JP2015048108A - 揮散容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作性を向上させる。【解決手段】揮散容器10は、容器本体11と、閉塞部13と、カバーキャップ14と、含浸体15と、を備え、カバーキャップ14には、このカバーキャップ14と容器本体11との容器軸O方向に沿う相対的な接近移動に伴い、閉塞部13を容器軸O方向に押圧して口部12を開放する開放部26が設けられ、カバーキャップ14に対して径方向の外側に配置された操作部35と、操作部35から、カバーキャップ14に形成された第1挿通孔41aを通してカバーキャップ14の内側に向けて突出し、この揮散容器10を、口部12が下側を向く倒立姿勢にした状態で、容器本体11を支持するストッパ部36と、を備えている。【選択図】図5

Description

本発明は、揮散容器に関する。
従来、揮散容器として、揮散剤を収容する容器本体と、容器本体の口部を開放可能に閉塞する閉塞部と、容器軸方向に沿う容器本体の外側から口部を覆うとともに、容器本体の胴部に装着されるカバーキャップと、口部とカバーキャップとの間に配設され、揮散剤が含浸される含浸体と、を備えた構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
カバーキャップの開口縁には、その周方向に沿って延在する帯状の切取部が弱化部を介して連設されており、これにより、容器本体とカバーキャップとの容器軸方向に沿う相対的な接近移動が規制されている。
上述した揮散容器を開封する場合は、まず容器本体側が上側、カバーキャップ側が下側に位置する倒立姿勢とした状態で、弱化部を介して切取部をカバーキャップから切り離す。次に、容器本体とカバーキャップとを容器軸方向に沿って相対的に接近移動させる。すると、カバーキャップに形成された突起部により閉塞板が破断されることで、容器本体内の揮散剤がカバーキャップの内側に流出する。容器本体から流出した揮散剤は、含浸体に含浸された後、含浸体を介してカバーキャップの外側に揮散される。
実開昭61−91228号公報
しかしながら、前記従来の揮散容器では、切取部をカバーキャップから切り離すときに、切取部を把持した手を、この揮散容器の周囲を全周にわたって旋回させる必要があり、操作性に改善の余地がある。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、操作性を向上させることができる揮散容器を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明に係る揮散容器は、内部に揮散剤を収容する容器本体と、前記容器本体の口部を開放可能に閉塞する閉塞部と、容器軸方向に沿う前記容器本体の外側から前記口部を覆うとともに、前記容器本体に対して容器軸方向に接近移動可能に配設されたカバーキャップと、前記カバーキャップ内に配設され、前記揮散剤が含浸される含浸体と、を備え、前記カバーキャップには、このカバーキャップと前記容器本体との容器軸方向に沿う相対的な接近移動に伴い、前記閉塞部を容器軸方向に押圧して前記口部を開放する開放部が設けられた揮散容器であって、前記カバーキャップに対して径方向の外側に配置された操作部と、前記操作部から、前記カバーキャップに形成された第1挿通孔を通して前記カバーキャップの内側に向けて突出し、この揮散容器を、前記口部が下側を向く倒立姿勢にした状態で、前記容器本体を支持するストッパ部と、を備えていることを特徴とする。
この発明によれば、この揮散容器を単に倒立姿勢にしたときには、容器本体がストッパ部により支持されて容器本体の下降が規制され、カバーキャップと容器本体との容器軸方向の位置関係が保持されて、閉塞部による容器本体の口部の閉塞が維持される。
この揮散容器を開封するときには、この揮散容器を倒立姿勢にするとともに、操作部をカバーキャップから径方向の外側に向けて引き離す。このとき、ストッパ部がカバーキャップから第1挿通孔を通して引き抜かれ、容器本体を下降させることが可能になり、カバーキャップと容器本体とを容器軸方向に相対的に接近移動させることができる。これにより、開放部が、閉塞部を容器軸方向に押圧して容器本体の口部を開放し、この口部から流出した揮散剤が含浸体に含浸されて揮散される。
この揮散容器によれば、単に、操作部をカバーキャップから引き離してストッパ部をカバーキャップから引き抜くといった簡便な作業で、カバーキャップと容器本体との容器軸方向の接近移動の規制を解除して容器本体の口部を開放することが可能になり、この揮散容器の操作性を向上させることができる。
また、前記ストッパ部のうち、前記操作部に連結された基端部の反対側に位置する突端部は、前記カバーキャップに形成された第2挿通孔に挿通されるとともに、この揮散容器を前記倒立姿勢にした状態で、前記カバーキャップにおける前記第2挿通孔の開口周縁部により支持されてもよい。
この場合、この揮散容器を倒立姿勢にした状態で、ストッパ部の突端部が、カバーキャップにおける第2挿通孔の開口周縁部により支持されるので、ストッパ部をカバーキャップから引き抜く前に、この揮散容器を倒立姿勢にした場合、ストッパ部をカバーキャップにより補強して、容器本体をストッパ部により確実に支持することができる。これにより、容器本体が意図せず下降するのを抑制することが可能になり、この揮散容器の利便性を向上させることができる。
また、前記ストッパ部は、第1方向に沿って延びるとともに、前記操作部が前記カバーキャップから前記第1方向に沿って引き離されることで前記カバーキャップから前記第1挿通孔を通して引き抜かれてもよい。
この場合、ストッパ部が延びる方向である第1方向に沿って操作部をカバーキャップから引き離すことで、ストッパ部が、カバーキャップから第1挿通孔を通して引き抜かれるので、ストッパ部を、第1挿通孔を通して抵抗少なく引き抜くことが可能になり、この揮散容器の操作性を向上させることができる。
また、前記カバーキャップ内には、容器軸方向および前記第1方向の両方向に直交する第2方向への前記ストッパ部の移動を規制する規制部が設けられていてもよい。
この場合、カバーキャップ内に、規制部が設けられているので、ストッパ部をカバーキャップから引き抜くときに、このストッパ部が第2方向にがたつくことを規制部によって規制することができる。これにより、ストッパ部を第1方向に沿ってスムーズに移動させ、ストッパ部をカバーキャップから円滑に引き抜くことが可能になり、この揮散容器の操作性を向上させることができる。
また、この揮散容器を容器軸方向から見た平面視において、前記ストッパ部は、前記容器本体を、容器軸方向および前記第1方向の両方向に直交する第2方向に挟んで一対設けられていてもよい。
この場合、前記平面視において、ストッパ部が、容器本体を第2方向に挟んで一対設けられているので、倒立姿勢にされた揮散容器において、容器本体をストッパ部により確実に支持して容器本体が意図せず下降するのを抑制しつつ、ストッパ部をカバーキャップから第1方向に引き抜き易くすることが可能になり、この揮散容器の利便性および操作性を向上させることができる。
また、前記カバーキャップには、容器軸方向に沿う前記容器本体の内側に向けて延び、この揮散容器を前記倒立姿勢にした状態で、前記ストッパ部を支持する支持部が設けられていてもよい。
この場合、この揮散容器を倒立姿勢にした状態で、支持部が、ストッパ部を支持するので、ストッパ部をカバーキャップから引き抜く前に、この揮散容器を倒立姿勢にした場合、ストッパ部を支持部により補強して、容器本体をストッパ部により確実に支持することができる。これにより、容器本体が意図せず下降するのを抑制することが可能になり、この揮散容器の利便性を向上させることができる。
また、前記カバーキャップの外周面には、前記操作部が配置される配置凹部が設けられていてもよい。
この場合、カバーキャップの外周面に、配置凹部が設けられているので、操作部がカバーキャップから径方向の外側に張り出すのを抑えることができる。これにより、例えば、カバーキャップの外周面上の凹凸を低減することが可能になり、このカバーキャップの外周面上にシュリンクフィルムを、外観性を確保しつつ巻き付けること等ができる。
本発明に係る揮散容器によれば、操作性を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る揮散容器を示す縦断面図であって、図2に示すA−A線に沿う部分断面図である。 図1に示す揮散容器の底面図である。 図2に示すB−B線に沿う部分断面図である。 図1に示す揮散容器を倒立姿勢とした状態を示す部分断面図である。 図1に示す揮散容器の倒立姿勢とした状態を示す図であって、図3に相当する部分断面図である。 図1に示す揮散容器を開封した状態を示す部分断面図である。 本発明の変形例に係る揮散容器を示す縦断面図であって、図8に示すC−C線に沿う部分断面図である。 図7に示す揮散容器の底面図である。 図8に示すD−D線に沿う部分断面図である。
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態に係る揮散容器を説明する。この揮散容器は、例えば芳香剤、消臭剤、殺虫剤、忌避剤、除菌剤等、揮発性を有する液状の揮散剤を揮散させる。
図1から図3に示すように、揮散容器10は、揮散剤が収容される有底筒状の容器本体11と、容器本体11の口部12を開放可能に閉塞する有底筒状の閉塞部13と、閉塞部13の外側から容器本体11を覆う有頂筒状のカバーキャップ14と、カバーキャップ14内に配設され、揮散剤が含浸される筒状の含浸体15と、を備えている。
なお容器本体11、閉塞部13、カバーキャップ14および含浸体15の各中心軸は、共通軸上に位置している。以下、この共通軸を容器軸Oといい、容器軸Oに沿う容器本体11側を下側といい、カバーキャップ14側を上側という。さらに、容器軸Oに直交する方向を径方向といい、容器軸O回りに周回する方向を周方向という。
容器本体11は、例えばブロー成形などにより、偏平形状に形成されていて、図示の例では、この揮散容器10を容器軸O方向から見た平面視において、楕円形状に形成されている。なお以下では、この容器本体11の平面視形状がなす楕円形状の長軸に沿う方向を長軸方向(第2方向)Xといい、短軸に沿う方向を短軸方向(第1方向)Yという。これらの長軸方向Xおよび短軸方向Y並びに容器軸O方向は、互いに直交している。
容器本体11は、底部16、胴部17、肩部18および口部12が下方から上方に向けてこの順に連設されてなる。容器本体11のうち、口部12を除く全体である底部16、胴部17および肩部18は、容器軸O方向に直交する横断面視で楕円形状を呈し、口部12は、この横断面視で真円形状を呈している。これらの底部16、胴部17、肩部18および口部12は容器軸Oと同軸に配置されている。
胴部17は、下側の拡径部17aと上側の縮径部17bとが段部を介して連結されてなる。縮径部17bの上端部は、この上端部よりも下側に位置する部分に比べて長軸方向Xに小さい。底部16は、拡径部17aと平面視において同等の形状でかつ同等の大きさに形成され、拡径部17aの下端開口部を閉塞している。
肩部18は、縮径部17bの上端開口縁に連設され、上方に向かうに従い漸次、縮径している。口部12は、肩部18の上端開口縁から上方に向けて連設されている。口部12の上部は、下部よりも小径に形成されていて、この上部には、径方向の外側に向けて突出するネックリング12aが形成されている。
閉塞部13は、容器本体11の口部12を通した容器本体11の内外の連通を遮断する。閉塞部13は、口部12に装着された装着筒19と、口部12の内側に嵌合されたシール筒20と、口部12の上端縁上に配置され、装着筒19およびシール筒20の上端縁同士を接続する連結環21と、シール筒20を閉塞する閉塞板22と、を備えている。
装着筒19は、口部12に外側から装着され、図示の例では、口部12に外側から嵌合されている。閉塞板22は、円板状に形成されていて、閉塞板22の外周縁は、シール筒20の下端部に、弱化部23を介して周方向の全周にわたって連結されている。閉塞板22は、口部12の上端縁よりも下方に位置している。
カバーキャップ14は、容器軸O方向に沿う容器本体11の外側から容器本体11の口部12を覆う。カバーキャップ14は、容器本体11に対して容器軸O方向に接近移動可能に配設されている。カバーキャップ14は、前記平面視において、容器本体11と同等の形状でかつ同等の大きさに形成されている。カバーキャップ14は、容器軸O方向に直交する横断面視で楕円形状を呈している。カバーキャップ14は、容器本体11を径方向の外側から囲繞していて、カバーキャップ14の下端部内には、容器本体11の縮径部17bが収容されている。
図3に示すように、カバーキャップ14の内周面と容器本体11の外周面との間には、係止部24a、24bと、ガイド部25a、25bと、が設けられている。
係止部24a、24bは、互いに乗り越え可能に係止し合うことで、カバーキャップ14の下降を規制する。係止部24a、24bには、容器本体11の外周面に設けられた第1係止部24aと、カバーキャップ14の内周面に設けられた第2係止部24bと、が備えられている。
第1係止部24aは、胴部17の縮径部17bに形成されていて、縮径部17bのうち、短軸方向Yを向く部分に形成されている。第1係止部24aは、胴部17の外周面に突起状に形成されている。第2係止部24bは、カバーキャップ14の内周面に突起状に形成されている。第1係止部24aは、第2係止部24bを、この第2係止部24bの下方から支持している。
ガイド部25a、25bは、カバーキャップ14と容器本体11との容器軸O方向に沿った接近移動をガイドする。ガイド部25a、25bには、カバーキャップ14の内周面および容器本体11の外周面のうちのいずれか一方に設けられ、容器軸O方向に開口するガイド凹部25aと、いずれか他方に設けられ、ガイド凹部25aに、このガイド凹部25aから容器軸O方向に挿抜可能に配置されたガイド凸部25bと、が備えられている。
ガイド凹部25aは、容器本体11の外周面に設けられ、ガイド凸部25bは、カバーキャップ14の内周面に設けられている。ガイド凹部25aは、胴部17の縮径部17bに形成されていて、縮径部17bのうち、短軸方向Yを向く部分に、第1係止部24aを回避して形成されている。ガイド凹部25aは、容器軸O方向に沿って延び、肩部18から上方に向けて開口している。
ガイド凸部25bは、カバーキャップ14の内周面から径方向の内側に向けて突出する板状に形成され、容器軸O方向に沿って延びている。ガイド凸部25bの上端部は、カバーキャップ14の天壁部14aに連結され、ガイド凸部25bの下端部は、ガイド凹部25a内に配置されている。
図1から図3に示すように、カバーキャップ14の天壁部14aには、開放部26と、囲繞壁部27と、外筒部28と、支持部29と、が設けられている。
開放部26は、このカバーキャップ14と容器本体11との容器軸O方向に沿う相対的な接近移動に伴い、閉塞部13を容器軸O方向に押圧して容器本体11の口部12を開放する。開放部26は、弱化部23を破断して口部12を開放する。開放部26は、カバーキャップ14の天壁部14aのうち、閉塞部13の弱化部23と容器軸O方向で対向する部分に設けられている。
開放部26は、下方に向けて延びる筒状とされ、開放部26の下端縁は、この開放部26を短軸方向Yから見て、容器軸O方向に交差する方向に向けて傾斜している。開放部26のうち、周方向の一部には、開放部26を径方向に貫通する連通溝30が形成されている。連通溝30は、容器軸O方向に沿って開放部26の全体にわたって延びるスリット状とされている。連通溝30は、開放部26のうち、容器軸O方向に沿う長さが最も短い短尺部分に形成されている。この短尺部分は、開放部26のうち、長軸方向Xを向く部分となっている。
囲繞壁部27は、天壁部14aのうち、開放部26に対して径方向の外側に位置する部分に配設され、開放部26を囲繞する筒状に形成されている。囲繞壁部27は、容器本体11の口部12およびネックリング12aよりも大径に形成されている。囲繞壁部27は、開放部26よりも容器軸O方向に長く、囲繞壁部27の下端部は、ネックリング12aよりも下側に位置するとともに肩部18よりも上側に位置している。囲繞壁部27の下端部内には、ネックリング12aが配置されている。
囲繞壁部27には、径方向の内側に向けて突出する突起部31a、31bが形成されている。突起部31a、31bは、容器本体11のネックリング12aに乗り越え可能に係止する。突起部31a、31bは、容器軸O方向に間隔をあけて一対設けられている。突起部31a、31bには、下側に位置する第1突起部31aと、上側に位置する第2突起部31bと、が設けられている。第1突起部31aは、ネックリング12aに、このネックリング12aの下側から乗り越え可能に係止している。第1突起部31aは、ネックリング12aから上側に離間している。
図2および図3に示すように、囲繞壁部27には、容器軸O方向に沿って延びる連通凹部32が周方向に間隔をあけて形成されている。各連通凹部32は、容器軸O方向に沿った囲繞壁部27の全長にわたって形成されており、囲繞壁部27の内外を径方向に連通している。連通凹部32は、容器軸Oを間に挟んで一対設けられていて、これらの両連通凹部32は、囲繞壁部27において、短軸方向Yを向く各部分に配置されている。
天壁部14aのうち、各連通凹部32内に位置する部分には、上方に向けて窪む連通路33が形成されている。連通路33は、径方向に沿って延びる長溝であり、連通路33のうち、径方向の内側に位置する端部は開放部26に近接し、径方向の外側に位置する端部は連通凹部32内に位置している。連通路33は、天壁部14aに複数形成され、開放部26を中心として放射状に配置されている。図示の例では、連通路33は、容器軸Oを径方向に挟んで一対配置され、これらの両連通路33は、前記平面視において容器軸Oを通る同一直線上に位置している。
図1から図3に示すように、外筒部28は、天壁部14aのうち、囲繞壁部27に対して径方向の外側に位置する部分に配設されている。外筒部28は、囲繞壁部27に対して径方向に間隔をあけて配設され、囲繞壁部27を取り囲む。外筒部28は、囲繞壁部27よりも容器軸O方向に短く形成されている。外筒部28の外周面には、前述のガイド凸部25bの上端部が連結されている。
支持部29は、カバーキャップ14から容器軸O方向に沿う容器本体11の内側である下側に向けて延びている。支持部29は、容器軸Oを長軸方向Xに挟んで一対形成され、これらの両支持部29は、前記平面視において容器軸Oを基準として点対称に配置されている。
支持部29は、表裏面が長軸方向Xを向く板状に形成されていて、短軸方向Yに直線状に延びている。両支持部29間の長軸方向Xの間隔は、容器本体11の縮径部17bにおける上端部の長軸方向Xに沿った大きさよりも大きくなっていて、両支持部29の間には、縮径部17bが容器軸O方向に進入可能となっている。支持部29の下端部は、容器本体11の口部12の下端部と容器軸O方向に同等の位置に配置されている。
含浸体15は、多孔質材、例えばろ紙やスポンジ体等により形成され、容器本体11からカバーキャップ14内に流出する揮散剤を含浸する。含浸体15は、囲繞壁部27と外筒部28との間に装着されている。含浸体15の上端部は、囲繞壁部27と外筒部28との間に保持され、含浸体15の下端部は、囲繞壁部27および外筒部28よりも下方に突出し、容器本体11の肩部18よりも上側に位置している。
含浸体15には、下方に向けて開口する切り込み15aが形成されている。切り込み15aは、周方向に間隔をあけて形成され、含浸体15のうち、周方向に隣り合う切り込み15a間に位置する部分に、含浸片15bを形成している。含浸片15bは、径方向に撓み変形可能とされている。含浸片15bは、カバーキャップ14に形成された揮散窓34と径方向に対向している。揮散窓34は、カバーキャップ14の周壁部14bを貫通していて、カバーキャップ14のうち、短軸方向Yを向く部分に、周方向に間隔をあけて複数設けられている。
ところで、この揮散容器10には、操作部35と、ストッパ部36と、が更に備えられている。操作部35は、カバーキャップ14に対して径方向の外側に配置されている。操作部35は、カバーキャップ14に対して短軸方向Yの外側に位置している。操作部35は、ベース部37と、リング部38と、を備えている。
ベース部37は、周方向に延びていて、ベース部37の周方向の中央部には、短軸方向Yに突出する嵌合凸部39aが配置されている。
リング部38の中心軸は、短軸方向Yに延びている。リング部38は、このリング部38の正面視において、周方向に長い楕円形状に形成されている。リング部38の上端部は、ヒンジ部40を介してベース部37の周方向の中央部に連結されている。リング部38は、ヒンジ部40回りに回動可能に形成されている。
リング部38において、径方向の外側を向く外面には、前記嵌合凸部39aが嵌合可能な嵌合凹部39bが形成されている。リング部38において、径方向の内側を向く内面には、カバーキャップ14に形成された図示しない凹部に離脱可能に嵌合されるボス部38aが形成されている。
この操作部35は、カバーキャップ14に形成された第1挿通孔41aを覆っている。第1挿通孔41aは、カバーキャップ14において短軸方向Yを向く部分に形成されている。第1挿通孔41aは、周方向に間隔をあけて一対配置されていて、操作部35のベース部37により短軸方向Yの外側から覆われている。第1挿通孔41aは、下側に向けて非開口となっている。
ストッパ部36は、操作部35から、第1挿通孔41aを通してカバーキャップ14の内側に向けて突出していて、短軸方向Yに延びている。前記平面視において、ストッパ部36は、容器本体11を長軸方向Xに挟んで一対設けられている。これらの両ストッパ部36は、長軸方向Xに対称に形成され、容器軸O方向に同等の位置に配置されている。ストッパ部36は、容器軸Oに直交する直交面に沿って延びていて、表裏面が容器軸O方向を向く板状に形成されている。ストッパ部36は、ベース部37における周方向の両端部から、短軸方向Yの内側に向けて各別に突出している。
ストッパ部36のうち、操作部35に連結された基端部は、第1挿通孔41aに抜き出し可能に挿通され、基端部の反対側に位置する突端部は、カバーキャップ14に形成された第2挿通孔41bに、抜き出し可能に挿通されている。第2挿通孔41bは、カバーキャップ14において、第1挿通孔41aと短軸方向Yに対向する部分に、下側に向けて非開口に設けられている。ストッパ部36の突端部は、第2挿通孔41bを通してカバーキャップ14の内側から外側に突出していて、この突端部には、カバーキャップ14における第2挿通孔41bの開口周縁部に係止する係止突起36aが設けられている。
ストッパ部36の突端部および基端部はそれぞれ、カバーキャップ14における各挿通孔41a、41bの開口周縁部により下側から支持され、周壁部14bにより支持されている。ストッパ部36において、突端部と基端部との間に位置する中間部は、容器本体11の肩部18と、支持部29の下端部と、の間に容器軸O方向に挟持されている。
カバーキャップ14内には、ストッパ部36の長軸方向Xへの移動を規制する規制部42が設けられている。規制部42は、ストッパ部36と支持部29との間に設けられていて、図示の例では、一対のストッパ部36に各別に設けられている。規制部42は、ストッパ部36において上側を向く表面に配置され、短軸方向Yに延びる突条に形成されている。規制部42は、ストッパ部36において長軸方向Xの外側に位置する端部に設けられ、支持部29の下端部に、この支持部29の長軸方向Xの外側から当接している。規制部42は、支持部29に短軸方向Yに摺動可能に当接している。
次に、この揮散容器10の開封方法について説明する。
この揮散容器10は、店舗での陳列時等の流通段階や、使用時等では、図1および図3に示したような、容器本体11の口部12が上方を向き、底部16が下方を向く正立姿勢ではなく、図4および図5に示すような、口部12が下方を向き、底部16が上方を向く倒立姿勢にされる。
この揮散容器10を単に倒立姿勢にしたときには、カバーキャップ14における各挿通孔41a、41bの開口周縁部が、ストッパ部36の突端部および基端部を下側から支持し、支持部29が、ストッパ部36における中間部を下側から支持している。そして、このストッパ部36が容器本体11を下側から支持することで、容器本体11の下降が規制されている。さらに本実施形態では、係止部24a、24bが、互いに乗り越え可能に係止し合うことでも、容器本体11の下降が規制されている。
以上より、倒立姿勢にされた揮散容器10では、カバーキャップ14と容器本体11との容器軸O方向に沿った位置関係が保持され、閉塞部13による容器本体11の口部12の閉塞が維持される。なお、ストッパ部36および係止部24a、24bは共同で、容器本体11、閉塞部13および揮散剤の重量を受け止めており、本実施形態では、主にストッパ部36が、この重量を受け止めていて、係止部24a、24bは、ストッパ部36を補助する役割を担っている。
この揮散容器10を開封するときには、図5に示す2点鎖線のように、リング部38をヒンジ部40回りに回動させて嵌合凸部39aを嵌合凹部39b内に嵌合させ、リング部38を、前記直交面に沿わせて容器軸O方向に開口させる。そして操作部35を、例えばリング部38に指をかける等した状態で、カバーキャップ14から短軸方向Yの外側に向けて引き離す。
すると、ストッパ部36の係止突起36aが、カバーキャップ14における第2挿通孔41bおよび第1挿通孔41aそれぞれの開口周縁部を短軸方向Yに順次、乗り越えて、ストッパ部36が第1挿通孔41aを通してカバーキャップ14から引き抜かれる。このとき、ストッパ部36の長軸方向Xへの移動は、規制部42によって規制される。
ストッパ部36がカバーキャップ14から引き抜かれると、ストッパ部36による容器本体11の下降の規制が解除される。したがってその後、例えば、容器本体11を下方に押し込んだり、揮散剤が収容された容器本体11の自重を利用したりすることで、係止部24a、24bを互いに乗り越えさせて容器本体11を下降させることが可能になり、カバーキャップ14と容器本体11とを容器軸O方向に相対的に接近移動させることができる。
すると図6に示すように、カバーキャップ14の開放部26が、例えば閉塞部13の弱化部23に突き当たること等により、弱化部23が破断される。これにより、閉塞板22がシール筒20から離脱して、容器本体11の口部12が開放され、容器本体11内に収容された揮散剤がカバーキャップ14内に流出する。このとき、閉塞板22の連結環21がカバーキャップ14の天壁部14aに当接するまで、容器本体11とカバーキャップ14とを接近させ、容器本体11のネックリング12aに第2突起部31bを乗り越えさせる。これにより、カバーキャップ14内において、囲繞壁部27の内外が連通路33のみを通して径方向に連通する。
さらに、容器本体11とカバーキャップ14とが接近すると、含浸体15の含浸片15bが容器本体11の肩部18に当接することで、各含浸片15bが径方向の外側に向けて撓み変形する。
容器本体11から流出した揮散剤は、連通路33内に流入し、連通路33において、連通凹部32内に位置する部分である径方向の外側の端部から、毛細管現象等によって含浸体15に含浸される。そして、含浸体15に含浸された揮散剤は、揮発しながらカバーキャップ14の揮散窓34を通して外部に導出される。
以上説明したように、本実施形態に係る揮散容器10によれば、単に、操作部35をカバーキャップ14から引き離してストッパ部36をカバーキャップ14から引き抜くといった簡便な作業で、カバーキャップ14と容器本体11との容器軸O方向の接近移動の規制を解除して容器本体11の口部12を開放することが可能になり、この揮散容器10の操作性を向上させることができる。
また、ストッパ部36が延びる方向である短軸方向Yに沿って操作部35をカバーキャップ14から引き離すことで、ストッパ部36が、カバーキャップ14から第1挿通孔41aを通して引き抜かれるので、ストッパ部36を、第1挿通孔41aを通して抵抗少なく引き抜くことが可能になり、この揮散容器10の操作性を向上させることができる。
また、この揮散容器10を倒立姿勢にした状態で、ストッパ部36の突端部および基端部がそれぞれ、カバーキャップ14の周壁部14bにより支持されるので、ストッパ部36をカバーキャップ14から引き抜く前に、この揮散容器10を倒立姿勢にした場合、ストッパ部36をカバーキャップ14の周壁部14bにより補強して、容器本体11をストッパ部36により確実に支持することができる。これにより、容器本体11が意図せず下降するのを抑制することが可能になり、この揮散容器10の利便性を向上させることができる。
また、この揮散容器10を倒立姿勢にした状態で、支持部29が、ストッパ部36を支持するので、ストッパ部36をカバーキャップ14から引き抜く前に、この揮散容器10を倒立姿勢にした場合、ストッパ部36を支持部29により補強して、容器本体11をストッパ部36により確実に支持することができる。これにより、容器本体11が意図せず下降するのを抑制することが可能になり、この揮散容器10の利便性を向上させることができる。
また、カバーキャップ14内に、規制部42が設けられているので、ストッパ部36をカバーキャップ14から引き抜くときに、このストッパ部36が長軸方向Xにがたつくことを規制部42によって規制することができる。これにより、ストッパ部36を短軸方向Yに沿ってスムーズに移動させ、ストッパ部36をカバーキャップ14から円滑に引き抜くことが可能になり、この揮散容器10の操作性を向上させることができる。
また前記平面視において、ストッパ部36が、容器本体11を長軸方向Xに挟んで一対設けられているので、倒立姿勢にされた揮散容器10において、容器本体11をストッパ部36により確実に支持して容器本体11が意図せず下降するのを抑制しつつ、ストッパ部36を短軸方向Yに引き抜き易くすることが可能になり、この揮散容器10の利便性および操作性を向上させることができる。
また本実施形態では、含浸体15が囲繞壁部27の外側に配設されるとともに、囲繞壁部27の内側と外側とが連通路33によって連通しているため、揮散剤が大量に含浸体15に向けて流出するのを抑制できる。これにより、揮散剤が大量に揮散するのを抑制して、揮散効果を長期にわたって持続できるとともに、揮散剤が揮散窓34から直接漏出するのを防止できる。
しかも、囲繞壁部27を周方向で分断する連通凹部32が形成されているため、囲繞壁部27が径方向に弾性変形可能となる。これにより、例えば含浸体15をカバーキャップ14に取り付ける際、径方向の内側に向けて囲繞壁部27を弾性変形させた状態で囲繞壁部27と外筒部28との間に含浸体15をセットすることができる。その結果、含浸体15の取付け作業が簡単になり、揮散容器10の製造効率を向上させることができる。
さらに、囲繞壁部27のうち、連通凹部32が位置する部分に上述した連通路33が形成されているため、カバーキャップ14を成形するための金型を簡素化することができる。その結果、更なる製造効率の向上を図るとともに、低コスト化を実現できる。
またこの揮散容器10では、倒立姿勢において、容器本体11の肩部18が上方から下方に向かうに従い漸次縮径しているため、容器本体11内の揮散剤が口部12に向けて案内され易くなる。そのため、容器本体11内の揮散剤を最後まで使い切り易い。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば本発明では、図7から図9に示すような揮散容器50を採用することができる。
この揮散容器50では、カバーキャップ14の外周面に、操作部35が配置される配置凹部51が設けられている。配置凹部51は、カバーキャップ14の周壁部14bにおいて短軸方向Yを向く部分に形成されていて、上方に向けて開口している。配置凹部51の底面には、前記揮散窓34が設けられている。
またこの揮散容器50では、操作部35に、前記ベース部37を設けさせるのに代えて、リング部38から周方向に突出する突出部52が設けられている。突出部52は、リング部38を周方向に挟んで一対設けられている。そしてストッパ部36は、突出部52からカバーキャップ14の内側に向けて突出していて、このストッパ部36をカバーキャップ14から引き抜くときには、例えばリング部38に指をかける等して、突出部52とストッパ部36とが連結される部分を弾性変形させながら、操作部35をカバーキャップ14から引き離す。
この場合、カバーキャップ14の外周面に、配置凹部51が設けられているので、操作部35がカバーキャップ14から径方向の外側に張り出すのを抑えることができる。これにより、例えば、カバーキャップ14の外周面上の凹凸を低減することが可能になり、このカバーキャップ14の外周面上にシュリンクフィルムを、外観性を確保しつつ巻き付けること等ができる。
また本発明では、係止部24a、24b、ガイド部25a、25b、支持部29、突起部31a、31b、嵌合凸部39a、嵌合凹部39b、ヒンジ部40および規制部42がなくてもよい。
また規制部42は、前記実施形態に示した構成に限られない。例えば、図1に示すような揮散容器において、規制部が、ストッパ部の表面に、支持部の下端部が嵌合される凹溝状に形成されていてもよい。さらに、規制部が支持部に形成されていてもよい。本発明では、規制部を、ストッパ部が延びる方向である第1方向および容器軸方向の両方向に直交する第2方向に、ストッパ部が移動することを規制する他の形態に適宜変更してもよい。
また前記実施形態では、一対のストッパ部36が、長軸方向Xに対称に形成され、容器軸O方向に同等の位置に配置されているが、本発明はこれに限られない。例えば、一対のストッパ部の容器軸方向の位置が、互いに異なっていてもよい。本発明では、一対のストッパ部を、前記平面視において、ストッパ部が延びる方向である第1方向および容器軸方向の両方向に直交する第2方向に、容器本体を挟んで一対設けられた他の形態に適宜変更してもよい。
また前記実施形態では、ストッパ部36は、前記直交面に沿って延びているが、本発明はこれに限られない。例えば、ストッパ部が、前記直交面に対して傾斜していてもよい。
さらに本発明では、ストッパ部36が一対設けられていなくてもよい。例えば、ストッパ部が1つであったり、3つ以上であったりしてもよい。
また前記実施形態では、ストッパ部36が延びる方向である短軸方向Yに沿って操作部35をカバーキャップ14から引き離すことで、ストッパ部36が、カバーキャップ14から第1挿通孔41aを通して引き抜かれるが、本発明はこれに限られない。例えば本発明では、ストッパ部が短軸方向に交差する方向に延びる一方、操作部をカバーキャップから短軸方向に沿って引き離すことで、ストッパ部をカバーキャップから引き抜くように構成してもよい。この場合、例えば、ストッパ部を長軸方向に弾性変形させながらカバーキャップから引き抜く等してもよい。
また前記実施形態では、ストッパ部36の突端部および基端部がそれぞれ、この揮散容器10を倒立姿勢にした状態で、カバーキャップ14の周壁部14bにより支持されるが、本発明はこれに限られない。例えば、ストッパ部の突端部がカバーキャップ内に位置し、カバーキャップにより支持されていなくてもよい。さらに例えば、この揮散容器を倒立姿勢にした状態で、ストッパ部の基端部が、第1挿通孔内において、カバーキャップにおける挿通孔の開口周縁部から離間して配置され、カバーキャップにより支持されていなくてもよい。また本発明では、各挿通孔41a、41bが、この揮散容器10、50を正立姿勢した状態で、下方に向けて開口していてもよい。
また本発明では、容器本体11およびカバーキャップ14における容器軸O方向に直交する断面視形状が、楕円形状に限られない。例えばこの断面視形状が、真円形状や角型形状などであってもよい。
また前記実施形態では、閉塞部13が弱化部23を破断することで口部12を開放するが、本発明はこれに限られない。例えば本発明では、閉塞部の形状を、中栓形状やフィルム形状などに適宜、設計変更することができる。さらに例えば、本発明では、開放部の形状を、十字状のリブ等に適宜、設計変更することもできる。
また前記実施形態では、閉塞部13がカバーキャップ14の天壁部14aに当接するまで、容器本体11とカバーキャップ14とを接近移動させることができるが、本発明はこれに限られない。例えば本発明では、閉塞部が開放された後、閉塞部がカバーキャップの天壁部に当接するまで、容器本体とカバーキャップとが接近移動しない構成に適宜変更することができる。
また前記実施形態では、カバーキャップ14側に連通路33を形成したが、本発明はこれに限られない。例えば、閉塞部などの容器本体側に連通路を形成してもよい。
さらに本発明では、含浸体15は、前記実施形態に示したものに限られない。
また本発明では、流通段階等において、シュリンクラベルやストレッチラベル等のラベルを揮散容器10、50に装着したり、揮散容器10、50を箱等に収納したりしてもよい。
さらに前記実施形態では、揮散容器10、50が倒立姿勢で流通するが、本発明はこれに限られない。例えば揮散容器10、50を、少なくとも使用時において倒立姿勢にし、正立姿勢にした状態で流通させる等してもよい。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
10、50 揮散容器
11 容器本体
12 口部
13 閉塞部
14 カバーキャップ
14b 周壁部
15 含浸体
26 開放部
35 操作部
36 ストッパ部
51 配置凹部
O 容器軸
X 長軸方向(第2方向)
Y 短軸方向(第1方向)

Claims (7)

  1. 内部に揮散剤を収容する容器本体と、
    前記容器本体の口部を開放可能に閉塞する閉塞部と、
    容器軸方向に沿う前記容器本体の外側から前記口部を覆うとともに、前記容器本体に対して容器軸方向に接近移動可能に配設されたカバーキャップと、
    前記カバーキャップ内に配設され、前記揮散剤が含浸される含浸体と、を備え、
    前記カバーキャップには、このカバーキャップと前記容器本体との容器軸方向に沿う相対的な接近移動に伴い、前記閉塞部を容器軸方向に押圧して前記口部を開放する開放部が設けられた揮散容器であって、
    前記カバーキャップに対して径方向の外側に配置された操作部と、
    前記操作部から、前記カバーキャップに形成された第1挿通孔を通して前記カバーキャップの内側に向けて突出し、この揮散容器を、前記口部が下側を向く倒立姿勢にした状態で、前記容器本体を支持するストッパ部と、を備えていることを特徴とする揮散容器。
  2. 請求項1記載の揮散容器であって、
    前記ストッパ部のうち、前記操作部に連結された基端部の反対側に位置する突端部は、前記カバーキャップに形成された第2挿通孔に挿通されるとともに、この揮散容器を前記倒立姿勢にした状態で、前記カバーキャップにおける前記第2挿通孔の開口周縁部により支持されることを特徴とする揮散容器。
  3. 請求項1または2に記載の揮散容器であって、
    前記ストッパ部は、第1方向に沿って延びるとともに、前記操作部が前記カバーキャップから前記第1方向に沿って引き離されることで前記カバーキャップから前記第1挿通孔を通して引き抜かれることを特徴とする揮散容器。
  4. 請求項3記載の揮散容器であって、
    前記カバーキャップ内には、容器軸方向および前記第1方向の両方向に直交する第2方向への前記ストッパ部の移動を規制する規制部が設けられていることを特徴とする揮散容器。
  5. 請求項3または4に記載の揮散容器であって、
    この揮散容器を容器軸方向から見た平面視において、前記ストッパ部は、前記容器本体を、容器軸方向および前記第1方向の両方向に直交する第2方向に挟んで一対設けられていることを特徴とする揮散容器。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の揮散容器であって、
    前記カバーキャップには、容器軸方向に沿う前記容器本体の内側に向けて延び、この揮散容器を前記倒立姿勢にした状態で、前記ストッパ部を支持する支持部が設けられていることを特徴とする揮散容器。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の揮散容器であって、
    前記カバーキャップの外周面には、前記操作部が配置される配置凹部が設けられていることを特徴とする揮散容器。
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