JP2022039253A - レバー式コネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】レバーの開き防止をしながらレバーの回動範囲を大きくすることができ、レバーの誤組付を防止することができるレバー式コネクタを提供する。【解決手段】ハウジング5と、レバー7とを備えたレバー式コネクタ1において、レバー7が、一対の側板部13,13と、連結部15とを有し、ハウジング5の両側面に、軸部17を突設し、一対の側板部13,13に、軸孔19を設け、軸部17の軸孔19から突出する端部に、軸部17の周方向に対して非点対称に配置された一対の突起21,21を設け、軸孔19に、一対の突起21,21を挿入可能とする挿入穴23と、レバー7の相手ハウジング3とハウジング5との嵌合及び離脱に関与する回動範囲内で、一対の突起21,21に対して一対の側板部13,13がハウジング5の両側面から離間する方向に対向して配置される規制部25,25とを設けた。【選択図】図3
Description
本発明は、レバー式コネクタに関する。
従来、レバー式コネクタとしては、相手ハウジングと嵌合可能なハウジングと、ハウジングに回動可能に組付けられ、回動により相手ハウジングとハウジングとを嵌合及び離脱させるレバーとを備えたものが知られている(特許文献1参照)。
このレバー式コネクタでは、レバーが、ハウジングの両側面に配置され、レバーの回動により相手ハウジングの両側面に設けられたカムピンが係合されるカム溝が設けられた一対の側板部を有する。また、レバーは、一対の側板部を連結する連結部を有する。さらに、ハウジングの両側面には、一対の側板部に向けて軸部としての支軸が突設されている。また、一対の側板部には、支軸が挿通され、ハウジングに対してレバーを回動可能とする軸孔としての軸受が設けられている。
このようなレバー式コネクタでは、支軸に、支軸の周方向に対して点対称に配置され、先端つば部を有する弾性変形可能な係止片が一対設けられている。また、軸受には、先端つば部に対して一対の側板部がハウジングの両側面から離間する方向に対向して配置される段差が設けられている。
この先端つば部と段差とは、レバーの側板部がハウジングの側面から離間する方向に変形されたときに係合される。この先端つば部と段差との係合により、側板部がハウジングの側面から離間することがなく、相手ハウジングのカムピンとレバーのカム溝との係合を保持することができる。
ところで、上記特許文献1のようなレバー式コネクタでは、レバーの一対の側板部の開きを防止する構造が、一対の係止片のように、軸部の周方向に対して点対称な配置となっている。このように軸部の周方向に対して点対称な形状としてしまうと、レバーの組付位置から180°の回動で、係合が外れてしまい、レバーの開きを防止できる範囲が、軸部の周方向において、最大で180°の範囲となってしまう。
このため、レバーの開きを防止しながらレバーが回動できる範囲が、最大でも180°の範囲に限られてしまい、レバーの回動範囲を大きくすることができなかった。また、レバーの開きを防止する構造を点対称形状としてしまうと、ハウジングに対してレバーの一対の側板部を逆向きに組付けることが可能となり、レバーの誤組付が生じる可能性があった。
本発明は、このような従来技術が有する課題に鑑みてなされたものである。そして本発明の目的は、レバーの開き防止をしながらレバーの回動範囲を大きくすることができ、レバーの誤組付を防止することができるレバー式コネクタを提供することにある。
本実施形態に係るレバー式コネクタは、相手ハウジングと嵌合可能なハウジングと、前記ハウジングに回動可能に組付けられ、回動により前記相手ハウジングと前記ハウジングとを嵌合及び離脱させるレバーと、を備え、前記レバーは、前記ハウジングの両側面に配置され、前記レバーの回動により前記相手ハウジングの両側面に設けられたカムピンが係合されるカム溝が設けられた一対の側板部と、前記一対の側板部を連結する連結部とを有し、前記ハウジングの両側面には、前記一対の側板部に向けて軸部が突設され、前記一対の側板部には、前記軸部が挿通され、前記ハウジングに対して前記レバーを回動可能とする軸孔が設けられ、前記軸部の前記軸孔から突出する端部には、前記軸部の周方向に対して非点対称に配置された一対の突起が設けられ、前記軸孔には、前記レバーを前記ハウジングに組付けるときに、前記一対の突起を挿入可能とする挿入穴と、前記レバーの前記相手ハウジングと前記ハウジングとの嵌合及び離脱に関与する回動範囲内で、前記一対の突起に対して前記一対の側板部が前記ハウジングの両側面から離間する方向に対向して配置される規制部とが設けられている。
前記挿入穴は、前記レバーの前記相手ハウジングと前記ハウジングとの嵌合及び離脱に関与する回動範囲外で、前記一対の突起が挿入されることが好ましい。
本発明によれば、レバーの開き防止をしながらレバーの回動範囲を大きくすることができ、レバーの誤組付を防止することができるレバー式コネクタを提供することができる。
以下、図面を用いて本実施形態に係るレバー式コネクタについて詳細に説明する。なお、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率と異なる場合がある。
本実施形態に係るレバー式コネクタ1は、相手ハウジング3と嵌合可能なハウジング5と、ハウジング5に回動可能に組付けられ、回動により相手ハウジング3とハウジング5とを嵌合及び離脱させるレバー7とを備えている。
また、レバー7は、ハウジング5の両側面に配置され、レバー7の回動により相手ハウジング3の両側面に設けられたカムピン9が係合されるカム溝11が設けられた一対の側板部13,13を有する。さらに、レバー7は、一対の側板部13,13を連結する連結部15を有する。
また、ハウジング5の両側面には、一対の側板部13,13に向けて軸部17が突設されている。さらに、一対の側板部13,13には、軸部17が挿通され、ハウジング5に対してレバー7を回動可能とする軸孔19が設けられている。
そして、軸部17の軸孔19から突出する端部には、軸部17の周方向に対して非点対称に配置された一対の突起21,21が設けられている。また、軸孔19には、レバー7をハウジング5に組付けるときに、一対の突起21,21を挿入可能とする挿入穴23が設けられている。さらに、軸孔19には、一対の突起21,21に対して一対の側板部13,13がハウジング5の両側面から離間する方向に対向して配置される規制部25,25が設けられている。この規制部25,25は、レバー7の相手ハウジング3とハウジング5との嵌合及び離脱に関与する回動範囲内で、一対の突起21,21に対向して配置される。
また、挿入穴23は、レバー7の相手ハウジング3とハウジング5との嵌合及び離脱に関与する回動範囲外で、一対の突起21,21が挿入される。
図1~図7に示すように、ハウジング5は、合成樹脂などの絶縁性材料からなる。このハウジング5は、内部に相手ハウジング3を嵌合可能に筐体状に形成され、複数の端子収容室27を備えている。複数の端子収容室27は、ハウジング5の内部に、相手ハウジング3との嵌合方向に向けて延設されている。この複数の端子収容室27は、ハウジング5の幅方向に複数列設けられ、ハウジング5の高さ方向に複数段設けられている。このような複数の端子収容室27内には、相手ハウジング3との嵌合面と反対側に形成された開口から電源や機器などに電気的に接続された端子(不図示)が収容される。
なお、複数の端子収容室27内には、端子に係止される係止ランス(不図示)が設けられている。この係止ランスは、複数の端子収容室27に収容された端子が、相手ハウジング3との嵌合面と反対側の開口から抜け出ることを防止する。
このようなハウジング5には、相手ハウジング3との嵌合面側に形成された開口にフロントホルダ29が組付けられる。このフロントホルダ29は、複数の端子収容室27に収容された端子が、端子収容室27から突き出ることを防止する。また、ハウジング5の相手ハウジング3との嵌合面側の開口には、パッキン31が組付けられる。このパッキン31は、ハウジング5と相手ハウジング3とが嵌合したときに、ハウジング5と相手ハウジング3とに密着し、ハウジング5と相手ハウジング3との間を防水する。
図1~図4に示すように、相手ハウジング3は、合成樹脂などの絶縁性材料からなる。この相手ハウジング3は、ハウジング5の内部に嵌合可能な筐体状に形成されている。このような相手ハウジング3内には、電源や機器などに電気的に接続された相手端子(不図示)が収容されている。この相手ハウジング3は、ハウジング5と嵌合することにより、端子と相手端子とが電気的に接続される。このような相手ハウジング3とハウジング5との嵌合及び離脱は、ハウジング5に回動可能に組付けられたレバー7の回動によって行われる。
図1~図5,図8~図10に示すように、レバー7は、合成樹脂などの絶縁性材料からなる。このレバー7は、一対の側板部13,13と、一対の側板部13,13を連結する連結部15とで、ハウジング5の幅より大きな幅を有するように形成されている。このようなレバー7には、カム溝11と、軸孔19とが設けられている。
カム溝11は、レバー7の側板部13,13の内面にそれぞれ設けられている。このカム溝11は、相手ハウジング3とハウジング5との嵌合面側が開口されている。このようなカム溝11は、相手ハウジング3とハウジング5とが嵌合するときに、相手ハウジング3の両側面にそれぞれ突設されたカムピン9が開口から挿入される。このカム溝11にカムピン9が挿入された状態で、ハウジング5に対してレバー7を回動させる。
このレバー7の回動により、カムピン9がカム溝11に沿って移動し、相手ハウジング3がハウジング5に引き込まれるように嵌合する。この相手ハウジング3とハウジング5との嵌合により、相手端子と端子とが電気的に接続される。
軸孔19は、レバー7の側板部13,13にそれぞれ貫通して設けられている。この軸孔19は、ハウジング5の両側面にそれぞれ突設された軸部17が挿通されて係合される。このような軸孔19は、軸部17と係合することにより、レバー7がハウジング5の外周に回動可能に組付けられる。
このようなレバー7は、相手ハウジング3とハウジング5との嵌合及び離脱において、回動初期位置と、回動完了位置との間で回動される。このレバー7の回動初期位置と回動完了位置とは、ハウジング5とレバー7とにそれぞれ設けられたハウジング突起33と、レバー係止片35と、初期溝37と、完了溝39とによって、保持される。
図3,図7に示すように、ハウジング突起33は、ハウジング5の両側面にそれぞれ設けられ、ハウジング5の両側面からレバー7側に向けて突出されている。このハウジング突起33は、レバー7の回動初期位置で、レバー7の側板部13,13の側面と対向するように配置される。このようなハウジング突起33は、レバー7が回動初期位置から回動初期位置以上に回動しようとしたとき、レバー7の側板部13,13の側面に係合される。このハウジング突起33と側板部13,13との係合により、レバー7の回動初期位置から回動初期位置以上への回動が規制される。
図3,図8~図10に示すように、レバー係止片35は、レバー7の側板部13,13に撓み可能に設けられている。このレバー係止片35は、自由端側がハウジング5の側面に向けて突出されている。このようなレバー係止片35は、レバー7の回動初期位置で、初期溝37に係合され、レバー7の回動完了位置で、完了溝39に係合される。
図7に示すように、初期溝37は、ハウジング5の両側面にそれぞれ設けられている。この初期溝37は、ハウジング5の側壁を貫通し、相手ハウジング3との嵌合方向に沿って延設されている。このような初期溝37は、レバー7の回動初期位置で、レバー係止片35の自由端が係合される。この初期溝37とレバー係止片35との係合により、不意な外力などによるレバー7の回動初期位置から回動完了位置側への回動が規制される。
図7に示すように、完了溝39は、ハウジング5の両側面にそれぞれ設けられている。この完了溝39は、レバー7の回動完了位置(図3参照)で、レバー係止片35の自由端が収容されるように溝状に形成されている。このような完了溝39は、レバー7が回動完了位置から回動初期位置側に回動しようとしたとき、端部がレバー係止片35の自由端と係合される。この完了溝39とレバー係止片35との係合により、不意な外力などによるレバー7の回動完了位置から回動初期位置側への回動が規制される。なお、レバー7の回動完了位置において、回動完了位置以上の回動の規制は、カムピン9とカム溝11の底部との係合によって行われている。
このようなレバー7は、相手ハウジング3とハウジング5とが嵌合する前の状態で、回動初期位置に保持される。この回動初期位置に保持されたレバー7は、相手ハウジング3とハウジング5とが嵌合するときに、連結部15を押圧することによって、回動完了位置側に向けて回動される。このレバー7の回動により、レバー係止片35が撓み、レバー係止片35と初期溝37との係合が解除される。
そして、レバー7の回動を継続することにより、カムピン9がカム溝11に沿って移動し、相手ハウジング3がハウジング5に引き込まれるように嵌合する。この相手ハウジング3とハウジング5との嵌合により、相手端子と端子とが電気的に接続される。このとき、レバー7は、回動完了位置まで回動され、レバー係止片35が完了溝39に係合され、その回動位置が保持される。
一方、レバー7は、相手ハウジング3とハウジング5とを離脱させるときに、回動完了位置から、連結部15を押圧することによって、回動初期位置側に向けて回動される。このレバー7の回動により、レバー係止片35が撓み、レバー係止片35と完了溝39との係合が解除される。
そして、レバー7の回動を継続することにより、カムピン9がカム溝11に沿って移動し、相手ハウジング3がハウジング5から押し出されるように離脱する。この相手ハウジング3とハウジング5との離脱により、相手端子と端子との電気的な接続が解除される。このとき、レバー7は、回動初期位置まで回動され、レバー係止片35が初期溝37に係合され、側板部13,13がハウジング突起33に係合され、その回動位置が保持される。
このようにレバー7の相手ハウジング3とハウジング5との嵌合及び離脱に関与する回動範囲内、すなわち回動初期位置と回動完了位置との間の回動範囲内では、相手ハウジング3のカムピン9とレバー7のカム溝11とが係合している。このカムピン9とカム溝11との係合は、レバー7の回動初期位置と回動完了位置との間の回動範囲内で、解除されないことが求められている。
しかしながら、レバー7の一対の側板部13,13に、ハウジング5の両側面から離間する方向に外力が生じ、例えば、図11に示すように、レバー7が開くように変形すると、カムピン9とカム溝11との係合が解除されてしまう可能性がある。そこで、レバー7の回動初期位置と回動完了位置との間の回動範囲内で、レバー7の開きを防止するために、軸部17には、一対の突起21,21が設けられ、軸孔19には、挿入穴23と、規制部25,25とが設けられている。
図3,図7に示すように、一対の突起21,21は、軸部17の軸孔19から突出する端部に設けられ、軸部17の径方向外側に向けて突出されている。この一対の突起21,21は、軸部17の周方向に対して、非点対称となるように配置されている。すなわち、一対の突起21,21は、一対の突起21,21を結ぶ直線が、軸部17の中心を通らないように配置されている。
図3,図10に示すように、挿入穴23は、軸孔19の内周に設けられ、内周形状が一対の突起21,21を含む軸部17の端部の外周形状と同一に形成され、軸部17の端部を挿入可能としている。この挿入穴23は、レバー7の相手ハウジング3とハウジング5との嵌合及び離脱に関与する回動範囲外で、内周形状が、軸部17の端部の外周形状と一致するように設定されている。すなわち、挿入穴23は、回動初期位置以上、或いは回動完了位置以上(ここでは回動初期位置以上)のレバー7の回動位置で、一対の突起21,21を含む軸部17の端部を挿入可能に設定されている。
このように挿入穴23を設定することにより、レバー7の相手ハウジング3とハウジング5との嵌合及び離脱に関与する回動範囲外で、レバー7をハウジング5に組付けることができる。すなわち、カムピン9とカム溝11との係合に関与していない範囲で、レバー7をハウジング5に組付けることができる。このため、カムピン9とカム溝11とが係合しているときは、挿入穴23と一対の突起21,21とが一致することがなく、レバー7に開きが生じることがない。
ここで、一対の突起21,21が、軸部17の周方向に対して、点対称に配置されている場合、挿入穴23の内周形状も、軸孔19の周方向に対して、点対称に形成されることになる。このように一対の突起21,21と挿入穴23とを点対称に形成してしまうと、一対の側板部13,13が逆向きになっている場合であっても、一対の突起21,21を挿入穴23に挿入することができる。このため、ハウジング5に対して、レバー7が誤組付されてしまう可能性がある。
これに対して、一対の突起21,21と挿入穴23とは、非点対称に形成されているので、一対の側板部13,13が逆向きになっている場合、一対の突起21,21を挿入穴23に挿入することができない。このため、ハウジング5に対するレバー7の誤組付を防止することができる。
なお、一対の突起21,21と挿入穴23とが一致するレバー7の回動位置では、レバー7の一対の側板部13,13の内面に設けられたレバー凹部41(図9参照)と、ハウジング突起33との係合によって、レバー7の回動位置が保持される。
図3,図10に示すように、規制部25,25は、軸孔19の内周に設けられ、軸孔19の径方向内側に向けて突出されている。この規制部25,25は、挿入穴23の外周と軸孔19の内周とを連結するように形成されており、軸孔19の周方向に対して、非点対称となるように配置されている。このような規制部25,25は、レバー7の相手ハウジング3とハウジング5との嵌合及び離脱に関与する回動範囲内で、一対の突起21,21に対して、一対の側板部13,13がハウジング5の両側面から離間する方向に対向して配置される。
このため、規制部25,25は、レバー7の回動初期位置と回動完了位置との間の回動範囲内において、側板部13がハウジング5の側面から離間する方向に変形しようとしたときに(図11参照)、一対の突起21,21と係合する。この一対の突起21,21と規制部25,25との係合により、側板部13がハウジング5の側面から離間することを規制でき、レバー7の開きを防止することができる。このため、図12,図13に示すように、カムピン9とカム溝11とが係合しているときは、レバー7の開きを防止することができ、カムピン9とカム溝11との係合を安定して保持することができる。
ここで、一対の突起21,21が、軸部17の周方向に対して、点対称に配置されている場合、規制部25,25も、軸孔19の周方向に対して、点対称に配置されることになる。このように一対の突起21,21と規制部25,25とを点対称に配置してしまうと、レバー7の組付位置からレバー7が180°回動した場合、一対の突起21,21と挿入穴23とが一致する。このため、一対の突起21,21と規制部25,25とが点対称に配置されていると、レバー7の開きを防止しながらレバー7が回動できる範囲が、最大でも180°の範囲に限られてしまう。
これに対して、一対の突起21,21と規制部25,25とは、非点対称に配置されているので、レバー7の組付位置からレバー7が360°回動しなければ、一対の突起21,21と挿入穴23とが一致することがない。このため、レバー7の開きを防止しながらレバー7が回動できる範囲を、大きくすることができる。
なお、一対の突起21,21は、レバー7の回動において、一方の突起21が挿入穴23に配置される場合がある。しかしながら、他方の突起21は、レバー7の組付位置でなければ、規制部25,25のいずれか一方に係合可能となっている。このため、レバー7の広い回動範囲で、レバー7の開きを防止することができる。
このようなレバー式コネクタ1では、軸部17の軸孔19から突出する端部に、軸部17の周方向に対して非点対称に配置された一対の突起21,21が設けられている。また、軸孔19には、レバー7をハウジング5に組付けるときに、一対の突起21,21を挿入可能とする挿入穴23が設けられている。さらに、軸孔19には、一対の突起21,21に対して一対の側板部13,13がハウジング5の両側面から離間する方向に対向して配置される規制部25,25が設けられている。この規制部25,25は、レバー7の相手ハウジング3とハウジング5との嵌合及び離脱に関与する回動範囲内で、一対の突起21,21に対向して配置される。
この構成により、一対の突起21,21と挿入穴23と規制部25,25とは、軸部17及び軸孔19の周方向に対して、非点対称に配置されている。このため、一対の突起21,21と挿入穴23とは、レバー7の組付位置からレバー7が360°回動しなければ、一致することがない。
この一対の突起21,21と挿入穴23とが一致しないレバー7の回動範囲内では、一対の突起21,21と規制部25,25とが、一対の側板部13,13がハウジング5の両側面から離間する方向に対向して配置されている。このため、一対の突起21,21と規制部25,25との係合によって、レバー7の開きを防止でき、レバー7の開きを防止しながらレバー7が回動できる範囲を、大きくすることができる。
また、一対の突起21,21と挿入穴23とは、非点対称に形成されているので、一対の側板部13,13が逆向きになっている場合、一対の突起21,21を挿入穴23に挿入することができない。このため、ハウジング5に対するレバー7の誤組付を防止することができる。
従って、このようなレバー式コネクタ1では、レバー7の開き防止をしながらレバー7の回動範囲を大きくすることができ、レバー7の誤組付を防止することができる。
また、挿入穴23は、レバー7の相手ハウジング3とハウジング5との嵌合及び離脱に関与する回動範囲外で、一対の突起21,21が挿入される。このため、カムピン9とカム溝11との係合に関与していない範囲で、レバー7をハウジング5に組付けることができる。従って、カムピン9とカム溝11とが係合しているときは、挿入穴23と一対の突起21,21とが一致することがなく、レバー7に開きが生じることがない。
以上、本実施形態を説明したが、本実施形態はこれらに限定されるものではなく、本実施形態の要旨の範囲内で種々の変形が可能である。
例えば、挿入穴には、レバーの回動初期位置以上のレバーの回動位置で、一対の突起が挿入されるようにされているが、これに限るものではない。例えば、挿入穴に、レバーの回動完了位置以上のレバーの回動位置で、一対の突起を挿入するようにしてもよい。
また、本実施形態に係るレバー式コネクタでは、レバーの相手ハウジングとハウジングとの嵌合及び離脱に関与する回動範囲が、90°程度となっているが、これに限るものではない。例えば、レバー式コネクタの周囲にレバーの回動スペースを大きく設定できる場合には、レバーの相手ハウジングとハウジングとの嵌合及び離脱に関与する回動範囲を大きくしてもよい。このようにレバーの回動範囲を大きくした場合であっても、本実施形態に係るレバー式コネクタでは、レバーの開きを防止することができる。
1 レバー式コネクタ
3 相手ハウジング
5 ハウジング
7 レバー
9 カムピン
11 カム溝
13 側板部
15 連結部
17 軸部
19 軸孔
21 突起
23 挿入穴
25 規制部
3 相手ハウジング
5 ハウジング
7 レバー
9 カムピン
11 カム溝
13 側板部
15 連結部
17 軸部
19 軸孔
21 突起
23 挿入穴
25 規制部
Claims (2)
- 相手ハウジングと嵌合可能なハウジングと、
前記ハウジングに回動可能に組付けられ、回動により前記相手ハウジングと前記ハウジングとを嵌合及び離脱させるレバーと、
を備え、
前記レバーは、前記ハウジングの両側面に配置され、前記レバーの回動により前記相手ハウジングの両側面に設けられたカムピンが係合されるカム溝が設けられた一対の側板部と、前記一対の側板部を連結する連結部とを有し、
前記ハウジングの両側面には、前記一対の側板部に向けて軸部が突設され、
前記一対の側板部には、前記軸部が挿通され、前記ハウジングに対して前記レバーを回動可能とする軸孔が設けられ、
前記軸部の前記軸孔から突出する端部には、前記軸部の周方向に対して非点対称に配置された一対の突起が設けられ、
前記軸孔には、前記レバーを前記ハウジングに組付けるときに、前記一対の突起を挿入可能とする挿入穴と、前記レバーの前記相手ハウジングと前記ハウジングとの嵌合及び離脱に関与する回動範囲内で、前記一対の突起に対して前記一対の側板部が前記ハウジングの両側面から離間する方向に対向して配置される規制部とが設けられているレバー式コネクタ。 - 前記挿入穴は、前記レバーの前記相手ハウジングと前記ハウジングとの嵌合及び離脱に関与する回動範囲外で、前記一対の突起が挿入される請求項1に記載のレバー式コネクタ。
Priority Applications (4)
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---|---|---|---|
JP2020144186A JP2022039253A (ja) | 2020-08-28 | 2020-08-28 | レバー式コネクタ |
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Citations (2)
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JP2015026473A (ja) * | 2013-07-25 | 2015-02-05 | 住友電装株式会社 | レバー式コネクタ |
JP2015220075A (ja) * | 2014-05-16 | 2015-12-07 | 住友電装株式会社 | レバー式コネクタ |
Family Cites Families (3)
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JP2018006282A (ja) * | 2016-07-08 | 2018-01-11 | 矢崎総業株式会社 | レバー式コネクタ |
JP6852606B2 (ja) * | 2017-07-18 | 2021-03-31 | 住友電装株式会社 | レバー式コネクタ |
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-
2021
- 2021-08-27 US US17/459,345 patent/US20220069522A1/en not_active Abandoned
- 2021-08-27 EP EP21193418.7A patent/EP3961822B1/en active Active
- 2021-08-27 CN CN202110994217.9A patent/CN114122796A/zh not_active Withdrawn
Patent Citations (2)
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Also Published As
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CN114122796A (zh) | 2022-03-01 |
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