JP4496864B2 - 不正開封防止機能付きプラスチック口栓キャップ - Google Patents

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Description

本発明は、牛乳、ジュース等の飲料や液状食品、あるいは液状非食品を充填包装する紙パック等の液体包装用紙容器をはじめとして、各種のプラスチック容器等の液体包装容器の注出口として取り付けるための不正開封防止機能付きプラスチック口栓キャップに関する。
一般に不正開封防止機能付きプラスチック口栓は、図7(a)に示すように、キャップAと、該キャップAによって施蓋封止される開封用のプルリング18を備えたプルオープンタイプのプルリング付きの容器注出口部B、又はプルリングの無い容器注出口部B(図示せず)からなり、キャップAと容器注出口部Bとは互いに所定の開封防止構造を備え、キャップAを注出口部Bに螺着して閉栓封止することができ、キャップAを開栓した際には、再度、元の閉栓状態の形状に復元できない構造になっていて、容器の未開栓性(バージン性)を付与するために使用されている。
一般的に上記の不正開封防止機能付きプラスチック口栓のキャップAとしては、例えば図7(a)の側断面図に示すように、天板部1と、円周面に母線方向にローレット2bを刻設した円筒部2と、該円筒部2の筒内周に設けた螺子部2aと、該円筒部2の下端部に、必要に応じて設けたハーフカット部3を介してリング状に連設した薄板状のリング状バンド部4と、該リング状バンド部4の母線方向の一部に設けたリング状バンド部4を容易に破断するための易破断部として切欠部6とを備え、該バンド部4のリング内周下端に、その下端に沿うヒンジ線5aを介して、図7(b)のL−L平面断面図に示すリング状バンド部4下端に、そのバンド部4のリング内周に沿うようなヒンジ線5aを介して、リング中心内方に向かって略水平方向から起立方向に折り曲げ可能に延設した複数枚の係止板5を備えた各種形態の不正開封防止機能付きプラスチックキャップAがある。
ところで、上記のような不正開封防止機能付きプラスチック口栓のキャップAは、図7(a)の側断面図に示すように、キャップ円筒部2の螺子部2aを、プラスチックボトルの注出口部Bや紙製容器に取付けられる注出口部Bの円筒部13の外周に設けた螺子部13aに螺着しながら、リング状バンド部4を該注出口部Bの外周にリング状に設けた凸部14に嵌入して取り付けられるものであるが、その際に、図7(b)の平面図に示すリング状バンド部4の下端内周に延設した複数枚の水平方向の係止板5は、容器の注出口部Bの外周にリング状に設けた凸部14を乗り越えて嵌入し、折り曲げ部5aを介して起立方向に折り曲げられ、その係止板5の先端部5bは、注出口部Bの凸部14下部に係合して、キャップAは、容器注出口部Bから外れないように係止され閉栓されて取り付けられるようになっている。なお、紙製容器に取付けられる注出口部Bの場合には、円筒部13の下端外周にフランジ板19を備え、該フランジ板19を介して、紙製容器の開口部に取付けられる。
そして、図7(a)に示す不正開封防止機能付きプラスチック口栓の容器注出口部Bに螺着して施蓋したキャップAの円筒部2を開封方向に回転させると、円筒部2とリング状バンド部4は共に、容器注出口部Bの上端方向に徐々に旋回移動し、容器の注出口部Bの円筒部13の外周の凸部14下部に係合している該バンド部4の係止板5には、バンド部4の直径を拡張する水平姿勢方向への応力が掛かり、バンド部4の切欠部6にも拡張による張力が掛かり、やがて、バンド部4は円筒部2に接続した状態で切欠部6から破断するとともに、ハーフカット部3を介して、円筒部2とバンド部4とは切り離され、口栓は開栓されて、不正開封が検知できるものである。
また、図8の側断面図に示すように、不正開封防止機能付きプラスチック口栓のキャップAを螺着して施蓋した注出口部Bとしては、その外周にリング状に設けた前記凸部14下部外周に、前記複数の係止板5の枚数に対応する数の該係止板5が嵌合する凹部が形成されるように複数の凸部15を設けたものがあり、図7(a)に示す容器注出口部Bに螺着したキャップAの円筒部2を開封方向に回転させると、円筒部2とリング状バンド部4は共に容器注出口部Bの上端方向に徐々に旋回移動しようとするが、容器の注出口部Bの円筒部13の外周の凸部14下部の各々凹部(各凸部15の間)に係合している該バンド部4の係止板5によってリング状バンド部4は回転せず、円筒部2とリング状バンド部4は、その間のハーフカット3を介して互いに切り離され、不正開封が検知できるものである。なお、図9は、図8に示す不正開封防止機能付きプラスチック口栓のキャップAからリング状バンド部4をハーフカット3を介して切り離した状態の側断面図である。
図10(a)〜(d)は、不正開封防止機能付きプラスチック口栓として使用される従来の一般的なキャップAの各種構造を示す側面図であり、(a)に示すキャップAは、リング状バンド部4の径が円筒部2の径より太径であり、リング状バンド部4の下部に繋ぎ部6aのあるバンド部4破断用の切欠部6が設けられ、また、(b)に示すキャップAは、リング状バンド部4の径と円筒部2の径が略同径であり、リング状バンド部4の母線方向の一部に縦方向のいずれにも繋ぎ部6aのないハーフカット形式によるバンド部4破断用の切欠部6が設けられ、(c)に示すキャップAは、リング状バンド部4の径と円筒部2の径が略同径であり、リング状バンド部4の下部に繋ぎ部6aのあるバンド部4破断用の切欠部6が設けられ、(d)に示すキャップAは、リング状バンド部4の径と円筒部2の径が略同径であり、リング状バンド部4の上部に繋ぎ部6aのあるバンド部4破断用の切欠部6が設けられている。
そして、上記キャップAと注出口部Bとによる不正開封防止機能付きプラスチック口栓は、図11の全体斜視図に示すように、液体包装容器20(例えば、角筒状の液体包装用紙製容器、紙パック)の上面部21の口栓取付け用孔設部に、整合して取り付けられるものである。
上記の不正開封防止機能付きプラスチック口栓のキャップAに関する技術としては、例えば、実公昭46−24149号公報、実公昭46−24151号公報、USP.No.4550844号公報、特開平8−48350号公報、特開平8−91401号公報、特開平10−218211号公報などがある。
また、上記プルオープンタイプのプルリング付き注出口部Bに関する技術としては、例えば、特開平6−24459号公報、実開平5−72755号などがある。
ところで、図11に示すような容器20の不正開封防止機能付きプラスチック口栓は、その容器注出口部Bに螺着して施蓋閉栓したキャップAの円筒部2を開栓(開封)方向に回転させることにより、リング状バンド部4の径の拡大により、該リング状バンド部4がその切欠部6が切り破られて破断するとともに、リング状バンド部4の径の拡大と破断により、ハーフカット部3を介して円筒部2よりリング状バンド部4が切り離されることにより口栓が開栓するものである。
ところが、例えば、キャップAの円筒部2を開栓(開封)方向に回転させて、リング状バンド部4を、その径の拡大により切欠部6を切り破って破断した後に、直ちに、該キャップAの円筒部2を閉栓方向に回転螺着して閉栓した場合には、口栓は、外観的に円筒部2とリング状バンド部4がハーフカット部3において密接しており、切欠部6の幅が僅かに開いていることが確認される場合があるだけであって、その口栓の外形を目視しただけ
では、リング状バンド部4が破断している事実を外観的に明確に確認、判別することが困難な場合があった。
以下に、公知の特許文献を記載する。
特開平6−24459号公報 実開平5−72755号 実公昭46−24149号公報 実公昭46−24151号公報 USP.No.4550844号公報 特開平8−48350号公報 特開平8−91401号公報 特開平10−218211号公報
本発明の課題は、不正開封防止機能付きプラスチック口栓を構成するキャップにおいて容器注出口部に螺着して施蓋閉栓したキャップを開封方向に回転させて、リング状バンド部を切り破った後に、直ちに、該キャップAの円筒部2を閉栓方向に回転螺着して閉栓した場合において、その口栓の外形を目視するだけで、リング状バンド部4が破断している事実を外観的に明確に確認、判別することが容易な不正開封防止機能付きプラスチック口栓キャップを提供することにある。
本発明の請求項1に係る発明は、天板部1と、筒内周に螺子部2aが設けられた円筒部2と、該円筒部2の下端部にハーフカット部3を介してリング状に連設された薄板状のリング状バンド部4と、該バンド部4の母線方向に設けた切欠部又はハーフカット部6と、該リング状バンド部4のリング内周下端にヒンジ5aを介して該リング状バンド部4のリング内方中心に向かって略水平方向に延設した複数枚の係止板5とを備えた液体包装容器用口栓キャップにおいて、前記円筒部2の外周に母線方向に、その円筒部2の下端まで1乃至複数のライン状溝部2cと、前記リング状バンド部4の外周に母線方向に、そのリング状バンド部4の下端の手前まで、前記ライン状溝部2cと同数又は異数の1乃至複数の切欠部又はハーフカット部6とを、各々外周の位相位置を整合させて設けたことを特徴とする不正開封防止機能付きプラスチック口栓キャップである。
本発明の請求項2に係る発明は、天板部1と、筒内周に螺子部2aが設けられた円筒部2と、該円筒部2の外周に母線方向に微細凹凸ライン状に刻設されたローレット2bと、該円筒部2の下端部にハーフカット部3を介してリング状に連設された薄板状のリング状バンド部4と、該バンド部4の母線方向に設けた切欠部又はハーフカット部6と、該リング状バンド部4のリング内周下端にヒンジ5aを介して該リング状バンド部4のリング内方中心に向かって略水平方向に延設した複数枚の係止板5とを備えた液体包装容器用口栓キャップにおいて、前記円筒部2の外周に母線方向に、その円筒部2の下端まで1乃至複数のライン状溝部2cと、前記リング状バンド部4の外周に母線方向に、そのリング状バ
ンド部4の下端の手前まで、前記ライン状溝部2cと同数又は異数の1乃至複数の切欠部又はハーフカット部6とを、各々外周の位相位置を整合させて設けたことを特徴とする不正開封防止機能付きプラスチック口栓キャップである。
本発明の請求項3に係る発明は、上記請求項1又は2に係る不正開封防止機能付きプラスチック口栓キャップにおいて、前記円筒部2の外周面からの前記ライン状溝部2cの深さが、0.5mm〜3mmの範囲であることを特徴とする不正開封防止機能付きプラスチック口栓キャップである。
本発明の不正開封防止機能付きプラスチック口栓キャップによれば、図1〜図4に示すように、キャップ本体を構成する円筒部2の外周に母線方向に、その円筒部2の下端まで1乃至複数のライン状溝部2cと、リング状バンド部4の外周に母線方向に1乃至複数の切欠部6とを、各々外周の位相位置を整合させて設けたので、図5に示す容器20の注出口部Bに螺着して施蓋閉栓した状態のキャップAを、その円筒部2を手指にて掴み、開封方向に回転させることにより、図6に示すようにリング状バンド部を切欠部6を介して切り破り破断した後に、直ちに、該キャップAの円筒部2を閉栓方向に回転して、開栓前の元の状態に螺着して閉栓した場合に、該キャップAの円筒部2の外周に下端まで設けた母線方向の1乃至複数のライン状溝部2cによる平面視的な空間部2dが形成され、該空間部2dを介して、リング状バンド部4の外周に母線方向に設けた1乃至複数の切欠部6にて破断したリング状バンド部4の破断状態が目視によって容易に確認でき、そのために、開栓後に閉栓した口栓の外形を目視するだけで、開栓した事実、及びリング状バンド部4が破断している事実を、外観的に明確に確認、判別することができるものである。
また、本発明の不正開封防止機能付きプラスチック口栓キャップによれば、キャップ本体を構成する円筒部2の外周に母線方向に1乃至複数のライン状溝部2cと、リング状バンド部4の外周に母線方向に1乃至複数の切欠部6とを、各々外周の位相位置を整合させて設けたので、容器注出口部に螺着して施蓋閉栓した状態のキャップAを、その円筒部2を手指にて掴み、開封方向に回転させることにより、図6に示すようにリング状バンド部を切欠部6を介して切り破り破断した後に、直ちに、該キャップAの円筒部2を閉栓方向に回転して、開栓前の元の状態に螺着して閉栓した場合に、該キャップAの円筒部2の外周に設けた母線方向の1乃至複数のライン状溝部2cと、リング状バンド部4の外周に母線方向に設けた1乃至複数の切欠部6との、円周上における位相位置が完全には整合せずに位置ズレが生じて、その位置ズレ状態を、該キャップAの円筒部2の外周に下端まで設けた母線方向の1乃至複数のライン状溝部2cによる平面視的な空間部2dを通して明確に確認でき、そのために、開栓後に閉栓した口栓の外形を目視するだけで、開栓した事実、及びリング状バンド部4が破断している事実を、外観的に明確に確認、判別することが容易になるものである。
本発明の不正開封防止機能付きプラスチック口栓キャップを、図1〜図4に示す実施の形態に基づいて以下に詳細に説明する。
図1(a)の斜視図、及び図1(b)の上面図、及び図7(a)の側断面図、及び図7(b)のL−L平面断面図に示すように、本発明の請求項1に係る不正開封防止機能付きプラスチック口栓キャップAは、天板部1により一方が閉鎖された円筒部2の筒内周に螺子部2aが設けら、該円筒部2の下端部には、ハーフカット部3を介してリング状に連設された薄板状のリング状バンド部4を備えている。
前記リング状バンド部4の母線方向には、図1(a)に示すように、該バンド部4を容
易に破断するための切欠部6又はハーフカット部6が設けられている。
前記リング状バンド部4のリング内周下端には、図7(a)の側断面図及び図7(b)のL−L平面断面図に示すように、ヒンジ5aを介して、該リング状バンド部4のリング内方中心に向かって略水平方向に延設した複数枚の係止板5を備えている。
図1(a)の側面図、図1(b)の上面図に示すように、前記円筒部2の外周には、母線方向に、その円筒部2の下端まで1個所にライン状溝部2cが設けられ、前記リング状バンド部4の外周には、母線方向に1個所に切欠部6が設けられ、各々ライン状溝部2cと切欠部6とは、図示するように、円筒部2とリング状バンド部4のそれぞれ外周の位相位置を整合させて設けられている。
図1(a)の側面図、図1(b)の上面図に示すように、本発明の請求項2に係る不正開封防止機能付きプラスチック口栓キャップAは、上記請求項1に係るキャップAにおいて、前記円筒部2の外周に、母線方向に微細凹凸ライン状にローレット2bが刻設されていて、キャップAの円筒部2を手指にて掴んで回転させる際における摩擦力を高めるものである。
本発明の不正開封防止機能付きプラスチック口栓キャップAにおいて、前記円筒部2のライン状溝部2cの円筒部2の外周面からの深さは、本発明においては特に限定されないが、例えば、0.5mm〜1.0mm、あるいは1.0mm〜3.0mm程度が適当である。
本発明の不正開封防止機能付きプラスチック口栓キャップの一実施の形態としては、図1(a)の斜視図、図1(b)の上面図に示すように、前記円筒部2の外周には、母線方向に微細凹凸ライン状にローレット2bが刻設されていてもよいし、刻設されていなくてもよく、その円筒部2の外周の1個所には、その母線方向に、ライン状溝部2cが設けられ、リング状バンド部4の外周の1個所には、その母線方向に、切欠部6が設けられ、各々ライン状溝部2cと切欠部6とは、それぞれ外周の位相位置を整合させて設けられている。
本発明の不正開封防止機能付きプラスチック口栓キャップの他の実施の形態としては、図2(a)の斜視図、図2(b)の上面図に示すように、前記円筒部2の外周には、母線方向に微細凹凸ライン状にローレット2bが刻設されていてもよいし、刻設されていなくてもよく、その円筒部2の外周の相対する2個所には、その母線方向に、ライン状溝部2cが設けられ、該ライン状溝部2cの真下に相当するリング状バンド部4の外周の1個所、又は互いに相対する2個所には、その母線方向に、リング状バンド部4の下端部に繋ぎ部6aを残して切欠部6、又は該リング状バンド部4の外周を肉薄ライン状に刻切して形成したハーフカット部6が設けられ、前記各々ライン状溝部2cと切欠部6とは、それぞれ外周の位相位置を整合させて設けられている。
本発明の不正開封防止機能付きプラスチック口栓キャップのその他の実施の形態としては、図3(a)の斜視図、図3(b)の上面図に示すように、前記円筒部2の外周には、母線方向に微細凹凸ライン状にローレット2bが刻設されていてもよいし、刻設されていなくてもよく、その円筒部2の外周の3個所には、その母線方向に、ライン状溝部2cが設けられ、該ライン状溝部2cの真下に相当するリング状バンド部4の外周の1個所乃至3個所には、その母線方向に、リング状バンド部4の下端部に繋ぎ部6aを残して切欠部6、又は該リング状バンド部4の外周を肉薄ライン状に刻切して形成したハーフカット部6が設けられ、前記各々ライン状溝部2cと切欠部6とは、それぞれ外周の位相位置を整合させて設けられている。
本発明の不正開封防止機能付きプラスチック口栓キャップのその他の実施の形態としては、図4(a)の斜視図、図4(b)の上面図に示すように、前記円筒部2の外周には、母線方向に微細凹凸ライン状にローレット2bが刻設されていてもよいし、刻設されていなくてもよく、その円筒部2の外周の4個所には、その母線方向に、ライン状溝部2cが設けられ、該ライン状溝部2cの真下に相当するリング状バンド部4の外周の1個所乃至4個所には、その母線方向に、リング状バンド部4の下端部に繋ぎ部6aを残して切欠部6、又は該リング状バンド部4の外周を肉薄ライン状に刻切して形成したハーフカット部6が設けられ、前記各々ライン状溝部2cと切欠部6とは、それぞれ外周の位相位置を整合させて設けられている。
このように本発明の不正開封防止機能付きプラスチック口栓キャップAは、図1〜図4に示すように、キャップA本体を構成する円筒部2の外周に母線方向に、その円筒部2の下端まで1乃至複数のライン状溝部2cと、リング状バンド部4の外周に母線方向に1乃至複数の切欠部6とを、各々外周の位相位置を整合させて設けられている。
本発明の不正開封防止機能付きプラスチック口栓キャップAは、図7(a)の側断面図に示すように、キャップAと、該キャップAを螺着して閉栓した注出口部Bとから構成されている。そのキャップAと注出口部Bの螺着、閉栓方法は、背景技術に説明したので省略する。
本発明の不正開封防止機能付きプラスチック口栓キャップAを注出口部Bに螺着閉栓した不正開封防止機能付きプラスチック口栓は、図5に示すように、液体包装容器20(例えば、液体包装用紙製容器、紙パック)の上面部21に孔設した口栓取付孔に整合して、接着性樹脂層を介して貼着により取り付けられる。
図5に示す不正開封防止機能付きプラスチック口栓の閉栓状態のキャップAを、その円筒部2を手指にて掴み、開栓(開封)方向に回転させることにより、リング状バンド部4の径の拡大により、該リング状バンド部4は、図6に示すように、その切欠部6の繋ぎ部6a(又はハーフカット形式の切欠部6)が切り破られて破断するとともに、リング状バンド部4の径の拡大と破断により、ハーフカット部3を介して、円筒部2より、リング状バンド部4が切り離されて、該口栓が開栓するものである。
図6に示すように、リング状バンド部4を、切欠部6を介して切り破り破断した後に、直ちに、該キャップAの円筒部2を閉栓方向に回転して、開栓前の元の状態に螺着して閉栓した場合には、キャップAの円筒部2とリング状バンド部4は、そのハーフカット部3にて密接するものの、該キャップAの円筒部2の外周に下端まで設けた母線方向の1乃至複数のライン状溝部2cの下端には、上面視(平面視)的に空間部2dが形成される。
そして、そのライン状溝部2c下端の空間部2dを介して、リング状バンド部4の外周に母線方向に設けた1乃至複数の切欠部6にて破断したリング状バンド部4の破断状態が目視によって容易に確認できる。
そのために、リング状バンド部4を切欠部6を介して切り破り破断した後(開栓後)に閉栓した前記口栓の外形を目視するだけで、前記空間部2dを通してリング状バンド部4の破断状態が目視によって容易に確認でき、開栓した事実、及びリング状バンド部4が破断している事実を、外観的に明確に確認、判別できる。
また、本発明の不正開封防止機能付きプラスチック口栓キャップによれば、キャップ本体を構成する円筒部2の外周に母線方向に1乃至複数のライン状溝部2cと、リング状バ
ンド部4の外周に母線方向に1乃至複数の切欠部6とを、各々外周の位相位置を整合させて設けたので、容器注出口部に螺着して施蓋閉栓した状態のキャップAを、その円筒部2を手指にて掴み、開封方向に回転させることにより、リング状バンド部を切欠部6を介して切り破り破断した後に、直ちに、該キャップAの円筒部2を閉栓方向に回転して、開栓前の元の状態に螺着して閉栓した場合に、該キャップAの円筒部2の外周に設けた母線方向の1乃至複数のライン状溝部2cと、リング状バンド部4の外周に母線方向に設けた1乃至複数の切欠部6との、円周上における位相位置が完全には整合せず、そのために、開栓後に閉栓した口栓の外形を目視するだけで、開栓した事実、及びリング状バンド部4が破断している事実を、外観的に明確に確認、判別することが容易になるものである。
(a)は本発明の不正開封防止機能付きプラスチック口栓キャップの一実施の形態を説明する斜視図、(b)はその上面図。 (a)は本発明の不正開封防止機能付きプラスチック口栓キャップの他の実施の形態を説明する斜視図、(b)はその上面図。 (a)は本発明の不正開封防止機能付きプラスチック口栓キャップのその他の実施の形態を説明する斜視図、(b)はその上面図。 (a)は本発明の不正開封防止機能付きプラスチック口栓キャップのその他の実施の形態を説明する斜視図、(b)はその上面図。 本発明の不正開封防止機能付きプラスチック口栓キャップ及び注出口部からなる不正開封防止機能付きプラスチック口栓を取り付けた液体包装容器の外観斜視図。 本発明の不正開封防止機能付きプラスチック口栓キャップ及び注出口部からなる不正開封防止機能付きプラスチック口栓を開栓した後に閉栓した状態を説明する液体包装容器の外観斜視図。 (a)は一般的な不正開封防止機能付きプラスチック口栓の側断面図、(b)はそのL−L平面断面図。 (a)は一般的な不正開封防止機能付きプラスチック口栓の側断面図、(b)はそのL−L平面断面図。 一般的な不正開封防止機能付きプラスチック口栓を開栓してキャップからリング状バンド部をハーフカット3を介して切り離した状態の側断面図。 (a)〜(d)は一般的な各種の不正開封防止機能付きプラスチック口栓キャップの側面図。 一般的な不正開封防止機能付きプラスチック口栓を取り付けた液体包装容器の外観斜視図。
符号の説明
A…キャップ
B…注出口部
1…天板部
2…円筒部
2a…螺子部
2b…ローレット
2c…ライン状溝部
3…ハーフカット部
4…リング状バンド部
5…係止板
5a…ヒンジ部
5b…係止板先端部
6…切欠部(又はハーフカット部)
6a…繋ぎ部
20…容器
21…上面部

Claims (3)

  1. 天板部1と、筒内周に螺子部2aが設けられた円筒部2と、該円筒部2の下端部にハーフカット部3を介してリング状に連設された薄板状のリング状バンド部4と、該バンド部4の母線方向に設けた切欠部又はハーフカット部6と、該リング状バンド部4のリング内周下端にヒンジ5aを介して該リング状バンド部4のリング内方中心に向かって略水平方向に延設した複数枚の係止板5とを備えた液体包装容器用口栓キャップにおいて、前記円筒部2の外周に母線方向に、その円筒部2の下端まで1乃至複数のライン状溝部2cと、前記リング状バンド部4の外周に母線方向に、そのリング状バンド部4の下端に繋ぎ部6aを残して、前記ライン状溝部2cと同数又は異数の1乃至複数の切欠部6とを、各々外周の位相位置を整合させて設けたことを特徴とする不正開封防止機能付きプラスチック口栓キャップ。
  2. 天板部1と、筒内周に螺子部2aが設けられた円筒部2と、該円筒部2の外周に母線方向に微細凹凸ライン状に刻設されたローレット2bと、該円筒部2の下端部にハーフカット部3を介してリング状に連設された薄板状のリング状バンド部4と、該バンド部4の母線方向に設けた切欠部又はハーフカット部6と、該リング状バンド部4のリング内周下端にヒンジ5aを介して該リング状バンド部4のリング内方中心に向かって略水平方向に延設した複数枚の係止板5とを備えた液体包装容器用口栓キャップにおいて、前記円筒部2の外周に母線方向に、その円筒部2の下端まで1乃至複数のライン状溝部2cと、前記リング状バンド部4の外周に母線方向に、そのリング状バンド部4の下端に繋ぎ部6aを残して、前記ライン状溝部2cと同数又は異数の1乃至複数の切欠部6とを、各々外周の位相位置を整合させて設けたことを特徴とする不正開封防止機能付きプラスチック口栓キャップ。
  3. 前記円筒部2の外周面からの前記ライン状溝部2cの深さが、0.5mm〜3mmの範囲であることを特徴とする請求項1又は2記載の不正開封防止機能付きプラスチック口栓キャップ。
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