JP2015030465A - 揮散容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】余分な揮散剤の流出を抑え、揮散効果を長期に亘って持続できるとともに、カバーキャップの外部への揮散剤の漏出を抑制できる揮散容器を提供する。
【解決手段】カバーキャップ5は、口部3の開口端縁が当接可能な天壁部41と、容器軸O方向から見た平面視において、天壁部41のうち、含浸体72と口部3との間に位置する部分に突設され、径方向の外側から口部3を取り囲む囲繞筒部64と、を有し、囲繞筒部64には、周方向で囲繞筒部64を分断する切欠き部66が形成され、カバーキャップ5の天壁部41には、天壁部41と口部3の開口端縁とが当接した状態で、口部3に対して径方向の内側と、囲繞筒部64に対して径方向の外側と、を連通させる連通路71が形成されていることを特徴とする。
【選択図】図8

Description

本発明は、揮散容器に関する。
従来、揮散容器として、揮散剤を収容する容器本体と、容器本体の口部を開放可能に閉塞する閉塞部と、容器軸方向に沿う容器本体の外側から口部を覆うとともに、容器本体の胴部に装着されるカバーキャップと、口部とカバーキャップとの間に配設され、揮散剤が含浸される含浸体と、を備えた構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
カバーキャップの開口縁には、その周方向に沿って延在する帯状の切取部が弱化部を介して連設されており、これにより、容器本体とカバーキャップとの容器軸方向に沿う相対的な接近移動が規制されている。
上述した揮散容器を開封する場合は、まず容器本体側が上側、カバーキャップ側が下側に位置する倒立姿勢とした状態で、弱化部を介して切取部をカバーキャップから切り離す。次に、容器本体とカバーキャップとを容器軸方向に沿って相対的に接近移動させる。すると、カバーキャップに形成された突起部により閉塞板が破断されることで、容器本体内の揮散剤がカバーキャップの内側空間に流出する。カバーキャップの内側空間に流出した揮散剤は、含浸体に含浸された後、含浸体を介してカバーキャップの外側に揮散される。
実開昭61−91228号公報
しかしながら、上述した揮散容器にあっては、容器本体内の揮散剤がカバーキャップの内側空間全体に直接流出する構成であるため、揮散剤が大量に流出するおそれがある。この場合、含浸体で吸収できる以上の揮散剤がカバーキャップの内側空間に流出して、含浸体で吸収されないままカバーキャップの内側空間に滞留することで、揮散剤が大量に揮散してしまうおそれがある。その結果、揮散効果を長期に亘って持続することが難しい。
また、揮散剤がカバーキャップの内側空間に大量に流出することで、カバーキャップの外部に揮散剤が漏出するおそれもある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、余分な揮散剤の流出を抑え、揮散効果を長期に亘って持続できるとともに、カバーキャップの外部への揮散剤の漏出を抑制できる揮散容器を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明に係る揮散容器は、揮散剤を収容する容器本体と、容器軸方向に沿う前記容器本体の外側から前記容器本体の口部を覆う有頂筒状のカバーキャップと、前記カバーキャップ内に配設され、揮散剤が含浸される含浸体と、を備えた揮散容器において、前記カバーキャップは、前記口部の開口端縁が当接可能な天壁部と、容器軸方向から見た平面視において、前記天壁部のうち、前記含浸体と前記口部との間に位置する部分に突設され、容器軸に直交する径方向の外側から前記口部を取り囲む囲繞筒部と、を有し、前記囲繞筒部には、容器軸周りの周方向で前記囲繞筒部を分断する切欠き部が形成され、前記カバーキャップ側及び前記容器本体側のうち、少なくとも一方側には、前記天壁部と前記口部の開口端縁とが当接した状態で、前記口部に対して径方向の内側と、前記囲繞筒部に対して径方向の外側と、を連通させる連通路が形成されていることを特徴とする。
このような特徴により、容器本体における口部の開口端縁をカバーキャップの天壁部に当接させた状態で、容器本体からカバーキャップ内に揮散剤を流出させる。すると、カバーキャップ内に流出した揮散剤は、連通路を通って口部に対して径方向の内側から囲繞筒部に対して径方向の外側へ導かれる。そして、囲繞筒部に対して径方向の外側に導かれた揮散剤は、毛細管現象等により含浸体に含浸された後、揮発していく。
ここで、本発明の構成によれば、容器軸方向に沿う平面視において、カバーキャップの天壁部のうち、含浸体と口部との間に位置する部分に、径方向の外側から口部を取り囲む囲繞筒部が突設されているため、容器本体から流出した揮散剤がカバーキャップ内の全体に直接広がるのを抑制できる。
特に、含浸体が囲繞筒部に対して径方向の外側に配設されるとともに、口部に対して径方向の内側と、囲繞筒部に対して径方向の外側と、が連通路のみによって連通しているため、揮散剤が大量に含浸体に向けて流出するのを抑制できる。
これにより、カバーキャップ内に揮散剤が必要以上に流出するのを抑制できるので、揮散剤が大量に揮散するのを抑制できる。その結果、揮散効果を長期に亘って持続できるとともに、揮散剤がカバーキャップから漏出するのを防止できる。
しかも、囲繞筒部を周方向で分断する切欠き部が形成されているため、囲繞筒部が径方向に弾性変形可能となる。これにより、例えばカバーキャップ内における囲繞筒部に対して径方向の外側に含浸体を取り付ける際、径方向の内側に向けて囲繞筒部を弾性変形させた状態で含浸体をセットすることができる。その結果、含浸体の取付作業が簡単になり、揮散容器の製造効率を向上させることができる。
また、前記切欠き部は、前記囲繞筒部の突端縁から前記天壁部に至る前記囲繞筒部における容器軸方向に沿う全体に亘って延在し、前記連通路は、前記天壁部のうち、前記切欠き部内に位置する部分に形成されていてもよい。
この構成によれば、天壁部のうち、切欠き部内に位置する部分に連通路が形成されているため、カバーキャップを成形するための金型を簡素化することができる。その結果、更なる製造効率の向上を図るとともに、低コスト化を実現できる。
本発明に係る揮散容器によれば、余分な揮散剤の流出を抑え、揮散効果を長期に亘って持続できるとともに、カバーキャップの外部への揮散剤の漏出を抑制できる。
実施形態に係る揮散容器の未開封時を示す図であって、カバーキャップの平面図である。 図1のA−A線に相当する部分断面図である。 図1のB−B線に相当する部分断面図である。 容器本体を上方から見た斜視図である。 揮散容器の使用状態を示す図であって、図3に相当する部分断面図である。 実施形態に係る揮散容器の開封時を示す図であって、カバーキャップの平面図である。 図5のC−C線に相当する断面図である。 図5のD−D線に相当する断面図である。 実施形態の他の構成における容器本体の部分断面図である。 実施形態の他の構成におけるカバーキャップの平面図である。 図10のE−E線に相当する部分断面図である。 揮散容器の使用状態を示す図であって、図10のF−F線に相当する部分断面図である。 実施形態の他の構成におけるカバーキャップの平面図である。 図13のG−G線に相当する部分断面図である。 揮散容器の使用状態を示す図であって、図13のH−H線に相当する部分断面図である。 実施形態の他の構成におけるカバーキャップの平面図である。 図16のI−I線に相当する部分断面図である。 揮散容器の使用状態を示す図であって、図16のJ−J線に相当する部分断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1〜図3に示すように、本実施形態の揮散容器1は、揮散剤が収容される有底筒状の容器本体2と、容器本体2の口部3(図2参照)を開放可能に閉塞する有底筒状の閉塞部4(図2参照)と、閉塞部4の外側から容器本体2を覆う有頂筒状のカバーキャップ5と、を備えている。
なお、容器本体2、閉塞部4、及びカバーキャップ5は、それぞれの中心軸が共通軸上に位置している。以下、この共通軸を容器軸Oといい、容器軸Oに沿う容器本体2側を単に下側、カバーキャップ5側を単に上側という。さらに、容器軸Oに直交する方向を径方向といい、容器軸O周りに周回する方向を周方向という。
図2〜図4に示すように、容器本体2は、底部11、胴部12、肩部13、及び口部3が下方から上方に向けてこの順に連設されたものであって、ブロー成形等により形成されている。なお、本実施形態の容器本体2内には、例えば芳香剤、消臭剤、殺虫剤、忌避剤、除菌剤等、揮発性を有する液状の揮散剤が収容される。
容器本体2は、口部3を除く全体(底部11、胴部12、及び肩部13)が、容器軸O方向に直交する横断面視で正方形状を呈し、横断面がなす正方形状の中央部に上述した容器軸Oが通っている。
まず、容器本体2の胴部12は、周方向に沿って間隔をあけて配置された複数の主壁部22と、周方向で隣り合う主壁部22同士を連結する角部21と、を有している。角部21及び主壁部22は、径方向の外側に向けて突の円弧状に形成され、周方向に交互に4つずつ並設されている。なお、角部21及び主壁部22間の連結部分は、滑らかに連なっている。
また、胴部12は、下部に位置する拡径部23と、上部に位置するとともに、下部に比べて縮径された縮径部24と、を有している。
図2、図4に示すように、拡径部23における上端縁のうち、各主壁部22に位置する部分には、上方に向けて膨出する係止突部25が各別に形成されている。係止突部25は、主壁部22における周方向の中央部に位置するとともに、上方に向けて突の円弧状に形成されている。
図3、図4に示すように、縮径部24のうち、各角部21に位置する部分には、径方向の外側に向けて突出する突部26が各別に形成されている。突部26は、胴部12を径方向から見た側面視で台形状とされ、径方向の外側に向かうに従い、容器軸O方向の中央部に向けて延在している。なお、図示の例において、突部26は、角部21における周方向に沿うほぼ全体に亘って形成されている。
底部11は、胴部12の拡径部23と平面視形状が同形同大に形成されるとともに、胴部12の下端開口部を閉塞している。
肩部13は、胴部12(縮径部24)の上端開口縁に連設され、上方に向かうに従い漸次縮径している。肩部13のうち、胴部12の各角部21に上方から連なる部分には、上方に向けて膨出する膨出部28が形成されている。各膨出部28は、上方に向けて突の円弧状に形成されるとともに、径方向の外側に向かうに従い周方向の幅が漸次拡大するように形成されている。膨出部28は、肩部13に複数形成され、容器軸Oを中心として放射状に配置されている。
口部3は、容器軸O方向に直交する断面視で円形状とされ、肩部13の上端開口縁から上方に向けて連設されている。なお、肩部13と口部3との間には、径方向の外側に向けて突出するネックリング27が全周に亘って形成されている。
図2、図3に示すように、閉塞部4は、口部3に装着された装着筒31と、口部3の内側に嵌合されたシール筒32と、口部3上に配置されるとともに、装着筒31及びシール筒32の上端縁同士を接続する連結環33と、シール筒32を閉塞する閉塞板34と、を有している。
装着筒31は、口部3に螺着されている。なお、装着筒31は、アンダーカット嵌合等により口部3に装着されていても構わない。
閉塞板34は、円板状に形成されるとともに、その外周縁全周が弱化部35を介してシール筒32の下端部に連結されている。これにより、口部3を通した容器本体2内外の連通が遮断されている。なお、図示の例において、閉塞板34は、口部3の上端縁よりも下方に位置している。
図1〜図3に示すように、カバーキャップ5は、容器軸O方向に直交する横断面視が容器本体2と同形状(正方形状)とされ、内径が容器本体2の肩部13を上方から収容可能な大きさで、容器本体2に装着されている。具体的に、カバーキャップ5は、周壁部42の内面形状が、容器本体2における縮径部24の外面形状と同形状に形成されている。
カバーキャップ5の周壁部42は、周方向に沿って間隔をあけて配置された複数の主壁部45と、周方向で隣り合う主壁部45同士を連結する角部43と、を有している。角部43及び主壁部45は、径方向の外側に向けて突の円弧状に形成され、周方向に交互に4つずつ並設されている。
図2に示すように、各角部43には、上方に向けて延びる一対のスリット47がそれぞれ周方向に間隔をあけて形成されている。そして、角部43のうち、各スリット47間に位置する部分は、径方向に弾性変形可能な舌片部48を構成している。
各舌片部48には、揮散容器1の後述する開封状態において、上述した容器本体2の突部26が係止される係止孔51が形成されている。係止孔51は、各舌片部48において、周方向に沿って延設されている。
さらに、各角部43のうち、上述した係止孔51よりも上方に位置する部分には、角部43を径方向に貫通する揮散窓53が容器軸O方向に間隔をあけて複数形成されている。
揮散容器1の未開封状態(未使用状態)において、カバーキャップ5は、容器本体2の口部3及び肩部13を上方から覆い、かつ容器本体2に対して周方向の位置がずらされた状態で、容器本体2に組み付けられている。具体的に、カバーキャップ5の角部43と、容器本体2の主壁部22と、が周方向に位置合わせされ、カバーキャップ5の主壁部45と、容器本体2の角部21と、が周方向に位置合わせされた状態で、カバーキャップ5の開口端縁のうち周壁部42の主壁部45に位置する部分と、容器本体2の肩部13のうち角部21に位置する部分と、が容器軸O方向に突き合わされている。これにより、容器本体2とカバーキャップ5との容器軸O方向に沿う接近移動が規制されている。
ここで、図1、図3に示すように、カバーキャップ5の開口端縁のうち、周壁部42の各主壁部45に位置する部分には、上述した容器本体2の肩部13に形成された膨出部28を収容する収容凹部46が各別に形成されている。収容凹部46は、主壁部45における周方向の中央部に位置するとともに、膨出部28の外形に倣って上方に向けて突の円弧状に形成されている。そして、上述した膨出部28及び収容凹部46により、容器本体2とカバーキャップ5との周方向への相対移動を規制する規制部を構成している。
したがって、揮散容器1は、容器本体2の膨出部28がカバーキャップ5の収容凹部46内に収容された状態(規制状態)では、容器本体2とカバーキャップ5との周方向への相対移動が規制され、膨出部28が収容凹部46から離脱した状態(規制解除状態)では、容器本体2とカバーキャップ5とが周方向に相対的に回転可能に構成されている。
図2、図3に示すように、カバーキャップ5の天壁部41のうち、上述した閉塞部4の弱化部35と容器軸O方向で対向する部分には、弱化部35を破断して口部3を開放させる開放部61が配設されている。開放部61は、下方に向けて延設された筒状とされるとともに、その下端縁が容器軸O方向に交差する方向に向けて傾斜している。
また、開放部61のうち、周方向の一部には、開放部61を径方向に貫通する連通溝62が形成されている。連通溝62は、容器軸O方向に沿って開放部61の全体に亘って延びるスリット状とされている。図示の例において、連通溝62は、開放部61のうち、容器軸O方向に沿う長さが最も短い短尺部分に形成されている。
図1〜図3に示すように、天壁部41のうち、開放部61に対して径方向の外側に位置する部分には、開放部61を囲繞する囲繞筒部64が突設されている。囲繞筒部64は、上述した閉塞部4よりも径方向の外側に位置するとともに、容器軸O方向に沿う長さが上述した開放部61よりも短くなっている。
図1、図8に示すように、囲繞筒部64には、径方向のうち一方向で対向する部分に、容器軸O方向に沿って延びる一対の切欠き部66が形成されている。各切欠き部66は、囲繞筒部64の下端縁(突端縁)から天壁部41に至る囲繞筒部64における容器軸O方向全体に亘って形成されており、囲繞筒部64の内外を径方向に連通させている。そして、囲繞筒部64は、切欠き部66によって周方向で分断されることで、径方向に弾性変形可能とされている。
また、図1、図2に示すように、囲繞筒部64には、径方向のうち上述した一方向に直交する他方向で対向する部分に、下方に向けて延びる係合片60が形成されている。係合片60は、容器本体2のネックリング27に下方から係合可能な係合部60aを有している。係合部60aは、上述した規制状態のときにネックリング27に対して下方に離間し、規制解除状態のときにネックリング27に下方から係合される。
図1、図8に示すように、天壁部41のうち、各切欠き部66内に位置する部分には、上方に向けて窪む連通路71が形成されている。連通路71は、径方向に沿って延びる長溝であり、容器軸O方向から見た平面視において、径方向の内側端部が口部3の内側で開放部61に近接し、径方向の外側端部が囲繞筒部64よりも外側に位置している。なお、図示の例において、連通路71は、切欠き部66に対応して2箇所形成されている。
天壁部41のうち、囲繞筒部64に対して径方向の外側に位置する部分には、後述する含浸体72を径方向の外側から支持する支持筒65が形成されている。支持筒65は、囲繞筒部64に対して径方向に間隔をあけて配設されるとともに、囲繞筒部64を取り囲んでいる。支持筒65は、容器本体2のネックリング27よりも径方向の外側に位置するとともに、容器軸O方向に沿う長さが囲繞筒部64よりも長く形成されている。
図2、図3に示すように、囲繞筒部64と支持筒65との間には、容器本体2からカバーキャップ5内に流出する揮散剤を含浸する含浸体72が装着されている。含浸体72は、筒状とされるとともに、その上端部が囲繞筒部64と支持筒65との間に保持され、下端部が囲繞筒部64及び支持筒65よりも下方に突出している。なお、図示の例において、含浸体72の下端部は揮散窓53と径方向で対向している。また、含浸体72は、多孔質材、例えばろ紙やスポンジ体等により形成されている。
次に、上述した揮散容器1の開封方法について説明する。
本実施形態の揮散容器1は、店舗での陳列時等の流通段階や、使用時等では、常に図5に示すような状態、すなわち図2の状態に対して上下反転した倒立姿勢で使用される。したがって、以下で説明する開封方法では、カバーキャップ5側が下側、容器本体2側が上側となる倒立姿勢とした状態で説明する。なお、未開封状態では、上述したようにカバーキャップ5の開口端縁のうち周壁部42の主壁部45に位置する部分と、容器本体2の肩部13のうち角部21に位置する部分が容器軸O方向に突き合わされているため、容器本体2とカバーキャップ5との容器軸O方向に沿う接近移動が規制されている。また、容器本体2の膨出部28がカバーキャップ5の収容凹部46内に収容された規制状態になっているため、容器本体2とカバーキャップ5との周方向への移動も規制されている。
上述した揮散容器1を開封するには、図6〜図8に示すように、容器本体2とカバーキャップ5とを周方向に相対的に回転させ、容器本体2の角部21と、カバーキャップ5の角部43と、が周方向で同位置になるように位置合わせする。容器本体2とカバーキャップ5とを周方向に相対的に回転させると、容器本体2の膨出部28がカバーキャップ5の収容凹部46から離脱した規制解除状態となり、カバーキャップ5の開口端縁上を摺接する。図示の例では、容器本体2とカバーキャップ5とを、上述した未開封状態から周方向に45°回転させる。なお、本実施形態では、規制解除状態のときにカバーキャップ5の係合片60が、容器本体2のネックリング27に係合されるため、容器本体2とカバーキャップ5とを回転させる際に容器本体2がカバーキャップ5に対してがたついたり、容器本体2がカバーキャップ5から外れたりするのを抑制できる。
この状態で、カバーキャップ5内に容器本体2を進入させ、容器本体2とカバーキャップ5とを容器軸O方向に沿って接近させることで、容器本体2の縮径部24がカバーキャップ5内に進入していく。
その後、カバーキャップ5の開放部61が弱化部35に突き当たることで、弱化部35が破断される。すると、閉塞板34がシール筒32から離脱して、容器本体2の口部3が開放され、容器本体2内に収容された揮散剤がカバーキャップ5内に流出する。このとき、閉塞板34の連結環33がカバーキャップ5の天壁部41に当接するまで、容器本体2とカバーキャップ5とを接近させる。これにより、カバーキャップ5内において、容器本体2の口部3と、含浸体72と、の間が囲繞筒部64によって仕切られるとともに、連通路71が容器本体2の口部3を径方向に跨るように配置されることで、口部3に対して径方向の内側と、囲繞筒部64に対して径方向の外側と、が連通路71のみを介して連通する。
また、容器本体2とカバーキャップ5とを接近させる際、容器本体2は突部26によってカバーキャップ5の舌片部48を径方向の外側に向けて弾性変形させつつ、カバーキャップ5内に進入する。そして、閉塞板34の連結環33がカバーキャップ5の天壁部41に当接した時点で、舌片部48が復元して突部26が係止孔51に係止される。さらに、容器本体2の係止突部25が、カバーキャップ5の収容凹部46内に収容される。これにより、開封状態における容器本体2とカバーキャップ5との相対移動が規制される。
ここで、図8に示すように、容器本体2からカバーキャップ5内に流出した揮散剤は、口部3の開口端縁(閉塞部4の連結環33)と連通路71との隙間を通って、口部3に対して径方向の外側に染み出すように導かれる。その後、口部3に対して径方向の外側に導かれた揮散剤は、連通路71を通って囲繞筒部64に対して径方向の外側に染み出すように導かれる。そして、揮散剤は、連通路71の径方向の外側端部(囲繞筒部64の外側に位置する部分)において、毛細管現象等によって囲繞筒部64と支持筒65との間に保持された含浸体72に含浸される。そして、含浸体72に含浸された揮散剤は揮発しながらカバーキャップ5の揮散窓53を通して外部に導出される。
このように、本実施形態によれば、カバーキャップ5内において、含浸体72と容器本体2の口部3との間に、口部3を径方向の外側から取り囲む囲繞筒部64が形成されているため、揮散剤がカバーキャップ5内の全体に直接広がるのを抑制できる。
特に、含浸体72が囲繞筒部64に対して径方向の外側に配設されるとともに、口部3に対して径方向の内側と、囲繞筒部64に対して径方向の外側と、が連通路71によって連通しているため、揮散剤が大量に含浸体72に向けて流出するのを抑制できる。
これにより、カバーキャップ5内に揮散剤が必要以上に流出するのを抑制できるので、揮散剤が大量に揮散するのを抑制できる。その結果、揮散効果を長期に亘って持続できるとともに、揮散剤が揮散窓53から直接漏出するのを防止できる。
しかも、本実施形態によれば、囲繞筒部64を周方向で分断する切欠き部66が形成されているため、囲繞筒部64が径方向に弾性変形可能となる。これにより、例えば含浸体72をカバーキャップ5に取り付ける際、径方向の内側に向けて囲繞筒部64を弾性変形させた状態で囲繞筒部64と支持筒65との間に含浸体72をセットすることができる。その結果、含浸体72の取付作業が簡単になり、揮散容器1の製造効率を向上させることができる。
さらに、本実施形態では、囲繞筒部64のうち、切欠き部66が位置する部分に上述した連通路71が形成されているため、カバーキャップ5を成形するための金型を簡素化することができる。その結果、更なる製造効率の向上を図るとともに、低コスト化を実現できる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
例えば、上述した実施形態を採用する場合、容器本体2及びカバーキャップ5における容器軸O方向に直交する断面視形状は、上述した正方形状に限らず、非円形状であれば、適宜変更が可能である。例えば、三角形状、五角形状の角形状や、楕円形状や半円形状等でも構わない。すなわち、胴部12の外周面と、周壁部42の内周面と、の半径が全周に亘って同等となっていなければ構わない。また、容器本体2の肩部13と、カバーキャップ5の開口端縁と、の周方向における当接範囲も適宜設計変更が可能である。
また、上述した実施形態では、未開封状態において、容器本体2の肩部13と、カバーキャップ5の開口端縁と、を突き合わせることで、周方向及び容器軸O方向に沿う容器本体2とカバーキャップ5との相対移動が規制されている構成について説明したが、これに限られない。すなわち、少なくとも閉塞部4が不意に開封されるのを防止できるように、未開封状態において、容器本体2とカバーキャップ5との容器軸O方向に沿う相対移動が規制されていれば構わない。
この場合、例えば容器本体2とカバーキャップ5との間に、両者の容器軸O方向への相対移動を規制する規制部材を着脱可能や破断可能に設け、規制部材による規制が解除されたときに容器本体2をカバーキャップ5内に進入させるような構成が採用できる。また、カバーキャップ5内に、容器本体2の肩部13に当接するリブを設け、容器軸O方向に沿う容器本体2とカバーキャップ5との相対移動を規制する一方、カバーキャップ5と容器本体2とを周方向で回転させたときに、上述したリブを収容して、容器軸O方向に沿う容器本体2とカバーキャップ5との相対移動の規制を解除する収容部を容器本体2の胴部12及び肩部13に配設する構成としても構わない。
また、上述した実施形態では、閉塞部4が弱化部35を破断することで口部3を開放する構成について説明したが、これに限らず、中栓形状やフィルム形状等、適宜設計変更が可能である。この場合、閉塞部は、容器本体とカバーキャップとを組み付け、容器本体の口部とカバーキャップの天壁部とを当接させた状態で、口部が開放される構成であれば構わない。例えば、閉塞部を手で剥離した後、容器本体の口部とカバーキャップの天壁部とを当接させたり(詳細は後述する)、容器本体の口部とカバーキャップの天壁部とを当接させた状態で閉塞部を引き抜いたりして口部を開放する構成であってもよい。
さらに、開放部61についても、筒状に限らず、十字状のリブ等、閉塞部4を押圧して除去することで、口部3が開放される形状であれば適宜設計変更が可能である。
さらに、本発明の揮散容器では、上述した実施形態の他、例えば以下に示すような構成も採用することができる。すなわち、図9に示す揮散容器100において、容器本体101の口部3には、口部3を閉塞するアルミシール等の閉塞部102が、口部3の開口端縁上に剥離可能に取り付けられている。
一方、図10、図11に示すように、揮散容器100のカバーキャップ110は、有頂筒状とされ、天壁部111と、天壁部111の外周縁から下方に向けて突設された支持筒112と、天壁部111の外周縁から径方向の外側に向けて突設された台座部115と、を有している。
天壁部111は、容器軸O方向に沿う平面視で円形状とされている。天壁部111のうち、支持筒112よりも径方向の内側に位置する部分には、下方に向けて突出する囲繞筒部113が形成されている。
囲繞筒部113は、内径が容器本体101の口部3の外径よりも大きくなっており、容器軸O方向に沿う平面視で口部3を径方向の外側から取り囲んでいる。囲繞筒部113の内周面には、容器本体101の口部3に形成された係止突起105がアンダーカット嵌合される係止凹部113aが形成されている。
ここで、囲繞筒部113には、径方向のうち一方向で対向する部分に、容器軸O方向に沿って延びる一対の切欠き部117が形成されている。各切欠き部117は、囲繞筒部113の容器軸O方向全体に亘って形成されるとともに、囲繞筒部113の内外を径方向に連通させている。
また、カバーキャップ110の天壁部111のうち、各切欠き部117内に位置する部分には、上方に向けて窪む連通路119が形成されている。連通路119は、径方向に沿って延びる長溝であり、径方向の内側端部が口部3内に位置し、径方向の外側端部が囲繞筒部113よりも外側に位置している。
支持筒112は、囲繞筒部113に対して径方向に間隔をあけて配設されるとともに、囲繞筒部113の全周を取り囲んでいる。カバーキャップ110内において、支持筒112と囲繞筒部113との間には、筒状の含浸体72が装着されている。含浸体72は、その上端部が支持筒112と囲繞筒部113との間に配置され、下端部が支持筒112及び囲繞筒部113よりも下方に突出している。なお、径方向において、含浸体72は、厚さが囲繞筒部113と支持筒112との間隔に比べて薄くなっているとともに、支持筒112側(外周寄り)に配置されている。
台座部115は、天壁部111の全周に亘って延設されたフランジ状とされ、その上面が天壁部111の上面とともに揮散容器1の使用状態(倒立姿勢)に接地されるようになっている。これにより、揮散容器1を安定して接地させることができる。なお、台座部115の形状は、適宜設計変更が可能であり、例えば周方向に間欠的に設けてもよく、また天壁部111の上方に向けて立設してもよい。
このように構成された揮散容器100を開封するためには、まず図9に示すように、カバーキャップ110が取り外された容器本体101を、口部3が上向きの正立姿勢とする。そして、口部3を閉塞する閉塞部102を剥離して、口部3を開放させる。
次に、容器本体101の口部3にカバーキャップ110の囲繞筒部113をアンダーカット嵌合する。このとき、容器本体101における口部3の開口端縁が、カバーキャップ110の天壁部111に当接した状態で、容器本体101とカバーキャップ110とがアンダーカット嵌合される。
この状態で、図12に示すように、揮散容器100を上下反転させ、口部3が下向きの倒立姿勢とする。すると、容器本体101内に収容された揮散剤がカバーキャップ110内に流出する。カバーキャップ110内に流出した揮散剤は、口部3の開口端縁と連通路119との間の隙間を通って囲繞筒部113に対して径方向の外側に向けて染み出すように導かれる。そして、揮散剤は、囲繞筒部113に対して径方向の外側に導かれた揮散剤は、連通路119の径方向の外側端部において、毛細管現象等によって含浸体72に含浸された後、含浸体72から揮発する。
この構成によれば、上述した実施形態と同様に作用効果を奏することができる。この場合、口部3に対して径方向の内側と、囲繞筒部113に対して径方向の外側と、が連通路119のみを介して連通するので、含浸体72を径方向の外側から覆うような大型のカバーキャップを用いず、図示の例のように含浸体72が外部に露出する構成としても、揮散剤が外部に漏出するのを抑制できる。その結果、カバーキャップ110の簡素化やコンパクト化を実現できる。
また、囲繞筒部113が切欠き部117によって周方向に分断されているため、容器本体101の口部3に囲繞筒部113をアンダーカット嵌合させる際、容器本体101の係止突起105に倣って囲繞筒部113を弾性変形させることができる。これにより、容器本体101とカバーキャップ110との組付性を向上させることができる。
さらに、含浸体72の厚さが、囲繞筒部113と支持筒112との間隔に比べて薄い場合であっても、上述した実施形態と同様に囲繞筒部113を径方向に弾性変形させながら、含浸体72をセットすることで、含浸体72の取付作業をより簡単に行うことができる。
また、上述した図9〜図12の構成では、カバーキャップ110と容器本体101とをアンダーカット嵌合により組み付ける構成について説明したが、その組付方法は適宜設計変更が可能であり、例えば図13、図14に示すように螺着により組み付けても構わない。
具体的に、図13、図14に示す揮散容器120において、カバーキャップ130の囲繞筒部131は、二重筒状とされ、内筒132と、内筒132に対して径方向の外側に間隔をあけて配設された外筒133と、これら内筒132及び外筒133の下端縁同士を接続する連結環134と、を有している。
内筒132は、内径が容器本体101の口部3の外径よりも大きくなっている。内筒132の内周面には、容器本体101の口部3に形成された雄ねじ部135が螺着される雌ねじ部132aが形成されている。
囲繞筒部131には、径方向のうち一方向で対向する部分に、容器軸O方向に沿って延びる一対の切欠き部137が形成されている。各切欠き部137は、囲繞筒部131の容器軸O方向全体に亘って形成されるとともに、囲繞筒部131の内外を径方向に連通させている。
また、図示の例において、連通路139は、径方向の内側端部が内筒132内に位置し、径方向の外側端部が囲繞筒部131(外筒133)よりも外側に位置している。なお、囲繞筒部131の内筒132、外筒133、連結環134のうち、切欠き部137内に露出する端縁部分は、それぞれが接続されることで閉塞されている(図15参照)。
このように構成された揮散容器120を開封するためには、まず閉塞部102(図9参照)を剥離して、口部3を開放させた後、容器本体101の口部3にカバーキャップ130の内筒132を螺着する。このとき、容器本体101における口部3の開口端縁が、カバーキャップ130の天壁部111に当接するまで、容器本体101とカバーキャップ130とを接近させる。
この状態で、図15に示すように、揮散容器120を上下反転させ、口部3が下向きの倒立姿勢とする。すると、容器本体101内に収容された揮散剤がカバーキャップ130内に流出する。カバーキャップ130内に流出した揮散剤は、口部3の開口端縁と連通路139との間の隙間を通って囲繞筒部131の外側まで導かれた後、含浸体72を介して揮発する。
この構成によれば、上述した実施形態と同様に作用効果を奏することができるとともに、容器本体101とカバーキャップ130とを螺着によって確実に組み付けることができる。
また、上述した図13〜図15の構成では、閉塞部102を剥離した後、カバーキャップ130を螺着させる構成について説明したが、これに限られない。例えば、図16、図17に示す揮散容器150のように、容器本体101の口部3をフィルム状の閉塞部152によって閉塞し、かつカバーキャップ130の天壁部111のうち、閉塞部102と容器軸O方向で対向する部分に、閉塞部152を破断して口部3を開放させる開放部151を配設しても構わない。図示の例において、開放部151は、容器軸O方向に沿って延びる棒状とされ、その下端部が先細り形状となっている。
このように構成された揮散容器150を開封するには、図17に示すように、容器本体101の口部3が閉塞部152によって閉塞された状態で、揮散容器150を倒立姿勢とし、容器本体101の口部3にカバーキャップ130の内筒132を螺着する。これにより、カバーキャップ130の開放部151が閉塞部152に突き当たり、閉塞部152が破断され、口部3が開放される。その後は、上述した作用と同様に揮散剤が含浸体72を介して揮散する。なお、開放部151により閉塞部152を破断した後、正立姿勢から倒立姿勢に上下反転しても構わない。
この構成によれば、上述した図13〜図15に示す揮散容器120と同様の作用効果を奏することに加え、閉塞部152を剥離する等の必要がないので、開封時の操作性を向上させることができる。
また、上述した実施形態では、カバーキャップ側に連通路を形成する構成について説明したが、これに限らず、容器本体側(例えば、口部3の開口端縁や閉塞部4等)に連通路を形成する構成にしてもよく、カバーキャップ側および容器本体側それぞれに形成しても構わない。
また、流通段階等において、シュリンクラベルやストレッチラベル等のラベルを揮散容器に装着したり、揮散容器を箱等に収納したりしても構わない。
さらに、上述した実施形態では、倒立姿勢で流通する場合について説明したが、少なくとも使用時において倒立姿勢であれば、正立姿勢で流通しても構わない。
また、上述した実施形態では、囲繞筒部のうち、周方向における切欠き部と同位置に連通路を形成する構成について説明したが、これに限らず、切欠き部と連通路とを異なる位置に形成しても構わない。
さらに、上述した実施形態では、切欠き部が囲繞筒部における容器軸O方向に沿う全体に亘って形成されている構成について説明したが、これに限らず、切欠き部の容器軸O方向に沿う長さや形状等は適宜設計変更が可能である。
さらに、上述した実施形態では、切欠き部及び連通路を径方向で対向する二箇所に形成する構成について説明したが、切欠き部及び連通路のレイアウトや数、形状等は適宜設計変更が可能である。そして、連通路のレイアウトや数、形状等を変更することで、含浸体72に供給される揮散剤の量を調整することが可能である。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上述した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1,100,120,150…揮散容器
2,101…容器本体
3…口部
5,110,130…カバーキャップ
41,111…天壁部
64,113,131…囲繞筒部
66,117,137…切欠き部
71,119,139…連通路
72…含浸体
O…容器軸

Claims (2)

  1. 揮散剤を収容する容器本体と、
    容器軸方向に沿う前記容器本体の外側から前記容器本体の口部を覆う有頂筒状のカバーキャップと、
    前記カバーキャップ内に配設され、揮散剤が含浸される含浸体と、を備えた揮散容器において、
    前記カバーキャップは、
    前記口部の開口端縁が当接可能な天壁部と、
    容器軸方向から見た平面視において、前記天壁部のうち、前記含浸体と前記口部との間に位置する部分に突設され、容器軸に直交する径方向の外側から前記口部を取り囲む囲繞筒部と、を有し、
    前記囲繞筒部には、容器軸周りの周方向で前記囲繞筒部を分断する切欠き部が形成され、
    前記カバーキャップ側及び前記容器本体側のうち、少なくとも一方側には、前記天壁部と前記口部の開口端縁とが当接した状態で、前記口部に対して径方向の内側と、前記囲繞筒部に対して径方向の外側と、を連通させる連通路が形成されていることを特徴とする揮散容器。
  2. 前記切欠き部は、前記囲繞筒部の突端縁から前記天壁部に至る前記囲繞筒部における容器軸方向に沿う全体に亘って延在し、
    前記連通路は、前記天壁部のうち、前記切欠き部内に位置する部分に形成されていることを特徴とする請求項1記載の揮散容器。
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