JP2007331943A - 小径マグネット駆動ローラコンベヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】駆動マグネットを備えたラインシャフトと直交する小ローラピッチのキャリアローラ側に従動マグネットを配置してアキュムレーティング可能で短長小型ワークの搬送に適する小径マグネット駆動ローラコンベヤを提供する。
【解決手段】駆動マグネット12をそろばん玉形とし、各従動マグネット14を2個をそれぞれ接近、配置してキャリアローラ10を駆動させることで、従動マグネットと駆動マグネットを2対1に対応させてラインシャフトに配置される駆動マグネット12の間隔をキャリアローラピッチの2倍にして、任意のキャリアローラピッチ間に軸受を組み込む。キャリアローラ軸11には、コンベヤフレームの一方に偏寄った位置にキャリアローラ10より小径の従動マグネット14が嵌着され、駆動マグネットとキャリアローラとの干渉を防ぐと共に、パスラインを確保して非常に小さいワークを搬送できるようにした。
【選択図】図5

Description

本発明は、非常に小さいワークを搬送できるようにしたローラピッチの小さいマグネット駆動ローラコンベヤに関するもので、具体的には多数並列させたキャリアローラと直交する位置に駆動マグネットを備えたラインシャフトを設け、駆動マグネットの形状を両円錐面をもつ形状として2つの従動マグネットを受け持つように構成することで、キャリアローラピッチが小さく、特に全長の短いワーク搬送に適したマグネット駆動ローラコンベヤに関する。
従来のマグネット駆動ローラコンベヤは、駆動ラインシャフトに大径の駆動マグネットを嵌着させ、1個の駆動マグネットによりキャリアローラに嵌着した従動マグネットを駆動する構成であり、キャリアローラピッチを小さくするとラインシャフトを支持する軸受を組み込むことができなかった。従来のマグネット駆動ローラコンベヤは、多数並列させたキャリアローラの各軸の一端に従動側マグネットリングを嵌着する一方、キャリアローラ群の下部でキャリアローラと直交する方向に駆動用マグネットリング付きのラインシャフトを所定の軸受に支持し、ラインシャフトの回転駆動により従動側マグネットリングに対し非接触で回転力を伝達するように構成されている(例えば特許文献1)。
ところで、ローラコンベヤを小物搬送に使用する場合、つまりワークが小型で特に全長が短くなった場合、キャリアローラの頂部はワークと点で接触しており、通常4本(移動時最低3本)のキャリアローラでワーク底面を受けるのだが、ワーク両端部とワーク底面の2点とを4本のキャリアローラで支持できないような短いワークだと、ワークは進行方向に搖動してしまい安全に搬送できなくなる。よって、小型ワークを搬送する場合、キャリアローラピッチを小さくすることは非常に重要である。キャリアローラの軸受は、キャリアローラの径に応じて小外径の軸受を機側のフレームに組み込むことで対応可能である。
現状のマグネット駆動クリーンコンベヤローラは、ピッチが20mmのキャリアローラでワークの両端部とワークの両端から全長の1/3距離部分とを4本のキャリアローラで支持するため、搬送物長さが60mm以下の小さいワークを搬送することはできなかった。駆動側のラインシャフトではマグネット駆動の必要トルクや回転の滑らかさの確保のため、マグネット径やシャフト軸径はある程度の大きさが必要である。また、ラインシャフトには、ギヤなどのモータ駆動伝達機構部分がある1箇所に、さらに所定のピッチ毎にシャフト支持のための軸受け部分がどうしても必要となる。この軸受部分について、キャリアローラの設置ピッチにおいて、必ず隣り合うキャリアローラの隙間部分にラインシャフト軸受けを配置することができるように無垢のシャフトに、マグネットリングとスペーサを外嵌して位置合わせできる工夫がある(例えば特許文献2)。また、ラインシャフト軸受付近のキャリアローラ部に対して、駆動マグネットリングをラインシャフト側に配置できないため、隣接するローラから連動する特別のマグネットローラをローラ上部に介在させる工夫がある(例えば特許文献3)。
特許第3353107号公報(第4頁、右欄40〜48行、図4) 特開2004−338829号公報(第3頁、25行〜43行、図2) 特許第2648566号公報(第5頁、左欄35行〜右欄41行、図4)
より小型のワークを搬送する場合、キャリアローラを小径にして間隔を詰めて併設することとなるが、ローラ間の隙間の間隔も小さくなり、隣り合う2つのローラ下部の空間である断面富士山形状をなす空間高さも小さくなり、さらに各キャリアローラの従動側マグネットリングのラインシャフト軸長に沿った間隔も小さくなる。よって、特許文献2の位置合わせでも軸受部のふくらみをキャリアローラ間下部の断面富士山形状空間で吸収できなくなり、特許文献3の隣接するローラから連動する特別のマグネットローラを全てのキャリアローラの従動マグネットリングに対して設置することもできなくなる。
キャリアローラの間隔を詰めると、各ローラの従動側マグネットリングのラインシャフト軸長に沿った間隔が小さくなり、それにより従動側マグネットを非接触駆動する駆動側マグネットリングの中心軸間距離も狭まり、ついにはラインシャフトの全長を隙間なく駆動マグネットリングにより占められ、ラインシャフトを支持する軸受を組み込めない。よって、キャリアローラピッチが20mmが最小であり、ワークの両端部とワークの両端から全長の1/3距離部分とを4本のキャリアローラで支持する60mmが最小搬送物長さとなる。もう一つ、キャリアローラピッチを小さくすることは、キャリアローラ同士の間隔も狭くなり、隣り合う従動マグネットリングが干渉し合う虞もある。また、マグネット駆動によるローラコンベヤは、その駆動伝達方式の特徴(非接触駆動であり、ある一定反力でキャリアローラを固定しても駆動側に大きな影響がない)から、アキュムレーティングコンベヤに向いているが、さらに小さなワークを搬送するニーズは高い。
また、特許文献3のように、連動用のマグネットローラをローラ上部に介在させると、その部分はキャリアローラを欠いているため搬送できないし、搬送物をキャリアローラ上の両サイドに滑らして払いだすことができない。さらに、ラインシャフト軸受付近は、隣接するローラから連動する特別のマグネットローラをローラ上部に配置する構造となっているので、キャリアローラの幅方向中間部の所望位置にラインシャフトを配置すると、ラインシャフトの両サイドはキャリアローラが欠けるものとなるため特別な搬送品以外には使用できない。
本発明は、非常に小さいワークを搬送できるローラのピッチを小さいマグネット駆動ローラコンベヤに関するもので、キャリアローラのピッチを小さくするために、多数並列されたキャリアローラ群の下部の直交する方向に配置したラインシャフトに取り付ける駆動マグネットの形状をそろばん玉形状にし、この駆動マグネットを隣接する2個のキャリアローラ側従動マグネット間に配置して、そろばん玉形ないし一対の截頭円錐台(truncated cones)の底面部を突合せて一体化した形状の駆動マグネットの両円錐面が、コンベヤフレームに搬送面を形成するよう一平面上に軸支されたキャリアローラ軸に嵌着された、隣接する2個の従動マグネットにそれぞれ非接触状態に近接させ、1個の駆動マグネットで隣接する2個のキャリアローラを駆動できるようにし、したがって、ラインシャフトに配置される駆動マグネットピッチをキャリアローラピッチの2倍にすることでラインシャフトの任意の駆動マグネット間に軸受けを組み込めるようにして、特に全長の短い、例えば24mm以下のワーク搬送に適した小ローラピッチでアキュムレーティング可能なマグネット駆動ローラコンベヤを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1は、駆動マグネットを嵌合したラインシャフトと直交する各キャリアローラ軸に嵌着される従動マグネットを設けて、非常に小さいワークを搬送できるようにしたキャリアローラにより搬送面を形成する小径マグネット駆動ローラコンベヤであって、
前記駆動マグネットをそろばん玉形とし、各駆動マグネットの両円錐面側方に従動マグネットをそれぞれ接近、配置して各キャリアローラを非接触で駆動させることで、従動マグネットと駆動マグネットとを2対1に対応させて前記ラインシャフトに配置される駆動マグネットの中心軸の間隔をキャリアローラピッチの2倍にし、任意の駆動マグネット間のラインシャフトに軸受乃至駆動機構を組み込めるようにし、前記ラインシャフトの上部に、前記ラインシャフト軸線に略直交するように各キャリアローラ軸を平面を形成するように配置し、かつ従動マグネットをキャリアローラより小径にして駆動マグネット上端がキャリアローラ軸レベル近傍まで近接できるように構成して、非常に小さいワークを搬送できるようにしたことを特徴とする小径マグネット駆動ローラコンベヤである。
請求項2は、前記キャリアローラは、キャリアローラ外径より小径の従動マグネットに隣接する部位が従動マグネットと同径の外径となっていて、そこからテーパ状に搬送部キャリアローラ径に繋がる形状をしたことを特徴とする請求項1に記載の小径マグネット駆動ローラコンベヤである。
搬送面を形成するよう多数並列させたキャリアローラと直交する位置に多数の駆動マグネットを備えたラインシャフトを設け、隣り合うキャリアローラ軸に嵌着された従動マグネットの隙間下部から、そろばん玉形ないし一対の截頭円錐台の底面部を突合わせて一体化した形状の駆動マグネットの両円錐面を突設することで、駆動マグネット1個あたり隣接する2個のキャリアローラを非接触で駆動させることが可能となり、ラインシャフトに配置される駆動マグネットの中心軸の間隔を、キャリアローラピッチの2倍にできるようにし、ラインシャフト表面にできた駆動マグネットリングの隙間に軸受や、ギヤなどの駆動伝達機構を設けることができる。両円錐面の各々の面について1個の従動マグネットに対し略90度回転方向を変換しながら駆動トルクを非接触で伝達することにより、2つの従動マグネットを1個の駆動マグネットで駆動するので、1本のラインシャフトにおいて、上部に直交するキャリアローラ数の1/2の個数の駆動マグネットを嵌合すれば良く、シャフト表面にできた駆動マグネットリングの隙間に、軸支軸受や、ギヤなどの駆動伝達機構を設けることができる。
両円錐面の各々の面について1個の従動マグネットに対し略90度回転方向を変換しながら駆動トルクを非接触で伝達することにより、2つの従動マグネットを1個の駆動マグネットで駆動するので、ラインシャフト自体が大径でそれに嵌着する駆動マグネットが大径/及び幅がキャリアローラピッチと同等でも、駆動マグネットリング間に隙間が発生し、ラインシャフトに余裕の隙間ができて軸受の配置が可能となる。これにより小ローラピッチでアキュムレーティング可能なマグネット駆動ローラコンベヤを提供できる。具体的には、キャリアローラを小さくして、例えば8mmピッチのローラコンベヤとすることで、搬送物の最小長さを24mmとすることができると共に、従動側のキャリアローラに嵌合される従動マグネットリングはキャリアローラ外径より小径なので、キャリアローラの設置ピッチが小さくなっても隣り合う従動マグネットの干渉は問題なく、キャリアローラの回転駆動が円滑でないなどの問題が起こすことがない。
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の駆動ローラコンベヤの正面図、図2は図1の平面図、図3は図2のA―A線より矢印方向に見た断面図、図4は図3のB―B線より矢印方向に見た断面図である。
本発明の駆動ローラコンベヤ1は、脚ユニット3、3により支持されたフレーム2、2間に多数のキャリアローラ10、10を横架すると共に、キャリアローラ群下部のフレーム長手方向にラインシャフト7を配置する。一方の脚ユニット3に駆動ユニット4を取付け、その出力軸4aとラインシャフト7との間に駆動ギヤ5、中間ギヤ6及び従動ギアヤからなる伝導機構を介して多数の駆動マグネットリング12を取り付けたラインシャフト7を駆動し、駆動マグネットリング12と非接触で近接する従動マグネットリング14を備えて各キャリアローラ10、10に一斉に回転駆動することで、ラインシャフト側駆動マグネットと直交するキャリアローラ側に従動マグネットを設けて非常に小さいワークを搬送できるようにした小径マグネット駆動ローラコンベヤである。
また、前記キャリアローラ10,10は、図6、図8に示すように、キャリアローラ外径より小径の従動マグネット14に隣接する部位が従動マグネットと同径の外径となっていて、そこからテーパ状に搬送部キャリアローラ径に繋がる形状をしている。
図1、2に示すように、フレーム2、2の下部に間隔をおいて設けた脚ユニット3、3の一方(図1では左方)の脚ユニット3に駆動ユニット4を組付けると共に、左右のフレーム2、2間にツナギ材を兼ねる数個(図1、3では6個)の軸受台9、9を配置しボルト23,23で締付ける。駆動ユニット4は、ギヤードモータの出力軸4aに固着した大径の駆動ギヤ5と、ラインシャフトの一部をなす部分18(図9について後述)に固着した従動ギヤ8とに噛み合う中間ギヤ6とから構成され、駆動ギヤ5以下のギヤ列はギヤカバー5aで保護されている。ラインシャフト7はボルト23、23によりフレーム2の長手方向に間隔をおいて固着された軸受24内蔵の軸受台9、9によって一方のフレームに寄った位置(図4、6及び8)に支持されている。なお、フレーム2、2の外側上縁近くにボルト22、22を通して数個のブラケット17を固着し、その上に搬送品の落下を防止するための左右のガイドサポート16、16(図1及び4参照)を設けており、フレーム2、2の上部内側に軸受11a、11aを設け、その上に軸受押さえ20、20を設けて各キャリアローラ10の軸11の両端を支持している(図6及び8)。
図5に示すように、ラインシャフト7の外周にスペーサカラー15、15を介して定ピッチで多数の駆動マグネット12、12を嵌装してある。各駆動マグネット12は、中央にラインシャフトへの装着用孔を有するそろばん玉形とし、各駆動マグネット12の両円錐面13、13が、隣接する2個のキャリアローラ側従動マグネット14、14に所定の間隙で近接するように形成されている。各キャリアローラ10は、図6及び8に示すように装着した従動マグネット14の両端から所定の幅だけ従動マグネットと同径の細径部10a、10aを形成させて回転する駆動マグネット12の円錐面13との干渉を回避している。また、図7に示すように、ラインシャフト7の端部近くを支持する軸受台9の両側に標準品のカラー15に比べ幅狭のカラー15a、15aを使用して保持したうえ、軸端をエンド押さえ30で固定する。なお、各軸受台9の軸受24は、軸受台9の上蓋21を被せボルト21aで締め付け固定されている(図8)。
図示例のラインシャフト7は、従動ギヤ8を備えた従動ギヤ軸18をラインシャフトに兼用させ、その前後端に本来のラインシャフトを継ぎ手結合してフレーム2の長手方向に達する長さとしている。駆動マグネット12は、前述したように、そろばん玉ないし一対の截頭円錐台の底面部を突合せて一体化して両円錐面がラインシャフト7上に所定の間隔で配置された2個の駆動マグネットにそれぞれ非接触状態に近接させ、1個の駆動マグネットで隣接する2個のキャリアローラ10、10を駆動できるようにし、しかも非常に小さいワークを搬送できるように、キャリアローラ10、10のピッチを小さくしてある。キャリアローラ側の従動マグネット14とラインシャフト側の駆動マグネット12とを接近、配置して2個のキャリアローラ10、10を駆動させ、かつラインシャフト上の駆動マグネット12と従動マグネット14とを1対2に対応させることで、ラインシャフト7に配置される駆動マグネット12の間隔をキャリアローラピッチの2倍にし、ラインシャフト7に軸受けを組み込めるようにする。
機長が大きいときには、図3、4に示すように、ラインシャフト7、7間に短小のラインシャフト(従動ギヤ軸)18を接続する。なお、符号9は玉軸受24(図9)を有するラインシャフト軸受台、25はラインシャフトのカップリングである。ラインシャフト7は軸長方向に、多数のカラー17を介して多数の駆動マグネット12を被着して駆動マグネット12の設置位置を規定し、順々に送り込むことで組み付ける構成となっている。また、キャリアローラ10群の下部の直交方向(フレーム長手方向)に、多数の駆動マグネット12、12を一定の間隔をあけて嵌装したラインシャフト7を設けるが、ラインシャフト7に配置されるマグネット12の間隔をキャリアローラピッチの2倍にし、ラインシャフトに軸受を組み込めるようにしてある。従動マグネット14、14は、キャリアローラ10のキャリアローラ軸11に嵌着されて並置され、各駆動マグネット12、12の両斜面(円錐面)13,13に対し非接触で回転力が伝達されるように対置させてある。
図9は図4のラインシャフトカップリング部25の拡大縦断側面図である。機長が大きいときには、ラインシャフト7の連結端側に径を小さくした短小の縮径部7aと、従動ギヤ軸、つまり短小のラインシャフト18の端部に形成した縮径部18aとを対向させ、両縮径部7a、、18aに嵌装した端リング19,19をキー19、27を用いて固着する。縮径部7a,18aの対向面に食い違い突起26,26を設けて両軸を同期回転に備える。また、縮径部7a,18aの外周面には、左右の駆動リングと同じピッチに保持された駆動リング12,12を固着してある。また、ラインシャフト7の両端部近くには玉軸受24、24がきつく嵌装され、その側面にカラー19を押し当てて位置決めを行うようになっている。玉軸受24のあるところの駆動マグネット12、12間の間隔と、それ以外の部位の駆動マグネット12、12間の間隔が同じであることも図7から明らかである。コンベヤ機長が長い場合には、各ラインシャフト7の端にキー27で固定したカップリング用突起26、26を介して相互に連結して延長したラインシャフト組立体を設置すればよい。
上記のように、ラインシャフト7の軸長方向に駆動マグネット12、12間の隙間が大きくとれ、その隙間にラインシャフト7を支持する玉軸受24を駆動マグネット間に余裕をもって配置することができる。これにより、機長が長いローラコンベヤにおいて、駆動側ラインシャフトの軸受を所定の間隔で配置しながら、搬送面を形作るキャリアローラの設置ピッチを小さくしても非接触で磁石駆動できる、短長小型ワーク搬送用の小径マグネット駆動ローラコンベヤを提供できる。
例えば、機長が1,500mmでローラ幅が40mmのローラコンベヤでも、キャリアローラの径7.5mmで8mm軸ピッチのものが製作可能となる。搬送ワークの長さは、24mm長さのものの搬送が可能である。上記のように、従動側のキャリアローラに嵌合される従動マグネットリングは、その径がキャリアローラ外径より小径となっているので、キャリアローラの設置ピッチが小さくなっても隣り合う従動マグネットリングの間隔を大きくとれるので、干渉し合うことが無くキャリアローラの回転駆動が円滑でないなどの問題が起きない。
上記構成の駆動ローラコンベヤにおいて、モータの起動で伝動ギヤ群を介して図示のようにラインシャフト7を回転駆動させるべく従動軸18に駆動を伝達すると、ラインシャフト7に嵌着された駆動マグネット12により、直交非接触状態に支持された従動マグネット14に駆動トルクを非接触で伝達し、従動マグネット14と一体に固定された各キャリアローラ10に回転力を発生させる。これにより、各従動マグネット14と同軸の各キャリアローラ10、10を一斉に同じ方向に回転させ、また非常に強い搬送面のさえぎり力に対してはその部位のキャリアローラの駆動力が弱い場合、その従動マグネットを回転させようとするトルクは駆動マグネットから伝わらないので、キャリアローラ上の物品をアキュムレート可能に搬送することができる。近接する2本のキャリアローラ10、10に嵌着されて固定される2個の従動マグネット14,14に対し、駆動マグネット12はソロバン玉形の両円錐面13がそれぞれ非接触状態に近接させられて、1個の駆動マグネット12で隣接する2個のキャリアローラ10、10を駆動する。ラインシャフト7に配置される駆動マグネットピッチをキャリアローラピッチの2倍にすることでラインシャフトの任意の駆動マグネット間に軸受けを組み込めるようにして、特に全長の短い、例えば24mm以下の小型ワークの搬送に適した小ローラピッチでアキュムレーティング可能なマグネット駆動ローラコンベヤとすることができる。
本発明の駆動ローラコンベヤは、非接触マグネット駆動ローラコンベヤに適用可能であって、超低発塵で、かつ強力な非接触マグネットを直交させて回転を伝達するように構成されていて、駆動側ラインシャフトにそろばん玉形状の駆動マグネットを嵌着し、隣り合うキャリアローラ軸に嵌着された従動マグネットの隙間下部から、そろばん玉形状の駆動マグネットの両円錐面を突設することで、駆動マグネット1個当たり隣接する2個のキャリアローラを非接触で駆動させることが可能となり、ラインシャフトに配置される駆動マグネットの中心軸の間隔を、キャリアローラピッチの2倍にできるようにしたことで、キャリアローラの設置ピッチに拘わらず、駆動側ラインシャフトの軸受を軸支可能持なので、コンベヤ機長を長く、かつ、小さな部品などの搬送ワークを搬送時に微細ゴミを発生させない搬送を必要とする精密機械部品、半導体、その他電気部品等の搬送に適している。
標準仕様の1例を示すと下記のとおりである。
キャリアローラ幅 36〜100mm
同ローラ 径7.5 ×ピッチ8mm
機長 200〜1500mm
搬送質量 5kg/個、50kg/m、0.5kg/ローラ1本
搬送速度 1.0〜40m/min
モータ インダクションモータ、DCブラシレス
電源 単相100V、230V 3相 200V
このように、キャリアローラ群の下部でキャリアローラと直交する方向に配置したラインシャフトに、そろばん玉形状の駆動マグネットを嵌着し、隣り合うキャリアローラ軸に嵌着された従動マグネットの隙間下部から、そろばん玉形状の駆動マグネットの両円錐面を突設するようにしたので、機長が長いローラコンベヤにおいて、駆動側ラインシャフトの軸受を所定の間隔で配置することで、キャリアローラの設置ピッチを小さくしても非接触で磁石駆動できるので、短長小型ワーク搬送用の小径マグネット駆動ローラコンベヤとして好適である。
本発明の一実施形態に係る駆動ローラコンベヤの正面図。 図1の平面図。 図2のA―A線より矢印方向に見た断面図。 図3のB―B線における断面図。 図4のラインシャフト、駆動マグネットと、中間マグネット及び従動マグネットの配置関係を示す拡大縦断面図。 図5のC―C線における縦断面図。 ラインシャフト先端部の拡大縦断正面図である。 図7のD−D線における断面図。 ラインシャフトカップリング部の拡大縦断側面図である。
符号の説明
1 マグネット駆動ローラコンベヤ 2 フレーム
3 脚ユニット 4 駆動ユニット
4a 出力軸 5 駆動ギヤ
5a ギヤカバー 6 中間ギヤ
6a 中間ギヤ軸 7 ラインシャフト
7a ラインシャフトの細径端部 8 従動ギヤ
8a 従動ギヤ軸 9 軸受台
10 キャリアローラ 10a キャリアローラの細径部
11 キャリアローラ軸 11a 軸受
12 駆動マグネット 13 円錐面
14 従動マグネット 15、15a カラー
16 ガイドサポート 17 ブラケット
18 従動ギヤ軸 18a 従動ギヤ軸の細径炭部
19 端リング 20 軸受け押さえ
21 軸受上蓋 21a、22、23 ボルト
24 玉軸受 25 カップリング部
26 突起 27 キー
30 エンド押さえ

Claims (2)

  1. 駆動マグネットを嵌合したラインシャフトと直交する各キャリアローラ軸に嵌着される従動マグネットを設けて、非常に小さいワークを搬送できるようにしたキャリアローラにより搬送面を形成する小径マグネット駆動ローラコンベヤであって、
    前記駆動マグネットをそろばん玉形とし、各駆動マグネットの両円錐面側方に従動マグネットをそれぞれ接近、配置して各キャリアローラを非接触で駆動させることで、従動マグネットと駆動マグネットとを2対1に対応させて前記ラインシャフトに配置される駆動マグネットの中心軸の間隔をキャリアローラピッチの2倍にし、任意の駆動マグネット間のラインシャフトに軸受乃至駆動機構を組み込めるようにし、
    前記ラインシャフトの上部に、前記ラインシャフト軸線に略直交するように各キャリアローラ軸を平面を形成するように配置し、かつ従動マグネットをキャリアローラより小径にして駆動マグネット上端がキャリアローラ軸レベル近傍まで近接できるように構成して、非常に小さいワークを搬送できるようにしたことを特徴とする小径マグネット駆動ローラコンベヤ。
  2. 前記キャリアローラは、キャリアローラ外径より小径の従動マグネットに隣接する部位が従動マグネットと同径の外径となっていて、そこからテーパ状に搬送部キャリアローラ径に繋がる形状をしたことを特徴とする請求項1に記載の小径マグネット駆動ローラコンベヤ。
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