JP2015027414A5 - - Google Patents

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  1. 可撓性フィルムより袋状に形成されて成る外側容器と、外側容器の外周部に固着され、薬剤を排出するための排出口と、前記排出口と離間側において外側容器の内部を区画し、外側容器への外力により開通可能な第1の隔壁と、前記排出口と近接側において外側容器の内部を区画し、第1の隔壁を開通させる外力より大きい外側容器への外力により開通可能な第2の隔壁と、第1の隔壁の排出口から離間側において外側容器内部に形成され、第1の液状薬剤を収容する第1の隔室と、第1の隔壁と第2の隔壁間において外側容器内部に形成され、第2の液状薬剤を収容する第2の隔室と、第2の隔室と排出口との間において外側容器内部に形成され、かつ排出口と連通した排出制御室と、可撓性フィルムより形成され、第2の隔室の排出口と近接側における排出制御室の内側に配置され、補助薬剤を収容し、外周に沿って開封可能に構成された封止部を有した内側容器と、第2の隔室と近接側に沿って内側容器を外側容器の対向内面に固着し、内側容器の前記封止部の開通のための外力を付与する外力付与部と、内側容器の封止部における第2の隔室との離間側を局部的に外側容器の対向面に固着する補助的外力付与部とを備え、前記補助的外力付与部は排出口を挟んで一対設けられたことを特徴とする複室容器。
  2. 請求項1に記載の発明において、前記第2の隔壁は、内側容器の第2の隔室との近接側における封止部と、内側容器の第2の隔室との近接側における封止部を両端において外側容器の対向外周側部に第2の隔室と排出制御室とを分離するべく連結する連結部とから構成された複室容器。
  3. 請求項2に記載の発明において、前記連結部は内側容器の封止部と一体に溶着された外側容器外周の強シール部である複室容器。
  4. 請求項3に記載の発明において、内側容器の封止部における第2の隔室との近接側は外側容器の全幅近くまで延びている複室容器。
  5. 請求項4に記載の発明において、内側容器の封止部における両側側部は前記連結部の連接部である外側容器外周の強シール部と一体連結されている複室容器。
  6. 請求項2に記載の発明において、前記連結部は、内側容器の封止部における第2の隔室との近接側両端部とこれに対向した外側容器の外周における強シール部とを接続し、内側容器の対向内面間を封止する強シール部である複室容器。
  7. 請求項2に記載の発明において、外力付与部は内側容器の第2の隔室との近接側における封止部に沿って配置される複室容器。
  8. 請求項7に記載の発明において、外力付与部における内側容器の外側容器の対向内面への固着部は内側容器の前記封止部より第2の隔室側に向け幾分延在する複室容器。
  9. 請求項8に記載の発明において、外力付与部における内側容器の外側容器の対向内面への固着部は内側容器の封止部と実質的に被らないようにされる複室容器。
  10. 請求項2−9のいずれか一項に記載の発明において、前記外力付与部は内側容器の封止部における第2の隔室との近接側の実質的全幅に沿って延設される複室容器。
  11. 請求項1−10のいずれか一項に記載の発明において、前記第2の隔室における排出口側において外側容器は幅が狭められた形状を呈し、内側容器は外側容器の幅が狭められた部位に設置される複室容器。
  12. 請求項1から11のいずれか一項に記載の発明において、内側容器はその内部を複数の隔室に区画する内側容器区画部を備えた複室容器。
  13. 請求項1から12のいずれか一項に記載の発明において、内側容器は可撓性フィルム片を対向面同士で剥離可能に溶着することで開封可能な封止部となし、他方、内側容器の外面をこれに対向した外側容器の内面に剥離不能に溶着することで外力付与部となした複室容器。
  14. 請求項13に記載の発明において、内側容器を構成する可撓性フィルムは溶融温度が低い樹脂を素材とする層と溶融温度が高い樹脂を素材とする層とを具備した多層構造より成り、内側容器の封止部は対向した可撓性フィルム片における高溶融温度層の対向面同士の溶着により構成され、外力付与部は可撓性フィルム片における低溶融温度の層を外側容器に対向面同士で溶着することにより構成される複室容器。
  15. 請求項1から14のいずれか一項に記載の発明において、内側容器を構成する可撓性フィルムは薬剤収容のための空洞部を画成するための加熱成形された凹部を備える複室容器。
  16. 請求項1から15のいずれか一項に記載の複室容器のシール方法であって、隔室と離間側で外周が未シールの外側容器を準備すると共に、他方、内部に補助薬剤を収容し外周を封止部により封止した内側容器を準備し、内側容器を前記未シール部より外側容器の内部に挿入し、隔室と近接側において内側容器の封止部における可撓性フィルム外面を外側容器を構成する可撓性フィルムの対向内面と溶着することにより外力付与部とすることを特徴とする複室容器のシール方法。
  17. 請求項16に記載の発明において、内側容器を構成する可撓性フィルムは多層構造であり、溶融温度が低い層と溶融温度が高い層とを備えており、内側容器の封止部は一対の可撓性フィルム片の高溶融温度層を対向させかつ剥離可能に溶着することにより構成されており、シール金型の一対の加熱面間での挟着により内側容器の対向面は溶着させることなく、外側容器の内面と内側容器の低溶融温度の外面との間を溶着して外力付与部となすようにした複室容器のシール方法。
  18. 請求項1から15のいずれか一項に記載の複室容器における内側容器の製造方法であって、平坦化された袋状フィルムシートの幅方向中間部を剥離可能にセンターシールすると共に袋状フィルムシートの閉じた両端をカットすることにより開放し、シート開放部を介しセンターシールに沿うように注液ノズルを挿入し、シール金型により、シートに剥離可能にサイドシール及びクロスシールとしてのボトムシールを形成することにより空洞部を画成し、シートに送りをかけた後空洞部に注液ノズルより所定量の薬剤を注入し、クロスシールにより薬剤注入後の空洞部のトップ側の閉塞を行い、以降、ボトムで閉塞されトップで開口した空洞部の画成及びシート移送後の薬剤の注入及びクロスシールによるトップの閉塞の各工程の繰り返しにより、全周にて封止された薬剤充填部の連鎖体を形成し、連鎖体より一つの薬剤充填部を切り出すことにより内側容器とする内側容器の製造方法。
  19. 請求項18に記載の発明において、内側容器としたときその最外面となる袋状フィルムシートの表面に外側容器への内側容器装着前に剥離される保護膜が貼着されている内側容器の製造方法。
  20. 請求項18若しくは19に記載の発明においてシール時にフィルムは注液ノズルの外径部においてシール金型により加圧し、前記空洞部を形成するフィルム部位を凸面を呈するべく加熱成形する内側容器の製造方法。
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