JP2015048141A - 蓋材 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明において解決を図ろうとする課題は、飲料用容器の蓋部分において、開口部を覆うタブ状の蓋材に関して、ストローを用いてタブ状部分を突き破ろうとする際に、安定して容易に突き破ることの可能なタブ状の蓋材を提供しようとするものである。
【解決手段】少なくともプラスチックフィルム層、支持層、シーラント層、を順次積層した蓋材であって、前記シーラント層に微細な穴が開けられていることを特徴とする蓋材であり、また前記シーラント層に開けられた微細な穴が一定ピッチであれば100個/cm以上、ランダムであれば200個/cm以上開けられていることを特徴とする蓋材。
【選択図】図1

Description

本発明は飲料用容器の開口部を覆う蓋材に関する。
飲料、あるいは流動性のある食品の包装材料として、紙容器やプラスチックを用いた容器が広く使われている。
その際に内容物を充填した後に密閉する蓋材は、包装材料の基本的な要求性能である密閉性やガスバリア性の機能が求められる。
同時に内容物を取り出したり、飲んだりするに際しては開封性や、開口部を容易につくることのできる性能も求められる。
内容物の飲料や食品をストローを用いて飲む際には、ストローを用いて蓋材の任意の部分、あるいは特定の開口部につけられたタブ状の蓋材を突き破って飲むことができるようになっているものがある。
従来は、ある程度脆弱な材料を用いてその目的に応えようとしてきたが、蓋材は通常複数の層からなり、充填後の密封のため蓋材をヒートシールをする際にはシーラントと呼ばれる感熱性の樹脂層が設けられており、ストローによる破壊も安定した強度を実現しにくい環境にある。
すなわち、ストローによる破壊は個人によってその突き刺す角度や速さなどが異なり、また破壊のメカニズムもシーラント層が切断的に破壊される場合と、たとえば上記シーラント層が破断伸度まで伸ばされた後に破壊される場合では、必要なエネルギーは異なる。場合によってはストローのほうが先に破壊されてしまい、消費者にとって不便な状況にいたることもある。
それは突き破りに関しての容易さが場合によって異なるという状況であり、工業製品としての品質安定が望まれるところである。
実公平11−2594337号公報
本発明において解決を図ろうとする課題は、飲料用容器の蓋部分において、容器の開口部を覆う蓋材に関して、ストローを用いて蓋材を突き破ろうとする際に、安定して容易に突き破ることの可能な蓋材を提供しようとするものである。
上記の課題を解決するための手段として、請求項1に記載の発明は、少なくともプラスチックフィルム層、支持層、シーラント層、を順次積層した蓋材であって、前記シーラント層に微細な穴が開けられていることを特徴とする蓋材である。
また、請求項2に記載の発明は、前記プラスチックフィルムが、微細穴あきのポリエステルフィルムであることを特徴とする、請求項1に記載の蓋材である。
また、請求項3に記載の発明は、前記シーラント層に開けられた微細な穴が一定ピッチであれば100個/cm以上、ランダムであれば200個/cm以上開けられている
ことを特徴とする、請求項1または2に記載の蓋材である。
蓋材のシーラント層に微細穴あけ加工を施し、ストローを挿入したときに蓋材が破断するきっかけをあらかじめ用意しておくことで、シーラント層が伸びずに破断されるために突き刺し強度のばらつきが少なくなり、容易にかつ安定してストローを差し込むことのできる蓋材を得ることができる。
またプラスチックフィルム層に微細穴あけを施したものを用いることで、さらに安定してストローを差し込むことができる。
図1は本発明による実施の一態様を示した蓋材の断面図である。
以下本発明に係る蓋材について図1を参照しながら詳細に説明をする。
まずプラスチックフィルム層(1)と紙層(2)を貼り合わせる。
支持層(5)はたとえば紙層(2)とバリアフィルム層(3)を貼り合わせたものとなっている。
ここで用いる貼り合わせ方法は、押し出しラミネーション、ドライラミネーション、ウエットラミネーション、ノンソルベントラミネーションなどを適宜選択することができる。
バリアフィルム層(3)はたとえばポリエステルフィルムに無機質を蒸着したものを用いることができる。蒸着に用いられる無機質にはたとえばSiOxなどの材料を用いることができる。またフィルム以外にもアルミニウム箔などの金属箔を用いてもよい。
プラスチックフィルム層(1)にはポリエステルフィルムを用いることができる。
このポリエステルフィルムはそのまま用いてもよく、紙と張り合わせた後に微細な穴あけの加工を施してもよい。
紙層(2)との貼り合わせ方法は、押し出しラミネーション、ドライラミネーション、ウエットラミネーション、ノンソルベントラミネーションなどを適宜選択して用いることができる。
シーラント層(4)は蓋材が容器に接する側に向けて設けられ、ヒートシールによって内容物の密封を行う。
シーラント層(4)には微細な穴を設けてあり、一定ピッチであれば100個/cm以上、ランダムであれば200個/cm以上の密度が必要である。
微細な穴の密度は、ストロー突刺し時に破れるきっかけとなる約2mm四方の部分のうち中央付近に相当する約1mm四方に微細な穴が存在するようにする。
微細な穴の大きさは形状が丸型なら直径が10μm以上、望ましくは30μm〜400μmの範囲である。
微細な穴の形状が四角型なら対角線の長さが10μm以上、望ましくは30μm〜400μmの範囲である。
いずれの形状においても10μm以下の場合には蓋材が破れるきっかけにはなりにくく、反対に400μm以上の場合には微細な穴同士がつながってしまうなど、必要以上に破れやすくなり安定性が損なわれる。
微細な穴をあける範囲は、ストロー差込みの指定してある特定の部分に限ってもよく、また蓋材の全面にわたって微細な穴を設けるのでもよい。
また、微細な穴は破れるきっかけとなれば良いため必ずしもシーラント層を貫通する必要はなく、傷がついている程度でもかまわない。
微細な穴の加工方法は、ダイヤモンドロール、エンボス、エッチング加工ピン、放電加工ピン、NC旋盤ピン、刃物埋め込み、レーザーなど適宜選択することができる。
微細な穴の加工に際して、加工の順序は支持層(5)のバリアフィルム層(3)を傷つけるのを避けるためにシーラントに穴あけ加工したあとに支持層(5)とシーラント層(4)をラミネートすることが望ましいが、バリアフィルム層(3)を損傷あるいは貫通させないならば、支持層(5)とシーラント層(4)の貼り合わせ後に穴あけ加工を行ってもよい。
このときの貼り合わせ方法は、押し出しラミネーション、ドライラミネーション、などを適宜選択して用いればよい。
下記の材料を用いて蓋材サンプルを作成した。
(1)プラスチックフィルム(東洋紡績社製ポリエステルフィルム:E5101、厚さ12μm 微細穴形状:円形)
(2)紙層(紙:王子製紙製 81.3g/m)バリア層(ポリエステルフィルム厚さ12μm+蒸着)
(3)シーラント層(オカモト社製アロマーTP9、厚さ35μm)
構成1
プラスチックフィルム/紙/バリア層/シーラント
シーラント層への穴あけ加工は放電加工ピンを用い、穴の密度は200/cm、穴のサイズは200μmの正方形で位置はランダムである。
サンプルの作成手順:プラスチックフィルムに紙を貼り合わせさらにバリア層とシーラントとをドライラミネート法を用いて貼り合わせた。
実施例1と同じく下記の材料を用いて蓋材サンプルを作成した。
(1)プラスチックフィルム(東洋紡績社製ポリエステルフィルム:E5101、厚さ12μm 微細穴形状:円形)
(2)紙層(紙:王子製紙製 81.3g/m)バリア層(ポリエステルフィルム厚さ12μm+蒸着)
(3)シーラント層(オカモト社製アロマーTP9、厚さ35μm)
構成2
プラスチックフィルム/紙/バリア層/シーラント
シーラント層への穴あけ加工は放電加工ピンを用い、穴の密度は400/cm、穴のサイズは200μmの正方形で位置はランダムである。
サンプルの作成手順:プラスチックフィルムに紙を貼り合わせさらにバリア層とシーラントをドライラミネーション法を用いて貼り合わせた。
<比較例>
実施例1と同じく下記の材料を用いて蓋材サンプルを作成した。
(1)プラスチックフィルム(東洋紡績社製ポリエステルフィルム:E5101、厚さ12μm 微細穴形状:円形)
(2)紙層(紙:王子製紙製 81.3g/m)バリア層(ポリエステルフィルム厚さ12μm+蒸着)
(3)シーラント層(オカモト社製アロマーTP9、厚さ35μm)
構成3
プラスチックフィルム/紙/バリア層/シーラント
ただしシーラント層への穴あけ加工はなし。
サンプルの作成手順:プラスチックフィルムに紙を貼り合わせさらにバリア層とシーラントをドライラミネーション法を用いて貼り合わせた。
ストローを用いての突き刺しに要する強度を測定した。(n=3)
測定・評価結果
実施例1(構成1):12N、13N、9N、 (平均値10.3N)
実施例2(構成2):15N、11N、10N、 (平均値12.0N)
比較例 (構成3):20N、13N、32N、 (平均値21.7N)
実施例においては構成1、構成2ともに、比較例の構成3に比べて突き刺し強度の平均値は小さかった。
また実施例は構成1、構成2ともに構成3に比べてばらつきが小さくなり、高い値は観測されなかった。
すなわち、シーラント層に微細穴あけ加工を施して、ストローによる破断のきっかけをあらかじめ作っておくことで、ストローを突き刺したときにシーラント層が伸びることなく破断されるため、突き刺し強度が安定して小さくなったと考えられる。
上記測定評価結果から、シーラント層への微細穴あけにより突刺しに要する力が安定的に小さくなることが明らかとなった。
1・・・プラスチックフィルム層
2・・・紙層
3・・・バリア層
4・・・シーラント層
5・・・支持層

Claims (3)

  1. 少なくともプラスチックフィルム層、支持層、シーラント層、を順次積層した蓋材であって、前記シーラント層に微細な穴が開けられていることを特徴とする蓋材。
  2. 前記プラスチックフィルムが、微細穴あきのポリエステルフィルムであることを特徴とする、請求項1に記載の蓋材。
  3. 前記シーラント層に開けられた微細な穴が一定ピッチであれば100個/cm以上、ランダムであれば200個/cm以上開けられていることを特徴とする、請求項1または2に記載の蓋材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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