JP2003014711A - 建物壁面診断ロボット及びこれを用いた建物壁面診断方法 - Google Patents

建物壁面診断ロボット及びこれを用いた建物壁面診断方法

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JP2003014711A
JP2003014711A JP2001237162A JP2001237162A JP2003014711A JP 2003014711 A JP2003014711 A JP 2003014711A JP 2001237162 A JP2001237162 A JP 2001237162A JP 2001237162 A JP2001237162 A JP 2001237162A JP 2003014711 A JP2003014711 A JP 2003014711A
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building wall
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building
diagnostic
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JP2001237162A
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Akira Nishi
亮 西
Yoshiro Hoshino
義郎 星野
Eizo Taira
栄蔵 平
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INOGUCHI KENSETSU KK
KIYOMOTO TECH 1 KK
KIYOMOTO TECH-1 KK
KYORITSU DENKI SEISAKUSHO KK
MINAMI KYUSHU KOYO DENKI KK
Original Assignee
INOGUCHI KENSETSU KK
KIYOMOTO TECH 1 KK
KIYOMOTO TECH-1 KK
KYORITSU DENKI SEISAKUSHO KK
MINAMI KYUSHU KOYO DENKI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 壁面の劣化の判断に相違が生ぜず、診断作業
の自動化を実現し、曲面を有する壁面であっても、壁面
の寿命を正確に推定できる建物壁面診断ロボット及びこ
れを用いた建物壁面診断方法を提供する。 【解決手段】 外壁面Wの上部案内レール5に上部スラ
イダ15を走行可能に取り付け、建物1の下部には下部
台車30を走行可能に設ける。下部台車30に搭載した
建物壁面診断ロボット9は、外壁面Wに沿って鉛直方向
に延びる支柱10と、昇降可能な上下移動機構23と、
左右移動可能な横移動機構12と、前後移動可能な前後
移動機構13を備え、前後移動機構13の前端は、検知
頭14を搭載した検査装置11に連結し、その外周部に
嵌合する。検知頭14は、打撃用ハンマー19と、振動
を検知する振動センサー20と、外壁面Wに対する検知
頭14の直角度を検出する近接センサー37と、外壁表
面を撮影するカメラと、打音を検知するマイクロフォン
21を取り付ける。検知頭14は鉛直軸回転機構24と
水平軸回転機構17を備え、運転制御データと検出デー
タはコンピュータ36に送信して解析する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の外壁面診断
ロボットに関し、とくに打撃音の分析に基づいて壁面の
寿命を推定できる建物壁面診断ロボット及びこれを用い
た建物壁面診断方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、建物の外壁面の検査においては、
建物の周囲全面に足場を組み、人力によってハンマーま
たは検査棒などを用いて外壁面を打撃し、打撃音を判断
する方法が多く用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の建物外
壁面の診断技術では、作業者の熟練の程度によって壁面
の劣化の判断に相違が生じやすい。また、壁面診断は作
業者の勘に依存しているため、診断結果が不正確である
うえに、この壁面診断作業は費用が嵩み、しかも高所作
業が多いので危険を伴うものであった。さらにこの診断
技術では、検査記録の保存ができないため、壁面の経年
変化を把握することができず、それに基づいた壁面の寿
命を正確に推定できないという問題があった。そこで、
ロボットを応用した壁面診断技術が、特開平8−757
10号公報等に開示されている。しかし、この壁面診断
技術では、検査装置を建物外壁面に沿って任意の位置に
停止させることができるものの、曲面や凹凸面を有する
建物外壁面には対応することができない。つまり、検査
装置が建物外壁面の曲面や凹凸面に対して、垂直方向か
ら当接して検査を行なうことができないため、建物外壁
面を正確に診断することが困難になるという問題があっ
た。本発明は上記の課題に鑑みてなされたもので、その
目的は、作業者の熟練に頼ることなく、危険な高所作業
をなくし、曲面等を有する壁面であっても、壁面の寿命
を正確に推定できる建物壁面診断ロボット及びこれを用
いた建物壁面診断方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、建物壁面を打撃するハンマーと、打撃時
に発生する振動、音響等の打診情報を検知する検出手段
とを検知頭に設け、打診情報を分析して建物壁面の耐久
性を診断するようにした建物壁面診断ロボットであっ
て、建物壁面に沿って立設した支持フレームに、検知頭
を上下方向に移動させる上下移動機構と、前記検知頭を
建物壁面と沿う水平方向に横移動させる横移動機構と、
前記検知頭を建物壁面側に前進後退させる前後移動機構
と、前記検知頭を回転させる回転制御手段とを設け、前
記検知頭を前記建物壁面に対して垂直方向から当接させ
るようにしたことを特徴とする。
【0005】本発明では、建物の壁面に沿って支持フレ
ームを立設し、支持フレームとしては、枠状のもの又は
レール状のものを採用できる。支持フレームは、任意の
長さを有する2本以上の連結式支持部材から構成でき、
異なる建物の高さに対応すべく、支持フレームの長さを
可変調整可能に形成できる。また、支持フレームを横移
動可能に設けることで、支持フレーム自体を横移動機構
として兼用させることができる。この場合、たとえば建
物の屋上側張り出し部に上部案内レールを取り付け、該
上部案内レールに支持フレームの上端部を嵌合させ、支
持フレームの下端部は、地面側を走行する台車に連結す
る。
【0006】検知頭は、打診情報を分析して建物壁面の
耐久性を診断するものである。検知頭にはハンマーと検
出手段を設ける。ハンマーは、建物壁面に飛び出し可能
に設け、建物に打撃を付与するものである。打撃時に振
動及び音響が発生するが、この振動及び音響を検知する
ため、振動検知器および音響検知器(マイクロフォン)
を検知頭に取り付ける。検出手段で計測されたデータ
は、コンピューターに送って解析する。
【0007】支持フレームに設けた検知頭は、建物壁面
に沿った任意の検査位置に停止させる。これを実現する
ため、検知頭を上下方向、左右方向に移動させる上下移
動機構、横移動機構を設ける。この場合、上下移動機構
に対して横移動機構を左右方向に移動可能に配設する方
式と、これと逆に横移動機構(横移動型支持フレームな
ど)に上下移動機構を昇降可能に配設する方式とがあ
る。とくに建物壁面に階段等の凸部がある場合に対応で
きるように、検知頭に前後移動機構を設けて、建物壁面
に対し検知頭を近接離反できるように構成する。
【0008】本発明による建物壁面診断ロボットは、建
物外壁の凹凸のみならず湾曲面に追随して対応できる構
造とする。そのため、検知頭には回転制御手段、すなわ
ち鉛直軸回転機構と水平軸回転機構とを具備させる。鉛
直軸回転機構は、検知頭を鉛直軸回りに回転させるもの
であり、水平軸回転機構は、検知頭を水平軸回りに回転
させるものである。この場合、鉛直軸回転機構に対して
水平軸回転機構を搭載する方式と、これと逆に水平軸回
転機構に鉛直軸回転機構を搭載する方式とがある。これ
により、検知頭を前記両回転機構により、検知頭を直交
二軸方向回りに適当な角度だけ回転させて固定し、検知
頭の姿勢方向を自由に変更設定できる。従って、建物壁
面に大きな湾曲面があっても、建物壁面に対して検知頭
を常に垂直方向から当接させることができる。つまり、
検知頭の接近方向に対する正面、左右面、上下面および
これらを組み合わせた自由形状面の曲率に関わりなく、
検知頭を建物壁面に向かって垂直に接触させることがで
きる。
【0009】本発明の建物壁面診断方法では、上記建物
壁面診断ロボットにテレビカメラまたはデジタルカメラ
を設置し、建物壁面の表面を撮影検知する。このカメラ
により収録された建物壁面の表面情報と、検出手段によ
り計測された振動、音響等の打診情報をコンピュータに
送り、これらを総合的に分析比較して建物壁面の耐久性
を診断する。この場合、表面情報と打診情報の少なくと
も一方の診断情報をコンピュータのメモリ部等に記録保
存する。そして、この保存した診断情報を次回の診断時
に出力し、次回に得られる新診断情報との差異を分析比
較することで、建物壁面の時間的な劣化の進行程度を定
量的に把握できる。
【0010】このように本発明は、検知頭の正確な位置
決めを行い、カメラによる壁面表面の亀裂や変色などの
欠陥データ、及び打診時における発生振動又は発生打音
の検出による壁面内部の欠陥データを重ね合わせること
ができる。これらの診断データを総合的にコンピュータ
画面上に表示し、これらデータを保存することで次回の
診断時までの壁面の経年変化を検知し、過去に保存され
た多数の検査結果を比較することで、壁面の劣化状況な
いし耐久性、寿命性をより正確に解析判断することがで
きる。
【0011】本発明は、凹凸のあるすべての建物壁面の
診断を正確に行い、診断作業のロボット化によって危険
な高所作業を解消するものである。これによって、高い
精度の検査が可能になるばかりでなく、費用の軽減化、
検査時間の短縮化が可能になる。併せて、検査記録の保
存によって時間的なデータ比較が行えることから、建物
壁面の劣化に関する経年変化や壁面の寿命を正確に推定
することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面に示す実施例に基いて説明する。図1は本発明の
に係る建物壁面診断ロボットの一実施例を示す正面図、
図2は図1の側面図、図3は図1の建物壁面診断ロボッ
トの横移動機構を示す詳細正面図、図4は図3の側面
図、図5は図1の建物壁面診断ロボットの検知頭を示す
詳細側面図で、図6は図5の検知頭で建物壁面の凸部の
側方部を検査するときの状態を説明する平面図、図7は
図1の下部台車を示す詳細正面図、図8は図7の側面
図、図9は図1の上部スライダを示す詳細側面図、図1
0は本発明に係る建物壁面診断ロボットの他の実施例を
示す正面図、図11は図10の側面図、図12は図10
の建物壁面診断ロボットの検知頭を示す詳細側面図、図
13は図12の検知頭で建物壁面の凸部を検査するとき
の状態を説明する平面図である。
【0013】
【実施例1】図1及び図2に示すように、五階建て鉄筋
コンクリート造り建物1の外壁面Wには、階段2や窓枠
3などの凹凸部が形成され、外壁面Wの最上部には、外
方に張り出す庇4が設けられている。この庇4の外側辺
縁部には、これに沿って水平方向に延びる上部案内レー
ル5が装着固定され、上部案内レール5には、上部スラ
イダ15が横方向に走行可能に取り付けられている。一
方、建物1の地面周辺には植栽6が配置され、植栽6の
上方には、支持パイプ7を介して走行用下部案内レール
8が敷設されている。この下部案内レール8は、上部案
内レール5と平行に延びている。下部案内レール8の上
には下部台車30が走行可能に設けられ、下部台車30
は植栽6の上方を移動可能とされている。
【0014】下部台車30には、壁面診断ロボット9が
搭載されている。建物壁面診断ロボット9は、図7、図
8に示すように、下部台車30により全自重が支持され
た状態で、外壁面Wに沿って下部案内レール8上を移動
できるようになっている。下部台車30の車輪31、3
2は、下部案内レール8の上に走行可能に嵌合し、サー
ボモータ33により回転駆動するようにされている。
【0015】壁面診断ロボット9が横移動する際、下部
案内レール8と上部案内レール5間の上下間隔が多少変
化することがあるが、この間隔変化を吸収して壁面診断
ロボット9を円滑に移動させるべく、本実施例ではその
手段が講じられている。すなわち、図9に示すように、
上部スライダ15は、後述する壁面診断ロボット9の支
柱10に上下方向に相対的にスライド可能に連結され、
上部案内レール5に上下両側から嵌まる一対の車輪28
を有している。これにより、支柱10は、実質的に長さ
調整可能とされている。このため、前記両レール8、5
間の間隔が変化しても、この変化量は、上部スライダ1
5を介して吸収除去されるようになっている。
【0016】上記壁面診断ロボット9は、外壁面Wに沿
って鉛直方向に延びる支柱(支持フレーム)10を備
え、支柱10には上下移動機構23が昇降可能に設けら
れている。この上下移動機構23には横移動機構12が
設けられ、横移動機構12は、外壁面Wに沿った水平方
向に横行移動可能とされている。横移動機構12には前
後移動機構13が設けられ、前後移動機構13は、外壁
面Wに向かって前進後退可能とされている。前後移動機
構13は、角形の水平前後アーム27を有し、水平前後
アーム27の前端側部分は、検知頭14を搭載した検査
装置11に連結されている。
【0017】図3、図4に示すように、横移動機構12
の一端部分に、前後移動機構13の角形水平前後アーム
27が貫通し、水平前後アーム27は、外壁面W側に前
進後退可能に設けられている。水平前後アーム27は、
サーボモータ25を駆動することで、ラック・ピニオン
機構26を介して移動可能とされ、これにより、水平前
後アーム27は、外壁面Wに対して接近離反できるよう
になっている。
【0018】水平前後アーム27の外周部には、水平軸
回りに回転する水平軸回転機構(回転制御手段)17が
嵌合固定され、水平軸回転機構17には、サーボモータ
18が駆動連結されている。水平軸回転機構17及び水
平前後アーム27は、サーボモータ18を駆動すること
で、水平軸回りに回転変位するようになっている。した
がって、水平前後アーム27に連結された検知頭14
は、前後移動機構13により外壁面W側に進退動作でき
ると同時に、水平軸回転機構17により水平軸回りに回
動できる構成になっている。
【0019】検知頭14の外壁面Wに近い側の端部に
は、図5に示すように、外壁面Wを正面から打撃するハ
ンマー19と、打撃時に発生する振動成分(振動情報)
を検知する振動センサー20と、外壁面Wに対する検知
頭14の直角度(傾斜度)を検出するための複数の近接
センサー37とが取り付けられている。またハンマー1
9の後方には、外壁面Wの表面状況を撮影する小型のテ
レビカメラ22が設置され、このテレビカメラ22は必
要に応じて、デジタルカメラと交換できる構造になって
いる。さらに振動センサー20の後方には、打撃時に外
壁面Wに発生する打音成分(音響情報)を検知するマイ
クロフォン21が取り付けられている。
【0020】検知頭14は鉛直軸回転機構(回転制御手
段)24を備え、鉛直軸回転機構24は、検知頭14先
端側の機能部分を鉛直軸回りに回転変位させるものであ
る。この鉛直軸回転機構24には、サーボモータ25が
駆動連結されている。このサーボモータ25により鉛直
軸回転機構24を駆動することで、検知頭14の先端側
部分を鉛直軸24Aの回りに120度左右両側に首振り
回転でき、任意の首振り角度で回転停止できるようにな
っている。したがって、検知頭14の先端側部分、すな
わち、ハンマー19、振動センサー20及びテレビカメ
ラ22は、水平軸回転機構17および鉛直軸回転機構2
4等を駆動制御することで、前後、左右、上下の直交3
軸方向に動かすことができ、さらに、検知頭14は回転
制御手段17、24により回転角度を設定変更して、自
由に位置決め固定できる構成になっている。それゆえ、
検知頭14は外壁面Wに対して、前後面、左右面、上下
面を組み合わせた任意の形状曲面(または凹凸面)に追
従移動でき、該曲面に対して垂直方向から検知頭14を
近接密着させることができるようになっている。尚、図
6は、検知頭14で外壁面Wの凸部の側方部分を検査す
るときの状態を示している。
【0021】ロボット動作時に必要な運転制御データ、
つまり下部台車30の車輪31の回転数、並びに上下移
動機構23、横移動機構12、前後移動機構13の移動
距離(位置データ)は、ロータリーエンコーダ形式の回
転計または距離計によって自動計測されるようになって
いる。これら壁面診断ロボット9に関する計測データ
は、信号線を介してコンピュータ36に送られ、この計
測データに基づいて、検知頭14の外壁面W上における
移動位置を自動検出できるようになっている。
【0022】一方、外壁面Wを打撃するハンマー19の
作動は、コンピュータ36からの指示に従って自動又は
手動にて操作制御でき、打撃時に発生した振動信号、打
音信号、傾斜信号は、振動センサー20、マイクロフォ
ン21、近接センサー37を介してコンピュータ36に
送られ、公知の解析方法に従って診断されるようになっ
ている。この解析結果はコンピュータ36の画面におい
て、外壁面Wと対応する当該位置に測定記入され、多数
の測定値によって外壁面W各部のコンターが描かれるよ
うになっている。
【0023】次に、実施例1の作用について説明する。
この建物壁面診断ロボット9により外壁面Wを診断検査
する際は、予め外壁面Wの検査箇所と対応する左右位置
に、壁面診断ロボット9の支柱10を両案内レール5、
8に沿って移動させるものとする。そのうえで、まず検
査装置11を外壁面Wの検査箇所と対応する上下位置、
左右位置に正確に移動させる。すなわち、支柱10に沿
って上下移動機構23を所要の高さ位置まで昇降させた
後、上下移動機構23に対して横移動機構12を所要の
左右位置まで横移動させる。次いで、横移動機構12に
対して前後移動機構13を前方に移動させることで、検
査装置11の検知頭14を外壁面W側に前進させる。こ
の場合、下部台車30の車輪31の回転数、並びに上下
移動機構23、横移動機構12、前後移動機構13の移
動距離は、回転計又は距離計により計測され、コンピュ
ータ36に送られて検知頭14の外壁面W上における停
止位置が計測される。
【0024】特に外壁面Wの凹凸曲面部分を検査すると
きは、水平軸回転機構17および鉛直軸回転機構24等
を駆動制御することで、検知頭14の先端側部分、即ち
ハンマー19、振動検出センサー20及びテレビカメラ
22を外壁面Wの凹凸曲面に追従して移動させる。そし
て、複数の近接センサ37により、外壁面Wに対して検
知頭14の角度が90度であることを確認した上で、前
後移動機構13を前進させ、ハンマー19及び振動検出
センサー20を外壁面Wに対し垂直に当接させる。この
あと、ハンマー19により外壁面Wを打撃して検査す
る。
【0025】このとき検知頭14の作動操作は、操作員
が外壁面Wの表面状況をテレビカメラ22を通して監視
検知しながら、操作作業員とコンピュータ36との協調
作業によって、検査部分の亀裂や劣化状態をより正確に
目視検査でき、検査部分に大きな凹凸部や曲面部があっ
ても、すべての外壁面Wをハンマー19によって、直角
方向から正確に打撃することができる。このハンマー1
9の作動は、コンピュータ36からの設定指示により自
動にて制御できる。
【0026】ハンマー19で外壁面Wを打撃すると、外
壁面Wから振動信号および打音信号が発生し、発生した
振動信号、打音信号は、振動センサー20、マイクロフ
ォン21を介してコンピュータ36に送られ、公知の解
析方法に従って波形を演算処理することで、外壁面Wの
欠陥状況などが診断される。この解析結果はコンピュー
タ36のディスプレイ上にて、検知頭14の検査位置と
共に総合的に記憶、表示される。
【0027】今回の診断結果は次回の検査時まで記録保
存され、次回の検査時に得られた診断データと比較分析
し、その間に進行した外壁面Wの欠陥状況を経時的に知
ることができる。たとえ次回の検査時までの期間が長い
場合であっても、豊富な診断データをコンピュータ36
のメモリー部に正確に記憶保存できるので、多数の診断
データを比較検討することによって、外壁面Wの経年変
化に伴う劣化状況をより正確に把握でき、建物1の外壁
面Wの耐久寿命性を定量的に推定することができる。
【0028】
【実施例2】次に、本発明の実施例2について説明す
る。尚、実施例1と同様の構成要素にはそれと同一の符
号を付すものとする。図10および図11において、中
低層の建物1の外壁面Wには、階段2や窓枠3等の凹凸
部分が形成され、建物1の上部の庇4には案内レール5
が設けられている。案内レール5には上部スライダ15
が摺動可能に取り付けられ、上部スライダ15には、壁
面診断ロボット9の支持部である枠状支持フレーム10
の上端部に連結されている。支持フレーム10の下部に
は下部台車30が設けられ、下部台車30は、地上を走
行する一対の車輪31、32を有している。これによ
り、支持フレーム10は、建物1の外壁面Wに沿って水
平方向に移動可能とされている。この支持フレーム10
は、上下方向の長さ寸法を調整可能に構成することがで
きる。
【0029】壁面診断ロボット9は、外壁面Wに沿って
鉛直方向に延びる支持フレーム(横移動機構)10と、
支持フレーム10に昇降可能に設けた上下移動機構23
を備え、上下移動機構23には、外壁面W側に前進後退
する前後移動機構40が連結され、前後移動機構40の
前端側には、検知頭14を搭載した検査装置50が連結
されている。壁面診断ロボット9の前後、左右、上下方
向の移動量は、車輪31および上下移動機構23等に取
り付けたセンサーにより測定でき、測定データはコンピ
ュータ36に送信されるようになっている。
【0030】尚、壁面診断ロボット9の移動操作は、コ
ンピュータ36を介して自動的に指示できるが、必要に
より操作作業員がマニュアル指示することもできる。と
くに凹凸状の外壁面Wを検査する場合、外壁面Wに壁面
診断ロボット9を接近させる際は、マニュアル指示によ
り壁面診断ロボット9を迅速かつ精密に移動停止させる
ことができる。
【0031】図12に示すように、検査装置50は、前
後移動機構40に水平軸周りに回転可能に連結された装
置回転機構(水平軸回転機構)53と、装置回転機構5
3に鉛直軸周りに回転可能に連結された先端側検知部回
転機構(鉛直軸回転機構)52とを備え、検知部回転機
構52の先端側部分には、建物壁面W側に接近離反する
検知頭14が設けられている。これにより、検知頭14
は、前後移動機構40により前後方向FRに移動可能と
され、且つ装置回転機構53、検知部回転機構52によ
り水平軸及び鉛直軸周りに回転停止可能とされている。
【0032】図13は、壁面診断ロボット9の検査装置
50を外壁面Wの凸部に当接させたときの状態を示すも
のである。すなわち、まず検知部回転機構52を鉛直軸
回りに90度首振り回転して、検知頭14を前記凸部に
近接対面させる。この後、振動センサー20を凸部に接
触させた状態で、ハンマー19で凸部を打撃したときを
示している。ハンマー19は、ソレノイド51に通電す
ることで、外壁面W側に突出して打撃できるようになっ
ている。
【0033】検知頭14は、外壁面Wに接触する振動セ
ンサー20と、外壁面Wを指向して集音する小型マイク
ロホン21と、外壁面Wの表面状況を監視する小型テレ
ビカメラ22とを備え、振動センサー20の取付け部外
周には、光電式近接センサー37が複数配置されてい
る。近接センサー37は、外壁面Wとの間隔距離を計測
して、外壁面Wに対する検知頭14の垂直状態(傾斜具
合)を検知するものである。
【0034】検知頭14の取付け部58は、装置回転機
構53の水平部材57と直交する直角軸56に結合さ
れ、直角軸56の一端には、ステッピングモーター60
が駆動連結されている。この直角軸56を回転すること
で、検知頭14は直角軸56の回りに首振り回転するよ
うになっている。この場合、直角軸56は、ステッピン
グモーター60により1ステップ角度ごと回転停止でき
るようになっている。したがって、ステップ角度の加算
量に応じた回転位置に、取付け部58を位置決め固定で
きるようになっている。尚、直角軸56の回転領域は、
正逆両回転における120度の範囲とされている。
【0035】直角軸56が貫通した水平部材57には、
装置回転機構53の筒状保持部材59が連結され、保持
部材59は360度回転可能とされている。保持部材5
9はベアリング62を介して、フランジ44側の取付け
軸61に連結されている。保持部材59の外周面にはギ
アー64が形成され、ギアー64は、ステッピングモー
ター66で駆動されるピニオン65に嵌まっている。こ
れにより、保持部材59は、ギアー64とピニオン65
を介して、ステッピングモーター66で回転するように
なっている。このステッピングモーター66は1ステッ
プ角度ごとに回転停止できるため、ステップ角度の加算
量に応じた角度に、保持部材59を位置決め固定できる
ようになっている。
【0036】46は、前後移動機構40の一対の支持ア
ームで、一対の支持アーム46は外壁面W側に移動停止
可能とされている。すなわち、支持アーム46を保持す
るスライドベアリングン41は固定板48に装着され、
フランジ44と固定板48の間に回転可能に設けた前後
送り用ボールネジ42は、固定板48に取り付けたステ
ッピングモーター43により回転駆動するようになって
いる。これにより、ステッピングモーター43を正逆方
向に回転駆動することで、支持アーム46及びフランジ
44は、固定板48に対して外壁面W側に前進後退する
ようになっている。45は、ボールネジ42のフランジ
44側に固定されたボールネジ保持部である。
【0037】この実施例で外壁面Wを検査するには、検
査箇所と対応する左右位置に支持フレーム10を移動さ
せたうえで、支持フレーム10に沿って上下移動機構2
3を所要の高さまで昇降させる。次ぎに、固定板48に
取り付けたステッピングモーター43を駆動し、前後送
り用ボールネジ42を回転させる。すると、フランジ4
4が外壁面W側に移動して、検知頭14が外壁面Wに近
接する。そして、この近接状態で検知頭14が壁面Wに
対して垂直又は傾斜しているか否かを、近接センサー3
7によって計測し判定する。検知頭14が傾いている場
合は、両ステッピングモーター60、66を微調整し
て、検知頭14の姿勢を外壁面Wに対し垂直に修正した
後で、検知頭14を外壁面Wに対向的に直面させる。
【0038】この後、外壁面W側に検知頭14を更に前
進させることで、振動センサー20を外壁面Wに接触さ
せ、その状態でハンマー19を突き出して外壁面Wを打
撃する。打撃により生じた外壁面Wの振動は、振動セン
サー20で検出すると同時に、外壁面Wの打音はマイク
ロホン21で検出する。検出されたデータはコンピュー
タ36に送信され、公知の解析方法で振動波形と打音波
形の解析が行われる。
【0039】このように、壁面診断ロボット9を外壁面
Wに沿って所定位置に移動停止させ、検知頭14を外壁
面W側に接近前進させる。その際、外壁面Wの凹凸表面
及び傾斜角を確認した上で、振動センサー20を外壁面
Wに接触させる。これにより、外壁面Wに大きな凹凸や
自由曲面があっても、外壁面Wの全領域を正確に診断す
ることができる。ここで、外壁面Wの形状が正確に判っ
ている場合は、外壁面Wの図面をコンピュータ36に入
力し、コンピュータ36の指令により欠陥部の診断を自
動で行うことができる。勿論、操作員はテレビカメラ2
2で外壁面Wの状況を把握しながら、コンピュータ36
のデータを活用して検査診断を一層精密かつ正確に行う
ことができる。
【0040】以上、本発明の各実施例について説明した
が、本発明は種々の応用変形例が可能である。例えば、
本発明は居住用建物、オフィス用建物のほかに、倉庫、
寺院、煙突等の特殊な建物の壁面にも勿論適用可能であ
る。
【0041】
【発明の効果】以上の如く本発明によれば、検知頭を建
物壁面に沿って任意な位置に停止させ、回転制御手段を
介して検知頭を建物壁面に垂直状態で当接させるように
したことにより、作業のロボット化によって危険な高所
作業を解消し、検査時間の短縮化が可能になるだけでな
く、曲面や凹凸面を有する建物壁面であっても、建物壁
面の診断を正確に行い、検査精度を従来に比べて大幅に
高めることができるという優れた効果がある。
【0042】特に請求項2の発明によれば、検知頭を鉛
直軸回り、水平軸回りに回転させる機構を具備させたこ
とにより、検知頭の姿勢方向を2軸回りに制御でき、検
査精度の更なる向上を期待することができる。
【0043】請求項3の発明によれば、支持フレームを
長さ調整可能としたことにより、高さの異なる建物壁面
を診断する時でも柔軟に対応することができる。また、
請求項4の発明によれば、支持フレームが横移動機構の
役割を果たすので、構造の簡素化および軽量化が図れ
る。
【0044】請求項5の発明によれば、カメラによる表
面情報および検出手段による打診情報を総合的に分析比
較することにより、壁面の表面からの欠陥と、壁面の内
面からの欠陥の双方を把握してより正確な診断を行うこ
とができる。
【0045】請求項6の発明によれば、前回保存した診
断情報と、今回の診断で得られる診断情報とを分析比較
することにより、時間的な劣化の状況を動的に把握し
て、壁面の寿命を定量的に推定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る建物壁面診断ロボットの一実施例
を示す正面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図1の建物壁面診断ロボットの横移動機構を示
す詳細正面図である。
【図4】図3の側面図である。
【図5】図1の建物壁面診断ロボットの検知頭を示す詳
細側面図でである。
【図6】図5の検知頭で建物壁面の凸部の側方部を検査
するときの状態を説明する平面図である。
【図7】図1の下部台車を示す詳細正面図である。
【図8】図5の側面図である。
【図9】図1の上部スライダを示す詳細側面図である。
【図10】本発明に係る建物壁面診断ロボットの他の実
施例を示す正面図である。
【図11】図10の側面図である。
【図12】図10の建物壁面診断ロボットの検知頭を示
す詳細側面図である。
【図13】図12の検知頭で建物壁面の凸部を検査する
ときの状態を説明する平面図である。
【符号の説明】
W 外壁面 1 建物 2 階段 3 窓枠 4 庇 5 上部案内レール 6 植栽 7 支持パイプ(台座) 8 下部案内レール 9 建物壁面診断ロボット 10 支柱(支持フレーム) 11 検査装置 12 横移動機構 13 前後移動機構 14 検知頭 15 上部スライダ 17 水平軸回転機構(回転制御手段) 18 サーボモータ 19 ハンマー 20 振動(検出)センサー 21 マイクロフォン 22 テレビカメラ 23 上下移動機構 24 鉛直軸回転機構(回転制御手段) 25 サーボモータ 26 ラック・ピニオン機構 27 水平前後アーム 28 一対の車輪 30 下部台車 31 車輪 32 車輪 33 サーボモータ 36 コンピュータ 37 近接スイッチ 40 前後移動機構 41 スライドベアリングン 42 前後送り用ボールネジ 43 ボールネジ駆動用ステッピングモータ 44 フランジ 45 ボールネジ保持部 46 支持アーム 48 固定板 50 検査装置 51 ソレノイド 52 先端側検知部回転機構(鉛直軸回転機構、回転制
御手段) 53 装置回転機構(水平軸回転機構、回転制御手段) 56 直角軸 57 水平部材 59 保持部材 60 ステッピングモータ 61 取付け軸 62 ベアリング 64 ギアー 65 ピニオン 66 ステッピングモータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 501309222 平 栄蔵 宮崎県宮崎市生目台西4丁目14番地5 (71)出願人 501310376 井口建設株式会社 宮崎県延岡市中島町4丁目338番地1 (71)出願人 594096151 株式会社共立電機製作所 宮崎県宮崎市別府町4番33号 (72)発明者 西 亮 宮崎県宮崎郡清武町あさひ1丁目13番地 (72)発明者 星野 義郎 宮崎県日向市日知屋11807番地 株式会社 キヨモトテックイチ内 (72)発明者 平 栄蔵 宮崎県宮崎市生目台西4丁目14番地5 Fターム(参考) 2G047 AA10 BA04 BC11 CA03 EA10 EA13 EA19 GA21 GD02 GJ02 GJ14

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物壁面を打撃するハンマーと、打撃時
    に発生する振動、音響等の打診情報を検知する検出手段
    とを検知頭に設け、打診情報を分析して建物壁面の耐久
    性を診断するようにした建物壁面診断ロボットであっ
    て、建物壁面に沿って立設した支持フレームに、検知頭
    を上下方向に移動させる上下移動機構と、前記検知頭を
    建物壁面と沿う水平方向に横移動させる横移動機構と、
    前記検知頭を建物壁面側に前進後退させる前後移動機構
    と、前記検知頭を回転させる回転制御手段とを設け、前
    記検知頭を前記建物壁面に対して垂直方向から当接させ
    るようにしたことを特徴とする建物壁面診断ロボット。
  2. 【請求項2】 回転制御手段が、検知頭を鉛直軸回りに
    回転させる鉛直軸回転機構と、前記検知頭を水平軸回り
    に回転させる水平軸回転機構とから成ることを特徴とす
    る請求項1記載の建物壁面診断ロボット。
  3. 【請求項3】 支持フレームが長さ調整可能であること
    を特徴とする請求項1または2記載の建物壁面診断ロボ
    ット。
  4. 【請求項4】 支持フレームが横移動機構として機能
    し、建物壁面に沿って水平方向に横移動可能であること
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の建物壁
    面診断ロボット。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載の建物
    壁面診断ロボットに、建物壁面の表面を撮影するカメラ
    を設置し、該カメラによる表面情報および検出手段によ
    る打診情報を総合的に分析比較することにより、建物壁
    面の耐久性を診断することを特徴とする建物壁面診断方
    法。
  6. 【請求項6】 表面情報および打診情報の少なくとも一
    方をコンピュータに保存し、この保存した診断情報と、
    次回の診断時に得られる診断情報とを分析比較すること
    により、建物壁面の耐久性を診断することを特徴とする
    請求項5に記載の建物壁面診断方法。
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