JP2015034582A - 駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】金属ベルト減速駆動方式を採用した駆動装置において、金属ベルトの破断を抑制することにより故障頻度が低減され、長期使用が可能な駆動装置を提供する。【解決手段】帯状体によって形成された無端の金属ベルトと、該金属ベルトが架け渡され、前記金属ベルトを周回走行させる複数の回転部材と、前記金属ベルトの幅方向の両周縁に沿って配置され、走行する前記金属ベルトの前記両周縁を接触して研磨する研磨機構と、を備える駆動装置。【選択図】図2

Description

本発明は駆動装置に関する。より詳細には、本発明は、金属ベルト減速駆動方式を採用した駆動装置に関する。
従来、画像形成装置等は、駆動装置によりモーターからの動力を伝達し、感光体ドラムなどの構成部品を回転駆動している。感光体ドラムとしては、たとえば、ドラム摺擦システムを採用したアモルファスシリコン感光ドラムがある。このような感光体ドラムを駆動する場合には、出力画像にジッタが発生することを防止したり、正確なカラーレジストパターンを形成するために、摺擦の負荷変動に強く、回転精度が優れた駆動装置が求められる。
しかしながら、従来汎用されている樹脂ギアからなるギア機構は、剛性低下やかみ合い振動等の影響により、出力画像にバンディングやジッタを発生しやすい。これに対し、ギア機構よりも剛性が高く、かみ合いが無いトラクションドライブを用いる駆動装置も知られているが、この方法は、コストが高く、コスト競争力のある製品の開発には不向きである。
そこで、歯車を用いない駆動装置として、金属ベルトを2軸の回転部材間に架け渡して駆動させる金属ベルト減速駆動方式が検討されている(特許文献1〜5)。金属ベルト減速駆動方式は、ギア機構よりも高精度であり、摺擦の負荷変動に起因する回転ムラを低減させることができる。また、金属ベルト減速駆動方式を採用した駆動装置は、トラクションドライブを用いる駆動装置よりも安価である。
金属ベルト減速駆動方式では、所定の減速比を実現するために、径の異なる一対の回転部材(たとえば従動プーリーおよびモーター駆動軸)が使用される。これら回転部材に架け渡される金属ベルトは、回転部材間では直線形状となり、回転部材周辺では湾曲形状となる。そのため、金属ベルトは、このような形状変化の繰り返しにより金属疲労を生じ、回転部材から金属ベルトに加えられる応力(引張応力、曲げ応力)に対する耐久性が低下して破断するという問題がある。
特開2001−112138号公報 特開2012−47315号公報 特開2010−78072号公報 特開2005−282709号公報 特開平7−12186号公報
本発明は、このような従来の事情に鑑みてなされたものであり、金属ベルト減速駆動方式を採用した駆動装置において、金属ベルトの破断を抑制することにより故障頻度が低減され、長期使用が可能な駆動装置を提供することを目的とする。
本発明者らは、このような金属ベルトの破断が、経年劣化等によりベルトの幅方向の周縁に損傷(切れ目)が発生した場合において、損傷が発生した状態のままの金属ベルトを使用し続けることにより、損傷箇所が拡大して起こることを見出した。そこで、本発明者らは、このような損傷を除去することのできる駆動装置の構成を鋭意検討して、本発明を完成させた。
すなわち、上記課題を解決する本発明の一局面の駆動装置は、帯状体によって形成された無端の金属ベルトと、該金属ベルトが架け渡され、前記金属ベルトを周回走行させる複数の回転部材と、前記金属ベルトの幅方向の両周縁に沿って配置され、走行する前記金属ベルトの前記両周縁を接触して研磨する研磨機構と、を備えることを特徴とする。
本発明の駆動装置によれば、駆動装置は、金属ベルトの幅方向の両周縁に沿って配置され、走行する金属ベルトの両周縁を接触して研磨する研磨機構を備える。すなわち、金属ベルトは、回転部材間において動力を伝達するために走行する最中に、周縁が研磨機構により研磨される。その際、金属ベルトの周縁に損傷が発生していた場合には、当該損傷は、拡大する前に研磨機構により研磨されて除去される。そのため、金属ベルトは、たとえば、メンテナンス作業者が画像形成装置の動作を停止させて金属ベルトの周縁の損傷の有無を判断したり、損傷が発生している場合に該損傷を修復するための作業を行う必要がない。また、金属ベルトは、研磨により損傷が随時除去されるため、破断が抑制される。その結果、駆動装置は、故障頻度が低減され、長期に渡って使用できる駆動装置を提供することができる。
本発明の一実施形態のプリンターの概略図である。 本発明の一実施形態の駆動装置の概略図である。 従動プーリーの形状を説明する概略図である。 金属ベルトに発生する損傷を説明する模式図である。 研磨機構の配置を説明するための模式図である。 金属ベルトと研磨機構との接触状態を説明するための模式的な断面図である。 従動プーリーの直径方向における断面図である。 研磨機構の配置を説明するための模式図である。 従動プーリーの直径方向における断面図である。 従動プーリーの別例を示す模式図である。 従動プーリーの直径方向における断面図である。
(第1の実施形態)
<画像形成装置>
以下、本発明の駆動装置を備えるプリンター(画像形成装置)について説明する。図1は、本発明の一実施形態のプリンター100の概略図である。なお、画像形成装置は、プリンターに限定されず、複写機、ファクシミリ、複合機等であってもよい。
プリンター100は、箱状の筐体101と、該筐体101内に収容された画像形成部110、光走査装置120、給紙カセット130および給紙カセット140を主に含む。給紙カセット130および給紙カセット140は、プリンター100の下部に、着脱自在に装着されている。
画像形成部110は、シートPにトナー画像を形成する処理を行うもので、帯電装置111、感光体ドラム112、現像装置113、転写ローラー114、クリーニング装置115および定着ユニット116を主に備える。
感光体ドラム112は、円筒状の部材であり、その周面に静電潜像およびトナー像が形成される。感光体ドラム112は、図示しないモーターからの駆動力を受けて、矢印A方向に回転される。帯電装置111は、感光体ドラム112の表面を略一様に帯電させる。
現像装置113は、静電潜像が形成された感光体ドラム112の周面にトナーを供給してトナー像を形成する。現像装置113は、トナーを担持する現像ローラーやトナーを攪拌搬送する図示しないスクリューを含む。感光体ドラム112に形成されたトナー像は、給紙カセット130または給紙カセット140から繰り出されて搬送路150に搬送されるシートPに転写される。この現像装置113には、図示しないトナーコンテナからトナーが補給される。
転写ローラー114は、感光体ドラム112の側方に対向して配設され、両者によって転写ニップ部が形成されている。転写ローラー114は、導電性を有するゴム材料等で構成されると共に転写バイアスが与えられ、感光体ドラム112に形成されたトナー像をシートPに転写させる。クリーニング装置115は、トナー像が転写された後の感光体ドラム112の周面を清掃する。
定着ユニット116は、ヒーターを内蔵する定着ローラー116aと、該定着ローラー116aと対向する位置に設けられた加圧ローラー116bとを備える。定着ユニット116は、トナー像が形成されたシートPを定着ローラー116aによって加熱しつつ搬送することにより、シートPに転写されたトナー像を当該シートPへ定着させる。
光走査装置120は、帯電装置111によって略一様に帯電された感光体ドラム112の周面に対して、パーソナルコンピューター等の外部装置から入力される画像データに応じたレーザー光を照射して、静電潜像を形成する。
給紙カセット130および給紙カセット140は、画像形成に供される複数枚のシートPを収容する。給紙カセット130および給紙カセット140と画像形成部110との間には、シート搬送用の搬送路150が配設されている。搬送路150には、給紙ローラー対151a、給紙ローラー対151b、搬送ローラー対152a、搬送ローラー対152bおよびレジストローラー対153が設けられている。また、定着ユニット116の下流側には、搬送ローラー対154と、排紙トレイにシートPを排出する排出ローラー対155とが配置されている。
本発明の駆動装置は、たとえばプリンター100が備える上記部位のうち、金属ベルト減速駆動方式に基づいて回転駆動される部位に使用される。駆動装置により駆動される部位は特に限定されず、たとえば感光体ドラム112、現像装置113が備える現像ローラー、転写ローラー114、定着ユニット116が備える定着ローラー116aや加圧ローラー116b、搬送路150に設けられる給紙ローラー対151a、給紙ローラー対151b、搬送ローラー対152a、搬送ローラー対152bおよびレジストローラー対153、ピックアップローラー156またはピックアップローラー157が挙げられる。なお、駆動装置の詳細については後述する。
次に、プリンター100の画像形成動作について簡単に説明する。まず、帯電装置111により感光体ドラム112の周面が略均一に帯電される。帯電された感光体ドラム112の周面が、光走査装置120から発せられるレーザー光により露光され、シートPに形成する画像の静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像装置113から感光体ドラム112の周面にトナーが供給されることにより、トナー像として顕在化される。一方、給紙カセット130(または給紙カセット140)からは、ピックアップローラー156a(またはピックアップローラー156b)によってシートPが搬送路150に繰り出され、給紙ローラー対151a(または給紙ローラー対151b)および搬送ローラー対152a(または搬送ローラー対152b)によって搬送される。その後、シートPは、レジストローラー対153によって一旦停止され、所定のタイミングで転写ローラー114と感光体ドラム112との間の転写ニップ部へ送られる。トナー像は、転写ニップ部をシートPが通過することにより、シートPに転写される。この転写動作が行われた後、シートPは定着ユニット116に搬送され、シートPにトナー像が固着される。その後、シートPは、搬送ローラー対154および排出ローラー対155によって、排紙トレイ160に排出される。
<駆動装置200>
次に、本発明の駆動装置200について説明する。図2は、本発明の一実施形態の駆動装置200の概略図である。駆動装置200は、金属ベルト300と、該金属ベルト300が周回走行可能に架け渡される一対の回転部材(従動プーリー400およびモーター駆動軸500、複数の回転部材の一例)と、金属ベルトを研磨する研磨機構600とを含む。駆動装置200は、たとえば上記したプリンター100(図1参照)が備える各部位を、金属ベルト減速駆動方式に基づいて回転駆動する機構である。以下、一例として感光体ドラム112(図1参照)を回転駆動する駆動装置200の各構成について説明する。
(回転部材)
一対の回転部材は、従動プーリー400とモーター駆動軸500とを含む。図3は、従動プーリー400の形状を説明する概略図であり、図3(a)は従動プーリー400の斜視図であり、図3(b)は従動プーリー400の直径方向の断面図である。
従動プーリー400は、上側面410および下側面420からなる一対の側面と、上側面410の側縁および下側面420の側縁に接続される周面430とを有し、周方向と直交する断面視(図3(b)参照)において径方向の外側に凸の断面形状(いわゆるクラウン形状)を有する。周面430には、金属ベルト300(図2参照)が架け渡される。より具体的には、上側面410と下側面420とは、いずれも平坦な円形面であり、周面430は、径方向の外側に向かって膨出した湾曲形状である。当該湾曲は、周面430の幅方向の中心領域431がもっとも径方向の外側に向かって膨出し、中心領域431から、上側面410および下側面420と接続される周縁領域(それぞれ上周縁領域432および下周縁領域433という)に向かって漸次、膨出が小さくなることにより形成されている。なお、本実施形態において規定される「上側面410」や「下側面420」との用語は、説明の明瞭化のために便宜的に方向を決定するために規定されるものであり、従動プーリー400の設置方向を制限するものではない。このように、周面430が膨出した従動プーリー400は、後述する金属ベルト300が架け渡される場合に、金属ベルト300の内周面と接触する。この際、従動プーリー400は、中心領域431において金属ベルト300の内周面と接触し、周縁領域(上周縁領域432および下周縁領域433)が金属ベルト300の内周面とは非接触となる(後述する図6参照)。従動プーリー400は、上側面410および下側面420の中心を貫通して上下に延びる第1出力軸440と接続されている。第1出力軸440は、感光体ドラム112(図1参照)と接続される。従動プーリー400は、第1出力軸440とともに回転する。
図2に戻り、モーター駆動軸500は、略円柱状の軸部材であり、モーター520の出力軸(図示せず)と接続される。モーター駆動軸500の側周面510には、金属ベルト300が架け渡される。モーター駆動軸500は、モーター520により回転駆動される。
従動プーリー400とモーター駆動軸500とは、保持部材700により適切な位置に固定される。従動プーリー400およびモーター駆動軸500の径の大きさは特に限定されず、所望の減速比を達成するために適切に設定される。一般に、従動プーリー400の径は、モーター駆動軸500の径よりも大きい。モーター駆動軸500の径に対する従動プーリー400の径は、たとえば、感光体ドラム112の駆動装置として使用される場合、1:5〜1:30に設定される。
(金属ベルト300)
金属ベルト300は、金属製の帯状体によって形成された無端のベルトである。このように金属からなるベルトを用いることにより、従来の樹脂ギアを用いる場合と比べて剛性が高く、噛み合いの抑制された駆動装置200が得られる。金属ベルト300は、所定の張力を伴って、従動プーリー400とモーター駆動軸500とに架け渡して使用される。金属ベルト300は、回転部材間では直線形状となり、従動プーリー400またはモーター駆動軸500の周囲ではこれら回転部材の形状に沿って湾曲形状となる。
金属ベルト300の周長は特に限定されず、汎用の駆動装置において通常使用される金属ベルトの周長を採用することができる。このような周長としては、たとえば200〜800mmである。また、金属ベルト300の幅は特に限定されず、汎用の駆動装置において通常使用される金属ベルトの幅を採用することができる。このような幅としては、たとえば5〜10mmである。さらに、金属ベルト300の厚みは特に限定されず、汎用の駆動装置において通常使用される金属ベルトの厚みを採用することができる。このような厚みとしては、たとえば0.1〜2μmである。
金属ベルト300の材料としては特に限定されないが、非磁性の金属からなることが好ましい。非磁性の金属を材料とすることにより、金属ベルト300は、サビが発生しにくい。非磁性の金属としては、たとえばアルミニウム、銅、銀、オーステナイト系のステンレス鋼が挙げられる。これらの中でも、非磁性の金属は、高い靭性を備える点から、オーステナイト系のステンレス鋼が好ましい。
ここで、金属ベルト300の幅方向の周縁は、経年劣化等により損傷(切れ目)が発生する場合がある。図4は、金属ベルト300の周縁300Eに発生する損傷を説明する模式図である。金属ベルト300の周縁300Eには、幅方向に無数の細かな切れ目310が発生している。このような場合、切れ目310が発生した状態のままの金属ベルト300が使用され続けると、切れ目310が幅方向に拡大し、金属ベルト300が破断する原因となる。そこで、本実施形態では、後述する研磨機構600(図2参照)によって金属ベルト300の周縁300Eを研磨することにより、仮にこのような切れ目310が周縁300Eに発生した場合であっても、切れ目310が拡大する前に研磨して除去する。
(研磨機構)
研磨機構は、金属ベルト300の周縁300Eを研磨する機構である。図5は、研磨機構600の配置を説明するための模式図である。図6は、金属ベルト300と研磨機構600との接触状態を説明するための模式的な断面図である。本実施形態において、研磨機構600は、従動プーリー400の周囲において湾曲する金属ベルト300の周縁に沿って配置される(回転部材に架け渡された金属ベルトのうち、回転部材と接触して湾曲する部分の両周縁300Eに沿って配置される研磨機構)。研磨機構600は、金属ベルト300の両周縁300Eのうち一方の周縁を研磨する第1研磨部610と、他方の周縁を研磨する第2研磨部620とを含む。
従動プーリー400は、周面の中心領域431が、幅方向の外側に向かって膨出している。金属ベルト300は、上記のとおり、従動プーリー400の周囲において従動プーリー400の周面の形状に合わせて湾曲形状となる。このとき、図6に示されるように、従動プーリー400に架け渡される金属ベルト300は、幅方向の中心領域321において従動プーリー400の中心領域431と接触し、幅方向の周縁(上周縁領域322および下周縁領域323)は、従動プーリー400のそれぞれの周縁領域(上周縁領域432および下周縁領域433)と非接触状態となる。そのため、周縁領域と金属ベルトの両周縁との間には、空間Sが形成される。本実施形態では、このように金属ベルト300の両周縁と従動プーリー400の周面とが非接触状態であるため、研磨機構600の第1研磨部610および第2研磨部620を、金属ベルト300の上周縁領域322および下周縁領域323に接近させやすい。その結果、金属ベルト300の両周縁は、適切に研磨される。また、金属ベルト300の上周縁領域322および下周縁領域323は、従動プーリー400の上周縁領域432および下周縁領域433と非接触であるため、金属ベルト300の両周縁には従動プーリー400からの応力が加えられにくい。そのため、金属ベルト300は、周縁に切れ目が発生しにくい。
一般に、金属ベルト300は、従動プーリー400とモーター駆動軸500との間において直線形状となって走行しているときよりも、従動プーリー400やモーター駆動軸500の周囲にさしかかり、直線形状から湾曲形状に変形される際に切れ目310(図4参照)が発生しやすい。本実施形態では、研磨機構600は、従動プーリー400の周囲のうち、金属ベルト300が直線形状から湾曲形状に変化する位置よりも、従動プーリー400の回転方向の下流側において、湾曲する金属ベルト300の両周縁に沿って設けられている。そのため、研磨機構600は、金属ベルト300が直線形状から湾曲形状に変形されて周縁に切れ目310が発生した場合であっても、すぐさま切れ目310を含む周縁を研磨して、切れ目310を除去することができる。その結果、切れ目310が拡大しにくく、金属ベルト300は破断しにくい。
なお、研磨機構600は、金属ベルト300の両周縁と常時接触する位置に配置されてもよく、わずかに離間する位置に配置されてもよい。すなわち、金属ベルト300は、いくらか弾性を有しており、また、走行中には従動プーリー400からいくらか振動を受けるため、幅方向に揺動しながら従動プーリー400とモーター駆動軸500との間を走行する。研磨機構600は、このように揺動しながら走行する金属ベルト300の両周縁が適宜接触する位置に配置されていればよい。研磨機構600が金属ベルト300の周縁と離間する位置に配置される場合、その離間距離は、たとえば0.5〜2mmである。このような離間距離の場合、金属ベルト300が走行中に幅方向に揺動し、研磨機構600と接触する。その結果、金属ベルト300の周縁に発生する切れ目310は適切に研磨されて除去される。また、このような離間距離の場合、金属ベルト300は、常に研磨機構600が周縁に接触することがないため、必要以上の周縁が研磨されて強度が低下することが防がれる。
研磨機構600の形状としては特に限定されず、駆動装置200を構成する部材(たとえば従動プーリー400、モーター駆動軸500、保持部材700等)と干渉しない形状であればよい。本実施形態では、図2に示されるように、略直方体状の第1研磨部610および第2研磨部620からなる研磨機構600が例示されている。
また、研磨機構600は、金属ベルト300の周縁と接触する部位が金属ベルト300を研磨し得る材料で構成されていればよく、研磨機構600のその他の部位を構成する材料は特に限定されない。すなわち、研磨機構600全体が、金属ベルト300よりも高硬度の材料で構成されていてもよく、金属ベルト300の周縁が接触する部位のみがこれらの高硬度な材料で構成され、他の部位はたとえば樹脂材料等の加工が容易な材料により構成されてもよい。高硬度の材料としては、たとえば硬度が187HB以上の材料が挙げられ、具体的には、SUS440C(ステンレス鋼)、G−STAR(大同特殊鋼(株)製、プリハードン鋼)、SKS93(工具鋼)、S55CN(炭素鋼)等が挙げられる。
以上の態様により、金属ベルト300は、従動プーリー400とモーター駆動軸500との間において動力を伝達するために走行する最中に、両周縁が研磨機構600により研磨される。この際、金属ベルト300の周縁に切れ目310が発生している場合には、切れ目310は、拡大する前に研磨機構600により研磨されて除去される。そのため、金属ベルト300は、たとえば、メンテナンス作業者がプリンター100の動作を停止させて金属ベルト300の周縁の切れ目の有無を判断したり、切れ目が発生している場合に該切れ目を修復するための作業を行う必要がない。また、金属ベルト300は、研磨により切れ目が随時除去されるため、破断が防がれる。その結果、駆動装置200は、故障頻度が低減され、長期に渡って使用できる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の他の実施形態の駆動装置について、図面を参照して説明する。なお、本実施形態の駆動装置は、従動プーリーの周面の形状が異なる以外は第1の実施形態の駆動装置200と同様の構成である。そのため、以下の説明では従動プーリーの周面の形状について説明する。また、本実施形態と第1の実施形態との重複する部位の説明は適宜省略する。
図7は、従動プーリー400aの直径方向における断面図である。本実施形態の従動プーリー400aの周面430aは、金属ベルト(図示せず)と接触する幅方向の中心領域431aと、面取り加工が施された周縁領域(上周縁領域432aおよび下周縁領域433a)とを有する。金属ベルトは、中心領域431aと接触し、上周縁領域432aおよび下周縁領域433aとは接触しない。具体的には、従動プーリー400aは、上側面410aと接続される上周縁領域432aに面取り加工を施すことにより形成された上面取り領域434と、下側面420aと接続される下周縁領域433aに面取り加工を施すことにより形成された下面取り領域435とを備える(面取り加工が施された面取り領域)。上面取り領域434および下面取り領域435は、金属ベルト300と非接触である。面取り加工の程度は、金属ベルトの物理的性質(たとえば撓みの程度)や、従動プーリー400aの幅などに基づいて、適宜設定される。たとえば、図7に示されるように、上側面410aに対して上面取り領域434が形成される角度θ1は、30〜85°に設定することができる。同様に、下側面420aに対して下面取り領域435が形成される角度θ2は、30〜85°に設定することができる。角度θ1と角度θ2とは、同じであってもよく、異なっていてもよい。
このような面取り加工が施された従動プーリー400aは、金属ベルトが架け渡された場合において、中心領域431aが金属ベルトの中心領域の径方向の内側とより接触しやすく、上周縁領域434および下周縁領域435が金属ベルトとはより接触しにくい。そのため、従動プーリー400aから金属ベルトに加えられる応力は、金属ベルトの中心領域431aに加えられやすく、上周縁領域434および下周縁領域435には加えられにくい。その結果、金属ベルトは、周縁領域に切れ目が発生しにくく、破断しにくい。また、従動プーリー400aには上面取り領域434および下面取り領域435が形成されているため、研磨機構600(図5参照)を金属ベルトの両周縁に接近させやすい。その結果、金属ベルトの周縁は、適切に研磨される。
(第3の実施形態)
次に、本発明の他の実施形態の駆動装置について、図面を参照して説明する。なお、本実施形態の駆動装置は、研磨機構の配置が異なる以外は第1の実施形態の駆動装置200と同様の構成である。そのため、本実施形態と第1の実施形態との重複する部位の説明は適宜省略する。以下、研磨機構の配置について説明する。
図8は、研磨機構600aの配置を説明するための模式図である。本実施形態において、研磨機構600aは、金属ベルト300の両周縁のうち一方の周縁を研磨する第1研磨部610aと、他方の周縁を研磨する第2研磨部620aとからなる。研磨機構600aは、従動プーリー400とモーター駆動軸(図示せず)との間において直線形状となっている金属ベルト300の両周縁に沿って配置される(回転部材間において直線形状となる部分の両周縁に沿って配置される研磨機構)。研磨機構600aは、このような回転部材間では、他の部材(たとえば従動プーリー400やモーター駆動軸)と干渉しにくいため、容易に設置される。また、従動プーリー400やモーター駆動軸の形状は、研磨機構との接触を回避する形状とする必要がない。すなわち、本実施形態では、従動プーリー400やモーター駆動軸の形状を、たとえば第1の実施形態において説明したクラウン形状とすることにより金属ベルト300の両周縁を従動プーリー400(図6参照)から浮き上がらせる必要がない。そのため、本実施形態では、従動プーリー400の形状を、たとえば汎用の円柱状としてもよい。その結果、従動プーリー400として汎用の円柱形状のプーリーを採用することができるため、製造コストが削減される。
さらに、金属ベルト300は、従動プーリー400とモーター駆動軸との間において直線形状となるため、研磨機構600aは、第1研磨部610aと第2研磨部620aとを、金属ベルト300の両周縁と面接触するように配置することができる。その結果、金属ベルト300の両周縁は、面接触する第1研磨部610aおよび第2研磨部620aにより均一に研磨され、切れ目が発生した場合であっても良好に除去される。
(第4の実施形態)
次に、本発明の他の実施形態の駆動装置について、図面を参照して説明する。なお、本実施形態の駆動装置は、研磨機構が従動プーリーに設けられている以外は第1の実施形態の駆動装置200と同様の構成である。そのため、本実施形態と第1の実施形態との重複する部位の説明は適宜省略する。
図9は、従動プーリー400bの直径方向における断面図である。本実施形態の従動プーリー400bは、研磨機構であるフランジ片(上フランジ片451および下フランジ片452)を有する。上フランジ片451および下フランジ片452は、周面430bの両側縁に設けられている。また、上フランジ片451および下フランジ片452は、周面430bよりも従動プーリー400bの径方向の外側に向かって突出するように設けられている(周面の両側縁に設けられ、周面に対して、回転部材の径方向の外側に向かって突出するフランジ片)。
上フランジ片451および下フランジ片452は、上記した金属ベルト300よりも高硬度の材料からなる。また、上フランジ片451および下フランジ片452は、従動プーリー400bの周囲を走行する金属ベルト300の周縁と適宜接触し、金属ベルト300の両周縁を研磨する(回転部材と接触する部分の前記両周縁と接触して研磨するフランジ片)。
また、上フランジ片451および下フランジ片452は、周面430bよりも径方向の外側に向かって突出しているため、従動プーリー400bの周囲を走行する金属ベルト300の脱落を防止する。上フランジ片451および下フランジ片452の突出長さは特に限定されないが、金属ベルト300の周縁を均一に研磨する観点から、金属ベルト300の厚み以上であることが好ましい。なお、突出長さが充分である場合(たとえば金属ベルト300の厚みを超える場合)には、走行中の金属ベルト300が、従動プーリー400bから特に脱落しにくい。
上フランジ片451および下フランジ片452を従動プーリー400bに設ける方法としては特に限定されない。上フランジ片451および下フランジ片452は、従動プーリー400bの製造時に従動プーリー400bと一体的に形成されてもよく、別々に製造された後に、たとえば溶接等により一体化されてもよい。従動プーリー400bと、上フランジ片451および下フランジ片452とを一体的に形成する場合には、周面430bの両側縁に周面430bよりも径方向の外側に突出する上フランジ片451および下フランジ片452が残るように、周面430bを周状に掘削加工して径方向の内側に落ち窪ませてもよい。
本実施形態では、研磨機構である上フランジ片451および下フランジ片452が従動プーリー400bに設けられる。そのため、駆動装置は、従動プーリーとは別々に研磨機構を設ける場合と比較して、部品点数が減り、低コスト化や省スペース化が図られる。また、駆動装置は、従動プーリーとモーター駆動軸との間や、これらの周囲に研磨機構を設ける場合と比較して、部品間の干渉が防がれ、故障が防止される。
なお、本実施形態の従動プーリー400bは、周面430bの両側縁にそれぞれ上フランジ片451および下フランジ片452が設けられていればよく、周面430bの形状は特に限定されない。図10は、本実施形態の従動プーリー400bの別例(従動プーリー400c)を示す模式図である。図10に示されるように、従動プーリー400cの周面430cは、幅方向の中心領域431cが径方向の外側に向かって膨出した湾曲形状である。この場合、従動プーリー400cの周面430cは、中心領域431cから両周縁領域(上周縁領域432cおよび下周縁領域433c)に向かって漸次、膨出が小さくなるように形成されている。周面430cの幅方向において、上周縁領域432cおよび下周縁領域433cの外側には、それぞれ上フランジ片451および下フランジ片452が設けられている。上フランジ片451および下フランジ片452は、それぞれ従動プーリー400cの周面430cのうち、もっとも径方向の外側への膨出が小さい位置(上周縁領域432cの幅方向上端および下周縁領域433cの幅方向下端)よりも、径方向の外側に向かって突出するように設けられている。このような形状の従動プーリー400cに架け渡される金属ベルト300は、中心領域321cにおいて従動プーリー400cの中心領域431cと接触し、上周縁領域322cおよび下周縁領域323cにおいては従動プーリー400cの上周縁領域432cおよび下周縁領域433cと接触しない。そのため、金属ベルト300の周縁には従動プーリー400cからの応力が加えられにくい。その結果、金属ベルト300は、周縁に切れ目が発生しにくい。また、金属ベルト300の周縁に切れ目が発生している場合であっても、切れ目は、上フランジ片451および下フランジ片452によって研磨されて除去される。
(第5の実施形態)
次に、本発明の他の実施形態の駆動装置について、図面を参照して説明する。なお、本実施形態の駆動装置は、研磨機構であるフランジ片の構成が異なる以外は第4の実施形態の駆動装置と同様の構成である。そのため、本実施形態と第4の実施形態との重複する部位の説明は適宜省略する。
図11は、従動プーリー400dの直径方向における断面図である。本実施形態の従動プーリー400dは、研磨機構であるフランジ片(上フランジ片451aおよび下フランジ片452a)を有する。上フランジ片451aおよび下フランジ片452aは、周面430dの、従動プーリー400dの両側縁に設けられている。また、上フランジ片451aおよび下フランジ片452aは、従動プーリー400dの周面430dのうち、もっとも径方向外側への膨出が小さい位置(上周縁領域432dの幅方向上端および下周縁領域433dの幅方向下端)よりも、径方向の外側に向かって突出するように設けられている。
上フランジ片451aおよび下フランジ片452aのうち、金属ベルト300の周縁が接触する側の側面には、金属ベルト300の周縁を研磨するための研磨部453が設けられている(金属ベルトの両周縁を接触させる位置に、金属ベルトよりも高硬度の材料からなる研磨部を備える研磨機構)。本実施形態では、金属ベルト300は、上フランジ片451aおよび下フランジ片452aにそれぞれ設けられた研磨部453と接触することにより周縁が研磨される。
研磨部453の材料としては特に限定されず、上記した金属ベルト300よりも高硬度の材料であればよい。
また、研磨部453を上フランジ片451aおよび下フランジ片452aに設ける方法としては特に限定されず、これらフランジ片の金属ベルト300側の側面に凹状溝を形成し、該凹状溝に研磨部453を嵌め込んでもよい。また、シート状に成型された研磨部453を、フランジ片の金属ベルト300側の側面に貼り付けてもよい。さらに、フランジ片の金属ベルト300側の側面に高硬度材料を含む塗膜を形成し、得られる塗膜層を研磨部453としてもよい。
なお、研磨機構である上フランジ片451aおよび下フランジ片452aのうち、研磨部453以外の部位を構成する材料は特に限定されず、種々の材料を採用することができる。そのため、上フランジ片451aおよび下フランジ片452aは、たとえば駆動装置が比較的狭隘な空間に配置される場合であっても、研磨部453以外の部位を、このような狭隘な空間に適用できるように形状の加工が容易な材料(たとえば樹脂素材など)で構成することができる。その結果、研磨機構は、画像形成装置の種々の構成部品に最適な形状に加工される。また、駆動装置は、省スペース化が図られる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、たとえば次のような実施形態を採用することができる。
(1)上記実施形態では、従動プーリーとモーター駆動軸とに金属ベルトが架け渡された駆動装置を例示した。本発明は、これに代えて、従動プーリーと駆動プーリーとに金属ベルトが架け渡された駆動装置を採用してもよい。この場合、駆動プーリーとして、たとえば従動プーリーと同様の略円柱状のプーリーを採用することができる。また、研磨機構は、従動プーリーの周囲に設置する場合のほか、駆動プーリーの周囲に設置することができる。
(2)上記実施形態(第1の実施形態)では、周面が径方向の外側に向かって凸の湾曲形状の従動プーリーを例示した。本発明は、これに代えて、周面が平坦な従動プーリーを採用してもよい。この場合、たとえば、従動プーリーの周面の幅を金属ベルトの幅よりも小さくすれば、従動プーリーに架け渡される金属ベルトの両周縁は、従動プーリーの幅方向の上下に露出する。そのため、研磨機構は、従動プーリーと干渉することなく、金属ベルトの両周縁を研磨しやすい。また、仮に金属ベルトの幅が従動プーリーの幅と同程度であったとしても、従動プーリーの平坦な周面のうち、上側面および下側面の近傍に面取り加工を施せば、研磨機構は、従動プーリーと干渉することなく、金属ベルトの両周縁を研磨することができる。
100 プリンター
110 画像形成部
111 帯電装置
112 感光体ドラム
113 現像装置
114 転写ローラー
115 クリーニング装置
116 定着ユニット
120 光走査装置
130 給紙カセット
140 給紙カセット
150 搬送路
160 排紙トレイ
200 駆動装置
300 金属ベルト
310 切れ目
400 従動プーリー
410 上側面
420 下側面
430 周面
440 出力軸
500 モーター駆動軸
510 側周面
520 モーター
600 研磨機構
700 保持部材
P シート
S 空間

Claims (8)

  1. 帯状体によって形成された無端の金属ベルトと、
    該金属ベルトが架け渡され、前記金属ベルトを周回走行させる複数の回転部材と、
    前記金属ベルトの幅方向の両周縁に沿って配置され、走行する前記金属ベルトの前記両周縁を接触して研磨する研磨機構と、を備える駆動装置。
  2. 前記複数の回転部材のうち少なくとも1つは、
    一対の側面と、前記金属ベルトが架け渡される周面とを有し、
    該周面は、前記金属ベルトの周方向と直交する断面視において、径方向の外側に凸の形状を有する、請求項1記載の駆動装置。
  3. 前記周面は、
    前記金属ベルトと接触する幅方向の中心領域と、
    前記金属ベルトと非接触の幅方向の周縁領域とを有する、請求項2記載の駆動装置。
  4. 前記複数の回転部材のうち少なくとも1つは、
    一対の側面と、前記金属ベルトが架け渡される周面とを有し、
    該周面は、
    前記金属ベルトと接触する幅方向の中心領域と、
    幅方向の周縁領域であって、面取り加工が施された面取り領域とを有し、
    該面取り領域は、前記金属ベルトと非接触である、請求項1記載の駆動装置。
  5. 前記研磨機構は、前記回転部材に架け渡された前記金属ベルトのうち、前記回転部材と接触して湾曲する部分の前記両周縁に沿って配置される、請求項1〜4のいずれか1項に記載の駆動装置。
  6. 前記研磨機構は、前記回転部材に架け渡された前記金属ベルトのうち、前記回転部材間において直線形状となる部分の前記両周縁に沿って配置される、請求項1〜4のいずれか1項に記載の駆動装置。
  7. 前記複数の回転部材のうち少なくとも1つは、一対の側面と、前記金属ベルトが架け渡される周面とを有し、
    前記研磨機構は、前記周面の両側縁に設けられたフランジ片であり、
    該フランジ片は、
    前記周面に対して、前記回転部材の径方向の外側に向かって突出し、
    前記回転部材に架け渡された前記金属ベルトのうち、前記回転部材と接触する部分の前記両周縁と接触して研磨する、請求項1記載の駆動装置。
  8. 前記研磨機構は、前記金属ベルトの前記両周縁を接触させる位置に、前記金属ベルトよりも高硬度の材料からなる研磨部を備える、請求項1〜7のいずれか1項に記載の駆動装置。
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