JP5153176B2 - 小径マグネット駆動ローラコンベヤ - Google Patents

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Description

本発明は、非常に小さいワークを搬送できるようにしたローラピッチの小さいマグネット駆動ローラコンベヤに関するもので、具体的には多数並列させたキャリアローラと直交する位置に駆動マグネットを備えたラインシャフトを設け、キャリアローラ側に従動マグネットを配置して、ローラピッチが小さく、特に全長の短いワーク搬送に適したマグネット駆動ローラコンベヤに関する。
従来のマグネット駆動ローラコンベヤは、駆動ラインシャフトは一本であり、キャリアローラピッチを小さくするとラインシャフトを支持する軸受を組み込むことができなかった。従来のマグネット駆動ローラコンベヤは、多数並列させたキャリアローラの各軸の一端に従動側マグネットリングを嵌着する一方、キャリアローラ群の下部でキャリアローラと直交する方向に駆動用マグネットリング付きのラインシャフトを所定の軸受に支持し、ラインシャフトの回転駆動により従動側マグネットリングに対し非接触で回転力を伝達するように構成されている(例えば特許文献1)。
ところで、ローラコンベヤを小物搬送に使用する場合、つまりワークが小型で特に全長が短くなった場合、キャリアローラの頂部はワークと点で接触しており、通常4本(移動時最低3本)のキャリアローラでワーク底面を受けるのだが、ワーク両端部とワーク底面の2点とを4本のキャリアローラで支持できないような短いワークだと、ワークは進行方向に搖動してしまい安全に搬送できなくなる。よって、小型ワークを搬送する場合、キャリアローラピッチを小さくすることは非常に重要である。キャリアローラの軸受けは、キャリアローラの径に応じて小外径の軸受けを機側のフレームに組み込むことで対応可能である。
現状のマグネット駆動クリーンコンベヤローラは、ピッチが20mmのキャリアローラでワークの両端部とワークの両端から全長の1/3距離部分とを4本のキャリアローラで支持するため、搬送物長さが60mm以下の小さいワークを搬送することはできなかった。駆動側のラインシャフトではマグネット駆動の必要トルクや回転のなめらかさの確保のため、マグネット径やシャフト軸径はある程度の大きさが必要である。また、ラインシャフトには、ギヤなどのモータ駆動伝達機構部分がある1箇所に、さらに所定のピッチ毎にシャフト支持のための軸受け部分がどうしても必要となる。この軸受け部分について、キャリアローラの設置ピッチにおいて、必ず隣り合うキャリアローラの隙間部分にラインシャフト軸受けを配置することができるように無垢のシャフトに、マグネットリングとスペーサを外嵌して位置合わせできる工夫がある(例えば特許文献2)。また、ラインシャフト軸受付近のキャリアローラ部に対して、駆動マグネットリングをラインシャフト側に配置できないため、隣接するローラから連動する特別のマグネットローラをローラ上部に介在させる工夫がある(例えば特許文献3)。
特許第3353107号公報(第4頁、右欄40〜48行、図4) 特開2004−338829号公報(第3頁、25行〜43行、図2) 特許第2648566号公報(第5頁、左欄35行〜右欄41行、図4)
より小型のワークを搬送する場合、キャリアローラを小径にして間隔を詰めて併設することとなるが、ローラ間の隙間の間隔も小さくなり、隣り合う2つのローラ下部の空間である断面富士山形状をなす空間高さも小さくなり、さらに各キャリアローラの従動側マグネットリングのラインシャフト軸長に沿った間隔も小さくなる。よって、特許文献2の位置合わせでも軸受け部のふくらみをキャリアローラ間下部の断面富士山形状空間で吸収できなくなり、特許文献3の隣接するローラから連動する特別のマグネットローラを全てのキャリアローラの従動マグネットリングに対して設置することもできなくなる。
キャリアローラの間隔を詰めると、各ローラの従動側マグネットリングのラインシャフト軸長に沿った間隔が小さくなり、それにより従動側マグネットを非接触駆動する駆動側マグネットリングの中心軸間距離も狭まり、ついにはラインシャフトの全長を隙間なく駆動マグネットリングにより占められ、ラインシャフトを支持する軸受けを組み込めない。よって、キャリアローラピッチが20mmが最小であり、ワークの両端部とワークの両端から全長の1/3距離部分とを4本のキャリアローラで支持する60mmが最小搬送物長さとなる。もう一つ、キャリアローラピッチを小さくすることは、キャリアローラ同士の間隔も狭くなり、隣り合う従動マグネットリングが干渉し合う虞もある。また、マグネット駆動によるローラコンベヤは、その駆動伝達方式の特徴(非接触駆動であり、ある一定反力でキャリアローラを固定しても駆動側に大きな影響がない)から、アキュムレーティングコンベヤに向いているが、さらに小さなワークを搬送するニーズは高い。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1は、キャリアローラに嵌着した従動マグネットとラインシャフトに嵌着した駆動マグネットの間にアイドラマグネットを配置して、非常に小さいワークを搬送できるようにした小径マグネット駆動ローラコンベヤであって、 各従動マグネットは、その外形を前記キャリアローラより小径にされ、かつ搬送方向両側のうち一方の側のコンベヤフレーム側に偏った位置のキャリアローラ軸に搬送面の内側に含まれ且つ搬送物の下面に接触しないよう嵌着され前記ラインシャフトの上部には、前記ラインシャフト軸線に略直交するようアイドラマグネット軸を、かつアイドラマグネット軸の上部には、前記従動マグネットを外嵌したキャリアローラ軸を前記アイドラマグネット軸に略平行にそれぞれ配置し、前記キャリアローラの軸に嵌着された従動マグネットが近接する側の搬送方向側面コンベヤフレームの長手方向に、キャリアローラピッチの2倍のピッチでアイドラマグネット支持軸を受ける軸受ホルダを設け、玉軸受を介してアイドラマグネット支持軸を片持ち状態で軸支し、各アイドラマグネットに対応して従動マグネット2個をそれぞれ接近、配置し、アイドラマグネット1個あたり隣接する2個のキャリアローラを非接触で駆動させ、前記アイドラマグネットと駆動マグネットを1対1に対応させ前記アイドラマグネットを非接触で駆動させることで、前記ラインシャフトに配置される駆動マグネットの中心軸の間隔を、キャリアローラピッチの2倍にし、任意の駆動マグネット間のラインシャフトに軸受乃至駆動機構を組み込めるようにしたことを特徴とする小径マグネット駆動ローラコンベヤである。
請求項2は、前記ラインシャフトは、従動ギヤが嵌装され駆動ユニット出力部に配置されるラインシャフト部の両端にカップリング金具を備え、コンベヤフレーム長手方向に延長設置するラインシャフトと前記駆動ユニット出力部に配置されるラインシャフト部とを連結して延長するラインシャフト組立体を備えることを特徴とする請求項1に記載の小径マグネット駆動ローラコンベヤである。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1は、キャリアローラ側従動マグネットとラインシャフト側駆動マグネットの間にアイドラマグネットを配置して、非常に小さいワークを搬送できるようにした小径マグネット駆動ローラコンベヤであって、各アイドラマグネットに対応して従動マグネット2個をそれぞれ接近、配置し、アイドラマグネット1個あたり隣接する2個のキャリアローラを非接触で駆動させ、前記アイドラマグネットと駆動マグネットを1対1に対応させ前記アイドラマグネットを非接触で駆動させることで、前記ラインシャフトに配置される駆動マグネットの中心軸の間隔を、キャリアローラピッチの2倍にし、任意の駆動マグネット間のラインシャフトに軸受乃至駆動機構を組み込めるようにし、かつ、前記ラインシャフトの上部に、前記ラインシャフト軸線に略直交するようアイドラマグネット軸を配置し、かつアイドラマグネット軸の上部に従動マグネットを外嵌したキャリアローラ軸を略平行に配置することを特徴とする小径マグネット駆動ローラコンベヤである。
請求項2は、前記従動マグネットをキャリアローラより小径にして、該従動マグネットをキャリアローラ軸に嵌着したことを特徴とし、請求項3は、前記キャリアローラの軸には、搬送方向両側コンベヤフレームの一方に偏った位置に従動マグネットを嵌着したことを特徴とする請求項1または2に記載の小径マグネット駆動ローラコンベヤである。また、請求項4は、前記キャリアローラの軸に嵌着された従動マグネットが近接する側の搬送方向側面コンベヤフレームの長手方向に、キャリアローラピッチの2倍のピッチでアイドラマグネット支持軸を受ける軸受ホルダを設け、玉軸受を介してアイドラマグネット支持軸を片持ち状態で軸支することを特徴とする請求項1から3のいずれか1つの項に記載の小径マグネット駆動ローラコンベヤである。
搬送面を形成するよう多数並列させたキャリアローラ側従動マグネットとラインシャフト側駆動マグネットの間にアイドラマグネットを配置し、各アイドラマグネットに対応して従動マグネット2個をそれぞれ接近して配置し、アイドラマグネット1個あたり隣接する2個のキャリアローラを非接触で駆動させることで、ラインシャフトに配置される駆動マグネットの中心軸の間隔を、キャリアローラピッチの2倍にできるようにし、ラインシャフト表面にできた駆動マグネットリングの隙間に、軸受や、ギヤなどの駆動伝達機構を設けることができる。駆動マグネットと1対1で配置され、駆動マグネットと略90度回転方向が変換されるアイドラマグネットにより、2つの従動マグネットをアイドラマグネットと同方向に駆動するので、ラインシャフト自体が大径でそれに嵌着する駆動マグネットが大径/及び幅がキャリアローラピッチと同等でも、駆動マグネットリング間に隙間が発生し、ラインシャフト軸受けを余裕を持って設置できる。また、アイドラマグネットにより駆動方向を変換するので、駆動マグネットの幅もアイドラマグネットの幅もある程度大きくでき、従動マグネットに対する非接触の駆動トルクを大きな面で余裕を持って伝達することができる。これにより小ローラピッチでアキュムレーティング可能なマグネット駆動ローラコンベヤを提供できる。具体的には、キャリアローラ間にアイドラマグネットを設けることにより8mmピッチのローラコンベヤとして、搬送物の最小長さを24mmとすることができると共に、従動側のキャリアローラに嵌合される従動マグネットリングは、キャリアローラ外径より小径であり、かつ下部のアイドラマグネットの広い面から発生する磁界を効率良く受けるので、キャリアローラの設置ピッチが小さくなっても隣り合う従動マグネットの干渉は問題なく、キャリアローラの回転駆動が円滑でないなどの問題が起きない。また、キャリアローラの従動マグネットをキャリアローラ軸の側部コンベヤフレームの一方に偏った位置に嵌着し、当該側面コンベヤフレームの長手方向に、キャリアローラピッチの2倍のピッチでアイドラマグネット支持軸を受ける軸受ホルダを設け、玉軸受けを介してアイドラマグネット支持軸を片持ち状態で軸支するので、単純な構造で安価にかつメンテナンスしやすいマグネット駆動ローラコンベヤを提供できる。
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の駆動ローラコンベヤの正面図、図2は図1の平面図、図3は図1のA―A線より矢印方向に見た断面図、図4は図1のB―B線より矢印方向に見た断面図である。
本発明は、非常に小さいワークを搬送できるようにした小径マグネット駆動ローラコンベヤで、キャリアローラ10、10のピッチを小さくするために、キャリアローラ側の従動側マグネットリング(以下単に従動マグネットという)14と駆動ラインシャフト側の駆動側マグネットリング(以下単に駆動マグネットという)12間にアイドラマグネット13を配置し、そのアイドラマグネット13の上部には、対応する従動マグネット2個をその間にアイドラマグネットの頂部が位置するように接近、配置することで2個のキャリアローラ10,10を駆動させ、かつアイドラマグネット13と駆動マグネット12を1対1に対応させアイドラマグネット13を非接触で駆動させることで、ラインシャフト7に配置される駆動マグネット12の中心軸の間隔を、キャリアローラピッチの2倍にし、ラインシャフト7に軸受け乃至駆動機構を組み込めるようにする。このマグネット駆動ローラコンベヤ1は、コンベヤ全体を脚ユニット3,3で支持し、一方の脚ユニット3に駆動ユニット4を設け、フレーム2,2間に多数並列させたキャリアローラ10,10によりワーク搬送面を形成させる。各キャリアローラ軸11(図5に示す)には、図2、3に示すように、キャリアローラ軸11の片側の搬送方向側面コンベヤフレーム側に偏った位置に、キャリアローラ軸両側に分割されたキャリアローラに挟まれ、かつキャリアローラ外径より小径の従動マグネット14,14を嵌装する。
なお、図中、4aは駆動ユニット4の出力軸、5は駆動ギヤ、5aはギヤカバー、6は中間ギヤ、8はラインシャフト7に設けられて中間ギヤ6と噛み合う従動ギヤ、9はラインシャフト7を支持する軸受24を把持する軸受け台、16はフレーム2、2の上部にブラケット18を介して固着したガイドサポート、18はブラケット、20は軸受け押さえ、21はブラケット固定用ボルトある。
駆動ユニット4は、駆動モータの出力軸4a側のギヤカバー5a内に収容された大径の駆動ギヤ5と伝動ギヤ列を備えており、伝動ギヤ列は、図3、4に示すように、大径の駆動ギヤ5と噛み合う中間ギヤ6と、その上部で中間ギヤ6に噛み合う従動ギヤ8とから構成されている。従動ギヤ8は、ラインシャフト7に嵌着されており、ラインシャフト7と軸心を同じくする位置で駆動され、ラインシャフト全体を回転させる。また、機長が大きいときには、図4及び図9に示すように適宜箇所において、従動ギヤを嵌着したラインシャフトとカップリングを介して軸心を一致させて接続することでラインシャフトを延長し、適宜箇所で玉軸受24を有するラインシャフト軸受台9により支持する。25はラインシャフトのカップリング部25である。
図5はラインシャフト、駆動マグネット、アイドラマグネット及びキャリアローラの配置関係を示す拡大縦断面正面図、図6は図5のC−C線における断面図である。
従動マグネット14,14はキャリアローラ軸11に対し、図5に示すように、キャリアローラ10径よりも小さい径をなして嵌装されることで、下部の直交位置に配置されるラインシャフト7に嵌装されている駆動側マグネット上部にある、アイドラマグネット13と近接し、かつ非接触の状態で駆動力をアイドラマグネット13から伝達できるように配されている。駆動ギヤ5は、ラインシャフト7の適宜箇所に嵌着した従動ギヤ8に対し、中間ギヤ6を介して回転を伝達する。従動マグネット14の下部はアイドラマグネット13の上部に近接し、従動マグネット14,14が嵌着する2個のキャリアローラ10,10はその回転力を伝達してもらうため、近接してアイドラマグネット13をその下部に配置して、アイドラマグネット13の磁界が近傍の従動マグネット14表面にまで至るようにする。
ラインシャフト7は軸長方向に、多数のカラー17を介して多数の駆動マグネット12、12を被着して駆動マグネット12の設置位置を規定し、順々に送り込むことで組み付ける構成となっている。また、キャリアローラ10群の下部の直交方向(フレーム長手方向)に、多数の駆動マグネット12、12を一定の間隔をあけて嵌装したラインシャフト7を設けるが、ラインシャフト7に配置される駆動マグネット12の中心軸の間隔を、キャリアローラピッチの2倍にし、ラインシャフト7表面に駆動マグネット12間に隙間を生じさせ、その隙間にラインシャフト7自体を支持するため軸受台9に把持される軸受け24や、駆動装置としての従動ギヤ8を嵌装できるようにしてある。
アイドラマグネット13,13は、キャリアローラ10の従動側マグネット14の2個に対し1個を対応させて並置されていて、各駆動マグネット12,12に対し非接触で伝達される回転力をその伝達方向を略90度変換し、上部の従動側マグネット14へ伝達されるように対置させてある。また、図5及び図6に示すように、アイドラマグネット13の軸部13aは、キャリアローラに嵌着された従動マグネットが近接する側の一方の側部コンベヤフレームの長手方向内側に、複数のボルト22を用いて組み付けた軸受サポート28の、隣り合うボルト22間に設けられた孔内部にきつく嵌合された軸受け29により片持ち支持されており、ローラコンベヤとして構造を簡略化している。
図7はラインシャフト7の先端部の拡大図である。カラー17、駆動マグネット12、カラー17、駆動マグネット12と、順にラインシャフト7先端部から送り込んだ後、適宜箇所でラインシャフト7に軸受24を嵌着し、その軸受け24を把持する軸受台9に嵌装する。これは、隣接する駆動マグネット12に対し通常より短いカラー17aを介して軸受け24を両側から挟持する形でラインシャフト7に嵌着され、駆動マグネット12の中心軸の間隔は、図7に示されるように一定に保たれる。ラインフレーム7の軸端は、エンド押さえ30により端部の駆動マグネットが外れないように、短いカラー17aを介して押さえられている。軸受台9は図8に示すように、ボルト23,23を用いてフレーム2,2の内側に固着されていて、軸受24は軸受台9に上部からボルトを介してピースで押さえ込まれてきつく嵌合されている。また、軸受29をきつくアイドラマグネット軸13aに嵌合させた上、一方のコンベヤフレーム2の内側にボルト止めした軸受サポート28に、軸受29を嵌着させることで多数のアイドラマグネット13を片持ち支持している。
図9は図4のラインシャフトカップリング部25の拡大縦断側面図である。機長が大きいときには、ラインシャフト7,7間に短小のラインシャフト7aを接続する。接続位置のラインシャフト7と短小のラインシャフト7aの端部に突起26,26を有するカップリング部25を用いて連結する。また、ラインシャフト7の両端部近くには玉軸受24、24(図9)がきつく嵌装され、その側面にカラー17を押し当てて位置決めを行うようになっている。玉軸受24のあるところの駆動マグネット12、12間の間隔と、それ以外の部位の駆動マグネット12、12間の間隔が同じであることも図7から明らかである。コンベヤ機長が長い場合には、各ラインシャフト7の端にキー27で固定したカップリング用突起26を介して相互に連結して延長したラインシャフト組立体を設置すればよい。
上記のように、ラインシャフト7の軸長方向に駆動マグネット12、12間の隙間が大きくとれ、その隙間にラインシャフト7を支持する玉軸受24を余裕を持って配置することができる。これにより、機長が長いローラコンベヤにおいて、駆動側ラインシャフトの軸受を所定の間隔で配置しながら、搬送面を形作るキャリアローラの設置ピッチを小さくしても非接触で磁石駆動できる、短長小型ワーク搬送用の小径マグネット駆動ローラコンベヤを提供できる。例えば、機長が1,500mmでローラ幅が40mmのローラコンベヤでも、キャリアローラの径7.5mmで8mm軸ピッチのものが製作可能となる。搬送ワークの長さは、24mm長さのものの搬送が可能である。
上記のように、搬送面を形成するよう多数並列させたキャリアローラ側従動マグネット14とラインシャフト側駆動マグネット12の間にアイドラマグネット13を配置し、各アイドラマグネット13に対応して従動マグネット2個をそれぞれ接近して配置し、アイドラマグネット1個あたり隣接する2個のキャリアローラ10,10を非接触で駆動させることで、ラインシャフト7に配置される駆動マグネット12の中心軸の間隔を、キャリアローラピッチの2倍にできるようにし、ラインシャフト表面にできた駆動マグネットリング12の隙間に、軸受や、ギヤなどの駆動伝達機構を設けることができる。駆動マグネット12と1対1で配置され、駆動マグネット12と略90度回転方向が変換されるアイドラマグネット13により、2つの従動マグネット14をアイドラマグネット13と同方向に駆動するので、ラインシャフト7自体が大径でそれに嵌着する駆動マグネット12が大径/及び幅がキャリアローラピッチと同等でも、駆動マグネットリング12間に隙間が発生し、ラインシャフト軸受け24を余裕を持って設置できる。また、従動側のキャリアローラ軸11に嵌合される従動マグネットリング14は、キャリアローラ外径より小径であり、かつ下部のアイドラマグネット13の広い面から発生する磁界を効率良く受けるので、キャリアローラ10の設置ピッチが小さくなっても隣り合う従動マグネット14の干渉は問題なく、キャリアローラ10の回転駆動が円滑でないなどの問題が起きない。
上記構成の駆動ローラコンベヤにおいて、モータの起動で伝動ギヤ群を介して図示されるラインシャフト7を回転駆動させると、駆動されるラインシャフト7に嵌着された駆動マグネット12が回転し、その発生磁界の極変化に対応して上部に略90度回転方向を変換されて軸支されたアイドラマグネット13を非接触状態で駆動回転させる。駆動回転されたアイドラマグネット13はその発生磁界の極変化に対応させて、さらにその上部にキャリアローラ軸11により軸支される従動マグネット14を、アイドラマグネット13と同一回転方向に非接触状態で回転駆動させる。これにより、各従動側マグネット14と同軸の各キャリアローラ10,10を一斉に同じ方向に回転させ、また非常に強い搬送面のさえぎり力に対してはその部位のキャリアローラの駆動力が弱い場合、その従動マグネットを回転させようとするトルクはアイドラマグネットから伝わらないので、キャリアローラ10上の物品をアキュムレート可能に搬送することができる。
本発明の駆動ローラコンベヤは、非接触マグネット駆動ローラコンベヤに適用可能であって、超低発塵、強力な非接触マグネットリングを直交させて回転を伝達するように構成されていて、キャリアローラ側従動側マグネットとラインシャフト側駆動マグネットの間にアイドラマグネットを配置し、各アイドラマグネットを対応して従動マグネット2個をそれぞれ接近、配置し、アイドラマグネット1個あたり隣接する2個のキャリアローラを非接触で駆動させ、前記アイドラマグネットと駆動マグネットを1対1に対応させ前記アイドラマグネットを非接触で駆動させることで、前記ラインシャフトに配置される駆動マグネットの中心軸の間隔を、キャリアローラピッチの2倍にし、任意の駆動マグネット間のラインシャフトに軸受乃至駆動機構を組み込めるようにしたので、コンベヤ機長を長く、かつ、小さな部品などの搬送ワークを搬送時に微細なゴミを発生させない搬送を必要とする精密機械部品、半導体、その他電気部品等の搬送に適している。
標準仕様の1例を示すと下記のとおりである。
キャリアローラ幅 36〜100mm
同ローラ 径7.5 ×ピッチ8mm
機長 200〜1500mm
搬送質量 5kg/個、50kg/m、0.5kg/ローラ1本
搬送速度 1.0〜40m/min
モータ インダクションモータ、DCブラシレス
電源 単相100V、230V 3相 200V
上記のように、本発明の小径マグネット駆動ローラコンベヤは、キャリアローラ側従動側マグネットとラインシャフト側駆動マグネットの間にアイドラマグネットを配置し、各アイドラマグネットを対応して従動マグネット2個をそれぞれ接近、配置し、アイドラマグネット1個あたり隣接する2個のキャリアローラを非接触で駆動させ、前記アイドラマグネットと駆動マグネットを1対1に対応させ前記アイドラマグネットを非接触で駆動させることで、前記ラインシャフトに配置される駆動マグネットの中心軸の間隔を、キャリアローラピッチの2倍にし、任意の駆動マグネット間のラインシャフトに軸受乃至駆動機構を組み込めるようにした。よって、コンベヤ機長を長く、かつ、小さな部品などの搬送ワークを搬送時に微細なゴミを発生させない搬送を必要とする精密機械部品、半導体、その他電気部品等の搬送に適した、搬送面を形作るキャリアローラの設置ピッチを小さくしても非接触で磁石駆動できる、短長小型ワーク搬送用の小径マグネット駆動ローラコンベヤとして好適である。
本発明の一実施形態に係る駆動ローラコンベヤの正面図。 図1の平面図。 図1のA―A線より矢印方向に見た断面図。 図2のB―B線における断面図。 図4のラインシャフト、駆動マグネットと、中間マグネット及び従動マグネットの配置関係を示す拡大縦断面図。 図5のC―C線における縦断面図。 ラインシャフト先端部の拡大縦断正面図である。 図7のD−D線における断面図。 図4のラインシャフトカップリング部の拡大縦断側面図である。
符号の説明
1 マグネット駆動ローラコンベヤ 2 フレーム
3 脚ユニット 4 駆動ユニット
4a 出力軸 5 駆動ギヤ
5a ギヤカバー 6 中間ギヤ
7 ラインシャフト 8 従動ギヤ
9 軸受台 9a 玉軸受
10 キャリアローラ 11 キャリアローラ軸
11a 軸受 12 駆動マグネット
13 アイドラマグネット 13a 軸部
14 従動マグネット 15 アイドラマグネット支持部材
16 ガイドサポート 17 カラー
18 ブラケット 20 軸受押さ
21、22、23 ボルト 24、29 軸受
25 カップリング部 26 両突起
27 キー 28 軸受サポート
30 エンド押さえ

Claims (2)

  1. キャリアローラに嵌着した従動マグネットとラインシャフトに嵌着した駆動マグネットの間にアイドラマグネットを配置して、非常に小さいワークを搬送できるようにした小径マグネット駆動ローラコンベヤであって、
    各従動マグネットは、その外形を前記キャリアローラより小径にされ、かつ搬送方向両側のうち一方の側のコンベヤフレーム側に偏った位置のキャリアローラ軸に搬送面の内側に含まれ且つ搬送物の下面に接触しないよう嵌着され
    前記ラインシャフトの上部には、前記ラインシャフト軸線に略直交するようアイドラマグネット軸を、かつアイドラマグネット軸の上部には、前記従動マグネットを外嵌したキャリアローラ軸を前記アイドラマグネット軸に略平行にそれぞれ配置し
    前記キャリアローラの軸に嵌着された従動マグネットが近接する側の搬送方向側面コンベヤフレームの長手方向に、キャリアローラピッチの2倍のピッチでアイドラマグネット支持軸を受ける軸受ホルダを設け、玉軸受を介してアイドラマグネット支持軸を片持ち状態で軸支し
    各アイドラマグネットに対応して従動マグネット2個をそれぞれ接近、配置し、アイドラマグネット1個あたり隣接する2個のキャリアローラを非接触で駆動させ、前記アイドラマグネットと駆動マグネットを1対1に対応させ前記アイドラマグネットを非接触で駆動させることで、
    前記ラインシャフトに配置される駆動マグネットの中心軸の間隔を、キャリアローラピッチの2倍にし、任意の駆動マグネット間のラインシャフトに軸受乃至駆動機構を組み込めるようにした
    ことを特徴とする小径マグネット駆動ローラコンベヤ。
  2. 前記ラインシャフトは、従動ギヤが嵌装され駆動ユニット出力部に配置されるラインシャフト部の両端にカップリング金具を備え、コンベヤフレーム長手方向に延長設置するラインシャフトと前記駆動ユニット出力部に配置されるラインシャフト部とを連結して延長するラインシャフト組立体を備えることを特徴とする請求項1に記載の小径マグネット駆動ローラコンベヤ。
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