JP2015034506A - スクロール型圧縮機 - Google Patents

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正人 塚原
Masato Tsukahara
正人 塚原
篤博 石田
Atsuhiro Ishida
篤博 石田
達也 堀場
Tatsuya Horiba
達也 堀場
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Abstract

【課題】起動時における振動や騒音の発生及び圧縮効率の低下を抑制できるスクロール型圧縮機を提供する。
【解決手段】スクロール型圧縮機1において、可動スクロール22の背面22hと固定ブロック15との間には、円環状、かつ略平板状をなす弾性プレート100が配設されている。弾性プレート100は、外周縁100eを含んで円環状に形成され、固定スクロール16と固定ブロック15とに挟持される固定領域110と、固定領域110よりも内周側で円環状に形成され、背面22hと摺接しながら弾性変形して可動スクロール22を固定スクロール16に向けて付勢する変形領域120とを有する。変形領域120の少なくとも一部には、固定領域110よりも剛性が高い高剛性部121が形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明はスクロール型圧縮機に関する。
特許文献1に従来のスクロール型圧縮機が開示されている。このスクロール型圧縮機は、ハウジングと固定スクロールと可動スクロールと固定ブロックと給気通路とを備えている。
固定スクロールは、ハウジング内に固定されている。固定スクロールは、ハウジングとの間に吐出室を形成している。可動スクロールは、ハウジング内で公転のみ可能に支持されている。可動スクロールは、固定スクロールとともに圧縮室を形成している。固定ブロックは、ハウジング内に固定されている。固定ブロックは、可動スクロールにおける固定スクロールとは反対側を向く背面との間に背圧室を形成している。給気通路は、吐出室側の高圧の冷媒ガスを背圧室に供給する。
また、このスクロール型圧縮機では、可動スクロールの背面と固定ブロックとの間に、弾性プレートが配設されている。弾性プレートは、円環状、かつ略平板状をなしている。弾性プレートは、例えば薄い金属板が打ち抜き加工されてなり、全体に亘って板厚が等しくなっている。弾性プレートは、固定領域と変形領域とを有している。固定領域は、外周縁を含んで円環状に形成されている。固定領域は、固定スクロールと固定ブロックとに挟持される。変形領域は、固定領域よりも内周側で円環状に形成されている。変形領域は、可動スクロールの背面と摺接しながら弾性変形して可動スクロールを固定スクロールに向けて付勢する。
このスクロール型圧縮機では、背圧室の背圧によって可動スクロールを固定スクロールに押し付けるとともに、弾性プレートの変形領域の弾性変形によっても、可動スクロールを固定スクロールに押し付けるようになっている。これによって、振動や騒音を防ぐとともに、圧縮室からの冷媒ガスの漏れを防いで圧縮効率の向上を実現している。
特開2004−144045号公報
ところで、上記従来のスクロール型圧縮機では、起動時には、給気通路によって吐出室側から背圧室に供給される冷媒ガスの圧力が低い。このため、このスクロール型圧縮機では、起動時に背圧室の背圧が不足し、固定スクロールに対する可動スクロールの押し付けが不充分となる場合がある。その結果、このスクロール型圧縮機では、起動時において、振動や騒音が生じるおそれがあるとともに、圧縮効率の低下が懸念される。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、起動時における振動や騒音の発生及び圧縮効率の低下を抑制できるスクロール型圧縮機を提供することを解決すべき課題としている。
本発明のスクロール型圧縮機は、ハウジングと、前記ハウジング内に固定され、前記ハウジングとの間に吐出室を形成する固定スクロールと、前記ハウジング内で公転のみ可能に支持され、前記固定スクロールとともに圧縮室を形成する可動スクロールと、前記ハウジング内に固定され、前記可動スクロールにおける前記固定スクロールとは反対側を向く背面との間に背圧室を形成する固定ブロックと、前記圧縮室内の冷媒ガスを前記背圧室に供給する給気通路とを備え、
前記背面と前記固定ブロックとの間には、円環状、かつ略平板状をなす弾性プレートが配設され、
前記弾性プレートは、外周縁を含んで円環状に形成され、前記固定スクロールと前記固定ブロックとに挟持される固定領域と、前記固定領域よりも内周側で円環状に形成され、前記背面と摺接しながら弾性変形して前記可動スクロールを前記固定スクロールに向けて付勢する変形領域とを有し、
前記変形領域の少なくとも一部には、前記固定領域よりも剛性が高い高剛性部が形成されていることを特徴とする(請求項1)。
本発明のスクロール型圧縮機では、弾性プレートの変形領域の少なくとも一部に、固定領域よりも剛性が高い高剛性部が形成されている。このため、このスクロール型圧縮機では、全体に亘って板厚が等しい弾性プレートを採用した上記従来のスクロール型圧縮機と比較して、弾性プレートの変形領域が起動時の背圧でもより強く弾性変形し、可動スクロールを強い付勢力で付勢できる。一方、弾性プレート全体の剛性が高くされている訳ではないので、起動時に必要な動力が従来よりも大きくなることもない。その結果、このスクロール型圧縮機では、起動時にも可動スクロールを固定スクロールに良好に押し付けることができる。
したがって、本発明のスクロール型圧縮機では、起動時における振動や騒音の発生及び圧縮効率の低下を抑制できる。
高剛性部は、固定領域よりも板厚が大きいことが望ましい(請求項2)。この構成によれば、高剛性部の剛性を固定領域よりも確実に高くできる。
高剛性部は、固定領域と板厚が等しいことが望ましい。そして、高剛性部には、背面とは反対側に膨らみ、かつ径方向に延びるリブが形成されていることが望ましい(請求項3)。この構成によれば、薄い金属板の打ち抜きプレス加工等により、リブが形成された高剛性部を容易に形成できる。このため、このスクロール型圧縮機では、高剛性部が固定領域よりも板厚が大きい場合と比較して、弾性プレートの製造コストの高騰を抑制できる。
高剛性部は、固定領域と板厚が等しいことが望ましい。そして、高剛性部には、背面とは反対側に膨らみ、かつ周方向に延びるリブが形成されていることが望ましい(請求項4)。この構成によれば、薄い金属板の打ち抜きプレス加工等により、リブが形成された高剛性部を容易に形成できる。このため、このスクロール型圧縮機では、高剛性部が固定領域よりも板厚が大きい場合と比較して、弾性プレートの製造コストの高騰を抑制できる。
固定ブロックには、変形領域と対向し、変形領域が固定ブロックに接近するように変形する場合に変形領域との当接を回避するように凹む変形許容空間が形成されていることが望ましい(請求項5)。この構成によれば、高剛性部が変形許容空間に収まるので、スクロール型圧縮機の軸長が長くなり難い。
固定ブロックには、変形許容空間よりも内周側で円環状に形成され、弾性プレートに向けて突出する支持部が形成されていることが望ましい。そして、弾性プレートは、変形領域よりも内周側で円環状に形成され、支持部と当接する当接領域を有していることが望ましい(請求項6)。この構成によれば、当接領域が支持部に当接することにより、弾性プレートの内周縁側も固定ブロックに好適に支持される。その結果、このスクロール型圧縮機では、高剛性部が形成された変形領域が弾性変形によって可動スクロールを固定スクロールに一層良好に押し付けることができる。
本発明のスクロール型圧縮機によれば、起動時における振動や騒音の発生及び圧縮効率の低下を抑制できる。
実施例1のスクロール型圧縮機の縦断面図である。 実施例1のスクロール型圧縮機の部分拡大縦断面図である。 実施例1のスクロール型圧縮機に係り、固定ブロックを後側から前側に向かって見た場合の正面図である。 実施例1のスクロール型圧縮機に係り、弾性プレートを後側から前側に向かって見た場合の正面図である。 実施例1のスクロール型圧縮機に係り、図3のA−A断面と図4のB−B断面とを重ねて示す部分拡大断面図である。 実施例2のスクロール型圧縮機に係り、図5と同様の断面を示す部分拡大断面図である。 実施例3のスクロール型圧縮機に係り、弾性プレートを後側から前側に向かって見た場合の正面図である。 実施例3のスクロール型圧縮機に係り、図7のC−C断面を示す部分拡大断面図である。 実施例3のスクロール型圧縮機に係り、図7のD−D断面を示す部分拡大断面図である。 実施例4のスクロール型圧縮機に係り、弾性プレートを後側から前側に向かって見た場合の正面図である。 実施例4のスクロール型圧縮機に係り、図10のE−E断面を示す部分拡大断面図である。
以下、本発明を具体化した実施例1〜4を図面を参照しつつ説明する。なお、以下の説明において、前後方向を図1に示すように定める。
(実施例1)
図1及び図2に示すように、実施例1のスクロール型圧縮機1は、ハウジング10と固定ブロック15と固定スクロール16と可動スクロール22と給気通路50とを備えている。
ハウジング10は、有底筒状のフロントハウジング11と蓋状のリヤハウジング12とからなる。リヤハウジング12は、フロントハウジング11の開口する後端側を塞いでいる。固定ブロック15は、フロントハウジング11内に固定されている。固定スクロール16は、フロントハウジング11における固定ブロック15より後側に固定されている。
図2〜図5に示すように、固定スクロール16の外周縁部16eと固定ブロック15の外周縁部15eとは、円環状、かつ略平板状をなす弾性プレート100の外周縁100eを前後から挟んでいる。なお、実際には、固定ブロック15の外周縁部15eに径内方向に凹む複数の凹部が形成されているが、図3では外周縁部15eの形状を簡略化している。
図1に示すように、フロントハウジング11とリヤハウジング12とは、固定ブロック15と弾性プレート100と固定スクロール16とを当接させた状態で収納しながら、フロントハウジング11の後端とリヤハウジング12の前端とが互いに突き合わされ、ボルト13によって相互に固定されている。
フロントハウジング11の底壁11aの中央には、円筒状のボス14が後側に向かって突設されている。ボス14内には、前側のラジアル軸受25が嵌合されている。
図2、図3及び図5に示すように、固定ブロック15は、本体部17と鍔部18とからなる。本体部17は、底壁11aに対して後側に離間した位置にある。本体部17は、段付き円筒形状をなして前後方向に延びている。鍔部18は、本体部17の後端の開口縁から外側にフランジ状に張り出している。鍔部18の外周縁部が固定ブロック15の外周縁部15eとされている。
鍔部18の後面には、変形許容空間150と支持部153とが形成されている。変形許容空間150は、外周縁部15eよりも内周側で円環状に形成されている。変形許容空間150は、鍔部18の後面から前側に凹む溝である。支持部153は、変形許容空間150よりも内周側で円環状に形成されている。支持部153は、変形許容空間150の底部よりも後側に突出する凸部である。支持部153の後面は、外周縁部15eと面一とされている。
また、鍔部18の後面には、図2及び図3に示すように、2本の連通溝18sが形成されている。各連通溝18sは、変形許容空間150の底部から前側に凹み、かつ、径内方向に延びて支持部153の一部を分断し、本体部17の後端の開口縁まで達している。
さらに、鍔部18の後面には、複数個の固定穴153hが凹設され、各固定穴153hに自転阻止ピン23aが固定されている。本実施例では、自転阻止ピン23aは6本である。固定穴153hは、変形許容空間150の底部における支持部153の近傍に凹設された有底穴である。自転阻止ピン23aは、その前端部を固定穴153hに嵌入されることにより固定ブロック15に固定されて、その後端部を後側に突出させている。自転阻止ピン23aは、可動スクロール22の自転を規制するためのものである。
図2に示すように、本体部17の前端に位置する底壁17aの中央には、軸孔19が貫通して形成されている。本体部17内には、後側のラジアル軸受26が嵌合されている。
フロントハウジング11の内周面には、段差21が形成されている。鍔部18が段差21に対して後側から当接することにより、固定ブロック15がフロントハウジング11に位置決めされている。
フロントハウジング11と固定ブロック15とによって、回転軸24が回転可能に支持されている。回転軸24は、略円柱軸形状をなして前後方向に延びている。回転軸24の前端部は、前側のラジアル軸受25に回転可能に支持されている。回転軸24の後端部24bは、本体部17の軸孔19を通過し、後側のラジアル軸受26に回転可能に支持されている。
軸孔19には、シール部材30がサークリップ31によって装着されている。シール材部30は、後側のラジアル軸受26より前側で、固定ブロック15と回転軸24との間を封止している。
回転軸24の後端部24bには、偏心ピン32が形成されている。偏心ピン32は、回転軸24の中心軸線Rに対して偏心した位置から後側に円柱状に突出している。偏心ピン32には、円筒状のブッシュ33が嵌合して支持されている。回転軸24の中心軸線Rは、可動スクロール22の公転軸でもある。
ブッシュ33の外周面の略半周部分には、バランスウェイト35が一体に形成されている。バランスウェイト35は、外側へ扇状に広がっている。バランスウェイト35は、可動スクロール22の公転に伴う遠心力を相殺する役割をはたす。
固定スクロール16は、基壁16a及び外周壁16bによって有底筒状をなす固定基板16cと、外周壁16bの内側でかつ基壁16aの前面に立ち上げられた固定渦巻壁16dとからなる。外周壁16bの前側の外周縁部が固定スクロール16の外周縁部16eとされている。
可動スクロール22は、円板状の可動側基板22aと、可動側基板22aの後面に立ち上げられた可動渦巻壁22bとからなる。可動スクロール22は、ハウジング10内において、前側に位置する弾性プレート100、固定ブロック15及びブッシュ33と、後側に位置する固定スクロール16との間に位置している。可動スクロール22は、ラジアル軸受34を介してブッシュ33に支持されている。
固定スクロール16の固定渦巻壁16dと可動スクロール22の可動渦巻壁22bとは、互いに噛み合わされている。固定渦巻壁16dの先端面16fは、冷媒ガスに含まれる潤滑油が介在する状態で可動基板22a上を摺動可能とされている。可動渦巻壁22bの先端面22fも、冷媒ガスに含まれる潤滑油が介在する状態で固定基板16c上を摺動可能とされている。
可動基板22aの外周縁部22eも、冷媒ガスに含まれる潤滑油が介在する状態で固定基板16cの外周縁部16eと摺動可能とされている。その潤滑油の油膜がオイルシールとして作用することにより、先端面16fと固定基板16cとの間と、先端面22fと可動基板22aとの間と、可動基板22aの外周縁部22eと固定基板16cの外周縁部16eとの間とが封止される。
可動基板22aにおける固定スクロール16とは反対側を向く背面22hには、自転阻止孔37が凹設されている。自転阻止孔37には、円筒状のリング23bが遊嵌されている。自転阻止孔37は、リング23bを介して自転阻止ピン23aの先端部を遊嵌状態で受ける。可動スクロール22は、自転阻止ピン23aがリング23bの内周面を摺動及び転動することにより、自転を規制されて中心軸線R周りで公転のみ可能となっている。
固定基板16c、固定渦巻壁16d、可動基板22a及び可動渦巻壁22bにより、圧縮室38が区画されている。圧縮室38は、まず、可動基板22a及び可動渦巻壁22bの外周側において、中心軸線Rを挟んで対向する1対の圧縮室38として区画される。そして、可動スクロール22が公転すると、その1対の圧縮室38は、対向したまま中心軸線R側に移動されつつ容積が減少し、さらに、固定基板16cの中央まで到達して、1つの圧縮室38に結合される。この段階になると、圧縮室38内の冷媒ガスは吐出圧力まで圧縮される。
図2、図4及び図5に示すように、弾性プレート100は、可動基板22aの背面22hと固定ブロック15との間に配設されている。弾性プレート100は、バネ鋼材等の薄い金属板が加工されてなる。弾性プレート100の後面は、凹凸のない平坦面である。
図4及び図5に示すように、弾性プレート100は、固定領域110と変形領域120と当接領域130とを有している。
固定領域110は、固定スクロール16の外周縁部16eと固定ブロック15の外周縁部15eとに挟持された領域である。固定領域110は、弾性プレート100の外周縁100eを含んで円環状に形成されている。変形領域120は、背圧室39と対向する領域である。変形領域120は、固定領域110よりも内周側で円環状に形成されている。当接領域130は、弾性プレート100に向けて突出する支持部153の後面と当接する領域である。当接領域130は、変形領域120よりも内周側で円環状に形成されている。
図5に示すように、固定領域110の板厚T110と当接領域130の板厚T130とは等しく一定である。これに対して、変形領域120の板厚は、固定領域110に接続する外周側では板厚T110と等しく、当接領域110に接続する内周側では板厚T130と等しい。その一方、変形領域120の板厚は、固定領域110から内周側に僅かに離れた箇所から、当接領域130から外周側に僅かに離れた箇所までの範囲において、固定領域110の板厚T110及び当接領域130の板厚T130よりも大きい板厚T121に増厚されている。
変形領域120において、板厚T121とされた部分が高剛性部121である。高剛性部121は、固定領域110及び当接領域130よりも剛性が高くなっている。高剛性部121は、変形許容空間150内に進入している。変形許容空間150は、変形領域120が固定ブロック15に接近するように変形する場合でも変形領域120との当接を回避可能な程度に深く前側に凹んでいる。
このように固定領域110と変形領域120と当接領域130とで板厚が異なる弾性プレート100は、例えば、板厚T121である円環状かつ、平板状の金属板の外周側と内周側とを切削加工等によって薄くすることにより製造される。
図4に示すように、弾性プレート100の変形領域120における当接領域130の近傍には、6個の挿通孔100hが貫設されている。各自転阻止ピン23aは、各挿通孔100hを通過して自転阻止孔37まで延びている。
図2及び図5に示すように、可動基板22aの背面22hは、弾性プレート100の変形領域120の後面と当接している。このため、可動スクロール22が変形領域120の後面と摺接しながら公転すると、変形領域120は弾性変形して可動スクロール22を固定スクロール16に向けて付勢する。
可動基板22aの背面22hは、外周縁部22e側において弾性プレート100の後面から離間するように緩やかに傾斜している。これにより、背面22hと弾性プレート100との間の摩耗を抑制している。
図2に示すように、固定ブロック15は、可動基板22aの背面22hとの間に背圧室39を形成している。背圧室39には、回転軸24の後端部24bが臨んでいる。また、背圧室39内に、ラジアル軸受34及びブッシュ33が位置している。
背圧室39は、自転阻止孔37と連通している。また、背圧室39は、各連通溝18sによって変形許容空間150とも連通している。固定ブロック15、外周壁16b及び可動渦巻壁22bの最外周部との間には、吸入領域41が形成されている。
図1に示すように、フロントハウジング11内には、固定ブロック15より前側に、吸入室42が形成されている。吸入室42内には、ステータ44及びロータ45が設けられている。ステータ44は、フロントハウジング11の内周面に固定されている。ロータ45は、回転軸24に固定されて、ステータ44の内側に位置している。ロータ45、ステータ44及び回転軸24によって電動モータ40が構成されている。ステータ44への通電によってロータ45及び回転軸24が一体に回転すると、その駆動力が偏心ピン32及びブッシュ33を介して可動スクロール22に伝達され、可動スクロール22が公転する。
フロントハウジング11の内周面の後端側には、溝状の吸入通路43が凹設されている。吸入通路43は、吸入室42と吸入領域41とを連通させている。フロントハウジング11の外周壁の前端側には、吸入口46が貫設されている。吸入口46は、外部と吸入室42とを連通させている。
吸入口46は、配管によって図示しない蒸発器と接続されている。さらに、蒸発器は、配管によって膨張弁及び凝縮器と接続されている。スクロール型圧縮機1、蒸発器、膨張弁及び凝縮器は、車両用空調装置の冷凍回路を構成している。冷凍回路における低圧でかつ低温の冷媒ガスは、吸入口46から吸入室42内に導入され、吸入通路43を経て吸入領域41内に供給される。
固定基板16cの後端とリヤハウジング12の前端との間には、吐出室47が形成されている。固定基板16cの中央には、吐出ポート48が貫通して形成されている。吐出ポート48を介して、圧縮室38と吐出室47とが連通している。固定基板16cの後端には、吐出室47内において吐出ポート48を開閉するための図示しない吐出弁と、この吐出弁の開度を規制するリテーナ49とが設けられている。
リヤハウジング12には、吐出口56が貫設されている。吐出口56の一端側は、吐出室47と連通している。吐出口56の他端側は、リヤハウジング12の外周面に開口している。吐出口56は、図示しない凝縮器に配管によって接続されている。吐出室47に吐出された冷媒ガスは、吐出口56を介して凝縮器に排出される。
図2に示すように、給気通路50は、可動スクロール22に形成されている。給気通路50は、流入口51と流出口52と連通孔53とからなっている。
流入口51は、可動渦巻壁22bにおいて、内終端部22cの先端面22fに開いている。内終端部22cは、可動スクロール22の中心に向かって渦巻状に収束する可動渦巻壁22bの内側の終端部である。流出口52は、可動基板22aの背面22h側であって回転軸24の後端部24bと対面する位置に開いている。連通孔53は、可動渦巻壁22b及び可動基板22aに真っ直ぐに貫設されて、流入口51と流出口52とを連通させる細孔である。給気通路50は、圧縮室38において吐出圧力まで圧縮された冷媒ガスを適宜背圧室39に供給可能となっている。ここで、連通孔53の内径は、背圧室39に供給される冷媒ガスの流量を適度に絞ることができるように細くされている。
吸入室42と背圧室39とは、図示しない抽気通路によって連通され、その抽気通路の途中に図示しない差圧弁が設けられている。差圧弁は、通常は閉じているが、背圧室39と吸入室42との差圧が設定範囲より高くなった場合にだけ開いて、背圧室39から吸入室42に冷媒ガスを戻す。これにより、背圧室39と吸入室42との差圧が設定範囲より高くなり過ぎることが抑制される。
以上のように構成されたスクロール型圧縮機1は、次のように作動する。すなわち、車両の運転者が車両用空調装置に対する操作を行うと、それに基づいて、図示しないモータ制御回路が電動モータ40を制御して、ロータ45及び回転軸24を回転させる。そうすると、偏心ピン32が固定スクロール16の軸心周りに旋回される。このとき、可動スクロール22は、自転阻止ピン23aがリング23bの内周面に沿って摺動及び転動することにより、その自転が阻止されて中心軸線R周りで公転のみが許容される。そして、可動スクロール22の公転によって圧縮室38が固定渦巻壁16d及び可動渦巻壁22bの外周側から中心側へと容積を減少しながら移動される。このため、蒸発器から吸入口46を介して吸入室42に供給される冷媒ガスは、吸入通路43を介して吸入領域41内に取り込まれ、さらに吸入領域41から圧縮室38内へと吸入されて圧縮される。吐出圧力まで圧縮された冷媒ガスは、吐出ポート48から吐出室47に吐出され、吐出口56を介して凝縮器へ排出される。こうして、車両用空調装置の空調が行われる。
ここで、このスクロール型圧縮機1では、給気通路50によって圧縮室38内の高圧の冷媒ガスが背圧室39に供給され、背圧室39の背圧によって可動スクロールを固定スクロールに押し付ける。より詳しくは、図2に示すように、背圧室39内の背圧が適度であり、可動スクロール22を固定スクロール16側に適度に付勢する場合、固定基板16cと可動渦巻壁22bの先端面22fとが直接摺接している。固定基板16cと可動渦巻壁22bの先端面22fとは冷媒ガスに含まれる潤滑油が介在する状態で摺接している。このため、その潤滑油の油膜がオイルシールとして作用することにより、固定基板16cと先端面22fとの間を封止している。このため、流入口51と圧縮室38との間も封止されている。この間、弾性プレート100の変形領域120も、弾性変形して可動スクロール22を固定スクロール16に向けて付勢する。このため、可動スクロール22が固定スクロール16側に適度に付勢される状態が維持される。
一方、図示は省略するが、背圧室39内の背圧が低下して可動スクロール22が固定スクロール16から前側に僅かに離間すると、可動渦巻壁22bの内終端部22cの先端面22fも固定基板16cから僅かに離間する。このため、圧縮室38内で吐出圧力まで圧縮された冷媒ガスによって、固定基板16cと、流入口51近傍の先端面22fとの間を封止していたオイルシールが破壊されて、流入口51と圧縮室38とが連通する。すると、圧縮室38内で吐出圧力まで圧縮された冷媒ガスが流入口51に流入する。そして、その冷媒ガスは、流入口51、連通孔53及び流出口52からなる給気通路50を介して背圧室39に供給されて、背圧室39を加圧する。この間、弾性プレート100の変形領域120は、高剛性部121が形成されていることにより、背圧室39の背圧低下による付勢力不足を補うように弾性変形し、可動スクロール22を固定スクロール16に向けて付勢する。このため、可動スクロール22が固定スクロール16側に適度に付勢される状態が維持される。
なお、変形領域120が可動スクロール122に押し返されて固定ブロック15に接近するように変形する場合でも、変形許容空間150が深く凹んでいることによって、変形領域120との当接が回避される。
こうして、このスクロール型圧縮機1は、給気通路50と弾性プレート100とにより、背圧室39内の背圧を好適に維持し、可動スクロール22を適度に固定スクロール16側に付勢することができる。
ここで、実施例1のスクロール型圧縮機1では、弾性プレート100の変形領域120に、高剛性部121が形成されている。高剛性部121は、板厚T121が固定領域110の板厚T110よりも大きいことにより、固定領域110よりも剛性が確実に高くなっている。このため、このスクロール型圧縮機1では、全体に亘って板厚が等しい弾性プレートを採用した上記従来のスクロール型圧縮機と比較して、弾性プレート100の変形領域120が起動時の背圧でもより強く弾性変形し、可動スクロール22を強い付勢力で付勢できる。一方、弾性プレート100全体の剛性が高くされている訳ではないので、起動時に必要な動力が従来よりも大きくなることもない。その結果、このスクロール型圧縮機1では、起動時にも可動スクロール22を固定スクロール16に良好に押し付けることができる。
したがって、実施例1のスクロール型圧縮機1では、起動時における振動や騒音の発生及び圧縮効率の低下を抑制できる。
また、このスクロール型圧縮機1では、固定領域110の板厚T110よりも大きい板厚T121を有する高剛性部121が変形許容空間150に収まっているので、スクロール型圧縮機1の軸長、すなわち前後方向の長さが長くなり難い。
さらに、このスクロール型圧縮機1では、当接領域130が支持部153に当接することにより、弾性プレート100の内周縁側も固定ブロック15に好適に支持される。その結果、このスクロール型圧縮機1では、高剛性部121が形成された変形領域120が弾性変形によって可動スクロール22を固定スクロール16に一層良好に押し付けることができる。
(実施例2)
図6に示すように、実施例2のスクロール型圧縮機では、実施例1のスクロール型圧縮機1における支持部153及び当接領域130の代わりに、支持部253及び当接領域230を採用している。実施例2のその他の構成は、実施例1と同様である。このため、実施例1と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略又は簡略する。
実施例2のスクロール型圧縮機において、当接領域230の板厚T230は、高剛性部121の板厚T121と等しくされている。当接領域230の板厚T230が実施例1の当接領域130の板厚T130よりも大きくされたことに対応して、支持部253の後面は、実施例1の支持部153の後面よりも前側で当接領域230に当接して当接領域230を支持している。
このような構成である実施例2のスクロール型圧縮機も、実施例1のスクロール型圧縮機1と同様の作用効果を奏することできる。
また、このスクロール型圧縮機では、当接領域230について高剛性部121の板厚T121よりも板厚を薄く加工する工程を省略できるので、弾性プレート100の製造コストの高騰を抑制できる。
(実施例3)
図7〜図9に示すように、実施例3のスクロール型圧縮機では、実施例1のスクロール型圧縮機1における高剛性部121の代わりに、高剛性部321を採用している。実施例3のその他の構成は、実施例1と同様である。このため、実施例1と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略又は簡略する。
実施例3のスクロール型圧縮機において、高剛性部321の板厚T321は、固定領域110の板厚T110及び当接領域130の板厚T130と等しい。そして、高剛性部321には、複数のリブ321rが形成されている。
各リブ321rは、略長円形状の凹みである。各リブ321rは、可動スクロール22の背面22hとは反対側、すなわち前側に膨らんでいる。各リブ321rは、径方向に放射状に延びている。高剛性部321は、各リブ321rによって、固定領域110よりも剛性が高くなっている。
このような構成である実施例3のスクロール型圧縮機も、実施例1、2のスクロール型圧縮機1と同様の作用効果を奏することできる。
また、このスクロール型圧縮機では、板厚が一定である薄い金属板の打ち抜きプレス加工等により、各リブ321rが形成された高剛性部321を容易に形成できる。このため、このスクロール型圧縮機では、固定領域110について高剛性部321の板厚T321よりも板厚を薄く加工する工程を省略できるので、弾性プレート100の製造コストの高騰を抑制できる。
(実施例4)
図10及び図11に示すように、実施例4のスクロール型圧縮機では、実施例1のスクロール型圧縮機1における高剛性部121の代わりに、高剛性部421を採用している。実施例4のその他の構成は、実施例1と同様である。このため、実施例1と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略又は簡略する。
実施例4のスクロール型圧縮機において、高剛性部421の板厚T421は、固定領域110の板厚T110及び当接領域130の板厚T130と等しい。そして、高剛性部421には、複数のリブ421r、421sが形成されている。
各421r、421sは、円環状の凹みである。各リブ421r、421sは、可動スクロール22の背面22hとは反対側、すなわち前側に膨らんでいる。各リブ421r、421sは、周方向に同心円状に延びている。高剛性部421は、各リブ421r、421sによって、固定領域110よりも剛性が高くなっている。
このような構成である実施例4のスクロール型圧縮機も、実施例1〜3のスクロール型圧縮機1と同様の作用効果を奏することできる。
また、このスクロール型圧縮機では、板厚が一定である薄い金属板の打ち抜きプレス加工等により、各リブ421r、421sが形成された高剛性部421を容易に形成できる。このため、このスクロール型圧縮機では、固定領域110について高剛性部421の板厚T421よりも板厚を薄く加工する工程を省略できるので、弾性プレート100の製造コストの高騰を抑制できる。
以上において、本発明を実施例1〜4に即して説明したが、本発明は上記実施例1〜4に制限されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、高剛性部は、板厚が一定である弾性プレートの変形領域に、樹脂製、金属製等である薄板を貼り付けることにより形成されていてもよい。
例えば、高剛性部は、実施例3のリブ321rのように径方向に延びるリブと、実施例4のリブ421r、421sのように周方向に延びるリブとを組み合わせたものであってもよい。また、高剛性部は、実施例4のリブ421r、421sのように周方向に延びるリブを蛇行させたものであってもよい。
本発明は車両等の空調装置に利用可能である。
1…スクロール型圧縮機
10…ハウジング
47…吐出室
16…固定スクロール
38…圧縮室
22…可動スクロール
22h…可動スクロールの背面
39…背圧室
15…固定ブロック
50…給気通路
100…弾性プレート
100e…弾性プレートの外周縁
110…固定領域
120…変形領域
121、321、421…高剛性部
T121、T321、T421…高剛性部の板厚
T110…固定領域の板厚
321r、421r、421s…リブ
150…変形許容空間
153、253…支持部
130、230…当接領域

Claims (6)

  1. ハウジングと、前記ハウジング内に固定され、前記ハウジングとの間に吐出室を形成する固定スクロールと、前記ハウジング内で公転のみ可能に支持され、前記固定スクロールとともに圧縮室を形成する可動スクロールと、前記ハウジング内に固定され、前記可動スクロールにおける前記固定スクロールとは反対側を向く背面との間に背圧室を形成する固定ブロックと、前記圧縮室内の冷媒ガスを前記背圧室に供給する給気通路とを備え、
    前記背面と前記固定ブロックとの間には、円環状、かつ略平板状をなす弾性プレートが配設され、
    前記弾性プレートは、外周縁を含んで円環状に形成され、前記固定スクロールと前記固定ブロックとに挟持される固定領域と、前記固定領域よりも内周側で円環状に形成され、前記背面と摺接しながら弾性変形して前記可動スクロールを前記固定スクロールに向けて付勢する変形領域とを有し、
    前記変形領域の少なくとも一部には、前記固定領域よりも剛性が高い高剛性部が形成されていることを特徴とするスクロール型圧縮機。
  2. 前記高剛性部は、前記固定領域よりも板厚が大きい請求項1記載のスクロール型圧縮機。
  3. 前記高剛性部は、前記固定領域と板厚が等しく、
    前記高剛性部には、前記背面とは反対側に膨らみ、かつ径方向に延びるリブが形成されている。請求項1記載のスクロール型圧縮機。
  4. 前記高剛性部は、前記固定領域と板厚が等しく、
    前記高剛性部には、前記背面とは反対側に膨らみ、かつ周方向に延びるリブが形成されている。請求項1記載のスクロール型圧縮機。
  5. 前記固定ブロックには、前記変形領域と対向し、前記変形領域が前記固定ブロックに接近するように変形する場合に前記変形領域との当接を回避するように凹む変形許容空間が形成されている請求項1乃至4のいずれか1項記載のスクロール型圧縮機。
  6. 前記固定ブロックには、前記変形許容空間よりも内周側で円環状に形成され、前記弾性プレートに向けて突出する支持部が形成され、
    前記弾性プレートは、前記変形領域よりも内周側で円環状に形成され、前記支持部と当接する当接領域を有している請求項5記載のスクロール型圧縮機。
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