JP3205874U - 軌道走行搬送装置 - Google Patents
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Abstract
Description
軌道走行搬送装置20は、搬送基体23の一方の側に複数個の車輪部22がそれぞれ車輪取付部21を介して取り付けられることにより構成される。
軌道5は、軌道体5Aとそれを支持する軌道支持体5Bとで構成される。図9では、軌道支持体5Bの上面と下面に軌道体5Aが取り付けられた例を示している。
図10は、従来の軌道走行搬送装置が軌道を走行する様子を示す図である。符号は図9のものに対応している。
なお、軌道走行搬送装置に関する文献としては、下記の先行技術文献欄に記すような特許文献がある。
従来の軌道走行搬送装置20の車輪部22は、搬送基体23に対して傾くことがないように一定の姿勢で固定されていた。そのため、直線的な軌道を走行することは出来たが、曲線的な軌道を走行することは出来なかった。
そのため、工場等の施設内に敷設する物品搬送用の軌道として、曲線を含む軌道を敷設することが出来なかった。
本考案は、このような問題点を解決することを課題とするものである。
図1は本考案の軌道走行搬送装置の全体を示す図である。図1において符号は図9のものに対応し、1は軌道走行搬送装置、2は車輪取付部、3は揺動自在車輪部、4は搬送基体である。
軌道走行搬送装置1は、搬送基体4の一方の側に複数個の揺動自在車輪部3がそれぞれ車輪取付部2を介して取り付けられることにより構成される。揺動自在車輪部3は、図9の従来の車輪部22とは異なり、車輪の向きが軌道に沿って水平方向(図中の矢印Aの方向)に変わり得るような構造のものとされている(構造の詳細は図3,4で述べる)。
軌道走行搬送装置1は、この軌道5を揺動自在車輪部3で上下から挟んだ状態で走行させられる。軌道走行搬送装置1を走行させる力は、適宜の手段で外部から与えられる。
図2は、本考案の軌道走行搬送装置が軌道を走行する様子を示す図であり、符号は図1のものに対応している。直線的な軌道も曲線的な軌道も走行することが可能となるので、工場等の施設内に敷設する物品搬送用の軌道として、曲線を含む任意に曲がった軌道を敷設することが出来るようになった。
搬送基体4に取り付けられた車輪取付部2の内部には、上下にそれぞれ球面すべり軸受12が配設されている。止め輪13は、球面すべり軸受12を車輪取付部2内にしっかりと固定し、脱落しないようにするためのものである。球面すべり軸受12の中央部分には、軸10の端部を固着するための孔が開けられている。廻り止めねじ18は、球面すべり軸受12が軸10を中心に球状回転支持体11に連られて回るのを防止するためのねじである。従って、このねじは、例えば軸10と平行に車輪取付部2の壁体を貫通して球面すべり軸受12に食い込むようねじ込まれる。
球状回転支持体11の水平方向には、前記したボルト7を挿通するためのボルト挿通孔17が開けられている。また球状回転支持体11の上下には、それぞれ軸10を受容する軸挿通孔16が開けられている。これら軸挿通孔16には、軸10が上下から遊挿される。軸10の他方の端部は、球面すべり軸受12の軸固着孔15に固着される。この球面すべり軸受12は、図3に示すように球状回転支持体11の球状外周面を包み込むよう車輪取付部2の内部に配設され、止め輪13により固定される。
つまり、揺動自在車輪部3は、軸10を介して車輪取付部2に連結される。なお、ざぐり穴19は、図3における廻り止めねじ18の先端部を受容するための穴である。
揺動自在車輪部3と車輪取付部2との連結は、遊挿された軸10により行なわれているので、揺動自在車輪部3は軸10を中心として回動する方向(矢印Bの方向)に揺動することが可能となっている。揺動自在車輪部3の車輪8とは反対側の端部(ナット14の部分)周辺の搬送基体4には、揺動自在車輪部3の回動時に該端部が接触して回動の邪魔をしないよう、凹部が設けられている。
図4において点線で描いた揺動自在車輪部3は、揺動した状態を示している。
図8は、本考案の軌道走行搬送装置が軌道の曲線部分を走行する場合の図である。符号は図1のものに対応している。軌道体5Aが曲線的に敷設されている部分では、車輪8の向きは軌道体5Aの曲がり具合に応じて自動的に向きが変えられる。それにより、軌道走行搬送装置1は曲線的な軌道部分でもスムーズに走行することが可能となる。
Claims (2)
- 搬送基体(4)の一方の側に複数個の車輪部がそれぞれ車輪取付部(2)を介して取り付けられ、該車輪部の車輪で軌道(5)を上下から挟んで走行し、物品を搬送する軌道走行搬送装置(1)において、
車輪部を車輪(8)の向きが軌道(5)に沿って水平方向に変わり得る構造の揺動自在車輪部(3)としたことを特徴とする軌道走行搬送装置(1)。
- 搬送基体(4)の一方の側に複数個の車輪部がそれぞれ車輪取付部(2)を介して取り付けられ、該車輪部の車輪で軌道(5)を上下から挟んで走行し、物品を搬送する軌道走行搬送装置(1)において、
前記車輪部を
内輪と外輪および両者の間にベアリングが装着されている構造の車輪(8)と、
中央部の水平方向にボルト挿通孔(17)が開けられ、上部中央および下部中央から垂直方向に軸挿通孔(16)が開けられた球状回転支持体(11)と、
前記車輪(8)と前記球状回転支持体(11)とに挿通してそれらを一体に固定するボルト(7)とを有するよう構成され、前記軸挿通孔(16)にそれぞれ遊挿される軸(10)を中心にして水平方向に回動し得るよう軸支された揺動自在車輪部(3)となし、
車輪取付部(2)を
前記球状回転支持体(11)の外側球面と滑らかに接触するよう内側に窪んだ球面を有すると共に、該球面中央に前記軸(10)の一端を固着するための軸固着孔(15)が開けられた球面すべり軸受(12)を、内部の上下にそれぞれ配設する構成のものとなし、
軌道(5)が直線部のほか曲線部を含むものであっても車輪(8)の向きがそれに応じて水平方向に自在に変わるようにしたことを特徴とする軌道走行搬送装置(1)。
Priority Applications (1)
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JP2016002614U JP3205874U (ja) | 2016-06-07 | 2016-06-07 | 軌道走行搬送装置 |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3205874U true JP3205874U (ja) | 2016-08-18 |
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ID=56690775
Family Applications (1)
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JP2016002614U Active JP3205874U (ja) | 2016-06-07 | 2016-06-07 | 軌道走行搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3205874U (ja) |
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2016
- 2016-06-07 JP JP2016002614U patent/JP3205874U/ja active Active
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