JP2015041047A - 画像形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】トナー担持体と供給部材の回転方向が当接部において同一方向に移動する現像装置を用いた場合に、高速、高画質、高耐久を満足する画像形成方法を提供する。【解決手段】静電潜像を現像装置内のトナーを用いてトナー像を形成する現像工程を有する画像形成方法において、前記現像装置は、トナー担持体17と、前記トナー担持体と当接部を形成する、前記トナーを供給する供給部材20とを有し、前記トナー担持体と供給部材の回転方向が、当接部において同一方向であり、前記供給部材の前記トナー担持体への侵入量が0.3mm〜1.5mmで、前記供給部材の周速が前記トナー担持体の周速に対して110%以上250%以下であり、前記トナーはトナー粒子とシリカ微粒子を含有し、前記トナーが粉体流動性分析装置によって測定されるトータルエネルギーが一定範囲に調整されていることを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は電子写真法、静電記録法またはトナージェット法などの記録方法に係る画像形成方法に関するものである。
近年、電子写真法を用いた複写機あるいはプリンターは、装置の発展とともに利用者からの要求も年々厳しくなっている。近年の動向では、高速化・高画質化に加え、低コスト・小型化の要望がより強まっている。すなわち、より簡素な構成要素での設計、さらには長期間の使用においても高画質を維持することが求められている。
このような要求に対して、特許文献1および2では、一成分現像用トナーにおいて、粉体流動性分析装置によって測定されるトータルエネルギーを、ブレード回転数100mm/sと10mm/sのときの値、5Nの荷重負荷を与えた後にブレード回転数100mm/sで測定した値を一定の範囲内に調整するトナーが提案されている。特許文献1および2によれば、このような流動性をもつトナーを用いることで、現像器における供給ローラと現像ローラ間でのトナー供給が効率良く、均一に行うことができ、画像ムラを抑制できるとともに、現像器放置後にトナーが圧密され、再び駆動させたときに発生する駆動ムラを抑制し、優れた画像安定性が得られる。しかしながら、これらの提案は、その流動性を達成するために多くのシリカ微粒子の添加を必要とするため、トナーの熱伝導性が悪化し、より高速化が進んだ際に、定着性の悪化が懸念される。また、これらに記載されている現像装置は、現像ローラと供給ローラとが当接して、互いに逆方向に回転するものであり、この当接部における摩擦熱の発生、トナー劣化が懸念される。
また、特許文献3では、像担持体にトナーを付与する現像ローラと、発泡部材で構成され現像ローラにトナーを供給する供給ローラとを有し、現像ローラと供給ローラとが接触して互いに順方向に回転するものであり、現像ローラにおける現像後の位置にて現像残トナーを回収するトナー回収ブレードを備えた現像装置が提案されている。特許文献3によれば、現像ローラと供給ローラを順方向に回転させることにより、摩擦熱の発生を抑制し、トナーの凝集・融着を抑制することで、長期間の使用においても高画質を維持している。しかし、本装置においては、現像残トナーを回収するためのトナー回収ブレードが必須となってしまい、簡素な構成要素という点では不十分である。また、より高速化が進んだ場合に、現像残トナーの回収が不十分となり、Dローラに連れ回ったトナーが過帯電することによる、規制不良が懸念される。
特開2007−279316号公報 特開2007−248913号公報 特開2008−170895号公報
本発明は、上記状況を鑑み、トナー担持体と、トナー担持体と当接部を形成するよう配置されたトナー供給部材とを有する現像室を有し、前記トナー担持体と前記供給部材の回転方向が、各々の表面が前記当接部において同一方向に移動する方向である現像装置を用いた場合に、簡易な構成要素での設計においても、高速、高画質、高耐久を満足する画像形成方法を提供することを目的とする。
上記目的は、以下の本発明によって達成される。すなわち、本発明は、静電潜像担持体上に形成された静電潜像を、現像装置内のトナーを用いてトナー像を形成する現像工程を有する画像形成方法において、
前記現像装置は、トナーを担持して静電潜像を現像するトナー担持体と、前記トナー担持体と当接部を形成するよう配置され、前記トナーを供給する供給部材とを有する現像室と、前記トナーが収容された収容室とを有し、前記トナー担持体と前記供給部材の回転方向が、各々の表面が前記当接部において同一方向に移動する方向であり、前記当接部における前記供給部材の前記トナー担持体への侵入量が0.3mm以上1.5mm以下であり、前記供給部材の周速が前記トナー担持体の周速に対して110%以上250%以下である現像装置であり、
前記トナーは、結着樹脂と着色剤と離型剤を含有するトナー粒子とシリカ微粒子を含有し、前記シリカ微粒子のトナー粒子100質量部当たりの添加量が0.5質量部以上1.4質量部以下であり、前記シリカ微粒子の一次粒子の個数平均粒径が4nm以上10nm以下であるシリカ微粒子を含有し、前記トナーが以下の関係式を満足することを特徴とする画像形成方法である。
300≦Et100(mJ)≦450 (1)
1.00≦Et3kPa/Et100≦2.30 (2)
(上記式(1)および(2)におけるEt100(mJ)は、粉体流動性分析装置においてプロペラ型ブレードの最外縁部の周速を100mm/sで回転させながら容器内のトナー粉体層中に垂直に進入させ、前記粉体層の底面から100mmの位置から測定を開始し、底面から10mmの位置まで進入させたときに得られる、回転トルクと垂直荷重の総和を表しており、上記式(2)におけるEt3kPaは、3kPaの荷重負荷を与えたトナー粉体層中に上記Et100を計測する要領で測定した、回転トルクと垂直荷重の総和を表している。)
本発明によれば、トナー担持体と、トナー担持体と当接部を形成するよう配置されたトナー供給部材とを有する現像室を有し、前記トナー担持体と前記供給部材の回転方向が、各々の表面が前記当接部において同一方向に移動する方向である現像装置を用いた場合に、簡易な構成要素での設計においても、高速、高画質、高耐久を満足する画像形成方法を提供することができる。
本発明を適用可能な実施例に係る画像形成装置の概略構成断面図である。 本発明を適用可能な実施例に係るプロセスカートリッジの概略構成断面図である。 粉体流動性分析装置のプロペラ型ブレードの外観(a)とブレード最外縁部分のねじれ角度(b)の説明図である。
本発明の画像形成方法は、静電潜像担持体上に形成された静電潜像を、現像装置内のトナーを用いてトナー像を形成する現像工程を有する画像形成方法において、
前記現像装置は、トナーを担持して静電潜像を現像するトナー担持体と、前記トナー担持体と当接部を形成するよう配置され、前記トナーを供給する供給部材とを有する現像室と、前記トナーが収容された収容室とを有し、前記トナー担持体と前記供給部材の回転方向が、各々の表面が前記当接部において同一方向に移動する方向であり、前記当接部における前記供給部材の前記トナー担持体への侵入量が0.3mm以上1.5mm以下であり、前記供給部材の周速が前記トナー担持体の周速に対して110%以上250%以下である現像装置であり、
前記トナーは、結着樹脂と着色剤と離型剤を含有するトナー粒子とシリカ微粒子を含有し、前記シリカ微粒子のトナー粒子100質量部当たりの添加量が0.5質量部以上1.4質量部以下であり、前記シリカ微粒子の一次粒子の個数平均粒径が4nm以上10nm以下であるシリカ微粒子を含有し、前記トナーが以下の関係式を満足することを特徴とするものである。
300≦Et100(mJ)≦450 (1)
1.00≦Et3kPa/Et100≦2.30 (2)
(上記式(1)および(2)におけるEt100(mJ)は、粉体流動性分析装置においてプロペラ型ブレードの最外縁部の周速を100mm/sで回転させながら容器内のトナー粉体層中に垂直に進入させ、前記粉体層の底面から100mmの位置から測定を開始し、底面から10mmの位置まで進入させたときに得られる、回転トルクと垂直荷重の総和を表しており、上記式(2)におけるEt3kPaは、3kPaの荷重負荷を与えたトナー粉体層中に上記Et100を計測する要領で測定した、回転トルクと垂直荷重の総和を表している。)
以下に本発明が適用される画像形成方法を用いた画像形成装置の一例を挙げ、これを図1に示し、本発明の構成についてさらに詳しく説明するが、これは本発明をなんら限定するものではない。
図1は、本発明が適用される画像形成方法を用いた画像形成装置100の概略断面図である。画像形成装置100は、インライン方式、中間転写方式を採用したフルカラーレーザープリンタである。画像形成装置100は、画像情報に従って、記録材(例えば、記録用紙、プラスチックシート、布など)にフルカラー画像を形成することができる。画像情報は、画像形成装置本体100Aに接続された画像読み取り装置、或いは、画像形成装置本体100Aに通信可能に接続されたパーソナルコンピュータ等のホスト機器から、画像形成装置本体100Aに入力される。
画像形成装置100は、複数の画像形成部として、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の画像を形成するための第1、第2、第3、第4の画像形成部SY、SM、SC、SKを有する。本実施例では、第1〜第4の画像形成部SY、SM、SC、SKは、鉛直方向と交差する方向に一列に配置されている。
なお、本実施例では、第1〜第4の画像形成部SY、SM、SC、SKの構成および動作は、形成する画像の色が異なることを除いて実質的に同じである。従って、以下、特に区別を要しない場合は、いずれかの色用に設けられた要素であることを表すために符号に与えた添え字Y、M、C、Kは省略して、総括的に説明する。
本実施例では、画像形成装置100は、複数の像担持体として、鉛直方向と交差する方向に並設された4個のドラム型の電子写真感光体、即ち、感光体ドラム1を有する。感光体ドラム1は、図示矢印A方向(時計方向)に図示しない駆動手段(駆動源)により回転駆動される。感光体ドラム1の周囲には、感光体ドラム1の表面を均―に帯電する帯電手段としての帯電ローラ2、画像情報に基づきレーザーを照射して感光体ドラム1上に静電像(静電潜像)を形成する露光手段としてのスキャナユニット(露光装置)3が配置されている。また、感光体ドラム1の周囲には、静電像をトナー像として現像する現像手段としての現像ユニット(現像装置)4、転写後の感光体ドラム1の表面に残ったトナー(転写残トナー)を除去するクリーニング手段としてのクリーニング部材6が配置されている。さらに、4個の感光体ドラム1に対向して、感光体ドラム1上のトナー像を記録材12に転写するための中間転写体としての中間転写ベルト5が配置されている。
なお、本発明では、現像ユニット4は、現像剤として非磁性一成分現像剤のトナーを用いるのが好ましい。また、現像ユニット4は、現像剤担持体としての現像ローラ(後述)を感光体ドラム1に対して接触させて反転現像を行うものである。即ち、現像ユニット4は、感光体ドラム1の帯電極性と同極性(本実施例では負極性)に帯電したトナーを、感光体ドラム1上の露光により電荷が減衰した部分(画像部、露光部)に付着させることで静電像を現像する。
本発明では、感光体ドラム1と、感光体ドラム1に作用するプロセス手段としての帯電ローラ2、現像ユニット4およびクリーニング部材6とは、一体化され、即ち、一体的にカートリッジ化された、プロセスカートリッジ7が好適に用いられる。プロセスカートリッジ7は、画像形成装置本体100Aに設けられた装着ガイド、位置決め部材などの装着手段を介して、画像形成装置100に着脱可能となっている。各色用のプロセスカートリッジ7は、全て同一形状を有しており、各色用のプロセスカートリッジ7内には、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブランク(K)の各色のトナーが収容されている。
中間転写体としての無端状のベルトで形成された中間転写ベルト5は、全ての感光体ドラム1に当接し、図示矢印B方向(反時計方向)に循環移動(回転)する。中間転写ベルト5は、複数の支持部材として、駆動ローラ51、二次転写対向ローラ52、従動ローラ53に掛け渡されている。
中間転写ベルト5の内周面側には、各感光体ドラム1に対向するように、一次転写手段としての、4個の一次転写ローラ8が並設されている。一次転写ローラ8は、中間転写ベルト5を感光体ドラム1に向けて押圧し、中間転写ベルト5と感光体ドラム1とが当接する一次転写部N1を形成する。そして、一次転写ローラ8に、図示しない一次転写バイアス印加手段としての一次転写バイアス電源(高圧電源)から、トナーの正規の帯電極性とは逆極性のバイアスが印加される。これによって、感光体ドラム1上のトナー像が中間転写ベルト5上に転写(一次転写)される。
また、中間転写ベルト5の外周面側において二次転写対向ローラ52に対向する位置には、二次転写手段としての二次転写ローラ9が配置されている。二次転写ローラ9は、中間転写ベルト5を介して二次転写対向ローラ52に圧接し、中間転写ベルト5と二次転写ローラ9とが当接する二次転写部N2を形成する。そして、二次転写ローラ9に、図示しない二次転写バイアス印加手段としての二次転写バイアス電源(高圧電源)から、トナーの正規の帯電極性とは逆極性のバイアスが印加される。これによって、中間転写ベルト5上のトナー像が記録材12に転写(二次転写)される。
さらに説明すれば、画像形成時には、まず、感光体ドラム1の表面が帯電ローラ2によって一様に帯電される。次いで、スキャナユニット3から発された画像情報に応じたレーザー光によって、帯電した感光体ドラム1の表面が走査露光され、感光体ドラム1上に画像情報に従った静電像が形成される。次いで、感光体ドラム1上に形成された静電像は、現像ユニット4によってトナー像として現像される。感光体ドラム1上に形成されたトナー像は、一次転写ローラ8の作用によって中間転写ベルト5上に転写(一次転写)される。
例えば、フルカラー画像の形成時には、上述のプロセスが、第1〜第4の画像形成部SY、SM、SC、SKにおいて順次に行われ、中間転写ベルト5上に各色のトナー像が次に重ね合わせて一次転写される。
その後、中間転写ベルト5の移動と同期が取られて記録材12が二次転写部N2へと搬送される。中間転写ベルト5上の4色トナー像は、記録材12を介して中間転写ベルト5に当接している二次転写ローラ9の作用によって、一括して記録材12上に二次転写される。
トナー像が転写された記録材12は、定着手段としての定着装置10に搬送される。定着装置10において記録材12に熱および圧力を加えられることで、記録材12にトナー像が定着される。
また、一次転写工程後に感光体ドラム1上に残留した一次転写残トナーは、クリーニング部材6によって除去、回収される。また、二次転写工程後に中間転写ベルト5上に残留した二次転写残トナーは、中間転写ベルトクリーニング装置11によって清掃される。
なお、画像形成装置100は、所望の一つの画像形成部のみを用いて、または、幾つか(全てではない)の画像形成部のみを用いて、単色またはマルチカラーの画像を形成することもできるようになっている。
次に、画像形成装置100に装着されるプロセスカートリッジ7の全体構成について説明する。本発明では、収容しているトナーの種類(色)を除いて、各色用のプロセスカートリッジ7の構成および動作は実質的に同一であるものを用いる。
図2は、感光体ドラム1の長手方向(回転軸線方向)に沿って見たプロセスカートリッジ7の概略断面(主断面)図である。図2のプロセスカートリッジ7の姿勢は、画像形成装置本体に装着された状態での姿勢であり、以下でプロセスカートリッジの各部材の位置関係や方向等について記載する場合はこの姿勢における位置関係や方向等を示している。
プロセスカートリッジ7は、感光体ドラム1等を備えた感光体ユニット13と、現像ローラ17等を備えた現像ユニット4とを一体化して構成される。
感光体ユニット13は、感光体ユニット13内の各種要素を支持する枠体としてのクリーニング枠体14を有する。クリーニング枠体14には、感光体ドラム1が図示しない軸受を介して回転可能に取り付けられている。感光体ドラム1は、図示しない駆動手段(駆動源)としての駆動モータの駆動力が感光体ユニット13に伝達されることで、画像形成動作に応じて図示矢印A方向(時計方向)に回転駆動される。本発明では、画像形成プロセスの中心となる感光体ドラム1は、アルミニウム製シリンダの外周面に機能性膜である下引き層、キャリア発生層、キャリア移送層を順にコーティングした有機感光体ドラム1を用いることが好ましい。
また、感光体ユニット13には、感光体ドラム1の周面上に接触するように、クリーニング部材6、帯電ローラ2が配置されている。クリーニング部材6によって感光体ドラム1の表面から除去された転写残トナーは、クリーニング枠体14内に落下、収容される。
帯電手段である帯電ローラ2は、導電性ゴムのローラ部を感光体ドラム1に加圧接触することで従動回転する。
ここで、帯電ローラ2の芯金には、帯電工程として、感光ドラム1に対して所定の直流電圧が印加されており、これにより感光ドラム1の表面には、一様な暗部電位(Vd)が形成される。前述のスキャナユニット3からのレーザー光によって画像データに対応して発光されるレーザー光のスポットパターンは、感光ドラム1を露光し、露光された部位は、キャリア発生層からのキャリアにより表面の電荷が消失し、電位が低下する。この結果、露光部位は所定の明部電位(Vl)、未露光部位は所定の暗部電位(Vd)の静電潜像が、感光ドラム1上に形成される。
一方、現像ユニット4は、トナー80を担持するためのトナー担持体としての現像ローラ17と、現像ローラ17にトナーを供給する供給部材としてのトナー供給ローラ20が配置された現像室を有している。
また、トナー供給ローラ20は、現像ローラ17との間に当接部N(現像ローラ17とトナー供給ローラ20とでトナーを挟む部分)を形成し、同一方向に回転している。
トナー収容室18内には、撹拌搬送部材22が設けられている。撹拌搬送部材22は、トナー収容室18内に収容されたトナーを撹拌すると共に、トナー供給ローラ20の上部に向けて図中矢印G方向にトナーを搬送するためのものでもある。
現像ブレード21は現像ローラ17の下方に配置され、現像ローラに対してカウンターで当接しており、トナー供給ローラ20によって供給されたトナーのコート量規制および電荷付与を行っている。現像ブレード21は、厚さ0.1mmの板バネ状のSUS製の薄板を用い、薄板のバネ弾性を利用して当接圧力を形成し、その表面がトナーおよび現像ローラ17に当接される。ここで、現像ブレードとしてはこの限りではなく、リン青銅やアルミニウム等の金属薄板でもよい。また、現像ブレード21の表面にポリアミドエラストマーやウレタンゴムやウレタン樹脂等の薄膜を被覆したものを用いてもよい。
トナーは、現像ブレード21と現像ローラ17との摺擦により摩擦帯電されて電荷を付与されると同時に層厚規制される。また、本発明においては、現像ブレード21に不図示のブレードバイアス電源から所定電圧を印加し、トナーコート層の安定化をするのが好ましい。
現像ローラ17と感光体ドラム1とは、対向部において各々の表面が同方向(図2では下から上に向かう方向)に移動するようにそれぞれ回転する。
なお、図2では、現像ローラ17は、感光体ドラム1に接触して配置されているが、現像ローラ17は、感光体ドラム1に対して所定間隔を開けて近接配置される構成であってもよい。
本発明においては、現像ローラ17に印加された所定のDCバイアスに対して、摩擦帯電によりマイナスに帯電したトナーが、感光体ドラム1に接触する現像部において、その電位差から、明部電位部にのみ転移して静電潜像を顕像化する。
本発明においては、トナー供給ローラ20と現像ローラ17とは、各々の表面が当接部Nにおいて、同一方向に回転していることがよい。図2においては、トナー供給ローラ20は図示矢印E方向(時計方向)に、現像ローラ17は矢印D方向に回転している。このことにより、トナーへの負荷を軽減し、長期間の使用においても高画質を維持することができる。トナー供給ローラ20は、導電性芯金の外周に発泡体層を形成した弾性スポンジローラである。トナー供給ローラ20と現像ローラ17は所定の侵入量、即ち、トナー供給ローラ20が現像ローラ17により凹状とされるその凹み量△Eを持って接触している。本発明においては、侵入量は、現像残トナーのはぎ取り性とトナーへの負荷のバランスから、0.3nm以上1.5mm以下であることが好ましく、0.7nm以上1.2mm以下であることがさらに好ましい。
トナー供給ローラ20と現像ローラ17とは、当接部Nにおいて互いに同方向に周速差を持って回転しており、この動作により、トナー供給ローラ20による現像ローラ17へのトナー供給とはぎ取りを行っている。その際、トナー供給ローラと現像ローラとの電位差を調整することにより、現像ローラへのトナー供給量を調整することが出来る。本発明では、供給ローラの周速が現像ローラの周速に対して110%以上250%以下であることが好ましく、150%以上200%以下であることがさらに好ましい。トナー供給ローラに対しては、DCバイアスを印加してもよい。
以下、本発明に好適に用いられるトナー供給ローラの詳細について説明する。
図2におけるトナー供給ローラ20は、導電性支持体と、導電性支持体に支持される発泡層と、を備える。具体的には、導電性支持体たる芯金電極20aと、その周囲に気泡同士がつながっている連続気泡体(連泡)から構成される発泡層としての発泡ウレタン層20bが設けられており、図中Eの方向に回転する。表層のウレタンを連続気泡体とすることで、トナー供給ローラ20内部にトナーが多量に進入可能となる。また、トナー供給ローラ20の表面セル径は50μm〜1000μmとするのが好ましい。
ここで、セル径とは、任意断面の発泡セルの平均径をいい、まず任意断面の拡大画像から最大である発泡セルの面積を測定し、この面積から真円相当径を換算し最大セル径を得る。そしてこの最大セル径の1/2以下である発泡セルをノイズとして削除した後、残りの個々のセル面積から同様に換算した個々のセル径の平均値のことを指す。
以上述べたように、本発明の画像形成方法に用いる画像形成装置は、トナー供給ローラと現像ローラを同一方向に回転させることにより、トナーへの負荷を軽減し、長期間の使用においても高画質を維持することができる。
しかし、より高速化が進んだ場合に、現像されずに残ったトナーのはぎ取りが不十分となり、Dローラに連れ回ったトナーが過帯電することによる、規制不良が懸念される。特に、極低温低湿環境において起こりやすい。
本発明者らは、鋭意検討の結果、粉体流動性分析装置によって測定されるトータルエネルギーを一定の範囲に調整すること、特に、トナー粉体層に3kPaの荷重をかけた際のトータルエネルギーを一定以下に制御することで、上記問題を解決し、簡易な構成要素での設計においても、高速、高画質、高耐久を満足する画像形成方法を提供できることを見出した。また、特定のシリカ微粒子を用いることで、少量のシリカ微粒子添加量でも、トータルエネルギーを一定以下に抑えられ、熱伝導性の悪化による定着性能の悪化を抑制することができた。
具体的には、結着樹脂と着色剤と離型剤を含有するトナー粒子とシリカ微粒子を含有し、前記シリカ微粒子のトナー粒子100質量部当たりの添加量が0.5質量部以上1.4質量部以下であり、前記シリカ微粒子の一次粒子の個数平均粒径が4nm以上10nm以下であるシリカ微粒子を含有し、前記トナーが以下の関係式を満足するトナーを用いることで、上記問題が解決される。
300≦Et100(mJ)≦450 (1)
1.00≦Et3kPa/Et100≦2.30 (2)
(上記式(1)および(2)におけるEt100(mJ)は、粉体流動性分析装置においてプロペラ型ブレードの最外縁部の周速を100mm/sで回転させながら容器内のトナー粉体層中に垂直に進入させ、前記粉体層の底面から100mmの位置から測定を開始し、底面から10mmの位置まで進入させたときに得られる、回転トルクと垂直荷重の総和を表しており、上記式(2)におけるEt3kPaは、3kPaの荷重負荷を与えたトナー粉体層中に上記Et100を計測する要領で測定した、回転トルクと垂直荷重の総和を表している。)
本発明者らは、Et100が小さいほど、トナーの流動性が良いことを表しており、現像ユニット内では、現像ローラや供給ローラ、撹拌搬送部材等の回転に対して、トナーが追従しやすくなると考えている。Et100が上記範囲内であるトナーを用いることで、トナーを効率よく供給ローラと現像ローラの当接部に供給することができ、ベタ画像の濃度安定化に有利になる。Et100が300未満だと流動性が良すぎるために、トナー飛散が起こりやすくなってしまう。Et100が450を超えると、トナー供給が安定に行われないため、ベタ画像の濃度が安定せず、ベタ追従性不良を起こしやすくなる。また、Et3kPa/Et100はトナーに荷重負荷をかけた粉体層と、通常のトナー粉体層のトータルエネルギーの比を示しており、圧力に対する流動性の変化度合を表している。Et3kPa/Et100が上記式(2)を満たすことは、規制ブレードと現像ローラ間、供給ローラと現像ローラの当接部などで圧力がかかった現像残トナーの流動性の変化が小さく抑えられていることを表している。このことにより、本発明の画像形成方法に用いる画像形成装置で懸念されていた現像残トナーのはぎ取りが良好にでき、規制不良を抑制することができる。
本発明のトナーには、一次粒子の個数平均粒径が4nm以上10nm以下であるシリカ微粒子をメインシリカとして含有することが好ましく、シリカ微粒子の総添加量はトナー粒子100質量部当たり0.5質量部以上1.4質量部以下であることが好ましい。粒径が4nm以上10nm以下であるシリカ微粒子は、トナーの流動性改善剤の効果が大きく、少量でもすぐれた流動性を発揮する。4nm未満ではシリカ微粒子の凝集を抑制することが困難であり、10nmより大きいと、流動性改善剤の効果としては小さくなる。
また、本発明に用いられる原体シリカ微粒子の一次粒子の個数平均粒径をd1(nm)とし、原体シリカ微粒子の凝集体のメジアン径をd2(nm)としたとき、上記d1およびd2が下記式
4≦d1≦10
d2/d1≦9.0
を満たすことが好ましく、
4≦d1≦8
d2/d1≦8.0
を満たすことがさらに好ましい。d1が4以上10以下であり、d2/d1が9.0以下である場合、原体シリカ微粒子の粒度分布が均一であるため、流動性改善効果が大きい。また、カップリング剤やシリコーンオイルによる疎水化処理が均一になされやすく、疎水性を高く保つことができる。また、d1が4以上8以下であり、d2/d1が8.0以下である場合、上記効果はさらに向上する。
シリカ微粒子の添加量は0.5質量部未満だと十分に被覆率が確保できず、流動性や帯電性が不十分であり、1.4質量部より大きいと、シリカ微粒子の影響でトナーの熱伝導性が悪化し、定着性の悪化が見られる。
本発明のトナーには、シリカ微粒子のトナー表面への埋め込みを防止する目的で、一次粒子の個数平均径が20nm以上300nm以下のシリカ微粒子を少量含んでもよい。上記の流動性改善効果とのバランスから、20nm以上45nm以下のシリカ微粒子がより好ましい。
本発明のトナーは、少ないシリカ微粒子の添加量において、所望の流動性を得るため、シリカ微粒子以外の流動性向上剤が添加され、酸化チタン微粒子が好適に用いられる。酸化チタン微粒子は、シリカ微粒子よりも熱伝導性がよく、定着性を大きく損なうことがなく流動性を改善することができるためである。また、酸化チタンはその導電性から、トナーの過剰な帯電を防止する効果も得られる。
酸化チタン微粒子はトナー粒子100質量部に対し、0.2質量部以上1.2質量部以下添加されるのが好ましい。0.2質量部未満では酸化チタン微粒子添加による流動性の改善効果が得られず、1.2質量部を超えると、帯電性の低下が見られ、非印字部にトナーが飛散する、いわゆるカブリ現象が起こりやすくなる。用いる酸化チタン微粒子は、一次粒子の個数平均径が10nm以上40nm以下のものが好ましい。これは上述のシリカ微粒子と同様に流動性向上効果を大きくもたせるため、酸化チタン微粒子の製造上、問題ない範囲で一次粒子の個数平均径が小さいものを使用するためである。
前記シリカ微粒子および酸化チタン微粒子は、少なくともシリコーンオイルによる処理が施されることが好ましい。これはオイルが滑剤の効果を示し、Et3kPa/Et100の値を低く抑えることができるためである。その際のシリコーンオイルの処理量は、シリカ微粒子100質量部に対して5質量部以上40質量部以下が好ましい。シリコーンオイルの処理量が増えると、滑剤効果により、Et3kPa/Et100の値は低くなるが、トナーが凝集塊になりやすく、現像ローラと規制ブレードの間に滞留して、現像スジが発生しやすくなる。
前記現像スジの観点から、本発明のトナーは凝集度が5以上35以下であることが好ましい。凝集度が35を超えると、トナー凝集塊が発生しやすくなる。凝集度は、シリカ微粒子や酸化チタン微粒子の添加量、表面処理方法により適宜制御することが可能である。
用いるシリコーンオイルとしては、例えばジメチルシリコーンオイル、メチルフェニルシリコーンオイル、メチルハイドロジェンシリコーンオイルといったストレートシリコーンオイル、エポキシ変性シリコーンオイル、カルボキシル変性シリコーンオイル、カルビノール変性シリコーンオイル、メタクリル変性シリコーンオイル、メルカプト変性シリコーンオイル、フェノール変性シリコーンオイル、片末端反応性変性シリコーンオイル、異種官能基変性シリコーンオイル、ポリエーテル変性シリコーンオイル、メチルスチリル変性シリコーンオイル、アルキル変性シリコーンオイル、高級脂肪酸エステル変性シリコーンオイル、親水性特殊変性シリコーンオイル、高級アルコキシ変性シリコーンオイル、高級脂肪酸含有変性シリコーンオイル、フッ素変性シリコーンオイルなどの変性シリコーンオイルを用いることができる。また、用途に応じて上記シリコーンオイルのうち2種以上を混合してもよい。また、ここで特に好ましいのはジメチルシリコーンオイルである。その理由は定かではないが、構造が単純な為、帯電安定性に優れる為であると予想される。
上記シリカ微粒子および酸化チタン微粒子はさらに疎水化度を高めるため、シラン化合物、チタネートカップリング剤、アルミニウムカップリング剤、ジルコアルミネートカップリング剤などのカップリング剤による処理を行ってもよい。具体的には、例えば、ヘキサメチルジシラザン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、γ−メタクリルオキシプロピルトリメトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、イソブチルトリメトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、ジメチルジエトキシシラン、トリメチルメトキシシラン、ヒドロキシプロピルトリメトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、n−ヘキサデシルトリメトキシシラン、n−オクタデシルトリメトキシシラン等を挙げることができる。
より好適には、カップリング剤およびシリコーンオイル両方で疎水化処理したものが表面の疎水化を確実に行うことができるためによい。処理の順番は問わないが、シリコーンオイルで処理した後にカップリング処理したものは、オイル遊離の低減、表面オイルによる凝集塊の形成を防止でき、より好ましい。
本発明のトナーは、シリカ微粒子、酸化チタン微粒子に加えて、さらに80nm以上800nm以下の無機微粒子を含有させることで、より環境特性および耐久特性の安定化が望める。具体的には、ハイドロタルサイト、酸化アルミニウム、酸化亜鉛の微粉体等が帯電量を長期にわたってコントロールし易く好適に用いることができる。ただし、これらの微粉体は上記シリカ微粒子および酸化チタン微粒子による流動特性を損なわない程度の使用に抑えることが必要である。
これらの添加剤をトナー表面に均一に付着させるための混合機は、特性を達成可能なものであれば特に限定することがなく、公知の製造方法が使用可能である。一例として、ヘンシェルミキサー、スーパーミキサーといった既存の高速撹拌型の混合機が挙げられる。
<Et100(mJ)およびEt3kPa(mJ)の測定方法>
本発明におけるEt100(mJ)およびEt3kPa(mJ)は、「粉体流動性分析装置パウダーレオメータFT4」(Freeman Technology社製、以下、FT4と省略する場合がある。)を用いることによって測定する。
具体的には、以下の操作により測定を行う。
全ての操作において、プロペラ型ブレードはFT4専用の48mm径ブレード(図3参照。型番:C210、材質:SUS、以下、ブレードと省略する場合がある。)を用いる。このプロペラ型ブレードは、48mm×10mmのブレード板の中心に法線方向に回転軸が存在し、ブレード板は両最外縁部分(回転軸から24mm部分)が70°、回転軸から12mmの部分が35°というように、反時計回りになめらかにねじられたものである。
測定容器は、FT4専用の円筒状のスプリット容器(型番:C203、材質:ガラス、直径50mm、容積160ml、底面からスプリット部分までの高さ82mm、以下、容器と省略する場合がある。)を用いる。
なお、温度23℃、湿度60%RHの環境下に3日以上放置されたトナーを、前記の測定容器に100g入れ、トナー粉体層とする。
(1)コンディショニング操作
(a)プロペラ型ブレードを、ブレードの最外縁部の周速が60mm/secとなるように、粉体層表面に対して時計回り(ブレードの回転により粉体層がほぐされる方向)に回転する。このブレードを、移動中のブレードの最外縁部が描く軌跡と粉体層表面とのなす角(以降、なす角と省略する場合がある。)が5°となる進入速度で、粉体層表面から、トナー粉体層の底面から10mmの位置まで垂直方向に進入させる。その後、なす角が2°となる進入速度に変えて、ブレードの最外縁部の周速が60mm/secとなるように、粉体層表面に対して時計回りに回転しながら、トナー粉体層の底面から1mmの位置までブレードを進入させる。さらに、なす角が5°の速度で、ブレードの最外縁部の周速が60mm/secとなるように、粉体層表面に対して時計回りに回転しながら、トナー粉体層の底面から100mmの位置までブレードを移動させ、抜き取りを行う。抜き取りが完了したら、ブレードを時計回り、反時計回りに交互に小さく回転させることでブレードに付着したトナーを払い落とす。
(b)(1)−(a)の操作を5回繰り返し、トナー粉体層中に取り込まれている空気を取り除く。
(2)圧縮操作
Et3kPa(mJ)を測定する際は、(1)でコンディショニング操作したトナー粉体層に3kPaの圧力を加えて、圧縮する。具体的には圧縮試験用ピストン(直径48mm、高さ20mm、下部メッシュ張り)を上記プロペラ型ブレードの代わりに装着する。このピストンを0.1mm/sで下降させてトナーを圧縮する。ピストンへの負荷が3kPaになったら下降を停止しそのまま60秒ホールドし、圧縮粉体層を形成する。
(3)スプリット操作
コンディショニングした粉体層もしくは圧縮粉体層を上述のFT4専用容器のスプリット部分ですり切り、粉体層上部のトナーを取り除く。なお、この操作により、トナー粉体層の体積を測定毎に同じとすることができる。
(4)測定操作
(i)Et100の測定
(a)(1)−(a)と同様のコンディショニング操作を一回行う。
(b)プロペラ型ブレードを、ブレードの最外縁部の周速が100mm/secとなるように、粉体層表面に対して反時計回り(ブレードの回転により粉体層が押し込まれる方向)に回転する。このブレードを、なす角が5°となる進入速度で、粉体層表面から、トナー粉体層の底面から10mmの位置まで垂直方向に進入させる。その後、ブレードの最外縁部の周速が60mm/secとなるように、粉体層表面に対して時計回りに回転し、粉体層への垂直方向の進入速度をなす角が2°となる進入速度で、粉体層の底面から1mmの位置まで進入させる。さらに、なす角が5°の速度で、粉体層の底面から100mmの位置までブレードを移動させ、抜き取りを行う。抜き取りが完了したら、ブレードを時計回り、反時計回りに交互に小さく回転させることでブレードに付着したトナーを払い落とす。
(c)(4)−(i)−(b)の操作をさらに6回繰り返し、6回目における、トナー粉体層の底面から100mmの位置から10mmの位置までブレードを進入させたときに得られる回転トルクと垂直荷重の総和Etを、Et100とする。
(ii)Et3kPaの測定
圧縮粉体層に対して(4)−(i)−(b)の操作を同様に行い、トナー粉体層の底面から100mmの位置から10mmの位置までブレードを進入させたときに得られる回転トルクと垂直荷重の総和Etを、Et3kPaとする。
<原体シリカ微粒子の個数平均粒径>
シリカ微粒子の平均一次粒径の測定は、トナー粒子100質量部に対してシリカ微粒子を1質量部添加したものを、FE−SEM S−4800(日立製作所製)により10万倍に拡大したトナー粒子表面の写真を撮影し、その拡大写真を用いて100個以上のシリカ微粒子の粒径を測定、算術平均から求めた。なお、シリカ微粒子の粒径は、形状が球形の場合はその絶対最大長を、長径と短径を有する場合は長径を、粒径としてカウントする。
<原体シリカ微粒子の凝集体のメジアン径の測定方法>
原体シリカ微粒子の凝集体のメジアン径の測定は、レーザー回折・散乱式粒度分布測定装置「LA−950」(堀場製作所社製)を用いて行った。測定溶媒としては、予め不純固形物などを除去したエタノールを用い、シリカ微粒子を添加後、超音波時間1分、屈折率1.08の条件で測定し、得られたメジアン径を凝集体のメジアン径とした。
<トナーの凝集度の測定方法>
トナーの凝集度は、以下のようにして測定した。
測定装置としては、「パウダーテスター」(ホソカワミクロン社製)の振動台側面部分に、デジタル表示式振動計「デジバイブロ MODEL 1332A」(昭和測器社製)を接続したものを用いた。そして、パウダーテスターの振動台上に下から、目開き25μm(635メッシュ)の篩、目開き38μm(390メッシュ)の篩、目開き75μm(200メッシュ)の篩の順に重ねてセットした。測定は、23℃、60%RH環境下で、以下の様にして行った。
(1)デジタル表示式振動計の変位の値を0.60mm(peak−to−peak)になるように振動台の振動幅を予め調整した。
(2)予め23℃、60%RH環境下において24時間放置したトナー5gを精秤し、最上段の目開き150μmの篩上に静かにのせた。
(3)篩を15秒間振動させた後、各篩上に残ったトナーの質量を測定して、下式にもとづき凝集度を算出した。
(式)凝集度(%)={(篩C上の試料質量(g))/5(g)}×100+{(篩B上の試料質量(g))/5(g)}×100×0.6+{(篩A上の試料質量(g))/5(g)}×100×0.2
<トナーの重量平均粒径D4の測定方法>
トナーの重量平均粒径(D4)は、以下のようにして算出する。測定装置としては、100μmのアパーチャーチューブを備えた細孔電気抵抗法による精密粒度分布測定装置「コールター・カウンター Multisizer 3」(登録商標、ベックマン・コールター社製)を用いる。測定条件の設定および測定データの解析は、付属の専用ソフト「ベックマン・コールター Multisizer 3 Version3.51」(ベックマン・コールター社製)を用いる。なお、測定は実効測定チャンネル数2万5千チャンネルで行う。
測定に使用する電解水溶液は、特級塩化ナトリウムをイオン交換水に溶解して濃度が約1質量%となるようにしたもの、例えば、「ISOTON II」(ベックマン・コールター社製)が使用できる。
なお、測定、解析を行う前に、以下のように前記専用ソフトの設定を行った。
前記専用ソフトの「標準測定方法(SOMME)を変更」画面において、コントロールモードの総カウント数を50000粒子に設定し、測定回数を1回、Kd値は「標準粒子10.0μm」(ベックマン・コールター社製)を用いて得られた値を設定する。「閾値/ノイズレベルの測定ボタン」を押すことで、閾値とノイズレベルを自動設定する。また、カレントを1600μAに、ゲインを2に、電解液をISOTON IIに設定し、「測定後のアパーチャーチューブのフラッシュ」にチェックを入れる。
前記専用ソフトの「パルスから粒径への変換設定」画面において、ビン間隔を対数粒径に、粒径ビンを256粒径ビンに、粒径範囲を2μmから60μmまでに設定する。
具体的な測定法は以下の通りである。
(1)Multisizer 3専用のガラス製250ml丸底ビーカーに前記電解水溶液約200mlを入れ、サンプルスタンドにセットし、スターラーロッドの撹拌を反時計回りで24回転/秒にて行う。そして、専用ソフトの「アパーチャーのフラッシュ」機能により、アパーチャーチューブ内の汚れと気泡を除去しておく。
(2)ガラス製の100ml平底ビーカーに前記電解水溶液約30mlを入れる。この中に分散剤として「コンタミノンN」(非イオン界面活性剤、陰イオン界面活性剤、有機ビルダーからなるpH7の精密測定器洗浄用中性洗剤の10質量%水溶液、和光純薬工業社製)をイオン交換水で約3質量倍に希釈した希釈液を約0.3ml加える。
(3)発振周波数50kHzの発振器2個を位相を180度ずらした状態で内蔵し、電気的出力120Wの超音波分散器「Ultrasonic Dispension System Tetra150」(日科機バイオス社製)を準備する。超音波分散器の水槽内に約3.3lのイオン交換水を入れ、この水槽中にコンタミノンNを約2ml添加する。
(4)前記(2)のビーカーを前記超音波分散器のビーカー固定穴にセットし、超音波分散器を作動させる。そして、ビーカー内の電解水溶液の液面の共振状態が最大となるようにビーカーの高さ位置を調整する。
(5)前記(4)のビーカー内の電解水溶液に超音波を照射した状態で、トナー約10mgを少量ずつ前記電解水溶液に添加し、分散させる。そして、さらに60秒間超音波分散処理を継続する。なお、超音波分散にあたっては、水槽の水温が10℃以上40℃以下となる様に適宜調節する。
(6)サンプルスタンド内に設置した前記(1)の丸底ビーカーに、ピペットを用いてトナーを分散した前記(5)の電解質水溶液を滴下し、測定濃度が約5%となるように調整する。そして、測定粒子数が50000個になるまで測定を行う。
(7)測定データを装置付属の前記専用ソフトにて解析を行い、重量平均粒径(D4)を算出する。なお、前記専用ソフトでグラフ/体積%と設定したときの、「分析/体積統計値(算術平均)」画面の「平均径」が重量平均粒径(D4)である。
本発明のトナー粒子の製造方法は、上記トータルエネルギーを達成可能なものであれば特に限定することがなく、公知の製造方法が使用可能である。
公知の製造方法の中でも本発明のトナー粒子は、ラジカル重合性モノマーと着色剤とを分散し、ついで水系媒体等に所望のトナー粒径になるように液滴分散し、懸濁重合させる工程を経てトナー粒子を調製する懸濁重合法トナーであることが好ましい。これは、粒度分布がシャープであり、球形度が高く、かつ表面の材質がほぼ均一な粒子を形成することができるため、安定した流動性や、優れた帯電特性を得られやすいためである。
以下、本発明に用いられるトナー粒子を得る上で最も好適な懸濁重合法を例示して、前記トナー粒子の製造方法を説明する。
重合性単量体、着色剤、極性樹脂、離型剤および必要に応じた他の添加物を、ホモジナイザー、ボールミル、コロイドミル、超音波分散機などの分散機に依って均一に溶解または分散させ、これに重合開始剤を溶解し、重合性単量体組成物を調製する。
次に、前記重合性単量体組成物を分散安定剤含有の水系媒体中に分散して造粒して粒子を形成し、粒子中の重合性単量体を重合させることによってトナー粒子を製造する。
前記重合開始剤は、重合性単量体中に他の添加剤を添加するときに同時に加えてもよいし、水系媒体中に前記重合性単量体組成物を分散する直前に混合してもよい。
また、造粒直後、重合反応を開始する前に重合性単量体あるいは溶媒に溶解した重合開始剤を加えることもできる。
本発明において、分散時、造粒時、重合反応を開始する前に、pH調整のため適当な酸を添加することが好ましい。
本発明のトナーに用いられる酸としては、一般的に用いられている塩酸、硫酸、硝酸などの酸を用いることができる。
重合時の水溶液を適当なpHに調整することによって、より均一な帯電性能を有するトナーを得ることが可能である。
前記重合性単量体組成物の分散工程から重合工程に至る重合反応時に極性樹脂を添加すると、トナー粒子となる重合性単量体組成物と水系分散媒体の呈する極性のバランスに応じて、極性樹脂の存在状態を制御することができる。
即ち、極性樹脂を添加することで、樹脂層に応じた機能分離が可能となる。また、懸濁重合法により得られるトナー粒子は、離型剤成分を内包化しているコアシェル構造を有しているため好ましい。
極性樹脂としては、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、スチレン−アクリル酸共重合体
、スチレン−メタクリル酸共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体が挙げられる。
本発明のトナーに用いられる結着樹脂を構成する重合性単量体としては、一般的に用いられているスチレン−アクリル共重合体、スチレン−メタクリル共重合体、エポキシ樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体が挙げられる。
前記結着樹脂を構成する重合性単量体としては、ラジカル重合が可能なビニル系重合性単量体を用いることが可能である。前記ビニル系重合性単量体としては、単官能性重合性単量体或いは多官能性重合性単量体を使用することができる。
結着樹脂を構成するための重合性単量体としては、以下のものが挙げられる。スチレン;o−(m−,p−)メチルスチレン、m−(p−)エチルスチレンなどのスチレン系単量体;アクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、メタクリル酸プロピル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸ブチル、アクリル酸オクチル、メタクリル酸オクチル、アクリル酸ドデシル、メタクリル酸ドデシル、アクリル酸ステアリル、メタクリル酸ステアリル、アクリル酸ベヘニル、メタクリル酸ベヘニル、アクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ジメチルアミノエチル、メタクリル酸ジメチルアミノエチル、アクリル酸ジエチル、アミノエチル、メタクリル酸ジエチルアミノエチルなどのアクリル酸エステル系単量体或いはメタクリル酸エステル系単量体;ブタジエン、イソプレン、シクロヘキセン、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、アクリル酸アミド、メタクリル酸アミドなどのエン系単量体。
本発明においては、トナー粒子の機械的強度を高めると共に、トナーのTHF可溶成分の分子量を制御するために、結着樹脂を合成するときに架橋剤を用いてもよい。
2官能の架橋剤として、以下のものが挙げられる。ジビニルベンゼン、ビス(4−アクリロキシポリエトキシフェニル)プロパン、エチレングリコールジアクリレート、1,3−ブチレングリコールジアクリレート、1,4−ブタンジオールジアクリレート、1,5−ペンタンジオールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、トリエチレングリコールジアクリレート、テトラエチレングリコールジアクリレート、ポリエチレングリコール#200、#400、#600の各ジアクリレート、ジプロピレングリコールジアクリレート、ポリプロピレングリコールジアクリレート、ポリエステル型ジアクリレート(MANDA日本化薬)、および前記のジアクリレートをジメタクリレートに代えたもの。
多官能の架橋剤としては、以下のものが挙げられる。ペンタエリスリトールトリアクリレート、トリメチロールエタントリアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、テトラメチロールメタンテトラアクリレート、オリゴエステルアクリレートおよびそのメタクリレート、2,2−ビス(4−メタクリロキシポリエトキシフェニル)プロパン、ジアリルフタレート、トリアリルシアヌレート、トリアリルイソシアヌレートおよびトリアリルトリメリテート。
本発明に用いられる離型剤は、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、ペトロラタム等の石油系ワックスおよびその誘導体;モンタンワックスおよびその誘導体;フィッシャートロプシュ法による炭化水素ワックスおよびその誘導体;ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワックス等のポリオレフィンワックスおよびその誘導体、カルナバワックス、キャンデリラワックス等の天然ワックスおよびその誘導体;高級脂肪族アルコール;ステアリン酸、パルミチン酸等の脂肪酸;酸アミドワックス;エステルワックス;硬化ヒマシ油およびその誘導体;植物系ワックス;動物性ワックス等が用いられる。この中で特に、離型性に優れるという観点からパラフィンワックス、エステルワックスおよび炭化水素ワックスが好ましい。
本発明のトナーに用いられる重合開始剤としては、以下のものが挙げられる。2,2’−アゾビス−(2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、1,1’−アゾビス(シクロヘキサン−1−カルボニトリル)、2,2’−アゾビス−4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリル、アゾビスイソブチロニトリルなどのアゾ系またはジアゾ系重合開始剤;ベンゾイルペルオキシド、メチルエチルケトンペルオキシド、ジイソプロピルペルオキシカーボネート、クメンヒドロペルオキシド、2,4−ジクロロベンゾイルペルオキシド、ラウロイルペルオキシド、tert−ブチル−パーオキシピバレートなどの過酸化物系重合開始剤。重合開始剤の種類は、重合法により若干異なるが、10時間半減期温度を参考に、単独または混合して使用される。
本発明のトナーは、着色力を付与するために着色剤を必須成分として含有する。本発明に好ましく使用される着色剤として、以下の有機顔料、有機染料、無機顔料が挙げられる。
シアン系着色剤としての有機顔料または有機染料としては、銅フタロシアニン化合物およびその誘導体、アントラキノン化合物、塩基染料レーキ化合物が挙げられる。
具体的には、以下のものが挙げられる。C.I.ピグメントブルー1、C.I.ピグメントブルー7、C.I.ピグメントブルー15、C.I.ピグメントブルー15:1、C.I.ピグメントブルー15:2、C.I.ピグメントブルー15:3、C.I.ピグメントブルー15:4、C.I.ピグメントブルー60、C.I.ピグメントブルー62、C.I.ピグメントブルー。
マゼンタ系着色剤としての有機顔料または有機染料としては、以下のものが挙げられる。縮合アゾ化合物、ジケトピロロピロール化合物、アントラキノン、キナクリドン化合物、塩基染料レーキ化合物、ナフトール化合物、ベンズイミダゾロン化合物、チオインジゴ化合物、ペリレン化合物。
具体的には、以下のものが挙げられる。C.I.ピグメントレッド2、C.I.ピグメントレッド3、C.I.ピグメントレッド5、C.I.ピグメントレッド6、C.I.ピグメントレッド7、C.I.ピグメントバイオレット19、C.I.ピグメントレッド23、C.I.ピグメントレッド48:2、C.I.ピグメントレッド48:3、C.I.ピグメントレッド48:4、C.I.ピグメントレッド57:1、C.I.ピグメントレッド81:1、C.I.ピグメントレッド122、C.I.ピグメントレッド144、C.I.ピグメントレッド146、C.I.ピグメントレッド150、C.I.ピグメントレッド166、C.I.ピグメントレッド169、C.I.ピグメントレッド177、C.I.ピグメントレッド184、C.I.ピグメントレッド185、C.I.ピグメントレッド202、C.I.ピグメントレッド206、C.I.ピグメントレッド220、C.I.ピグメントレッド221、C.I.ピグメントレッド254。
イエロー系着色剤としての有機顔料または有機染料としては、縮合アゾ化合物、イソインドリノン化合物、アントラキノン化合物、アゾ金属錯体、メチン化合物、アリルアミド化合物に代表される化合物が挙げられる。
具体的には、以下のものが挙げられる。C.I.ピグメントイエロー12、C.I.ピグメントイエロー13、C.I.ピグメントイエロー14、C.I.ピグメントイエロー15、C.I.ピグメントイエロー17、C.I.ピグメントイエロー62、C.I.ピグメントイエロー74、C.I.ピグメントイエロー83、C.I.ピグメントイエロー93、C.I.ピグメントイエロー94、C.I.ピグメントイエロー95、C.I.ピグメントイエロー97、C.I.ピグメントイエロー109、C.I.ピグメントイエロー110、C.I.ピグメントイエロー111、C.I.ピグメントイエロー120、C.I.ピグメントイエロー127、C.I.ピグメントイエロー128、C.I.ピグメントイエロー129、C.I.ピグメントイエロー147、C.I.ピグメントイエロー151、C.I.ピグメントイエロー154、C.I.ピグメントイエロー155、C.I.ピグメントイエロー168、C.I.ピグメントイエロー174、C.I.ピグメントイエロー175、C.I.ピグメントイエロー176、C.I.ピグメントイエロー180、C.I.ピグメントイエロー181、C.I.ピグメントイエロー191、C.I.ピグメントイエロー194。
黒色着色剤としては、カーボンブラック、前記イエロー系着色剤/マゼンタ系着色剤/シアン系着色剤を用い黒色に調色されたものが挙げられる。
これらの着色剤は、単独または混合しさらには固溶体の状態で用いることができる。本発明のトナーに用いられる着色剤は、色相角、彩度、明度、耐光性、OHP透明性、トナー中の分散性の点から選択される。
本発明においては重合法を用いてトナー粒子を得る場合には、着色剤の持つ重合阻害性や水相移行性に注意を払う必要があり、好ましくは、重合阻害のない物質による疎水化処理を着色剤に施しておいたほうが良い。
前記水系媒体調製時に使用する分散安定剤としては、公知の無機系および有機系の分散安定剤を用いることができる。
具体的には、無機系の分散安定剤の例としては、以下のものが挙げられる。リン酸三カルシウム、リン酸マグネシウム、リン酸アルミニウム、リン酸亜鉛、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、メタケイ酸カルシウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、ベントナイト、シリカ、アルミナ。
また、有機系の分散剤としては、以下のものが挙げられる。ポリビニルアルコール、ゼラチン、メチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロースのナトリウム塩、デンプン。
また、市販のノニオン、アニオン、カチオン型の界面活性剤の利用も可能である。この様な界面活性剤としては、以下のものが挙げられる。ドデシル硫酸ナトリウム、テトラデシル硫酸ナトリウム、ペンタデシル硫酸ナトリウム、オクチル硫酸ナトリウム、オレイン酸ナトリウム、ラウリル酸ナトリウム、ステアリン酸カリウム、オレイン酸カルシウム。
本発明のトナーに用いられる水系媒体調製時に使用する分散安定剤としては、無機系の難水溶性の分散安定剤が好ましく、しかも酸に可溶性である難水溶性無機分散安定剤を用いることが好ましい。
本発明において、前記のような分散安定剤が分散された水系媒体を調製する場合には、市販の分散安定剤をそのまま用いて分散させてもよい。
また、細かい均一な粒度を有する分散安定剤の粒子を得るために、水などの液媒体中で、高速撹拌下、分散安定剤を生成させて水系媒体を調製してもよい。
例えば、リン酸三カルシウムを分散安定剤として使用する場合、高速撹拌下でリン酸ナトリウム水溶液と塩化カルシウム水溶液を混合してリン酸三カルシウムの微粒子を形成することで、好ましい分散安定剤を得ることができる。
本発明のトナーにおいては、必要に応じて荷電制御剤をトナー粒子と混合して用いることも可能である。荷電制御剤を配合することにより、荷電特性の向上と安定化、現像システムに応じた最適の摩擦帯電量のコントロールが可能となる。
荷電制御剤としては、公知のものが利用でき、特に帯電スピードが速く、かつ、一定の帯電量を安定して維持できる荷電制御剤が好ましい。
さらに、トナー粒子を直接重合法により製造する場合には、重合阻害性が低く、水系媒体への可溶化物が少ない荷電制御剤が特に好ましい。
荷電制御剤として、トナーを負荷電性に制御するものとしては、以下のものが挙げられる。有機金属化合物、キレート化合物が有効であり、モノアゾ金属化合物、アセチルアセトン金属化合物、芳香族オキシカルボン酸、芳香族ダイカルボン酸、オキシカルボン酸およびダイカルボン酸系の金属化合物。他には、芳香族オキシカルボン酸、芳香族モノおよびポリカルボン酸およびその金属塩、無水物、エステル類、ビスフェノールなどのフェノール誘導体類なども含まれる。さらに、尿素誘導体、含金属サリチル酸系化合物、含金属ナフトエ酸系化合物、ホウ素化合物、4級アンモニウム塩、カリックスアレーン、樹脂系帯電制御剤が挙げられる。
この中でも、荷電制御剤としてスルホン酸系官能基を有する重合体は、スルホン酸基、スルホン酸塩基またはスルホン酸エステル基を有する重合体または共重合体であることが好ましい。
以下、具体的実施例によって本発明を説明するが、本発明はなんらこれらに限定されるものではない。
<シリカ微粒子1の製造例>
第1処理工程として、フュームドシリカ(商品名AEROSIL380S、BET法による比表面積380m2/g、一次粒子の個数平均径7nm、凝集体のメジアン径53.8nm、日本アエロジル株式会社製)100質量部に対し、30.0質量部のヘキサメチルジシラザン(以下HMDSとも言う)を内部に噴霧し、シリカの流動化状態でシラン化合物処理を行った。この反応を60分間継続した後、反応を終了した。
第2処理工程として、第1処理工程によって生成したシリカ微粒子に対し、10.0質量部のジメチルシリコーンオイルを噴霧し、30分間撹拌を続けた。その後、撹拌しながら温度を300℃まで昇温させてさらに2時間撹拌することによって、ジメチルシリコーンオイルをフュームドシリカ表面に焼き付け、反応を終了し、シリカ微粒子1を得た。
<シリカ微粒子2〜シリカ微粒子9の製造例>
シリカ微粒子1の製造例において、処方および処理条件を表1に記載のものに変更する以外はシリカ微粒子1の製造例と同様にしてシリカ微粒子2〜シリカ微粒子9を得た。また、シリカ微粒子2においては第1処理工程にシリコーンオイル処理、第2処理工程にHMDS処理を行った。シリカ微粒子7においては、第1処理工程を、シリカ微粒子9においては第2処理工程を行わなかった。
<酸化チタン微粒子1の製造例>
第1処理工程として、一次粒子の個数平均径15nmの酸化チタン微粒子(商品名MT−150A、テイカ(株)製)100質量部に対し、10.0質量部のイソブチルトリメトキシシランを内部に噴霧し、チタンの流動化状態でシラン化合物処理を行った。 この反応を60分間継続した後、反応を終了した。
第2処理工程として、第1処理工程によって生成したチタン微粒子に対し、10.0質量部のジメチルシリコーンオイルを噴霧し、30分間撹拌を続けた。その後、撹拌しながら温度を190℃まで昇温させてさらに3時間撹拌することによって、ジメチルシリコーンオイルを酸化チタン表面に焼き付け、反応を終了した。その後、酸化チタンの凝集体が無くなるまでジェットミルで繰り返し解砕処理を行い、酸化チタン微粒子1を得た。
<酸化チタン微粒子2〜酸化チタン微粒子4の製造例>
酸化チタン微粒子1の製造例において、処方および処理工程を表2に記載のものに変更する以外は酸化チタン微粒子1の製造例と同様にして酸化チタン微粒子2〜酸化チタン微粒子4を得た。なお、酸化チタン微粒子4においては、第2処理工程を行わなかった。
Figure 2015041047
Figure 2015041047
<トナー粒子(1)の製造例>
懸濁重合法により、以下の様にしてトナー粒子1を製造した。
下記材料を混合し、2時間撹拌して極性樹脂を溶解させ、極性樹脂含有単量体組成物を得た。
・スチレン 34.0質量部
・アクリル酸n−ブチル 30.0質量部
・極性樹脂飽和ポリエステル樹脂〔テレフタル酸とPO変性ビスフェノールAから生成:Mp=9000、Tg=72℃、酸価=12.0mgKOH/g〕 5.0質量部
・帯電制御剤 ボントロンE−88(オリエント化学社製) 1.0質量部
また、下記材料を混合し、アトライター(三井鉱山社製)にてジルコニアビーズ(3/16インチ)とともに200rpmで3時間撹拌し、ビーズを分離して着色剤分散液を得た。
・スチレン 36.0質量部
・着色剤 C.I.Pigment Blue 15:3 6.0質量部
次いで、
・極性樹脂含有単量体組成物 70.0質量部
・着色剤分散液 42.0質量部
上記材料を混合した。続いて混合物を60℃に加温し、10.0質量部のワックス(HNP−51:日本精蝋株式会社製)を加えて重合性単量体組成物を得た。次いで、重合開始剤 パーブチルO(日油株式会社製)5.0質量部を添加し、5分間撹拌した。
一方、高速撹拌装置クレアミックス(エム・テクニック社製)を備えた容器中に0.1mol/L−Na3PO4水溶液850質量部および10%塩酸8.0質量部を添加し、回転数を15000rpmに調整し、60℃に加温した。ここに1.0mol/L−CaCl2水溶液68質量部を添加し、微小な難水溶性分散剤Ca3(PO42を含む水系媒体を調製した。
上記重合性単量体組成物への上記重合開始剤投入後の5分経過後に、60℃の重合成単量体組成物を温度60℃に加温した上記水系媒体に投入し、クレアミックスを15000rpmで回転させながら15分間造粒した。その後高速撹拌機からプロペラ撹拌翼に撹拌機を変え、還流しながら60℃で5時間反応させた後、液温80℃とし、さらに5時間反応させた。重合終了後、液温を約20℃に降温し、希塩酸を加えて水系媒体のpHを3.0以下として難水溶性分散剤を溶解した。さらに洗浄、乾燥を行ってトナー粒子1を得た。
<トナー粒子2の製造例>
・結着樹脂 スチレン−アクリル酸n−ブチル共重合体 100質量部
(スチレン−アクリル酸n−ブチル共重合比=80:20、Mp=22000、Mw=35000、Mw/Mn=2.4、Tg=54℃)
・C.I.Pigment Blue15:3 5質量部
・負荷電性制御剤(オリエント化学工業社製:ボントロンE88)) 0.6質量部
・ワックス(日本精蝋製:HNP−51) 5質量部
上記材料をブレンダーにて混合し、130℃に加熱した二軸エクストルーダーで溶融混練し、冷却した混練物をハンマーミル(ホソカワミクロン(株)製)で粗粉砕し、次いでエアージェット方式による微粉砕機で微粉砕した。得られた微粉砕物を風力分級してトナー粒子2を得た。
<トナー1の製造例>
トナー粒子1:100.0質量部に対して、シリカ微粒子1:0.8質量部と酸化チタン微粒子1:0.8質量部を加えてヘンシェルミキサー(三井鉱山社製)を用い、4000rpmで10分間混合してトナー1を得た。トナー1のEt100は419mJであり、Et3kPa/Et100は1.80であった。トナー1の物性を表3に示す。
<トナー2〜トナー24の製造例>
トナー1の製造例において、トナー粒子とシリカ微粒子の組み合わせを表3に記載のものに変更する以外はトナー1の製造例と同様にして、トナー2〜トナー24を得た。トナー2〜トナー24の物性を表3に示す。
Figure 2015041047
<実施例1>
上記トナー1を用いて下記評価を行った。結果を表4に示す。
以下に本発明の評価方法および評価基準を具体的に説明する。
市販のレーザープリンターであるLBP−7700C(キヤノン製)およびプロセスカートリッジであるトナーカートリッジ323(シアン)(キヤノン製)を改造して、耐久試験、定着性試験を行うことによりトナーを評価した。プロセススピードは240mm/secとした。
この改造カートリッジはカートリッジ内部のギアを変更・追加することにより、トナー供給ローラがトナー担持ローラとの当接部において各々の表面が同一の方向に移動するように改造を行った。なお、供給ローラの現像ローラへの侵入量は1.1mmとし、供給ローラの現像ローラ基準での周速は160%となるよう調整を行った。また、カートリッジ内部からは製品トナーを抜き取り、エアブローによって清掃した後、本発明のトナーを160g充填した。
(1)ベタ追従性・規制不良・現像スジの評価
低温低湿環境(15℃/10%RH)において、A4用紙(商品名:「GF−C081」、81.4g/m2、キヤノン社製、今後は特に断らない限り本用紙を使用しているものとする)に全ベタ画像を3枚出力した。さらに、ハーフトーンの画像を1枚出力した。その後、印字率1%の画像を20000枚出力した。その後、同様に全ベタ画像およびハーフトーン画像を出力した。得られた全ベタ画像およびハーフトーン画像に対して、ベタ追従性、規制不良、現像スジの評価を行った。
なお、画像濃度の測定は、「マクベス反射濃度計 RD918」(マクベス社製)を用いて付属の取扱説明書に沿って、画像濃度が0.00の白地部分の画像に対する相対濃度を測定することによって行い、得られた相対濃度を画像濃度の値とした。
・評価基準
(ベタ追従性)
全ベタ画像1枚目先端部の画像濃度と全ベタ画像3枚目後端部の画像濃度との差で評価した。
A:全ベタ画像1枚目先端部の画像濃度と全ベタ画像3枚目後端部の画像濃度との差が0.10未満
B:全ベタ画像1枚目先端部の画像濃度と全ベタ画像3枚目後端部の画像濃度との差が0.10以上0.20未満
C:全ベタ画像1枚目先端部の画像濃度と全ベタ画像3枚目後端部の画像濃度との差が0.20以上0.30未満
D:全ベタ画像1枚目先端部の画像濃度と全ベタ画像3枚目後端部の画像濃度との差が0.30以上
(規制不良)
画像上現れた斑点状スジおよびトナー塊の量で評価した。
A:未発生
B:斑点状のスジはないが、2、3個所の小さなトナー塊がある
C:端部に斑点状スジが若干ある、もしくは4、5個所の小さなトナー塊がある
D:全面に斑点状のスジある、もしくは5個所以上小さなトナー塊または明らかなトナー
塊がある。
(現像スジ)
ハーフトーン画像上現れた、現像スジの数で評価した。
A:未発生
B:1個所以上、3個所以下
C:4個所以上、6個所以下
D:7個所以上、あるいは幅0.5mm以上のスジ
(2)カブリ
高温高湿環境(30℃/80%RH)において、LetterサイズのHP Color Laser Photo Paper,glossy(220g/m2)に0%印字比率のベタ白画像を出力した。印字率0%のベタ白画像を出力後に感光体上の観察を行った。サンプル画像出力後、印字率1%の画像を20000枚出力した。その後、さらに、72時間高温高湿環境下に保管した後、同様にベタ白画像を出力した。得られたベタ白画像に対し、カブリの評価を行った。
なお、カブリ濃度(%)の測定は、「REFLECTMETER MODEL TC−6DS」(東京電色社製)を用い、測定した画像の白地部分の白色度と転写紙の白色度の差から、カブリ濃度(%)を算出することにより行った。フィルターは、アンバーフィルターを用いた。また、画像濃度の測定は得られたサンプル画像のベタ画像部5点の画像濃度の平均値として算出した。
・評価基準
A:カブリ濃度0.5%未満
B:カブリ濃度0.5%以上1.0%未満
C:カブリ濃度1.0%以上2.0%未満
D:カブリ濃度2.0%以上
(3)低温定着性
上記評価機を使用し、A4用紙(商品名「GF−C104」、104g/m2、キヤノン社製)を評価紙として用いて、140℃から180℃までの温度域で設定温調を5℃おきに変化させながら、各温度においてオリジナル画像を出力した。
オリジナル画像は、10mm四方のベタパッチ画像(トナー載り量0.50mg/cm
2)を、紙面を9分割したときのそれぞれ中央に配置した画像を出力した。
続いて、得られた定着画像をシルボン紙で、5往復、約0.98N(約100g)荷重で摺擦し、画像のはがれを反射濃度の低下率(%)で相加平均して10%以下となった温度を定着開始温度とした。
なお、濃度の測定には「マクベス反射濃度計 RD918」(マクベス社製)を用いた。
・評価基準
A:定着開始温度が150℃未満で、安定した定着画像が得られる
B:定着開始温度が150℃以上160℃未満で、安定した定着画像が得られる
C:定着開始温度が160℃以上170℃未満で、安定した定着画像が得られる
D:定着開始温度が170℃以上、または定着可能温度を有さない
<実施例2〜23および比較例1〜5>
実施例1において、供給ローラの現像ローラへの侵入量、供給ローラの現像ローラに対する周速差、用いるトナーを表4のように変更する以外は実施例1と同様の評価を行い、実施例2〜23および比較例1〜5とした。評価結果を表4に示す。なお、表中、侵入量は、供給ローラの現像ローラへの侵入量を表し、周速比は、供給ローラの現像ローラ基準での周速比を表している。
Figure 2015041047
1 感光体ドラム、4 現像ユニット、7 プロセスカートリッジ、13 感光体ユニット、15 現像室、17 現像ローラ(トナー担持体)、18 トナー収容室、20 トナー供給ローラ(トナー供給部材)、22 撹拌搬送部材、30 現像開口、80 トナー、100 画像形成装置

Claims (7)

  1. 静電潜像担持体上に形成された静電潜像を、現像装置内のトナーを用いてトナー像を形成する現像工程を有する画像形成方法において、
    前記現像装置は、トナーを担持して静電潜像を現像するトナー担持体と、前記トナー担持体と当接部を形成するよう配置され、前記トナーを供給する供給部材とを有する現像室と、前記トナーが収容された収容室とを有し、前記トナー担持体と前記供給部材の回転方向が、各々の表面が前記当接部において同一方向に移動する方向であり、前記当接部における前記供給部材の前記トナー担持体への侵入量が0.3mm以上1.5mm以下であり、前記供給部材の周速が前記トナー担持体の周速に対して110%以上250%以下である現像装置であり、
    前記トナーは、結着樹脂と着色剤と離型剤を含有するトナー粒子とシリカ微粒子を含有し、前記シリカ微粒子のトナー粒子100質量部当たりの添加量が0.5質量部以上1.4質量部以下であり、前記シリカ微粒子の一次粒子の個数平均粒径が4nm以上10nm以下であるシリカ微粒子を含有し、前記トナーが以下の関係式を満足することを特徴とする画像形成方法。
    300≦Et100(mJ)≦450 (1)
    1.00≦Et3kPa/Et100≦2.30 (2)
    (上記式(1)および(2)におけるEt100(mJ)は、粉体流動性分析装置においてプロペラ型ブレードの最外縁部の周速を100mm/sで回転させながら容器内のトナー粉体層中に垂直に進入させ、前記粉体層の底面から100mmの位置から測定を開始し、底面から10mmの位置まで進入させたときに得られる、回転トルクと垂直荷重の総和を表しており、上記式(2)におけるEt3kPaは、3kPaの荷重負荷を与えたトナー粉体層中に上記Et100を計測する要領で測定した、回転トルクと垂直荷重の総和を表している。)
  2. 前記トナーは酸化チタン微粒子を含有し、前記酸化チタン微粒子のトナー粒子100質量部当たりの添加量が0.2質量部以上1.2質量部以下である請求項1に記載の画像形成方法。
  3. 前記酸化チタン微粒子は、少なくともシリコーンオイルによる処理を行うことによって得られる酸化チタン微粒子である請求項1または2に記載の画像形成方法。
  4. 前記シリカ微粒子は、少なくともシリコーンオイルによる処理を行うことによって得られるシリカ微粒子である請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成方法。
  5. 前記トナーの凝集度が5以上35以下である請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成方法。
  6. 前記シリカ微粒子の原体シリカ微粒子の一次粒子の個数平均粒径をd1(nm)、原体シリカ微粒子の凝集体のメジアン径をd2(nm)としたとき、上記d1およびd2が以下の関係式(3)および(4)を満たすシリカ微粒子を含有する請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成方法。
    4≦d1≦10 (3)
    d2/d1≦9.0 (4)
  7. 前記酸化チタン微粒子は、一次粒子の個数平均粒径が10nm以上40nm以下である請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像形成方法。
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