JP2008014288A - スクロール圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】安価な構成にて過圧縮現象を防止するスクロール圧縮機を提供する。
【解決手段】固定スクロール(32)に対して旋回スクロール(52)を旋回運動させ、使用圧力の高い作動流体の吸入、圧縮及び吐出の一連のプロセスを実施するスクロールユニット(30)を備え、このユニットは、旋回スクロールと固定スクロールとの噛み合いによって形成され、中央部で合流する以前の最小容積となる位置で2つの圧縮室の吸入容積に対する容積の比率が0.5以上に設定される圧縮室(74)と、固定スクロールの鏡板を貫通(34)し、上記容積の比率に相当する圧縮室に連通して作動流体を吐出させる単一の吐出孔(50)とを含む。
【選択図】図4

Description

本発明は、スクロール圧縮機に係り、詳しくは、使用圧力の高い作動流体に用いられて好適なスクロール圧縮機に関する。
この種のスクロール圧縮機には作動流体の吸入、圧縮及び吐出の一連のプロセスを実施するスクロールユニットを備えている。詳しくは、このユニットは固定スクロール及び旋回スクロールを備え、これら各スクロールは互いに噛み合うような渦巻きラップをそれぞれ有している。そして、旋回スクロールは自転することなく固定スクロールの軸心周りに公転旋回運動する。これにより、各スクロールで形成される空間の容積が減少し、上記一連のプロセスが行われる。
ここで、圧縮機の可変速運転等が実施された場合には、作動流体の吸入圧力及び吐出圧力が変化して過圧縮現象が生じ得る。このため固定スクロールの鏡板には、吐出孔の他、複数の連通路を備えたスクロールユニットが知られている(例えば、特許文献1参照)。詳しくは、吐出孔は鏡板の略中心部分に穿設され、圧縮室と吐出室とを連通するのに対し、複数の連通路は吐出孔の近傍に穿設されており、圧縮途中の圧縮室と吐出室とを連通している。
特許第3635826号公報
ところで、近年、地球環境への配慮から、地球温暖化係数の小さな値を有する作動流体を用いた冷凍サイクルの開発が進められている。この種の作動流体の一例としては自然系のCO(炭酸)ガスがある。また、冷凍サイクルのCOガス運転時の圧力は、外気条件等により変化する為、過圧縮による性能の低下があり、文献1がある。
この場合に、上述した従来の技術を用いると、複数の連通路の加工が必要になるし、また、これら連通路毎に弁装置も必要になるので、スクロールユニットの製造コストが高価になるとの問題がある。更に、上述した吐出孔には、幅広い運転圧縮比に対応すべく逆止弁が配設されているが、これもユニットのコスト高を招く要因になる。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、安価な構成にて過圧縮現象を防止するスクロール圧縮機を提供することを目的とする。
上記の目的を達成すべく、請求項1記載のスクロール圧縮機は、固定スクロールに対して旋回スクロールを旋回運動させ、使用圧力の高い作動流体の吸入、圧縮及び吐出の一連のプロセスを実施するスクロールユニットを備え、スクロールユニットは、旋回スクロールと固定スクロールとの噛み合いによって形成され、2つの圧縮室が中央部で合流する以前の最小容積となる位置で2つの圧縮室の吸入容積に対する容積の比率が0.5以上に設定される圧縮室と、固定スクロールの鏡板を貫通し、上記容積の比率に相当する圧縮室に連通して作動流体を吐出させる単一の吐出孔とを含むことを特徴としている。
また、請求項2記載の発明では、固定スクロールは、鏡板に立設される渦巻きラップと、渦巻きラップの先端側に連なり、吐出孔の開口周縁を部分的に囲繞して上記圧縮室を形成させる容積比生成部とを有し、旋回スクロールは、旋回スクロールの鏡板に立設され、その先端側にて容積比生成部の形状に沿って移動して上記圧縮室を形成させる渦巻きラップを有することを特徴としている。
更に、請求項3記載の発明では、容積比生成部は、固定スクロールの渦巻きラップの先端側に連なり、吐出孔の開口周縁を部分的に囲繞する圧縮室対峙壁と、固定スクロールの渦巻きラップの先端側及び対峙壁に連なり、対峙壁の背面側に形成された空洞を囲むラップ外側壁とを有することを特徴としている。
従って、請求項1記載の本発明のスクロール圧縮機によれば、スクロールユニットは圧縮室を有し、この圧縮室の容積は、2室が1室に合流される直前では容積比0.5以上に設定されている。よって、使用圧力の高い作動流体を用いた場合にも圧縮機の運転圧縮比が小さくなり、過圧縮現象が防止可能となる。
また、このスクロールユニットは、単一の吐出孔を介して作動流体を吐出させるので、従来の如く固定スクロールに対する複数の連通路の加工や、これら各連通路を開閉させる弁がいずれも不要になる。この結果、スクロールユニットの製造コストの低廉化が達成される。
また、請求項2記載の発明によれば、固定スクロールは、上述した所望の容積比に相当する圧縮室を形成させる容積比生成部を有し、旋回スクロールは、容積比生成部の形状に沿って移動して上記容積比に相当する圧縮室を形成させる渦巻きラップを有している。これにより、現有のスクロールユニットを構成するプロファイルの改良によって過圧縮現象が防止可能となり、スクロールユニットの性能を維持しつつ、その製造コストの低廉化が確実に達成可能となる。
更に、請求項3記載の発明によれば、容積比生成部は、圧縮室対峙壁によって上記容積比に相当する圧縮室を形成させる一方、対峙壁及びラップ外側壁で囲まれた内部には空洞部分を有するので、固定スクロールの軽量化が達成可能となる。
以下、図面により本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施例に係るスクロール圧縮機を示す。この圧縮機1は冷凍空調装置やヒートポンプ式給湯機などの冷凍回路に組み込まれている。当該回路は、作動流体の一例であるCO冷媒(以下、冷媒と称する)が循環する経路を備え、圧縮機1は経路から冷媒を吸入し、圧縮して経路に向けて供出する。
この圧縮機1はハウジング2を備えており、ハウジング2の胴部4は、その上側及び下側が上蓋6及び下蓋8によってそれぞれ気密に嵌合されており、胴部4の内部が密閉されている。
胴部4内には電動モータ10が収容され、このモータ10内には回転軸12が配置されており、回転軸12はモータ10への通電によって駆動される。また、回転軸12の上端側は軸受16を介して上フレーム14に回転自在に支持されている。この上フレーム14は胴部4に固定されている。一方、回転軸12の下端側は軸受20を介して下フレーム18に回転自在に支持されており、この下フレーム18もまた胴部4に固定されている。また、回転軸12の下端側にはオイルポンプ22が装着され、オイルポンプ22は下蓋8に貯留された潤滑油を吸引する。この潤滑油は回転軸12の油路24を経て回転軸12の上端からモータ10やスクロールユニット30の各摺動部分に供給される。
このスクロールユニット30は胴部4内においてモータ10の上方に配置され、冷媒の吸入、圧縮及び吐出の一連のプロセスを実施する。
詳しくは、スクロールユニット30は、旋回スクロール52及び固定スクロール32から構成されており、旋回スクロール52は鏡板54を備え、この鏡板54には固定スクロール32の鏡板34に向けて延びたインボリュート(伸開線)による渦巻きラップ56が一体的に形成されている。これに対し、固定スクロール32の鏡板34にも鏡板54に向けて延びるインボリュートによる渦巻きラップ36が一体的に形成されている。なお、インボリュートはインボリュート基礎円に対する接線の端部分を結んだ軌跡である。そして、これら渦巻きラップ36,56が互いに協働して後述する圧縮室を形成し、この圧縮室は固定スクロール32に対する旋回スクロール52の旋回運動により、渦巻きラップ36,56の径方向外周側から中心に向けて移動し、この際、その容積が減少される。
上述した旋回スクロール52に旋回運動を付与するため、鏡板54の下面側にはボス66が形成され、このボス66が軸受28を介して偏心軸26に回転自在に支持されている。この偏心軸26は回転軸12の上端側に一体的に形成されている。なお、この旋回スクロール52の自転は自転阻止ピン68により阻止されている。
一方、固定スクロール32は上フレーム14に固定されており、鏡板34が上記圧縮室側と吐出室80側とを仕切っている。また、鏡板34の中心から若干偏心した位置には、上記圧縮室側に連通する単一の吐出孔50がこの鏡板34を貫通して穿設されており(図2)、この吐出孔50は吐出弁82により開閉される。
ところで、本実施例のスクロールユニット30ではCO冷媒を用いるにあたり、ユニット30の吸入容積に対する圧縮室の容積の比率(設定容積比V/Vc)が0.5以上に設定されている。これは、近年商品化されたCO冷媒を用いたヒートポンプ式給湯機に最適なものとして発明されたものであり、より詳しくは、この圧縮室は、渦巻きラップ56と渦巻きラップ36との噛み合いによって形成され、その容積比V/Vcとは、圧縮室の容積とユニット30における冷媒の取り込み容積との比率に該当する。そして、本実施例の圧縮室の容積は、図3に示されるように、冷媒の吐出時には吸入容積の0.5に設定されており、中央部の位置に単一の吐出孔50が穿設されている。
また、この容積比V/Vcは、圧縮機1の運転圧縮比は約2.0以上に対応するものである。
そして、このスクロールユニット30では、容積比V/Vcを達成すべく現有のスクロールプロファイルを改良している。つまり、渦巻きラップ36及び渦巻きラップ56自体は鏡板34の中心部分にて互いに接近するとの一般的なインボリュートの伸開角で構成され、略2πの位置にある。しかしながら、本実施例では、上述した容積比V/Vcになる状態(クランク角度)にて冷媒が吐出されるように、固定スクロール32の渦巻きラップ36の先端側には容積比生成部を備えるとともに、旋回スクロール52の渦巻きラップ56の先端側には渦巻きラップ56のインボリュートの巻き始め位置が決定されている。
具体的には、図2にも示されるように、固定スクロール32の渦巻きラップ36には容積比生成部、本実施例では、鏡板34の略中央部分の空間を埋める中央空間埋め部38が鏡板34に立設されている。
より詳しくは、この空間埋め部38は、圧縮室対峙壁40及びラップ外側壁42から構成され、この対峙壁40はその一端がラップ内側壁44の先端側に連なり、対峙壁40の他端側が吐出孔50に向けて延出されている。そして、当該他端側は吐出孔50の開口周縁(同図の右側)を囲繞し、次いで、吐出孔50から離間する方向に延出されており、この対峙壁40の他端はラップ外側壁42の先端側に連なっている。
一方、旋回スクロール52の渦巻きラップ56は巻き始め後退部58を備えており(図4)、旋回スクロール52の旋回時には上述した対峙壁40の形状に沿って移動する。このように、対峙壁40と巻き始め後退部58とが相俟って容積比V/Vcに相当する圧縮室74が形成され、圧縮室74には1つの吐出孔50のみが連通する。
上述した圧縮機1によれば、回転軸12の回転に伴い、旋回スクロール52が自転することなく旋回運動する。このような旋回スクロール52の旋回運動は、吸入管84を介して胴部4内に取り込んだ冷媒を、スクロールユニット30の外周側からその内部に向けて吸入させる。
次に、図4に示されるように、クランク角0°の場合には、巻き始め後退部58が対峙壁40に近付き、2つの圧縮室、詳しくは、渦巻きラップ56の外側に位置する圧縮室70と渦巻きラップ56の内側に位置する圧縮室72とが略対称形をなし、巻き始め後退部58を挟んで完全に分離されており、これら圧縮室70,72の容積比V/Vcはいずれも0.5を超えている。
続いてクランク角90°に進むと、巻き始め後退部58が吐出孔50に最も近付くことになり、更に、クランク角が180°に進むと、巻き始め後退部58が対峙壁40から離間し、2つの圧縮室70及び圧縮室72の冷媒は合流して1つの圧縮室74内に集合される。そして、巻き始め後退部58が対峙壁40に向けて再び近付くと、圧縮室74の容積が縮小され、クランク角180°からクランク角270°に移行する間にて、圧縮室74の容積が吸入容積の0.5倍以下の範囲内の大きさになる(図3)。この結果、運転圧縮比が約2.0以上の値に相当する吐出圧力が生成され、高圧の圧縮冷媒は圧縮室74から吐出孔50を経て吐出室80内に吐出される。そして、この吐出室80内の圧縮冷媒はハウジング2内を循環し、その後、上蓋6に接続された吐出管86を介して送出される。
以上のように、本実施例の圧縮機1によれば、スクロールユニット30が圧縮室74を有し、CO冷媒の吐出時における圧縮室74の容積は、2室が1室に合流される直前では容積比0.5以上に設定されている。よって、夏期の低い圧縮比から厳冬期の高い圧縮比の運転条件においても、中央部に設置される1つの吐出孔で過圧縮現象が防止可能となる。
また、このスクロールユニット30は、単一の吐出孔50を介して冷媒を吐出させるので、従来の如く固定スクロールに対する複数の連通路の加工や、これら各連通路を開閉させる弁がいずれも不要になる。この結果、スクロールユニット30の製造コストの低廉化が達成される。更に、当該複数の連通路が存在せず、従来に比して大径の吐出孔50を鏡板34に穿設可能となり、この場合には吐出孔における圧力損失が低減され、動力の低減化にも寄与する。
また、固定スクロール32には、上述した所望の容積比に相当する圧縮室74を形成させる空間埋め部38を設け、旋回スクロール52には、空間埋め部38の対峙壁40の形状に沿って移動して圧縮室74を形成させる巻き始め後退部58を設けている。これにより、現有のスクロールユニットを構成するプロファイルの改良によって過圧縮現象が防止可能となり、ユニット30の性能を維持しつつ、その製造コストの低廉化が確実に達成可能となる。
更にまた、巻き始め後退部58の構成により、1つの吐出孔50、換言すれば、1つの吐出弁82で済むので、従来に比して構成が簡易化され、スクロールユニット30の信頼性の向上にも寄与する。
以上で本発明の一実施形態についての説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更ができるものである。
例えば、上記実施例では空間埋め部38が中実状に構成されているが、必ずしも当該形態に限定されるものではない。すなわち、図5に示された空間埋め部38もまた、圧縮室対峙壁40及びラップ外側壁42から構成されているものの、巻き始め後退部58に対峙する対峙壁40の背面側とラップ外側壁42との間には空洞43が形成されている。この場合には、上述した作用効果の他、固定スクロール32の軽量化も達成可能となる。
更に、上記実施例の他、各渦巻きラップの巻き始め角を約10°から約45°遅らせ、固定及び旋回側の双方の渦巻きラップに巻き始め後退部を設けても、上述した容積比V/Vcを得ることが可能である。
また、本発明は、上記実施例の如く対称歯型スクロール圧縮機の他、渦巻きラップ56の外側に位置する圧縮室70と渦巻きラップ56の内側に位置する圧縮室72とが異なる形状をなす非対称歯型のスクロール圧縮機にも適用可能である。
本発明の一実施例に係るスクロール圧縮機の縦断面図である。 図1の固定スクロールの正面図である。 図1のスクロールユニットにおいてCO冷媒を用いた場合のP−V線図である。 図1のスクロールユニットによる圧縮プロセスを説明する図である。 他の実施例に係る固定スクロールの断面図である。
符号の説明
1 スクロール圧縮機
30 スクロールユニット
32 固定スクロール
34 鏡板
36 渦巻きラップ
38 中央空間埋め部(容積比生成部)
40 圧縮室対峙壁
42 ラップ外側壁
43 空洞
50 吐出孔
52 旋回スクロール
54 鏡板
56 渦巻きラップ
58 巻き始め後退部
74 圧縮室

Claims (3)

  1. 固定スクロールに対して旋回スクロールを旋回運動させ、使用圧力の高い作動流体の吸入、圧縮及び吐出の一連のプロセスを実施するスクロールユニットを備え、
    該スクロールユニットは、
    前記旋回スクロールと前記固定スクロールとの噛み合いによって形成され、2つの圧縮室が中央部で合流する以前の最小容積となる位置で2つの圧縮室の吸入容積に対する容積の比率が0.5以上に設定される圧縮室と、
    前記固定スクロールの鏡板を貫通し、前記容積の比率に相当する圧縮室に連通して前記作動流体を吐出させる単一の吐出孔とを含む
    ことを特徴とするスクロール圧縮機。
  2. 前記固定スクロールは、前記鏡板に立設される渦巻きラップと、該渦巻きラップの先端側に連なり、前記吐出孔の開口周縁を部分的に囲繞して前記圧縮室を形成させる容積比生成部とを有し、
    前記旋回スクロールは、該旋回スクロールの鏡板に立設され、その先端側にて前記容積比生成部の形状に沿って移動して前記圧縮室を形成させる渦巻きラップを有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のスクロール圧縮機。
  3. 前記容積比生成部は、前記固定スクロールの渦巻きラップの先端側に連なり、前記吐出孔の開口周縁を部分的に囲繞する圧縮室対峙壁と、前記固定スクロールの渦巻きラップの先端側及び前記対峙壁に連なり、該対峙壁の背面側に形成された空洞を囲むラップ外側壁とを有することを特徴とする請求項2に記載のスクロール圧縮機。
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