JP6497910B2 - 不正開封防止機能を備えたキャップ付き容器 - Google Patents

不正開封防止機能を備えたキャップ付き容器 Download PDF

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本発明は、蓋体が不正に開封されたことが一目でわかるような構造にした不正開封防止機能を備えたキャップ付き容器に関するものである。
液状内容物の収納に適したボトル状容器や、練り状内容物の収納に適したチューブ状容器において、流通過程、特に店頭に並べられた状態で、キャップが不正に開封され不正行為がなされて、キャップが閉められると、この不正を購入者が察知できない恐れがある。そこで、最初に開封しようとしてキャップを開ける時には容器の一部が破断されて、開封されたことが一目で分かるようにして、容器の不正な開封を防止できるようにした不正開封防止機能を備えたキャップ付き容器の従来技術として、特開2002−087452号公報に示されたものがある。
この従来技術に示された技術は、一般にピルファープルーフキャップと称される不正開封防止機能付きのキャップを容器本体に組み合わせたもので、ネジキャップ状に構成されたキャップの本体部分の下端に、容器本体に対して抜け出し不能に組付いたタンバーエビデンスバンドを、破断可能なブリッジを介して一体に連結し、このブリッジの破断の有無により、容器が既に開封されたものであるか否かを判断できるようにしている。
特開2002−087452号公報
しかしながら、この従来技術にあっては、容器が既に開封されたか否かの判断は、キャップの本体部分とタンバーエビデンスバンドが分離しているか否かにより判断するのであるが、ブリッジが破断していても、タンバーエビデンスバンドが容器本体に組付いた状態のままだと、キャップの本体部分とタンバーエビデンスバンドの分離が判断し難い。このため、キャップの本体部分とタンバーエビデンスバンドの結合状態を注意して観察する必要があり、不正開封の有無を一瞥で判断できない場合がある、と云う点に改良の余地があった。また、タンバーエビデンスバンドが分離している場合であっても、キャップの主体部分、すなわちネジキャップ部分の外観体裁には変わりがないので、全体としての外観体裁に大きな違いがなく、このため不正開封表示状態を見逃す場合がある、と云う点に改良の余地があった。
そこで、本発明は、上記した従来技術を改善すべく創案されたもので、不正開封防止機能部分の作動状態と非作動状態との差異を、外観体裁の大きな変化として現出させることを技術的課題とし、もって不正開封防止機能部分の明確で安定した作用を発揮させることを目的とするものである。
上記課題を解決する本発明の手段の主たる構成は、
胴部の上端に口筒部を立設した容器本体と、口筒部を螺合着脱により開閉するキャップ体と、容器本体とキャップ体の組み合わせ物に対して空転不能に設けられた、不正開封防止機能部分を構成する筒状のカバー筒体を有する容器であり、カバー筒体は、キャップ体を囲繞して全高さ範囲に亘って覆うと共に、破断し易い連結部を介して容器本体とキャップ体の組み合わせ物に連結されており、口筒部の外面には、カバー筒体の内周面側へ突出する係止突片が設けられ、カバー筒体の内周面には、口筒部側へ突出する係止片が設けられ、係止片は、係止突片に対して周方向から乗り越え不能に係止され、カバー筒体の上端はキャップ体の上端より高くなるように設けられ、さらに高さ方向に沿って破断し易い弱化部を設けた構成であること、にある。
容器本体とキャップ体の組み合わせ物に対して、不正開封防止機能部分を構成するカバー筒体が、キャップ体を覆い隠す状態で組付いているので、未開封状態の容器の外観体裁は、容器本体の胴部の上にカバー筒体が位置するものとなり、キャップ体が外観体裁の一部を形成することはないと共に、キャップ体の開封操作を規制している。また、係止片は、係止突片に対して周方向から乗り越え不能に係止されるので、カバー筒体は、容器本体とキャップ体の組み合わせ物に対して空転不能となる。このため、カバー筒体と一緒にキャップ体を強引に回動させようとすると、破断し易い連結部が破断してしまい、容器本体とキャップ体の組み合わせ物に対するカバー筒体の組付き状態に大きな歪みが生じることになる。
この未開封状態から開封状態とするには、弱化部によりカバー筒体を縦割り状に開放しながら連結部を破断して、容器本体とキャップ体の組み合わせ物からカバー筒体を除去してキャップ体を露出させ、この露出したキャップ体を開封する。すなわち、容器が開封状態となるには、カバー筒体を除去すると共に、キャップ体を露出させる状態とし、カバー筒体に代わってキャップ体が容器の外観体裁の主要部分を形成することになる。
本発明の別の構成は、上記した主たる構成に、弱化部を、カバー筒体の全高さ範囲に亘って縦断状に設けた、ことを加えたものである。
弱化部を、カバー筒体の全高さ範囲に亘って縦断状に設けたものにあっては、カバー筒体を縦割り状に開放する操作が容易となる。
また、本発明の別の構成は、上記した主たる構成に、連結部を複数の破断し易い連結片で構成した、ことを加えたものである。
連結部を複数の破断し易い連結片で構成したものにあっては、破断し易い連結部を簡単に得ることができる。
また、本発明の別の構成は、上記した主たる構成に、カバー筒体に、一対の弱化部を並列に設けて、指先で摘み易い破断片を形成した、ことを加えたものである。
カバー筒体に破断片を形成したものにあっては、破断片の上端を指先で摘んで外方に引っ張ることにより、一対の弱化部が破断して、カバー筒体が縦割り状に開放状態となるので、この状態からカバー筒体を周方向に沿って引っ張って連結部を順に破断して、カバー筒体の除去を達成する。
また、本発明の別の構成は、胴部の上端に口筒部を立設した容器本体と、口筒部を螺合着脱により開閉するキャップ体と、容器本体とキャップ体の組み合わせ物に対して空転不能に設けられた、不正開封防止機能部分を構成する筒状のカバー筒体を有する容器であり、前記カバー筒体は、キャップ体を囲繞して全高さ範囲に亘って覆うと共に、破断し易い連結部を介して容器本体とキャップ体の組み合わせ物に連結されており、カバー筒体の上端はキャップ体の上端より高くなるように設けられ、さらに高さ方向に沿って破断し易い弱化部を設け、カバー筒体を、連結部を介してキャップ体に一体設すると共に、容器本体に設けた係止突片に対して、カバー筒体に設けた係止片を、周方向から乗り越え不能に係止させた構成である。
容器本体とキャップ体の組み合わせ物に対するカバー筒体の空転不能な組付きを達成する手段として、カバー筒体を連結部によりキャップ体に一体設すると共に、容器本体に係止突片を設け、カバー筒体に係止片を設けたものにあっては、カバー筒体は、連結部によりキャップ体に対して空転不能となり、係止突片と係止片の係止により容器本体に対して空転不能となる。
また、本発明の別の構成は、上記した主たる構成に、カバー筒体を、連結部を介して容器本体に一体設した、ことを加えたものである。
容器本体とキャップ体の組み合わせ物に対するカバー筒体の空転不能な組付きを達成する手段として、カバー筒体を、連結部を介して容器本体に一体設したものにあっては、カバー筒体は連結部により容器本体に対して空転不能となり、カバー筒体がキャップ体を覆うことにより、キャップ体を不要に空転させることができないものとなっている。
本発明は、上記した構成となっているので、以下に示す効果を奏する。
本発明の不正開封防止機能を備えた密閉容器の主たる構成においては、容器本体とキャップ体の組み合わせ物に対して、カバー筒体を強引に回動させて、キャップ体を螺脱回動させようとすると、破断し易い連結部が破断してしまい、容器本体とキャップ体の組み合わせ物に対するカバー筒体の組付き姿勢に大きな歪みが生じることになり、この歪みが容器全体の外観体裁として目立つことになるので、この歪みによりその容器に対して不正開封操作が行われたことが、一瞥して明確に判断することができる。
開封後の容器は、カバー筒体に代わってキャップ体が外観体裁の主要部分を形成するので、その外観体裁は大幅に変化することになり、これにより一瞥して既に開封されたものであることを、見落としなく、明確に判断することができる。
また。カバー筒体がキャップ体の全高さ範囲に亘って覆っているので、カバー筒体を除去しない限り、指先によりキャップ体を直接回動操作することは不可能であり、高い不正開封防止効果を得ることができる。
弱化部を、カバー筒体の全高さ範囲に亘って縦断状に設けたものにあっては、カバー筒体を縦割り状に開放する操作が容易となるので、カバー筒体の除去が行い易くなる。
連結部を複数の破断し易い連結片で構成したものにあっては、破断し易い連結部を簡単に得ることができるので、連結部の成形が容易である。
カバー筒体に破断片を形成したものにあっては、破断片によりカバー筒体の縦割り状の開放処理が容易となるので、カバー筒体の除去操作、すなわち容器の開放操作が行い易くなる。
容器本体とキャップ体の組み合わせ物に対するカバー筒体の空転不能な組付きを達成する手段として、カバー筒体を連結片によりキャップ体に一体設すると共に、容器本体に係止突片を設け、カバー筒体に係止片を設けたものにあっては、カバー筒体は、容器本体とキャップ体の両方に空転不能に組付くことになるので、キャップ体に対する不正開封操作を確実に防止することになる。
容器本体とキャップ体の組み合わせ物に対するカバー筒体の空転不能な組付きを達成する手段として、カバー筒体を、連結片を介して容器本体に一体設したものにあっては、カバー筒体を除去しない限り、キャップ体に対して指先による螺脱操作を施すことがきわめて困難であるので、キャップ体に対する不正開封操作を確実に防止することになる。
本発明の一実施形態例を示す図で、図1(a)は、要部縦判断面図、図1(b)は要部平面図である。 本発明の他の実施形態例を示す図で、図2(a)は、要部縦判断面図、図2(b)は要部平面図である。 カバー筒体の縦断開放操作の状態例を示す、外観斜視図である。 本発明におけるキャップ体の容器本体に対する組付け手法の一例を示すもので、図4(a)は、図1に示した実施形態例、図4(b)は、使用する装着具の一部縦断面図、図4(c)は、使用する装着具の平面図である。
以下、本発明の実施形態例を、図面を参照しながら説明する。
なお、以下の実施形態例の説明では、容器本体1の胴部2に対して口筒部3が位置した側を上方とする。
本発明による不正開封防止機能を備えたキャップ付き容器は、内容物を収容保持する主体部分である胴部2の上端に、上方に縮径した肩部6を介して口筒部3を立設した容器本体1と、容器本体1の口筒部3に螺合により着脱して開閉するキャップ体9と、キャップ体9を囲繞して全高さ範囲に亘って覆う、不正開放防止機構部分を構成するカバー筒体15とを有している。
容器本体1(以下、図1、図2参照)は、チューブ容器状となって、主に合成樹脂材料により成形されており、下端を底部で塞いだ胴部2の上端に、上方に縮径した肩部6を介して口筒部3を起立連設している。肩部6に対する口筒部3の起立設は、肩段部7を介した構造となっていて、口筒部3は肩段部7に対して小径寸法となっている。口筒部3は、下半のネジ部4と上半のノズル部5とから構成されていて、ネジ部4の外周面には雄ねじが形成されており、ノズル部5は先細のテーパー筒状となっていて、上端には小さい径の開口が形成されている。
キャップ体9(以下、図1、図2参照)は、円筒状の筒壁10の上端を頂壁11で塞いだ有頂円筒形状をしていて、筒壁10の下半分の内周面には、容器本体1の口筒部3のネジ部4に螺合する雌ねじが形成されていて、容器本体1の口筒部3に対する螺合着脱を達成する。頂壁11の下面には、容器本体1の口筒部3の上端に密に外嵌する高さの低いシール筒片12と、口筒部3の上端開口部に密嵌入して、この開口部を密閉するシール栓片13が設けられている。なお、筒壁10の上半部分の外周面には、指先によるキャップ体9に対する回転操作を行い易くするために、多数の縦溝を並列設したローレット14が形成されている。
カバー筒体15(以下、図1、図2、図3参照)は、容器本体1に組付いたキャップ体9を囲繞して、全高さ範囲に亘って覆う円筒形状をしていて、容器本体1とキャップ体9の組み合わせ物に対して、複数の破断し易い連結片状となった連結部18を介して空転不能に結合されており、その主体部分である円筒壁部分には、縦溝状の一対の弱化部16が、全高さ範囲に亘って並列に形成されており、この一対の弱化部16に挟まれた部分を、指先で摘み易い破断片17としている。このカバー筒体15は、容器本体1に螺着しているキャップ体9に対して、指先により直接開放回動操作ができないように、このキャップ体9を覆い隠すものであるので、キャップ体9を全周に亘って囲繞するだけではなく、全高さ範囲に亘って覆うものとなっているが、上端開放部からのキャップ体9に対する指先による不正開封操作をより確実に阻止するために、その上端は、キャップ体9の上端よりも高くなるようにしている。なお、カバー筒体15の外周面は、一対の弱化部16が縦溝状に縦断設されている以外は、平滑な表面(図3参照)となっている。
キャップ体9を口筒部3から螺脱させて容器本体1を開放するには、カバー筒体15の破断片17の上端を指先で摘んで外方に引っ張り(図3参照)、そのまま破断片17を弱化部16に沿って破断除去することにより、カバー筒体15を縦割り状に開放し、次いで縦割り状に開かれたカバー筒体15を周方向に沿って開放しながら連結部18を破断して、カバー筒体15を容器本体1とキャップ体9の組み合わせ物から除去して、キャップ体9全体を露出させ、この露出したキャップ体9を回動操作して、容器本体1を開封する。
キャップ体9の外周面に凹凸構造のローレット14を形成しており、またカバー筒体15の外周面を凹凸のない平滑面としているので、キャップ体9とカバー筒体15は、その外観がきわめて大きく相違することになり、これにより未開封でカバー筒体15が除去されていない状態と、開封してカバー筒体15が除去された状態とでは、容器全体の外観体裁が著しく相違することになり、この相違により容器が開封されたものであるか否かを、一瞥して明確に判断することができる。
図1は、容器本体1とキャップ体9の組み合わせ物に対して、カバー筒体15を空転不能に取り付ける一実施形態例の構成を示しており、キャップ体9の筒壁10下端と、カバー筒体15の下端間を連結部18で一体に連結すると共に、容器本体1の肩段部7外周面に突設した係止突片8に対して、カバー筒体15の内周面下端に突設した係止片19を、乗り越え不能に係止させて構成している。この図1に示した実施形態例においては、容器本体1とカバー筒体15の間は、係止突片8と係止片19の乗り越え不能な係止により、空転不能となっており、またキャップ体9とカバー筒体15の間は、連結部18による一体結合により、空転不能になっていて、これにより容器本体1とキャップ体9の組み合わせ物に対するカバー筒体15の空転不能な結合が達成されている。
図2は、容器本体1とキャップ体9の組み合わせ物に対して、カバー筒体15を空転不能に空転不能に取り付ける他の実施形態例の構成を示しており、装着されたキャップ体9の下位に露出した容器本体1の肩段部7と、この肩段部7に外側から対向するカバー筒体15の下端部とを、複数の連結片で構成された連結部18で一体に連結して構成している。この図2に示した実施形態例においては、容器本体1とカバー筒体15の間は、連結部18による一体連結により空転不能となっている。この図2に示した実施形態例にあっては、容器本体1とカバー筒体15を連結部18で一体結合しただけの構成であるので、きわめて簡単な構成とすることができる。なお、図2に示した実施形態例にあっては、カバー筒体15はキャップ体9に対して空転不能とはなっていないが、カバー筒体15が除去されない限り、指先によりキャップ体9を不正に回動させることはできないので、不正開封防止効果は発揮されることになる。
図4は、キャップ体9とカバー筒体15の組み合わせ物を、容器本体1螺着する、または容器本体1とカバー筒体15に組み合わせ物にキャップ体9を螺着するための専用の治具である装着具20を示したもので、図示実施形態例の場合、容器は図1に示された実施形態例、すなわちキャップ体9とカバー筒体15の組み合わせ物を容器本体1に組付ける場合を示している。装着具20は、円筒状の本体部分である円筒部21の内周面に、キャップ体9の筒壁10の外周面に多数の縦溝を並設して構成されたローレット14に対して、周方向から係合する複数の縦突条22を設けて構成されている。この装着具20は、キャップ体9とカバー筒体15との間に形成される隙間sに挿入されることにより、キャップ体9に外嵌状に組付けられ、この時、その縦突条22はキャップ体9のローレット14に係合する。この状態のまま装着具20を操作して、キャップ体9を容器本体1の口筒部3に螺合組付けして、容器本体1とキャップ体9とカバー筒体15の組み付けを達成する。なお、この組付け操作に際しては、係止突片8と係止片19は、螺着方向には乗り越え可能な構成となっていることは、云うまでもない。
また、この装着具20は、図2に示した実施形態例に対しても、同様に適用することができる。図2に示した他の実施形態例に適用する場合は、容器本体1とカバー筒体15の組み合わせ物に対して、装着具20に装着されたキャップ体9を、挿入組付けしながら、装着具20を操作してキャップ体9を容器本体1の口筒部3に螺着させる。装着具20によるキャップ体9の口筒部3への螺着が達成されたならば、そのまま装着具20を引き上げて、キャップ体9から離脱させることにより、キャップ体9の容器本体1とカバー筒体15の組み合わせ物に対する組付け操作が完了する。
以上、実施形態例に沿って本発明の構成とその作用効果について説明したが、本発明の実施の形態は上記実施形態例に限定されるものではない。例えば、カバー筒体15の弱化部16を一対設けるとしたが、一つまたは2つ以上の複数設けても良く、少なくとも一つ設けてあればよい。また、カバー筒体15を容器本体1に連結部18で一体設する手段として、連結部18を容器本体1の肩段部7に設ける構成が示されているが、連結部18による容器本体1とカバー筒体15の一体連結は、容器本体1の肩部6とカバー筒体15の下端縁との間で達成する構成としても良い。そして、キャップ体9はネジキャップに特定されることはなく、容器本体1に対する回動操作により着脱できるものであれば良い。さらに、容器本体1は、チューブ容器に特定されることはなく、ボトル状の容器であっも良い。
本発明の不正開封防止機能を備えたキャップ付き容器は、カバー筒体の除去前と除去後の容器の外観体裁がきわめて大きく変化して、その外観体裁の変化が一目で認識させられるので、高い不正開封防止機能を発揮することができ、不正開封防止機能を備えたキャップ付き容器として広い分野での適用を可能とすることができる。
1 ;容器本体
2 ;胴部
3 ;口筒部
4 ;ネジ部
5 ;ノズル部
6 ;肩部
7 ;肩段部
8 ;係止突片
9 ;キャップ体
10;筒壁
11;頂壁
12;シール筒片
13;シール栓片
14;ローレット
15;カバー筒体
16;弱化部
17;破断片
18;連結部
19;係止片
20;装着具
21;円筒部
22;縦突条
s ;隙間

Claims (6)

  1. 胴部(2)の上端に口筒部(3)を立設した容器本体(1)と、
    前記口筒部(3)を螺合着脱により開閉するキャップ体(9)と、
    前記容器本体(1)と前記キャップ体(9)の組み合わせ物に対して空転不能に設けられた、不正開封防止機能部分を構成する筒状のカバー筒体(15)を有する容器であり、
    前記カバー筒体(15)は、
    前記キャップ体(9)を囲繞して全高さ範囲に亘って覆うと共に、破断し易い連結部(18)を介して前記容器本体(1)と前記キャップ体(9)の組み合わせ物に連結されており、
    前記口筒部(3)の外面には、前記カバー筒体(15)の内周面側へ突出する係止突片(8)が設けられ、
    前記カバー筒体(15)の前記内周面には、前記口筒部(3)側へ突出する係止片(19)が設けられ、
    前記係止片(19)は、前記係止突片(8)に対して周方向から乗り越え不能に係止され、
    前記カバー筒体(15)の上端は前記キャップ体(9)の上端より高くなるように設けられ、さらに高さ方向に沿って破断し易い弱化部(16)を設けて構成した、
    ことを特徴とする不正開封防止機能を備えたキャップ付き容器。
  2. 弱化部(16)を、カバー筒体(15)の全高さ範囲に亘って縦断状に設けた請求項1に記載の不正開封防止機能を備えたキャップ付き容器。
  3. 連結部(18)を複数の破断し易い連結片で構成した請求項1または2に記載の不正開封防止機能を備えたキャップ付き容器。
  4. カバー筒体(15)に、一対の弱化部(16)を並列に設けて、指先で摘み易い破断片(17)を形成した請求項1〜3の何れか1項に記載の不正開封防止機能を備えたキャップ付き容器。
  5. カバー筒体(15)を、連結部(18)を介して容器本体(1)に一体設した請求項1〜4の何れか1項に記載の不正開封防止機能を備えたキャップ付き容器。
  6. 胴部(2)の上端に口筒部(3)を立設した容器本体(1)と、前記口筒部(3)を螺合着脱により開閉するキャップ体(9)と、前記容器本体(1)とキャップ体(9)の組み合わせ物に対して空転不能に設けられた、不正開封防止機能部分を構成する筒状のカバー筒体(15)を有する容器であり、前記カバー筒体(15)は、前記キャップ体(9)を囲繞して全高さ範囲に亘って覆うと共に、破断し易い連結部(18)を介して容器本体(1)とキャップ体(9)の組み合わせ物に連結されており、さらに高さ方向に沿って破断し易い弱化部(16)を設けて構成し、
    カバー筒体(15)を、連結部(18)を介してキャップ体(9)に一体設すると共に、容器本体(1)に設けた係止突片(8)に対して、カバー筒体(15)に設けた係止片(19)を、周方向から乗り越え不能に係止させたことを特徴とする、不正開封防止機能を備えたキャップ付き容器。
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