JP2014015901A - スクロール式膨張機 - Google Patents
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Abstract
【課題】アクチュエータの構成部品が劣化してしまうことを抑制しつつも、アクチュエータの駆動により弁部を移動させて弁部によりサブポートを開閉可能とすること。
【解決手段】電動モータ60を吐出室44内に配置した。さらに、膨張機部は、区画壁42を貫通して電動モータ60と弁部53とを連結する駆動軸61を備え、電動モータ60により駆動軸61を駆動するとともに駆動軸61の駆動に伴い弁部53が移動して一対のサブポート51,52を開閉するようにした。
【選択図】図2
【解決手段】電動モータ60を吐出室44内に配置した。さらに、膨張機部は、区画壁42を貫通して電動モータ60と弁部53とを連結する駆動軸61を備え、電動モータ60により駆動軸61を駆動するとともに駆動軸61の駆動に伴い弁部53が移動して一対のサブポート51,52を開閉するようにした。
【選択図】図2
Description
本発明は、スクロール式膨張機に関する。
この種のものとしては、例えば特許文献1のものがある。特許文献1のスクロール式の膨張機部は、固定スクロールと可動スクロールとの二つの渦巻きが噛み合うことで構成されている。そして、可動スクロールと固定スクロールとの二つの渦巻きの間には、可動スクロールの旋回に伴い容積変更する作動室(膨張室)が区画されている。膨張機部のハウジングの中央には吸入口(メインポート)が形成されている。
そして、ポンプ部によって熱交換器に向けて吐出された作動流体は、熱交換器で熱エネルギーを得て高温高圧になった後、吸入口を介して作動室に吸入されて膨張する。作動流体は、作動室での膨張によって可動スクロールを旋回させながら外周側へと移送され、膨張機部から吐出される。この可動スクロールの旋回に伴い機械的エネルギー(駆動力)が出力される。
また、特許文献1には、作動室における作動流体の容積を可変とする可変容量型の膨張機部が開示されている。図7(a)に示すように、ハウジング91の端板にはスプール穴92が穿設されている。スプール穴92の開放端部は止め栓93によりシールされている。スプール穴92内には往復動可能のスプール94及びばね95が収容されている。また、ハウジング91の端板には、熱交換器で熱エネルギーを得て高温高圧になった作動流体を、スプール穴92に供給するための高圧連通路91aが形成されている。さらに、ハウジング91には、スプール穴92における開放端部とは反対側と作動室96とを連通する低圧連通路91bが形成されている。また、膨張機部90には、高圧連通路91aからの作動流体の供給を制御する制御弁97が設けられている。さらに、ハウジング91には、スプール穴92と作動室96とを連通する一対のバイパス穴98(サブポート)が形成されている。スプール94には、一対のバイパス穴98を開閉可能な弁部94aが形成されている。
制御弁97からの作動流体が高圧連通路91aから供給されると、スプール穴92におけるスプール94よりも開放端部側の圧力と、スプール穴92におけるスプール94よりも低圧連通路91b側の圧力との差圧により、スプール94がばね95のばね力に抗してばね95側へ移動する。すると、一対のバイパス穴98はスプール94の弁部94aによって塞がれて、一対のバイパス穴98を介した作動室96への作動流体の導入が行われなくなる。
そして、図7(b)に示すように、制御弁97からの高圧連通路91aを介した作動流体の供給を止めると、スプール穴92におけるスプール94よりも開放端部側の圧力と、スプール穴92におけるスプール94よりも低圧連通路91b側の圧力との差圧が無くなり、スプール94は、ばね95のばね力によってばね95とは反対側へ移動する。すると、スプール94の弁部94aが一対のバイパス穴98から外れて、吸入口91cを介した作動室96への作動流体の吸入に加えて、スプール穴92から一対のバイパス穴98を介して作動室96へ作動流体が導入される。これにより、作動室96に吸入された作動流体の容積が大きくなるとともに、作動室96における作動流体の膨張比が小さくなり、作動室96に吸入された作動流体が膨張され過ぎてしまうことが抑制される。
しかしながら、一対のバイパス穴98を開閉可能な弁部94aを移動させるための構成であるスプール94及びばね95からなるアクチュエータは、高温高圧の作動流体が供給されるスプール穴92内に配置されている。このため、アクチュエータの構成部品であるスプール94及びばね95が高温高圧の作動流体に晒されてしまい、高温高圧の作動流体によりスプール94及びばね95が劣化してしまう虞がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、アクチュエータの構成部品が劣化してしまうことを抑制しつつも、アクチュエータの駆動により弁部を移動させて弁部によりサブポートを開閉可能とすることができるスクロール式膨張機を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、ハウジングの内周面に固定される固定スクロールと、前記固定スクロールに対向配置される可動スクロールと、前記ハウジング内に形成されるとともに高圧の作動流体が供給される高圧室と、前記固定スクロール及び前記可動スクロールにより区画され、前記高圧室から導入される作動流体を膨張させる作動室と、前記ハウジング内に形成されるとともに前記作動室で膨張されて減圧された作動流体が吐出される低圧室と、前記高圧室と前記低圧室とを区画する区画壁と、前記高圧室内の作動流体を前記作動室に吸入するメインポートと、前記作動室における作動流体の容積を可変とするために前記高圧室から前記作動室に作動流体を導入するサブポートと、前記サブポートを開閉可能にする弁部と、前記弁部を移動させるための駆動力を付与するアクチュエータと、を有するスクロール式膨張機であって、前記アクチュエータを前記低圧室に配置し、前記区画壁を貫通して前記アクチュエータと前記弁部とを連結する駆動軸を備え、前記アクチュエータにより前記駆動軸を駆動するとともに前記駆動軸の駆動に伴い前記弁部が移動して前記サブポートを開閉することを要旨とする。
ここで、高圧の作動流体は高温である。この発明によれば、アクチュエータが高温高圧の作動流体に晒されてしまうことが無い。さらに、区画壁を貫通する駆動軸によりアクチュエータと弁部とを連結し、アクチュエータの駆動に伴い駆動軸が駆動することで弁部を移動させることができる。よって、アクチュエータの構成部品が劣化してしまうことを抑制しつつも、アクチュエータの駆動により弁部を移動させて弁部によりサブポートを開閉可能とすることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記アクチュエータは電動モータであることを要旨とする。
この発明によれば、電動モータが高温高圧の作動流体に晒されてしまうことが無いため、電動モータが高温高圧の作動流体に晒されている場合に比べると、電動モータの冷却性能を向上させることができる。
この発明によれば、電動モータが高温高圧の作動流体に晒されてしまうことが無いため、電動モータが高温高圧の作動流体に晒されている場合に比べると、電動モータの冷却性能を向上させることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記電動モータは、モータ部と、前記モータ部を収容するケースとを有し、前記ケースの一部は前記ハウジングを貫通して前記ハウジング外へ露出しており、前記ケースにおける前記ハウジング外へ露出した部位には貫通孔が形成されており、前記ケース内部と前記ハウジング外とは、前記貫通孔を介して連通していることを要旨とする。
この発明によれば、ケース内部をハウジング外と同じ圧力にすることができる。例えば、モータ部は、外部電源からの電気が供給されることで駆動するため、モータ部には外部電源とモータ部とを電気的に接続するリード線等の電気的接続部材が設けられる。そして、この電気的接続部材は、外部電源と接続されるため、モータ部から貫通孔を介してハウジング外に延ばされる。ここで、本発明では、ケース内部とハウジング外とを同じ圧力としていることから、電気的接続部材と貫通孔との間にケース内部とハウジング外との間をシールするシール部材が不要となり、部品点数を削減することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記電動モータは、モータ部と、前記モータ部を収容するケースとを有し、前記駆動軸は、前記ケースを貫通して前記モータ部に連結されており、前記ケース内部と前記低圧室とは、前記ケースと前記駆動軸との間を介して連通していることを要旨とする。
この発明によれば、ケース内部を低圧室と同じ圧力にすることができるため、例えば、ケース内部と低圧室との間に差圧が生じており、この差圧によってケースが変形してしまうといった問題を回避することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記電動モータは、モータ部と、前記モータ部を収容するケースとを有し、前記駆動軸は、前記ケースを貫通して前記モータ部に連結されており、前記ケースと前記区画壁との間にはシール部材が配設されており、前記ケース内部と前記高圧室とは、前記区画壁と前記駆動軸との間、及び前記ケースと前記駆動軸との間を介して連通していることを要旨とする。
この発明によれば、ケース内部に高温高圧の作動流体を供給することができる。また、高圧室から区画壁と駆動軸との間を介してケース側に向けて流れ込んだ作動流体は、シール部材によりシールされるため、作動流体が低圧室に向けて流れ込んでしまうことを規制することができる。よって、ケース内部が高温高圧の作動流体によって温められて、ケース内部とケース外部である低圧室との間に温度差が生じる。この温度差により、ケース内部の熱は、ケース内部よりも温度の低い低圧室内の作動流体へ放熱され易くなるため、電動モータの冷却性能をさらに向上させることができる。また、区画壁と駆動軸との間にシール部材が必要無いため、区画壁と駆動軸との間にシール部材が介在される場合に生じる駆動軸とシール部材との間の摺動抵抗が無く、駆動軸をスムーズに駆動させることができ、弁部をスムーズに移動させることができる。
この発明によれば、アクチュエータの構成部品が劣化してしまうことを抑制しつつも、アクチュエータの駆動により弁部を移動させて弁部によりサブポートを開閉可能とすることができる。
以下、本発明をランキンサイクル装置に組み込まれる複合流体機械に具体化した一実施形態を図1〜図4にしたがって説明する。
図1に示すように、複合流体機械10のハウジング11は、筒状のセンタハウジング12と、センタハウジング12の一端に接合された板状のフロントハウジング13と、センタハウジング12の他端に接合された有底筒状のリヤハウジング14とから形成されている。センタハウジング12の内周面には仕切壁12aが形成されている。センタハウジング12の内周面、仕切壁12a、及びフロントハウジング13で区画された空間にはモータ・ジェネレータ20が収容されている。モータ・ジェネレータ20は、センタハウジング12の内周面に固定されるステータ20aと、ステータ20aの内側に配置されるロータ20bとから構成されている。ロータ20bは、ハウジング11内に収容される回転軸21に止着されており、回転軸21と一体的に回転可能になっている。
図1に示すように、複合流体機械10のハウジング11は、筒状のセンタハウジング12と、センタハウジング12の一端に接合された板状のフロントハウジング13と、センタハウジング12の他端に接合された有底筒状のリヤハウジング14とから形成されている。センタハウジング12の内周面には仕切壁12aが形成されている。センタハウジング12の内周面、仕切壁12a、及びフロントハウジング13で区画された空間にはモータ・ジェネレータ20が収容されている。モータ・ジェネレータ20は、センタハウジング12の内周面に固定されるステータ20aと、ステータ20aの内側に配置されるロータ20bとから構成されている。ロータ20bは、ハウジング11内に収容される回転軸21に止着されており、回転軸21と一体的に回転可能になっている。
回転軸21の一端は、ベアリングB1を介してフロントハウジング13に回転可能に支持されるとともに、回転軸21の他端側はセンタハウジング12の仕切壁12aを貫通している。回転軸21とセンタハウジング12の仕切壁12aとの間にはベアリングB2が介在されるとともに、回転軸21はベアリングB2を介してセンタハウジング12の仕切壁12aに回転可能に支持されている。さらに、センタハウジング12の内側には軸支部材22が固設されるとともに、回転軸21の他端はベアリングB3を介して軸支部材22に回転可能に支持されている。
センタハウジング12の仕切壁12aにおけるリヤハウジング14側の面には、回転軸21を取り囲むように長円状の凹部121aが形成されている。さらに、センタハウジング12の仕切壁12aにおけるリヤハウジング14側の面には、凹部121aを閉鎖するサイドプレート17が固着されている。そして、凹部121aとサイドプレート17とによってポンプ室18が区画されている。ポンプ室18にはポンプ部Pが収容されている。ポンプ部Pは、ポンプ室18に回転可能に支持される従動ギヤ(図示せず)と、回転軸21に取着された主動ギヤ18aとから構成されている。従動ギヤと主動ギヤとは互いに噛み合わされた状態で配設されている。
センタハウジング12の仕切壁12aには吸入通路12dが形成されている。吸入通路12dの一端はセンタハウジング12の外面に開口するとともに、他端はポンプ室18に連通している。また、センタハウジング12の仕切壁12aには吐出通路12eが形成されている。吐出通路12eの一端はポンプ室18に連通するとともに、他端はセンタハウジング12の外面に開口している。
センタハウジング12の内周面、仕切壁12a、及びリヤハウジング14で区画された空間において、軸支部材22とリヤハウジング14の底壁14aとの間にはスクロール式の膨張機部30が収容されている。膨張機部30は、センタハウジング12の内周面に固定される固定スクロール31と、固定スクロール31に対向配置されるとともに固定スクロール31と軸支部材22との間に設けられる可動スクロール32とから構成されている。固定スクロール31は、円板状をなす固定側基板31aと、固定側基板31aから立設される固定側渦巻壁31bとから構成されている。可動スクロール32は、円板状をなす可動側基板32aと、可動側基板32aから固定側基板31aへ向かって立設される可動側渦巻壁32bとから構成されている。
固定側渦巻壁31bと可動側渦巻壁32bとは互いに噛み合わされている。固定側渦巻壁31bの先端面は可動側基板32aに接触しているとともに、可動側渦巻壁32bの先端面は固定側基板31aに接触している。そして、固定側基板31a及び固定側渦巻壁31bと、可動側基板32a及び可動側渦巻壁32bとによって作動室35が区画されている。
回転軸21の他端における回転軸21の回転軸線Lに対して偏心した位置には、偏心軸21aが突設されている。偏心軸21aにはブッシュ21bが外嵌固定されている。ブッシュ21bには、可動側基板32aが軸受B4を介してブッシュ21bと相対回転可能に支持されている。
可動側基板32aと軸支部材22との間には、自転阻止機構36が配設されている。自転阻止機構36は、可動側基板32aにおける軸支部材22側の端面に複数設けられた円環孔36aと、軸支部材22における可動側基板32a側の端面の外周部に突設され円環孔36aに遊嵌されたピン36bとから構成されている。
ハウジング11内において、固定側基板31aとリヤハウジング14との間には吸入室41が区画されている。リヤハウジング14の底壁14aには、吸入室41に連通する吸入ポート41aが形成されている。固定側基板31aの中央部には、吸入室41と膨張機部30の径方向中央に形成された膨張前の作動室35とを連通するメインポート50が形成されている。さらに、固定側基板31aにおけるメインポート50よりも径方向外側には、一対のサブポート51,52が形成されている。一方のサブポート51は、膨張機部30の径方向中央に形成された作動室35よりも径方向外側に区画された二つの作動室35の一方と、吸入室41とを連通している。他方のサブポート52は、膨張機部30の径方向中央に形成された作動室35よりも径方向外側に区画された二つの作動室35の他方と、吸入室41とを連通している。
固定側基板31aにおけるリヤハウジング14の底壁14a側の端面において、一対のサブポート51,52よりも径方向外側には、円環状の区画壁42が突出形成されている。区画壁42の先端はリヤハウジング14の底壁14aの内面に接触している。区画壁42の先端とリヤハウジング14の底壁14aとの間には環状のシール部材43が介在されている。ハウジング11内において、可動側渦巻壁32bの最外周面、区画壁42の外周面、センタハウジング12及びリヤハウジング14の間には吐出室44が区画されている。よって、区画壁42は、吸入室41と吐出室44とを区画している。また、センタハウジング12には、吐出室44に連通する吐出ポート44aが形成されている。
図2に示すように、固定側基板31aにおけるリヤハウジング14の底壁14a側の端面において、区画壁42よりも径方向内側には、一対のサブポート51,52を開閉可能な略扇形板状の弁部53が取り付けられている。弁部53はネジ部材531によって固定側基板31aに固定されている。また、弁部53とネジ部材531との間には僅かな隙間が形成されており、弁部53はネジ部材531を中心として回動可能になっている。さらに、弁部53には切欠部53kが形成されている。メインポート50は切欠部53kの内側に位置しており、弁部53によって閉じられることがない。弁部53における弧状に湾曲する外周面にはギヤ部53gが形成されている。
区画壁42の外周面には嵌合凹部42aが形成されている。嵌合凹部42aには電動モータ60が嵌合固定されている。よって、電動モータ60は、吐出室44内に配置されている。電動モータ60は、モータ部60aと、モータ部60aを収容するケース60bとを有している。モータ部60aは図示しないステータ及びロータから構成されている。モータ部60aには駆動軸61が連結されている。駆動軸61は区画壁42を貫通しており、その一端がケース60bを貫通してモータ部60aに連結されるとともに、他端が弁部53に連結されている。駆動軸61は、モータ部60aの駆動によって回転可能になっている。駆動軸61の先端には、弁部53のギヤ部53gに噛合係止されるウォームギヤ61gが取り付けられている。よって、駆動軸61は、モータ部60a(電動モータ60)と弁部53とを連結している。
ケース60bにおける嵌合凹部42a側とは反対側の一部は、リヤハウジング14を貫通してハウジング11外へ露出している。ケース60bにおけるハウジング11外へ露出した部位には、貫通孔60hが形成されている。貫通孔60hはハウジング11外に臨んでいる。モータ部60aからはリード線60eが延びており、リード線60eは貫通孔60hを介してハウジング11外に延びて図示しない外部電源と電気的に接続されている。そして、外部電源からリード線60eを介してモータ部60aに電気が供給されることで、モータ部60aが駆動するようになっている。また、ケース60b内部とハウジング11外とは貫通孔60hを介して連通している。
駆動軸61と区画壁42との間には環状の第1シール部材S1が介在されている。この第1シール部材S1により、吸入室41内の作動流体が、駆動軸61と区画壁42との間を介して吐出室44に流れ込んでしまうことが規制されている。また、ケース60bと嵌合凹部42aとの間にはシール部材としての環状の第2シール部材S2が介在されている。この第2シール部材S2により、吐出室44内の作動流体が、ケース60bと嵌合凹部42aとの間、及びケース60bと駆動軸61との間を介してケース60b内に流れ込んでしまうことが規制されている。さらに、ケース60bとリヤハウジング14との間には環状の第3シール部材S3が介在されている。この第3シール部材S3により、吐出室44とハウジング11外との間がシールされている。
次に、上記構成の複合流体機械10が組み込まれたランキンサイクル装置70について説明する。
図1に示すように、吐出通路12eには第1流路70aを介して熱交換器71の吸熱器71aが接続されている。また、熱交換器71は放熱器71bを有するとともに、放熱器71bは、排熱源としてのエンジンEに接続された冷却水循環経路E1上に設けられている。冷却水循環経路E1上にはラジエータE2が設けられるとともに、冷却水循環経路E1には、エンジンEを冷却する流体としての冷却水が循環するようになっている。
図1に示すように、吐出通路12eには第1流路70aを介して熱交換器71の吸熱器71aが接続されている。また、熱交換器71は放熱器71bを有するとともに、放熱器71bは、排熱源としてのエンジンEに接続された冷却水循環経路E1上に設けられている。冷却水循環経路E1上にはラジエータE2が設けられるとともに、冷却水循環経路E1には、エンジンEを冷却する流体としての冷却水が循環するようになっている。
熱交換器71における吸熱器71aの吐出側には、第2流路70bを介して吸入ポート41aが接続されている。また、吐出ポート44aには第3流路70cを介して凝縮器72が接続されている。凝縮器72の吐出側には第4流路70dを介して吸入通路12dが接続されている。そして、ランキンサイクル装置70は、ポンプ部P、熱交換器71、膨張機部30、及び凝縮器72をこの順序で接続してなる回路を備えている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
モータ・ジェネレータ20が電動機として駆動されてポンプ部Pが駆動されると、ポンプ室18内の作動流体が吐出通路12e及び第1流路70aを経由して熱交換器71に流れ込む。すると、熱交換器71において、吸熱器71aと放熱器71bとの間での熱交換により、作動流体がエンジンEからの排熱によって加熱されるとともに、熱エネルギーを受け取って高温高圧となる。
モータ・ジェネレータ20が電動機として駆動されてポンプ部Pが駆動されると、ポンプ室18内の作動流体が吐出通路12e及び第1流路70aを経由して熱交換器71に流れ込む。すると、熱交換器71において、吸熱器71aと放熱器71bとの間での熱交換により、作動流体がエンジンEからの排熱によって加熱されるとともに、熱エネルギーを受け取って高温高圧となる。
そして、熱交換器71において熱交換されて高温高圧となった作動流体は、第2流路70b、吸入ポート41a、吸入室41、及びメインポート50を経由して、作動室35に吸入されて膨張する。よって、本実施形態では、吸入室41は、熱交換器71で熱交換されて高温高圧となった作動流体が供給される高圧室に相当する。
この作動室35における作動流体の膨張によって、膨張機部30が機械的エネルギー(駆動力)を出力する。そして、この駆動力によって可動スクロール32が偏心軸21aを介して固定スクロール31の軸心(回転軸20の回転軸線L)の周りで旋回する。このとき、可動スクロール32は、自転阻止機構36によって自転が阻止されて、公転運動のみが許容される。この可動スクロール32の旋回により、作動室35の容積が変更される。そして、可動スクロール32の旋回に伴って回転軸21が回転すると、モータ・ジェネレータ20が回転して発電機として機能するとともに、モータ・ジェネレータ20の駆動力が電力に変換されてバッテリ(図示せず)に充電されるようになっている。
作動室35において膨張されて減圧された作動流体は、吐出室44に吐出される。よって、本実施形態では、吐出室44は、作動室35で膨張されて減圧された作動流体が吐出される低圧室に相当する。吐出室44に吐出された作動流体は、吐出ポート44a及び第3流路70cを経由して凝縮器72を通過して液化される。そして、凝縮器72において液化された作動流体は、第4流路70d及び吸入通路12dを経由してポンプ室18に還流される。
図2に示すように、各サブポート51,52が弁部53によって閉じられている状態から、モータ部60aが一方向に回転すると、モータ部60aの回転力によって駆動軸61が回転(駆動)するとともに、ウォームギヤ61g及びギヤ部53gを介して弁部53が、ネジ部材531を中心として矢印A1の方向に回動する。よって、本実施形態では、電動モータ60(モータ部60a)は、弁部53を移動させるための駆動力を付与するアクチュエータとして機能している。
すると、図3に示すように、弁部53が一方のサブポート51から外れて、一方のサブポート51を介して、吸入室41と、膨張機部30の径方向中央に形成された作動室35よりも径方向外側に区画された二つの作動室35の一方とが連通する。これにより、吸入室41から、膨張機部30の径方向中央に形成された作動室35よりも径方向外側に区画された二つの作動室35の一方に対して、一方のサブポート51を介して作動流体が導入されて、当該作動室35の作動流体の容積が大きくなるとともに、当該作動室35における作動流体の膨張比が小さくなる。
図4に示すように、弁部53が矢印A1の方向へさらに回動すると、弁部53が他方のサブポート52から外れて、他方のサブポート52を介して、吸入室41と、膨張機部30の径方向中央に形成された作動室35よりも径方向外側に区画された二つの作動室35の他方とが連通する。これにより、吸入室41から、膨張機部30の径方向中央に形成された作動室35よりも径方向外側に区画された二つの作動室35の他方に対して、他方のサブポート52を介して作動流体が導入されて、当該作動室35の作動流体の容積が大きくなるとともに、当該作動室35における作動流体の膨張比が小さくなる。このようにすることで、膨張機部30における作動室35への吸入容積を可変として、作動室35の吸入容積を最適に調整することが可能となり、膨張機部30を最適な条件で稼動させることが可能となる。
また、電動モータ60は吐出室44内に配置されており、弁部53が配置される吸入室41内の高温高圧の作動流体に晒されてしまうことが無い。よって、電動モータ60の構成部品が高温高圧の作動流体によって劣化してしまうことが抑制されるとともに、電動モータ60が高温高圧の作動流体に晒されている場合に比べると、電動モータ60の冷却性能が向上している。
上記実施形態では以下の効果を得ることができる。
(1)電動モータ60を吐出室44内に配置した。さらに、膨張機部30は、区画壁42を貫通して電動モータ60と弁部53とを連結する駆動軸61を備え、電動モータ60により駆動軸61を駆動するとともに駆動軸61の駆動に伴い弁部53が移動して一対のサブポート51,52を開閉するようにした。よって、電動モータ60が高温高圧の作動流体に晒されてしまうことが無い。さらに、電動モータ60の駆動に伴い駆動軸61が駆動することで弁部53を移動させることができる。よって、電動モータ60の構成部品が劣化してしまうことを抑制しつつも、電動モータ60の駆動により弁部53を移動させて弁部53により一対のサブポート51,52を開閉可能とすることができる。
(1)電動モータ60を吐出室44内に配置した。さらに、膨張機部30は、区画壁42を貫通して電動モータ60と弁部53とを連結する駆動軸61を備え、電動モータ60により駆動軸61を駆動するとともに駆動軸61の駆動に伴い弁部53が移動して一対のサブポート51,52を開閉するようにした。よって、電動モータ60が高温高圧の作動流体に晒されてしまうことが無い。さらに、電動モータ60の駆動に伴い駆動軸61が駆動することで弁部53を移動させることができる。よって、電動モータ60の構成部品が劣化してしまうことを抑制しつつも、電動モータ60の駆動により弁部53を移動させて弁部53により一対のサブポート51,52を開閉可能とすることができる。
(2)本実施形態によれば、電動モータ60が高温高圧の作動流体に晒されてしまうことが無いため、電動モータ60が高温高圧の作動流体に晒されている場合に比べると、電動モータ60の冷却性能を向上させることができる。
(3)電動モータ60のケース60bの一部を、ハウジング11を貫通させてハウジング11外へ露出させ、ケース60bにおけるハウジング11外へ露出した部位に貫通孔60hを形成し、ケース60b内部とハウジング11外とを、貫通孔60hを介して連通させた。よって、ケース60b内部をハウジング11外と同じ圧力にすることができ、リード線60eと貫通孔60hとの間にケース60b内部とハウジング11外との間をシールするシール部材が不要となり、部品点数を削減することができる。
(4)駆動軸61の先端に弁部53のギヤ部53gに噛合係止されるウォームギヤ61gを設け、モータ部60aの回転力によって駆動軸61が回転させて、ウォームギヤ61g及びギヤ部53gを介して弁部53を移動させるようにした。よって、弁部53が振動しようとしたとしても、ウォームギヤ61gとギヤ部53gとの噛合係止によって、弁部53の位置が保持され易いため、弁部53の振動を抑制することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 図5に示すように、第2シール部材S2を削除するとともに、貫通孔60hとリード線60eとの間に環状の第4シール部材S4を介在させて、第4シール部材S4によりケース60b内部とハウジング11外とを非連通としてもよい。これによれば、吐出室44内の作動流体が、ケース60bと嵌合凹部42aとの間、及びケース60bと駆動軸61との間を介してケース60b内に流れ込むため、ケース60b内部を吐出室44と同じ圧力にすることができる。その結果、例えば、ケース60b内部と吐出室44との間に差圧が生じており、この差圧によってケース60bが変形してしまうといった問題を回避することができる。
○ 図5に示すように、第2シール部材S2を削除するとともに、貫通孔60hとリード線60eとの間に環状の第4シール部材S4を介在させて、第4シール部材S4によりケース60b内部とハウジング11外とを非連通としてもよい。これによれば、吐出室44内の作動流体が、ケース60bと嵌合凹部42aとの間、及びケース60bと駆動軸61との間を介してケース60b内に流れ込むため、ケース60b内部を吐出室44と同じ圧力にすることができる。その結果、例えば、ケース60b内部と吐出室44との間に差圧が生じており、この差圧によってケース60bが変形してしまうといった問題を回避することができる。
○ 図6に示すように、第1シール部材S1を削除するとともに、貫通孔60hとリード線60eとの間に環状の第4シール部材S4を介在させて、第4シール部材S4によりケース60b内部とハウジング11外とを非連通としてもよい。これによれば、吸入室41内の作動流体が、駆動軸61と区画壁42との間、及びケース60bと駆動軸61との間を介してケース60b内に流れ込むため、ケース60b内部を吸入室41と同じ圧力にすることができる。その結果、ケース60b内部が高温高圧の作動流体によって温められて、ケース60b内部と吐出室44内の作動流体との間に温度差が生じる。この温度差により、ケース60b内部の熱は、ケース60b内部よりも温度の低い吐出室44内の作動流体へ放熱され易くなるため、電動モータ60の冷却性能をさらに向上させることができる。また、区画壁42と駆動軸61との間に第1シール部材S1が必要無いため、区画壁42と駆動軸61との間に第1シール部材S1が介在される場合に生じる駆動軸61と第1シール部材S1との間の摺動抵抗が無く、駆動軸61をスムーズに駆動させることができ、弁部53をスムーズに移動させることができる。
○ 実施形態において、サブポートの数は特に限定されるものではない。
○ 実施形態において、排熱源からの流体としては、例えば、エンジンEの排ガスを利用してもよい。
○ 実施形態において、排熱源からの流体としては、例えば、エンジンEの排ガスを利用してもよい。
○ 実施形態では、アクチュエータとして電動モータ60を適用したが、これに限らず、例えば、流体により駆動軸を直動させる流体圧シリンダを適用してもよい。そして、駆動軸を直動させることでサブポートを開閉可能な弁部を移動させるようにしてもよい。
○ 実施形態では、吸入室41を高圧室、吐出室44を低圧室としたが、吸入室41以外の高圧箇所を高圧室に、また、吐出室44以外の低圧箇所を低圧室とし、それぞれに弁体53と電動モータ60とを設けるようにしてもよい。
○ 本発明を、ランキンサイクル装置70に組み込まれる複合流体機械10に具体化したが、これに限らず、独立して用いられるスクロール式膨張機に具体化してもよい。また、圧縮機及びクラッチ機構を一体に設けるとともに冷凍サイクルに組み込まれるスクロール式膨張機に具体化してもよい。
10…複合流体機械(スクロール式膨張機)、11…ハウジング、31…固定スクロール、32…可動スクロール、35…作動室、41…高圧室に相当する吸入室、42…区画壁、44…低圧室に相当する吐出室、50…メインポート、51,52…サブポート、53…弁部、60…アクチュエータとしての電動モータ、60a…モータ部、60b…ケース、60h…貫通孔、61…駆動軸、S2…シール部材としての第2シール部材。
Claims (5)
- ハウジングの内周面に固定される固定スクロールと、
前記固定スクロールに対向配置される可動スクロールと、
前記ハウジング内に形成されるとともに高圧の作動流体が供給される高圧室と、
前記固定スクロール及び前記可動スクロールにより区画され、前記高圧室から導入される作動流体を膨張させる作動室と、
前記ハウジング内に形成されるとともに前記作動室で膨張されて減圧された作動流体が吐出される低圧室と、
前記高圧室と前記低圧室とを区画する区画壁と、
前記高圧室内の作動流体を前記作動室に吸入するメインポートと、
前記作動室における作動流体の容積を可変とするために前記高圧室から前記作動室に作動流体を導入するサブポートと、
前記サブポートを開閉可能にする弁部と、
前記弁部を移動させるための駆動力を付与するアクチュエータと、を有するスクロール式膨張機であって、
前記アクチュエータを前記低圧室に配置し、
前記区画壁を貫通して前記アクチュエータと前記弁部とを連結する駆動軸を備え、
前記アクチュエータにより前記駆動軸を駆動するとともに前記駆動軸の駆動に伴い前記弁部が移動して前記サブポートを開閉することを特徴とするスクロール式膨張機。 - 前記アクチュエータは電動モータであることを特徴とする請求項1に記載のスクロール式膨張機。
- 前記電動モータは、モータ部と、前記モータ部を収容するケースとを有し、
前記ケースの一部は前記ハウジングを貫通して前記ハウジング外へ露出しており、
前記ケースにおける前記ハウジング外へ露出した部位には貫通孔が形成されており、
前記ケース内部と前記ハウジング外とは、前記貫通孔を介して連通していることを特徴とする請求項2に記載のスクロール式膨張機。 - 前記電動モータは、モータ部と、前記モータ部を収容するケースとを有し、
前記駆動軸は、前記ケースを貫通して前記モータ部に連結されており、
前記ケース内部と前記低圧室とは、前記ケースと前記駆動軸との間を介して連通していることを特徴とする請求項2に記載のスクロール式膨張機。 - 前記電動モータは、モータ部と、前記モータ部を収容するケースとを有し、
前記駆動軸は、前記ケースを貫通して前記モータ部に連結されており、
前記ケースと前記区画壁との間にはシール部材が配設されており、
前記ケース内部と前記高圧室とは、前記区画壁と前記駆動軸との間、及び前記ケースと前記駆動軸との間を介して連通していることを特徴とする請求項2に記載のスクロール式膨張機。
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