JP2015038327A - 電動スクロール型圧縮機 - Google Patents

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将明 松下
Masaaki Matsushita
将明 松下
太田 貴之
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Abstract

【課題】均圧時異音を抑制できる電動スクロール型圧縮機を提供する。【解決手段】電動スクロール型圧縮機1は、ハウジング10と、モータ機構40と、固定スクロール16と、回転軸24の回転によって公転のみ可能に設けられ、固定スクロール16との間に圧縮室38を形成する可動スクロール22と、可動スクロール22との間に背圧室39を形成する固定ブロック15と、背圧室39の背圧を調整する背圧調整機構100とを備える。背圧調整機構100は、吐出室47と背圧室39とを連通する背圧導入路57と、背圧室39と吸入室42とを連通する背圧導出路110と、回転軸24に設けられ、回転軸24の回転数に応じて背圧導出路110の開度を変更する開度変更手段120とを有する。開度変更手段120は、回転数が減少すると開度が大きくなる。【選択図】図1

Description

本発明は電動スクロール型圧縮機に関する。
特許文献1に従来の電動スクロール型圧縮機が開示されている。この電動スクロール型圧縮機は、ハウジングとモータ機構と固定スクロールと可動スクロールと固定ブロックと背圧調整機構とを備えている。ハウジングには、吸入室及び吐出室が形成されている。モータ機構は、吸入室内に設けられている。モータ機構は、回転軸を回転可能である。固定スクロールは、ハウジングに固定されている。可動スクロールは、ハウジング内で回転軸の回転によって公転のみ可能に設けられている。可動スクロールは、固定スクロールとの間に圧縮室を形成している。固定ブロックは、ハウジング内に固定されている。固定ブロックは、回転軸を回転可能に支持するとともに、可動スクロールとの間に背圧室を形成している。背圧調整機構は、背圧室の背圧を調整するものであり、背圧導入路と背圧導出路とを有している。背圧導入路は、吐出室と背圧室とを連通する絞り通路である。背圧導出路は、固定ブロックに設けられ、背圧室と吸入室とを連通する。背圧導出路にはチェック弁が設けられている。
この電動スクロール型圧縮機では、背圧調整機構が、吐出室から冷媒ガスを背圧導入路により背圧室に適宜流入させ、背圧室から冷媒ガスを背圧導出路により吸入室に適宜流出させる。これにより、背圧室の背圧が吐出室の圧力と吸入室の圧力との中間圧に調整されるので、可動スクロールが固定スクロールに向かって好適に押し付けられる。その結果、この電動スクロール型圧縮機は、圧縮性能を良好に発揮できる。
特開2010−96059号公報
ところで、上記従来の電動スクロール型圧縮機では、回転軸の回転数がゼロまで減少して停止した状態になると、背圧室から冷媒ガスがハウジング、固定スクロール、可動スクロール及び固定ブロックの相互間の僅かな隙間を通過して吸入室に漏れることにより、背圧が吸入室の圧力に対して均圧化される。また、背圧室から冷媒ガスが背圧導出路のチェック弁の僅かな隙間を通過して吸入室に漏れることにより、背圧が吸入室の圧力に対して均圧化される場合もある。ここで、冷媒ガスがそのような僅かな隙間を通過する際、例えば高周波の笛吹音のような異音が発生し易い。このような異音を均圧時異音と呼ぶ。均圧時異音は、電動スクロール型圧縮機が搭載される車両等の静粛性を低下させるおそれがあることから、抑制することが望まれる。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、均圧時異音を抑制できる電動スクロール型圧縮機を提供することを解決すべき課題としている。
本発明の電動スクロール型圧縮機は、吸入室及び吐出室が形成されたハウジングと、前記吸入室内に設けられ、回転軸を回転可能なモータ機構と、前記ハウジングに固定された固定スクロールと、前記ハウジング内で前記回転軸の回転によって公転のみ可能に設けられ、前記固定スクロールとの間に圧縮室を形成する可動スクロールと、前記ハウジング内に固定され、前記回転軸を回転可能に支持するとともに、前記可動スクロールとの間に背圧室を形成する固定ブロックと、前記背圧室の背圧を調整する背圧調整機構とを備えた電動スクロール型圧縮機において、
前記背圧調整機構は、前記吐出室と前記背圧室とを連通する背圧導入路と、前記回転軸に設けられ、前記背圧室と前記吸入室とを連通する背圧導出路と、前記回転軸に設けられ、前記回転軸の回転数に応じて前記背圧導出路の開度を変更する開度変更手段とを有し、
前記開度変更手段は、前記回転数が減少すると前記開度が大きくなることを特徴とする。
本発明の電動スクロール型圧縮機では、背圧導入路が吐出室と背圧室とを連通し、回転軸に設けられた背圧導出路が背圧室と吸入室とを連通している。そして、回転軸に設けられた開度変更手段は、回転軸の回転数が減少すると、開度が大きくなる。これにより、この電動スクロール型圧縮機では、停止するために回転軸の回転数が減少する途中で、開度が大きくされた背圧導出路により、背圧室から吸入室に冷媒ガスを迅速に流出させることができる。このため、背圧が吸入室の圧力に対して迅速に均圧化される。その結果、この電動スクロール型圧縮機では、停止した状態で、背圧室から冷媒ガスがハウジング、固定スクロール、可動スクロール及び固定ブロックの相互間の僅かな隙間等を通過して吸入室に漏れる事態が発生し難い。
したがって、本発明の電動スクロール型圧縮機では、均圧時異音を抑制できる。その結果、本発明の電動スクロール型圧縮機が搭載される車両等の静粛性が向上する。
開度変更手段は、遠心力によって開度を変更する弁体を有することが望ましい。この場合、遠心力によって開度を変更する簡素な弁体により、回転軸の回転数の増減による背圧導出路の開度の変更を容易に実現できるとともに、製造コストの低廉化を実現できる。
開度変更手段は、回転軸が回転している時に開度が全開となることが望ましい。この場合、開度変更手段は、回転軸の回転数がゼロまで減少する前に開度が全開となる。これにより、この電動スクロール型圧縮機では、停止するために回転軸の回転数がゼロまで減少する途中で、開度が全開とされた背圧導出路により、背圧室から吸入室に冷媒ガスを一層迅速に流出させることができる。その結果、この電動スクロール型圧縮機では、停止した状態において、背圧室から冷媒ガスがハウジング、固定スクロール、可動スクロール及び固定ブロックの相互間の僅かな隙間等を通過して吸入室に漏れる事態が一層発生し難いので、均圧時異音を一層抑制できる。
背圧調整機構は、背圧と吸入室の圧力との差圧が所定値以上である場合に、背圧室と吸入室とを連通するチェック弁を有していることが望ましい。この構成によれば、チェック弁により、背圧が適正範囲よりも高くなり過ぎることを抑制できる。また、この電動スクロール型圧縮機では、停止するために回転軸の回転数が減少する途中で、開度変更手段によって開度が大きくされた背圧導出路により、背圧が吸入室の圧力に対して迅速に均圧化される。その結果、この電動スクロール型圧縮機では、チェック弁に起因する均圧時異音も抑制できる。
チェック弁は、開度変更手段に設けられていることが望ましい。この構成によれば、回転軸に対して開度変更手段を組み付ける際、チェック弁の組み付けも同時に行うことができるので、作業工程の簡素化を実現できる。また、ハウジング、固定ブロック等に対し、チェック弁を取り付けるための穴加工等を行わなくてもよい。その結果、この電動スクロール型圧縮機では、製造コストの低廉化を実現できる。
ハウジングと回転軸との間には軸受が設けられていることが望ましい。そして、開度変更手段は、軸受の近傍に位置していることが望ましい。この構成によれば、開度変更手段に設けられたチェック弁も軸受の近傍に位置する。このため、チェック弁が背圧室と吸入室とを連通することにより、冷媒ガスに含まれる潤滑油が背圧室から背圧導出路を経由して軸受に供給される。その結果、軸受の潤滑を好適に行うことができる。
開度変更手段は、固定ブロックの近傍に位置していることが望ましい。この構成によれば、背圧導出路を短くできるので、回転軸に対する追加工を簡素化でき、その結果、製造コストを低廉化できる。
本発明の電動スクロール型圧縮機によれば、均圧時異音を抑制できる。
実施例1の電動スクロール型圧縮機の縦断面図である。 実施例1の電動スクロール型圧縮機の部分拡大断面図である。 実施例1の電動スクロール型圧縮機の部分拡大断面図である。 実施例2の電動スクロール型圧縮機の縦断面図である。 実施例2の電動スクロール型圧縮機の部分拡大断面図である。 実施例2の電動スクロール型圧縮機の部分拡大断面図である。 実施例2の電動スクロール型圧縮機の部分拡大断面図である。
以下、本発明を具体化した実施例1、2を図面を参照しつつ説明する。なお、以下の説明において、上下方向及び前後方向の各方位を図1に示すように定める。
(実施例1)
図1に示すように、実施例1の電動スクロール型圧縮機1は、ハウジング10と固定ブロック15と固定スクロール16と可動スクロール22とモータ機構40と背圧調整機構100とを備えている。
ハウジング10は、有底筒状のフロントハウジング11と蓋状のリヤハウジング12とからなる。固定ブロック15は、フロントハウジング11内に固定されている。固定スクロール16は、フロントハウジング11における固定ブロック15より後方に固定されている。
フロントハウジング11とリヤハウジング12とは、固定ブロック15及び固定スクロール16を互いに当接させた状態で収納しながら、フロントハウジング11の後端とリヤハウジング12の前端とが互いに突き合わされ、複数本のボルト13によって相互に固定されている。
フロントハウジング11の底壁11aの中央には、円筒状のボス14が突設されている。ボス14内には、前側の軸受25が嵌合されている。軸受25は、ラジアル玉軸受である。
固定ブロック15は、本体部17と、鍔部18とからなる。本体部17は、底壁11aに対して後方に離間し、段付き円筒形状をなして前後方向に延びている。鍔部18は、本体部17の後端の開口縁から外側にフランジ状に張り出している。
本体部17の前端に位置する底壁17aの中央には、軸孔19が貫通して形成されている。本体部17内には、後側の軸受26が嵌合されている。軸受26は、ラジアル玉軸受である。
フロントハウジング11の内周面には、段差21が形成されている。鍔部18が段差21に対して後方から当接することにより、固定ブロック15がフロントハウジング11に位置決めされている。フロントハウジング11内において、固定ブロック15より前方には、吸入室42が形成されている。
固定ブロック15の後端部には、自転阻止ピン23aが固定されている。自転阻止ピン23aは、可動スクロール22の自転を規制するためのものである。
フロントハウジング11と固定ブロック15とによって、回転軸24が回転可能に支持されている。回転軸24は、略円柱軸形状をなして前後方向に延びている。回転軸24の前端部24aは、前側の軸受25に回転可能に支持されている。回転軸24の後端部24bは、本体部17の軸孔19を通過し、後側の軸受26に回転可能に支持されている。
軸孔19には、シール材30がサークリップ31によって装着されている。シール材30は、後側の軸受26より前方で、固定ブロック15と回転軸24との間を封止する。
回転軸24の後端部24bには、偏心ピン32が形成されている。偏心ピン32は、回転軸24の中心軸線から偏心した位置から後方に円柱状に突出している。偏心ピン32には、円筒状のブッシュ33が嵌合して支持されている。ブッシュ33の外周面の略半周部分には、外側へ扇状に広がるバランスウェイト35が一体に形成されている。バランスウェイト35は、可動スクロール22の公転に伴う遠心力を相殺する役割をはたす。
固定スクロール16は、基壁16a及び外周壁16bによって有底筒状をなす固定側基板16cと、外周壁16bの内側でかつ基壁16aの前面に立ち上げられた固定側渦巻壁16dとからなる。
可動スクロール22は、円板状の可動側基板22aと、可動側基板22aの後面に立ち上げられた可動側渦巻壁22bとからなる。可動スクロール22は、ハウジング10内において、固定ブロック15と、固定スクロール16との間に位置している。可動スクロール22は、軸受34を介してブッシュ33に支持されている。軸受34もラジアル玉軸受である。
固定スクロール16と可動スクロール22とは、各渦巻壁16d、22bを介して互いに噛み合わされ、各渦巻壁16d、22bの先端が相手側の基板16c、22a上を摺動可能に構成されている。可動側基板22aの前面には、自転阻止ピン23aの先端部を遊嵌状態で受ける自転阻止孔37が凹設されている。自転阻止孔37には円筒状のリング23bが遊嵌されている。可動スクロール22は、自転阻止ピン23aがリング23bの内周面を摺動及び転動することにより、自転を規制されて公転のみ可能となっている。
固定側基板16c及び固定側渦巻壁16dと、可動側基板22a及び可動側渦巻壁22bとの間には、圧縮室38が形成されている。また、可動側基板22aの前面側と固定ブロック15との間には、背圧室39が形成されている。背圧室39には、回転軸24の後端部24bが臨んでいる。
固定ブロック15、外周壁16b及び可動側渦巻壁22bの最外周部との間には、吸入領域41が形成されている。フロントハウジング11の下部には、溝状の吸入通路43が形成されている。吸入室42と吸入領域41とは、吸入通路43を介して連通している。
吸入室42内には、ステータ44とロータ45とが設けられている。ステータ44は、フロントハウジング11の内周面に固定されている。ロータ45は、ステータ44の内側で回転軸24に固定されている。ロータ45、ステータ44及び回転軸24によってモータ機構40が構成されている。ステータ44への通電によって、回転軸24及びロータ45が一体で回転駆動される。吸入室42は、モータ機構40を収容するモータ室を兼ねている。
フロントハウジング11の周壁の前端側には、吸入口46が貫通して形成されている。図示は省略するが、吸入口46は、配管によって蒸発器に接続され、その蒸発器は、配管によって膨張弁及び凝縮器と接続されている。電動スクロール型圧縮機1、蒸発器、膨張弁及び凝縮器は車両用空調装置の冷凍回路を構成している。冷凍回路における低圧でかつ低温の冷媒ガスは、吸入口46から吸入室42及び吸入通路43を経て吸入領域41内に供給される。
固定側基板16cの後端とリヤハウジング12の前端との間には、吐出室47が形成されている。固定側基板16cの中央には、吐出ポート48が貫通して形成されている。圧縮室38と吐出室47とは、吐出ポート48を介して連通している。固定側基板16cの後端には、吐出室47内において、吐出ポート48を開閉するための図示しない吐出弁と、この吐出弁の開度を規制するリテーナ49とが設けられている。
リヤハウジング12内における吐出室47より後方には、油分離室51が形成されている。油分離室51は、車両に搭載された状態で上下方向に延びている。油分離室51と吐出室47との間には、隔壁52が設けられている。隔壁52には、吐出孔53が貫通して形成されている。油分離室51と吐出室47とは、吐出孔53を介して連通している。
油分離室51内には、円筒状のオイルセパレータ55が嵌合状態で収容されている。吐出室47から吐出孔53を通して油分離室51に導入された冷媒ガスは、オイルセパレータ55による遠心分離によって潤滑油が分離される。その分離された潤滑油は、落下して油分離室51に貯留される。オイルセパレータ55より上方に位置する油分離室51の上端は吐出口56とされている。図示は省略するが、吐出口56は、冷凍回路の凝縮器に配管によって接続されている。
図1〜図3に示すように、背圧調整機構100は、背圧室39の背圧を調整するものであり、背圧導入路57とチェック弁68と背圧導出路110と遠心バルブ120とを有している。遠心バルブ120は、本発明の「開度変更手段」の一例である。
図1に示すように、背圧導入路57は、吐出室47の圧力と等しい油分離室51と、背圧室39とを連通している。より詳しくは、背圧導入路57は、接続通路58と連通路59とスリット60とからなる。接続通路58は、前後方向に延びて、油分離室51の底側とリヤハウジング12の前端とに開口する穴である。連通路59は、固定スクロール16の外周壁16bを前後方向において貫通している。スリット60は、固定ブロック15と可動スクロール22との間に介装された円盤状のプレート61に溝状に形成されている。スリット60は、フロントハウジング11の内周面に沿うように円弧状に延びて、背圧室39に開口している。これらは上流側から接続通路58、連通路59、スリット60の順で連通している。
接続通路58には、異物を除去するためのフィルタ62が固定されている。フィルタ62の後端部は、油分離室51内に突出している。連通路59は、接続通路58側にあって下り勾配で延びる傾斜路59aと、スリット60側にあって前後方向に延びる水平路59bとからなる。水平路59bは傾斜路59aよりも小径とされている。水平路59b及びスリット60は、背圧導入路57の絞り63を構成している。
リヤハウジング12及び固定側基板16cには、貯油室65が設けられている。貯油室65は、吐出室47より外側、かつ油分離室51より前方に位置している。貯油室65は図示しない通路を介して吸入領域41及び吸入室42と連通している。貯油室65の圧力は、吸入室42の圧力と等しくなっている。つまり、貯油室65は、吸入室42に含まれている。
外周壁16bには、抽油通路66が前後方向に貫通するように形成されている。抽油通路66は、前側で背圧室39に開口し、後側で貯油室65に開口している。抽油通路66の内側前部にはフィルタ67が固定されている。
チェック弁68は、抽油通路66の内側後部に設けられている。チェック弁68は、背圧室39の背圧と貯油室65の圧力との差圧が所定値より小さい場合に、抽油通路66を閉じる。その一方、チェック弁68は、背圧室39の背圧と貯油室65の圧力との差圧が所定値以上である場合に、抽油通路66を開く。
なお、固定側基板16cとリヤハウジング12との間であって、かつ吐出室47と背圧導入路57との間及び吐出室47と貯油室65との間には、シールリング69が介装されている。シールリング69は、吐出室47内の冷媒ガスが背圧導入路57及び貯油室65に漏れるのを防止する。
図2及び図3に示すように、背圧導出路110は、回転軸24に設けられている。背圧導出路110は、開口部111と細孔112と中間室113と弁室114とを有している。開口部111は、回転軸24の後端部24bのブッシュ33と対向する端面に開口している。細孔112は、開口部111から、前方に細長く延びている。
中間室113及び弁室114は、本体部17の底壁17aと、ロータ45との間に位置している。弁室114は、回転軸24の外周面から径内方向に凹む有底丸穴である。中間室113は、弁室114と同軸とされ、弁室114の底部114aから径内方向に凹む丸穴である。中間室113の内径は、弁室114の内径よりも小さくされている。細孔112の前端は、中間室113に開口している。背圧導出路110は、このような開口部111、細孔112、中間室113及び弁室114により、背圧室39と吸入室42とを連通している。
遠心バルブ120は、固定ブロック17の近傍に位置している。具体的には、遠心バルブ120は、本体部17の底壁17aと、ロータ45との間に位置している。遠心バルブ120は、弁体121と質量体122と連結軸123と付勢バネ124とを有している。弁体121は、円形の平板部材である。弁体121の直径は、弁室114の内径よりも小さく、かつ、中間室113の内径よりも大きくされている。弁体121は、弁室114内に収容されて、弁室114の底部114aに対して着座可能となっている。
回転軸24の外周面における弁室114とは反対側には、質量体室115が凹設されている。質量体室115は、中間室113及び弁室114と同軸とされ、回転軸24の外周面から径内方向に凹む有底丸穴である。質量体室115の内径は、中間室113の内径よりも大きくされている。質量体室115の底部115aは、中間室113と連通している。
質量体122は、円柱軸体である。質量体122の直径は、質量体室115の内径よりも僅かに小さくされている。質量体122は、回転軸24の径方向にスライド可能に質量体室115内に収容されている。質量体122の外周面と質量体室115の内周面との間にはオイルシールが形成されており、質量体122と質量体室115との隙間を冷媒ガスが通過しないようになっている。
連結軸123は、細い丸棒である。連結軸123の一端は、弁室114内において、弁体121に固定されている。連結軸123は、回転軸24の径方向に延びて中間室113を通過している。連結軸123の他端は、質量体室115内において、質量体122に固定されている。
付勢バネ124は、圧縮コイルバネである。付勢バネ124は、連結軸123を挿通させた状態で、中間室113内に収容されている。付勢バネ124の付勢力は、弁体121を弁室114の底部114aから離座させるように、換言すると、質量体122を質量体室115内に引き込むように作用する。
このような構成である遠心バルブ120では、回転軸24が回転していない状態において、質量体122に遠心力が作用していない。このため、図2に示すように、付勢バネ124の付勢力により、質量体122が質量体室115内に引き込まれて、質量体122が質量体室115の底部115aに当て止っている。このため、連結軸123により質量体122と連結された弁体121が弁室114の底部114aから完全に離座している。弁体121が弁室114の底部114aから完全に離座することにより、背圧導出路110の開度が全開となる。
一方、遠心バルブ120では、回転軸24の回転数が増加することにより、質量体122に作用する遠心力も増加する。これにより、図3に示すように、質量体122は、付勢バネ124の付勢力に抗しつつ、質量体室115内から抜け出す方向に移動する。このため、弁体121が弁室114の底部114aに接近し、さらに底部114aに着座する。弁体121が弁室114の底部114aに接近することにより、背圧導出路110の開度が小さくなる。そして、弁体121が弁室114の底部114aに着座することにより、背圧導出路110の開度が全閉となる。
また、遠心バルブ120は、回転軸24の回転数が減少することにより、上記とは逆に動作し、弁体121が弁室114の底部114aから離座し、背圧導出路110の開度が大きくなる。そして、弁体121が弁室114の底部114aから完全に離座することにより、背圧導出路110の開度が全開となる。
遠心バルブ120による背圧導出路110の開度の大きさは、以下に説明する閾値G1、G2に基づいて設定されている。電動スクロール型圧縮機1が圧縮性能を好適に発揮できる稼働状態における回転軸24の回転数の下限を稼働回転数の下限値L1とする。稼働回転数の下限値L1は、例えば、数百〜数千rpmである。閾値G1は、ゼロより大きく、稼働回転数の下限値L1より小さい値である。閾値G2は、閾値G1より大きく、稼働回転数の下限値L1より小さい値である。
車両の運転者による電動スクロール型圧縮機1を起動させる操作等によって、図示しない制御部がモータ機構40の制御を開始すると、モータ機構40は、電動スクロール型圧縮機1が稼働状態となるまで、回転軸24の回転数をゼロから増加させる。これにより、回転軸24の回転数は、閾値G1、G2より増加し、さらに、稼働回転数の下限値L1以上となる。一方、車両の運転者による電動スクロール型圧縮機1を停止させる操作等によって、図示しない制御部がモータ機構40の制御を終了しようとすると、モータ機構40は、回転軸24の回転数をゼロまで減少させる。これにより、回転軸24の回転数は、稼働回転数の下限値L1より減少し、さらに閾値G2、G1より減少してゼロになる。
ここで、遠心バルブ120では、回転軸24の回転数が閾値G1より減少すると、背圧導出路110の開度が全開となる一方、回転軸24の回転数が閾値G1以上になれば、背圧導出路110の開度が小さくなるように、付勢バネ124の付勢力が設定されている。
また、遠心バルブ120では、回転軸24の回転数が閾値G2以上になれば、背圧導出路110の開度が全閉となる一方、回転軸24の回転数が閾値G2より減少すると、背圧導出路110の開度が大きくなるように、付勢バネ124の付勢力が設定されている。
以上のように構成された電動スクロール型圧縮機1は次のように作動する。すなわち、車両の運転者の起動操作等によってモータ機構40の回転軸24が回転され、回転軸24の回転数が稼働回転数の下限値L1以上になる。その途中で、回転軸24の回転数が閾値G1、G2より増加することにより、図3に示すように、遠心バルブ120によって、背圧導出路110の開度が全開から全閉まで小さくなる。
図1に示すように、回転軸24の回転に伴い、偏心ピン32が固定スクロール16の軸心周りに旋回される。このとき、可動スクロール22は、自転阻止ピン23aがリング23bの内周面に沿って摺動及び転動することにより、その自転が阻止されて公転のみが許容される。そして、可動スクロール22の公転によって圧縮室38が両スクロール16、22の渦巻壁16d、22bの外周側から中央へと容積を減少しながら移動される。このため、冷媒ガスは、蒸発器より吸入口46から吸入室42及び吸入通路43を経て吸入領域41内に取り込まれ、さらに吸入領域41から圧縮室38内へと吸入されて圧縮される。吐出圧力まで圧縮された冷媒ガスは、吐出ポート48から吐出室47に吐出され、吐出孔53を経て油分離室51内へ取り込まれ、そこで潤滑油が分離される。潤滑油が分離された冷媒ガスは、オイルセパレータ55から吐出口56を経由して凝縮器へ吐出される。こうして、車両用空調装置の空調が行われる。
回転軸24の回転数が増加すると、背圧導出路110の開度が小さくなる。これにより、この電動スクロール型圧縮機では、稼働している状態で、開度が小さくされた背圧導出路110により、吐出室47から背圧導入路57を経由して背圧室39に流入する冷媒ガスを好適に絞ることができる。その結果、背圧室39の背圧が適正に調整されるので、可動スクロール22が固定スクロール16に向かって好適に押し付けられる。
また、背圧導入路57によって、潤滑油を含む冷媒ガスが油分離室51から背圧室39に供給される。潤滑油を含む冷媒ガスが背圧導入路57を通過する間、フィルタ62によって異物が除去され、フィルタ62よりも下流側の絞り63に異物が留まるのを防止する。また、背圧導入路57の絞り63によって背圧室39に供給される冷媒ガスの流量が調整される。背圧室39に冷媒ガスとともに供給された潤滑油は、可動スクロール22の駆動部分である後側の軸受26と、軸受34と、偏心ピン32及びブッシュ33との潤滑に供される。また、背圧室39の背圧によって、可動スクロール22が固定スクロール16に好適に押し付けられ、もって可動側基板22aと固定ブロック15との間の摺動抵抗を低減するとともに、圧縮室38の気密性を確保する。
チェック弁68は、背圧室39の背圧と吸入室42の圧力との差圧が所定値以上である場合に、抽油通路66を開く。これにより、背圧室39と貯油室65とが抽油通路66を介して連通するので、背圧室39から過剰な冷媒ガスが抽油通路66を経由して貯油室65に流出する。こうして、チェック弁68により、背圧室39の背圧が適正範囲よりも高くなり過ぎることを抑制できるとともに、背圧室39から過剰な潤滑油が貯油室65に戻される。
一方、この電動スクロール型圧縮機1では、車両の運転者の停止操作等によってモータ機構40が回転軸24の回転を止めようとすると、まず、回転軸24の回転数が稼働回転数の下限値L1より減少する。そして、遠心バルブ120は、回転軸24の回転数が閾値G2より減少した段階で、背圧導出路110の開度が全閉から開き始める。そして、遠心バルブ120は、回転軸24の回転数が閾値G1より減少した段階で、図2に示すように、背圧導出路110の開度が全開となる。これにより、この電動スクロール型圧縮機1では、停止するために回転軸24の回転数がゼロまで減少する途中で、開度が全開となった背圧導出路110により、背圧室39から吸入室42に冷媒ガスを迅速に流出させることができる。このため、回転軸24の回転数がゼロになる前に、背圧が吸入室42の圧力に対して迅速に均圧化される。その結果、この電動スクロール型圧縮機1では、停止した状態で、背圧室39から冷媒ガスがハウジング10、固定スクロール16、可動スクロール22及び固定ブロック15の相互間の僅かな隙間や、チェック弁68の僅かな隙間を通過して吸入室42又は貯油室65に漏れる事態が発生し難い。
したがって、実施例1の電動スクロール型圧縮機1では、均圧時異音を抑制できる。その結果、実施例1の電動スクロール型圧縮機1が搭載される車両等の静粛性が向上する。
また、この電動スクロール型圧縮機1では、遠心バルブ120が遠心力によって開度を変更する簡素な弁体121を有していることにより、回転軸24の回転数の増減による背圧導出路110の開度の変更を容易に実現できるとともに、製造コストの低廉化を実現できる。
さらに、この電動スクロール型圧縮機1では、遠心バルブ120が固定ブロック15の近傍に位置しているので、仮に遠心バルブ120が前側の軸受25の近傍に位置している場合と比較して、背圧導出路110の細孔112を短くできる。これにより、この電動スクロール型圧縮機1では、回転軸24に対する細孔112の追加工を簡素化でき、その結果、製造コストを低廉化できる。
(実施例2)
図4〜図7に示すように、実施例2の電動スクロール型圧縮機では、実施例1の電動スクロール型圧縮機1における背圧調整機構100の代わりに、背圧調整機構200を採用している。実施例2のその他の構成は、実施例1と同一である。このため、実施例1と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略又は簡略する。
図4に示すように、背圧調整機構200は、実施例1の背圧調整機構100における背圧導入路57をそのまま採用している一方で、抽油通路66、フィルタ67及びチェック弁68を廃止している。
また、背圧調整機構200は、実施例1の背圧調整機構100における背圧導出路110を回転軸24の前端部24aまで、つまり、前側の軸受25の近傍まで長く伸ばした背圧導出路210を採用している。より詳しくは、図5〜図7に示すように、背圧導出路210を構成する中間室113及び弁室114は、ロータ45と前側の軸受25との間に位置が変更されている。細孔112は、前方に長く延びるように変更され、その前端は、位置が変更された中間室113に開口している。質量体室115も、ロータ45と前側の軸受25との間に位置が変更されている。
また、背圧調整機構200は、実施例1の背圧調整機構100における遠心バルブ120の位置も、中間室113、弁室114及び質量体室115の位置の変更に応じて、回転軸24の前端部24a側に変更している。よって、遠心バルブ120は、前側の軸受25の近傍に位置している。具体的には、遠心バルブ120は、ロータ45と、前側の軸受25との間に位置している。前側の軸受25は、本発明の「軸受」の一例である。遠心バルブ120を構成する弁体121、質量体122、連結軸123及び付勢バネ124は、実施例1で説明したように、位置が変更された中間室113、弁室114及び質量体室115に組み付けられている。遠心バルブ120の作用効果は、実施例1で説明した通りである。
さらに、背圧調整機構200は、チェック弁268を有している。チェック弁268は、位置が変更された遠心バルブ120の質量体122に設けられている。チェック弁268は、背圧室39の背圧と吸入室42の圧力との差圧が所定値より小さい場合に、図5及び図6に示すように、質量体室115と吸入室42との間で閉じた状態となる。その一方、チェック弁268は、背圧室39の背圧と吸入室42の圧力との差圧が所定値以上である場合に、図7に示すように、質量体室115と吸入室42との間で開いた状態となる。これにより、背圧室39が背圧導出路210、質量体室115及びチェック弁268を介して吸入室42と連通するので、背圧室39から過剰な冷媒ガスが吸入室42における前側の軸受25の近傍に流出する。こうして、チェック弁268により、背圧室39の背圧が適正範囲よりも高くなり過ぎることを抑制できるとともに、背圧室39から冷媒ガスに含まれる潤滑油が前側の軸受25の近傍に供給される。その結果、前側の軸受25の潤滑を好適に行うことができる。
このような構成である実施例2の電動スクロール型圧縮機も、実施例1の電動スクロール型圧縮機1と同様の作用効果を奏することができる。
また、この電動スクロール型圧縮機では、回転軸24の前端部24aに対して遠心バルブ120を組み付ける際、チェック弁268の組み付けも同時に行うことができるので、作業工程の簡素化を実現できる。また、ハウジング10、固定ブロック15等に対し、チェック弁を取り付けるための穴加工等を行わなくてもよい。その結果、この電動スクロール型圧縮機1では、製造コストの低廉化を実現できる。
以上において、本発明を実施例1、2に即して説明したが、本発明は上記実施例1、2に制限されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できることはいうまでもない。
本発明は車両等の空調装置に利用可能である。
1…電動スクロール型圧縮機
42…吸入室
47…吐出室
10…ハウジング
24…回転軸
40…モータ機構
16…固定スクロール
38…圧縮室
22…可動スクロール
39…背圧室
15…固定ブロック
100、200…背圧調整機構
57…背圧導入路
110、210…背圧導出路
120、220…開度変更手段(遠心バルブ)
121、221…弁体
68、268…チェック弁
25…前側の軸受

Claims (7)

  1. 吸入室及び吐出室が形成されたハウジングと、前記吸入室内に設けられ、回転軸を回転可能なモータ機構と、前記ハウジングに固定された固定スクロールと、前記ハウジング内で前記回転軸の回転によって公転のみ可能に設けられ、前記固定スクロールとの間に圧縮室を形成する可動スクロールと、前記ハウジング内に固定され、前記回転軸を回転可能に支持するとともに、前記可動スクロールとの間に背圧室を形成する固定ブロックと、前記背圧室の背圧を調整する背圧調整機構とを備えた電動スクロール型圧縮機において、
    前記背圧調整機構は、前記吐出室と前記背圧室とを連通する背圧導入路と、前記回転軸に設けられ、前記背圧室と前記吸入室とを連通する背圧導出路と、前記回転軸に設けられ、前記回転軸の回転数に応じて前記背圧導出路の開度を変更する開度変更手段とを有し、
    前記開度変更手段は、前記回転数が減少すると前記開度が大きくなることを特徴とする電動スクロール型圧縮機。
  2. 前記開度変更手段は、遠心力によって前記開度を変更する弁体を有する請求項1記載の電動スクロール型圧縮機。
  3. 前記開度変更手段は、前記回転軸が回転している時に前記開度が全開となる請求項1又は2記載の電動スクロール型圧縮機。
  4. 前記背圧調整機構は、前記背圧と前記吸入室の圧力との差圧が所定値以上である場合に、前記背圧室と前記吸入室とを連通するチェック弁を有している請求項1乃至3のいずれか1項記載の電動スクロール型圧縮機。
  5. 前記チェック弁は、前記開度変更手段に設けられている請求項4記載の電動スクロール型圧縮機。
  6. 前記ハウジングと前記回転軸との間には軸受が設けられ、
    前記開度変更手段は、前記軸受の近傍に位置している請求項5記載の電動スクロール型圧縮機。
  7. 前記開度変更手段は、前記固定ブロックの近傍に位置している請求項1乃至5のいずれか1項記載の電動スクロール型圧縮機。
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