにより、係合部111に内向きの外力が加えられた際には、接続部113の周辺が弾性変形し、係合部111が筒状挿入部11の周壁における他の部分に対して相対的に内側へ押し込まれるようになっている。したがって、封止穴21に封止部材1を嵌め込む際に、封止穴21の内周部から筒状挿入部11の外周部に加えられる摩擦抵抗を小さくすることが可能となっている。また、その一方で、封止部材1を封止穴21に嵌め込んで、係合部111が係合位置(被係合部21aと重なる位置)に達した際には、それまで内側に押し込まれていた係合部111が外側に復帰する際の弾性力によって、係合部111を被係合部21aに密着させ、係合部111と被係合部21aとの係合力を高めることが可能となっている。
これと同様の効果は、筒状挿入部11の周壁における係合区画を囲むように離間溝を「コ」の字形状に設けることによっても実現できる。すなわち、図5に示すように、筒状挿入部11の周壁における係合区画(係合部111)の側縁に、一対の離間溝112を設けるとともに、筒状挿入部11の周壁における係合区画(係合部111)の下縁に、一対の離間溝112の下端同士を結ぶ離間溝114を設けることによっても実現できる。図5は、別の実施態様の封止部材1をその蓋部12の一部を破断して示した斜視図である。また、図6に示すように、筒状挿入部11の周壁における係合区画(係合部111)の側縁に、一対の離間溝112を設けるとともに、筒状挿入部11の周壁における係合区画(係合部111)の上縁に、一対の離間溝112の上端同士を結ぶ離間溝115を設けることによっても実現できる。図6は、さらに別の実施態様の封止部材1をその蓋部12の一部を破断して示した斜視図である。これらの構成は、筒状挿入部11の周壁の下端から離れた位置に係合部111を設ける場合に好適に採用することができる。
係合部111は、1つの封止部材1に対して少なくとも1箇所に設けられていればよいが、複数箇所に設けられていると好ましい。これにより、図4に示すように、隙間Sに不正挿入具Tを挿入して係合部111の係合を解除しようとした際に、複数の係合部111を解除しなければならなくなり、手間が掛かるようにすることが可能になる。係合部111の個数に、特に上限はないが、多くしすぎると、封止部材1の形態が複雑になりすぎて、その初期投資費用が嵩むばかりか、その製造自体が困難になるおそれもある。このため、係合部111の個数は、通常、10個以下、好ましくは、6個以下、より好ましくは、4個以下とされる。
複数箇所に係合部111を設ける場合には、筒状挿入部11の中心線に対してそれぞれの係合部111が回転対称となるように係合部111を配置すると好ましい。このように、係合部111をバランスよく配置することで、図4に示すように、封止穴21に対して封止部材1を嵌め込む際に、封止部材1が傾かないようにすることが可能になる。したがって、封止作業の際に封止部材1における連結部13の周辺をさらに破損しにくくすることが可能になる。本実施態様においても、図1〜3に示すように、筒状挿入部11の中心線に対して2つの係合部111が回転対称(180°の回転対称)となるようにそれぞれの係合部111を配置している。このとき、係合部111は、筒状挿入部11の周壁における平面部11aに設けてもよいが、本実施態様においては、筒状挿入部11の周壁における曲面部11bに設けている。これにより、マイナスドライバのようにその先端部が板状に形成された不正挿入具Tを用いた不正行為を防ぐことが可能になる。というのも、その先端部が板状に形成された不正挿入具Tは、湾曲した隙間には挿し込みにくいからである。
[蓋部]
蓋部12は、図4に示すように、筒状挿入部11の上端側に配されて、封止穴21に蓋をするための部分となっている。蓋部12の具体的な形態は、封止穴21の形態などに応じて適宜決定される。本実施態様において、蓋部12は、図1に示すように、筒状挿入部11を一回り大きくした平面視形状を有する平板部12aと、平板部12aの周縁から上向きに起立する環状の起立部12bとによって形成している。起立部12bは、蓋部12の強度を増大する補強リブとしての機能や、封止部材1を封止穴21に嵌め込む際に指などでつまむ部分としての機能を発揮するだけでなく、隙間Sから不正挿入具Tを挿入しにくくする機能をも有している。本実施態様のように、蓋部12の外周部における係合部111の上側に位置する部分を湾曲させておけば、マイナスドライバのようにその先端部が板状に形成された不正挿入具を用いた不正行為を防ぐことが可能になる。蓋部12の平板部12aは、封止穴21を塞ぐ機能を有するため、通常、貫通孔のない連続面状とされる。
[連結部]
連結部13は、図2に示すように、筒状挿入部11の周壁の上端をその周方向における一部の区間αのみで蓋部12の下面に連結するための部分となっている。この連結部13は、筒状挿入部11と蓋部12とを部分的に連結する細く脆弱な部分となっており、蓋部12に無理な力が加わった際などには、他の部分(筒状挿入部11や蓋部12)よりも先に破断又は変形する箇所となっている。
連結部13は、1つの封止部材1に対して少なくとも1箇所に設けられていればよいが、複数箇所に設けられていると好ましい。この場合、筒状挿入部11の中心線Lに対してそれぞれの連結部13が回転対称となるように連結部13を配置すると好ましい。連結部13の個数は、係合部111の個数に一致させると好ましい。本実施態様においては、図1,2に示すように、2個の連結部13を設けている。連結部13を設ける区間αは、筒状挿入部11の外周部の周方向における係合部111が設けられた区間βと重複させると好ましい。本実施態様においては、連結部13を設けた区間αの全体を区間βと重複させている。これにより、図4に示すように、隙間Sに不正挿入具Tを挿入しようとした際に、連結部13の周辺に痕跡が残りやすくすることと、封止穴21に対して封止部材1を嵌め込む際に、封止部材1が破損しにくくすることとを、上手く両立させることが可能になる。したがって、封止部材1は、封印としての機能を好適に発揮することができるようになる。
連結部13の具体的な形態は、特に限定されないが、本実施態様においては、図2に示すように、連結部13の下端から上端にかけて先細り状に形成している。先細り状の連結部13は、筒状挿入部11の径方向に対する連結部13の長さ(連結厚さ)を連結部13の下端から上端にかけて徐々に短く(薄く)するか、筒状挿入部11の周方向に対する連結部13の長さ(連結幅)を連結部13の下端から上端にかけて徐々に短く(狭く)するか、若しくは、連結部13の連結厚さ及び連結幅の両方を連結部13の下端から上端にかけて徐々に短くすることなどによって実現できる。本実施態様においては、連結部13の連結幅を一定としながらも、連結部13の連結厚さを連結部13の下端から上端にかけて徐々に薄くすることにより、連結部13を先細り状としている。
また、本実施態様の封止部材1においては、図3に示すように、連結部13の内面(内周面)は、筒状挿入部11の内周面と滑らかに(同一曲面を形成するように連続して)接続しているものの、連結部13の外面(外周面)は、筒状挿入部11の外周面に対して傾斜されている。このため、連結部13の外周面と蓋部12の下面とが為す角部(図3において角度θで表された角部)は、鋭角となっている。このため、図4に示すように、隙間Sに不正挿入具Tが挿し込まれたような場合には、その角部の頂点Pを起点とする亀裂K(ヒビ割れ)が連結部13の周辺に生じやすくなっており、視認可能な痕跡が封止部材1に残りやすくなっている。連結部13の外周面と蓋部12の下面とが為す角度θの具体的な値は、特に限定されない。しかし、角度θを小さくしすぎると、封止部材1の成形が困難になるおそれがある。このため、角度θは、通常、10°以上とされる。角度θは、30°以上であると好ましく、50°以上であるとより好ましい。一方、角度θを大きくしすぎると、角部の頂点Pを起点とする亀裂Kが生じにくくなるおそれがある。このため、角部θは、通常、80°以下とされる。角部θは、70°以下であると好ましい。本実施態様において、角部θは、約60°としている。
それぞれの連結部13の連結幅(筒状挿入部11の周方向に対する連結部13の長さ)は、連結部13を設ける個数や、連結部13の連結厚さ(筒状挿入部11の径方向に対する連結部13の長さ)などによっても異なり、特に限定されない。しかし、連結部13の連結幅を狭くしすぎると、連結部13が脆弱になりすぎてしまい、封止穴21に対して封止部材1を嵌め込む際に、連結部13が破断又は変形しやすくなるおそれがある。このため、筒状挿入部11の上端の全周長をCとし、それぞれの連結部13の連結幅をWとした場合に、W÷C×100[%]で求められる比率(「連結幅比率」と表記する。)は、連結部13の個数をN個として、通常、2/N%以上とされる。連結幅比率は、4/N%以上であると好ましく、6/N%以上であるとより好ましい。一方、連結幅比率を高くしすぎると、連結部13が容易には破断又は変形しにくくなり、不正アクセスがあった際に連結部13の周辺に痕跡が残りにくくなるおそれがある。このため、連結幅比率は、通常、60/N%以下とされる。連結幅比率は、40/N%以下であると好ましく、20/N%以下であるとより好ましい。連結部13が2個である本実施態様の封止部材1において、連結幅比率は、4〜5%程度となっている。
[使用方法]
以上で述べた封止部材1は、図4に示すように、封止対象箇所Aが奥部に設けられた封止穴21に嵌め込んで使用するものとなっている。封止部材1が封止穴21に嵌め込まれた状態において、封止対象箇所Aにアクセスするためには、蓋部12に穴をあけるか、若しくは、封止穴21の内周面と蓋部12の外周面との隙間Sに不正挿入具Tを挿し込んで係合部111の係合を解除し、封止部材1を封止穴21から引き抜くかしなければならない。しかし、前者の場合には、蓋部21に不正アクセスの痕跡(穴)が残る。一方、後者の場合には、隙間Sに不正挿入具Tを挿し込んだ際に、連結部13が破断するか、連結部13の周辺を起点としてヒビが入るか、連結部13が局所的に折り曲げられるなどして白化するため、連結部13の周辺に視認可能な痕跡が残る。本実施態様において、封止部材1は、その全体が透明な合成樹脂によって形成されているため、その痕跡は、蓋部13の上面側からも視認することができる。このように、本発明の封止部材1は、封止対象箇所Aに不正アクセスがあったことを容易に発見することができるものとなっている。
本発明の封止部材1は、その用途を特に限定されるものではなく、その奥部に封止対象箇所Aが設けられた封止穴21を有する各種のものに使用することができる。具体的には、遊技機における不正行為を防止するために封止する必要のある箇所や、改造が禁止された機器や装置の改造を防止するために封止する必要のある箇所や、車両のナンバープレートの付け替えを防止するために封止する必要のある箇所などが例示される。以下においては、本発明の封止部材1を回胴式の遊技機(スロットマシン)に使用する場合について説明する。図7は、遊技機5の全体を示した斜視図である。図8は、図7の遊技機5における基板ユニット55を拡大して示した斜視図である。
一般的な回胴式の遊技機5は、図7に示すように、本体51a及び前扉51bからなる筺体51の内部に、リール52や、ホッパー装置53や、電源ユニット54や、基板ユニット55や、液晶ユニット56や、コネクタユニット57などの各種機器が収容されたものとなっている。これらの機器のうち、基板ユニット55は、遊技機5を制御するためのプログラムが記録された記憶装置(ROM)が搭載された基板を有している。この記憶装置を偽造されたものに交換すると、特定の操作を行うと必ず大当たりになるようにするなど、悪意のある遊技者に不正な遊技を許してしまう。このため、基板ユニット55は、その記憶装置の交換ができないように、若しくは仮に記憶装置が交換されたとしてもその痕跡が残るようにすることが要求される。
したがって、基板ユニット55は、図8に示すように、記憶装置が搭載された基板が基板カバー55cを介して収容されたユニットホルダ55aを、ユニットカバー55bで覆った構造とすることが多い。ユニットカバー55bは、その所定箇所に設けたネジ穴551にネジを螺合することにより、ユニットホルダ55aに対して固定することができる。本発明の封止部材1は、このネジ穴551を封止するものとして好適に使用することができる。既に説明した図4も、ユニットカバー55b(カバー2)に設けたネジ穴551(封止穴21)に、封止部材1を嵌め込んだ場合について図示した(図8におけるX−X断面図を示した)ものである。これにより、封止部材1に痕跡を残さずに、ユニットホルダ55aからユニットカバー55bを取り外すことができないようにすることが可能になる。
ところで、図7に示す回胴式の遊技機5では、液晶ユニット56や、コネクタユニット57なども不正行為の対象となる。このため、これら液晶ユニット56や、コネクタユニット57も、基板ユニット55と同様の構成を採用することができる。
1 封止部材
11 筒状挿入部
11a 平面部
11b 曲面部
111 凸部(係合部)
112 離間溝
113 接続部
114 離間溝
115 離間溝
12 蓋部
12a 平板部
12b 起立部
13 連結部
2 カバー(封止穴が設けられた部材)
21 封止穴
21a 被係合部
3 ユニットホルダ(カバーを固定する部材)
4 ネジ
5 遊技機
51 筺体
51a 本体
51b 前扉
52 リール
53 ホッパー装置
54 電源ユニット
55 基板ユニット
55a ユニットホルダ
55b ユニットカバー
55c 基板カバー
56 液晶ユニット
57 コネクタユニット
A 封止対象箇所
K 亀裂(ヒビ割れ)
L 筒状挿入部の中心線
P 連結部の外周面と蓋部の下面とが為す角部の頂点
S 封止穴の内周面と蓋部の外周面との隙間
T 不正挿入具
α 筒状挿入部の上端の周方向における連結部が設けられた区間
β 筒状挿入部の外周部の周方向における係合部が設けられた区間
θ 連結部の外周面と蓋部の下面とが為す角度

Claims (10)

  1. 封止対象箇所が奥部に設けられた封止穴に嵌め込むことにより、前記封止対象箇所を封止する封止部材であって、
    前記封止穴に対して下端側から挿入される筒状挿入部と、
    筒状挿入部の上端側に配されて前記封止穴に蓋をするための蓋部と、
    筒状挿入部の上端をその周方向における一部の区間αのみで蓋部の下面に連結するための連結部と
    で構成され、
    筒状挿入部の外周部を前記封止穴の内周部に係合させるための係合部が、筒状挿入部の外周部に設けられたことを特徴とする封止部材。
  2. 筒状挿入部の上端の周方向における連結部が設けられた区間αが、筒状挿入部の外周部の周方向における係合部が設けられた区間βと重複する請求項1記載の封止部材。
  3. 区間αの全体が区間βと重複する請求項2記載の封止部材。
  4. 筒状挿入部と蓋部と連結部とが、透光性を有する合成樹脂によって一体成形された請求項1〜3いずれか1つに記載の封止部材。
  5. 連結部の外周面と蓋部の下面とが為す角部が鋭角とされた請求項1〜4いずれか1つに記載の封止部材。
  6. 連結部の上下方向に垂直な断面の面積が、筒状挿入部の上端から蓋部の下面に近づくにつれて小さくされた請求項5記載の封止部材。
  7. 係合部が、筒状挿入部の外周面から外方に突出する凸部によって形成され、
    筒状挿入部の周壁における前記凸部が設けられた係合区画が、該係合区画の上部又は下部のいずれか一方を除いて、筒状挿入部の周壁における前記係合区画の周囲の他の区画から離間した構造とされた請求項1〜6いずれか1つに記載の封止部材。
  8. 請求項1〜7いずれか1つに記載の封止部材によって封止対象箇所を封止する封止構造。
  9. 封止部材を、前記封止穴が形成された部材よりも強度の低い材料によって形成した請求項8記載の封止構造。
  10. 請求項1〜7いずれか1つに記載の封止部材によって封止対象箇所が封止された遊技機。
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