JP2015030574A - 方向変換装置 - Google Patents

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Kazuya Okamoto
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Abstract

【課題】複数個の全方向車輪を駆動軸に対して位置決めすることが容易で、且つ駆動軸の撓みを抑制することが可能な方向変換装置を提供する。【解決手段】隣り合う全方向車輪3間の駆動軸4の外周にスリーブ18を装着し、スリーブ18の端部20を一方の全方向車輪3の端面3Bに当接させるとともにスリーブ18の端部21を他方の全方向車輪3の端面3Aに当接させた。また、スリーブ18の両端部20および21を自動調心軸受23および26によって支持した。これにより、一方の全方向車輪3に対して他方の全方向車輪3を容易に位置決めすることができる。また、駆動軸4の撓みを確実に抑制することができる。【選択図】図4

Description

本発明は、搬送物の搬送方向を変換する装置に関し、特に、基台上に複数個の全方向車輪が配列される方向変換装置に関する。
例えば、L形に配置されるコンベヤ間に配置され、基台上に配列される全方向車輪上を移動する過程で搬送物の向き(進行方向)が変換される方向変換装置が周知である(例えば、特許文献1参照)。ところで、特許文献1記載の方向変換装置は、両端部が軸受によって軸支された1本の駆動軸の両軸受間に、複数個の全方向車輪が一定の間隔をあけて配置される。このような方向変換装置においては、各全方向車輪を駆動軸に対して軸線方向へ位置決めする必要があり、組立て作業が煩雑化される。さらに、各全方向車輪に発生するモーメント、あるいは両軸受間のスパンが延長されることに起因する駆動軸の撓みを抑制する必要がある。
特開平8−216770号公報
そこで本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、複数個の全方向車輪を駆動軸に対して位置決めすることが容易で、且つ駆動軸の撓みが抑制される方向変換装置を提供することを課題としてなされたものである。
上記課題を解決するために、本発明の方向変換装置は、基台上に設けられて少なくとも1個の全方向車輪が取り付けられる駆動軸と、複数本の駆動軸が並列に配列されて構成される第1駆動軸群と、第1駆動軸群の各駆動軸に対して軸線が直交する複数本の駆動軸が並列に配列されて構成される第2駆動軸群と、第1駆動軸群の各駆動軸を回転駆動する第1駆動機構と、第2駆動軸群の各駆動軸を回転駆動する第2駆動機構と、を有し、第1駆動軸群の各駆動軸の回転と第2駆動軸群の各駆動軸の回転とを制御して搬送物の搬送方向を変更する方向変換装置であって、各駆動軸を回転可能に支持する軸受が、全方向車輪の軸線方向両側に隣接して配置されることを特徴とする。
本発明によれば、複数個の全方向車輪を駆動軸に対して位置決めすることが容易で、且つ駆動軸の撓みが抑制される方向変換装置を提供することができる。
典型的な方向変換装置の平面図である。 1個の全方向車輪が取り付けられる駆動軸を回転可能に支持する駆動軸ユニットの軸平面による断面図である。 図2における駆動軸の説明図である。 第1実施形態の説明図であり、第1駆動軸ユニットの軸平面による断面図である。 第1実施形態に適用されるスリーブの説明図である。 方向変換装置の他の形態を示す図である。 方向変換装置の他の形態を示す図である。 第2実施形態の説明図であり、第2駆動軸ユニットの軸平面による断面図である。 第2実施形態に適用されるカラーの説明図である。 第3実施形態の説明図であり、第3駆動軸ユニットの軸平面による断面図である。 第3駆動軸ユニットに適用される駆動軸の軸直角平面による断面図である。 第3駆動軸ユニットに適用される駆動軸の軸直角平面による断面図である。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態を添付した図を参照して説明する。
図1に示される方向変換装置1は、L形に配列されたコンベア間に設置される典型であり、搬送物の搬送方向を図1における右方向(図1におけるIN側)から下方向(図1におけるOUT側)へ変換する。図1に示されるように、方向変換装置1は、上面が水平に設置された矩形のテーブル2(基台)を有する。テーブル2上には、少なくとも1個の全方向車輪3が取り付けられた駆動軸4が配列される。図3に示されるように、駆動軸4は、軸線方向(図3における左右方向)両端部5および6が円柱形に形成されるとともに中間部7が六角柱形に形成される。
なお、駆動軸4の両端部5および6の軸直角平面による断面(以下、軸直角断面)が形成する円の直径は、中間部7の軸直角断面が形成する正六角形(以下、中間部7の正六角形)の内接円の直径に対応する。また、駆動軸4の端部5の先端には、プーリ16(第1および第2駆動機構)が取り付けられる。さらに、全方向車輪3には、中間部7の正六角形に対応する正六角形の軸穴を有するオムニホイール(登録商標)が適用される。全方向車輪3の軸穴には、予め決められた嵌め合い公差で駆動軸4の中間部7が嵌合される。これにより、プーリ16の回転に連動して駆動軸4が軸線を中心に回転し、駆動軸4に取り付けられた全方向車輪3が軸線を中心に回転する。
図1に示されるように、テーブル2上には、軸線が図1における上下方向へ沿って延びる複数本(図1においては9本)の駆動軸4が並列に配列された第1駆動軸群8が構成される。換言すると、第1駆動軸群8の駆動軸4は、相互に平行に且つ図1における左右方向へ一定の間隔をあけてテーブル2上に配列される。第1駆動軸群8のIN側から数えて第1列、第2列および第3列の駆動軸4には、各々、7個の全方向車輪3が一定の間隔をあけて取り付けられる。また、第1駆動軸群8のIN側から数えて第4列、第5列、第6列、第7列、第8列および第9列の駆動軸4には、各々、6個、5個、4個、3個、2個および1個の全方向車輪3が一定の間隔をあけて取り付けられる。なお、第1駆動軸群8の駆動軸4は、プーリ16が同一の鉛直面上に位置するように配列される。
図1に示されるように、テーブル2上には、第1駆動軸群8の駆動軸4に対して軸線が直交する、すなわち、軸線が図1における左右方向へ沿って延びる複数本(図1においては7本)の駆動軸4が並列に配列された第2駆動軸群9が構成される。換言すると、第2駆動軸群9の駆動軸4は、相互に平行に且つ図1における上下方向へ一定の間隔をあけてテーブル2上に配列される。第2駆動軸群9のOUT側から数えて第1列、第2列、第3列、4列、第5列、第6列および第7列の駆動軸4には、各々、7個、6個、5個、4個、3個、2個および1個の全方向車輪3が一定の間隔をあけて取り付けられる。なお、第2駆動軸群9の駆動軸4は、プーリ16が第1駆動軸群8の駆動軸4に対して平行な同一の鉛直面上に位置するように配列される。
図1に示されるように、第1駆動軸群8の第4列の駆動軸4の延長上(軸線上)には、第2駆動軸群9の第1列の駆動軸4上の全方向車輪3のうち、図1において最もIN側に配置される全方向車輪3が位置される。同様に、第1駆動軸群8の第5列、第6列、第7列および第8列の駆動軸4の延長上(軸線上)には、各々、第2駆動軸群9の第2列、第3列、4列、第5列および第6列の駆動軸4上の全方向車輪3のうち、図1において最もIN側に配置される全方向車輪3が位置される。すなわち、第1駆動軸群8と第2駆動軸群9とは、図1を右斜め上方へ延びる直線L1によって区分される。
図2に示されるのは、第1駆動軸群8の第9列および第2駆動軸群9の第7列の駆動軸4、換言すると、1個の全方向車輪3が取り付けられる駆動軸4を回転可能に支持する駆動軸ユニットの軸平面による断面図である。この駆動軸ユニットは、駆動軸4の両端部5および6を回転可能に支持する一対の自動調心軸受10および13(球面軸受)を有する。図2に示されるように、自動調心軸受10および13間には、全方向車輪3が隣接して配置される。すなわち、全方向車輪3は、プーリ16側の端面3Aが、プーリ16側に配置された自動調心軸受10のボール部11に当接されるとともに、プーリ16側とは反対側の端面3Bが、プーリ16側とは反対側に配置された自動調心軸受13のボール部14に当接される。これにより、全方向車輪3は、駆動軸4に対して軸線方向(図2における左右方向)へ位置決めされる。なお、図2における符号17は、自動調心軸受10および13のレース部12および15が取り付けられるベースプレートである。
図4に示されるのは、第1駆動軸群8の第8列および第2駆動軸群9の第6列の駆動軸4、換言すると、2個の全方向車輪3が取り付けられる駆動軸4を回転可能に支持する第1実施形態に係る駆動軸ユニット(以下、第1駆動軸ユニット)の軸平面による断面図である。なお、図2に示される駆動軸ユニットと同一あるいは相当の構成要素については、同一の名称及び符号を付与し、重複する説明を省略する。第1駆動軸ユニットは、図2に示される駆動軸ユニット同様に、駆動軸4の両端部5および6を回転可能に支持する一対の自動調心軸受10および13を有する。
図4に示されるように、プーリ16側から数えて1番目に配置される第1全方向車輪3は、プーリ16側の端面3Aが、プーリ16側に配置される自動調心軸受10のボール部11に当接される。プーリ16側から数えて2番目に配置される第2全方向車輪3は、プーリ16側とは反対側の端面3Bが、プーリ16側とは反対側に配置される自動調心軸受13のボール部14に当接される。駆動軸4の中間部7の外周には、略円筒形のスリーブ18が装着される。換言すると、スリーブ18は、第1全方向車輪3の端面3Bから第2全方向車輪3の端面3Aまで延びる中間部7の外周に装着される。
図5に示されるように、スリーブ18は、両端部20および21の外径が、中間部22の外径に対して小さい。スリーブ18の軸穴19の内径は、駆動軸4の中間部7の正六角形の外接円の直径に対応する。図4に示されるように、スリーブ18は、プーリ16側の端部20が、第1全方向車輪3に隣接して配置される自動調心軸受23によって回転可能に支持される。また、スリーブ18は、プーリ16側とは反対側の端部21が、第2全方向車輪3に隣接して配置される自動調心軸受26によって回転可能に支持される。換言すると、駆動軸4の中間部7は、スリーブ18を介して一対の自動調心軸受23および26によって軸線を中心に回転可能に支持される。
スリーブ18は、端部20の端面が、第1全方向車輪3のプーリ16側とは反対側の端面3Bに当接されるとともに、端部21の端面が、第2全方向車輪3のプーリ16側の端面3Aに当接される。これにより、第1全方向車輪3の端面3Bと第2全方向車輪3の端面3Aとの間隔は、スリーブ18の全長に設定される。換言すると、第2全方向車輪3は、スリーブ18によって第1全方向車輪3に対して軸線方向へ位置決めされる。なお、図4に示されるように、自動調心軸受23のボール部24は、第1全方向車輪3のプーリ16側とは反対側の端面3Bに当接される。同様に、自動調心軸受26のボール部27は、第2全方向車輪3のプーリ16側の端面3Aに当接される。
さらに、第1駆動軸群8の第7列および第2駆動軸群9の第5列の駆動軸4、換言すると、3個の全方向車輪3が取り付けられる駆動軸4を、軸心を中心に回転可能に支持する第1駆動軸ユニット(図示省略)においては、図4に示される第1駆動軸ユニットの駆動軸4の中間部7とベースプレート17とをプーリ16側とは反対側(図4における右側)へ延長し、中間部7の延長部の端部に、プーリ16側から数えて3番目に配置される第3全方向車輪3を取り付けることで構成される。以下、3個の全方向車輪3が取り付けられる駆動軸4を支持する第1駆動軸ユニットの説明において、図4に示される2個の全方向車輪3が取り付けられる駆動軸4を支持する第1駆動軸ユニットと同一あるいは相当の構成要素については、同一の名称及び符号を付与し、重複する説明および図を省略する。
第2全方向車輪3と第3全方向車輪3との間の延長部(中間部7)の外周には、スリーブ18が装着される。スリーブ18は、端部20の端面が、第2全方向車輪3のプーリ16側とは反対側の端面3Bに当接されるとともに、端部21の端面が、第3全方向車輪3のプーリ16側の端面3Aに当接される。これにより、第2全方向車輪3の端面3Bと第3全方向車輪3の端面3Aとの間隔は、スリーブ18の全長に設定される。換言すると、第3全方向車輪3は、スリーブ18によって第2全方向車輪3に対して軸線方向へ位置決めされる。なお、第3全方向車輪3のプーリ16側とは反対側の端面3Bは、自動調心軸受13のボール部14に当接される。
前述したように、ベースプレート17および駆動軸4の中間部7を延長し、中間部7の延長部にスリーブ18を装着(追加)するとともに、スリーブ18の両端部20および21を追加した一対の自動調心軸受23および26によって支持することにより、全方向車輪3をプーリ16側とは反対側へ順次追加することができる。このようにして、第1駆動軸群8の第6列および第2駆動軸群9の第4列の4個の全方向車輪3が取り付けられる駆動軸4、第1駆動軸群8の第5列および第2駆動軸群9の第3列の5個の全方向車輪3が取り付けられる駆動軸4、第1駆動軸群8の第4列および第2駆動軸群9の第2列の6個の全方向車輪3が取り付けられる駆動軸4、ならびに第1駆動軸群8の第1〜3列および第2駆動軸群9の第1列の7個の全方向車輪3が取り付けられる駆動軸4、を回転可能に支持する第1駆動軸ユニットを順次構成することができる。
図1に示されるように、方向変換装置1は、IN側(図1における左側)の端部に配置されたモータローラ29(第1駆動機構)を有する。モータローラ29は、第1駆動軸群8の駆動軸4に対して並列に配列されるとともに、全方向車輪3に対して同一レベル(床面からの高さ)に配置される。第1駆動軸群8の駆動軸4を回転駆動する第1駆動機構は、モータローラ29のスピンドルに取り付けられたプーリ30と第1駆動軸群8の第1列の駆動軸4に取り付けられたプーリ16とにベルト31を掛けるとともに、第1駆動軸群8の隣接する駆動軸4のプーリ16間にベルト31を掛けて、モータローラ29に連動して第1駆動軸群8の駆動軸4が回転するように構成される。
また、方向変換装置1は、OUT側(図1における下側)の端部に配置されたモータローラ32(第2駆動機構)を有する。モータローラ32は、第2駆動軸群9の駆動軸4に対して並列に配列されるとともに、全方向車輪3に対して同一レベル(床面からの高さ)に配置される。第2駆動軸群9の駆動軸4を回転駆動する第2駆動機構は、モータローラ32のスピンドルに取り付けられたプーリ33と第2駆動軸群9の第1列の駆動軸4に取り付けられたプーリ16とにベルト34を掛けるとともに、第2駆動軸群9の隣接する駆動軸4のプーリ16間にベルト34を掛けて、モータローラ32に連動して第2駆動軸群9の駆動軸4が回転するように構成される。
このように構成された方向変換装置1において、まず、モータローラ32を停止させた状態で、モータローラ29を回転させる。これにより、モータローラ29に連動して第1駆動軸群8の駆動軸4が回転する。IN側から進入した搬送物は、テーブル2上を図1における右方向へ進行し、センサが搬送物を検出した時点でモータローラ29を停止させることにより、予め決められた位置で停止する。次に、モータローラ29を停止させた状態で、モータローラ32を回転させる。これにより、モータローラ32に連動して第2駆動軸群9の駆動軸4が回転し、テーブル2上の搬送物は、図1における下方向へ進行してOUT側から次のコンベアへ受け渡される。
他方、モータローラ29とモータローラ32とを同時に回転させ、第1駆動軸群8の駆動軸4と第2駆動軸群9の駆動軸4とを同時に回転させた場合、IN側から進入した搬送物は、テーブル2上を円弧軌道で旋回しながら90°向きを変える。
この実施形態では以下の効果を奏する。
本実施形態によれば、同一の駆動軸4に取り付けられる複数個の全方向車輪3の隣り合う全方向車輪3間の駆動軸4(中間部7)の外周にスリーブ18を装着し、スリーブ18の端部20の端面をプーリ16側の全方向車輪3の端面3Bに当接させるとともに、スリーブ18の端部21の端面をプーリ16側とは反対側の全方向車輪3の端面3Aに当接させることにより、駆動軸4に複数個の全方向車輪3が取り付けられる場合であっても、各全方向車輪3を駆動軸4に対して容易に位置決めすることが可能であり、全方向車輪3の組付け作業を効率化することができる。
また、駆動軸4に装着されるスリーブ18の両端部20および21が、一対の自動調心軸受23および26によって支持されるので、複数個の全方向車輪3に発生するモーメント、あるいは両自動調心軸受10および13間のスパンが延長されることに起因する駆動軸4の撓みを確実に抑制することができる。
なお、実施形態は上記に限定されるものではなく、例えば、次のように構成することができる。
図6に示されるように、第1駆動軸群8の駆動軸4の駆動源を、方向変換装置1のIN側に配置されたコンベア(図示省略)のモータローラ29とするとともに、第2駆動軸群9の駆動軸4の駆動源を、方向変換装置1のOUT側に配置されたコンベア(図示省略)のモータローラ32としてもよい。この場合、方向変換装置1にモータローラ等の駆動源を設置する必要がなく、方向変換装置1の製造コストを削減することができる。
さらに、図7に示されるように、テーブル2上を、対角線L2およびL3を境界に第1駆動軸群41、第2駆動軸群42、第3駆動軸群43および第4駆動軸群44に区分して、方向変換装置1を構成してもよい。図7から理解できるように、第1駆動軸群41の駆動軸4は、図7における左側端部に配置されたモータローラ45に連動して回転するように構成される。また、第2駆動軸群42の駆動軸4は、図7における右側端部に配置されたモータローラ46に連動して回転するように構成される。さらに、第3駆動軸群43の駆動軸4は、テーブル2上に配置されたモータローラ47に連動して回転するように構成される。また、第4駆動軸群44の駆動軸4は、テーブル2上に配置されたモータローラ48に連動して回転するように構成される。
ここで、モータローラ47および48のレベル(床面からの高さ)は、第3駆動軸群43および第4駆動軸群44の駆動軸4に取り付けられた全方向車輪3のレベル(搬送面)よりも低く設定される。この場合、モータローラ45ないし48を制御することにより、方向変換装置1上の搬送物を、例えば、テーブル2の対角線L2またはL3に沿った方向へ進行させたり、対角線L2およびL3の交点を中心に回転させるすることができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態を添付した図を参照して説明する。
第2実施形態は、第1実施形態に対して、駆動軸4を回転可能に支持する駆動軸ユニットの構造が異なる。第2実施形態に係る以下の説明において、前述した第1実施形態と同一あるいは相当の構成要素については、同一の名称及び符号を付与し、重複する説明を省略する。
前述したように、図4に示される第1駆動軸ユニットは、スリーブ18のプーリ16側の端部20の端面が、プーリ16側の全方向車輪3の端面3Bに当接されるとともに、スリーブ18のプーリ16側とは反対側の端部21の端面が、プーリ16側とは反対側の全方向車輪3の端面3Aに当接される。これにより、プーリ16側とは反対側に配置される全方向車輪3が、対向するプーリ16側に配置される全方向車輪3に対して軸線方向へ位置決めされ、延いては、複数個の全方向車輪3が、駆動軸4に対して軸線方向へ位置決めされる。
これに対し、図8に示されるように、第2実施形態に係る駆動軸ユニット(以下、第2駆動軸ユニット)は、スリーブ18のプーリ16側の端部20の端面が、プーリ16側の全方向車輪3に隣接する自動調心軸受23のボール部24に当接されるとともに、スリーブ18のプーリ16側とは反対側の端部21の端面が、プーリ16側とは反対側の全方向車輪3に隣接する自動調心軸受26のボール部27に当接される。これにより、プーリ16側とは反対側に配置される自動調心軸受26が、プーリ16側に配置される対向する自動調心軸受23に対して軸線方向へ位置決めされ、延いては、プーリ16側とは反対側に配置される全方向車輪3が、プーリ16側に配置される全方向車輪3に対して軸線方向へ位置決めされる。
他方、第1駆動軸ユニットは、自動調心軸受23および26のボール部24および27の両軸穴に、スリーブ18の両端部20および21の外周が嵌合されているのに対し、第2駆動軸ユニットは、自動調心軸受23および26のボール部24および27の両軸穴に、カラー51の外周が嵌合される。図9に示されるように、カラー51は、円筒状に形成され、自動調心軸受23および26のボール部24および27の軸穴の内径に対応する外径を有するとともに、駆動軸4の中間部7の正六角形に対応する正六角形の軸穴52を有する。第2実施形態によれば、第1実施形態と同等の作用効果を得ることができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態を添付した図を参照して説明する。
第3実施形態は、第1実施形態および第2実施形態に対して、駆動軸4を回転可能に支持する駆動軸ユニットが異なる。第3実施形態に係る以下の説明において、前述した第1実施形態および第2実施形態と同一あるいは相当の構成要素については、同一の名称及び符号を付与し、重複する説明を省略する。
前述した第1駆動軸ユニットおよび第2駆動軸ユニットにおいて、駆動軸4は、両端部5および6が円柱形に形成されるとともに中間部7が六角柱形に形成される。また、全方向車輪3の軸穴の軸直断面は、中間部7の正六角形に対応する正六角形に形成される。これに対し、第3実施形態に係る駆動軸ユニット(以下、第3駆動軸ユニット)において、駆動軸4は、軸直角断面が全長にわたって一様な柱によって形成される。
図11に示されるように、第3駆動軸ユニットは、駆動軸4の軸直角断面が、中心角が60°の3つの円弧部55を軸心C1回りに等配して、隣り合う円弧部55間を直線部56で接続することで形成される。換言すると、駆動軸4は、円柱形の軸の外周に、軸線に対して平行な3つの平面56(軸直角断面の直線部56に相当)を、軸線回りに等配することで形成される。これに伴い、全方向車輪3の軸穴は、図11に示される駆動軸4の軸直角断面に対応する形状に形成される。図10に示されるように、第3駆動軸ユニットにおいて、全方向車輪3は、プーリ16側の端面3Aが、プーリ16側に配置される自動調心軸受57のボール部58に当接されるとともに、プーリ16側とは反対側の端面3Bが、プーリ16側とは反対側に配置される自動調心軸受59のボール部60に当接される。
第3実施形態によれば、駆動軸4に取り付けられる複数個の全方向車輪3を、一対の自動調心軸受57および59によって、各々、駆動軸4に対して軸線方向(図10における左右方向)へ位置決めすることができる。また、駆動軸4の外周の曲面部55(軸直角断面の円弧部55に相当)を自動調心軸受57および59で支持するように構成したので、第1駆動軸ユニットおよび第2駆動軸ユニットで使用されるスリーブ18ならびにカラー51が必要なく、駆動軸4の両端部5および6と中間部7とを同型の自動調心軸受57および59で支持することが可能であり、構造が簡素化されて製造コストを削減することができる。
第3実施形態においては、駆動軸4の軸直角断面を、例えば、図12に示されるように形成することができる。図12に示される駆動軸4の軸直角断面は、中心角が60°の3つの円弧部55を軸心C1回りに等配して、隣り合う円弧部55間を凹R形状61で接続することにより形成される。なお、全方向車輪3の軸穴は、図12に示される駆動軸4の軸直角断面に対応する形状に形成される。また、凹R形状61は、凸R形状である円弧部55を反転させた形状とすることができる。
ここで、図11に示される軸直角断面を有する駆動軸4において、駆動軸4を回転させた場合の全方向車輪3と駆動軸4との接触は線接触であったが、図12に示される軸直角断面を有する駆動軸4において、駆動軸4を回転させた場合の全方向車輪3と駆動軸4との接触を面接触とすることができる。これにより、図12に示される軸直角断面を有する駆動軸4は、図11に示される軸直角断面を有する駆動軸4と比較して、トルク伝達時の面圧を低下させることができ、より大きいトルクを伝達させることが可能である。
1 方向変換装置、2 テーブル(基台)、3 全方向車輪、4 駆動軸、8 第1駆動軸群、9 第2駆動軸群、10,13,23,26 自動調心軸受(軸受)、16 プーリ(第1および第2駆動機構)、29 モータローラ(第1駆動機構)、30 プーリ(第1駆動機構)、31 ベルト(第1駆動機構)、32 モータローラ(第2駆動機構)、33 プーリ(第2駆動機構)、34 ベルト(第2駆動機構)

Claims (5)

  1. 基台上に設けられて少なくとも1個の全方向車輪が取り付けられる駆動軸と、
    複数本の駆動軸が並列に配列されて構成される第1駆動軸群と、
    第1駆動軸群の各駆動軸に対して軸線が直交する複数本の駆動軸が並列に配列されて構成される第2駆動軸群と、
    第1駆動軸群の各駆動軸を回転駆動する第1駆動機構と、
    第2駆動軸群の各駆動軸を回転駆動する第2駆動機構と、
    を有し、第1駆動軸群の各駆動軸の回転と第2駆動軸群の各駆動軸の回転とを制御して搬送物の搬送方向を変更する方向変換装置であって、
    各駆動軸を回転可能に支持する軸受が、全方向車輪の軸線方向両側に隣接して配置されることを特徴とする方向変換装置。
  2. 同一の駆動軸に取り付けられる隣り合う両全方向車輪間の駆動軸に装着されるスリーブを有し、
    スリーブは、両端部が両全方向車輪間に配置される両軸受によって回転可能に支持されて、一端が両全方向車輪のうちの一方の全方向車輪に当接されるとともに、他端が他方の全方向車輪に当接されることを特徴とする請求項1に記載の方向変換装置。
  3. 同一の駆動軸に取り付けられる隣り合う両全方向車輪間の駆動軸に装着されるスリーブを有し、
    スリーブは、一端が両全方向車輪間に配置された両軸受のうちの一方の軸受に当接されるとともに、他端が他方の軸受に当接されることを特徴とする請求項1に記載の方向変換装置。
  4. 前記駆動軸は、軸直角平面による断面形状が、中心角が60°の円弧を軸心回りに等配して隣り合う円弧間を直線で接続することにより形成されることを特徴とする請求項1に記載の方向変換装置。
  5. 前記駆動軸は、軸直角平面による断面形状が、中心角が60°の円弧を軸心回りに等配して隣り合う円弧間を凹R形状で接続することにより形成されることを特徴とする請求項1に記載の方向変換装置。
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