JP2015026473A - レバー式コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】レバー式コネクタの構成を簡素化する。【解決手段】筒状のフード部3を有する雄コネクタには仮係止位置と本係止位置との間で変位可能なレバー1が回動可能に組付けられている。雌コネクタがフード部3内に浅く嵌合した仮嵌合状態で、レバー1を仮係止位置から本係止位置まで回動操作することにより雌コネクタの外面に突出形成されたカムフォロア9がレバー1に形成したカム溝30に沿って変位することで雌コネクタをフード部3内の正規深さまで嵌合させるレバー式コネクタであって、レバー1には本ロック片25が設けられる一方、フード部3には雌コネクタがフード部3内に正規深さまで嵌合するまでの間、カムフォロア9を逃がす逃がし溝10が切欠き形成され、レバー1が本係止位置にある状態で本ロック片25が逃がし溝10の溝縁に係止してロックされる。【選択図】図3

Description

本発明はレバー式コネクタに関するものである。
従来から知られるレバー式コネクタとして、例えば下記特許文献1のものが挙げられる。ここに開示されたレバー式コネクタは、雄コネクタ側に回動可能にレバーを備えている。レバーはカム溝が形成された一対のアーム部を備え、両アーム部の先端同士を操作部によって連結した構成となっている。一方、雌コネクタの外面には一対のカムフォロアが突出している。雌雄のコネクタを浅く嵌合させるとカムフォロアがカム溝の入口に進入する。この状態で、操作部を操作してレバーを回動させると、カムフォロアがカム溝内に沿って移動する。この過程で生じる倍力作用によって、雌雄コネクタを比較的軽い操作力でもって正規嵌合状態に至らせることができる。
特開2000−12154号公報
雌雄のコネクタが正規嵌合となる位置までレバーを回動させると、レバーはロックがかけられる。上記した従来構造のものでは、レバーの操作部に形成されたロック部が、雌コネクタ側に形成されたロック受け部に係止するようになっている。
しかし、上記の構造では、ロック受け部はレバーをロックさせるための専用構造となっているため、雌側のコネクタを大型化させ、また構造を複雑化させる原因となっていた。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、コネクタの構成を簡素することができるレバー式コネクタを提供することを目的とする。
本発明のレバー式コネクタは、筒状のフード部を有する第1コネクタには仮係止位置と本係止位置との間で変位可能なレバーが回動可能に組付けられ、第2コネクタがフード部内に浅く嵌合した仮嵌合状態で、レバーを仮係止位置から本係止位置まで回動操作することにより第2コネクタの外面に突出形成されたカムフォロアが前記レバーに形成したカム溝に沿って変位することで第2コネクタをフード部内の正規深さまで嵌合させるレバー式コネクタであって、レバーには本ロック片が設けられる一方、フード部には第2コネクタがフード部内に正規深さまで嵌合するまでの間、カムフォロアを逃がす逃がし溝が切欠き形成され、レバーが本係止位置にある状態で本ロック片が逃がし溝の溝縁に係止可能となっていることを特徴とする。
本発明によれば、第2コネクタをフード部内に仮嵌合させると、カムフォロアが逃がし溝を介してフード部の外側に突出し、レバーのカム溝の入口部分に臨む。この状態で、レバーを本係止位置へ向けて回動させると、カムフォロアがカム溝に沿って変位し、レバーが本係止位置に至ると、第2コネクタがフード部内において正規深さまで嵌合する。そして、レバーが本係止位置に至ると、本ロック片が逃がし溝の溝縁に係止してレバーが本係止位置でロックされる。
このように、本発明によれば、逃がし溝を利用して本ロック片を係止させるようにしたため、本ロック片に対する専用の係止受け部を構成する場合に比較してコネクタの構成を簡素化することができる。
レバーが本係止位置まで回動されて雌雄のコネクタが正規に嵌合した状態を示す側面図 同じく正面図 図1のA−A線断面図 図2のB−B線断面図 雌雄コネクタの仮嵌合状態を示す側面図 雄コネクタハウジングの側面図 雌コネクタハウジングの側面図 レバーの正面図 雌コネクタハウジングが雄コネクタハウジングに仮嵌合して仮係止状態が解除可能となっていることを示す図5のC−C線断面図 図8のD−Dレバーにおける一方のアーム部の内面側を示す断面図
本発明における好ましい実施の形態を説明する。
(1)本発明のレバー式コネクタは、本ロック片が、長さ方向の中央部に形成されたヒンジを中心にシーソ状に変位可能に形成されるとともに、本ロック片の延出方向の一端部には逃がし溝の溝縁に係止する係止部が形成され、他端部はこの係止を解除する解除部が形成される構成とすることが好ましい。
このような構成によれば、本ロック片の係止を解除する場合には、解除部を押し込み操作すると、ヒンジを介して係止部側は逃がし溝の溝縁から解除する方向へ変位するため、簡単に本係止ロックを解除することができる。
(2)レバーには、レバーが仮係止位置にあるときにフード部の係止受け部に弾性的に係止してレバーを仮係止位置に保持するが、第2コネクタがフード部に対して仮嵌合することに伴って係止受け部に対する係止が解除される仮ロック片が設けられるとともに、この仮ロック片と本ロック片とは双方の延出方向が互いに平行となるように形成されると良い。
このような構成によれば、レバーを成形するための金型構造において、仮ロック片と本ロック片を共に金型の開き方向に沿って形成することができるから、金型構造を簡素化することができる。
(3)第2コネクタがフード部内に仮嵌合させるときの嵌合方向である第1嵌合方向と、フード部に対し浅く嵌合させた状態から正規深さまで嵌合させるときの第2嵌合方向とが交差する方向に設定される一方、カム溝の入口部分には第1の嵌合方向から進入するカムフォロアを受ける受け部が形成されるとともに、カム溝にはカムフォロアが受け部に至る手前の部位においてカムフォロアの進入方向と交差する方向に延出する突縁が突出して形成され、カムフォロアがこの突縁に当接しこれを乗り越えて第2コネクタが第1コネクタに仮嵌合する構成としてもよい。
このような構成によれば、第2コネクタを第1コネクタに対し第1嵌合方向に沿って移動させると、カムフォロアは突縁に当接しこれを乗り越えた状態で、第1・第2のコネクタ同士は浅い嵌合状態になる。作業者は、カムフォロアが突縁を乗り越えるときの節度感を通して、第1・第2のコネクタが浅く嵌合したことを感得することができる。また、この浅い嵌合状態では突縁がカムフォロアに対する簡易な外れ止め機能も果たしている。
<実施例>
次に、本発明レバー式コネクタを具体化した実施例について、図面を参照しつつ説明する。
図6はレバー1が取付けられる側の雄コネクタハウジング2を示している。雄コネクタハウジング2はフード部3を有している。フード部3は前方(同図中の左方)へ開口する角筒状に形成されている。同図に示すように、フード部3の開口縁のうち、上縁Uは下縁Lに比べて奥方へ引っ込んで位置している。これは、後述するように、雌コネクタハウジング4を嵌合方向を変えた二段階で嵌合させるためである。すなわち、雌コネクタハウジング4は雄コネクタハウジング2に対し図示上方から嵌合される(雌雄のコネクタハウジング2,4が浅く嵌め合された仮嵌合状態:図5状態)。その後、図示水平方向に嵌合されて正規嵌合状態(図1状態)に至るようにしてある。したがって、フード部3内の底面であって開口面寄りの部位は雌コネクタハウジング4が上方から嵌め入れられたときに、雌コネクタハウジング4を受け止める受承面5となる(図3参照)。
一方、フード部3の後部には複数のキャビティ(図示しない)が形成された端子収容部6が連続して形成されている。各キャビティは前後方向に沿って貫通して形成され、内部には雄端子金具(図示しない)が抜け止め状態で収容される。各雄端子金具の先端部はフード部3内に高さ方向及び幅方向にそれぞれ並列した状態で突出する。
フード部3の両側面にはレバー1を回動可能に支持するための支持軸7が一対、突設されている。支持軸7はフード部3の両側面において端子収容部6寄りの位置でかつ高さ方向に関しては中央部よりやや上方に寄った位置に配されている。両支持軸7は短円柱状に形成され、その外周面の二カ所からはレバー1を抜け止めするための抜け止め部8が径方向外方へ向けて突出形成されている。図示のものでは、両抜け止め部8は周方向に90°以上離間した位置に形成されている。
また、フード部3の両側面には、後述する雌コネクタハウジング4との嵌合時において、雌コネクタハウジング4に突設されたカムフォロア9を逃がすための一対の逃がし溝10が形成されている。両逃がし溝10はフード部3の開口縁から切り込まれ、水平方向(雌雄コネクタF,Mの正規嵌合状態へ向けての嵌合方向)に沿って形成されている。また、両逃がし溝10が形成されている高さは上記した支持軸7とほぼ同じ位置に形成されており、逃がし溝10は支持軸7の直前部位にまで延びている。さらに、両逃がし溝10の入口側(フード部3の開口縁側)は上下縁共に拡開し、カムフォロア9を誘導可能としている。但し、図示のものでは、上側の誘導面11Aの始端は下側の誘導面11Bの始端よりも奥方に引っ込んだ位置としてあり、また、その終端も同様に、上側の誘導面11Aの方がより奥方にまで達している。
さらに、フード部3の両側面の開口縁であって、逃がし溝10の下方には一対の仮係止溝12が切欠き形成されている。仮係止溝12はレバー1の仮ロック片13と係止してレバー1を仮係止位置に保持するためのものである。
図7は雌コネクタハウジング4を示している。雌コネクタハウジング4はフード部3の内側に適合して嵌り合うことができるようなブロック状に形成されている。雌コネクタハウジング4には前後方向に沿って複数のキャビティ14が形成され、内部には雌端子金具が抜け止めされた状態で収容されている。
また、雌コネクタハウジング4の両外側面には一対のカムフォロア9が幅方向に突出して形成されている。両カムフォロア9は雌雄コネクタF,Mの仮嵌合状態では、フード部3の外方へ突出して逃がし溝10の入口部分に臨む。すなわち、そのときのカムフォロア9の軸心の高さ位置は逃がし溝10の中心線の高さ位置とほぼ揃うようになっている。雌雄コネクタF,Mが仮嵌合状態から正規嵌合状態に至るまでの間は、カムフォロア9は逃がし溝10を通してフード部3の外方に突出し逃がし溝10に沿いながらその終端に至るまで変位する。
さらに、雌コネクタハウジング4の両外側面であって、両カムフォロア9の下方にはレバー1の仮係止状態を解除するための解除突部15が配されている。両解除突部15は、図9に示すように、その上下面が傾斜方向が反対であるガイド面16となっている。解除突部15は雌雄のコネクタハウジング2,4が仮嵌合状態になったときに、その突出端部が仮係止溝12内に突入する。これにより、解除突部15は仮係止溝12に係止していたレバー1の仮ロック片13の先端部を外方へ押し出すように作用し、仮ロック片13と仮係止溝12との係止を解除可能としている。
レバー1は、一対のアーム部17A,Bと両アーム部17A,Bの先端同士を連結する操作部18とから一体に形成されている。両アーム部17A,Bの中央部には取付孔19が同軸で貫通している。この取付孔19には支持軸7の両抜け止め部8と対応する位置に逃がし凹部20が連通して形成されている。取付孔19は、両逃がし凹部20と抜け止め部8とを対応させつつ支持軸7と整合させることで、支持軸7を取付孔19内に通すことができ、その結果、レバー1がフード部3を跨ぐようにして組み付けられる。但し、このようにしてレバー1が雄コネクタハウジング2へ組み付け可能となる位置は、レバー1が通常に回動操作される角度範囲(レバー1が図5に示す仮係止位置と図2に示す本係止位置との間の角度範囲)の外側に設定されている。逆に言えば、レバー1がこの角度範囲内で操作される限りは、両逃がし凹部20と抜け止め部8とが同時に整合して支持軸7から脱落してしまうことがないように設定されている。
図10に示すように、両アーム部17A,Bの内面には取付孔19へ向けて誘い込み凹所21が形成されている。この誘い込み凹所21は上記したように、レバー1を雄コネクタハウジング2に組み付けるときの方向に沿って形成されている。すなわち、誘い込み凹所21の一端側はアーム部17A,Bの側縁に開口し、取付孔19側へ向けて真っ直ぐに延びている。誘い込み凹所21は、両逃がし凹部20を含めた取付孔19全体が含まれる幅寸法をもって形成されており、レバー1の組み付け時には支持軸7を誘い込み凹所21内の両側面に沿って案内することができる。
また、両アーム部17A,Bにおいて操作部18と反対側の端部には前記した仮ロック片13が撓み可能に設けられている。図1等に示すように、仮ロック片13は両アーム部17A,Bに形成された開口部22内に配されている。本実施例においては、仮ロック片13の外面はアーム部17A,Bの外面から内方へ引っ込んで位置しているが、仮ロック片13の内面は後述する仮係止突部23を除き、アーム部17A,Bの内面とほぼ面一なるように形成されている。
さらに、仮ロック片13は開口部22内において誘い込み凹所21の延出方向とほぼ平行に延出している。図10に示すように、仮ロック片13はアーム部17A,Bの中央部寄りの端部が開口部22の開口縁に接続された固定端となり、逆にアーム部17A,Bの側縁寄りの端部が自由端となった片持ち状に形成され、アーム部17A,Bの肉厚方向へ撓み変形可能となっている。さらに、仮ロック片13の自由端部の内面側には仮係止溝12の溝縁に係止可能な仮係止突部23が突出している。
さらにまた、仮係止突部23は、図8に示すように、仮ロック片13の自然状態において両アーム部17A,Bの内面から内方へ突出するように形成されている。レバー1が仮係止位置にあるときに、仮係止突部23は仮係止溝12内に嵌まり込んで、上下の両開口縁に係止することで、レバー1を正逆双方向への回り止めをしている。また、図10に示すように、仮係止突部23の側面、つまり仮係止位置にあるレバー1を本係止位置へ向けて回動操作する場合に、回動方向前方に位置する側面には、仮係止突部23の先端を先細りとする方向に傾斜する案内斜面24が形成されている。この案内斜面24は、図9に示すように、雌コネクタの解除突部15が仮ロック片13の仮係止突部23を押して仮ロック片13を後退させた後に、レバー1を本係止位置へ向けて回動操作すると案内斜面24と仮係止溝12の開口縁との摺接により、仮係止突部23を仮係止溝12から外方へ押し出すように作用する(仮係止状態の解除)。
さらに、一方のアーム部17B(図8に示す左側)の内面には本ロック片25が設けられている。本ロック片25は、レバー1を本係止位置に保持するためのものである。本ロック片25は、図10に示すように、誘い込み凹所21及び仮ロック片13の延出方向とそれぞれ平行となる方向に延出している。本ロック片25は上記した一方側のアーム部17A,Bにおいて肉厚方向に貫通して形成された窓孔26内に配されている。そして、その延出方向の中央部においてヒンジ27によって窓孔26の開口縁と接続されている。このことによって、本ロック片25はヒンジ27を中心としてアーム部17Bの肉厚方向へシーソ状に撓み変位可能である。本ロック片25の一端部(図10では上端部)であって、内面側には本係止突部28が突出形成されている。本ロック片25の外面はアーム部17Bの外面とほぼ面一となっているが、内面側は本係止突部28を除き、アーム部17Bの内面から引っ込んで位置している。
本係止突部28は図8に示すように、本ロック片25の自然状態においてアーム部17A,Bの内面から内方へ突出するように形成されている。図10に示すように、本係止突部28における係止面29は、本係止突部28の先端面に対し所定の傾斜角度をもって傾斜するように形成されている。こうすることで、レバー1が本係止位置に至ったときに、係止面29が水平方向を向き、逃がし溝10の図示上側の開口縁に沿うようになることで面当たり状態で係止することができる。
一方、本ロック片25において本係止突部28が設けられている側と反対側の端部(図10では下端部)は解除操作部36となっている。本ロック片25による本係止状態では、解除操作部36とフード部3の外面との間には所定の隙間が保有されるようにしてあり、この隙間内に解除操作部36を押し込むことで、本ロック片25を、逃がし溝10の図示上側開口縁から解除可能な状態にまで弾性変位させることができる。
図10に示すように、両アーム部17A,Bの内面側には対応するカムフォロア9を誘導するカム溝30が凹設されている。カム溝30は、取付孔19の図示上方領域に配され、一端側(入口側)は仮ロック片13の図示上方を通ってアーム部17A,Bの側縁に開口するように形成されている。カム溝30の他端側は取付孔19と本ロック片25との間の部位に延出している。このカム溝30は雄コネクタ側Mの逃がし溝10と常時連通する関係にある。
また、本実施例では雌コネクタハウジング4は仮嵌合に際し、フード部3に対し上方(第1嵌合方向)から嵌め入れられ、その後、本嵌合に至るまでは水平方向(第2嵌合方向)に沿って嵌め入れられる。カム溝30の入口部分は上記した仮嵌合に際して、カムフォロア9を受け入れるために、カム溝30を構成する一方の側面(図示上側の側面:第1面37)の入口側端部はアーム部17A,Bの側縁より内方の部位からカムフォロア9の進入方向と反対方向へ立ち上げることで、カムフォロア9の受け口31が図示上方へ向けて開口するようにしている。一方、カム溝30を構成する一方の側面(図示下側の面:第2面38)は受け口31の図示下方まで延び、アーム部17A,Bの側縁に至る受け部32となっている。この受け部32は、雌雄コネクタF,Mが仮嵌合状態になったときに、カムフォロア9を受けることができる。
また、上記した受け口31とカム溝30との境界部分には第1嵌合方向と交差する方向に沿って突縁33が突出形成されている。この突縁33を構成する両側面のうちカムフォロア9の進入方向と対向する側の面は傾斜面33Aとなっていて、カムフォロア9の進入時には所定の節度感を与えつつ突縁33の乗り越えを可能にしている。突縁33を構成する両側面のうち突縁33を乗り越えたカムフォロア9と対向する側の面は切り立った規制面33Bとなっていて、カム溝30の入口側に臨んだカムフォロア9の戻り止めを行っている。
さらに、両アーム部17A,Bの内面において操作部18寄りの部位には一対のストッパ34がそれぞれ内向きに突出形成されている。両ストッパ34はレバー1が本係止位置に至ったときに、フード部3の規制縁35にそれぞれ当接することによって、レバー1が本係止位置を越えて操作されるのを規制する。
次に、上記のように構成された本実施例の作用効果を説明する。雌雄のコネクタの嵌合前においては、レバー1は仮係止位置に保持されている。すなわち、レバー1は仮ロック片13が仮係止溝12の開口縁に係止することによって、仮係止位置に仮保持されている。
この状態で、雌コネクタをフード部3の上方に位置させ、第1嵌合方向に沿いつつフード部3内に浅い嵌め合いを行い雌コネクタをフード部3の受承面5上に支持させる。このとき、両カムフォロア9は突縁33を乗り越えてカム溝30の入口に臨む。作業者はカムフォロア9が突縁33を乗り越えるときの抵抗およびその解放の感覚を節度感として感得し、雌雄コネクタF,Mが仮嵌合状態になったことを知る。一方で、雌雄コネクタF,Mが仮嵌合状態になると、図9に示すように、雌コネクタの解除突部15の突出端部が仮係止溝12内に進入し、仮ロック片13の仮係止突部23を押すため、仮係止突部23が仮係止溝12から押し出される方向に変位する。この状態で、レバー1を本係止位置へ向けて操作力を加えると、仮ロック片13における係止突部のガイド面16が仮係止溝12の開口縁と摺接するため、係止突部がさらに後退し仮係止溝12から外方へ退出する。こうして仮ロック片13と仮係止溝12との係止が解除されるため、レバー1を本係止位置へ向けての回動操作が許容される。
上記したレバー1の回動操作に伴い、雌コネクタのカムフォロア9がカム溝30に沿って移動するため、雌雄コネクタF,Mはレバー1による倍力作用を受けて軽い操作力でもって雌雄コネクタF,Mの嵌合を進行させることができる。そして、カムフォロア9がカム溝30の終端部に至ると、雌雄コネクタF,Mは正規深さまで嵌合され、雌雄の端子金具同士が正規状態で接続される。こうして、雌雄のコネクタが正規嵌合状態になるまでレバー1が回動操作されると、図4に示すように、レバー1の本ロック片25の本係止突部28がフード部3の逃がし溝10の開口縁に係止するとともに、レバー1のストッパ34がフード部3の規制縁35に当接し、これ以上にレバー1が回動されるのが規制される。かくして、レバー1がロック状態に保持される結果、雌雄コネクタF,Mがロック状態に保持される。
以上のように、本実施例によれば、レバー1を本係止位置にロックする構造として、カムフォロア9を通過させる逃がし溝10を利用している。したがって、従来のように、雌コネクタ側にレバー1に対するロック手段を設ける場合に比較して、コネクタの構成を簡素化することができる。また、従来のように、本ロック片25をレバー1の操作部18に設けると、多極化に伴ってアーム部17A,Bが長尺化されると、雌コネクタ側にロックを掛けることができなくなる事態が生じ得る。しかし、本実施例のように、レバー1を設けている側のコネクタにロックを掛けるようにすることで、レバー1の長尺化にも対応することができる。
また、本ロック片25はシーソ状に撓む形式としたため、本係止突部28と反対側の端部を操作することで、本係止状態を簡単に解除することができる。さらに、本実施例では、仮ロック片13、誘い込み凹所21、本ロック片25が相互に平行に形成されるようにし、金型の開き方向に沿って形成されるようにしたため、金型構造を簡素化することができる。
さらに、アーム部17A,Bの内面において取付孔19に向けて誘い込み凹所21を形成したため、雄コネクタハウジング2にレバー1を組付ける際に、この誘い込み凹所21によって両支持軸7の位置決めがなされる。したがって、レバー1の組み付け作業を円滑に行うことができる。
さらにまた、上記したように、雌コネクタを仮嵌合させるときには、カムフォロア9が突縁33を乗り越えるようにしたため、作業者は乗り越え時の節度感を得て仮嵌合に至ったことを知ることができる。そして、乗り越え後は、突縁33がカムフォロア9の戻り止めとして機能する。かくして、カムフォロア9が正規にカム溝30の入口に導かれるため、その後のレバー1の回動操作を円滑に行うことができる。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例では雌コネクタを雄コネクタに対し上方から仮嵌合させる二段階での嵌合による形式を示したが、通常の一段階での嵌合による方式としてもよい。
(2)上記実施例では本ロック片25は片側のアーム部17Bのみに配したが、両側のアーム部17A,Bにそれぞれ対をなして配してもよい。
(3)上記実施例では本ロック片25と仮ロック片13とを平行に配したが、必ずしも平行配置でなくてもよい。
1…レバー
3…フード部
9…カムフォロア
10…逃がし溝
13…仮ロック片
25…本ロック片
27…ヒンジ
30…カム溝
32…受け部
33…突縁
M…雄コネクタ(第1コネクタ)
F…雌コネクタ(第2コネクタ)

Claims (4)

  1. 筒状のフード部を有する第1コネクタには仮係止位置と本係止位置との間で変位可能なレバーが回動可能に組付けられ、第2コネクタが前記フード部内に浅く嵌合した仮嵌合状態で、前記レバーを前記仮係止位置から前記本係止位置まで回動操作することにより前記第2コネクタの外面に突出形成されたカムフォロアが前記レバーに形成したカム溝に沿って変位することで前記第2コネクタを前記フード部内の正規深さまで嵌合させるレバー式コネクタであって、
    前記レバーには本ロック片が設けられる一方、
    前記フード部には前記第2コネクタが前記フード部内に正規深さまで嵌合するまでの間、前記カムフォロアを逃がす逃がし溝が切欠き形成され、前記レバーが本係止位置にある状態で前記本ロック片が前記逃がし溝の溝縁に係止可能となっていることを特徴とするレバー式コネクタ。
  2. 前記本ロック片は、長さ方向の中央部に形成されたヒンジを中心にシーソ状に変位可能に形成されるとともに、前記本ロック片の延出方向の一端部には前記逃がし溝の溝縁に係止する係止部が形成され、他端部は前記係止を解除する解除部が形成されていることを特徴とする請求項1記載のレバー式コネクタ。
  3. 前記レバーには、前記レバーが仮係止位置にあるときに前記フード部の係止受け部に弾性的に係止して前記レバーを仮係止位置に保持するが、前記第2コネクタがフード部に対して仮嵌合させることに伴って前記係止受け部に対する係止が解除される仮ロック片が設けられるとともに、この仮ロック片と本ロック片とは双方の延出方向が互いに平行となるように形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のレバー式コネクタ。
  4. 前記第2コネクタが前記フード部内に浅く嵌合させるときの嵌合方向である第1嵌合方向と、前記フード部に対し仮嵌合させた状態から正規深さまで嵌合させるときの第2嵌合方向とが交差する方向に設定される一方、
    前記カム溝の入口部分には前記第1の嵌合方向から進入する前記カムフォロアを受ける受け部が形成されるとともに、前記カム溝には前記カムフォロアが前記受け部に至る手前の部位において前記カムフォロアの進入方向と交差する方向に延出する突縁が突出して形成され、前記カムフォロアがこの突縁に当接しこれを乗り越えて前記第2コネクタが前記第1コネクタに仮嵌合することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のレバー式コネクタ。
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