JP4853478B2 - 画像形成装置及び両面印刷ユニット - Google Patents
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Description
また、回転駆動体(32H)は搬送経路(L2)側からカバー部材(33)により覆われているので、仮に、カバー部材(33)が第1搬送ローラ(32A)の回転軸及び第2搬送ローラ(32B)の回転軸も覆うように平面状に拡がっていると、第1搬送ローラ(32A)及び第2搬送ローラ(32B)のうち搬送時に記録シートと接触する部位を、仮想平面(S1)より搬送経路(L2)側に突出させる必要がある。
ところで、両面印刷ユニット(30)を経由して画像形成部(2)に再送されてきた記録シートは、既に画像が形成されている面と反対側の面(以下、この面を裏面という。)に新たに画像が形成される。
請求項6に記載の発明では、第2搬送ローラ(32B)の搬送方向下流側に設けられ、記録シートに搬送力を付与する第3搬送ローラ(32C)と、回転駆動体と第2搬送ローラ(32B)の回転軸との間を架け渡され、動力を伝達する第1ベルト(32G)と、第2搬送ローラ(32B)の回転軸と第3搬送ローラ(32C)の回転軸との間を架け渡され、動力を伝達する第2ベルト(32Q)とを備え、第1ベルト(32G)から第1搬送ローラ(32A)までの距離は、第2ベルト(32Q)から第2搬送ローラ(32B)までの距離より大きいことを特徴とする。
1.図面の説明
図1は本実施形態に係る画像形成装置1の中央断面を示す模式図であり、図2は本実施形態に係る両面印刷ユニット30の斜視図であり、図3は両面印刷ユニット30から押さえカバー36を取り外した状態を示す斜視図であり、図4は両面印刷ユニット30の分解斜視図であり、図5は両面印刷ユニット30を上面側から見た図であり、図6(a)は図5のA−A断面図であり、図6(b)は図6(a)のA部拡大図であり、図7はカバー部材33等の正面図であり、図8は第1搬送ローラ32A等の拡大斜視図である。
2.1.画像形成部
用紙やOHPシート(以下、用紙という。)に画像を形成する画像形成部2は、図1に示すように、4つのプロセスカートリッジ3K、3Y、3M、3C、露光器13及び定着器15等から構成されている。
両面印刷機構とは、用紙の表裏両面に画像を形成(印刷)するための機構である。
すなわち、画像形成が終了した用紙、つまり定着器15から排出された用紙は、3つのローラからなる矯正部17にて曲がり癖(カール)が矯正された後、排出部19から排出トレイ20に排出される。
両面印刷ユニット30は、前述したように、反転機構21にて搬送方向が反転された用紙の搬送経路L2を構成するものであり、具体的には、図4に示すように、反転機構21にて搬送方向が反転された用紙を画像形成部2の入口側に搬送する搬送経路L2を構成する搬送用トレイ31、及び回転しながら用紙に接触することにより用紙に搬送力を付与する第1〜3搬送ローラ32A〜32D等を有して構成されている。
前述したように、両面印刷ユニット30の厚み寸法は、通常、第1搬送ローラ32A等の直径寸法に大きく影響される。
ところで、両面印刷ユニット30を搬送される用紙の裏面には、前述したように、これから画像が形成されるので、カバー部材33の端面がそのまま露出していると、用紙の裏面とカバー部材33の端面とが擦れ合ってしまい、これから画像が形成される用紙の裏面に傷やしわ等の損傷が発生してしまうおそれが高い。
これに対して、本実施形態では、ローラ側端部33Aに回転中心軸側に突出する壁部33Bが設けられているので、これから画像が形成される用紙の裏面がカバー部材33の端面と擦れ合ってしまうことを防止できるので、用紙の裏面に損傷が発生することを抑制できる。
本実施形態では、画像形成部2が特許請求の範囲に記載されている画像形成手段に相当し、第1プーリ32Hが特許請求の範囲に記載された回転駆動体に相当する。
第1実施形態では、壁部33Bから第1搬送ローラ32A等までの距離L(図6(b)参照)が搬送方向全域に渡って一定となるように壁部33Bが搬送方向と平行に延びていたが、本実施形態は、図9に示すように、距離Lが搬送方向下流側に向かうほど、小さくなるように壁部33Bを構成したものである。なお、図9は、本実施形態に係るカバー部材33等の正面図である。
用紙は、カバー部材33、第1搬送ローラ32A等に接触しながら両面印刷ユニット30内を搬送されていくが、第1実施形態では、第1搬送ローラ32A等の上端部を、カバー部材33を含む仮想平面S1上、又はこの仮想平面S1より回転中心軸側に位置させたので、仮に用紙が平面状態を維持したままであると、搬送方向最上流に位置する第1搬送ローラ32Aが用紙と接触することができず、用紙に搬送力を付与することができないおそれがある。
上述の実施形態では、第1ベルト32Gが第2ベルト32Qより第1搬送ローラ32A等側に位置していたが、本実施形態は、図10に示すように、第2ベルト32Qが第1ベルト32Gより第1搬送ローラ32A等側に位置するように、3本のベルト32G、32Q、32Rを千鳥状に配置したものである。
上述の実施形態では、電子写真方式の画像形成装置に本発明を適用したが、本発明は画像形成の手法に限定されるものではなく、その他形式の画像形成装置にも適用することができる。
また、本発明は、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。
5…給紙トレイ、7A…ピックアップローラ、9…レジストローラ、
11…ベルトユニット、13…露光器、15…定着器、17…矯正部、
19…排出部、20…排出トレイ、21…反転機構、21A…搬送ローラ、
21B…押さえローラ、22…切替ブレード、30…両面印刷ユニット、
31…搬送用トレイ、31A…案内リブ、32A…第1搬送ローラ、
32B…第2搬送ローラ、32C…第3搬送ローラ、32D…第4搬送ローラ、
32E…歯車、32G…第1ベルト、32H…第1プーリ、
32M…第2プーリ、32N…第3プーリ、32P…第4プーリ、
32Q…第2ベルト、32R…第3ベルト、32S…テンショナー、
33…カバー部材、33A…ローラ側端部、33B…壁部、34…ガイド部、
35…連結部、35A…穴部、36…押さえカバー、36A…押さえローラ、
36E…バネ、37…斜送ガイド。
Claims (8)
- 記録シートに画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部から排出された記録シートの搬送方向を反転させる反転機構と、
前記反転機構にて搬送方向が反転された記録シートを前記画像形成部の入口側に搬送する搬送経路が設けられた両面印刷ユニットと、
前記両面印刷ユニットに設けられ、記録シートに搬送力を付与するとともに、搬送方向に沿って配置された第1搬送ローラ及び第2搬送ローラと、
前記第1搬送ローラの回転中心軸と同軸上であって、かつ、前記第1搬送ローラに対して軸方向にずれた位置に設けられて回転し、前記第2搬送ローラに回転力を伝達するための回転駆動体と、
前記搬送経路側から前記回転駆動体を覆うカバー部材とを備え、
前記カバー部材のうち前記第1搬送ローラ側に位置するローラ側端部は、前記第1搬送ローラと前記回転駆動体との間に位置し、
さらに、前記第1搬送ローラ及び前記第2搬送ローラのうち搬送時に記録シートと接触する部位が、前記カバー部材を含む仮想平面上、又はこの仮想平面より前記回転中心軸側に位置していることを特徴とする画像形成装置。 - 前記ローラ側端部には、前記回転中心軸側に突出する壁部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記壁部は、前記壁部の先端側が前記壁部の根元側より前記第1搬送ローラ側に位置するように、前記仮想平面に対して傾斜していることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記第2搬送ローラは、前記第1搬送ローラより搬送方向下流側に配設されており、
さらに、前記ローラ側端部から前記第1搬送ローラまでの距離は、前記ローラ側端部から前記第2搬送ローラまでの距離より大きいことを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置。 - 前記壁部は、前記第1搬送ローラ側から少なくとも前記第2搬送ローラまで連続的に延びており、
さらに、前記壁部から前記第1搬送ローラ側又は前記第2搬送ローラ側までの距離は、搬送方向上流側から下流側にかけて連続的に変化していることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。 - 前記第2搬送ローラの搬送方向下流側に設けられ、記録シートに搬送力を付与する第3搬送ローラと、
前記回転駆動体と前記第2搬送ローラの回転軸との間を架け渡され、動力を伝達する第1ベルトと、
前記第2搬送ローラの回転軸と前記第3搬送ローラの回転軸との間を架け渡され、動力を伝達する第2ベルトとを備え、
前記第1ベルトから前記第1搬送ローラまでの距離は、前記第2ベルトから前記第2搬送ローラまでの距離より大きいことを特徴とする請求項4又は5に記載の画像形成装置。 - 前記第1搬送ローラを挟んで前記カバー部材と反対側には、搬送される記録シートの端部のうち搬送方向と平行な部位に接触して記録シートの搬送を案内するガイド部が設けられており、
さらに、前記搬送経路側から前記回転中心軸側を覆うとともに、前記ガイド部と前記壁部の先端側とを連結する連結部が設けられているとともに、前記ガイド部、前記連結部、前記壁部及び前記カバー部材は、一体形成されていることを特徴とする請求項2ないし6のいずれか1つに記載画像形成装置。 - 記録シートに画像を形成する画像形成部、及び前記画像形成部から排出された記録シートの搬送方向を反転させる反転機構を備える画像形成装置に適用され、
前記反転機構にて搬送方向が反転された記録シートを前記画像形成部の入口側に搬送する搬送経路が設けられた両面印刷ユニットであって、
記録シートに搬送力を付与するとともに、搬送方向に沿って配置された第1搬送ローラ及び第2搬送ローラと、
前記第1搬送ローラの回転中心軸と同軸上であって、かつ、前記第1搬送ローラに対して軸方向にずれた位置に設けられて回転し、前記第2搬送ローラに回転力を伝達するための回転駆動体と、
前記搬送経路側から前記回転駆動体を覆うカバー部材とを備え、
前記カバー部材のうち前記第1搬送ローラ側に位置するローラ側端部は、前記第1搬送ローラと前記回転駆動体との間に位置し、
さらに、第1搬送ローラのうち搬送時に記録シートと接触する部位が、前記カバー部材を含む仮想平面上、又はこの仮想平面より前記回転中心軸側に位置していることを特徴とする両面印刷ユニット。
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