JP2015032794A - ウエーハの加工方法 - Google Patents

ウエーハの加工方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2015032794A
JP2015032794A JP2013163558A JP2013163558A JP2015032794A JP 2015032794 A JP2015032794 A JP 2015032794A JP 2013163558 A JP2013163558 A JP 2013163558A JP 2013163558 A JP2013163558 A JP 2013163558A JP 2015032794 A JP2015032794 A JP 2015032794A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laser beam
single crystal
light emitting
crystal substrate
shield tunnel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013163558A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6121281B2 (ja
Inventor
昇 武田
Noboru Takeda
昇 武田
洋司 森數
Yoji Morikazu
洋司 森數
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Disco Corp
Original Assignee
Disco Abrasive Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Disco Abrasive Systems Ltd filed Critical Disco Abrasive Systems Ltd
Priority to JP2013163558A priority Critical patent/JP6121281B2/ja
Priority to TW103123609A priority patent/TWI626761B/zh
Priority to DE102014215392.1A priority patent/DE102014215392A1/de
Priority to CN201410381467.5A priority patent/CN104339090B/zh
Priority to US14/453,131 priority patent/US9537046B2/en
Publication of JP2015032794A publication Critical patent/JP2015032794A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6121281B2 publication Critical patent/JP6121281B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L33/00Semiconductor devices having potential barriers specially adapted for light emission; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof
    • H01L33/005Processes
    • H01L33/0095Post-treatment of devices, e.g. annealing, recrystallisation or short-circuit elimination
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/04Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer
    • H01L21/18Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer the devices having semiconductor bodies comprising elements of Group IV of the Periodic Table or AIIIBV compounds with or without impurities, e.g. doping materials
    • H01L21/26Bombardment with radiation
    • H01L21/263Bombardment with radiation with high-energy radiation
    • H01L21/268Bombardment with radiation with high-energy radiation using electromagnetic radiation, e.g. laser radiation
    • H01L21/2686Bombardment with radiation with high-energy radiation using electromagnetic radiation, e.g. laser radiation using incoherent radiation
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/70Manufacture or treatment of devices consisting of a plurality of solid state components formed in or on a common substrate or of parts thereof; Manufacture of integrated circuit devices or of parts thereof
    • H01L21/77Manufacture or treatment of devices consisting of a plurality of solid state components or integrated circuits formed in, or on, a common substrate
    • H01L21/78Manufacture or treatment of devices consisting of a plurality of solid state components or integrated circuits formed in, or on, a common substrate with subsequent division of the substrate into plural individual devices

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • High Energy & Nuclear Physics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Dicing (AREA)
  • Laser Beam Processing (AREA)

Abstract

【課題】単結晶基板の表面に形成された分割予定ラインによって区画された光デバイスが形成された光デバイスウエーハを分割予定ラインに沿って効率よく個々の光デバイスに分割することができるとともに、光デバイスの品質を低下させないレーザー加工方法を提供する。
【解決手段】パルスレーザー光線LBを集光する集光レンズ422aの開口数(NA)を単結晶基板20の屈折率(N)で除した値が0.05〜0.2の範囲で設定し、単結晶基板の裏面20b側からパルスレーザー光線の集光点Pを発光層21近傍に位置付けて照射することにより、発光層を除去する発光層除去工程を実施した後に、単結晶基板の裏面側からパルスレーザー光線の集光点を単結晶基板の表面20a近傍に位置付けて照射し、単結晶基板の表面から裏面に渡り細孔241と細孔をシールドする非晶質242とを成長させてシールドトンネル24を形成するシールドトンネル形成工程を実施する。
【選択図】図5

Description

本発明は、サファイア(Al2O3)基板、炭化珪素(SiC)基板等の単結晶基板の表面に発光層が積層され格子状に形成された複数の分割予定ラインによって区画された複数の領域に発光ダイオード、レーザーダイオード等の光デバイスが形成された光デバイスウエーハを分割予定ラインに沿って個々の光デバイスに分割するウエーハの加工方法に関する。
光デバイス製造工程においては、サファイア(Al2O3)基板、炭化珪素(SiC)基板等の単結晶基板の表面にn型窒化物半導体層およびp型窒化物半導体層からなる発光層が積層され格子状に形成された複数の分割予定ラインによって区画された複数の領域に発光ダイオード、レーザーダイオード等の光デバイスを形成して光デバイスウエーハを構成する。そして、光デバイスウエーハを分割予定ラインに沿って切断することにより光デバイスが形成された領域を分割して個々のチップを製造している。
上述した光デバイスウエーハを分割する方法として、ウエーハに対して透過性を有する波長のパルスレーザー光線を用い、分割すべき領域の内部に集光点を合わせてパルスレーザー光線を照射するレーザー加工方法が試みられている。このレーザー加工方法を用いた分割方法は、ウエーハの一方の面側から内部に集光点を合わせてウエーハに対して透過性を有する波長のパルスレーザー光線を照射し、被加工物の内部に分割予定ラインに沿って改質層を連続的に形成し、この改質層が形成されることによって強度が低下したストリートに沿って外力を加えることにより、ウエーハを分割する技術である(例えば、特許文献1参照)。
また、光デバイスウエーハを分割予定ラインに沿って分割する方法として、ウエーハに対して吸収性を有する波長のパルスレーザー光線を分割予定ラインに沿って照射することによりアブレーション加工を施してレーザー加工溝を形成し、この破断起点となるレーザー加工溝が形成された分割予定ラインに沿って外力を付与することにより割断する技術が実用化されている(例えば、特許文献2参照)。
特許第3408805号公報 特開平10―305420号公報
而して、ウエーハの内部にレーザー光線の集光点を位置付けて改質層を形成するためには開口数(NA)が0.8前後の集光レンズを用いる必要があり、例えば厚みが300μmのウエーハを個々のデバイスに分割するためには改質層を数段重ねて形成しなければならず生産性が悪いという問題がある。
また、ウエーハに対して吸収性を有する波長のパルスレーザー光線を照射すると、ウエーハの入射面近傍でアブレーション加工が施されてエネルギーがウエーハの内部まで浸透しないため、分割予定ラインに沿って複数回パルスレーザー光線を照射しなければならず生産性が悪いとともに、デブリが飛散して光デバイスの品質を低下させるという問題がある。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その主たる技術課題は、サファイア(Al2O3)基板、炭化珪素(SiC)基板等の単結晶基板の表面に発光層が積層され格子状に形成された複数の分割予定ラインによって区画された複数の領域に発光ダイオード、レーザーダイオード等の光デバイスが形成された光デバイスウエーハを分割予定ラインに沿って効率よく個々の光デバイスに分割することができるとともに、光デバイスの品質を低下させないレーザー加工方法を提供することである。
上記主たる技術課題を解決するため、本発明によれば、単結晶基板の表面に発光層が積層され格子状に形成された複数の分割予定ラインによって区画された複数の領域に発光ダイオード、レーザーダイオード等の光デバイスが形成された光デバイスウエーハを分割予定ラインに沿って個々の光デバイスに分割するウエーハの加工方法であって、
パルスレーザー光線を集光する集光レンズの開口数(NA)を単結晶基板の屈折率(N)で除した値が0.05〜0.2の範囲で集光レンズの開口数(NA)を設定する開口数設定工程と、
単結晶基板の裏面側からパルスレーザー光線の集光点を発光層近傍に位置付けて分割予定ラインに沿って照射することにより、分割予定ラインに沿って発光層を除去する発光層除去工程と、
該発光層除去工程が実施された光デバイスウエーハの単結晶基板の裏面側からパルスレーザー光線の集光点を単結晶基板の表面近傍に位置付けて分割予定ラインに沿って照射し、単結晶基板の表面から裏面に渡り細孔と該細孔をシールドする非晶質とを成長させてシールドトンネルを形成するシールドトンネル形成工程と、
該シールドトンネル形成工程が実施された光デバイスウエーハに外力を付与して個々の光デバイスに分割する分割工程と、を含み、
該発光層除去工程は、該シールドトンネル形成工程においてシールドトンネルを形成するパルスレーザー光線のエネルギーより小さいエネルギーで且つ集光スポットが重なるようにパルスレーザー光線を照射する、
ことを特徴とするウエーハの加工方法が提供される。
上記発光層除去工程において照射するパルスレーザー光線は1パルス当たりのエネルギーが2μJ〜6μJに設定され、上記シールドトンネル形成工程において照射するパルスレーザー光線は1パルス当たりのエネルギーが30μJ以上に設定される。
本発明によるウエーハの加工方法においては、パルスレーザー光線を集光する集光レンズの開口数(NA)を単結晶基板の屈折率(N)で除した値が0.05〜0.2の範囲で集光レンズの開口数(NA)を設定し、単結晶基板の裏面側からパルスレーザー光線の集光点を発光層近傍に位置付けて分割予定ラインに沿って照射することにより、分割予定ラインに沿って発光層を除去する発光層除去工程を実施した後に、光デバイスウエーハの単結晶基板の裏面側からパルスレーザー光線の集光点を単結晶基板の表面近傍に位置付けて分割予定ラインに沿って照射し、単結晶基板の表面から裏面に渡り細孔と該細孔をシールドする非晶質とを成長させてシールドトンネルを形成するシールドトンネル形成工程を実施するので、シールドトンネル形成工程を実施する際には単結晶基板の表面に積層された分割予定ライン上の発光層は分割予定ラインに沿って除去されているため、分割予定ラインに隣接する光デバイスの発光層に損傷を与えることはない。また、パルスレーザー光線を照射して単結晶基板に位置付けられた集光点とパルスレーザー光線が入射された側との間に細孔と該細孔をシールドする非晶質とを成長させてシールドトンネルを形成するので、厚みが例えば300μmの単結晶基板であっても入射面(上面)から下面に亘ってシールドトンネルを形成することができるため、単結晶基板の厚みが厚くてもパルスレーザー光線を1回照射すればよいため、生産性が極めて良好となる。また、シールドトンネル形成工程においてはデブリが飛散しないので、デバイスの品質を低下させるという問題も解消される。
本発明によるウエーハの加工方法によって加工されるウエーハとしての光デバイスウエーハの斜視図および要部を拡大して示す断面図。 図1に示す光デバイスウエーハを環状のフレームに装着したダイシングテープに貼着した状態を示す斜視図。 本発明によるウエーハの加工方法における発光層除去工程およびシールドトンネル形成工程を実施するためのレーザー加工装置の要部斜視図。 本発明によるウエーハの加工方法における発光層除去工程の説明図。 本発明によるウエーハの加工方法におけるシールドトンネル形成工程の説明図。 集光レンズの開口数(NA)と光デバイスウエーハの屈折率(N)と開口数(NA)を屈折率(N)で除した値(S=NA/N)との関係を示す図。 サファイア基板(Al2O3)と炭化珪素(SiC)基板においてシールドトンネルが形成された状態におけるパルスレーザー光線のエネルギーとシールドトンネルの長さとの関係を示すグラフ。 本発明によるウエーハの加工方法における分割工程を実施するための分割装置の斜視図。 本発明によるウエーハの加工方法における分割工程の説明図。
以下、本発明によるウエーハの加工方法について添付図面を参照して、更に詳細に説明する。
図1の(a)および(b)には、本発明によるウエーハの加工方法によって個々の光デバイスに分割される光デバイスウエーハの斜視図および要部を拡大して示す断面図が示されている。図1の(a)および(b)に示す光デバイスウエーハ2は、厚みが300μmの単結晶基板であるサファイア基板20の表面20aに窒化物半導体からなる発光層(エピ層)21が積層されている。そして、発光層(エピ層)21が格子状に形成された複数の分割予定ライン22によって区画され、この区画された複数の領域に発光ダイオード、レーザーダイオード等の光デバイス23が形成されている。
上述した光デバイスウエーハ2を分割予定ライン22に沿って分割するためには、先ず、光デバイスウエーハ2を環状のフレームに装着されたダイシングテープの表面に貼着するウエーハ支持工程を実施する。即ち、図2に示すように、環状のフレーム3の内側開口部を覆うように外周部が装着されたダイシングテープ30の表面に光デバイスウエーハ2の発光層(エピ層)21の表面21aを貼着する。従って、ダイシングテープ30の表面に貼着された光デバイスウエーハ2は、サファイア基板20の裏面20bが露出される。
図3には、上述したウエーハ支持工程が実施された光デバイスウエーハ2の分割予定ライン22に沿ってレーザー加工を施すレーザー加工装置が示されている。図3に示すレーザー加工装置4は、被加工物を保持するチャックテーブル41と、該チャックテーブル41上に保持された被加工物にレーザー光線を照射するレーザー光線照射手段42と、チャックテーブル41上に保持された被加工物を撮像する撮像手段43を具備している。チャックテーブル41は、被加工物を吸引保持するように構成されており、図示しない加工送り手段によって図3において矢印Xで示す加工送り方向に移動せしめられるとともに、図示しない割り出し送り手段によって図3において矢印Yで示す割り出し送り方向に移動せしめられるようになっている。
上記レーザー光線照射手段42は、実質上水平に配置された円筒形状のケーシング421を含んでいる。ケーシング421内には図示しないパルスレーザー光線発振器や繰り返し周波数設定手段を備えたパルスレーザー光線発振手段が配設されている。上記ケーシング421の先端部には、パルスレーザー光線発振手段から発振されたパルスレーザー光線を集光するための集光レンズ422aを備えた集光器422が装着されている。この集光器422の集光レンズ422aは、開口数(NA)が次のよう設定されている。即ち、集光レンズ422aの開口数(NA)は、開口数(NA)を単結晶基板の屈折率(N)で除した値が0.05〜0.2の範囲に設定される(開口数設定工程)。なお、レーザー光線照射手段42は、集光器422の集光レンズ422aによって集光されるパルスレーザー光線の集光点位置を調整するための集光点位置調整手段(図示せず)を備えている。
上記レーザー光線照射手段42を構成するケーシング421の先端部に装着された撮像手段43は、可視光線によって撮像する通常の撮像素子(CCD)の外に、被加工物に赤外線を照射する赤外線照明手段と、該赤外線照明手段によって照射された赤外線を捕らえる光学系と、該光学系によって捕らえられた赤外線に対応した電気信号を出力する撮像素子(赤外線CCD)等で構成されており、撮像した画像信号を図示しない制御手段に送る。
上述したレーザー加工装置4を用いて、上述したウエーハ支持工程が実施された光デバイスウエーハ2の分割予定ライン22に沿ってレーザー加工を施すには、先ず、上述した図3に示すレーザー加工装置4のチャックテーブル41上に光デバイスウエーハ2が貼着されたダイシングテープ30側を載置する。そして、図示しない吸引手段を作動することにより、ダイシングテープ30を介して光デバイスウエーハ2をチャックテーブル41上に保持する(ウエーハ保持工程)。従って、チャックテーブル41に保持された光デバイスウエーハ2は、サファイア基板20の裏面20bが上側となる。なお、図3においてはダイシングテープ30が装着された環状のフレーム3を省いて示しているが、環状のフレーム3はチャックテーブル41に配設された適宜のフレーム保持手段に保持される。このようにして、光デバイスウエーハ2を吸引保持したチャックテーブル41は、図示しない加工送り手段によって撮像手段43の直下に位置付けられる。
チャックテーブル41が撮像手段43の直下に位置付けられると、撮像手段43および図示しない制御手段によって光デバイスウエーハ2のレーザー加工すべき加工領域を検出するアライメント作業を実行する。即ち、撮像手段43および図示しない制御手段は、光デバイスウエーハ2の所定方向に形成されている分割予定ライン22と、該分割予定ライン22に沿ってレーザー光線を照射するレーザー光線照射手段42の集光器422との位置合わせを行うためのパターンマッチング等の画像処理を実行し、レーザー光線照射位置のアライメントを遂行する(アライメント工程)。また、光デバイスウエーハ2に上記所定方向と直交する方向に形成された分割予定ライン22に対しても、同様にレーザー光線照射位置のアライメントが遂行される。このとき、光デバイスウエーハ2の分割予定ライン22が形成されている発光層(エピ層)21の表面21aは下側に位置しているが、撮像手段43が上述したように赤外線照明手段と赤外線を捕らえる光学系および赤外線に対応した電気信号を出力する撮像素子(赤外線CCD)等で構成された撮像手段を備えているので、単結晶基板であるサファイア基板20の裏面20bから透かして分割予定ライン22を撮像することができる。
上述したアライメント工程を実施したならば、光デバイスウエーハ2を構成する単結晶基板であるサファイア基板20の裏面20b側からパルスレーザー光線の集光点を発光層21の近傍に位置付けて分割予定ライン22に沿って照射することにより、分割予定ライン22に沿って発光層21を除去する発光層除去工程を実施する。即ち、図4の(a)で示すようにチャックテーブル41をレーザー光線を照射するレーザー光線照射手段42の集光器422が位置するレーザー光線照射領域に移動し、所定の分割予定ライン22を集光器422の直下に位置付ける。このとき、図4の(a)で示すように光デバイスウエーハ2は、分割予定ライン22の一端(図4の(a)において左端)が集光器422の直下に位置するように位置付けられる。そして、図示しない集光点位置調整手段を作動して集光器422を光軸方向に移動し、光デバイスウエーハ2を構成する単結晶基板であるサファイア基板20の裏面20b側からパルスレーザー光線LBの集光点Pをサファイア基板20の表面20a側(発光層(エピ層)21側)の近傍に位置付ける(集光点位置付け工程)。
上述したように集光点位置付け工程を実施したならば、レーザー光線照射手段42を作動して集光器422からパルスレーザー光線LBを照射して、上記発光層除去工程を実施する。即ち、集光器422から光デバイスウエーハ2を構成する単結晶基板としてのサファイア基板に対して透過性を有する波長のパルスレーザー光線LBを照射しつつチャックテーブル41を図4の(a)において矢印X1で示す方向に所定の送り速度で移動せしめる(発光層除去工程)。そして、図4の(b)で示すようにレーザー光線照射手段42の集光器422の照射位置に分割予定ライン22の他端(図4の(a)において右端)が達したら、パルスレーザー光線の照射を停止するとともにチャックテーブル41の移動を停止する。
上記発光層除去工程における加工条件は、例えば次のように設定されている。
波長 :1030nmのパルスレーザー
繰り返し周波数 :50kHz
1パルス当たりのエネルギー :2μJ〜6μJ
集光スポット径 :φ10μm
加工送り速度 :250mm/秒
上記加工条件によって発光層除去工程を実施することにより、パルスレーザー光線の集光スポットの重なり率が50%となり、図4の(c)に示すように単結晶基板であるサファイア基板20の表面に積層された分割予定ライン22上の発光層21は、分割予定ライン22に沿って連続的に破壊され除去溝211が形成される。
上述したように所定の分割予定ライン22に沿って上記発光層除去工程を実施したら、チャックテーブル41を矢印Yで示す方向に光デバイスウエーハ2に形成された分割予定ライン22の間隔だけ割り出し移動し(割り出し工程)、上記発光層除去工程を遂行する。このようにして所定方向に形成された全ての分割予定ライン22に沿って上記発光層除去工程を実施したならば、チャックテーブル41を90度回動せしめて、上記所定方向に形成された分割予定ライン22に対して直交する方向に延びる分割予定ライン22に沿って上記発光層除去工程を実行する。
なお、上記発光層除去工程において照射するパルスレーザー光線は、1パルス当たりのエネルギーを2μJ〜6μJに設定することが望ましい。この発光層除去工程において照射するパルスレーザー光線の1パルス当たりのエネルギーについては、後で詳細に説明する。
上述したように発光層除去工程を実施したならば、光デバイスウエーハ2を構成する単結晶基板であるサファイア基板20の裏面側からパルスレーザー光線の集光点を単結晶基板であるサファイア基板20の表面近傍に位置付けて分割予定ライン22に沿って照射し、単結晶基板であるサファイア基板20の表面から裏面に渡り細孔と該細孔をシールドする非晶質とを成長させてシールドトンネルを形成するシールドトンネル形成工程を実施する。このシールドトンネル形成工程を実施するには、上記発光層除去工程が実施された光デバイスウエーハ2を保持したチャックテーブル41を図5の(a)で示すようにレーザー光線を照射するレーザー光線照射手段42の集光器422が位置するレーザー光線照射領域に移動し、所定の分割予定ライン22を集光器422の直下に位置付ける。このとき、図5の(a)で示すように光デバイスウエーハ2は、分割予定ライン22の一端(図5の(a)において左端)が集光器422の直下に位置するように位置付けられる。そして、図示しない集光点位置調整手段を作動して集光器422を光軸方向に移動し、光デバイスウエーハ2を構成する単結晶基板であるサファイア基板20の裏面20b側からパルスレーザー光線LBの集光点Pをサファイア基板20の表面20a近傍に位置付ける(集光点位置付け工程)。
上述したように集光点位置付け工程を実施したならば、レーザー光線照射手段42を作動して集光器422からパルスレーザー光線LBを照射して、光デバイスウエーハ2を構成する単結晶基板であるサファイア基板20の表面20a近傍に位置付けられた集光点Pからパルスレーザー光線が入射された側(サファイア基板20の裏面20b側)に細孔と該細孔をシールドする非晶質とを形成させてシールドトンネルを形成するシールドトンネル形成工程を実施する。即ち、集光器422から光デバイスウエーハ2を構成する単結晶基板としてのサファイア基板に対して透過性を有する波長のパルスレーザー光線LBを照射しつつチャックテーブル41を図5の(a)において矢印X1で示す方向に所定の送り速度で移動せしめる(シールドトンネル形成工程)。そして、図5の(b)で示すようにレーザー光線照射手段42の集光器422の照射位置に分割予定ライン22の他端(図5の(a)において右端)が達したら、パルスレーザー光線の照射を停止するとともにチャックテーブル41の移動を停止する。
上記シールドトンネル形成工程における加工条件は、例えば次のように設定されている。
波長 :1030nmのパルスレーザー
繰り返し周波数 :50kHz
1パルス当たりのエネルギー :30μJ以上
集光スポット径 :φ10μm
加工送り速度 :500mm/秒
上述したシールドトンネル形成工程を実施することにより、光デバイスウエーハ2を構成する単結晶基板であるサファイア基板20の内部には、図5の(c)に示すようにパルスレーザー光線LBの集光点Pが位置付けられた単結晶基板20の表面20a側から入射面である単結晶基板20の裏面20bに亘って細孔241と該細孔241の周囲に形成された非晶質242が成長し、分割予定ライン22に沿って所定の間隔(図示の実施形態においては10μmの間隔(加工送り速度:500mm/秒)/(繰り返し周波数:50kHz)で非晶質のシールドトンネル24が形成される。このシールドトンネル24は、図5の(d)および(e)に示すように中心に形成された直径がφ1μm程度の細孔241と該細孔241の周囲に形成された直径がφ10μmの非晶質242とからなり、図示の実施形態においては隣接する非晶質242同士がつながるように形成される形態となっている。なお、上述したシールドトンネル形成工程において形成される非晶質のシールドトンネル24は、光デバイスウエーハ2を構成する単結晶基板であるサファイア基板20の表面20a側から入射面である単結晶基板であるサファイア基板20の裏面20bに渡って成長させて形成することができるため、ウエーハの厚みが厚くてもパルスレーザー光線を1回照射すればよいので、生産性が極めて良好となる。このように光デバイスウエーハ2の厚みが例えば300μmと厚くてもサファイア基板20の表面20a側から入射面である裏面20bに亘ってシールドトンネル24を形成することができるので、光デバイスウエーハ2に反りが生じることはない。また、シールドトンネル形成工程においてはデブリが飛散しないので、デバイスの品質を低下させるという問題も解消される。なお、シールドトンネル形成工程を実施する際には、上述したように単結晶基板であるサファイア基板20の表面に積層された分割予定ライン22上の発光層21は分割予定ライン22に沿って除去されているので、分割予定ライン22に隣接する光デバイス23の発光層に損傷を与えることはない。
上述したように所定の分割予定ライン22に沿って上記シールドトンネル形成工程を実施したら、チャックテーブル41を矢印Yで示す方向に光デバイスウエーハ2に形成された分割予定ライン22の間隔だけ割り出し移動し(割り出し工程)、上記シールドトンネル形成工程を遂行する。このようにして所定方向に形成された全ての分割予定ライン22に沿って上記シールドトンネル形成工程を実施したならば、チャックテーブル41を90度回動せしめて、上記所定方向に形成された分割予定ライン22に対して直交する方向に延びる分割予定ライン22に沿って上記シールドトンネル形成工程を実行する。
上述したシールドトンネル形成工程において、良好なシールドトンネル24を形成するには、上述したように集光レンズ422aの開口数(NA)は、開口数(NA)を単結晶基板の屈折率(N)で除した値(S=NA/N)が0.05〜0.2の範囲に設定されていることが重要である。
ここで、開口数(NA)と屈折率(N)と開口数(NA)を屈折率(N)で除した値(S=NA/N)との関係について、図6を参照して説明する。図6において集光レンズ422aに入光したパルスレーザー光線LBは光軸に対して角度(θ)をもって集光される。このとき、sinθが集光レンズ422aの開口数(NA)である(NA=sinθ)。集光レンズ422aによって集光されたパルスレーザー光線LBが単結晶基板からなる光デバイスウエーハ2に照射されると、光デバイスウエーハ2を構成する単結晶基板は空気より密度が高いのでパルスレーザー光線LBは角度(θ)から角度(α)に屈折し集光点Pに集光される。このとき、光軸に対する角度(α)は、光デバイスウエーハ2を構成する単結晶基板の屈折率(N)によって異なる。屈折率(N)は(N=sinθ/sinα)であるから、開口数(NA)を単結晶基板の屈折率(N)で除した値(S=NA/N)はsinαとなる。従って、sinαを0.05〜0.2の範囲(0.05≦sinα≦0.2)に設定することが重要である。
以下、集光レンズ422aの開口数(NA)を単結晶基板の屈折率(N)で除した値(S=NA/N)が0.05〜0.2の範囲に設定された理由について説明する。
[実験1−1]
厚みが1000μmのサファイア(Al2O3)基板(屈折率:1.7)を次の加工条件でシールドトンネルを形成し、シールドトンネルの良不良を判定した。

加工条件
波長 :1030nmのパルスレーザー
繰り返し周波数 :50kHz
パルス幅 :10ps
平均出力 :3W
集光スポット径 :φ10μm
加工送り速度 :500mm/秒

集光レンズの開口数(NA) シールドトンネルの良不良 S=NA/N
0.05 なし
0.1 やや良好 0.058
0.15 良好 0.088
0.2 良好 0.117
0.25 良好 0.147
0.3 良好 0.176
0.35 やや良好 0.205
0.4 不良
0.45 不良:ボイドができる
0.5 不良:ボイドができる
0.55 不良:ボイドができる
0.6 不良:ボイドができる

以上のようにサファイア基板(屈折率:1.7)においては、パルスレーザー光線を集光する集光レンズ422aの開口数(NA)が、開口数(NA)を単結晶基板の屈折率(N)で除した値(S=NA/N)が0.05〜0.2の範囲に設定することにより、シールドトンネルが形成される。従って、サファイア基板(屈折率:1.7)においては、パルスレーザー光線を集光する集光レンズ422aの開口数(NA)は、0.1〜0.35に設定することが重要である。
[実験1−2]
厚みが1000μmの炭化珪素(SiC)基板(屈折率:2.63)を次の加工条件でシールドトンネルを形成し、シールドトンネルの良不良を判定した。

加工条件
波長 :1030nmのパルスレーザー
繰り返し周波数 :50kHz
パルス幅 :10ps
平均出力 :3W
集光スポット径 :φ10μm
加工送り速度 :500mm/秒

集光レンズの開口数(NA) シールドトンネルの良不良 S=NA/N
0.05 なし
0.1 なし
0.15 やや良好 0.057
0.2 良好 0.076
0.25 良好 0.095
0.3 良好 0.114
0.35 良好 0.133
0.4 良好 0.153
0.45 良好 0.171
0.5 良好 0.19
0.55 やや良好 0.209
0.6 不良:ボイドができる

以上のように炭化珪素(SiC)基板(屈折率:2.63)においては、パルスレーザー光線を集光する集光レンズ422aの開口数(NA)を単結晶基板の屈折率(N)で除した値(S=NA/N)が0.05〜0.2の範囲に設定することにより、シールドトンネルが形成される。従って、炭化珪素(SiC)基板においては、パルスレーザー光線を集光する集光レンズ422aの開口数(NA)は、0.15〜0.55に設定することが重要である。
なお、シールドトンネルは集光点Pからレーザー光線が照射された側に形成されることから、パルスレーザー光線の集光点はパルスレーザー光線が入射される側と反対側の面に隣接する内側に位置付けられる必要がある。
上述した実験1−1、実験1−2から、パルスレーザー光線を集光する集光レンズ422aの開口数(NA)を単結晶基板の屈折率(N)で除した値(S=NA/N)が0.05〜0.2の範囲に設定することにより、シールドトンネルが形成されることが確認できた。
次に、パルスレーザー光線のエネルギーとシールドトンネルの長さとの相関関係について検討する。
[実験2]
厚みが1000μmのサファイア(Al2O3)基板、炭化珪素(SiC)基板に次の加工条件でパルスレーザー光線を照射し、パルスレーザー光線のエネルギー(μJ/1パルス)とシールドトンネルの長さ(μm)との関係を求めた。

加工条件
波長 :1030nmのパルスレーザー
繰り返し周波数 :50kHz
パルス幅 :10ps
集光スポット径 :φ10μm
加工送り速度 :500mm/秒

平均出力を0.05W(1μJ/1パルス)間隔でシールドトンネルが形成されるまで平均出力を上昇させ、シールドトンネルが形成された後は0.5W(10μJ/1パルス)間隔で10W(200μJ/1パルス)まで平均出力を上昇させ、シールドトンネルの長さ(μm)を計測した。

パルスエネルギー(μJ/1パルス) シールドトンネルの長さ(μm)
サファイア 炭化珪素
1 なし なし
2 なし なし
3 なし なし
4 なし なし
5 なし なし
6 なし なし
8 なし なし
9 なし なし
10 75 85
20 125 115
30 150 155
40 175 185
50 190 230
60 210 265
70 245 290
80 260 330
90 315 370
100 340 395
110 365 430
120 400 470
130 425 500
140 455 535
150 490 570
160 525 610
170 550 640
180 575 675
190 610 715
200 640 740
上述したサファイア(Al2O3)基板、炭化珪素(SiC)基板においてシールドトンネルが形成された状態におけるパルスレーザー光線のエネルギー(μJ/1パルス)とシールドトンネルの長さ(μm)とは図7に示すグラフの通り表され、パルスレーザー光線のエネルギーが5μJ/1パルス以上であること、およびシールドトンネルの長さをY(μm)とし、パルスレーザー光線のエネルギーをX(μJ/1パルス)とした場合、Y=(3.0〜4.0μm/μJ)X+50μmの相関関係を有することが判った。従って、厚み500μmのサファイア(Al2O3)基板の場合、シールドトンネルの長さが単結晶基板の厚みとなるように設定されるパルスレーザー光線のエネルギーは160μJ/1パルス以上となる。
次に、パルスレーザー光線の波長とシールドトンネルの形成状況について検討する。
[実験3−1]
厚みが1000μmのサファイア基板を次の加工条件でパルスレーザー光線の波長を2940nm、1550nm、1030nm、515nm、343nm、257nm、151nmと下げていき、バンドギャップ8.0eV(波長換算:155nm)のサファイア基板にシールドトンネルが形成できるか否かを検証した。

加工条件
波長 :1030nmのパルスレーザー
繰り返し周波数 :50kHz
パルス幅 :10ps
平均出力 :3W
集光スポット径 :φ10μm
加工送り速度 :500mm/秒

波長(nm) シールドトンネル良不良
2940 良好
1550 良好
1030 良好
515 良好
343 良好
257 不良
151 入射面でアブレーション不良

以上のようにサファイア基板においては、パルスレーザー光線の波長はバンドギャップ8.0eVに対応する波長(波長換算:155nm)の2倍以上に設定するとシールドトンネルが形成されることが確認できた。
[実験3−2]
厚みが1000μmの炭化珪素(SiC)基板を次の加工条件でパルスレーザー光線の波長を2940nm、1550nm、1030nm、515nm、257nmと下げていき、バンドギャップ2.9eV(波長換算:425nm)の炭化珪素(SiC)基板にシールドトンネルが形成できるか否かを検証した。

加工条件
波長 :1030nmのパルスレーザー
繰り返し周波数 :50kHz
パルス幅 :10ps
平均出力 :3W
集光スポット径 :φ10μm
加工送り速度 :500mm/秒

波長(nm) シールドトンネル良不良
2940 良好
1550 良好
1030 良好
515 入射面でアブレーション不良
257 入射面でアブレーション不良

以上のように炭化珪素(SiC)基板においては、パルスレーザー光線の波長はバンドギャップ2.9eVに対応する波長(波長換算:425nm)の2倍以上に設定するとシールドトンネルが形成されることが確認できた。
上述した実験3−1、実験3−2から、パルスレーザー光線の波長は単結晶基板のバンドギャップに対応する波長の2倍以上に設定するとシールドトンネルが形成されることが確認できた。
次に、上記発光層除去工程において照射するパルスレーザー光線の1パルス当たりのエネルギーについて説明する。
パルスレーザー光線の1パルス当たりのエネルギーが10μJ以上であれば上記実験2の結果からシールドトンネルを形成することができるが、光デバイスウエーハを個々の光デバイスに分割するにはシールドトンネルの長さが150μm以上必要であり、1パルス当たりのエネルギーが30μJ以上となる。
しかるに、上記発光層除去工程が実施されていない状態で、1パルス当たりのエネルギーが30μJ以上のパルスレーザー光線を光デバイスウエーハ2の単結晶基板であるサファイア基板20の裏面20b側から表面20a近傍に集光点を位置付けて分割予定ライン22に沿って照射すると、サファイア基板20の表面20aに積層された分割予定ライン22上の発光層21と分割予定ライン22に隣接する光デバイス23の発光層が連鎖的に破壊され、光デバイス23の品質を低下させる。
そこで本発明者等は、上述したようにシールドトンネル形成工程を実施する前に上記発光層除去工程を実施し、分割予定ライン22上の発光層のみを除去することにより、シールドトンネルを形成する際に光デバイス23の発光層が連鎖的に破壊されることが防げると推測し、分割予定ライン22上の発光層のみを除去するための実験を行った。
[実験4−1]
シールドトンネルを形成することができる1パルス当たりのエネルギーが10μJ、20μJのエネルギーを有するパルスレーザー光線を光デバイスウエーハ2の単結晶基板であるサファイア基板20の裏面20b側から表面20a近傍に集光点を位置付けて分割予定ライン22に沿って照射すると、分割予定ライン22上の発光層を破壊することができなかった。これは、パルスレーザー光線のエネルギーの殆どがシールドトンネルの形成に使用されたものと考えられる。
[実験4−2]
シールドトンネルを形成することができない1パルス当たりのエネルギーが1μJ〜9μJのエネルギーを有するパルスレーザー光線を光デバイスウエーハ2の単結晶基板であるサファイア基板20の裏面20b側から表面20a近傍に集光点を位置付けて分割予定ライン22に沿って照射すると、1パルス当たりのエネルギーが2μJ〜6μJの範囲において分割予定ライン22上の発光層のみを破壊することができた。
なお、1パルス当たりのエネルギーが7μJ〜9μJにおいては、分割予定ライン22上の発光層21と分割予定ライン22に隣接する光デバイス23の発光層が連鎖的に破壊された。
従って、発光層除去工程において照射するパルスレーザー光線の1パルス当たりのエネルギーは、2μJ〜6μJに設定されることが重要である。
上述したシールドトンネル形成工程を実施したならば、光デバイスウエーハ2に外力を付与し細孔241と該細孔241の周囲に形成された非晶質242とからなるシールドトンネル24が連続して形成された分割予定ライン22に沿って光デバイスウエーハ2を個々の光デバイス23に分割するウエーハ分割工程を実施する。ウエーハ分割工程は、図8に示す分割装置6を用いて実施する。図8に示す分割装置6は、上記環状のフレーム3を保持するフレーム保持手段61と、該フレーム保持手段61に保持された環状のフレーム3に装着された光デバイスウエーハ2を拡張するテープ拡張手段62と、ピックアップコレット63を具備している。フレーム保持手段61は、環状のフレーム保持部材611と、該フレーム保持部材611の外周に配設された固定手段としての複数のクランプ612とからなっている。フレーム保持部材611の上面は環状のフレーム3を載置する載置面611aを形成しており、この載置面611a上に環状のフレーム3が載置される。そして、載置面611a上に載置された環状のフレーム3は、クランプ612によってフレーム保持部材611に固定される。このように構成されたフレーム保持手段61は、テープ拡張手段62によって上下方向に進退可能に支持されている。
テープ拡張手段62は、上記環状のフレーム保持部材611の内側に配設される拡張ドラム621を具備している。この拡張ドラム621は、環状のフレーム3の内径より小さく該環状のフレーム3に装着されたダイシングテープ30に貼着される光デバイスウエーハ2の外径より大きい内径および外径を有している。また、拡張ドラム621は、下端に支持フランジ622を備えている。図示の実施形態におけるテープ拡張手段62は、上記環状のフレーム保持部材611を上下方向に進退可能な支持手段623を具備している。この支持手段623は、上記支持フランジ622上に配設された複数のエアシリンダ623aからなっており、そのピストンロッド623bが上記環状のフレーム保持部材611の下面に連結される。このように複数のエアシリンダ623aからなる支持手段623は、図9の(a)に示すように環状のフレーム保持部材611を載置面611aが拡張ドラム621の上端と略同一高さとなる基準位置と、図9の(b)に示すように拡張ドラム621の上端より所定量下方の拡張位置の間を上下方向に移動せしめる。
以上のように構成された分割装置6を用いて実施するウエーハ分割工程について図9を参照して説明する。即ち、光デバイスウエーハ2が貼着されているダイシングテープ30が装着された環状のフレーム3を、図9の(a)に示すようにフレーム保持手段61を構成するフレーム保持部材611の載置面611a上に載置し、クランプ612によってフレーム保持部材611に固定する(フレーム保持工程)。このとき、フレーム保持部材611は図9の(a)に示す基準位置に位置付けられている。次に、テープ拡張手段62を構成する支持手段623としての複数のエアシリンダ623aを作動して、環状のフレーム保持部材611を図9の(b)に示す拡張位置に下降せしめる。従って、フレーム保持部材611の載置面611a上に固定されている環状のフレーム3も下降するため、図9の(b)に示すように環状のフレーム3に装着されたダイシングテープ30は拡張ドラム621の上端縁に接して拡張せしめられる(テープ拡張工程)。この結果、ダイシングテープ30に貼着されている光デバイスウエーハ2には放射状に引張力が作用するため、上述したシールドトンネル24が連続して形成され強度が低下せしめられた分割予定ライン22に沿って個々の光デバイス23に分離されるとともに光デバイス23間に間隔Sが形成される。
次に、図9の(c)に示すようにピックアップコレット63を作動して光デバイス23を吸着し、ダイシングテープ30から剥離してピックアップし、図示しないトレーまたはダイボンディング工程に搬送する。なお、ピックアップ工程においては、上述したようにダイシングテープ30に貼着されている個々の光デバイス23間の隙間Sが広げられているので、隣接する光デバイス23と接触することなく容易にピックアップすることができる。
2:光デバイスウエーハ
21:発光層
22:分割予定ライン
23:光デバイス
24:シールドトンネル
3:環状のフレーム
30:ダイシングテープ
4:レーザー加工装置
41:レーザー加工装置のチャックテーブル
42:レーザー光線照射手段
422:集光器
6:分割装置

Claims (2)

  1. 単結晶基板の表面に発光層が積層され格子状に形成された複数の分割予定ラインによって区画された複数の領域に発光ダイオード、レーザーダイオード等の光デバイスが形成された光デバイスウエーハを分割予定ラインに沿って個々の光デバイスに分割するウエーハの加工方法であって、
    パルスレーザー光線を集光する集光レンズの開口数(NA)を単結晶基板の屈折率(N)で除した値が0.05〜0.2の範囲で集光レンズの開口数(NA)を設定する開口数設定工程と、
    単結晶基板の裏面側からパルスレーザー光線の集光点を発光層近傍に位置付けて分割予定ラインに沿って照射することにより、分割予定ラインに沿って発光層を除去する発光層除去工程と、
    該発光層除去工程が実施された光デバイスウエーハの単結晶基板の裏面側からパルスレーザー光線の集光点を単結晶基板の表面近傍に位置付けて分割予定ラインに沿って照射し、単結晶基板の表面から裏面に渡り細孔と該細孔をシールドする非晶質とを成長させてシールドトンネルを形成するシールドトンネル形成工程と、
    該シールドトンネル形成工程が実施された光デバイスウエーハに外力を付与して個々の光デバイスに分割する分割工程と、を含み、
    該発光層除去工程は、該シールドトンネル形成工程においてシールドトンネルを形成するパルスレーザー光線のエネルギーより小さいエネルギーで且つ集光スポットが重なるようにパルスレーザー光線を照射する、
    ことを特徴とするウエーハの加工方法。
  2. 該発光層除去工程において照射するパルスレーザー光線は1パルス当たりのエネルギーが2μJ〜6μJに設定され、該シールドトンネル形成工程において照射するパルスレーザー光線は1パルス当たりのエネルギーが30μJ以上に設定される、請求項1記載のウエーハの加工方法。
JP2013163558A 2013-08-06 2013-08-06 ウエーハの加工方法 Active JP6121281B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013163558A JP6121281B2 (ja) 2013-08-06 2013-08-06 ウエーハの加工方法
TW103123609A TWI626761B (zh) 2013-08-06 2014-07-09 Optical device wafer processing method
DE102014215392.1A DE102014215392A1 (de) 2013-08-06 2014-08-05 Optikbauelementwafer-Bearbeitungsverfahren
CN201410381467.5A CN104339090B (zh) 2013-08-06 2014-08-05 光器件晶片的加工方法
US14/453,131 US9537046B2 (en) 2013-08-06 2014-08-06 Optical device wafer processing method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013163558A JP6121281B2 (ja) 2013-08-06 2013-08-06 ウエーハの加工方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015032794A true JP2015032794A (ja) 2015-02-16
JP6121281B2 JP6121281B2 (ja) 2017-04-26

Family

ID=52389050

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013163558A Active JP6121281B2 (ja) 2013-08-06 2013-08-06 ウエーハの加工方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US9537046B2 (ja)
JP (1) JP6121281B2 (ja)
CN (1) CN104339090B (ja)
DE (1) DE102014215392A1 (ja)
TW (1) TWI626761B (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016164924A (ja) * 2015-03-06 2016-09-08 株式会社ディスコ 単結晶基板の加工方法
JP2016167552A (ja) * 2015-03-10 2016-09-15 株式会社ディスコ 単結晶基板の加工方法
KR20160121430A (ko) * 2015-04-09 2016-10-19 가부시기가이샤 디스코 레이저 가공 장치
JP2017041604A (ja) * 2015-08-21 2017-02-23 株式会社ディスコ 光デバイスウエーハの加工方法
KR20170041141A (ko) * 2015-10-06 2017-04-14 가부시기가이샤 디스코 광 디바이스 웨이퍼의 가공 방법
JP2017109226A (ja) * 2015-12-17 2017-06-22 三星ダイヤモンド工業株式会社 レーザ加工装置及びレーザ加工方法
JP2017118096A (ja) * 2015-09-10 2017-06-29 株式会社ディスコ 基板処理方法
JP2019033212A (ja) * 2017-08-09 2019-02-28 株式会社ディスコ 分割方法
JP2019513558A (ja) * 2016-06-08 2019-05-30 ハンズ レーザー テクノロジー インダストリー グループ カンパニー リミテッド サファイアを切断するための方法及び装置
JP2020136511A (ja) * 2019-02-20 2020-08-31 株式会社ディスコ 複数のチップを製造する方法

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6466692B2 (ja) * 2014-11-05 2019-02-06 株式会社ディスコ ウエーハの加工方法
JP6755705B2 (ja) * 2016-05-09 2020-09-16 株式会社ディスコ レーザー加工装置
US11253955B2 (en) * 2016-06-14 2022-02-22 Evana Technologies, Uab Multi-segment focusing lens and the laser processing for wafer dicing or cutting
JP2018063407A (ja) * 2016-10-14 2018-04-19 株式会社ディスコ 貼り合わせ基板の加工方法
JP7032050B2 (ja) * 2017-03-14 2022-03-08 株式会社ディスコ レーザー加工装置
JP7098284B2 (ja) * 2017-07-06 2022-07-11 株式会社ディスコ レーザー加工装置およびレーザー加工方法
JP2019125688A (ja) * 2018-01-16 2019-07-25 株式会社ディスコ 被加工物のレーザー加工方法
JP7345973B2 (ja) * 2019-08-07 2023-09-19 株式会社ディスコ ウェーハの加工方法
JP7341606B2 (ja) * 2019-09-11 2023-09-11 株式会社ディスコ ウェーハの加工方法
JP7383338B2 (ja) * 2019-10-10 2023-11-20 株式会社ディスコ ウェーハの加工方法
JP2021064627A (ja) * 2019-10-10 2021-04-22 株式会社ディスコ ウェーハの加工方法
JP7387228B2 (ja) * 2019-10-17 2023-11-28 株式会社ディスコ ウェーハの加工方法
JP7301480B2 (ja) * 2019-10-17 2023-07-03 株式会社ディスコ ウェーハの加工方法
JP2021077735A (ja) * 2019-11-07 2021-05-20 株式会社ディスコ ウェーハの加工方法
JP2021077720A (ja) * 2019-11-07 2021-05-20 株式会社ディスコ ウェーハの加工方法
US11683972B2 (en) * 2020-01-29 2023-06-20 Kyonggi University Industry & Academia Cooperation Foundation Emitting device manufacturing method using laser shaving and manufacturing equipment for the same

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005109432A (ja) * 2003-09-09 2005-04-21 Toyoda Gosei Co Ltd Iii族窒化物系化合物半導体素子の製造方法
JP2005209719A (ja) * 2004-01-20 2005-08-04 Disco Abrasive Syst Ltd 半導体ウエーハの加工方法
JP2005288503A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Laser System:Kk レーザ加工方法
JP2005288501A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Hokkaido Univ レーザ加工方法および装置
JP2007012878A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 Disco Abrasive Syst Ltd ウエーハの分割方法
JP2007237221A (ja) * 2006-03-07 2007-09-20 Hokkaido Univ レーザ加工装置及びレーザ加工方法
WO2008126742A1 (ja) * 2007-04-05 2008-10-23 Cyber Laser Inc. レーザ加工方法及び切断方法並びに多層基板を有する構造体の分割方法
JP2010082645A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Aisin Seiki Co Ltd レーザスクライブ方法及びレーザスクライブ装置
JP2010272699A (ja) * 2009-05-21 2010-12-02 Disco Abrasive Syst Ltd 半導体ウエーハのレーザ加工方法
JP2013027929A (ja) * 2012-09-27 2013-02-07 Mitsuboshi Diamond Industrial Co Ltd レーザー加工装置、被加工物の加工方法および被加工物の分割方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10305420A (ja) 1997-03-04 1998-11-17 Ngk Insulators Ltd 酸化物単結晶からなる母材の加工方法、機能性デバイスの製造方法
JP3542014B2 (ja) * 1998-09-21 2004-07-14 セントラル硝子株式会社 単結晶または多結晶含有非晶質材料の作製方法及びその非晶質材料
JP4659300B2 (ja) * 2000-09-13 2011-03-30 浜松ホトニクス株式会社 レーザ加工方法及び半導体チップの製造方法
JP2007134454A (ja) * 2005-11-09 2007-05-31 Toshiba Corp 半導体装置の製造方法
JP4686625B2 (ja) * 2009-08-03 2011-05-25 株式会社東芝 半導体発光装置の製造方法
JP2013503105A (ja) * 2009-08-28 2013-01-31 コーニング インコーポレイテッド 化学強化ガラス基板からガラス品をレーザ割断するための方法
JP5886603B2 (ja) * 2011-11-11 2016-03-16 株式会社ディスコ 光デバイスウエーハの加工方法
KR20130081949A (ko) * 2012-01-10 2013-07-18 삼성전자주식회사 웨이퍼 다이싱 방법 및 이를 사용하는 발광 소자 칩의 제조 방법

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005109432A (ja) * 2003-09-09 2005-04-21 Toyoda Gosei Co Ltd Iii族窒化物系化合物半導体素子の製造方法
JP2005209719A (ja) * 2004-01-20 2005-08-04 Disco Abrasive Syst Ltd 半導体ウエーハの加工方法
JP2005288503A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Laser System:Kk レーザ加工方法
JP2005288501A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Hokkaido Univ レーザ加工方法および装置
JP2007012878A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 Disco Abrasive Syst Ltd ウエーハの分割方法
JP2007237221A (ja) * 2006-03-07 2007-09-20 Hokkaido Univ レーザ加工装置及びレーザ加工方法
WO2008126742A1 (ja) * 2007-04-05 2008-10-23 Cyber Laser Inc. レーザ加工方法及び切断方法並びに多層基板を有する構造体の分割方法
JP2010082645A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Aisin Seiki Co Ltd レーザスクライブ方法及びレーザスクライブ装置
JP2010272699A (ja) * 2009-05-21 2010-12-02 Disco Abrasive Syst Ltd 半導体ウエーハのレーザ加工方法
JP2013027929A (ja) * 2012-09-27 2013-02-07 Mitsuboshi Diamond Industrial Co Ltd レーザー加工装置、被加工物の加工方法および被加工物の分割方法

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016164924A (ja) * 2015-03-06 2016-09-08 株式会社ディスコ 単結晶基板の加工方法
JP2016167552A (ja) * 2015-03-10 2016-09-15 株式会社ディスコ 単結晶基板の加工方法
KR20160121430A (ko) * 2015-04-09 2016-10-19 가부시기가이샤 디스코 레이저 가공 장치
JP2016198788A (ja) * 2015-04-09 2016-12-01 株式会社ディスコ レーザー加工装置
KR102399928B1 (ko) * 2015-04-09 2022-05-18 가부시기가이샤 디스코 레이저 가공 장치
TWI673127B (zh) * 2015-04-09 2019-10-01 日商迪思科股份有限公司 雷射加工裝置
JP2017041604A (ja) * 2015-08-21 2017-02-23 株式会社ディスコ 光デバイスウエーハの加工方法
JP2017118096A (ja) * 2015-09-10 2017-06-29 株式会社ディスコ 基板処理方法
KR20170041141A (ko) * 2015-10-06 2017-04-14 가부시기가이샤 디스코 광 디바이스 웨이퍼의 가공 방법
KR102486694B1 (ko) 2015-10-06 2023-01-09 가부시기가이샤 디스코 광 디바이스 웨이퍼의 가공 방법
JP2017109226A (ja) * 2015-12-17 2017-06-22 三星ダイヤモンド工業株式会社 レーザ加工装置及びレーザ加工方法
US10981251B2 (en) 2016-06-08 2021-04-20 Han's Laser Technology Industry Group Co., Ltd Method and device for cutting sapphire
JP2019513558A (ja) * 2016-06-08 2019-05-30 ハンズ レーザー テクノロジー インダストリー グループ カンパニー リミテッド サファイアを切断するための方法及び装置
JP2019033212A (ja) * 2017-08-09 2019-02-28 株式会社ディスコ 分割方法
JP2020136511A (ja) * 2019-02-20 2020-08-31 株式会社ディスコ 複数のチップを製造する方法
JP7286238B2 (ja) 2019-02-20 2023-06-05 株式会社ディスコ 複数のチップを製造する方法
TWI812843B (zh) * 2019-02-20 2023-08-21 日商迪思科股份有限公司 製造多個晶片的方法

Also Published As

Publication number Publication date
DE102014215392A1 (de) 2015-02-12
JP6121281B2 (ja) 2017-04-26
CN104339090A (zh) 2015-02-11
US9537046B2 (en) 2017-01-03
TWI626761B (zh) 2018-06-11
TW201513387A (zh) 2015-04-01
CN104339090B (zh) 2018-02-13
US20150044799A1 (en) 2015-02-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6121281B2 (ja) ウエーハの加工方法
JP6151557B2 (ja) レーザー加工方法
JP6208430B2 (ja) レーザー加工方法
JP6062287B2 (ja) ウエーハの加工方法
JP6189066B2 (ja) ウエーハの加工方法
JP6466692B2 (ja) ウエーハの加工方法
JP6324796B2 (ja) 単結晶基板の加工方法
JP2014216414A (ja) ウエーハの加工方法
JP2014216344A (ja) ウエーハの加工方法
JP2016143766A (ja) 単結晶部材の加工方法
JP2016171214A (ja) 単結晶基板の加工方法
TW201719736A (zh) 光元件晶圓的加工方法
TWI693633B (zh) 單晶基板之加工方法
TW201715598A (zh) 光元件晶圓的加工方法
JP2006040988A (ja) ウエーハの分割方法および分割装置
JP5878292B2 (ja) 光デバイスウエーハの加工方法
JP6510933B2 (ja) 光デバイスウエーハの加工方法
JP2009277778A (ja) ウエーハの分割方法
JP6576782B2 (ja) ウエーハの加工方法
JP2017076713A (ja) ウエーハの加工方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160620

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170224

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170307

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170329

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6121281

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250