JP2003514146A - 液体分配装置 - Google Patents

液体分配装置

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JP2003514146A
JP2003514146A JP2001535667A JP2001535667A JP2003514146A JP 2003514146 A JP2003514146 A JP 2003514146A JP 2001535667 A JP2001535667 A JP 2001535667A JP 2001535667 A JP2001535667 A JP 2001535667A JP 2003514146 A JP2003514146 A JP 2003514146A
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cup
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capillary
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パリー スレード,ブライアン
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ジェイズ グループ リミティド
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E03WATER SUPPLY; SEWERAGE
    • E03DWATER-CLOSETS OR URINALS WITH FLUSHING DEVICES; FLUSHING VALVES THEREFOR
    • E03D9/00Sanitary or other accessories for lavatories ; Devices for cleaning or disinfecting the toilet room or the toilet bowl; Devices for eliminating smells
    • E03D9/02Devices adding a disinfecting, deodorising, or cleaning agent to the water while flushing
    • E03D9/03Devices adding a disinfecting, deodorising, or cleaning agent to the water while flushing consisting of a separate container with an outlet through which the agent is introduced into the flushing water, e.g. by suction ; Devices for agents in direct contact with flushing water
    • E03D9/032Devices connected to or dispensing into the bowl

Abstract

(57)【要約】 液体分配装置は特に便器に洗浄剤を添加するのに適する。液体の液面レベルが内部スリーブ(34)の開口(60)に達するまで、貯蔵部(10)からの液体が接続部(24)の内部スリーブ(34)を通ってカップ(18)内に流れる。カップ(18)内の空間(14)が大気に開放されるように、ウェブ(32)に孔が開けられる。カップ(18)の壁と接続部(24)との間に形成される毛管(46)によりカップ(18)から液体が吸引され、多孔質のパッド(6)に分配される。トイレ洗浄水がパッド(6)および支持プレート(8)上を流れ、これにより液体が便器に拡散される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は液体物質を分配するための装置に関する。本発明は、液体物質の長期
間の管理された拡散を必要とする領域において特に利用され、液体物質は、例え
ば空気清浄剤や殺虫剤における蒸発により分配または拡散されるか、または例え
ばトイレのシステム、特に拡散液体が断続的に流れるシステム内の別の分散液体
の流れに分配または拡散される。特に、本発明は、溶解、拡散または懸濁の形態
をとる芳香剤、界面活性剤、漂白剤または消毒剤のような液体物質を分配するこ
とと、トイレの便器に流す水の作用で液体物質を便器に分配することとに関する
【0002】 固形または半固形の形態をとるいわゆるトイレ用自動製品、すなわち「リムブ
ロック」を水洗便器の内側リム内に配置することが以前から知られている。この
ような製品ではトイレ洗浄水が上記製品を介して流れることによって、活性成分
が流水に拡散するように上記製品が溶解または浸食される。蛇口からの水がブロ
ックを越えて貯水槽へ流入する日本式のシステムでは、ブロックが貯水槽の上方
に配置されてもよいし、あるいは水中に徐々に成分を拡散するように、貯水槽内
の水位より低い位置に配置されてもよい。
【0003】 最近では、液体のトイレ清浄用製品、すなわちいわゆる液体リム製品を同様の
方法で用いることが提案されている。例えば、欧州特許第0538957号公報
には、トイレ洗浄水に液体清浄用製品を添加するように、水洗便器の内側リム内
に配置される装置が記載されている。この装置では、トイレ洗浄水の流路上に配
置された多孔質基材、すなわち分配プレートから液体物質が水の流れに添加され
る。貯蔵部の底部の開口が多孔質基材の上面に開いており、この多孔質基材には
多孔質基材上方に配置された容器から液体物質が供給される。この構成は簡単で
あるが、液体物質の寿命期間は一般的には3〜4週間であり、水を流している間
に基材に流れる液体物質の体積が液体物質の寿命期間に亘って一定でないという
欠点がある。容器内での液体の高さは容器から基材表面上への流量に直接影響を
及ぼすため、水に液体物質を添加することは少なくとも部分的に容器内での液体
の高さに依存する。容器は開口の上方でシールされるため、液体が基材に流れる
につれて液体の上方の圧力は低くなる。その結果、液体物質は便器へ時間経過に
亘って不均一に添加されてしまう。
【0004】 欧州特許第0785315号公報には上述した装置を発展させたものが記載さ
れている。ここでは、多孔質基材から水の流れへ液体物質の分配に同一の基礎原
理が用いられている。しかしながら容器からの液体物質は規制通路を介して多孔
質基材の上面に集められる。液体はオリフィスを通って計量されて通路に入り、
容器の内部には別個の空気孔が設けられる。計量オリフィスと空気孔のサイズは
、添加される液体の粘度に厳密に規制される。容器内の液体の高さは時間経過に
より必然的に低下するが、この公報には容器内の液体のレベルから独立して基材
上方の液体の「ヘッド」を実質的に一定にする効果があると記載されている。こ
の構成によれば吸収性のある基材へより一定な流量で液体物質が提供されるが、
それでも少なくとも部分的に水を流す間隔の長短に応じてトイレ洗浄水への一定
でない分配が行われてしまう。液体物質が凝固して基材への流れを止めてしまう
ことに関するこの装置の信頼性の低さにより、この装置の機構は使用される環境
への依存性が高い機構であると考えられている。基材を圧迫する液体のヘッドの
高さによっては基材における「過飽和」が起こりやすく、液体物質が過剰になっ
てしまうことも同様に考えられている。
【0005】 国際特許公開公報WO99/66139およびWO99/66140には、欧
州特許第0538957号公報の多孔質プレートの代わりとして、異なる形態の
分配プレートを有する多数の液体リム製品の変形例が記載されており、一方国際
特許公開公報WO00/42261には、溝付きプレートを用いた他の製品が記
載されている。
【0006】 これら全てのシステムは、容器の開口から直接分配プレートに液体を分配する
という同一の基本的なアイデアを未だに用いている。
【0007】 欧州特許第669137号公報に記載されているような、液体の容器のヘッド
に開口が設けられた芳香剤の分配システムが同様によく知られている。そこから
芳香剤を周囲の大気に蒸発させることができるように、液体の表面積をより広く
するために液体内のウィックがフェルトまたはその他の多孔質のパッドへ液体を
供給する。
【0008】 本発明の一つの目的は、容器が空になるまでの期間、ほぼ一定量の液体を分配
プレートに添加することができる装置を提供することにある。
【0009】 本発明の一つの態様として、下方端部に出口を有する液体用の容器と、上記容
器の出口の開口を取り囲むカップであって、該カップが大気に開放され、これに
より使用時には上記開口がカップ内の液体により覆われるまで液体が容器から該
カップに流入するカップとを具備し、容器内の液体の上方の圧力が下げられ、こ
れによりカップ内への液体の流れが防止され、該カップから液体を拡散させるた
めの拡散手段が設けられる液体分配装置が提供される。
【0010】 拡散手段は、カップから分配プレートへ液体を移送するための毛管に基づく構
成を有するのが好ましい。分配プレートからの液体は大気に蒸発するか、または
例えばプレートを介して流れる他の液体により拡散される。
【0011】 毛管は、多孔質部材の形態か、または空気清浄装置に用いられるセルロースま
たはポリエステル製のウィックのような可撓性を有するウィックの形態であるが
、細長い毛管の通路の構成が用いられるのが好ましい。
【0012】 カップは、比較的一定な液体のヘッドを有する。液体がカップから拡散される
につれてカップ内の液体のレベルが容器の開口のレベル以下に下がると、その時
点で大気が容器に流入し、カップを再度満たすために容器から液体がカップに流
れ下る。
【0013】 カップは、容器の出口の一部として形成されてもよい。これにより本発明の他
の態様として、液体用の容器を具備する液体の分配装置であって、上記容器は、
使用のために配置されたときに容器の下端に位置する出口と、上方に延びる出口
の開口とを有し、それによって容器の下端に液体の貯蔵部を形成し、出口から液
体を拡散するための拡散手段が設けられる分配装置が提供される。拡散手段は、
液体の広い露出領域を提供するプレートまたは多孔質体のような基材に液体を供
給するための毛管状の導管または通路であるのが好ましい。
【0014】 本発明のさらに別の態様として、受容体への液体の流れに連動して、受容体内
に液体物質を分配するための装置において、使用時に上記液体の流れに曝される
基材と、基材の下方に配置され、容器からの液体物質を受容し且つ大気に開放さ
れた自由液面レベルを有するカップと、液体物質をカップから上方に基材へと移
送するための移送手段とを具備する装置が提供される。
【0015】 この方法で液体物質を供給することにより、液体物質の添加量は、容器内の液
体物質のレベルや水が流される間隔のような要因から独立してほぼ一定に維持さ
れる。基材による液体物質の消費は、実質的にカップ内の液体のヘッドの高さと
拡散手段の特性に依存する。特に基材への液体物質の供給は基材が飽和したとき
には停止されるかまたは無視できる量に削減される。
【0016】 拡散手段はカップの基部またはその近傍から基材の下側まで延びる少なくとも
一つの通路を具備する。カップ内の液体物質は、液体物質を少なくとも部分的に
通路において引き上げるように駆動する流体静力学的なヘッドを提供する。
【0017】 カップ内の液体のレベル、およびこれに応じて生成されるヘッドは、通路を介
して液体物質を上方へと駆り立てながらも好ましくは基材への開口よりも高くな
ることのないように制御される。
【0018】 カップから基材への液体物質の上方への輸送は少なくとも一部は毛管現象によ
ることが好ましい。例えば拡散手段は、カップから上方へ基材の基部に向かって
延びる一つまたはそれ以上の毛管状の導管であってもよく、例えば装置内に形成
された個別の通路でも、またはカップから上方へ延びるウィックの形態であって
もよい。このように毛管現象に依存していることにより、基材への液体の流れは
基材が一度飽和するとより確実に停止される。
【0019】 従って、本発明のより特別な態様において、受容体への液体の流れに連動して
受容体に該液体物質を分配する装置において、使用時に上記液体の流れに曝され
る基材と、基材の下方に配置され、貯蔵部から液体物質を受容し且つ大気に開放
された自由液面レベルを有するカップと、液体物質をカップから上方に基材へと
移送するための手段とを具備し、移送手段が基材上に開口する一つまたはそれ以
上の毛管状の導管を具備する装置が提供される。
【0020】 しかしながら、基材へ製品を運び上げるために毛管現象のみに依存することは
実用的でなく、必要であれば短い高さ分以外には何を介して液体を持ち上げても
よい。これは、通路の断面積をより大きな毛管現象を引き起こすために必要とさ
れる小さい断面積にすると、水が流される間隔の間に多孔質基材が充分に再び液
体物質で満たされない程度にまで通路を通る液体物質の流量が低下してしまうこ
とによる。したがって、静水圧と毛管現象を組み合わせて用いて、液体物質を基
材へ移送するのが特に好ましい。この方法では、静水圧により引き上げられたレ
ベルから液体を基材へ持ち上げるためにのみ毛管現象が必要とされるので、必要
とされる毛管での上昇を最小に保つことができる。
【0021】 このようにして、本発明の好適な形態では、カップの基部またはその近傍から
基材の下方まで延びる一つまたはそれ以上の通路が設けられ、各通路の少なくと
も上部は所望の毛管現象を作り出すのに十分なほど小さい断面積を有する。この
上部の実際の断面積は、液体物質の特性と、液体を基材に移送するために必要な
毛管現象による持ち上げ高さとに基づいて選択される。
【0022】 以下、図面を参照して例として本発明を詳細に説明する。
【0023】 図1〜3の装置2は、水洗便所に水を流した時に生成される水の流れFに応じ
て、液体物質、例えば洗浄液および/または脱臭液を水洗便所の便器4に運ぶの
に適する。この装置はほぼ水平なプラットフォーム8上に支持された多孔質基材
6を具備し、これによりトイレ洗浄水Fの流路上に分配プレートが形成される。
プラットフォーム8の上方において装置2に取付けられた容器10は液体物質1
3のリザーバとして用いられ、この液体物質13は重力の影響によってプラット
フォーム8の下方に配置されたカップ18に供給される。そして、液体物質13
は、基材6に添加するようにカップ18から上方に移送される。図1〜3には示
していないが、上記装置はストラップをさらに有し、このストラップにより上記
装置は水洗便所の便器のリムから(従来の「リムブロック」とほぼ同様の方法で
)吊り下げられる。また上記装置は基材6をある程度保護する鳥かご状の構造体
で囲まれてもよい。
【0024】 この装置をより詳細に観察すると、この装置は例えばポリプロピレンの基部1
6を有し、この基部16は円形のカップ18とこのカップ18の開口を取り囲む
と共にそこから外に延びる矩形のプラットフォーム8とを有する。カップ18は
、プラットフォーム8の横方向において中央に配置されるが、図1に示したよう
に、プラットフォーム8後部の大部分が水洗便器4の縁20の下に突出するよう
にプラットフォーム8の前方の方へオフセットしており、これによりトイレ洗浄
水の大部分が多孔質基材6へそらされることとなる。
【0025】 図3に明示したように、ほぼ放射状に延びる複数の溝22がプラットフォーム
8の表面に形成され、これら溝22はトイレ洗浄水を多孔質基材6から外側へ流
すために用いられ、これにより液体物質が水洗便所の便器4へ運ばれ且つトイレ
洗浄水の流れが止まったときに基材6から過剰なトイレ洗浄水が迅速に排出され
るようになる。
【0026】 基材6自体は環状であり、カップ18の開口にわずかに重なりつつ該開口を包
囲するようにプラットフォーム8上に支持される。
【0027】 多孔質基材として多数の様々な任意の材料が使用可能であり、こうした材料の
特定の形態は望ましい吸収性を提供するように、且つ液体物質が添加された流さ
れる液体を多く残すことなく液体物質を流し出すように、多孔質材料の用途に応
じて選択される。例えば上述した実施形態のように、流される液体が水である場
合には、疎水性を有する材料が好ましい。トイレ洗浄水の流れにおいて使用する
のに適する材料の一つとして、細孔径が約45〜90μmで細孔占有体積が約4
0〜50%であるポレックステクノロジー社(Porex Technolog
ies)から入手可能な高密度ポリエチレン(HDPE)が挙げられる。
【0028】 円筒管状のインサート24がカップ18にぴったりと受容され、このインサー
ト24の下端はカップ18の底プレート26に当接し且つその上端28はカップ
18から突出している。カップ18の開口の直上においてインサート24の壁か
ら径方向外側へフランジ30が突出する。フランジ30とプラットフォーム8と
の間に多孔質基材6が挟持され、これにより多孔質材料が所定位置に固定される
【0029】 水平区切りプレート32によりインサート24内にインサート24と同心円状
に容器10の出口を形成する搬送管34が保持され、この搬送管34は、容器1
0からカップ18の内室14へ液体13を供給するために、区切りプレート32
の上方から該区切りプレートの下方へ延びる導管を提供する。内室14は図2に
示したようにカップの底プレート26と管状インサート24の壁とにより囲まれ
ている。搬送管34を囲む区切りプレート32には複数の開口38(図3)があ
り、これら開口38により内室14が大気と通じる。搬送管34は内室14内に
おいてこれら開口または通気口38の下方の位置において終端している。
【0030】 このインサート24がカップ18内に配置されたときに、カップ18の内周周
りに環状の通路42が形成されるように、管状インサート24の壁底部の外側に
は環状ショルダ40が形成される。この環状ショルダは、上記通路を提供するよ
うにカップの側壁に形成された周囲溝によって補われてもよいし、またはこのよ
うな周囲溝に代えられてもよい。通路42は、インサートの壁を貫通する一連の
開口44により管状インサート24の内側と流体的に通じている。この例では上
記一連の開口44はインサートの底部周りのノッチ44である。したがって、液
体物質はこれら開口44を通って縦穴14から周囲の通路42内へ流入すること
ができる。
【0031】 管状インサート24の外面とカップ18の内面との間においてカップ18周り
で周方向に離間した一連の通路46が通路42から上方へ延びる。これら通路4
6の上端はカップ18の開口で多孔質基材6の下側面に対して開いている。これ
ら通路46は、少なくともカップの開口に隣接する上部で、通路46内を毛管現
象により液体物質が上昇するように、充分細い断面積を有する。後述する理由に
より、各通路46の毛管部は少なくとも搬送管34が内室14内に突出している
高さまで下方に延びる。
【0032】 通路46は例えばカップ18とインサート24との対面する表面のうちの一方
または両方に形成された鉛直に延びる溝により形成されるが、長い通路が所望で
ある場合には螺旋状の溝により形成されてもよい。あるいは、一連の個別の通路
を設ける替わりに、単にカップ18とインサート28の間に予め定められた環状
の間隙を開けてもよい。この場合、全周に亘って所望の間隙を維持するように、
例えばカップとインサートとの対面する表面のうちの一方または両方に適切な突
起を形成してもよい。
【0033】 空になったときにつぶれないように、容器10は硬質または少なくとも半硬質
である。容器10は容易に再充填されたり、より一般的には取り替えられたりで
きるように、管状インサート28から取り外し可能になっている。取り替えると
は、本明細書の導入部で言及した「トイレ爽快剤」として「リムブロック」が交
換されるのと同じ方法で、「再充填」容器が提供されることである。容器10の
全体形状は特に問題ではないが、水洗便所の便器4を横断する投影面積が極端に
大きくならないように細長いことが望ましい。所望であれば、残存する液体物質
の量が容易に確認できるように、容器10の壁を透明にしてもよい。液体物質の
量の確認をさらに容易にするために、液体物質が着色されていてもよい。
【0034】 図2に示したように、容器10の底壁には下方に垂下するネック52を有する
開口50が設けられる。容器の開口50は、図2に示したように、最初、ネック
52を覆うように固定されたシール54により閉じられている。容器10を搬送
装置2に取り付けるために、容器10のネック52が搬送管34の上端部56に
押しつけられる。シール54の凹状の円形中央部分58は、ネック52の一方の
側から他方の側への剪断動作によりシール54が破れるように、角度の付いた搬
送管34の上端部56に接触し、破られる。搬送管34の外径およびネック52
の内径は、シール54の残存部によってこれら部品間で効果的にシールされるよ
うに選択される。このような構成は液体リム装置において公知である。したがっ
て、流体が容器10から出ていくことができる唯一の通路は搬送管34を介した
縦穴14への通路である。容器10が装置に取り付けられたときに区切りプレー
ト32の通気孔38が塞がれることのないように、ネック52の外周壁面とイン
サート24の壁との間に隙間が維持される。
【0035】 この装置は、多様な液体物質を別の液体の流れに供給するために用いられる。
一般的には、上述した応用例の用途−水洗便所の便器の洗浄と脱臭−のために、
液体物質は界面活性剤および芳香成分を有する。こうした物質の流体力学的な特
性、特にその粘度は、少なくとも液体物質の表層がその液体物質が添加される別
の液体の流れにより基材から容易に流されながらも、液体物質が迅速に基材に吸
収されて基材内に保持されるように、基材材料の物理的特性に応じて選択される
。一般的には、この液体物質は流されている液体よりも粘度が高い。
【0036】 装置の作用を以下に説明する。容器10が装置に取り付けられたとき、液体物
質は容器10から搬送管34を介して下方へカップ18の内室14に流れ込む。
最初に容器10から流出した液体は、開口38および搬送管34を介して容器1
0に流入した空気により取って代わられる。縦穴14内の液体が搬送管34の下
端60を越えたときに、容器10への空気の通路は遮断される。なおも少量の液
体がカップ18に流れ混み続けるので、容器10内における液体上方の自由空間
62の圧力は低下する。ここで、通気口38を介して大気圧に曝されている縦穴
14内の液体のヘッドが容器10内に液体を支持する平衡状態が迅速に達成され
、搬送管34の開口60のわずかに上方のレベルに液体が達すると、縦穴14へ
の液体の流れが停止する。縦穴14内の液体のレベルが搬送管34の開口60以
下に低下した場合には、空気が容器10内に流入して容器10からの流れが再度
開始される。こうして、縦穴14内の自由液面は搬送管34の開口60の高さに
ほぼ一定にまたはその附近に保たれる。
【0037】 内室14から管状インサート24の基部周りのノッチ44を通って、カップ1
8の底部の環状通路42に液体物質が流れる。主に流体静力学的な影響により、
そこから縦穴14内の液体のレベルに対応するレベルまで、カップ18と管状イ
ンサート24の間の通路46を流体が上昇する。そして、液体はカップ18から
分散される。通路46の上部の毛管状部分での毛管現象により基材6の下側面ま
で液体が上昇する。そして、液体が通路の上端から多孔質基材6に吸収され、基
材6の内部に拡散する。
【0038】 内室14は容器10により必要に応じて満たされるので、基材6が飽和するま
で液体物質は内室14から多孔質基材6に流入し続ける。基材6が飽和すると、
基材6は通路46の上端から液体を吸引しなくなり、通路の上部を介した毛管現
象による流れが停止する。
【0039】 水洗便所が流された場合、水はプラットフォーム8およびそれに支持された多
孔質基材8の上を流れ下る。添加される液体物質は、この水の流れにより基材か
ら流されて、便器4に運ばれる。トイレ洗浄水の流れが停止すると過剰の水は排
出され、上述したプロセスに従って再び基材6が液体物質で充填される。
【0040】 基材の表面上には少量の水が残る。この水が蒸発するときに液体物質の芳香成
分が拡散され、よってトイレ洗浄毎に脱臭効果が与えられる。
【0041】 上述した従来技術とは異なり、本発明の装置では基材6の上方から作用する液
体のヘッドが存在しないので、基材6が飽和すると液体はそれ以上吸収されない
。したがって液体の添加量は、多孔質基材6の特性、特に吸収性と物理的な大き
さを選択することにより、比較的正確でかつ一定に制御される。
【0042】 カップ18へトイレ洗浄水が流入するとカップ内の液体の粘度が低下し、且つ
拡散メカニズム、すなわち毛管46と多孔質基材6の機能に影響するので、カッ
プ18内への流入を防止することが好ましい。このため、接続部24は保護カラ
ーを形成する上端28を有する。
【0043】 本発明から逸脱することなく上述した特定の実施例に様々な修正を加えること
ができる。例えば、基材6が基材6自体を支持するのに十分硬く(または別の支
持手段が提供されて)、管状インサートのフランジとカップの上面との間に基材
6が固定されれば、多孔質基材6を支持するプラットフォーム8を省略したり、
好ましくは安価なものにしたりしてもよい。この方法では、分配プレート自体を
形成する基材6の上面と下面との両面にトイレ洗浄水を導くことができる。
【0044】 図4〜8は本発明の第二の好適な実施形態を示す。ここでは、第一の実施形態
の多孔質基材6がプラットフォーム8の上面に形成された毛管状の溝に置き換え
られて分配プレート80が形成される。カップ18の構成に様々な修正がなされ
ており、特に毛管状の通路46がプレート80の上面に液体13を運ぶことがで
きるように修正がなされている。
【0045】 図4を参照すると、容器10はその出口付近のみが示されているが、図1〜3
の実施形態と同様に上部が閉じられている。カップ18’はほぼ平坦な分配プレ
ート80と一体的に形成され、分配プレートはカップに隣接して拡がる領域を形
成する。容器10の閉鎖部材54’のシール(図2参照)を取り除くための突起
61がカップ18’の底壁26’から上方へ延びる。閉鎖部材54’は内壁63
と外壁64とを有し、これら壁はウェブ65により接合され且つ液密シールで容
器10のネック52を取り囲む。閉鎖部材54’は、容器10から延びて開口6
0を画成する連結部分66を有する。突起61によってずらされる前は、シール
58はウェブ65の内側リムのリップ65’で保持される。
【0046】 カップ18の内室14から液体13を輸送する毛管システムを形成するために
、溝付きのインサート70が設けられる。インサート70および連結部分66は
図1〜3の実施形態のインサート24と同様の機能を果たすことは明らかである
【0047】 図5は、断面が円形の円筒壁72を具備すると共に径方向に延びるカラー74
を上端に備えるインサート70の側面図を示す。円筒72はカップ18に嵌合す
る。
【0048】 壁面を滑らかにした毛管状の溝76が円筒72の外面の全周(図5、6には3
つのみが示されている)に亘って形成されている。各毛管76の下端には、図1
〜3の実施形態でのノッチ44と同様に、円筒の壁72の全長に亘ってノッチ4
4’が延びる。
【0049】 図6は、インサート70の直径方向の断面図である。この図では、毛管76が
カラー74内へ延び且つ下面78を横断していることがわかる。再び図4を参照
すると、毛管が内室14からインサート70とカップ18の壁との間においてプ
レート80の上面80’まで上方へ液体用の通路を形成している。
【0050】 カラー74の上面は、キャップ54’周りに空気用間隙を提供するように参照
番号82の位置で凹状となっている。容器10を所定位置に支持するために支持
体またはガイドが設けられ、この支持体またはガイドが当業者には公知であるよ
うに容器10を包囲するケージ構造の形態であってもよいことは明らかである。
図7は、カップ18およびインサート70から外側へと延びる表面80’の毛管
状溝84を備えたプレート80の上面80’を示す。
【0051】 図4〜7の装置の作用は、図1〜3の実施形態と同様である。シール58を取
り除くように容器10が突起61に挿し込まれる。液体13が内室14に流入し
、ノッチ44’を通って毛管76を上昇する。内室14内の液体は、容器10内
に生成される部分的な真空により平衡状態になったときに、開口60’よりも少
し上のレベルLに到達する。しかしながら、毛管76内の液体は毛管現象により
表面80上に移動し、そこで、毛管状溝84に分配されるまでさらに上昇する。
【0052】 図1〜3の実施形態と同様に、プレート80への液体13の流れは、実質的に
容器10内に残存する液体の量から独立して、カップ18内の液体のレベルLと
毛管76により生成される毛管現象とによって支配される。レベルLが開口60
’以下に低下すると、より多くの液体が内室14に滴下するように空気が容器1
0内に入ることができる。
【0053】 毛管76の断面は液体13の粘度に適合するように修正可能である。所定の毛
管を通る液体の流速は液体の粘度が高くなると遅くなるので、粘度の高い液体は
より大きな毛管径を必要とする。同様に、毛管の数も調整可能である。多孔質部
材6またはプレートの表面80’に運ばれた添加用液体を約30秒から10分以
内に補充するのに十分なだけ液体が流れるようにすることが望ましい。
【0054】 毛管内における液体の鉛直方向の流れに対する液体の粘度の影響を示す実験を
行った。
【0055】 二枚のガラスプレートを距離「d」を隔てて配置し、表1に示した粘度を調整
した一般的な組成物中に浸漬した。10分後に液体が到達した高さが記録され、
その結果を表2に示した。
【表1】
【表2】
【0056】 図4〜7の実施形態のインサート70を図1〜3の部材6のような多孔質部材
として液体を搬送するのに使用してもよいことは明らかである。
【0057】 液体をカップ18から上方に搬送するための毛管システムの代わりに、液体が
カップの底から分散されてもよい。
【0058】 図8は、多孔質プレート90によりカップ18の底壁26が形成されたシステ
ムを概略的に示す。ここで多孔質プレート90は分配プレートを形成するように
カップ18を越えて延びる。液体はカップ18からプレートの露出領域92に引
き寄せられ、そこでトイレ洗浄水によってプレートから液体が流し去られる。プ
レート90を通って液体が直線的に流れ落ちてしまうのを防止するために、非多
孔性のカバー94がカップ18の領域の下方に設けられる。プレート90の上方
の液面高さLはほぼ一定である。
【0059】 図9の実施形態では、導管96によりカップ18が容器10に連結される。導
管96の鉛直アーム98の上方に容器10が逆さまの状態で配置され、フランジ
100上に載置される。導管の水平通路102が満たされて空気が容器10に戻
るのが防止されるまで液体はカップ18に流れる。カップ18の開口においてプ
レート110上に支持された多孔質基材108にまで液体13を上昇させるよう
にインサート104とカップ18の壁とにより毛管通路106が形成される。カ
ップ18の内室14は管112を通して大気に開放され、同時にトイレ洗浄水の
流れがカップ18に侵入することを防止している。液体を多孔質プレート108
または溝付きプレートの上方まで搬送するために、この実施形態においてインサ
ート70を使用してもよいことは明らかである。
【0060】 当業者には様々な修正が明らかであり、このような修正全てが特許請求の範囲
内に含まれる。例えば多孔質基材は好ましくはほぼ平坦な自己支持性のプレート
であり、液体の分散のためにカップに隣り合う広い領域を提供する。毛管と多孔
質基材または溝付き分配プレートの代わりに、カップから液体を拡散するために
他のウィックシステムが用いられてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 液体容器を有する本発明の一つの実施形態の装置の概略側面図であり、水洗便
器のリムに対する相対的な取付位置を示す。
【図2】 図1の装置の正面断面図であり、容器が分離されている。
【図3】 図1の装置の平面図であり、容器が取り外されている。
【図4】 本発明の液体拡散装置の第二の実施形態の詳細断面図である。
【図5】 図4の装置のカップに配置されるインサートの側面図である。
【図6】 図5のインサートの直径方向における断面図である。
【図7】 図4の線VII−VIIにおける断面図である。
【図8】 本発明の液体分配装置の第三の実施形態の断面図である。
【図9】 本発明の更なる別の実施形態を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ, VN,YU,ZA,ZW

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体用の容器であって、使用時には該容器内の液体の液面以
    下に位置する出口を有する容器と、 上記容器の出口の開口を取り囲むカップであって、該カップが大気に開放され
    、これにより使用時には上記開口がカップ内の液体により覆われるまで液体が該
    カップに流入するカップとを具備し、 該カップから液体を拡散させるための拡散手段が設けられる液体分配装置。
  2. 【請求項2】 上記拡散手段は上記カップと液体的に通じる多孔質部材を有
    する請求項1に記載の液体分配装置。
  3. 【請求項3】 上記拡散手段は表面に毛管状導管が形成されたプレートを有
    し、該毛管状導管は上記カップと液体的に通じている請求項1に記載の液体分配
    装置。
  4. 【請求項4】 上記拡散手段は該カップ内の液面から液体を上方へ移送する
    毛管を有する請求項1に記載の液体分配装置。
  5. 【請求項5】 上記毛管は上記カップの内壁と該カップに挿入されたインサ
    ートとの間に形成される請求項4に記載の液体分配装置。
  6. 【請求項6】 上記インサートはその外壁に形成された複数の毛管状導管を
    有する請求項5に記載の液体分配装置。
  7. 【請求項7】 上記毛管は上記カップから分配プレートまで液体を移送する
    請求項4〜6のいずれか一つに記載の液体分配装置。
  8. 【請求項8】 上記毛管は上記カップから分配プレートの上面まで液体を移
    送する請求項4〜6のいずれか一つに記載の液体分配装置。
  9. 【請求項9】 上記カップから液体を拡散させるために上記プレートの上面
    に毛管状溝が形成される請求項8に記載の液体分配装置。
  10. 【請求項10】 上記拡散手段は、上記カップの下端に位置する該カップと
    液体的に通じるプレートを具備する請求項1に記載の液体分配装置。
  11. 【請求項11】 上記拡散手段は、上記カップと液体的に通じると共に該カ
    ップの液面のレベル以下に配置された多孔質基材を具備する請求項1に記載の液
    体分配装置。
  12. 【請求項12】 受容体(4)への液体の流れ(F)に連動して該受容体(
    4)内に液体物質を分配するための装置において、 使用時に上記液体の流れ(F)に曝される多孔質基材(6)と、 該多孔質基材の下方に配置され、容器(10)から液体物質を受容し且つ大気
    に開放された自由液面レベルを有する縦穴(14)と、 上記液体物質を上記縦穴(14)から上方へ多孔質基材(6)へと移送するた
    めの移送手段(46)とを具備する装置(2)。
  13. 【請求項13】 上記移送手段は、上記縦穴(14)の基部または基部近傍
    から多孔質基材(6)の下方へ延びる一つまたはそれ以上の通路(46)を具備
    する請求項12に記載の装置(2)。
  14. 【請求項14】 上記多孔質基材(6)の下方にある各通路(46)の開口
    よりも高くならないように上記縦穴(14)内の液体のレベルを制御するための
    手段(38,60)を具備する請求項13に記載の装置(2)。
  15. 【請求項15】 上記縦穴(14)から多孔質基材(6)への液体物質の上
    方への移送は少なくとも部分的には毛管現象に依存する請求項12〜14のいず
    れか一つに記載の装置(2)。
  16. 【請求項16】 上記移送手段は、多孔質基材(6)から縦穴(14)の底
    部に向かって下方へ延びる一つまたはそれ以上の毛管状通路(46)を有する請
    求項15に記載の装置(2)。
  17. 【請求項17】 縦穴(14)の基部またはその近傍から多孔質基材(6)
    の下方まで延びる一つまたはそれ以上の通路を具備し、各通路(46)の少なく
    とも上部は毛管現象によって液体物質を上昇させるように十分小さい断面積を有
    する請求項15または16に記載の装置(2)。
  18. 【請求項18】 受容体(4)への液体の流れ(F)に連動して該受容体(
    4)内に液体物質を分配する装置(2)において、 使用時に上記液体の流れ(F)に曝される多孔質基材(6)と、 該多孔質基材(6)の下方に配置され、容器(10)から液体物質を受容し且
    つ大気に開放された自由液面レベルを有する縦穴(14)と、 上記液体物質を上記縦穴(14)から上方へ多孔質基材(6)へと移送するた
    めの移送手段とを具備し、上記移送手段が多孔質基材(6)上に開口する一つま
    たはそれ以上の毛管状通路(46)を具備する装置。
  19. 【請求項19】 受容体への液体の流れに連動して該受容体に液体物質を分
    配するための装置において、 使用時に上記液体の流れに曝される基材と、 該基材(6)の下方に配置され、容器から液体物質を受容し且つ大気に開放さ
    れた自由液面レベルを有するカップと、 上記液体物質をカップから上方に基材へと移送するための移送手段とを具備す
    る装置。
  20. 【請求項20】 上記移送手段がウィックである請求項19に記載の装置。
  21. 【請求項21】 液体用の容器を具備する液体の分配装置であって、 上記容器は、使用するために配置されたときに該容器の下端に位置する出口と
    、上方に延びる出口の開口とを有し、それによって該出口は液体が大気圧によっ
    て容器内に保持されつつ該容器の下端に液体の貯蔵部を形成し、出口から該液体
    を拡散するための拡散手段が設けられる分配装置。
  22. 【請求項22】 上記拡散手段は上記出口に隣接する広い領域からなり、該
    領域に亘って液体が拡散される請求項21に記載の装置。
  23. 【請求項23】 液体物質用の容器を提供する工程と、 液体物質用のカップを提供する工程と、 該カップ内でほぼ一定の液体のヘッドを形成するための手段を提供する工程と
    、 上記カップから液体物質を拡散するための手段を提供する工程とを具備する液
    体物質を拡散するための方法。
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