JP2015034445A - 構造物の点検装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、橋梁等の構造物の点検を精度よく効率的に行うことができる構造物の点検装置を提供することを目的とするものである。【解決手段】点検装置1は、水平アーム9上に走行可能に設置された複数の走行台車10及び12と、走行台車10に取り付けられるとともに撮影カメラを有する撮影機構11と、走行台車12に取り付けられた点検作業機構である操作機構13とを備えており、走行台車10及び12をそれぞれ点検位置に対応する位置に位置決めするように走行制御するとともに操作機構の作業制御と並行してその作業状況を撮影カメラで撮影するように撮影機構を制御して撮影画像を表示部に表示させて、撮影画像を確認しながら各種点検作業を行うことができる。【選択図】図1

Description

本発明は、橋梁等の下面又は建造物等の床下などの直接目視点検することが困難な構造物の部位を撮影カメラにより撮影して点検する構造物の点検装置に関する。
橋梁や建造物の老朽化に伴い強度の劣化が近年問題となっており、例えば、道路の橋梁については、既存の橋梁のうち1950年代から1973年代までの高度成長期に築造されたものが多く、これらの橋梁の架け替えや補強が必要となってきている。
こうした橋梁に関しては、定期点検を数年に一度行う必要があり、点検の際に橋梁管理カルテを作成・更新していく業務が行われている。しかしながら、橋梁の点検では、橋梁の下面側の床版、橋桁、支承及び橋脚といった部位や橋桁の間の空間に設置された水道管等の添架設備など目視点検が困難な箇所を点検しなければならず、そのため点検作業に大型の橋梁点検車や点検足場といった大掛かりな設備が必要であった。
こうした大掛かりな設備は作業日数がかかる上に点検コスト負担が大きいため、点検箇所を撮影カメラを用いて撮影する点検装置が提案されている。例えば、特許文献1では、点検台車に上下動可能に取り付けた垂直ロッドを介して水平アームを点検対象物の下方に配置し、水平アーム上を走行する走行台車に立設した保持アームに撮影カメラを取り付け、保持アームを回動させるとともに撮影カメラを上下方向に回動させて撮影方向を設定して点検対象物の下面の点検箇所を撮影する点検装置が記載されている。また、特許文献2では、車両本体に、X軸、Y軸、Z軸の3軸方向に変更可能に構成した多関節の可動アームを取り付け、可動アームの先端に搭載された撮影用機器により構造物の下面を撮影するようにした点検装置が記載されており、可動アームの先端には構造物の検査箇所に噴射ノズルから洗浄用流体を噴射する構造物洗浄手段や検査箇所を打音検査する手段を備えている点が記載されている。
特開2009−275385号公報 特開2006−2417号公報
特許文献1では、垂直ロッドが分割ロッド部材を連結して上下方向の長さを設定しており、垂直ロッドを昇降用ウインチで上下方向に移動させて高さを調整することができ、また垂直ロッドを回動させて水平アームの位置調整を行うようにしている。しかしながら、撮影カメラからの映像だけで橋梁等の点検を精度よく行うことは難しく、例えば、クラックが生じていた場合にクラックの幅や深さといった定量的なデータを精度よく把握するには十分な機能を備えていない。
こうしたクラックの状態を把握するための計測技術は既に提案されているが(例えば、特開2009−85785号公報、特開2012−18073号公報参照)、橋梁桁の下面、橋脚や橋台の垂直壁面といった点検箇所に対して計測装置を対応させることは難しい。
特許文献2では、3軸方向に変更可能な多関節の可動アームを油圧又は電動で動作させて撮影用機器を位置決めするようにしているが、可動アームの関節部分が多く複雑な構造となって重量も重くなり、正確な動作を行う上で難点がある。また、可動アームの先端に構造物洗浄手段や打音検査手段等の様々な手段を備えているが、これらの手段が具体化されておらず、橋梁等の点検を精度よく行う点で課題がある。
そこで、本発明は、橋梁等の構造物の点検を精度よく効率的に行うことができる構造物の点検装置を提供することを目的とするものである。
本発明に係る構造物の点検装置は、点検対象物に対向配置された点検作業機構と、撮影カメラを有する撮影機構と、前記点検作業機構の作業制御を行うとともにその作業状況を前記撮影カメラで撮影するように前記撮影機構を制御して撮影画像を表示部に表示させる制御装置とを備えている。さらに、前記点検作業機構は、点検対象物に対向配置した水平アーム上に走行可能に設置された走行台車に取り付けられており、前記制御装置は、前記走行台車を点検位置に対応する位置に位置決めするように走行制御する。さらに、前記撮影機構は、前記撮影カメラの周囲に複数個の位置表示ポインタを備えた位置表示機構を備えており、前記位置表示ポインタは、撮影方向に沿ってレーザ光線を照射して点検位置に光点を表示するように設定されており、前記制御装置は、点検位置を撮影した撮影画像において複数の異なる方向に配置された複数対の光点を指標として当該方向の画像補正を行う画像処理部を備えている。さらに、前記点検作業機構は、クラックゲージ板を取り付けた棒状体を回動させてクラックゲージ板を点検位置近傍に設定する操作機構である。さらに、前記点検作業機構は、点検位置表面を打撃して点検する打撃点検具を把持して打撃動作させる打撃点検機構である。さらに、前記打撃点検機構は、点検位置表面に流体を吹き付けて汚れを除去する噴射ノズルを備えている。さらに、前記撮影機構又は前記点検作業機構とその周辺を映す反射鏡と、前記反射鏡とともに前記水平アームの移動状態を撮影する補助カメラとを備えている。
本発明は、上記のような構成を有することで、点検作業機構の作業状況を撮影機構の撮影カメラで撮影しながら点検作業を行うので、橋梁等の構造物の点検を精度よく効率的かつ安全に行うことができる。
本発明に係る実施形態に関する正面図である。 水平アーム上に取り付けられた走行台車及び撮影機構に関する正面図である。 操作機構を取り付けた走行台車に関する正面図である。 操作機構に関する側面図である。 クラックゲージ板を点検位置の表面に密着させた状態を示す説明図である。 撮影した画像データに基づいてクラック幅を読み取る際の画像処理に関する説明図である。 複数の位置表示ポインタを備える位置表示機構を撮影機構に取り付けた場合を示す正面図である。 位置表示ポインタの位置決め機構に関する平面図である。 位置決め機構に関する概略断面図である。 クラックが生じている点検位置を撮影カメラで撮影する際に位置表示ポインタにより表示された指標とともに撮影した画像に関する模式図である。 打撃点検機構を取り付けた走行台車に関する正面図である。 打撃点検機構に関する側面図及び正面図である。 制御装置に関する概略ブロック構成図である。
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明を実施するにあたって好ましい具体例であるから、技術的に種々の限定がなされているが、本発明は、以下の説明において特に本発明を限定する旨明記されていない限り、これらの形態に限定されるものではない。
図1は、本発明に係る実施形態に関する正面図である。点検装置1は、橋梁等の点検対象物Mの上面に設置された走行部2及び走行部2上に取り付けられた運転部3を備えており、運転部3に立設された昇降機構4、昇降機構4に取り付けられた水平移動機構5、水平移動機構5に水平方向に支持された支持アーム6の先端部に取り付けられた作動機構7、作動機構7に上下方向に支持された垂直ロッド8の下端部に取り付けられた水平アーム9を備えている。そして、昇降機構4、水平移動機構5、支持アーム6、作動機構7及び垂直ロッド8が水平アーム9を点検対象物の下方に移動させるアーム移動機構を構成する。垂直ロッド8の水平アーム9を取り付けた部分には、水平アーム9の移動状態を撮影する監視用の補助カメラ16が取り付けられている。
水平アーム9は、アーム移動機構により点検対象物に対向配置される。水平アーム9には、走行台車10及び12が長手方向に走行可能に取り付けられており、走行台車10には、立設された支柱の上端部に撮影機構11が取り付けられ、走行台車12には、立設された支柱の上端部に点検作業機構として操作機構13が取り付けられている。
点検装置1は、運転部3に乗車した作業者が走行部2を操作して点検対象物Mの一方の側の端部に近接した位置に点検装置1を位置決めする。点検対象物Mの側端部に点検装置1を位置決めした後、昇降機構4を駆動して水平移動機構5を昇降用支柱に沿って所定の高さ位置に上昇させる。そして、水平移動機構5を駆動して支持アーム6を点検対象物Mの外側に向かって移動させて垂直ロッド8を点検対象物Mの外側に突出するように位置決めする。次に、作動機構7を駆動して垂直ロッド8を伸ばし、下端に取り付けた水平アーム9を下降させて点検対象物Mの下側よりも下降した所定の高さ位置に設定する。そして、作動機構7を駆動して水平アーム9を回動させて点検対象物Mの下方に水平アーム9を位置決めする。そして、水平アーム9に沿って走行台車10及び12を走行させて所望の位置に設定して作業を行うようになっている。こうした水平アーム9の位置決め並びに走行台車10及び12の位置決めは、運転部3に設置された図示せぬ制御部において作業者が遠隔操作することで設定することができる。
図2は、水平アーム9上に取り付けられた走行台車10及び撮影機構11に関する正面図である。走行台車10は、水平アーム9アーム部材9aの上部において両側に突出形成されたレール部9bを走行する車輪10aを備えており、走行台車10の前後には走行ガイド10bが取り付けられている。車輪10aは、図示せぬ駆動モータにより回転駆動されるようになっており、運転部3に設置された制御部により駆動モータを遠隔操作することで、水平アーム9の上面において走行台車10を走行させて任意の位置に停止させることができる。
また、水平アーム9の上面には、距離表示用の目盛が表示されており、走行台車10の停止位置が確認できるようになっている。なお、走行台車10の停止位置は、走行動作に用いる駆動モータの駆動回転動作に基づいて制御装置において算出することもできる。
走行台車10のほぼ中央部には支柱10cが立設されており、支柱10cの上端には撮影カメラ11aを備える撮影機構11が取り付けられている。支柱10cの長さは、例えば、橋梁等の点検対象物の場合には橋桁の桁高に応じて設定する。複数種類の長さの支柱を揃えておき、点検対象物に応じて長さを選択するようにすればよい。また、支柱10cに公知の伸縮可能な構造を用いて点検対象物に応じて長さを調整するようにしてもよい。
撮影機構11は、枠体11bの下端部が支柱10cにボールロックピン10gにより着脱可能に固定されており、上端側に設けられた軸支部11cを介して撮影カメラ11aが上下方向に回動可能に取り付けられている。撮影機構11の下端側には駆動モータ11dが取り付けられており、駆動モータ11dの回転駆動力が歯車等の駆動伝達機構を介して軸支部11cを回動させて撮影カメラ11aを上下方向に回動させることで、任意の回動位置に撮影カメラ11aを停止させる。
撮影カメラ11aの上部には方向表示ポインタ11eが固定されている。方向表示ポインタ11eは、撮影カメラ11aの撮影方向と一致する方向にレーザ光線を照射するように設定されており、点検対象物Mの下面にレーザ光線が照射されて撮影方向を示す照射ポイントが表示されるようになる。
支柱10cは、その中心軸を中心に回動可能に軸支されており、走行台車10に設けられた駆動モータ(図示せず)により回動するようになっている。支柱10cの下端部には水平回動角度表示板10dが固定されており、走行台車10の上面には水平回動角度表示板10dの角度位置を示す矢印表示体10eが設けられている。水平回動角度表示板10dの中心は支柱10cの回動中心軸と一致するように設定されている。支柱10cが回動すると水平回動角度表示板10dも同じように回動するため、矢印表示体10eが指示する目盛が支柱10cの水平方向の回動角度として表示されるようになる。表示された水平方向の回動角度は、撮影カメラ11aを下方向を撮影するように回動させて読み取ることができる。なお、水平方向の回動角度については、支柱10cを回動する駆動モータにエンコーダを取り付けて回動角度を電気的に読み取るようにしてもよい。
走行台車10の4つの辺部には、それぞれ位置表示ポインタ10fが取り付けられている。位置表示ポインタ10fは、上面からレーザ光線を照射するようになっており、支持部材に回動軸を介して回動自在に設けられている。位置表示ポインタ10fは、常に鉛直方向に沿って上方にレーザ光線を照射して、点検対象物Mの下面に4つの照射ポイントを表示する。この場合、4つの照射ポイントで囲まれた矩形状の領域は、走行台車10の位置を鉛直方向に点検対象物Mの下面に投影した領域を示すことになる。そして、表示された矩形状の領域における対角線の交点が撮影カメラ11aの中心位置を鉛直方向に投影した中心ポイントとなる。
位置表示ポインタ10fの照射ポイントにより設定される中心ポイントと方向表示ポインタ11eの照射ポイントとの位置関係に基づいて撮影カメラ11aで撮影した撮影画像の位置情報の精度を向上させることができる。また、支柱10cの回動動作による水平回動角度及び駆動モータ11dの回動動作による垂直回動角度に基づいて撮影カメラ11aの撮影方向が精度よく決定できるため、決定された回動角度により撮影カメラ11aの撮影画像を精度よく解析することが可能となる。
撮影カメラ11aの側面には、垂直回動角度表示板11fが取り付けられており、その中心が撮影カメラ11aの回動中心軸と一致するように設定されている。また、垂直回動角度表示板11fの中心に一端を回動自在に軸支された矢印表示体11gが設けられており、矢印表示体11gは重力により常に鉛直方向下向きになっている。撮影カメラ11aが回動すると垂直回動角度表示板11fも同じように回動するため、矢印表示体11gが指示する目盛が撮影カメラ11aの垂直方向の回動角度として表示されるようになる。表示された垂直方向の回動角度は、垂直ロッド8に取り付けた補助カメラ16により撮影して読み取ることができる。なお、垂直方向の回動角度については、駆動モータ11dにエンコーダを取り付けて回動角度を電気的に読み取るようにしてもよい。
図3は、点検作業機構として、操作機構を取り付けた走行台車に関する正面図である。走行台車12は、走行台車10と同様に水平アーム9上を走行可能に構成されており、車輪12aを駆動モータにより回動させて水平アーム9上を走行して任意の位置に停止するようになっている。操作機構13は、図1に示すように、可撓性を有する長尺状の棒状体14を支持しており、棒状体14の先端部には、クラックゲージ板15が取り付けられている。操作機構13は、棒状体14を回動させるとともに長手方向の軸を中心に回転させて、棒状体14の先端部に取り付けたクラックゲージ板15を点検位置の近傍に密着させるように操作する。
走行台車12のほぼ中央部には、支柱10cと同様の支柱12bが立設されており、支柱12bは、その中心軸を中心に回動可能に軸支されており、走行台車12に設けられた駆動モータ(図示せず)により回動するようになっている。図4は、操作機構13に関する側面図である。操作機構13は、支柱12bの上端部にボールロックピン12cにより着脱可能に取り付けられた枠体13aを備えており、枠体13aには、回動可能に軸支された回動歯車13b及び回動歯車13bを回動させる駆動モータ13cが取り付けられている。回動歯車13bの側面には、筒状保持体13dが固定されており、筒状保持体13dには駆動モータ13eが取り付けられている。そのため、駆動モータ13cを回転駆動することで、回動歯車13bが筒状保持体13d及び駆動モータ13eとともに上下方向に回動するようになっている。
筒状保持体13d内には、筒状の回転支持体13fが回動自在に軸支されており、回転支持体13fの筒状保持体13dから突出した取付部分には、回転歯車13g及び締付ネジ13hが取り付けられている。回転歯車13gは、駆動モータ13eと噛合しており、駆動モータ13eを回転駆動することで、回転歯車13gとともに筒状支持体13fが中心軸を中心に回転するようになっている。
棒状体14は、太く形成された支持部を筒状支持体13fに挿入した後、締付ネジ13hを筒状支持体13fに螺入して締付ネジ13hの先端部を棒状体14の支持部に圧接させて固定する。棒状体14は、支柱12bを回動することで水平方向に回動するとともに回動歯車13bを回動することで上下方向に回動するようになる。そのため、棒状体14の先端部に取り付けたクラックゲージ板15を所望の位置に位置決めすることができる。そして、回転歯車13gを回転させることで、クラックゲージ板15を棒状体14の長手方向の軸を中心に回動させることができ、点検位置近傍の表面の傾斜角度に合わせてクラックゲージ板15を回動させて表面に確実に密着させることができる。
棒状体14は、点検位置に対してクラックゲージ板15を位置決めするためにその長さを変化させる必要があることから、長さを自動又は手動により伸縮させる機能を有し、測定する前に長さを調整することができる。棒状体14は、多様な形状の構造物において任意の位置に発生するクラックの測定に対応するために、例えば橋梁等の桁間の狭隘な空間にも挿入出来るように、先端部分はある程度細く柔軟性を有するとともに根元部分はある程度の太さと硬さを有することが好ましい。全体として弾性を有するとともに先端に行くに従い柔軟性が大きくなるように設定することで、点検位置にクラックゲージ板15を移動させる際には、棒状体14はほぼ直線状の状態でクラックゲージ板15を的確に点検位置近傍に移動させることができ、クラックゲージ板15を点検位置表面に密着させる際には、柔軟性の大きい先端部分が湾曲してクラックゲージ板15を確実に密着させることができる。そして、点検位置からクラックゲージ板15が離れた時に棒状体14は元の直線状の状態に戻り、次の点検位置への移動を迅速に行うことが可能となる。
図5は、クラックゲージ板15を点検位置近傍の表面に密着させた状態を示す説明図である。この例では、クラックゲージ板15は、矩形状の透明板の1つの側辺に沿ってクラックの幅に対応するスケール15aが表示されている。そして、スケール15aをクラックC1に合わせて同じ幅のスケールを読み取ることで、クラックC1の幅を精度よく読み取ることができる。なお、クラックゲージ板15は、矩形以外に、円形のものでもよく、矩形及び円形を組み合わせた複合型とすることもできる。また、矩形板の場合には、その各辺とその内側に放射状にスケール表示が可能で、円形板の場合には、周縁とその内側に放射状にクラックスケールを表示することができる。
クラックの幅を読み取る場合には、撮影機構11の撮影カメラ11aを点検位置を撮影するように設定し、撮影画像を確認しながらクラックゲージ板15を点検位置近傍に密着した状態に設定し、点検位置をクラックゲージ板15とともに撮影した画像データを用いてクラックの幅を効率よく読み取ることができる。図6は、撮影した画像データに基づいてクラック幅を読み取る際の画像処理に関する説明図である。図6(a)に示すように、クラックC2及びクラックゲージ板15を撮影した画像データPを取得した場合、図6(b)に示すように、クラックゲージ板15の部分画像を切り取ってクラックC2の画像に重なるように移動処理し、クラックC2の幅にスケールが対応するように位置合せを行う。そして、クラックC2の幅に一致するスケールを読み取ってクラックC2の幅を測定する。
こうした画像処理を行う場合、クラックゲージ板15がクラックC2と同時に撮影されるため、画像データを拡大又は縮小する場合でもクラックゲージ板15のスケールもクラックC2と同一の縮尺で拡大又は縮小するようになる。そのため、クラックゲージ板15の部分画像を切り取ってクラックC2の画像に位置合せする場合でも測定精度が低下することはない。さらに、多数のクラックが生じている場合でもクラックゲージ板15とともに撮影することで、1枚の画像データにおいて撮影されたすべてのクラックにスケールを位置合せして測定することが可能となり、点検対象物に生じているクラックの点検を効率的に行うことができる。
クラックゲージ板には、クラックスケールの他に点検対象物の長さも測定可能なように1mm単位の目盛を表示した数十cmのスケールも表示して、クラックゲージを撮影した画像には長さのスケールも表示されて、対象物の長さを同時に測定することも可能となる。
以上説明したように、水平アーム上に複数台の走行台車を設置して位置決めし、撮影機構及び操作機構等の点検作業機構を並行して遠隔操作することで、点検対象物の点検を効率よく高精度で行うことができる。
図7は、複数の位置表示ポインタを備える位置表示機構を撮影機構に取り付けた場合を示す正面図である。位置表示機構20は、撮影機構11に取り付けられており、軸支部11cに取付固定された支持体20aに撮影カメラ11aとともに取付体20bが支持ネジ20cにより固定されている。取付体20bの下端部に取付ネジ20dにより円形状の取付枠体20eが撮影カメラ11aを囲むように位置決め固定されている。取付枠体20eの中心軸は、撮影カメラ11aの撮影レンズの光軸と一致するように設定されている。取付枠体20eの外周面には、中心軸を中心に所定角度毎に複数の位置表示ポインタ20fが配列されて取り付けられている。この例では、45度の間隔を置いて8個の位置表示ポインタ20fが配列されている。各位置表示ポインタ20fは、位置決め機構に取り付けられており、各位置表示ポインタ20fから照射されるレーザ光線の照射方向を精度よく設定することができる。
図8は、位置表示ポインタ20fの位置決め機構に関する平面図であり、図9は、位置決め機構に関する概略断面図である。位置表示ポインタ20fは、筒状の保持部材21a内に挿入して止めネジ等により保持されている。保持部材21aの両側には、当接部21bが延設されており、その当接面は、保持された位置表示ポインタ20fが照射するレーザ光線の方向に沿うように設定されている。保持部材21aの底面は、保持された位置表示ポインタ20fが照射するレーザ光線の方向に沿うように平面状に形成されており、保持部材21aは、取付枠体20eの外周面に形成された平面状の取付面に底面を当接させて移動可能に配置されている。両側の当接部21bには、それぞれ中央部に貫通穴が形成されており、貫通穴には固定ネジ21cが挿入されて取付枠体20eに螺着されている。貫通穴は、固定ネジ21cのネジ部分よりも大径に形成されており、固定ネジ21cを緩めた状態では、後述する調整ネジ21gによる保持部材21aの位置調整が可能となっている。そして、調整ネジ21gによる保持部材21aの位置調整を行った後に固定ネジ21cを締め付けて保持部材21aが動かないように固定する。
保持部材21aの両側の当接部21bの外側には、それぞれ取付部材21dが固定ネジ21eにより取付枠体20eに固定されている。取付部材21dには、それぞれ一対の調整ネジ21fが当接部21dに向かって螺入されており、調整ネジ21fの先端部は、取付部材21dを貫通して突出し、当接部21dの当接面に接触するように設定されている。一対の調整ネジ21fは、位置表示ポインタ20fの照射方向に沿って所定の間隔を空けて配列されており、保持部材21aの両側の当接部21bを挟持するように設定されているので、各調整ネジ21fの先端部の位置を微調整することで、取付枠体20eの周方向(図9の左右方向)に位置表示ポインタ20fの照射方向を微調整することができる。
取付枠体20eの取付面の部分には、取付面に対して直交方向に二対の調整ネジ21gが螺入されている。一対の調整ネジ21gは、位置表示ポインタ20fの照射面側である前側に配置され、残りの一対の調整ネジ21gは、照射面側とは反対側である後側に配置されている。各調整ネジ21gは、取付枠体20eの内側から貫通してその先端部が取付面側に突出し、先端部は保持部材21aの底面に接触するように設定されている。そのため、前側の調整ネジ21g及び後側の調整ネジ21gの先端部の位置を微調整することで、取付枠体20eの半径方向(図9の上下方向)に位置表示ポインタ20fの照射方向を微調整することができる。
位置表示ポインタ20fの照射方向を調整する場合には、取付枠体20eを基準面に正対するように設置し、基準面に表示された基準点と位置表示ポインタ20fの照射による基準面上の光点とが一致するように調整ネジ21f及び21gを微調整する。基準点は、取付枠体20eの中心軸から位置表示ポインタ20fの照射位置を通る円と同じ円周上に等間隔で表示されている。そのため、基準点と位置表示ポインタ20fの光点とを一致させることで、位置表示ポインタ20fの照射方向は、周方向に等間隔で同じ方向となるように正確に設定される。
図10は、クラックC3が生じている点検位置を撮影カメラで撮影する際に位置表示ポインタにより表示された指標とともに撮影した画像に関する模式図である。撮影カメラとともに取付枠体20eも移動するので、撮影カメラの撮影方向と取付枠体20eに取り付けられた8個の位置表示ポインタ20fの照射方向が常に一致するように設定されており、そのため撮影カメラの撮影画像には位置表示ポインタ20fに対応して8個の光点L1〜L8が指標として常時表示されるようになる。
互いに対向する一対の光点L1及びL5の間の長さは、上述した基準面上では、微調整により位置表示ポインタ20fの照射位置を通る円の直径Rとなるように正確に設定されている。しかしながら、点検位置近傍の表面が傾斜している場合には、撮影画像に基づいて測定される長さrは直径Rとは異なる値となる。そのため、直径Rと長さrとの比率に基づいて光点L1及びL5を結ぶ直線方向の画像補正を行うことで、傾斜面の撮影画像を正対した面の画像に補正することができる。同様に、対向する光点L2及びL6、光点L3及びL7並びに光点L4及びL8についてもそれぞれを結ぶ直線方向に画像補正を行うことができる。
このように、複数の異なる方向に設定された一対の光点を指標としてそれぞれの方向の画像補正を行うことで、点検位置に正対して撮影した場合の画像に近似した高精度の補正画像を得ることが可能となる。さらに、光点間の長さが直径Rに設定されていることから、直径Rをスケールとして使用して補正画像内のクラックの幅や長さ及びクラックの間の間隔の寸法測定を精度よく行うことができる。一般に、橋梁等の構造物に生じるクラックは、2次元の方向に複雑に形成されており、0.2mm〜0.5mmの幅のものは補修対象とされている。したがって、こうした幅のレベルのクラックまで正確に把握する必要があるが、上述したように複数の異なる方向に補正した画像を用いることで、クラックの2次元形状を高精度で測定することができ、補修対象となるクラックを精度よく点検することが可能となる。また、上述したクラックゲージ板と併用して位置表示ポインタの光点による補正を行うことで、画像を拡大又は縮小した場合でもクラック形状を正確に寸法測定することができる。
この例では、撮影カメラ11aの撮影方向に向かって位置表示機構の複数の位置表示ポインタからレーザ光線を照射して点検位置に複数の指標を表示することで、指標とともに撮影した画像データを解析する際に精度を向上させることができる。
また、取付枠体20eが撮影カメラとともに移動するので、撮影カメラの撮影画像には常時位置表示ポインタ20fの光点が指標として表示されるようになり、広角撮影からズーム撮影に移行した場合でも、光点が常時表示されて撮影箇所周辺の別の点検箇所との位置関係を容易に認識することができる。
以上説明した例では、位置表示機構として、円形状の取付枠体に8つの位置表示ポインタを取り付けた場合を説明したが、矩形状や三角形状の取付枠体を用いてもよく、複数の異なる方向を設定する複数の光点を指標として表示できるものであれば、特に限定されない。
また、取付枠体を備える位置表示機構を撮影機構に取り付けた状態で、橋梁等の構造物において梁の間のように狭い空間に撮影機構を配置しようとすると、取付枠体が構造物に接触して破損するおそれがある。こうした接触を防止するために、走行台車の端部や走行台車の支柱の根元部分に、走行台車の上方の様子を確認する反射鏡を設置するとよい。反射鏡としては、凸面鏡を用いることで広い範囲を確認することができ、垂直ロッドに設置した監視用の補助カメラで撮影できるように、鏡面を水平アームの軸方向に対して約45度傾斜して取り付けるとよい。なお、水平アームを回動させる場合や前進移動させる場合に、水平アームの先端部が構造物に接触して破損するおそれがあるため、水平アームの先端部に同様の反射鏡を取り付けて、上下左右の様子を確認するとよい。このように、接触防止用の反射鏡を取り付けて補助カメラで確認しながら水平アームの移動作業や点検作業を行うことで、作業を迅速的確に行うことができる。
図11は、点検作業機構として、点検位置において表面を打撃して点検する打撃点検機構を取り付けた走行台車に関する正面図である。打撃点検機構30は、走行台車10と同様に水平アーム9上を走行可能に構成された走行台車17のほぼ中央部に立設された支柱17aの上端部に取り付けられている。支柱17aは、その中心軸を中心に回動可能に軸支されており、走行台車17に設けられた駆動モータ(図示せず)により回動するようになっている。
打撃点検機構30は、支柱17aの上部の両側に突出するように取り付けられた一対の支持枠30aの上端に一対のキャスタ30bが取り付けられている。支持枠30aの間には、テストハンマー等の打撃点検具31が取り付けられている。キャスタ30bは、走行台車17を搭載する水平アームを上昇させることで、点検対象物Mの表面に当接した状態に設定されている。キャスタ30bは、任意の方向に走行可能な自在キャスタが用いられており、点検対象物Mの表面に当接した状態のままで打撃点検機構30を任意の方向に容易に移動させることができる。
図12は、打撃点検機構に関する側面図(図12(a))及び正面図(図12(b))である。打撃点検機構30は、打撃点検具31を打撃動作させるエアシリンダ32、打撃点検具31を把持する把持体33及び打撃点検具31に所定の打撃力を与えるように付勢するコイル状の弾性バネ部材34を備えている。エアシリンダ32は、本体部32aの端部が支柱17aに固定された一対の調整枠体30cに取り付けられている。調整枠体30cには、位置調整用の複数の調整孔30dが上下方向に等間隔で配列するように形成されている。エアシリンダ32の本体部32aには、調整孔30dに挿着される止めネジ32bが螺合されており、止めネジ32bを所望の位置の調整孔30dに挿着することで、エアシリンダ32の本体部32aを所望の上下方向の位置に位置決めすることができる。エアシリンダ32の駆動ロッド32cには取付部32dが固定されており、取付部32dは、止めネジ32eにより後述するように把持体33に取り付けられている。
把持体33は、支柱17aの上端に固定された一対の軸支部材30gの間に回動可能に取り付けられている。把持体33は、一対の把持板33a及び33bを備えており、一対の把持板33a及び33bは、打撃点検具31の柄部分31bを挟持するように両側に配置されている。把持板33a及び33bを貫通する4つの締付ネジ33cが柄部分31bの上下に配置されており、締付ネジ33cを締付固定することで、把持体33は打撃点検具31と一体化して固定される。把持板33a及び33bには、軸支部材30gを貫通する軸ネジ33dが貫通しており、軸ネジ33dを中心に把持板33a及び33bが回動可能に軸支されている。把持板33aの両側は、打撃点検具31の柄部分31bに沿って突出部33e及び33fが形成されており、突出部33eには複数の調整孔33gが長手方向に沿って等間隔に配列するように形成されている。そして、所望の位置の調整孔33gに、止めネジ32eを挿着してエアシリンダ32の取付部32dに螺合することで、取付部32dが把持体33に取り付けられている。
また、突出部33fにも複数の調整孔33hが長手方向に沿って等間隔に配列するように形成されている。支柱17aの調整枠体30cを取り付けた側とは反対側に調整枠体30eが固定されており、調整枠体30eには位置調整用の複数の調整孔30fが上下方向に等間隔で配列するように形成されている。そして、弾性バネ部材34の一方の係止部が調整孔33hに係止されるとともに他方の係止部が調整孔30fに係止されている。そのため、突出部33fは弾性バネ部材34の付勢力により調整枠体30eに向かって常時引張られるようになり、把持体33は軸ネジ33dを中心に時計回りに回動するように付勢される。一方、把持体33の突出部33eには、本体部32aが調整枠体30cに取り付けられたエアシリンダ32の取付部32dが接続されているため、把持体33は、弾性バネ部材34の付勢力に抗して、点検対象物Mの表面から離間した状態に保持されている。
打撃点検具31は、金槌状の形状をしており、柄部分31bの先端部に取り付けられた頭部分31aには、点検対象物Mの躯体反応(反力、弾性波、打撃音等)を測定するための各種検知センサが内蔵されている。そして、測定結果は、柄部分31bの後端部に接続された配線コード31cにより図示せぬ制御装置に送信される。なお、キャスタ部分に打撃時の弾性波を検知する検知センサを取り付けておき、検知信号を取得するようにしてもよい。
打撃点検具31を用いて点検位置に対して打撃動作する場合には、エアシリンダ32を駆動して駆動ロッドを引き上げ、把持体33を弾性バネ部材34の付勢力に抗して反時計回りに回動させる。そのため、打撃点検具31の頭部分31aは、点検位置から離間する方向に移動するようになる。その後、エアシリンダ32の空気を開放してフリーの状態にすると、把持体33は弾性バネ部材34の付勢力により時計回りに回動し、把持体33と一体的に回動する打撃点検具31の頭部分31aが点検位置に衝突して所定の打撃力による打撃動作が行われる。
打撃力の調整は、エアシリンダ32を取り付ける調整孔30d及び33gを変更することでエアシリンダ32の取付位置を調整したり、弾性バネ部材34を取り付ける調整孔30f及び33hを変更することで弾性バネ部材34の取付位置を調整することで行うことができる。また、弾性バネ部材34として付勢力の異なるものを複数個準備しておき、打撃力に合わせて交換することで調整することもできる。
打撃点検時には、撮影機構11を備えた走行台車10を水平アーム9上に設置しておき、打撃動作を撮影して点検位置を打撃した際に生じる表面剥離や浮き現象等を確認することもできる。そして、上述したように、こうした打撃点検時に生じた現象を撮影した画像データを用いることで、剥離範囲等の寸法を精度よく測定することができる。
以上説明した打撃点検機構30では、点検対象物Mの下面の水平面部分に対して打撃点検を行うようになっているが、支柱17aの中央部分を分割してヒンジ等の回動機構を取り付け、エアシリンダ等の駆動機構により支柱17aの上部が所望の角度に傾斜可能とすることで、水平面部分以外の傾斜面に対しても打撃点検機構30を当接させて打撃点検を行うことができる。
打撃点検機構30には、点検位置の表面の汚れを除去するために、空気や水等の流体を噴射する噴射ノズルを取り付けることもできる。橋梁等の構造物では、隅角部等に粉じんや土砂といった汚れが付着しており、表面を点検することが困難な場合があり、こうした場合に噴射ノズルから空気や水を噴射して汚れを除去して点検対象物の表面を露出させることができる。噴射ノズルを作動させる際には、撮影機構11を備えた走行台車10を水平アーム9上に設置しておき、空気や水を吹き付けて汚れを除去する様子を撮影することで、汚れをきれいに除去できたか確認することができる。
また、エアシリンダ32に供給される圧縮空気を噴射ノズルに切り換えることで、打撃動作の前後に噴射ノズルから点検位置の表面に空気を噴射して汚れを吹き飛ばし、点検対象物Mの表面が露出した状態で撮影することができ、正確な点検作業を行うことが可能となる。なお、噴射ノズルを独立した点検作業機構として別途走行台車に取り付けて移動させることもできる。この場合、噴射ノズルの噴射方向を任意に変更できるようにすることで、例えば、クラックに沿って流体を吹き付けることが可能となる。そのため、クラックの形状を正確に把握することが可能となり、点検精度の向上を図ることができる。
以上説明したように、様々な点検作業機構を備えた走行台車を撮影機構を備えた走行台車とともに水平アーム上に設置することで、点検作業機構の作業状況を撮影機構で撮影して表示部に表示しながら確認することができ、点検作業を効率よく正確かつ安全に行うことが可能となる。また、点検作業に引き続き撮影された画像データに基づいてクラック等の異常個所を定量的に精度よく測定することができ、点検作業から異常個所の分析までの一連の作業行程を効率よく行うことが可能となる。点検作業機構としては、例えば、赤外線カメラを取り付けておき、赤外線カメラで点検対象物Mの表面を撮影してコンクリート等の表面剥離(浮き)を非接触で検出することができる。上述した打撃点検機構を配置することが困難な箇所に対して赤外線カメラにより点検することが可能となる。また、レーザ光線を照射して点検対象物Mの3次元形状を測定する測定機器やステレオカメラにより撮影した画像に基づいて点検対象物Mの3次元形状を測定する測定機器を点検作業機構として取り付けることで、作業者が直接測定できない箇所についても測定することができるようになる。このように、従来橋梁等の構造物において使用されている点検機器や測定機器を点検作業機構として用いることで、撮影機構により撮影しながら点検作業や測定作業を正確かつ安全に行うことができる。
図13は、上述した各機構を制御するとともに撮影画像の処理及び表示処理を行う制御装置100に関する概略ブロック構成図である。制御装置100は、アーム移動機構105を駆動制御して水平アームを移動させるアーム移動制御部100a、走行台車10及び12を走行制御する走行制御部100b、撮影機構11を回動制御して撮影カメラの撮影動作を制御するとともに位置表示機構20の位置表示ポインタを表示制御する撮影制御部100c、撮影された画像を処理する画像処理部100d、液晶パネル等の表示部101に撮影カメラ11a及び補助カメラ16の撮影画像や画像処理された画像等を表示するための処理を行う表示処理部100e及び点検作業機構である操作機構13又は打撃点検機構30を駆動制御して点検作業を制御する作業制御部100fを備えている。
記憶部102は、点検対象物の設計データ等の設定データを記憶する設定テーブル102a、撮影画像を記憶する画像DB102b、撮影した点検箇所に関する位置情報を記憶する位置情報DB102c及び打撃点検部104からの検知データ等の点検情報を記憶する点検情報DB102dを備えている。
水平アーム9を下降させて点検対象物Mの下方に回動させる場合には、垂直ロッド8に取り付けた補助カメラ16の撮影画像を表示する表示部101を確認しながら操作入力部103を操作して、アーム移動制御部100aによりアーム移動機構105を制御して行われる。補助カメラ16は、水平アーム9の先端部に取り付けた反射鏡も含めて撮影されるようになっているため、反射鏡に映る水平アーム9の先端部の周辺映像も含めて移動状態を確認しながら、水平アーム9を移動させる。
水平アーム9を下降させて点検対象物Mの下方の所定位置に配置した後、操作者は補助カメラ16の撮影画像を表示する表示部101を確認しながら操作入力部103を操作し、走行制御部100bにより撮影機構を搭載した走行台車10及び点検作業機構を搭載した走行台車12を走行制御して点検位置に対応する位置に各走行台車を位置決めする。そして、アーム移動制御部100aにより水平アーム9を上昇させて撮影機構及び点検作業機構を所定の上下位置に設定する。
撮影機構11を所定位置に設定した後、操作者は撮影カメラ11aの撮影画像を表示する表示部101を確認しながら操作入力部103を操作して、撮影制御部100cにより撮影機構11を回動制御して撮影カメラ11aを所定の撮影方向に設定する。撮影方向を設定する際に、撮影制御部100cは、撮影カメラ11aを制御して点検位置を撮影するとともに位置表示機構20の位置表示ポインタを表示するように制御して点検位置近傍に光点を表示し、指標として光点が表示された点検位置近傍の撮影画像を表示部101に表示する。その際に、補助カメラ16の撮影画像を分割画面に表示するようにしてもよい。また、設定テーブル102aから点検対象物Mの設計データを読み出して点検対象物Mのレイアウトを併せて表示することもできる。
撮影カメラ11aにより撮影された点検位置近傍の撮影画像を表示部101に表示して確認しながら、操作者は操作入力部103を操作して、走行制御部100bにより走行台車12の位置調整を行い、点検作業機構の位置調整を行う。操作機構13の場合には、クラックゲージ板が点検位置近傍に配置されるように、走行制御部100bにより走行台車12の位置調整を行い、作業制御部100fにより操作機構13を回動制御して、棒状体14を上下方向に回動させるとともに軸を中心に回動させる。また、打撃点検機構30の場合には、走行制御部100bにより走行台車12の位置調整を行い、打撃点検機構30が点検位置の下方に配置されるように設定し、作業制御部100fにより打撃点検機構30を駆動制御して打撃点検具31の打撃動作を行う。
点検作業後撮影カメラ11aの撮影画像を表示部101に表示してクラック等の点検箇所を特定した後、撮影制御部100cにより点検箇所を撮影して画像DB102bに撮影画像を記憶する。また、画像処理部100dは、撮影画像における方向表示ポインタ、位置表示ポインタ及び位置表示機構の位置表示ポインタの照射ポイントの位置データ、撮影機構11の回動角度データやクラックゲージ板の撮影画像に基づいて、クラックの長さや幅等の点検情報を取得するために必要な画像補正や画像調整等の画像処理を行う。そして、得られた点検箇所の位置データを位置情報DB102cに記憶するとともに得られた点検情報を点検箇所の位置データと関連付けて点検情報DB102dに記憶する。打撃点検具31による打撃動作が行われた場合には、打撃点検部104から得られた点検情報を点検箇所の位置データと関連付けて点検情報DB102dに記憶する。
以上説明したように、水平アーム上に設置された撮影機構を搭載した走行台車及び点検作業機構を搭載した走行台車をそれぞれ所定位置に配置し、撮影機構及び点検作業機構を並行して制御することで、点検作業を精度よく効率的に行うことが可能となる。
なお、上述した例では、アーム移動機構により橋梁等の点検対象物の下方に水平アームを移動させて点検を行うようにしているが、ビル等の構造物の場合には、外壁面を上下動するゴンドラに水平アームを取り付けることで、外壁面の点検にも用いることができる。橋梁やビル以外の構造物の場合にも水平アームを点検対象物に対向配置することが可能であれば、本発明に係る点検装置を適用することができ、応用範囲が広く汎用性を備えている。また、点検作業機構及び撮影機構をそれぞれアームに取り付けて、点検作業機構を点検対象物に対向配置するとともにその作業状況を確認できる位置に撮影機構を配置し、点検作業状況を撮影機構の撮影カメラで撮影しながらその作業状況を表示すれば、リアルタイムで作業状況を確認して遠隔操作により的確に点検作業を行うことが可能となる。
1・・・点検装置、2・・・走行部、3・・・運転部、4・・・昇降機構、5・・・水平移動機構、6・・・支持アーム、7・・・作動機構、8・・・垂直ロッド、9・・・水平アーム、10・・・走行台車、11・・・撮影機構、12・・・走行台車、13・・・操作機構、14・・・棒状体、15・・・クラックゲージ板、16・・・補助カメラ、17・・・走行台車、20・・・位置表示機構、30・・・打撃点検機構、100・・・制御装置
本発明に係る構造物の点検装置は、点検対象物に対向配置されるとともにクラックゲージ板を取り付けた棒状体を回動させてクラックゲージ板を点検位置近傍に設定する点検作業機構と、撮影カメラを有する撮影機構と、前記点検作業機構の作業制御を行うとともにその作業状況を前記撮影カメラで撮影するように前記撮影機構を制御して撮影画像を表示部に表示させる制御装置とを備えている。
本発明に係る別の構造物の点検装置は、点検対象物に対向配置されるとともに打撃点検具を把持する把持体を回動させて当該打撃点検具が点検位置表面に所定の打撃力で打撃することで点検する点検作業機構と、撮影カメラを有する撮影機構と、前記点検作業機構の作業制御を行うとともにその作業状況を前記撮影カメラで撮影するように前記撮影機構を制御して撮影画像を表示部に表示させる制御装置とを備えている。さらに、前記点検作業機構は、点検位置表面に流体を吹き付けて汚れを除去する噴射ノズルを備えている。
上記の構造物の点検装置において、さらに、前記点検作業機構は、点検対象物に対向配置した水平アーム上に走行可能に設置された走行台車に取り付けられており、前記制御装置は、前記走行台車を点検位置に対応する位置に位置決めするように走行制御する。さらに、前記撮影機構は、前記撮影カメラの周囲に複数個の位置表示ポインタを備えた位置表示機構を備えており、前記位置表示ポインタは、撮影方向に沿ってレーザ光線を照射して点検位置に光点を表示するように設定されており、前記制御装置は、点検位置を撮影した撮影画像において複数の異なる方向に配置された複数対の光点を指標として当該方向の画像補正を行う画像処理部を備えている。さらに、前記撮影機構又は前記点検作業機構とその周辺を映す反射鏡と、前記反射鏡とともに前記水平アームの移動状態を撮影する補助カメラとを備えている。

Claims (7)

  1. 点検対象物に対向配置された点検作業機構と、撮影カメラを有する撮影機構と、前記点検作業機構の作業制御を行うとともにその作業状況を前記撮影カメラで撮影するように前記撮影機構を制御して撮影画像を表示部に表示させる制御装置とを備えている構造物の点検装置。
  2. 前記点検作業機構は、点検対象物に対向配置した水平アーム上に走行可能に設置された走行台車に取り付けられており、前記制御装置は、前記走行台車を点検位置に対応する位置に位置決めするように走行制御する請求項1に記載の点検装置。
  3. 前記撮影機構は、前記撮影カメラの周囲に複数個の位置表示ポインタを備えた位置表示機構を備えており、前記位置表示ポインタは、撮影方向に沿ってレーザ光線を照射して点検位置に光点を表示するように設定されており、前記制御装置は、点検位置を撮影した撮影画像において複数の異なる方向に配置された複数対の光点を指標として当該方向の画像補正を行う画像処理部を備えている請求項1又は2に記載の点検装置。
  4. 前記点検作業機構は、クラックゲージ板を取り付けた棒状体を回動させてクラックゲージ板を点検位置近傍に設定する操作機構である請求項1から3のいずれかに記載の点検装置。
  5. 前記点検作業機構は、点検位置表面を打撃して点検する打撃点検具を把持して打撃動作させる打撃点検機構である請求項1から3のいずれかに記載の点検装置。
  6. 前記打撃点検機構は、点検位置表面に流体を吹き付けて汚れを除去する噴射ノズルを備えている請求項5に記載の点検装置。
  7. 前記撮影機構又は前記点検作業機構とその周辺を映す反射鏡と、前記反射鏡とともに前記水平アームの移動状態を撮影する補助カメラとを備えている請求項1から6のいずれかに記載の点検装置。
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