JP2006220142A - スクロール型圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】貯留油室の容積を大きくし、貯留油室における潤滑油の貯留量を増加させることができるスクロール型圧縮機を提供すること。
【解決手段】電動スクロール型圧縮機10のリヤハウジング13内にて、冷媒ガスの吐出通路上には、吐出室36から吐出された冷媒ガスに含まれる潤滑油を分離する分離パイプ53と、該分離パイプ53で分離された潤滑油が貯留される貯留部54とを備えるオイルセパレータ52が設けられている。このオイルセパレータ52は、リヤハウジング13内にて吐出室36とは別室たる収容室50内に設けられている。また、収容室50と吐出室36とは吐出孔13cを介して連通されている。吐出室36は区画壁13aによりリヤハウジング13の内周側に区画形成されている。吐出室36の外周側の全周にはオイルセパレータ52の貯留部54と連通する貯留油室38が区画形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、可動スクロールの公転運動により、圧縮室が容積を減少しながら移動されて吸入室から圧縮室へ冷媒ガスが吸入され、該圧縮室にて圧縮された冷媒ガスが吐出室へ吐出されるスクロール型圧縮機に関する。
従来、車両空調装置に用いられる電動スクロール型圧縮機において、ハウジングは、フロントハウジングとリヤハウジングとを接合して構成されている。また、前記フロントハウジング内には、該ハウジングに固定された固定スクロールと、該固定スクロールに対向配置された可動スクロールとが備えられている。さらに、フロントハウジングには、電動モータが収容されたモータ収容室が区画され、フロントハウジングの下部には前記モータ収容室に連通する吸入通路が形成されている。
さらに、フロントハウジング内には、前記吸入通路を介してモータ収容室に連通する吸入室が区画形成されている。そして、前記電動モータが作動されて可動スクロールが旋回されると、両スクロールが備える渦巻壁間に形成された圧縮室が各渦巻壁の中心側に容積を減少しながら移動される。すると、冷媒ガスが、前記モータ収容室及び吸入通路を介して吸入室へ吸入され、さらに、冷媒ガスは吸入室から前記圧縮室へ吸入され、該圧縮室にて冷媒ガスの圧縮が行われる。
そして、圧縮室にて圧縮された冷媒ガスは、ハウジング内にて固定スクロールとリヤハウジングとの間に区画形成された吐出室へと吐出される。前記吐出室へ吐出された冷媒ガスには、前記可動スクロールの旋回駆動機構等に潤滑を付与するためにハウジング内を循環する潤滑油が含まれている。このため、電動スクロール型圧縮機においては、潤滑油が冷媒ガスと共に車両空調装置の外部冷媒回路へと持ち出されないようにするため、冷媒ガスの吐出通路上にオイルセパレータが設けられている(例えば特許文献1参照。)。潤滑油が外部冷媒回路に持ち出されると、該潤滑油が、例えばガスクーラや蒸発器の内壁面に付着して熱交換効率が低下するからである。
前述したオイルセパレータは、例えば遠心分離器よりなるものが挙げられる。遠心分離器よりなるオイルセパレータは、冷媒ガスを旋回させて該冷媒ガスから潤滑油を遠心分離し、冷媒ガスのみを外部冷媒回路へと導出する構成を有している。冷媒ガスから分離された潤滑油は落下して、オイルセパレータ内の下方に一旦貯留され、さらには吐出室よりも低圧な低圧領域たる背圧室へと通路を介して戻される。そして、背圧室にて可動スクロールの旋回駆動機構等に潤滑を付与した潤滑油は通路を介して貯留油室(特許文献1では)油貯留室)へと導かれる。この貯留油室は、前記固定スクロールとリヤハウジングとの間の領域のうち前記吐出室より外周側に区画形成されている。
特開2004−301090号公報(第6頁、第1図)
ところで、前記固定スクロールとリヤハウジングとの間の領域において、前記吐出室よりも外周側の下部には、前記吸入通路が形成されている。そして、この吸入通路は、該吸入通路を流通する冷媒ガスの漏れ抑制のため、ガスケットによって取り囲まれている。このため、吐出室より外周側の領域の一部は、前記吸入通路によって占有されており、前記貯留油室は、吐出室より外周側の領域のうちの一部だけ、すなわち、ガスケットを境界とした上側の領域のみに確保されていた。
本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、貯留油室の容積を大きくし、貯留油室における潤滑油の貯留量を増加させることができるスクロール型圧縮機を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、ハウジングはフロントハウジングとリヤハウジングとを有し、該ハウジング内には固定スクロールと可動スクロールとが対向して配置されており、回転軸の回転に基づく前記可動スクロールの公転運動により、両スクロールが備える渦巻壁の間に区画された圧縮室が容積を減少しながら移動されて吸入室から圧縮室へ冷媒ガスが吸入され、該圧縮室にて圧縮された冷媒ガスが吐出室へ吐出され、前記ハウジング内にて冷媒ガスの吐出通路上には前記吐出室から吐出された冷媒ガスに含まれる潤滑油を分離する分離部と、該分離部で分離された潤滑油が貯留される貯留部とを備えるオイルセパレータが前記吐出室とは別室たる収容室内に設けられているとともに、該収容室と吐出室とは吐出孔を介して連通されているスクロール型圧縮機であって、前記吐出室は区画壁により前記リヤハウジングの内周側に区画形成され、前記吐出室の外周側の全周には前記オイルセパレータの前記貯留部と連通する貯留油室が区画形成されていることを要旨とする。
これによれば、リヤハウジング内に区画壁を形成し、該区画壁よりも内側たるリヤハウジングの内周側を吐出室とし、該吐出室の外周側の全周を貯留油室とした。このため、リヤハウジング内には、吐出室以外の領域の全てが貯留油室として確保されている。したがって、例えば、リヤハウジング内において、吐出室の外周側の領域のうちの一部だけが貯留油室として確保されている場合に比して、貯留油室の容積を大きくすることができ、該貯留油室における潤滑油の貯留量を増加させることができる。
また、前記可動スクロールの背面側には背圧室が区画形成され、該背圧室は、前記オイルセパレータの貯留部と給油通路を介して連通され、該給油通路の前記ハウジング内を経由する部分である接続通路の外壁は、少なくとも一部が前記区画壁として兼用されていてもよい。
これによれば、ハウジング(リヤハウジング)内の空間を有効に活用することができる。さらには、前記接続通路の外壁は吐出室内に形成され、接続通路は吐出室内を経由していてもよい。
これによれば、接続通路の外壁が吐出室内を経由しているため、該接続通路が貯留油室内を経由する場合のように接続通路によって貯留油室の容積が小さくなることを阻止することができる。さらに、接続通路の外壁が区画壁の少なくとも一部を兼用することにより、例えば、吐出室内にて接続通路が区画壁から離間した位置に形成され、接続通路の外壁が区画壁を兼用しない場合のように、接続通路の外壁が吐出室の容積を小さくしてしまうことがなくなる。すなわち、この構成によれば、貯留油室の容積を大きくしつつ、吐出室の容積が小さくなることを阻止することができ、スクロール型圧縮機の効率を向上させることができる。
また、前記接続通路の外壁は、前記区画壁に含まれていてもよい。
これによれば、区画壁内に接続通路が形成されている。このため、例えば、区画壁を加工して接続通路の外壁を形成する場合に比してリヤハウジングの製造を容易とすることができる。
また、前記背圧室は、さらに、抽油通路を介して前記貯留油室と連通され、前記吐出室と貯留油室の間は第1シール部材によってシールされ、前記接続通路と吐出室の間は第2シール部材によってシールされていてもよい。
これによれば、第1シール部材及び第2シール部材によって圧縮室から吐出室へ吐出された冷媒ガスが、吐出室より低圧領域となる給油通路を介して、さらに低圧領域たる背圧室及び貯留油室へ漏洩することを防止することができる。その結果として、吐出室へ吐出された冷媒ガスを、背圧室及び貯留油室へ漏洩させることなく、該背圧室及び貯留油室よりも高圧であり、吐出室よりも低圧な収容室へ吐出することが可能となる。
また、前記第1シール部材と第2シール部材とは一体形成されていてもよい。これによれば、一つのシール部材をハウジングに組み付けるだけで済むため、スクロール型圧縮機の製造を容易とすることができる。
また、前記リヤハウジングの外周壁の端面と、前記区画壁の端面は同一平面上にあってもよい。
これによれば、フロントハウジングとリヤハウジングの接合のためには、フロントハウジングにおいて、リヤハウジングに接合する端面も同一平面上に位置していることとなる。したがって、フロントハウジングとリヤハウジングとの接合面の位置合わせが容易となり、フロントハウジングとリヤハウジングの組み付け作業を容易とすることができるとともに、接合面間を確実にシールすることができる。
本発明によれば、貯留油室の容積を大きくし、貯留油室における潤滑油の貯留量を増加させることができる。
以下、本発明を車両用空調装置の外部冷媒回路に用いられる電動スクロール型圧縮機に具体化した一実施形態を図面に基づいて詳述する。なお、以下の説明において電動スクロール型圧縮機10の「上」「下」「前」「後」は、図1に示す矢印Y1の方向を上下方向とし、矢印Y2の方向を前後方向とする。また、外部冷媒回路の冷媒としては二酸化炭素が用いられている。
図1に示すように、電動スクロール型圧縮機10のハウジング11は、フロントハウジング12とリヤハウジング13とを有し、該フロントハウジング12とリヤハウジング13を接合して構成されている。そして、ハウジング11にて、フロントハウジング12のリヤハウジング13側(後側)には軸支部材14及び固定スクロール15が嵌入状態で固定されている。フロントハウジング12の外周壁側の端面12aと、前記固定スクロール15の固定側基板15aにおけるリヤハウジング13側の端面とは同一平面上に位置している。また、フロントハウジング12と軸支部材14には回転軸16の各端部がラジアルベアリング17を介して回転可能に支持されている。
さらに、回転軸16の一端部(後端部)であって、前記軸支部材14を貫通して固定スクロール15側に突出する端部には偏心軸18が一体形成されている。この偏心軸18の中心軸L2は、回転軸16の中心軸L1から偏心した位置に設定されている。また、偏心軸18にはブッシュ19が嵌合して支持されており、ブッシュ19にはバランスウエイト20が一体形成されている。前記ブッシュ19には可動スクロール21が前記固定スクロール15と対向するようにラジアルベアリング22を介して相対回転可能に支持されている。なお、ラジアルベアリング22は、可動スクロール21の可動側基板21aにて前記軸支部材14に対向する面側である背面側(前面側)に突設された筒部内に収容されている。
前記固定スクロール15は、固定側基板15aの外周壁15cの内側に前記可動スクロール21に向かって突出する固定側渦巻壁15bが立設されて形成されている。また、可動スクロール21は、可動側基板21aに、前記固定スクロール15に向かって延びる可動側渦巻壁21bが立設されて形成されている。固定スクロール15の固定側基板15a及び固定側渦巻壁15bと、可動スクロール21の可動側基板21a及び可動側渦巻壁21bとの間には圧縮室30が形成されている。そして、上記構成の可動スクロール21は、回転軸16の回転に伴って公転し、バランスウエイト20は、可動スクロール21の公転運動に伴う遠心力を相殺するようになっている。
また、軸支部材14には円柱形状の自転阻止ピン25が複数本(3本以上であるが本実施形態では1本のみ図示)が止着されている。一方、可動スクロール21の可動側基板21aには自転阻止ピン25と同数の円穴状の自転阻止孔21cが周方向に配列されている。そして、自転阻止孔21cには自転阻止ピン25の端部が挿入されている。
さらに、フロントハウジング12の内側にはモータ室Mが形成されている。そして、モータ室M内にて前記フロントハウジング12の内周面にはステータSが止着されており、回転軸16にはロータRが止着されている。モータ室M内にはロータRとステータSよりなる電動モータ23が収容されている。そして、電動モータ23において、ステータSのステータコイル(図示せず)への通電によりロータR及び回転軸16が一体的に回転するようになっている。
また、フロントハウジング12内にて固定スクロール15の外周壁15cと可動スクロール21の可動側渦巻壁21bの最外周部との間には、吸入室33が区画形成されている。フロントハウジング12の下側には前記モータ室Mと吸入室33とを連通する吸入通路34が形成されている。フロントハウジング12の端部(前端部)には、モータ室Mと外部を連通するように吸入口35が形成され、この吸入口35に外部冷媒回路(図示せず)の蒸発器(図示せず)につながる外部配管(図示せず)が接続されている。従って、外部冷媒回路から低圧の冷媒ガスが吸入口35、モータ室M及び吸入通路34を介して吸入室33へ導入される。
フロントハウジング12内にて、前記可動スクロール21の可動側基板21aの背面側(可動スクロール21を介した前記圧縮室30の反対側)には、背圧室41が区画形成されている。この背圧室41は、可動側基板21aの背面と、該背面に対向する軸支部材14の背面との間に形成されている。
前記リヤハウジング13内には、固定側基板15a側に開口し、リヤハウジング13内を区画する円筒状をなす区画壁13aが形成され、該区画壁13aの後側の基端部には端壁13bが形成されている。そして、リヤハウジング13にて、前記区画壁13aと端壁13bと固定スクロール15の固定側基板15aとの間には吐出室36が区画形成されている。また、図2に示すように、リヤハウジング13内にて、前記区画壁13aよりも外周側全周、すなわち、前記吐出室36の外周側全周には、貯留油室38が吐出室36の全周を取り囲むように区画形成されている。すなわち、リヤハウジング13には、前記区画壁13aを境界として該区画壁13aの内側の吐出室36と、区画壁13aの外側の貯留油室38とが区画形成されている。
前記吐出室36は、圧縮室30から外部冷媒回路への冷媒ガスの吐出通路の一部を構成している。図1に示すように、前記固定スクロール15の固定側基板15aの中心側には、該固定側基板15aを前後方向に貫通して吐出ポート15dが形成され、該吐出ポート15dを介して固定スクロール15の中心側の圧縮室30と吐出室36とが連通されている。吐出室36内において固定スクロール15には吐出ポート15dを開閉するためのリード弁よりなる吐出弁(図示せず)が配設されている。
また、吐出室36内の端壁13bには、吐出孔13cが形成されている。さらに、リヤハウジング13の外周壁において、フロントハウジング12の外周壁の端面12aに接合される端面(フロントハウジング12側の端面)13dと、リヤハウジング13の内周側であって、固定スクロール15の固定側基板15aに接合される区画壁13aの端面(フロントハウジング12側の端面)13eとは同一平面上に位置している。そして、前記ハウジングは、フロントハウジング12の端面12aとリヤハウジング13の端面13d、及び固定スクロール15の固定側基板15aとリヤハウジング13の端面13eとが同一平面上で接合されて組み付けられている。
そして、前記電動モータ23によって回転軸16が回転されると、可動スクロール21が偏心軸18を介して固定スクロール15の軸心(回転軸16の中心軸L1)の周りで旋回される。このとき、可動スクロール21は、自転阻止ピン25の周面が自転阻止孔21cの周面に沿って摺接し、可動スクロール21は自転が阻止されて公転する。この可動スクロール21の公転運動により、圧縮室30が両スクロール15,21の渦巻壁15b,21bの外周側から中心側へ容積を減少しつつ移動されることで、吸入室33から圧縮室30内に取り込まれた冷媒ガスの圧縮が行われる。圧縮室30の容積減少によって圧縮された冷媒ガスは吐出ポート15dから吐出弁を押しのけて吐出室36へ吐出される。
リヤハウジング13にて、前記吐出室36の外周側全周には前記区画壁13aを介して貯留油室38が区画形成されている。また、リヤハウジング13にて、冷媒ガスに含まれる潤滑油を分離するオイルセパレータ52は、固定スクロール15の固定側基板15aとともに吐出室36を挟む位置に配設されている。すなわち、リヤハウジング13において、吐出室36の周囲にはオイルセパレータ52が形成されていない。したがって、吐出室36の周囲において、貯留油室38は回転軸16の軸方向(中心軸L1の軸方向)に沿った長さが該軸方向に沿った吐出室36の長さと同じとなるように形成されている。
また、リヤハウジング13の下側であって、前記区画壁13aの下部には、該区画壁13a内を回転軸16の軸方向へ延在する接続通路43が形成されている。すなわち、接続通路43は、ハウジング11内に形成されている。図2は、リヤハウジング13を固定側基板15a側(前端側)から示した図であるが、該図2に示すように、接続通路43の外壁42の一部は、吐出室36内へ膨出するように該吐出室36内に形成されている。そして、接続通路43は吐出室36内を経由し、また、接続通路43の外壁42は区画壁13aの一部を兼用しており、区画壁13aの固定側基板15a側の端面には収容溝48が凹設されている。
この収容溝48は、区画壁13aの周方向全体に亘って凹設された環状をなす第1収容溝46と、区画壁13aの下側一部にて前記第1収容溝46の内側に連接し、かつ第1収容溝46より小径をなす第2収容溝47とから形成されている。前記第2収容溝47は、区画壁13a及び接続通路43の外壁42にて前記接続通路43の周縁に沿って凹設されている。そして、収容溝48には、Oリングよりなるシール部材49が嵌入されている。このシール部材49は、前記第1収容溝46に嵌入される円環状をなす第1シール部材44と、該第1シール部材44の内面に一体形成され、かつ第1シール部材44より小径をなし前記第2収容溝47に嵌入される第2シール部材45とから形成されている。すなわち、シール部材49は、径の異なる一対のOリング(第1シール部材44及び第2シール部材45)を一体化して形成されている。
シール部材49が収容溝48に嵌入された状態では、回転軸16の径方向において、前記第1シール部材44は吐出室36とその外周の貯留油室38の間に介在されている。そして、第1シール部材44によって吐出室36内の吐出ガスが貯留油室38へ漏洩することが阻止されている。また、前記径方向において、第2シール部材45は、吐出室36とその内側の接続通路43の間に介在されている。第2シール部材45によって吐出室36内の冷媒ガスが接続通路43へと漏洩することが阻止されている。
また、図1に示すように、リヤハウジング13にて、端壁13bよりも後方には、リヤハウジング13の上下方向へ延びる円筒状の収容室50が形成されている。この収容室50は、外部配管(図示せず)を介して前記外部冷媒回路と接続されており、冷媒ガスの吐出通路の一部を構成している。そして、収容室50は、前記吐出室36よりも下流側及び外部冷媒回路よりも上流側であり、吐出室36より低圧領域となっている。この収容室50内には冷媒ガスに含まれる潤滑油を分離するためのオイルセパレータ52が設けられている。
すなわち、オイルセパレータ52は、吐出室36とは別室たる収容室50内に設けられ、吐出室36の内側には設けられていない。そして、吐出室36と収容室50とは端壁13bを貫通して設けられた吐出孔13cのみを介して連通されている。この吐出孔13cは吐出通路の一部を構成している。すなわち、前記吐出室36、吐出孔13c、及び収容室50は、圧縮室30から吐出された冷媒ガスを外部冷媒回路へと吐出する吐出通路を構成し、該吐出通路上の収容室50内にオイルセパレータ52が設けられている。
前記オイルセパレータ52は、遠心分離器よりなっている。オイルセパレータ52は、収容室50のほぼ中央部に設けられた分離部としての分離パイプ53と、収容室50の下側であって前記分離パイプ53の下方に連設された貯留部54とを備えている。前記分離パイプ53は円筒状をなし、その円筒状をなす部位が収容室50と同軸位置となるように収容室50の上側内周面に接合されている。
また、分離パイプ53はその下端が前記貯留部54に向かって開口され、その上端が外部冷媒回路に向かって開口されている。さらに、分離パイプ53は、前記吐出孔13cの開口が該分離パイプ53の側面に向かって開口するように収容室50内に配設されている。そして、吐出室36から吐出孔13cを介して収容室50に導入された冷媒ガスは、分離パイプ53の周りを旋回し、その旋回に伴う遠心分離によって冷媒ガスから潤滑油が分離されるようになっている。
分離パイプ53を利用した遠心分離によって冷媒ガスから分離された潤滑油は、貯留部54に向かって落下して収容室50の下側たる貯留部54に貯留される。この貯留部54の底部には、前記接続通路43が開口して接続されている。上記構成のオイルセパレータ52において、貯留部54は、前記接続通路43と、固定スクロール15の外周壁15cを前後方向へ貫通して設けられた連通路55と、軸支部材14と可動スクロール21との間の隙間とからなる給油通路を介して背圧室41と連通されている。そして、貯留部54内に貯留された潤滑油は、前記ハウジング11内における吐出室36内を経由した接続通路43を含む給気通路を介して収容室50よりも低圧領域となる背圧室41へと供給されるようになっている。
また、前記貯留油室38は、固定スクロール15の外周壁15cを前後方向へ貫通して設けられた抽油通路56を介して背圧室41と連通されている。そして、背圧室41内の潤滑油は、前記抽油通路56を介して背圧室41よりも低圧領域となる貯留油室38へと供給されるようになっている。したがって、オイルセパレータ52の貯留部54と、貯留油室38とは、前記給油通路、背圧室41、及び抽油通路56を介して連通されている。さらに、固定スクロール15の固定側基板15aの下部には、貯留油室38と前記吸入室33を連通するように油戻し通路(図示せず)が形成されている。一方、固定側基板15aの上部には、貯留油室38内に貯留された潤滑油から分離されたガスを吸入室33に導くためのガス戻し通路(図示せず)が貫通形成されている。
さて、上記構成の電動スクロール型圧縮機10において、圧縮室30にて圧縮された高圧の冷媒ガスは吐出室36へ吐出される。このとき、吐出室36と接続通路43との間には第2シール部材45が介在されており、高圧な冷媒ガスが吐出室36よりも低圧領域たる接続通路43(給油通路)へ漏洩することが阻止される。さらに、吐出室36と貯留油室38との間には第1シール部材44が介在されており、高圧な冷媒ガスが吐出室36よりも低圧領域たる貯留油室38へ漏洩することが防止される。
そして、吐出室36へ吐出された冷媒ガスは、接続通路43及び貯留油室38より高圧領域となる収容室50へ吐出孔13cを介して吐出される。このとき、吐出孔13cは絞りとして機能し冷媒ガスの通過断面積を小さくするため、収容室50へ吐出される冷媒ガスの吐出流速が速められる。その結果、オイルセパレータ52の分離パイプ53の周りでは冷媒ガスが高速で旋回され、冷媒ガスに含まれる潤滑油が効率良く分離される。
潤滑油が分離された冷媒ガスは、分離パイプ53の下端側の開口から内側を通過し、分離パイプ53の上端側の開口から収容室50の上側を介して外部冷媒回路へと導出される。また、冷媒ガスから分離された潤滑油は、貯留部54に向かって落下して該貯留部54に貯留される。そして、貯留部54に貯留された潤滑油は、貯留部54へ導出された少量の冷媒ガスとともに、収容室50より低圧領域となる背圧室41へ接続通路43、連通路55をその一部とする給油通路を介して供給される。すると、背圧室41内の圧力が調整され、圧縮室30内の圧力に基づく力に対向する力(背圧力)が可動スクロール21に作用される。その結果として、可動スクロール21の可動側基板21aと該可動側基板21aが摺動される軸支部材14との間の摺動抵抗が低下される。
また、背圧室41に供給された潤滑油は、可動スクロール21の旋回駆動機構等に潤滑を付与している。さらに、背圧室41内の潤滑油は、該背圧室41より低圧領域となる貯留油室38へ抽油通路56を介して供給される。なお、リヤハウジング13において、貯留油室38は吐出室36の外周側の全周に亘って設けられ、さらに、回転軸16の軸方向に沿った貯留油室38の長さは、前記軸方向に沿った吐出室36の長さと同じとなっている。すなわち、貯留油室38の奥行きは吐出室36の奥行きと同じとなっている。このため、貯留油室38は、多量の潤滑油を貯留可能とするために容積を大きく確保してある。その結果、オイルセパレータ52で冷媒ガスから分離された多量の潤滑油は、貯留油室38からオーバーフローすることなく該貯留油室38に貯留される。
そして、貯留油室38内に多量に貯留された潤滑油は、可動スクロール21の旋回運動に基づく吸引作用によって油戻し通路を通して吸入室33内に導かれる。吸入室33に導かれた潤滑油は、冷媒ガスとともに圧縮室30に取り込まれて圧縮室30の摺動面の潤滑を行う。また、潤滑油から分離された冷媒ガスはガス戻し通路から吸入室33に導かれる。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)リヤハウジング13内に区画壁13aを形成し、該区画壁13aの内周側に吐出室36を区画形成するとともに、区画壁13aの外周側の全周に亘って貯留油室38を区画形成した。このため、背景技術のように吐出室の外周側の領域の一部が吸入通路として占有され、残りの領域に貯留油室が区画される構成に比して、吐出室の外周側の領域に確保される貯留油室38の容積を大きくすることができる。したがって、本実施形態のように、オイルセパレータ52を遠心分離とすることで冷媒ガスから潤滑油を効率良く分離することができる構成であっても、その多量の潤滑油を貯留油室38に貯留することができる。すなわち、分離された潤滑油が貯留油室38をオーバーフローしてしまうことが阻止され、その結果として、貯留部54の潤滑油が外部冷媒回路へ持ち出されることを阻止することができる。そして、貯留油室38に多量の潤滑油を貯留することができるため、多量の潤滑油を圧縮室30や可動スクロール21の旋回駆動機構等に供給して潤滑を付与することができ、電動スクロール型圧縮機10の駆動を円滑にすることができる。
(2)吐出室36と接続通路43との間に第2シール部材45を介在させ、吐出室36と貯留油室38との間に第1シール部材44を介在させた。このため、圧縮室30から吐出室36へ吐出された冷媒ガスを、吐出室36より低圧領域となる接続通路43及び貯留油室38へ漏洩させることなく収容室50へと導出することができ、オイルセパレータ52による潤滑油の分離能力を確実に発揮させることができる。
(3)背圧室41と貯留部54とを連通する給油通路のうちハウジング(リヤハウジング13)内に区画形成され、該ハウジング(リヤハウジング13)内における吐出室36内を経由する部分である接続通路43は、区画壁13a内を回転軸16の軸方向へ延びるように形成されている。すなわち、接続通路43の外壁42が区画壁13aの一部として兼用されているため、ハウジング(リヤハウジング13)内の空間を有効に活用することができる。このため、例えば、接続通路43が貯留油室38内を経由して形成されている場合のように、接続通路43によって貯留油室38の容積が小さくなることを阻止することができる。さらに、接続通路43が、吐出室36内にて区画壁13aとは別に独立して形成されている場合のように、接続通路43によって吐出室36の容積が小さくなることをなくすことができる。したがって、貯留油室38に貯留可能な潤滑油量を増加させつつ、電動スクロール型圧縮機10の効率を向上させることができる。
(4)シール部材49を第1シール部材44と第2シール部材45を一体化して形成した。このため、電動スクロール型圧縮機10を組み付けるとき、一つのシール部材49をリヤハウジング13に組み付けるだけで済む。したがって、シール部材49が、第1シール部材44と第2シール部材45に別体形成され、一つずつリヤハウジング13に組み付ける場合と比較して電動スクロール型圧縮機10の製造を容易とすることができる。さらに、いずれか一方のシール部材のリヤハウジング13への組み付け忘れを無くすことができる。したがって、電動スクロール型圧縮機10の製造後、吐出ガスの漏洩等による機能低下からシール部材の組み付け忘れを発見するといった不都合の発生を無くすことができる。
(5)フロントハウジング12の端面12aに接合されるリヤハウジング13の外周壁の端面13dと、固定スクロール15の固定側基板15aに接合される区画壁13aの端面13eとは同一平面上に位置している。このため、フロントハウジング12とリヤハウジング13の接合のためには、フロントハウジング12において、その端面12aと固定側基板15aとを同一平面上に位置させればよい。したがって、例えば、リヤハウジング13の端面13dと端面13eが同一平面上に位置せず、該端面13d,13eに接合するようにフロントハウジング12の端面12aと固定スクロール15の固定側基板15aの位置合わせをする作業が必要無くなり、フロントハウジング12への固定スクロール15の固定作業を容易とすることができる。そして、フロントハウジング12とリヤハウジング13との接合面の位置合わせが容易となり、フロントハウジング12とリヤハウジング13の組み付け作業を容易とすることができるとともに、接合面間を確実にシールすることができる。加えて、例えば、区画壁13aの端面13eが他方の端面13dよりもフロントハウジング12側へ突出するように形成される場合に比して、リヤハウジング13の製造を容易とすることができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 実施形態において、図3に示すように、区画壁13aにおいて、接続通路43の外壁42を区画壁13aに含ませる構成としてもよい。このように構成することで、リヤハウジング13の製造を容易とすることができる。
○ 実施形態において、オイルセパレータ52は遠心分離器に限らず、例えば、冷媒ガスを壁面に衝突させることで該冷媒ガスから潤滑油を分離する慣性分離器であってもよい。すなわち、分離部としての壁面、及び壁面の下側の貯留部からオイルセパレータを形成してもよい。
○ 実施形態において、回転軸16の軸方向に沿った貯留油室38の長さ(深さ)を回転軸16の軸方向に沿った吐出室36の長さより短くしてもよい。
○ 実施形態において、シール部材49を第1シール部材44と第2シール部材45を別体にしてもよい。この場合、区画壁13aにおける第1収容溝46と第2収容溝47は連通することなく分離して形成される。
○ 実施形態において、オイルセパレータ52の貯留部54内にフィルタを設けてもよい。
○ 実施形態において、吐出孔13cを分離パイプ53の側方位置ではない位置、例えば、分離パイプ53よりも下方位置に形成してもよい。
○ 実施形態において、吐出孔13cの周面に可変絞りを設けてもよい。このように構成すると、冷媒ガスの流量増大に応じて吐出孔13cにおける冷媒ガスの通過断面積を増大させることができる。冷媒ガスの流量が多い時に該冷媒ガスの通過断面積を大きくできることは、可変絞りによる圧力損失の低減につながり、外部冷媒回路の効率を向上させることができる。また、冷媒ガスの流量が少ない時に該冷媒ガスの通過断面積を小さくできることは、流量の変化に対する可変絞りの前後の差圧の変動を明確化することにつながり、冷媒ガスの流速を早めることを維持できる。すなわち、冷媒ガスの低流量域においてもオイルセパレータ52の高い潤滑油分離能力を維持できることにつながる。
○ 実施形態において、冷媒ガスとしてフロンを用いてもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(1)前記オイルセパレータは、遠心分離器よりなる請求項1〜請求項7のうちいずれか一項に記載のスクロール型圧縮機。
実施形態の電動スクロール型圧縮機を示す模式断面図。 リヤハウジングを前端側から示す図。 別例のリヤハウジングを前端側から示す図。
符号の説明
10…スクロール型圧縮機としての電動スクロール型圧縮機、11…ハウジング、12…フロントハウジング、13…リヤハウジング、13a…区画壁、13c…吐出通路を構成する吐出孔、13d…外周壁の端面、13e…区画壁の端面、15…固定スクロール、15b…固定側渦巻壁、16…回転軸、21…可動スクロール、21b…可動側渦巻壁、30…圧縮室、33…吸入室、36…吐出通路を構成する吐出室、38…貯留油室、41…背圧室、42…外壁、43…給油通路を構成する接続通路、44…第1シール部材、45…第2シール部材、50…吐出通路を構成する収容室、52…オイルセパレータ、53…分離部としての分離パイプ、54…貯留部、55…給油通路を構成する連通路、56…抽油通路。

Claims (7)

  1. ハウジングはフロントハウジングとリヤハウジングとを有し、該ハウジング内には固定スクロールと可動スクロールとが対向して配置されており、回転軸の回転に基づく前記可動スクロールの公転運動により、両スクロールが備える渦巻壁の間に区画された圧縮室が容積を減少しながら移動されて吸入室から圧縮室へ冷媒ガスが吸入され、該圧縮室にて圧縮された冷媒ガスが吐出室へ吐出され、前記ハウジング内にて冷媒ガスの吐出通路上には前記吐出室から吐出された冷媒ガスに含まれる潤滑油を分離する分離部と、該分離部で分離された潤滑油が貯留される貯留部とを備えるオイルセパレータが前記吐出室とは別室たる収容室内に設けられているとともに、該収容室と吐出室とは吐出孔を介して連通されているスクロール型圧縮機であって、
    前記吐出室は区画壁により前記リヤハウジングの内周側に区画形成され、前記吐出室の外周側の全周には前記オイルセパレータの前記貯留部と連通する貯留油室が区画形成されていることを特徴とするスクロール型圧縮機。
  2. 前記可動スクロールの背面側には背圧室が区画形成され、該背圧室は、前記オイルセパレータの貯留部と給油通路を介して連通され、該給油通路の前記ハウジング内を経由する部分である接続通路の外壁は、少なくとも一部が前記区画壁として兼用されていることを特徴とする請求項1に記載のスクロール型圧縮機。
  3. 前記接続通路の外壁は吐出室内に形成され、接続通路は吐出室内を経由することを特徴とする請求項2に記載のスクロール型圧縮機。
  4. 前記接続通路の外壁は、前記区画壁に含まれることを特徴とする請求項2に記載のスクロール型圧縮機。
  5. 前記背圧室は、さらに、抽油通路を介して前記貯留油室と連通され、前記吐出室と貯留油室の間は第1シール部材によってシールされ、前記接続通路と吐出室の間は第2シール部材によってシールされていることを特徴とする請求項2〜請求項4のうちいずれか一項に記載のスクロール型圧縮機。
  6. 前記第1シール部材と第2シール部材とは一体形成されている請求項5に記載のスクロール型圧縮機。
  7. 前記リヤハウジングの外周壁の端面と、前記区画壁の端面は同一平面上にあることを特徴とする請求項1〜請求項6のうちいずれか一項に記載のスクロール型圧縮機。
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