JP2018122881A - 二剤混合容器 - Google Patents
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Abstract
Description
そして、第2剤収容部の周壁を、容器本体に対して回転させて上方移動させると、第2剤収容部の底蓋が周壁から離脱し、第2剤収容部内の第2剤が、底蓋とともに容器本体内に落下することで流入し、第1剤と第2剤とが混合される。
そして容器本体が、内側が視認可能に形成されているので、第2剤が容器本体内に流入している様子を、容器本体の外側から容易に視認することができる。
この場合には、キャップを第2剤収容部に対して上方に移動させ、栓体の下端部が、第2剤収容部の連通孔に対して連通孔の上方から近接した状態で連通孔から離脱している際に、栓体の外面および第2剤収容部の内面のうちの少なくともいずれか一方に形成された細溝を通して、第2剤収容部内の第2剤を、連通孔に流入させることができる。これにより、第2剤を少量ずつ、連通孔を通して容器本体内に流入させることができる。
この場合には、連通孔の容器本体に対する位置によらず、第2剤が容器本体内に流入している様子を、二剤混合容器の外側から確実に視認することができる。
この場合には、第2剤収容部およびキャップに各別に配設された第1抑止部および第2抑止部により、キャップの第2剤収容部に対する前記緩み側への移動が抑止される位置まで、キャップを第2剤収容部に対して前記緩み側に回転させることで、栓体を、連通孔に対して連通孔の上方から近接した状態で連通孔から離脱させ、連通孔を開放することができる。これにより、栓体と連通孔との間の隙間を通して、第2剤を少量ずつ容器本体内に流入させることが可能となる。そしてこのように、第2剤を少量ずつ容器本体内に流入させる際に、キャップを第2剤収容部に対して、他の方法等により位置決めする必要が無く、キャップに優れた操作性を具備させることができる。
この場合には、第1抑止部および第2抑止部が互いに係合することにより、キャップが第2剤収容部に対する前記緩み側への移動を抑止された後に、さらにキャップを第2剤収容部に対して前記緩み側へ回転させると、第1抑止部および第2抑止部が互いに乗り越えて、キャップを第2剤収容部に対してさらに前記緩み側に移動させ移、キャップを第2剤収容部に対してさらに上方に移動させることが可能になる。これにより、栓体を連通孔から上方に大きく離間させることで、栓体と連通孔との間の流路面積を大きく確保することが可能となり、大量の第2剤を容器体内に流入させることができる。
第1剤C1および第2剤C2は、流動性を有していれば、液体であってもよいし、固体(紛体)であってもよい。例えば、第1剤C1と第2剤C2とのうちの一方が液体で、他方が固体(紛体)であってもよい。
また、第1剤C1と第2剤C2とが混合された混合物としては、希釈液としての第1剤C1中に、濃縮剤としての第2剤C2を添加して、有効成分を適切な濃度に希釈したもの、第1剤C1と第2剤C2とを混合することで気体を発生する等、新たな性質を示すもの、あるいは第1剤C1に、例えば芳香成分や調味料等の第2剤C2を単に添加したもの等が挙げられる。
以下の説明において、容器本体10の中心軸線Oに沿う方向を上下方向といい、上下方向に沿う容器本体10の図示しない底部側を下側、その反対側を上側という。また、上下方向から見た平面視において、中心軸線Oに直交する方向を径方向といい、中心軸線O回りに周回する方向を周方向という。
なお、装着部22は、収容部本体21と別体に形成されてもよいし、収容部本体21のうち、上下方向の中間部分以外の部分に接続されてもよい。
下筒部21A、中間筒部21B、上筒部21C、および被装着筒部21Dはそれぞれ、中心軸線Oと同軸に配置されている。下筒部21A、中間筒部21B、上筒部21C、および被装着筒部21Dは、一体に形成されている。
中間筒部21Bは、容器本体10における口部10Aの径方向の内側に位置している。中間筒部21Bおよび上筒部21Cそれぞれの上下方向の大きさは、互いに同等となっている。
上筒部21Cの上端部、および容器本体10の口部10Aの上端部それぞれの上下方向の位置は、互いに同等となっている。なお、下筒部21A、中間筒部21B、および上筒部21Cそれぞれの上下方向の大きさは、任意に変更可能である。
中間筒部21Bおよび上筒部21Cは、上方に向かうに従い漸次、拡径するテーパ状に形成された上側接続部21Fにより、互いに接続されている。
被装着筒部21Dの内周面と、上筒部21Cの内周面と、の接続部分には、径方向の段差が形成されている。被装着筒部21Dの外周面には、第2雄ねじ部21Gが形成されている。被装着筒部21Dは、容器本体10より上方に位置している。
フランジ部22Aの下面は、シール材60を介して、容器本体10における口部10Aの上端開口縁と密に当接している。
装着筒部22Bおよび被装着筒部21Dそれぞれの上下方向の大きさは、互いに同等となっている。
周壁31の内周面には、第2雌ねじ部32が形成されている。第2雌ねじ部32が、被装着筒部21Dに形成された第2雄ねじ部21Gに螺合することで、キャップ30が第2剤収容部20に装着される。
係止筒部34の下端部には、径方向の内側に向けて突出する係止突部34Bが形成されている。係止突部34Bは、係止筒部34の下端部に全周にわたって形成されている。
キャップ30における頂壁33の下面は、被装着筒部21Dの上端開口縁と当接している。
周壁41の上端部は、キャップ30の係止筒部34内に嵌合されている。周壁41の下端部は、収容部本体21の中間筒部21B内に嵌合されている。周壁41は、収容部本体21の上筒部21C、および被装着筒部21Dと、径方向に隙間をあけて対向している。
閉塞筒部43および連通孔24それぞれの上下方向の大きさが、互いに同等となっている。
栓体40は、第2剤収容部20に対するキャップ30の上方移動に伴い、連通孔24を開放する。図示の例では、図3に示されるように、第2剤収容部20に対するキャップ30の上方移動に伴い、栓体40の閉塞筒部43が、収容部本体21の連通孔24から上方に向けて離脱することで、連通孔24を開放する。
図示の例では、細溝44は、栓体40における周壁41の外周面のうち、閉塞筒部43の上方に連なる部分に形成されている。細溝44は、上下方向に沿って延び、周壁41を径方向に貫いている。細溝44は周方向に間隔をあけて複数形成されている。なお、細溝44は、第2剤収容部20における収容部本体21の内周面のうち、連通孔24に連なる部分に形成されてもよい。
中心軸線Oに直交する横断面視において、第1抑止部25のうち、前記緩み側Tを向く第1周端面25Aは、上下方向に沿って延びるとともに、被装着筒部21Dの外周面に対して垂直をなす平坦面となっている。一方、第1抑止部25のうち、前記緩み側Tの反対側を向く第2周端面25Bは、前記反対側に向かうに従い漸次、径方向の内側に向けて延びる傾斜面となっている。また、第2周端面25Bは径方向の外側に向けて突となす曲面状に形成されている。
第2抑止部36は、逃げ溝37における径方向の内側を向く外側面37Aに形成されている。
図示の例では、第2抑止部36の表面36Aが、第1抑止部25における第2周端面25Bと当接した状態で、キャップ30が前記緩み側Tへさらに回転させられると、キャップ30の第2抑止部36が、第2周端面25Bに摺接しつつ、第1抑止部25を乗り越える。これにより、キャップ30の前記緩み側Tへの移動が許容される。
まず、図1に示すように、容器本体10に第1剤C1を収容し、第2剤収容部20を容器本体10の口部10Aに装着する。そして収容部本体21の連通孔24内に、栓体40の閉塞筒部43を嵌合することで、連通孔24を閉塞する。
そして、収容部本体21の内側に配置された栓体40の上端開口部から、栓体40の内側に第2剤C2を充填する。この際、第2剤C2は、細溝44を通して収容部本体21と栓体40との間の径方向の隙間に流入する。なお、上記の手順に限られず、第2剤収容部20の連通孔24内に栓体40の閉塞筒部43を嵌合し、第2剤収容部20を容器本体10の口部10Aに装着する前に、第2剤C2を第2剤収容部20内に充填してもよい。
また、図3に示すように、キャップ30の第2剤収容部20に対する上方移動に伴い、キャップ30における係止筒部34の張出部34Aが被装着筒部21Dから離脱することで、被装着筒部21D内と外部とが連通する。そして、係止筒部34の外周面のうち、張出部34Aの下方に位置する部分が、被装着筒部21Dの内周面と、径方向に隙間をあけて対向しているので、この隙間を通して、外部から収容部本体21内に空気が流入することで、第2剤C2が円滑に容器本体10内に流入する。
そして図6に示すように、第2剤収容部20の被装着筒部21Dに、新たにポンプ50および蓋51を装着した上で、第1剤C1と第2剤C2とを混合した混合物を使用する。
そして容器本体10が、内側が視認可能に形成されているので、第2剤C2が容器本体10内に流入している様子を、容器本体10の外側から容易に視認することができる。
また、容器本体10は、少なくとも第2剤C2が滴下されている様子が、容器本体10の外側から視認可能に形成されていればよい。そのため、例えば、容器本体10の胴部10Cに印刷、塗装等の加飾を行ったり、ラベル等の貼り付けを行ったり、または、シュリンクラベルで覆う等することで、装飾性を向上させてもよい。
10 容器本体
20 第2剤収容部
30 キャップ
24 連通孔
40 栓体
44 細溝(滴下路)
Claims (5)
- 第1剤が収容される容器本体と、
前記容器本体の口部に装着され、第2剤が収容される第2剤収容部と、
前記第2剤収容部に上方移動可能に装着され、前記第2剤収容部を覆うキャップと、を備え、
前記第2剤収容部には、その内部と前記容器本体内とを連通する連通孔が形成され、
前記キャップは、前記連通孔を閉塞する栓体を備え、
前記栓体は、前記第2剤収容部に対する前記キャップの上方移動に伴い、前記連通孔を開放し、
前記容器本体は、内側が視認可能に形成され、
前記栓体および前記第2剤収容部のうちの少なくともいずれか一方には、前記連通孔が開放された際に、前記第2剤収容部内に収容された第2剤を、前記容器本体内に滴下する滴下路が形成されていることを特徴とする二剤混合容器。 - 前記栓体は上下方向に沿って延び、
前記栓体の下端部が、前記連通孔内に離脱可能に嵌合され、
前記滴下路は細溝であり、前記細溝は、前記栓体の外面のうち、前記栓体の下端部に連なる部分、および前記第2剤収容部の内面のうち、前記連通孔に連なる部分のうちの少なくともいずれか一方に、前記栓体の下端部が、前記連通孔に対して前記連通孔の上方から近接した状態で前記連通孔から離脱している際に、前記連通孔と前記第2剤収容部内とを連通可能に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の二剤混合容器。 - 前記第2剤収容部および前記キャップはそれぞれ、内側が視認可能に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の二剤混合容器。
- 前記キャップは、前記第2剤収容部に対して、前記容器本体の中心軸線回りに沿う周方向に沿う緩み側に回転させることにより、前記第2剤収容部に対して上方移動可能とされ、
前記第2剤収容部および前記キャップには、前記栓体が、前記連通孔に対して前記連通孔の上方から近接した状態で前記連通孔を開放する際に、互いに係合することで、前記キャップの前記第2剤収容部に対する前記緩み側への移動を抑止する第1抑止部および第2抑止部が各別に配設されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の二剤混合容器。 - 前記第1抑止部および前記第2抑止部は、前記キャップの前記第2剤収容部に対する前記緩み側への移動を許容するように、互いに乗り越え可能に形成されていることを特徴とする請求項4に記載の二剤混合容器。
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